JP2006053293A - 現像器及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、トナーが窓部に静電吸着するのを防止して正確なトナーの残量検知を行うことができる現像器及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】現像器22の容器本体50の底面に透明部材からなる窓部73及び75が取り付けられており、その内表面には帯電防止剤がコーティングされている。窓部73及び75の中央部分には残量検知部が設けられており、パドル61及び62に取り付けられたクリーニング部材83及び84が残量検知部を摺動してトナーを掻き取るようになっており、帯電防止剤をコーティングすることで、摺動する際の静電気の発生を抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、静電潜像に現像剤を付着させて現像化するために用いられる現像器及びそれを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
こうした画像形成装置では、現像器内の現像剤(トナー)の残量が少なくなると、現像器にトナーを補給したり、現像器自体を交換したりする必要がある。そのため現像器内の現像剤(トナー)の残量を検知することが一般に行われている。例えば、特許文献1では、トナー容器に透明部材からなる検知用窓部を設け、検知用窓部においてトナー残量を検知するようにし、アジテータに設けられたスクレーパで窓部の内表面に付着したトナーを掻き取るようにする点が記載されている。
また、特許文献2では、トナーを掻き取るスクレーパの材質が金属又はゴムを含む点が記載されており、特許文献3では、電極ローラから1成分現像剤を掻き取るスクレーパを導電性部材及び絶縁性部材から構成し、絶縁性部材を電極ローラに接触させ、導電性部材を電極ローラと電位差を有するように電気的に接続した点が記載されている。
特開2001−331039号公報 特開平9−319210号公報 特開平6−230663号公報
特許文献1に記載された現像器のように、透明部材からなる検知用窓部を設けてトナーの残量検知を行う場合窓部の内表面にトナーが付着していると正確な残量検知を行うことができない。そのため特許文献1ではスクレーパにより窓部の内表面に付着したトナーを掻き取るようにしているが、トナー自体が帯電している場合窓部の内表面に静電吸着するようになり、スクレーパによりいったん掻き取られたトナーが再び窓部に静電吸着してしまうことが生じる。特に、重合トナーのように微粒子化され帯電量が大きくなるように設計されたトナーの場合には、スクレーパによる掻き取り動作では窓部に静電吸着してトナーの残量検知が正確に行うことができない。
そこで、本発明は、トナーが窓部に静電吸着するのを防止して正確なトナーの残量検知を行うことができる現像器及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る現像器は、現像剤を貯蔵すると共に前記現像剤を撹拌する撹拌手段を備えた補給室と、前記補給室に設けられた透明部材からなる窓部と、前記撹拌手段に取り付けられるとともに前記窓部の内表面を摺動して現像剤を掻き取る清掃手段とを備え、前記窓部の内表面には帯電防止剤がコーティングされていることを特徴とする。
本発明に係る別の現像器は、現像剤を貯蔵すると共に前記現像剤を撹拌する撹拌手段を備えた補給室と、前記補給室に設けられた透明部材からなる窓部と、前記撹拌手段に取り付けられるとともに前記窓部の内表面を摺動して現像剤を掻き取る清掃手段とを備え、前記窓部の内表面には導電剤がコーティングされていることを特徴とする。
さらに、上記の現像器において、前記撹拌手段及び前記清掃手段の少なくとも一部を導電部材で構成して互いに電気的に導通状態とされていることを特徴とする。さらに、前記清掃手段は、前記窓部の内表面を摺動する摺動部材に導電性ゴムを用いていることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上記の現像器を備え、前記撹拌手段及び前記清掃手段が接地電位とされていることを特徴とする。
本発明に係る別の画像形成装置は、上記の現像器を備え、前記撹拌手段及び前記清掃手段が前記現像剤と同極性の電位とされていることを特徴とする。
本発明に係る現像器は、上記のような構成を有することで、透明部材からなる窓部の内表面が帯電防止剤でコーティングされているので、清掃手段により摺動されても帯電することがなく、現像剤の静電吸着を防止することができ、窓部を通して現像剤の残量検知を正確に行うことが可能となる。本発明者は、透明部材からなる窓部に現像剤が静電吸着するのは、窓部の内表面を清掃手段により摺動することで透明部材が帯電することが主因であると考え、窓部の内表面に帯電防止剤をコーティングしたところ、現像剤の吸着が抑止されたことから、本発明を知得するに至った。
同様に、窓部の内表面を導電剤でコーティングすることでも窓部を帯電しないようにすることができ、窓部への現像剤の静電吸着を防止することができる。
そして、撹拌手段及び清掃手段の少なくとも一部を導電部材で構成して互いに電気的に導通状態とすることで、清掃手段が窓部を摺動する際に帯電しないようにすることができ、窓部及び清掃手段の両方が帯電防止されて現像剤の窓部への静電吸着を確実に防止することが可能となる。さらに、清掃手段の摺動部材に導電性ゴムを用いることで、帯電を防止すると共にゴムによる弾性力により窓部に圧接して現像剤を効率よく掻き取ることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の現像器の撹拌手段及び清掃手段を接地電位とすることで、確実に清掃手段の帯電防止を図ることができ、現像剤の窓部への静電吸着を確実に防止することが可能となる。また、上記の現像器の撹拌手段及び清掃手段を現像剤と同極性の電位とすることで、清掃手段が現像剤を掻き取る際に現像剤に対し電気的な反発力が生じ、より効率よく現像剤を掻き取ることができる。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置全体の概略断面図である。画像形成装置1の上部には原稿読取部2が配置され、その下部には、底面から給紙部3、記録部4が配されている。
原稿読取部2では、原稿カバー10に設けられた原稿トレイ11に載置された原稿が原稿搬送装置12により読取位置に搬送されて、原稿排紙トレイ13に排出される。読取位置には、原稿を光学的に読み取る読取装置15を搭載した走査装置16が原稿に対向するように配置されている。書籍等を読み取る場合には、原稿カバー10を上方に回動してフラットベッドプラテン14に書籍等の被読取部分を配置し、走査装置16を矢印で図示するように移動させて読取動作が行われる。以上の構成は、いわゆるADF及びフラットベッドタイプと称される従来の原稿読取装置と同様のものである。
給紙部3では、給紙カセット17が配置されており、フラッパ18に所定のサイズの用紙が複数枚積載されている。給紙カセット17の右端部には、ピックアップローラ19が配置されている。フラッパ18は、積載された用紙の上面がピックアップローラ19に圧接するように、図示しないバネ部材により上方に付勢されている。この状態でピックアップローラ19が回転駆動すると、摩擦力により用紙が1枚ずつ用紙搬送路に給紙されるようになる。
給紙された用紙は、まずフィードローラ20及びプレスローラ21により記録部4に搬送される。記録部4では、搬送された用紙に記録するために、現像器22、紙粉除去ローラ23、コロナ帯電器24、感光体ドラム25、転写ローラ26、露光ヘッド27及び定着ローラ28が備えられている。紙粉除去ローラ23は、導電性のスポンジ等により構成され、転写後の感光体ドラム25の表面に付着したトナーや紙粉を補足する。コロナ帯電器24は、コロトロンからの放電により感光体ドラム25の表面を一様に帯電する。紙粉除去ローラ23及びコロナ帯電器24により一様に帯電された感光体ドラム23に、露光ヘッド25で画像記録信号に応じて露光することで静電潜像が形成される。そして、後述するように、現像器22内のトナーを感光体ドラム25に形成された静電潜像に転移させて、静電潜像を可視像化する。転写ローラ26は、用紙を挟んで感光体ドラム25と対向する位置に設置されており、所定の電圧が印加されると感光体ドラム25表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、転写されたトナー像は、定着ローラ28及びプレスローラ29によって挟持されて加熱・プレスされ用紙に定着される。定着された用紙は、排紙ローラ30及びプレスローラ31の間に挟持されて用紙排出トレイ32に搬出される。
図1において、給紙部3から用紙排出トレイ32までを一点鎖線で示したのが、用紙搬送路である。そして、用紙搬送路に沿って配設された搬送ローラ及び用紙ガイドが用紙搬送部を構成している。
また、装置本体の側面には、反転搬送ユニット40が着脱自在に装着されており、その装着側面には、用紙搬出口41及び用紙搬入口42が形成されている。搬送ユニット40内には、フィードローラ43及びプレスローラ44、フィードローラ45及びプレスローラ46の2対の搬送ローラが上下に配設されている。そして、図1の二点鎖線で示すように反転搬送路が、排紙ローラ30と定着ローラ28との間の用紙搬送路から分岐して、2対の搬送ローラ43及び44、45及び46の間を通り、ローラ対20及び21とピックアップローラ19との間の用紙搬送路に合流するように形成される。
用紙の両面に記録を行う場合には、図1の一点鎖線で示す用紙搬送路に用紙を搬送して一方の面に記録した後排紙ローラ30により用紙排紙トレイ32に用紙を搬出し、用紙の後端部を排紙ローラ30及びプレスローラ31により挟持した状態で一旦搬出動作を停止する。そして、排紙ローラ30を逆回転駆動して反転搬送路に用紙を後端から搬入し、フィードローラ43及びプレスローラ44で挟持して反転搬送路内を搬送していく。次に、フィードローラ45及びプレスローラ46で挟持してさらに搬送し、用紙をローラ対20及び21の間に当接させる。この状態で用紙搬送路に用紙を搬送すると、他方の面が感光体ドラム25に対向して記録されるようになり、用紙の両面に記録が行われるようになる。
図2は、図1における記録部3に関する拡大断面図を示している。また、図3は、現像器22に関する拡大断面図を示しており、図4は、現像器22を上方からみた斜視図を示している。
上述したように、感光体ドラム25の周囲には、現像器22、紙粉除去ローラ23、コロナ帯電器24及び転写ローラ26が配置されており、コロナ帯電器24と現像器22との間の隙間に、露光ヘッド27からレーザー光が画像記録信号に応じて感光体ドラム25の表面に照射されるようになっている。
現像器22は、容器本体50の上部に蓋体51を溶着又はネジにより固定し密閉して構成される。容器本体50の内部には、トナーの補給室として3つのトナー室52、53、54が形成され、感光体ドラム25側の側端部には現像ローラ55及び供給ローラ56を備えた供給室57が形成されている。そして、第一のトナー室52と供給室57との間は、蓋体51の下面から延びる隔壁板58で仕切られており、隔壁板58には補給開口部59が穿設されている。
3つのトナー室52、53、54は、図3に示すように現像器22が画像形成装置1に装着された状態で水平方向に並列して配設されるように構成されており、各トナー室のほぼ中央部分には撹拌手段としてパドル60、61、62が設けられている。図2において、紙面の垂直方向を現像器22の前後方向とすると、各パドルの回転軸は、その前後方向の両端部を容器本体50の前後フレームに軸支されて前後方向に沿うように設けられている。パドル60の先端部には可撓性の樹脂フィルムからなるブレード63が回転方向に沿うように取り付けられている。同様に、パドル61にはブレード64が取り付けられており、パドル62にはブレード65が取り付けられている。これらのブレード63〜65は共通の部材を用いている。容器本体50の底面は、各パドルに取り付けられたブレードの回転動作の軌跡に沿うように断面円弧状に外側に湾曲した摺動面部66、67、68が形成されている。
各トナー室52〜54に補給されたトナーは、摺動面部66、67、68に貯蔵される。そして、パドル60、61、62が回転すると、ブレード63、64、65がそれぞれ摺動面部66、67、68を摺動するように回転する。各ブレードの摺動動作でトナーはすくい上げられるようになり、各トナー室ではトナーの撹拌が行われてトナーの凝集に起因する劣化が防止される。また、図2に示すように、ブレード63、64、65が反時計回りに回転することで、第三トナー室54内のトナーは第二トナー室53に移送され、第二トナー室53のトナーは第一トナー室52に移送されるようになる。そして、第一トナー室52のトナーは、隔壁板58の補給開口部59から供給室57に補給される。その際に、補給されるトナーは、第一トナー室52でパドル60により撹拌されて予備的な帯電が行われる。補給開口部59は、前後方向にスリット状に開口しており、その開口幅及び開口位置を調整することで、第一トナー室52から供給室57に補給されるトナー量を調整することができる。
供給室57に補給されたトナーは、供給ローラ56が回転しながら現像ローラ55に摺接することによって摩擦されて帯電され、現像ローラ55の表面に担持される。現像ローラ55には、供給されたトナーの層厚を規制する現像ブレード69が現像ローラ55の表面に近接して配設されている。現像ローラ55と感光体ドラム25とが回転しながら互いに摺接することで、現像ブレード69により一定の層厚に規制されたトナー層が感光体ドラム25の表面に形成された静電潜像に付着して現像される。
現像器22は、前後方向に画像形成装置1に着脱されるようになっている。図2において、紙面の垂直方向の手前側を現像器22の前面部とし、反対側を後面部すると、現像器22を画像形成装置1に挿入する場合には、画像形成装置1内の本体フレーム70に形成された装着スペースに後面部から挿入して装着する。現像器22は、挿入された後画像形成装置1の本体フレーム70に設けられた押圧機構71により下方から容器本体50が押し上げられて現像ローラ55を感光体ドラム25に当接した状態にセットされる。また、押圧機構71の押圧動作に連動してトナー残量検知センサ72が上昇し、摺動面部67に設けられた透明部材からなる窓部73の中にセットされる。同様にトナー残量検知センサ74が現像器22の装着動作に連動して上昇し、摺動面部68に設けられた透明部材からなる窓部75の中にセットされる。
押圧機構71は、回転軸76に固定されたカム部材77に、基板78に摺動自在に配設された押圧体79の底面が当接している。そして、現像器22が装着されると、押圧体79の上面は現像器22の底面にリブ状に形成された圧接部80に対向するようになる。回転軸76の端部に固定された図示せぬレバーを操作者が回動することでカム部材77が時計回りに回転して押圧体79を矢印方向に押し上げ、押圧体79が圧接部80を押圧して現像ローラ55が感光体ドラム25に当接した状態となる。また、トナー残量検知センサ72を一方の端部に固定した揺動レバー81の他方の端部は、カム部材77に当接するように図示せぬ圧縮バネにより下方に付勢されており、カム部材77が時計回りに回転すると、揺動レバー81は軸82を中心に時計回りに回転してトナー残量検知センサ72が上昇するようになる。トナー残量検知センサ74についても同様に押圧機構71の押圧動作に連動して上昇するようにしてもよい。
パドル61には、清掃手段としてクリーニング部材83が取り付けられており、パドル61の回転により窓部73内を摺動してトナーを掻き取るようにされている。同様に、パドル62には、クリーニング部材84が取り付けられており、パドル62の回転により窓部75内を摺動してトナーを掻き取るようにされている。以下に、パドル61、窓部73及びクリーニング部材83について説明するが、パドル62、窓部75及びクリーニング部材84についても同様であるので、説明は省略する。
図4は、図3においてパドル61の軸方向に沿った上下方向の概略断面図を示している。なお、図4では、理解を容易にするため、クリーニング部材83が窓部73内に配置された状態とされている。パドル61の回転軸85は、容器本体50の前後フレームに軸支されており、回転軸85のほぼ中央部分に突設された取付部86にクリーニング部材83がネジ止めされている。回転軸85の一方の端部は、容器本体50を貫通して外部に突出しており、突出部分に駆動用歯車87が固定されている。
そして、回転軸85の先端部85aは、駆動用歯車87よりさらに外方に突出しており、現像器22を画像形成装置1に装着した際に、図示せぬ接続端子が先端部85aに接触するようになっている。回転軸85及び取付部86は金属材料からなるため、先端部85aが接続端子と接触することにより回転軸85及び取付部86は装置本体と電気的に導通した状態となる。
図5は、図4において窓部73の部分を拡大した断面図であり、トナー残量検知センサ72が上昇して窓部73にセットされた状態を示している。窓部73は、合成樹脂製の透明材料を用いて一体成形されており、外側からみて凹溝内のほぼ中央部に下方に突出した残量検知部88が形成されている。残量検知部88には、図2に示すように、パドル61に取り付けられたクリーニング部材83の回転軌跡に沿って所定の溝幅に形成されており、残量検知部88内のトナーは、クリーニング部材83が残量検知部88内を摺動する毎に一旦残量検知部88外に排出される。クリーニング部材83は、導電性ゴムからなる矩形状のシート体を複数枚重ねて構成されており、シート体の1枚の幅を残量検知部88の溝幅よりわずかに大きくして、進行方向に直交する面に取り付けられている。したがって、残量検知部88の両側部89は、常にクリーニング部材83のシート体が密着して摺動し一旦トナーが除去される。一方、トナー残量検知センサ72は、残量検知部88の一方の側にセットされる突出部90及び他方の側にセットされる突出部92を有しており、突出部90の残量検知部88に対向する側面に発光器91が固定されており、突出部92の残量検知部88に対向する側面に受光器93が固定されている。そして、受光器93は発光器91から残量検知部88を透過した光を受光したか否かで検知信号が出力される。
残量検知部88内をパドル61の回転に同期してクリーニング部材83が摺動する毎に発光器91の光は残量検知部88を透過して受光器93に受光されて検知信号が出力される。補給室内にトナーが十分な量貯留されている場合には、クリーニング部材83の摺動後残量検知部88内が再びトナーで埋められるため、受光器93は発光器91の光を検知しなくなるが、補給室内のトナーの残量が少なくなると、残量検知部88内を埋めるトナーが少なくなって残量検知部88内がトナーで埋まるまでに時間がかかるようになって受光器93は光を検知し続けるようになる。こうした検知信号の変化に基づいてトナー残量検知センサ72は、トナーの残量を示す検知信号を装置本体の制御部に送信する。
窓部73の内表面には、帯電防止剤をコーティングして形成した帯電防止層94が積層されている。帯電防止剤は霧状にして塗布すればよい。また、刷毛等により塗布したり、液槽中に浸漬して帯電防止層を形成することもできる。帯電防止剤の粘度が高くそのままでは霧状にできない場合は、溶媒で希釈した帯電防止剤の溶液を用いてもよい。帯電防止剤としては透明で水溶性のものが好ましい。水溶性の帯電防止剤としては、例えばカチオン系界面活性剤タイプ、アニオン系界面活性剤タイプ、両性イオン系界面活性剤タイプ、非イオン系界面活性剤タイプまた高分子量鎖に上記親水基を結合したような高分子量の帯電防止剤等を好適に用いることができる。中でも、アニオン系界面活性剤タイプや両性イオン系界面活性剤タイプが好ましい。
このように窓部73の内表面に帯電防止層94を形成することで、クリーニング部材83が残量検知部88内を摺動する際に生じる静電気によるトナーの吸着を防止することができる。すなわち、窓部73の内表面に静電気による帯電が抑えられるため、トナーの帯電量が大きくなっても、トナーが残量検知部88の内面に吸着することはなく、クリーニング部材83によりトナーが掻き取られた後発光器91の光が吸着したトナーに遮られることがなくなって正確な残量検知を行うことができる。
また、帯電防止剤の代わりに導電剤をコーティングしても同様の作用効果を得ることができる。導電剤としては、酸化錫等の導電性成分を含む透明な液剤を用いて、スプレー等により窓部73の内表面に塗布すればよい。
また、クリーニング部材83と残量検知部88との摺動による静電気の発生を抑えるためには、クリーニング部材83を導電性材料で構成すると共にクリーニング部材83を取り付けたパドル61を導電性材料で構成すればよい。上記の実施形態では、クリーニング部材83を導電性ゴムで構成し、回転軸85及び取付部86を金属材料で構成しているため、クリーニング部材83に発生した静電気は取付部86から回転軸85に移動してクリーニング部材83の帯電が防止される。この場合、回転軸85の先端部85aに接触する接続端子を接地電位とすることで、クリーニング部材83が接地電位状態となって帯電を確実に防止することができる。
また、先端部85aに接触する接続端子に装置本体側からトナーと同極性の電圧を印加しておくと、クリーニング部材83がトナーと同極性の電位状態となり、クリーニング部材83とトナーが反発し合うようになる。そのため、クリーニング部材83が残量検知部88内を摺動する際に、トナーを掻き取るとともにトナーが反発して残量検知部8の外に排出されるようになり、さらにクリーニング効果を高めることができる。
本発明に係る実施形態に関する画像形成装置全体の概略断面図である。 記録部に関する拡大断面図である。 現像器に関する拡大断面図である。 現像器のパドルの軸方向に沿った断面図である。 窓部付近の拡大断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 原稿読取部
3 給紙部
4 記録部
22 現像器
25 感光体ドラム
50 容器本体
51 蓋体
55 現像ローラ
70 本体フレーム
71 押圧機構
72 トナー残量検知センサ
73 窓部
74 トナー残量検知センサ
75 窓部
83 クリーニング部材
84 クリーニング部材
88 残量検知部

Claims (6)

  1. 現像剤を貯蔵すると共に前記現像剤を撹拌する撹拌手段を備えた補給室と、前記補給室に設けられた透明部材からなる窓部と、前記撹拌手段に取り付けられるとともに前記窓部の内表面を摺動して現像剤を掻き取る清掃手段とを備え、前記窓部の内表面には帯電防止剤がコーティングされていることを特徴とする現像器。
  2. 現像剤を貯蔵すると共に前記現像剤を撹拌する撹拌手段を備えた補給室と、前記補給室に設けられた透明部材からなる窓部と、前記撹拌手段に取り付けられるとともに前記窓部の内表面を摺動して現像剤を掻き取る清掃手段とを備え、前記窓部の内表面には導電剤がコーティングされていることを特徴とする現像器。
  3. 前記撹拌手段及び前記清掃手段の少なくとも一部を導電部材で構成して互いに電気的に導通状態とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像器。
  4. 前記清掃手段は、前記窓部の内表面を摺動する摺動部材に導電性ゴムを用いていることを特徴とする請求項3に記載の現像器。
  5. 請求項3又は4に記載の現像器を備え、前記撹拌手段及び前記清掃手段が接地電位とされていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3又は4に記載の現像器を備え、前記撹拌手段及び前記清掃手段が前記現像剤と同極性の電位とされていることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015094929A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 株式会社リコー トナー量検知機構、現像装置、プロセスユニット、及び画像形成装置

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