JP2006053559A - 偏波不感微小曲げ光ファイバグレーティング、およびそれを使った装置 - Google Patents

偏波不感微小曲げ光ファイバグレーティング、およびそれを使った装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コスト、高信頼性、高生産性、低損失の偏波不感微小曲げ光ファイバグレーティングを製造する方法を提供することにより従来技術の不都合を克服すること。
【解決手段】LP1mモードのTE,TM成分に対応する共振波長とLP1mモードの奇/偶HE2m成分に対応する共振波長との間に“分離”が表れるように構成された光ファイバの一部から形成される微小曲げ生起ファイバグレーティングは、TE、およびTM成分のみが偏波依存であるので、これらのモードの共振波長を分離し、奇/偶HEモードに対応するシステムに望まれる波長からずらすことにより偏波不感となる。中央部コア領域、溝、および環状領域を含むファイバコア構成をコア屈折率プロファイルの環状領域の屈折率と溝領域の屈折率との間に非常に急勾配の遷移がある大きな半径方向の勾配を示すように形成することにより、TE/TMモードとHEモードの間に望ましい分離を生じる。
【選択図】 図4

Description

本発明は微小曲げ光ファイバグレーティングに関するものであり、特に、目的の共振波長においてHEモードだけが存在するように、HEおよびTE/TMベクトルモードを独自の構成のファイバに意図的に分離して偏波不感微小曲げ光ファイバグレーティングを形成することに関する。
チューニング可能な広帯域モード変換器は、波長分割多重(WDM)光通信システムにおいて重要な役割を担う。それらは、例えば、“複数のモード”のうちのある1つのモードで伝播する光波信号を他の空間モードに動的に変換するために使われる。そのような結合は光波信号が取る光路を変更するために魅力的である。なぜならば(ファイバ中の他の空間モードによって決められる)変更した光路は好ましい分散、非線形性、あるいは増幅特性を持つかもしれないからである。この例の一つが高次モード(HOM)分散補償装置であって、それによって全通信帯域の光は入力のLP01モードからLP11あるいはLP02モードなどのより高次のモードに切り替えられる。
一般的な意味で、長周期グレーティング(LPG)は光ファイバのあるモードから他のモードにパワーを移すために位相整合結合をもたらすためのモード変換装置である。これは波長選択損失を生じさせるための通常の伝送ファイバの導波モードとクラッドモードの間の結合に特に有効であることが証明されている。光通信システムにおいては、LPGはWDM伝送信号を波長選択的に減衰させる装置の実現のために大々的に使われてきている。
LPGのスペクトル特性の動的チューニングが提案され、これまで種々の動的チューニングの技術が例示されてきている。特に、コアモードとクラッドモードとを結合するLPGは、ファイバのクラッドモードと互いに影響しあう外側、あるいは内側の材料の屈折率を調整することにより動的にチューニングされうる。微小曲げ生起ファイバグレーティング(MIG)は動的LPGのひとつであって、ファイバの周期的な微小曲げによって屈折率のふれが生じさせられる。特に、MIGの結合の強さは伝播する音波の強さを変える、あるいはファイバに加える圧力を変える(つまり、所定の周期の波型の表面でファイバを加圧する)ことにより選択可能である。
以下に詳細に述べるように、MIGにはいくつかの効果的な装置としての利用がある。例えば、一緒に伝わるモードの一方がシングルモードファイバの基本モードであり、他のモードがクラッド導波モードであるとき、広帯域の光がシングルモードファイバ中を伝送されるときにMIGは波長依存性のある損失スペクトルを生じる。波長依存性のある損失は、例えば利得平衡化フィルタ、広帯域光装置のスペクトル整形器、増幅された自然放射フィルタ、ファイバレーザの動作波長安定用損失フィルタなどいくつかの装置の効果をあげるために有効であることが知られている。一方、共に伝播するモードの双方がファイバのコア領域に導かれるとすると、MIGは、上に述べたように、高次モードの変換、可変型光減衰などに使われる効果的なモード変換器を実現するために使われる。
MIGを使うことのひとつの難点は、完全に円形のファイバにグレーティングが形成されるとしても本質的に偏波に敏感であるということである。図1、および2のモードの表現はこの現象の説明に使われている。微小曲げ生起ファイバグレーティングは、上に述べたように、環状に対称性があり(図1(a)、および(b)のLP01モードのような)偏波縮退モードと(図1(a)、および(b)のLP11のような)非対称LP1mモードとを結合する。ここでmは非対称モードの半径方向の次数である。図2において、LP11モードはベクトルモードTE01、TM01と奇数、および偶数のHE21モードを含む4重の縮退を持つことを示している。
(コア/クラッドの境界を規定するために必要な)半径方向の屈折率変化を有するファイバ導波路のいずれについても、このような4つのモードがわずかに異なる伝播定数を示すことが知られている。こうして、所定の格子周期Λの微小曲げ光ファイバグレーティングを結合すると、その結果それぞれ異なるモードに対してわずかに異なる共振波長を示す。基本モードの偏波方向が異なることは4つのモードに対して励起レベルが異なることになるので、その結果である結合スペクトルも偏波依存となり、それは偏波不感応答がしばしば必要な条件である光ファイバシステムへのMIGの適用を著しく制約するという好ましくない結果となる。
MIGの偏波感受性を軽減するための従来の試みは一般に3つのクラスに分けられる。(1)ひとつのケースとして、環状で対象性の微小曲げを生起させるためにファイバの周囲に細いワイヤをらせん状に巻きつけることにより、ファイバの直交する2つの横軸に沿って微小曲げを生起する;(2)きわめて細いファイバにMIGを形成する(その結果、奇/偶のHEモードのみを結合する);(3)偏波依存損失を補償するために外部の構成要素を用いることで偏波の多様化をシステムに導入する。第1の解決方法を見ると、それは高額で角度誤差が厳しい複雑な波形ブロックの精密な機械加工を要するという意味で制約があることが分かっている。
さらに、光が一組の微小曲げから直交する曲げ方向に行き来するときに偏波の回転が生じないことを確実にする必要がある。また提案のように、らせん状の微小曲げを用いることはそれぞれの(高いレベルの精度を要する)装置を個別に組み立てる必要があり、さらにMIG本来の魅力的な特徴である“強度チューニング”が出来ない。第2の解決方法で求められるきわめて細いファイバを用いることは、実社会におけるシステムの用法として実用的でなく、きわめて細いファイバに波型ブロックを押し付けることは多くの信頼性、生産性に関わる問題を引き起こすために音響光学の機器構成でのみ使われる。
第3の解決方法(偏波の多様化)は、一対の直交信号を形成する回転装置と偏波ビームスプリッタについて、偏波の状態(SOP)を回転させるためにファラデー回転鏡のような装置を使う必要がある。実際に、まったく同一の一対のMIGが必要であり、それぞれが直交する成分に対して別々に作用する。この方式はコスト、サイズと同様、かなりの損失をシステムに与えると考えられている。
かくして、ファイバに微小曲げを生起させる構成(例えば音響光学ファイバ、波型ブロック、恒久的なエッチングを施したグレーティングなど)のいずれにせよ、偏波に不感で、種々のシステム用途に有用な微小曲げを生起させたファイバグレーティングに対する従来の技術には問題が残っている。
米国特許(出願番号10/234,289、出願日2004年3月4日)
本発明は、低コスト、高信頼性、高生産性、低損失の偏波不感微小曲げ光ファイバグレーティングを製造する方法を提供することにより、従来技術の不都合を克服することを課題としている。
前記課題を解決するべく、本発明は、目的の共振波長においてHEモードだけが存在するようHE、およびTE/TMベクトルモードを独自の構成のファイバに意図的に分離して偏波不感微小曲げ光ファイバグレーティングを形成する方法を提供する。
従来技術に残る問題は、微小曲げファイバ、特に、目的の共振波長においてHEモードだけが存在するようHE、およびTE/TMベクトルモードを独自の構成のファイバに意図的に分離して偏波不感微小曲げ光ファイバグレーティングを形成することに関わる本発明によって処理される。
本発明は、もし光波結合がHEの奇/偶モード中でのみ生じるのであれば、微小曲げファイバグレーティングは本質的に偏波に敏感でない(不感)ということの発見に基づいている。一般に、TE01、TM01モードの伝播定数は一対のHE21モード(奇/偶HEモードは等しい伝播定数を示す)の伝播定数とわずかに違う。伝播定数の差は非常に小さく、そのようなファイバで形成され、一様な微小曲げ生起ファイバグレーティングの対応する共振波長は入射光の偏波のいろいろな状態(SOP)に対してほぼ0.2から5.0nmだけ異なる。この差(以後、波長選択(wavelength splitting)と称する)はかなり小さいが、10dB以上の偏波依存性損失を生じる程度には大きい。
本発明によれば、ファイバはファイバコアの屈折率プロファイルの半径方向の傾きが十分大きくなるように設計することにより、所望の波長選択を与えるよう構成される。特に、ファイバコアは中央部のコア領域、中央部コア領域を取り囲む溝、溝を取り囲むリングからなるとする。コアの各部はその屈折率(Δn)、および半径rによって規定される。その屈折率はシリカの屈折率("0"と定義)に対する“屈折率差”として定義され、半径は特定の領域の厚みとして定義される。本発明の所望の波長選択を示すファイバを形成するために同時に満足すべきデザインルールとして以下のパラメータが使われる。(1)リング(Δn)の屈折率差が0.015より大きく、溝とリングの屈折率の間の勾配が十分に急な遷移(1μmよりは大きくない)をする;(2)中央部コア領域(Δn)の屈折率差がリングの屈折率差の値のほぼ3/4(つまり、Δn≒0.75×Δn)に保持される。
本発明のひとつの実施例として、同時出願中の米国特許出願No.10/234,289(2004年3月4日出願)において、TAP条件は運用においてかなり広い帯域幅を示すことが知られていて、したがって非常に広い帯域幅の格子共振を生じるとして議論されているようにファイバは転回点(turn−around point:TAP)条件を示すように構成されてもよい。
そのような波長選択微小曲げファイバグレーティングが音響光学、あるいは(固定波長非整調型微小曲げファイバグレーティングに使われるのと同様に)波型要素チューニング技術のいずれかによって形成されるということが本発明の特筆すべき特徴である。
本発明によれば、目的の共振波長においてHEモードだけが存在するようHE、およびTE/TMベクトルモードを独自の構成のファイバに意図的に分離して偏波に不感とすることが可能となる偏波不感微小曲げ光ファイバグレーティング、およびその製造方法が得られる。
本発明のよりよい理解のために、添付の図、および添付の請求の範囲とにより以下に説明する。なお、これらの図面中の構成要素は必ずしも寸法通りではない。
以下に詳細に議論されるように、内部に微小曲げグレーティングが形成されるファイバは、本発明によって、TE0mとTM0mモードの伝播定数が奇/偶HE2mモードの伝播定数とは本質的に分離されるよう意図して設計される。その結果、TE0m、TM0mモードに関わる共振波長はHE2mモードの共振波長とは大きく異なり/分離され、HE2mモードの共振波長が光システムの伝送波長として定義される。議論の続きとして、半径方向のモードm(m=1)が一次モードであると仮定する。しかしながら、本発明の原理はより高次のモードに対しても同様に適用できるものである。
半径方向に十分大きな勾配を持つ屈折率プロファイル(つまり、LP11モードのパワーのかなりの部分が、屈折率が半径方向の位置に対して急速に変化するファイバ領域の近くにあるということである)のファイバが偏波不感のために必要とされる望ましい大きな波長選択につながることがわかっている。これにより、本発明は半径方向の屈折率が急速に変化する多数の異なるファイバ構成で実施される。
上に概要を述べたように、図1(a)にLP01、LP11モードに対応するように設計されたコアを有するファイバの2つのモードそれぞれに対応する半径方向の強度分布を図示する。図1(b)は同じLP01、およびLP11モードに対応する二次元強度分布を示す。図1から明らかなように、LP01モードは環状の対称な場のプロファイルを有し、一方、LP11モードは中心に空白部分を有し、かつ環状で非対称である。この光ファイバの“リニアな偏波”(LP)モードの表現は、それが電場をベクトル量でなくスカラー量として扱うのでほぼ正しい。
例えば、LP01モードの平行、および直交偏波の伝播定数β01は等しい−よって、基本モードの伝播特性は本質的に通過する信号の偏波状態に対して不感である。しかしながら、上に述べたように、LP11モードは実際には4つの異なるベクトルモード、つまりTE01、TM01、および偶、および奇のHE21モードの一次結合である。これら4つのモードのベクトル表示を図2(a)に示し、2種類のスカラーLP11モードとなる一次結合を図2(b)に示す。図2(a)の矢印は電場の方向を表す。スカラー波動方程式だけを考えるとき、これらのモードは同じ伝播定数を持つ。しかし、全ベクトル波動方程式を考えるとき、4つのモードは異なる伝播定数を持つ。それは次式で表される。
Figure 2006053559
ここでTE、TMおよびHEモードが異なる伝播定数を持ち、偶、および奇(したがってそれが回転したもの)のHEモードは縮退している。
これらいろいろなモードの伝播定数の差はかなり小さく、まずスカラー波動方程式を解くことにより得られ、それによってLP11モードの伝播定数を得る。次いで一次の摂動理論を適用することにより、以下に示すようにこの場の一次ベクトル補正を得る。
Figure 2006053559
この差は微小曲げ生起ファイバグレーティング(MIG)の性能に重要な意味合いを持ち、本発明によるモード選択(モードの関数としての“波長選択”)の結果として偏波不感の発見につながる。特に、MIGは基本モードを環状の非対称LP11モードと結合し、運用時の共振波長は次の共振条件で異なるモードの伝播定数と密接に結びついている。
Figure 2006053559
ここでn01、n1mはそれぞれLP01、LP1mモードの実効係数であり、(上に示すように)伝播定数と関連している。Λは格子(グレーティング)の周期である。
LP1mモードのグループのそれぞれのベクトル成分はわずかに異なる伝播定数をもっているので、共振波長もまたそれぞれのモードに対して異なるということになる。さらに、TE0mとTM0mモードはその定義によって偏波に敏感であり、LP01モードの偏波のある特定の入力状態に対してのみ格子(グレーティング)によって励起される。一方、縮退HE2mの対はファイバの横断面内のすべての方向に向いた電場ベクトルを持ち、LP01モードの偏波のいかなる入力状態によっても励起される。この結果は、微小曲げグレーティングによって生じた基本モードとLP1mモードを結合させる共振には3つの異なる共振(つまり、3つの異なる波長での共振条件)があり、そのうちの2つはきわめて強く偏波に依存していることを示唆している。
実際に、これら3つのモードはほぼ同じ伝播定数を持っているので、それらの共振はわずかに交じり合い、2つの異なる(しかしきわめて偏波に敏感な)共振を生じる。図3は、種々の強度と偏波状態に対して基本モードとクラッドを伝わるLP13モードとを結合するように設計された格子周期が600μmの微小曲げグレーティングによって代表的なファイバ中に励起された共振のスペクトルを示す。TE03、HE23、およびTM03モードの位相整合曲線は異なっているが、上で議論した理由により、曲線310、320、および330で示すスペクトルのように相似である。このスペクトルは基本モード(LP01)の電場ベクトルが微小曲げ生起平面に平行であるときの強度増加の共振を示している。
同様に、曲線340、350、および360は、基本モードの電場ベクトルが微小曲げ生起平面に直交するときの強度増加の共振を示している。この平行、および直交偏波の間の共振の差は微小曲げグレーティングの特筆すべき利点(非依存性で強度によってのみチューニング可能であること)、および基本的な制約(固有の偏波感応性)のいずれをも明確に示している。偏波依存性損失(PDL)は20−dB共振に対して10dBくらい大きくなることに注目するべきである。このMIGの偏波依存性は共振の間のスペクトル分離に特徴があるといってもよい。伝統的な従来技術によるファイバのMIGのある例では、共振はおおよそ1nmで分離される。この値は、使用するファイバのタイプに依存し、0.3nmくらい低いところから数nmの間で変化してもよい。しかしながら、ファイバのタイプに関係なく、これら共振分離の値はすべて許容できないレベルのPDLにつながり、したがってこれはすべてのMIGの本質的な問題である。
よって本発明は、偏波依存性のない微小曲げファイバグレーティングを可能にし、異なるHE2m、TE0m、およびTM0mの間の、上記の式で定義された、伝播定数の差δβpertを正確に制御するファイバ設計が可能という発見に基づく、これまでにないファイバ設計を提案するものである。いかなる光ファイバ導波路に対しても、コアは次式で定義される。
Figure 2006053559
ここで、ncoはコアの最大屈折率、rはコアの中心からの距離を規定する半径方向の座標値、Δは関係式(nco−ncl)/ncoで規定される“相対屈折率比”、nclはクラッドの屈折率であり、f(r)は屈折率の正規化プロファイルとして定義される。さらに、スカラー伝播定数に対する摂動は次式で与えられる。
Figure 2006053559
ここで値I、Iは次の関係式によって屈折率プロファイルと関連付けられる。
Figure 2006053559
ここで、Elm(r)は指標“l”、および“m”のモードに対する場のプロファイルとして定義される。
微小曲げ生起ファイバグレーティングの光結合の前提条件は、偏波不感HE2mモードと同様に偏波依存成分(つまりTE0m、およびTM0mモード)からなる非対称モードに限定されているので、本発明による偏波不感微小曲げ生起ファイバグレーティングはこの三つ揃いの偏波不感成分、つまり(少なくとも問題とするスペクトル範囲内において)HE2mに対してのみ結合が生じるファイバを使うことによって形成される。一般にスペクトル範囲は20nm以上であるから、20nm以上で分離された3つのモードの共振を持つように設計されたファイバは偏波不感MIGとなるであろう。
図4は、模式化した(理想的な)形で、本発明による偏波不感MIGを形成するために使える“波長選択”ファイバを実現する屈折率プロファイルを示す。理想的な屈折率プロファイルは、図示するように、屈折率Δn、半径rの中央部コア領域10、コア領域10を取り囲む屈折率Δn、半径rの溝12、溝12を取り囲む屈折率Δn、半径rの環状領域14によって規定される。屈折率はそれぞれシリカクラッドの基準値0との屈折率の差で表される。ファイバの設計ルールは上に議論した関係によって規定される。つまり、大きな共振波長分離を達成するために摂動、δβTM_0m、δβHE_2m、が最大にならねばならないということである。上記の式は、値I、およびIを最大にすることによってこの最大化が達成され、逆に、これらは導波路の遷移領域(急勾配の屈折率、あるいは屈折率の傾きが大きい他の領域)に近接する大きなモードパワーの(スカラー)LP1mを持つファイバ設計によって最大化されることを示している。
これらの特徴を考慮して図4を参照すると、プロット15で示すLP11モードは、高い屈折率を持つ環状領域14の急勾配の屈折率変化部に近接した大きな強度の傾きと大きな強度の両方を有することを示している。さらに、有用な装置は挿入損失も低くなければならず、基本モード(つまり、デバイスに結合、あるいは切り離すときに使われるモード)はMIGの入出力部において類似のプロファイルの装置に対応するために、名目上はガウス分布形状をしている必要がある。この要求を満たすために、基本のLP01モードが本質的にコア領域10内にあるようにコア領域10は十分に大きく(あるいは屈折率が十分に高く)なければならない。
したがって、そのような独創的なファイバは屈折率の差と半径の値について以下のように規定される。(1)環状領域14の屈折率差Δnは0.015より大きく、かつ溝12に向かって十分に急勾配の“内側”屈折率を持たねばならない。内側の屈折率変化部は屈折率が環状領域14に対応する値から溝12に対応する値に変わる空間的な広がりSとして定義され、Sは1ミクロンよりも大きくない。(2)中央部コア領域の屈折率は環状領域の屈折率のほぼ75%であるべきで、それは、中央部コアの半径と屈折率は十分大きくて基本LP01が本質的、かつ完全に中央部コア領域10の中に納まり、かつ非対称LP1mが中央部コア領域10の中に入らないような大きさでなければならないからである。
図5(a)−(c)は本発明によって形成されたファイバの実験的に測定された特性を示す。ここで図5(a)はΔn、Δt、およびΔnに対する屈折率プロファイルの測定値を示す。図5(b)はそれぞれの3つの曲線が大きく分離していることが明らかな、TE01、HE21、およびTM01モードに対する図5(a)のファイバ設計の位相整合曲線(格子の周期が波長の関数)を示す。実際、伝播定数の大きな差と、それによる図5(b)の位相整合曲線につながる大きなベクトル摂動の項が、本発明の設計目標である。
図5(c)は、図5(a)のプロファイルを持つファイバに生起された周期が742μmから850μmの範囲にあるグレーティング(格子)について実験により測定したスペクトルを示す。格子は、例えば、(格子の周期を規定するひだの周期をもつ)波型の金属ブロックとゴムパッドの間でファイバを押圧することにより生起されてもよい。図5(c)によれば、(HE21モードによる)中央のピークが最も強い3つの異なる共振のピークがそれぞれのスペクトルにはっきり出ている。上に議論したように、HEモードは偏波不感なので、このピークがもっとも強い。共振の残りの対(TE01、およびTM01)は、ある特定の偏波中には全信号のパワーの1/2以下しか存在しないので、比較的弱い。このことが、微小曲げ生起ファイバグレーティング中での偏波に敏感な現象を確かなものとしている。HEモードとTE/TMモードの間の波長分離は60nmのオーダーであり、いかなる時点においても装置の動作範囲全般にわたって偏波不感を維持するために望まれるかなり大きな値であることに注目しなければならない。
一組の平行な偏波状態(“SOP‖”、および“SOP⊥”で示す)にあるMIGを通過するように制御された入力信号の伝達強度をプロットした図6に示す値から、TEおよびTMモードの存在のもとで入力信号の偏波状態の重要性は明らかである。図示するように、偏波の入力状態がTE01モード(SOP‖)に対応するときは、TE01およびHEモードだけが励起され、一方、直交偏波(SOP⊥)の光に対してはHEおよびTM01共振のピークだけが見られる。本発明に示すように、偏波不感であるHEモードはいずれかの極端な偏波状態のときに共振のピークを持つであろう。さらに、図6は本発明の最適化されたファイバ設計がTE01とHEモードの間で約76nmの、TM01とHEモードの間で約67nmの非常に大きな波長選択を生じることを示している。
図7(a)、および(b)は本発明により形成された他のファイバの屈折率分布、および位相整合曲線を示し、図7(a)、および(b)のファイバ設計もそれぞれの位相曲線に沿った“最小値”を示す。上に参照した同時出願中の文献で議論したように、この最小値は“転回点”(TAP:turn−around point)と定義される。図7(b)において、奇/偶のHEモードだけの典型的な偏波不感MIGの格子周期が水平線72として図示されていて、この特定の配置の格子周期Λは約485μmである。先に、ファイバグレーティングの周期がTAP(“TAP共振条件”)において位相整合曲線を結合するように選ばれると、大きな帯域幅のモード結合が実現することを示している。こうして、TAPの存在はファイバグレーティングの設計にしばしば不可欠な特性であるかなり広い帯域幅と、関連する微小曲げ生起ファイバグレーティングが100nmくらいの帯域幅にわたってスペクトルが平らな共振を持つことを暗示している。
上に述べたように、本発明によるMIGの偏波不感性は屈折率差と半径方向の寸法に関する適切なファイバ設計に関連しているので、所望の周期の格子を形成するためにいかなる適当な方法によって微小曲げが生起されてもよい。図8(a)−(d)はファイバに微小曲げを生起させる4つの典型的な方法を示している。図8(a)は波型の板30と(上に述べた)ゴムのパッド32を示し、波型の板30の溝がファイバに生起される所望の周期性を表す。図8(b)はこの配置の変形で、この場合、図示するようにそれぞれの歯が互いの溝に合うように配された一対の波型ブロック34、36を使用する。この場合、ファイバが板の間で押圧されると、微小曲げグレーティングが生起される。したがって、図8(a)のファイバの場合と同様のパターンを形成するためには、より低い圧力を用いればよい。図8(c)は音響光学配置を示す。この場合、(図示しないRF(高周波)電源に接続された)圧電変換器38が音響波をファイバに沿って伝播するために使われ、RF電源の周波数に逆比例する周期と、RF電源の出力に正比例する振幅で周期的な微小曲げを次々に生起する。
こうして、グレーティングの周期と振幅の両方がこの音響光学配置によって調節される。図8(d)は融着器の周期的なアーク(電弧)、あるいはCOレーザによる周期的な切除を含む公知の工業技術のいずれかを用いて、ファイバ中の摂動が永久的に形成された典型的な微小曲げ生起ファイバグレーティングを示す。図8(a)−(d)の実施例は単に典型的な例であって、本発明により形成されるファイバ部の微小曲げを生起する種々の他の技術が微小曲げ生起偏波不感ファイバグレーティングを形成するために使われてもよい。
本発明により形成される偏波不感MIGを使う種々の異なる光システム、あるいはサブシステムがある。図9は複数のMIG40−1から40−5のカスケード配列を示していて、この場合、個々に分かれたグレーティングは動的(調節可能)あるいは静的な装置のいずれであってもよい。具体的には、そのようなカスケード接続されたグレーティングはスペクトル的にフラットな出力を生成するために、特に利得スペクトルが極めて波長依存性のあるエルビウムドープファイバアンプからの入力の場合に使われてもよい。さらに動的フィルタを使うと入力信号のスペクトル変化に応答するためにリアルタイムでそれぞれのグレーティングの特性を調整することが可能となる。
図9のグラフAは入力信号のスペクトルを表し、グラフBは出力信号のスペクトルを表す。本発明による複数のカスケード接続されたMIGを使うことにより、入力信号スペクトル中に存在する種々の不要な特性がほとんど除去され、広いスペクトル範囲にわたってスペクトルが平坦化されることが示されている。隣接するMIG40の間のループ42は、それぞれのMIG40を通る信号路からLP11モードを放射させるためのモード分離動作を表す。このモード分離は、例えば、ファイバを曲げる、ファイバ中にテーパをつける、あるいはシングルモードファイバに接合することにより実現できる。
図10(a)は本発明により形成される典型的な可変光減衰器(VOA)50を示していて、これは上に述べたように、微小曲げ生起ファイバグレーティングをTAP条件で構成することにより、グレーティング52中で(調節可能な)大きな、スペクトル的に平坦な減衰を生じるものである。光受信機53の入力側にVOA50を置くと受信パワーの制御により受信機側での費用対効果の高いビットエラー率最適化を可能にする。図10(b)に示すように、このような装置が連続波(CW)光源に続くように用いられると、それは低コストで低速のデータ変調装置として機能したり、あるいは入力信号の上に低速の監視音を付与するために使われる。また、図10(c)に示すように、本発明のMIGにより形成される種々の光減衰器が光増幅器54と共に使われ、その減衰器は増幅器54を一定の飽和レベルに維持し、雑音指数、あるいは利得スペクトルの過渡変化を低減させる役割を果たす。
本発明による偏波不感微小曲げ生起ファイバグレーティングは、偏波に影響されずに2つの空間モードの間で光を移動させることが出来るので、スイッチとして使うことも出来る。図11(a)は本発明をスイッチに応用した例であって、典型的なスイッチ60の“クロス”あるいは“バー”状態での動作を示している。さらに、2モード状態にあるファイバのLP11モードを(例えば)融着したファイバカプラ(結合器)を通して分離されたシングルモードファイバの基本モードと結合する公知の技術を本発明によるMIG62と組み合わせて使い、すべての入出力がファイバの基本モードに関わる4ポート2×2光スイッチとしてもよい。図11(b)はこの概念を示すもので、MIG62の両側に1対の融着ファイバカプラ64、および66が配置されている。
本発明の微小曲げ生起ファイバグレーティングは分散補償装置、およびファイバのより高次モードで動作する遅延線(ディレイライン)構築のキー要素である静的、あるいは動的モード変換器として使われてもよい。図12はこの概念を示していて、図12(a)は入力がより高次モード(HOM)のファイバ70である第1のMIG68−1、出力がHOMファイバ70である第2のMIG68−2からなる静的分散補償装置67である。図12(b)は整調可能な分散補償装置80を示していて、複数の整調可能なMIG82−1、82−2、...が直列に配置され、異なる長さのHOMファイバ84がその間に配置されている。
その他種々の装置、サブシステム、およびシステムは、その他種々の特定のファイバ設計と同様に、偏波不感微小曲げ生起ファイバグレーティングを対象とする本発明の精神と範囲に含まれると考えられるべきものである。技術の展開のもととなる本発明の理論、およびそれと同等のものに依拠する本明細書に含まれる具体的教示から派生するあらゆる改良、変形は、ここに付属する請求の範囲によって規定される本発明の範囲内に含まれるものと理解されるべきである。
(a)は、LP01、LP11モードの半径方向強度分布図であり、(b)は、LP01、LP11モードの面内強度分布図である。 (a)は、LP11モードの4つのモードのベクトル表示を示す図であり、(b)は、スカラー表示を示す図である。 平行偏波、および直交偏波の3つの位相整合曲線スペクトルグラフを示す図である。 本発明による偏波不感微小曲げ生起ファイバグレーティング(MIG)の模式化(理想的な)屈折率プロファイルを示す図である。 (a)−(c)は、本発明による偏波不感MIGの実測特性を示す図である。 ある入力信号に対する直交偏波、および平行偏波状態での偏波強度分布を示す図である。 (a)および(b)は、本発明により形成された偏波不感MIGの第2の実施例の屈折率分布図、および位相整合曲線を示す図である。 (a)−(d)は、本発明により形成されたファイバに微小曲げを形成/生起する4つの典型的な手法の図解を示す図である。 本発明により形成された偏波不感MIGをカスケード接続したシステムの図解。 (a)−(c)は、本発明の偏波不感MIGを可変光減衰器として使用する複数の実施例の図解を示す図である。 (a)および(b)は、光スイッチとして偏波不感MIGを使う例の図解を示す図である。 (a)および(b)は、(静的、あるいは動的)モード変換器として本発明の偏波不感MIGを使う例の図解を示す図である。
符号の説明
10 中央部コア領域
12 溝領域
14 環状領域
30 波型の板
32 ゴムのパッド
34、36 波型ブロック
38 圧電変換器
40 MIG(微小曲げ生起ファイバグレーティング)
42 ループ
50 VOA(可変光減衰器)
52 グレーティング
53 光受信機
54 光増幅器
55 光源
60 スイッチ
62 MIG
64、66 融着ファイバカプラ
67 静的分散補償装置
68 MIG
70 高次モード(HOM)ファイバ
80 整調可能な分散補償装置
82 整調可能なMIG
84 異なる長さのHOMファイバ
310、320、330 微小曲げ生起表面に平行な電場ベクトルの強度増加共振
340、350、360 微小曲げ生起表面に直交する電場ベクトルの強度増加共振

Claims (10)

  1. 奇/偶HE2mモードに沿った伝播のみに対応することにより偏波不感運用に対応するように構成された光ファイバであって、前記光ファイバのコアが、
    選ばれた屈折率(Δn)、およびあらかじめ定められた半径の範囲(r)である中央部コア領域と、
    中央部コア領域を取り囲む溝コア領域であって、前記溝コア領域が前記中央部コア領域の屈折率よりも小さい選ばれた屈折率(Δn)、および前記溝コア領域があらかじめ定められた半径の範囲(r)を持つ溝コア領域と、
    前記溝コア領域を取り囲む環状領域であって、前記環状領域が前記溝コア領域の屈折率より大きい選ばれた屈折率(Δn)、およびあらかじめ定められた半径の範囲(r)を持つ環状領域
    とを含み、
    おのおのの要素の屈折率および半径が、ファイバコアの中心から距離の関数として比較的大きな屈折率の勾配を生じるように構成され、mがファイバの対応する波長における半径モードの次数であるとき、TEおよびTMモードに結合される信号がほとんどないような偏波不感奇/偶HE2mモードに対して伝播するTE0mおよびTM0mモードの間で分割する共振モードを生じるために十分であることを特徴とする光ファイバ。
  2. 前記環状領域の屈折率がシリカの屈折率(nsilica=0)に対する屈折率差として定義され、かつ前記環状領域の屈折率差が0.015よりも大きいように選ばれることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ。
  3. あらかじめ定められた前記中央部コア領域の半径の範囲が、LP01の伝播に対応するために十分な大きさであり、かつより高次のLP1mモードに対応しない大きさであることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ。
  4. 光ファイバコア領域の中に形成された偏波不感微小曲げ生起ファイバグレーティングであって、
    シリカの屈折率に対して測定される選ばれた屈折率差(Δn)、およびあらかじめ定められた半径の範囲(r)である中央部コア領域と、
    前記中央部コア領域を取り囲む溝コア領域であって、前記中央部コア領域の屈折率差よりも小さな選ばれた屈折率差(Δn)、およびあらかじめ定められた半径の範囲を持つ溝コア領域と、
    前記溝コア領域を取り囲む環状領域であって、前記溝コア領域の屈折率差よりも大きな選ばれた屈折率差、およびあらかじめ定められた半径の範囲を持つ環状クラッド領域
    とを含み、
    おのおのの要素の屈折率および半径が、ファイバコアの中心から距離の関数として比較的大きな屈折率の勾配を生じるように構成され、mがファイバの対応する波長における半径モードの次数であるとき、TEおよびTMモードに結合される信号がほとんどないような偏波不感奇/偶HE2mモードに対して伝播するTE0mおよびTM0mモードの間で分割する共振モードを生じるために十分であり、かつ前記光ファイバコア領域の選ばれた部分に沿って圧力を維持し、前記ファイバに沿って周期的な摂動を生起させる装置とからなることを特徴とする偏波不感微小曲げ生起ファイバグレーティング。
  5. 装置がグレーティングの共振波長を動的に整調する能力を含むことを特徴とする請求項4に記載の偏波不感微小曲げ生起ファイバグレーティング。
  6. ファイバが、大きな帯域幅でのモード結合を生じるように、微小曲げ生起ファイバグレーティングの周期に一致する位相整合曲線で転回点(TAP)を示すように形成されることを特徴とする請求項4に記載の偏波不感微小曲げ生起ファイバグレーティング。
  7. コアの中に形成される微小曲げグレーティングが偏波不感運用に対応するように構成される光ファイバであって、前記光ファイバが、
    半径r、シリカの屈折率に対して測定される屈折率差Δnとして定義されるあらかじめ定められた屈折率で規定される中央部コア領域と、
    前記中央部コア領域を取り囲む溝領域であって、前記中央部コア領域の屈折率よりも小さい屈折率差Δnを持つ溝領域と、
    前記溝領域を取り囲む環状領域であって、環状領域の屈折率差(Δn)が0.015よりも大きいように選ばれ、前記溝領域と環状領域の屈折率差の間が1ミクロン(μm)よりも大きくない遷移であり、前記コア領域の屈折率差(Δn)が環状領域の屈折率の値のおおよそ3/4(つまり、Δn≒0.75×Δn)である前記溝領域を取り囲む環状領域
    とを含むことを特徴とする光ファイバ。
  8. 光ファイバを含む装置であって、前記光ファイバがコアの中に形成される偏波不感微小曲げ生起ファイバグレーティングに対応するように構成され、さらに前記光ファイバが、
    半径r、シリカの屈折率に対して測定された屈折率差Δnとして定義されるあらかじめ定められた屈折率で規定される中央部コア領域と、
    前記中央部コア領域の屈折率よりも小さい屈折率差Δnを持つ前記中央部コア領域を取り囲む溝領域と、
    環状領域の屈折率差(Δn)が0.015よりも大きいように選ばれ、前記溝領域と前記環状領域の屈折率差の間が1ミクロン(μm)よりも大きくない遷移であり、前記コア領域の屈折率差(Δn)が前記環状領域の屈折率の値のおおよそ3/4(つまり、Δn≒0.75×Δn)である前記溝領域を取り囲む前記環状領域
    とを含むことを特徴とする装置。
  9. 装置が、その出力部において平坦なスペクトルを生じるようにカスケードに並べて配置された複数の偏波不感微小曲げ生起ファイバグレーティングを含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. モード変換に用いる偏波不感光ファイバの製造方法であって、その方法が、
    シリカの屈折率に対して測定される屈折率差Δnとして規定されるあらかじめ定められた屈折率を持つ材料で、あらかじめ定められた厚さに中央部コア領域を形成する工程と、
    前記中央部コア領域を取り囲むように前記中央部コア領域の屈折率差よりも小さい屈折率差Δnを持つ材料で溝領域を形成する工程と、
    前記溝領域を取り囲むように0.015よりも大きい屈折率差(Δn)を持つ材料で環状領域を形成する工程
    とを含み、
    1ミクロン(μm)よりも大きくない遷移が前記溝領域と前記環状領域の屈折率差の間に形成されるように溝領域と環状領域の厚さが制御され、前記コア領域の屈折率差(Δn)が前記環状領域の屈折率の値のおおよそ3/4(つまり、Δn≒0.75×Δn)であるように維持され、サブミクロンの遷移と屈折率の半径方向の勾配が偏波不感奇/偶HEモード共振波長から偏波依存のTE、およびTMモードの共振波長を分離することを特徴とする偏波不感光ファイバの製造方法。
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