JP2006053184A - 通線ロッド繰出・巻取装置及び光ファイバケーブル敷設方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡素な構成で光ファイバケーブルの敷設を効率良く行うことができる通線ロッド繰出・巻取装置及びこれを用いた光ファイバケーブル敷設方法を提供する。
【解決手段】 通線ロッド繰出・巻取装置1は、支持体5に対して回転自在に取り付けられ、通線ロッド3が巻き付けられる巻付部17と、巻付部17を双方向に回転させる操作ハンドル37と、を備えている。この通線ロッド繰出・巻取装置1によれば、手動によって巻付部17を回転させ、通線ロッド3の繰り出し及び巻き取りを自在に切り替えて光ファイバケーブル55の敷設を行うことができるので、コンプレッサ等の複雑な装置を使用する必要がなく、構成の簡素化が図られる。そのため、特に建物内等の比較的短い距離を対象とするケーブル敷設現場では、準備などを含めた作業効率を向上させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 通線ロッド繰出・巻取装置1は、支持体5に対して回転自在に取り付けられ、通線ロッド3が巻き付けられる巻付部17と、巻付部17を双方向に回転させる操作ハンドル37と、を備えている。この通線ロッド繰出・巻取装置1によれば、手動によって巻付部17を回転させ、通線ロッド3の繰り出し及び巻き取りを自在に切り替えて光ファイバケーブル55の敷設を行うことができるので、コンプレッサ等の複雑な装置を使用する必要がなく、構成の簡素化が図られる。そのため、特に建物内等の比較的短い距離を対象とするケーブル敷設現場では、準備などを含めた作業効率を向上させることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主に光ファイバケーブルの敷設に用いる通線ロッド繰出・巻取装置及びこれを用いた光ファイバケーブルの敷設方法に関する。
従来、既設の管路内に光ファイバケーブルを敷設する方法として、例えば特許文献1に開示された敷設方法がある。この敷設方法では、先端部分にパラシュートを取り付けた中空のパイプを圧縮空気によって管路内を圧送してパイプを通した後、このパイプ内に光ファイバケーブルを挿通させる。
特開平6−133426号公報
しかしながら、上述した敷設方法では圧縮空気を作り出すコンプレッサを導入する必要があり、電源を含めて設備が大型化・複雑化する。そのため、特に建物内などの比較的短い距離を対象とするケーブル敷設現場では、設備の準備等をも含めた作業効率の低下が問題となる。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、簡素な構成で光ファイバケーブルの敷設を効率良く行うことができる通線ロッド繰出・巻取装置及びこれを用いた光ファイバケーブル敷設方法を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る通線ロッド繰出・巻取装置は、光ファイバケーブルの牽引に使用する通線ロッドの繰り出し及び巻き取りを行うための通線ロッド繰出・巻取装置であって、支持体に対して回転自在に取り付けられ、通線ロッドが巻き付けられる巻付部と、巻付部を双方向に回転させる手動操作部と、を備えることを特徴としている。
この通線ロッド繰出・巻取装置を用いて光ファイバケーブルの敷設作業を行う場合は、まず手動操作部により巻付部を回転させることで、予め巻付部に巻き付けられている通線ロッドを繰り出して敷設管内に挿通させる。そして、通線ロッドを光ファイバケーブルに接続した後、手動操作部により巻付部を反対方向に回転させて通線ロッドを巻き取ることにより、光ファイバケーブルを牽引して敷設管内に敷設する。このように、本発明の通線ロッド繰出・巻取装置では、手動によって巻付部を回転させ、通線ロッドの繰り出し及び巻き取りを自在に切り替えて光ファイバケーブルの敷設を行うため、コンプレッサ等の複雑な装置を使用する必要がなく、構成の簡素化が図られる。そのため、特に建物内等の比較的短い距離を対象とするケーブル敷設現場では、準備などを含めた作業効率を向上させることができる。また、コンプレッサを使用しないので、作業時に騒音を発生させることもない。
また、巻付部の回りに配置され、巻付部に巻き付けられた通線ロッドを繰り出すときに通線ロッドを巻付部側に抑え込むようにガイドする繰出ガイド部を更に備えることが好ましい。これにより、通線ロッドの繰り出しの際、巻付部の回転によって通線ロッドが巻付部の外側に膨らんでも、通線ロッドが巻付部から外れることを防止できる。
また、支持体に取り付けられると共に手動操作部に固定された回転軸と、回転軸の回転を巻付部に伝達する回転伝達手段と、を更に備えることが好ましい。この場合には、手動操作部を動かすと回転軸が回転し、この回転が回転伝達手段により巻付部に伝えられ、巻付部が回転するようになる。
また、回転伝達手段は、巻付部に付与するトルクを調整する手段を有することが好ましい。これにより、通線ロッドに接続された光ファイバケーブルを牽引する際に光ファイバケーブルが障害物等に引っ掛かり、回転軸に所定以上のトルクがかかったときに、回転軸の回転を巻付部に伝わらないようにし、敷設中の光ファイバケーブルに過大な負荷がかからないようにすることができる。
また、回転軸に固定された駆動ローラと、駆動ローラと協働して、巻付部に巻き付けられた通線ロッドを挟み込んだ状態で繰り出すピンチローラと、駆動ローラとピンチローラとの間隔を調節する手段と、を更に備えることが好ましい。このように、駆動ローラとピンチローラにより通線ロッドを繰り出すことにより、通線ロッドのもつれ等の発生を防止することができる。また、駆動ローラとピンチローラとの間隔を調整可能とすることにより、異なる外径の通線ロッドを使用しても通線ロッドを適切な力で挟み込んだ状態で繰り出すことができる。
また、支持体に設けられ、巻付部に対する通線ロッドの巻付位置を規定する巻取ガイド部を更に備えることが好ましい。これにより、例えば通線ロッドを常に巻付部の中央付近に巻き付けることができる。この場合には、通線ロッドを巻付部にフリーに巻き付けるときよりも通線ロッドがもつれにくくなる。
また、本発明に係る光ファイバケーブルの敷設方法は、上記の通線ロッド繰出・巻取装置を用意し、巻付部に通線ロッドを巻き付けておく工程と、手動操作部により巻付部を回転させることで、通線ロッドを繰り出して管路内に挿通させる工程と、通線ロッドを光ファイバケーブルに接続する工程と、手動操作部により巻付部を反対方向に回転させて、通線ロッドを巻き取ることにより、光ファイバケーブルを牽引して管路内に敷設する工程と、を含むことを特徴としている。
この敷設方法では、上述したように、手動によって巻付部を回転させ、通線ロッドの繰り出し及び巻き取りを自在に切り替えて光ファイバケーブルの敷設を行うため、コンプレッサ等の複雑な装置を使用する必要がなく、構成の簡素化が図られる。そのため、特に建物内等の比較的短い距離を対象とするケーブル敷設現場では、準備などを含めた作業効率を向上させることができる。また、コンプレッサを使用しないので、作業時に騒音を発生させることもない。
以上のように、本発明によれば、簡素な構成で光ファイバケーブルの敷設を効率良く行うことができる。これにより、低コスト化や作業時間の短縮化を図ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る通線ロッド繰出・巻取装置の好適な一実施形態について詳細に説明する。
[通線ロッド繰出・巻取装置の構成]
図1〜図4において、本発明の一実施形態に係る通線ロッド繰出・巻取装置1は、光ファイバケーブルの敷設現場に持ち運び、敷設管内における光ファイバケーブルの牽引に使用する通線ロッド3の繰り出し及び巻き取りを行うことを目的として構成されている。通線ロッド3は、例えばFRP(繊維強化プラスチック)を材料とする線状の抗張力体である。
図1〜図4において、本発明の一実施形態に係る通線ロッド繰出・巻取装置1は、光ファイバケーブルの敷設現場に持ち運び、敷設管内における光ファイバケーブルの牽引に使用する通線ロッド3の繰り出し及び巻き取りを行うことを目的として構成されている。通線ロッド3は、例えばFRP(繊維強化プラスチック)を材料とする線状の抗張力体である。
図1〜図4に示すように、この通線ロッド繰出・巻取装置1は支持体5を有しており、この支持体5は、装置1の本体部分を構成する基部7と、稼動部格納ケース8と、ベルト格納ケース10と、を備えている。
基部7は、互いに対面する一対の面板9a,9bを有している。この面板9a,9bの下端部同士は複数の連結棒11を介して連結されている。また、面板9a,9bのそれぞれの下端部には装置1本体の外側に向かって張り出す張出部13a,13bがネジ止めされており、装置1が設置面に対して安定して設置できるようになっている。さらに、面板9a,9bの上端部は棒状の取手部15によって連結されている。この取手部15により、作業者が装置1を容易に持ち運びできるようになっている。
基部7における面板9a,9bの間には、通線ロッド3を巻き付けるための巻付部17が設けられている。巻付部17は、一対のフランジ19が固定された回転軸21と、内籠部23と、から構成されている。内籠部23は、フランジ19,19の間において回転軸21を中心として円周状に沿って配置された複数の棒状部材25からなっており、この内籠部23に通線ロッド3が巻き付けられる。そして、巻付部17は、回転軸21の両端部が面板9a,9bの略中央部分に連結されることで、支持体5に対して回転自在に取り付けられている。
さらに、巻付部17の回りには、回転軸21を中心として配置された複数の棒状部材27からなる繰出ガイド部29が備えられている。この繰出ガイド部29は、巻付部17に巻き付けられた通線ロッド3を繰り出すときに、通線ロッド3を巻付部17側に押さえ込むようにガイドする。これにより、巻付部17の回転によって通線ロッド3が巻付部17の外側に向かって膨らんだとしても、通線ロッド3が巻付部17から外れることを防止でき、適切な通線ロッド3の繰り出し及び巻き取りを行うことができる。
なお、巻付部17の各フランジ19,19は、できるだけ面板9a,9b側に近接させて配置することが好ましい。こうすると、例えば巻付部17が回転する際に、通線ロッド3がフランジ19と面板9a,9bとの間にはみ出さないようにすることができ、巻付部17の回転不良等の発生を防止することができる。
また、上述したように、通線ロッド3が巻き付けられる内籠部23を棒状部材25によって構成しているのは、装置1の軽量化を図るためである。このような軽量化により、例えば装置1の重量を5kg以下にできれば、装置1の持ち運びが容易になり、光ファイバケーブルの敷設現場での作業性を向上させることができる。
一方、稼動部格納ケース8は、装置1の前面側に配置された略直方体形状を有する筐体であり、後述のベルト39を格納するベルト収納ケース10によって基部7と連結されている。この稼動部格納ケース8の内部には、例えばウレタン製の外周部を有する駆動ローラ31とピンチローラ33とが格納されている。
駆動ローラ31の回転軸35の一端側は、稼動部格納ケース8の側面部に取り付けられた操作ハンドル(手動操作部)37に連結されている。また、駆動ローラ31の回転軸35の他端側は、ベルト(回転伝達手段)39及びプーリ(回転伝達手段)41等を介して巻付部17の回転軸21に接続されている(図6参照)。
これにより、操作ハンドル37を手動によって回転させると、その回転と同じ方向に駆動ローラ31と巻付部17とを回転させることができ、巻付部17に巻き付けられた通線ロッド3の繰り出し及び巻き取りの動作を行うことができる。
また、ピンチローラ33は、駆動ローラ31の上方に配置された補助的なローラである。ピンチローラ33は、駆動ローラ31と協働して巻付部17に巻き付けられた通線ロッド3を挟み込み、通線ロッド3の繰り出し及び巻き取りの動作をサポートする。すなわち、操作ハンドル37の操作によって巻付部17から繰り出された通線ロッド3は、駆動ローラ31とピンチローラ33とによって挟み込まれながら搬送される。これにより、繰り出し及び巻き取り時の通線ロッド3のもつれ等の発生を効果的に防止することができる。
例えば、ピンチローラ33は、稼動部格納ケース8内に配置された揺動体(図示せず)にフリー回転自在に支持されている。この揺動体と稼動部格納ケース8の上端内壁との間には、揺動体を上側に付勢するバネ(図示せず)が設けられており、これにより、ピンチローラ33の上下動が可能となっている。
また、稼動部格納ケース8の上面には操作レバー43が設けられている。この操作レバー43には、稼動部格納ケース8の上面に形成された開口部8aを通して揺動体を押し付ける押付部43aが設けられている。そして、操作レバー43によって通線ロッド3を把持する把持状態と、通線ロッド3の把持を解除するフリー状態との切り替えを行うことができる。具体的には、操作レバー43により押付部43を押し下げると揺動体がバネの付勢力に抗して揺動し、これに伴ってピンチローラ33が下がって把持状態となる。
また、操作レバー43の押付部43aには、ネジ部(図示せず)が形成されており、このネジ部には、ピンチローラ33の上下の移動量を調整する調整ナット43bが螺合されている。この調整用ナット43bにより、揺動体の揺動量(ピンチローラ33の下降量)を変えることで、通線ロッド3の把持状態における駆動ローラ31とピンチローラ33の間隔を調整することができる。これにより、異なる外径を有する通線ロッド3を使用する場合であっても、通線ロッド3を適切な力で挟み込んだ状態で繰り出すことができる。
さらに、稼動部格納ケース8の前面側には、筒状の部材からなる巻取ガイド部45が設けられている。この巻取ガイド部45の中心軸線は、巻付部17の胴幅の中央部分と一致している。これにより、通線ロッド3を巻き取る際、その巻付位置を常に巻付部17の中央付近に揃えることが可能となる。この場合、通線ロッド3を巻付部17にフリーに巻き付けるときよりも通線ロッド3がもつれにくくなるので、通線ロッド3の巻き取りをスムーズに行うことができ、作業効率の更なるアップを実現できる。
ところで、前述したように、駆動ローラ31の回転軸35の回転は、ベルト39及びプーリ41を介して巻付部17の回転軸21に伝達されるが、このプーリ41と回転軸21との接続部分には、図5及び図6に示すように、トルク調整部(トルク調整手段)47が設けられている。
このトルク調整部47は、駆動ローラ31の回転軸35から巻付部17に付与されるトルクの大きさを調整する部分であり、より具体的には、回転軸21の端部に取り付けられた円柱状の調整つまみ49と、プーリ41の側面にネジ止め固定されたリング状の円盤51と、から構成されている。
調整つまみ49は、回転軸21と連結されたネジ付き回転軸22が螺合される中央開口49aを有し、この中央開口49aの周りに先端が球状のプランジャ49bを4本備えている。また、各プランジャ49bの基端と調整つまみ49との間には、各プランジャ49bを円盤51側に付勢するバネ50が配設されている。
円盤51は、プランジャ49bの先端形状に対応した4つの球面状の凹部51aを有している。この各凹部51aにプランジャ49bの先端部分が嵌め込まれることで、プーリ41の回転が、円盤51、調整つまみ49、ネジ付き回転軸22を介して回転軸21に伝達するようになっている。
調整つまみ49をネジ付き回転軸22に対して回転させると、調整つまみ49のネジ付き回転軸22に対する軸方向の位置が変化し、凹部51aに対するプランジャ49bの押し込み量を調整することができる。この押し込み量の調整によって、巻付部17に伝達するトルクを所定量以下に規制しておくことができる。
ここで、通線ロッド3の巻き取り時に所定以上のトルクがプーリ41にかかった場合には、バネ50の付勢力よりも強い力が円盤51にかかるため、球状のプランジャ49bの先端部が球面状の凹部51aから外れる。このため、駆動ローラ31の回転軸35が回転しても、その回転が巻付部17の回転軸21に伝達しなくなる。
このようなトルク調整部47によれば、例えば光ファイバケーブルと接続された通線ロッド3の巻き取り時に、光ファイバケーブルが障害物等に引っ掛かったことに作業者が気付かず、操作ハンドル37を操作し続けたとしても、回転軸35に所定以上のトルクがかかった時点で巻付部17にトルクが伝達しなくなるため、光ファイバケーブルに過大な牽引張力が加わることを防止できる。これにより、敷設中の光ファイバケーブルの予期せぬ断線や損傷等の発生を抑えることが可能となる。
なお、上述のトルク調整による光ファイバケーブルの牽引張力の最大値は、例えば4kgf〜11kgfの範囲に設定される。これは、現存する光ファイバケーブルの許容張力を考慮したものである。
[光ファイバケーブルの敷設方法]
次に、上述した通線ロッド繰出・巻取装置1を用いた光ファイバケーブルの敷設方法について説明する。
次に、上述した通線ロッド繰出・巻取装置1を用いた光ファイバケーブルの敷設方法について説明する。
まず、図7に示すように、巻付部17に通線ロッド3を巻き付け済みの通線ロッド繰出・巻取装置1を敷設現場に用意して、敷設管路53の付近に配置する。そして、操作ハンドル37を手動によって操作し、通線ロッド3の繰り出し方向に巻付部17を回転させる。これにより、通線ロッド繰出・巻取装置1から通線ロッド3が繰り出され、敷設管路53内を挿通していく。
通線ロッド3を敷設管路53内に挿通させた後、図8に示すように、通線ロッド3の先端部と、敷設すべき光ファイバケーブル55の端部とを接続する。この通線ロッド3と光ファイバケーブル55との接続には、例えばガラステープが用いられる。
接続後、操作ハンドル37を手動によって反対方向に回転させることにより、通線ロッド3の巻き取りを行う。このとき、図9に示すように、通線ロッド3の巻き取りにつれて光ファイバケーブル55が牽引されていき、通線ロッド3の巻き取り終了と共に光ファイバケーブル55の敷設が完了する。
以上のように、本実施形態に係る光ファイバケーブルの敷設方法では、通線ロッド繰出・巻取装置1の操作ハンドル37を手動によって操作して巻付部17を回転させ、通線ロッド3の繰り出し及び巻き取りを自在に切り替えて光ファイバケーブルの敷設を行う。
したがって、敷設現場にコンプレッサ等の大型で複雑な装置を導入する必要がないため、作業時に騒音を発生させることもなく、装置構成も非常に簡素化される。また、通線ロッド繰出・巻取装置1は、持ち運びも容易である上に、電源も必要としない。そのため、特に建物内等の比較的短い距離を対象とするケーブル敷設現場では、準備に要する時間などを含め、作業全体を効率良く進めることができる。これにより、光ファイバケーブル55の敷設作業に要する時間を短縮することができ、敷設コストの低減を図ることが可能となる。
1…通線ロッド繰出・巻取装置、3…通線ロッド、5…支持体、17…巻付部、29…繰出ガイド部、31…駆動ローラ、33…ピンチローラ、35…回転軸、37…操作ハンドル(手動操作部)、39…ベルト(回転伝達手段)、41…プーリ(回転伝達手段)、43b…調整ナット、45…巻取ガイド部、47…トルク調整部、53…敷設管路、55…光ファイバケーブル。
Claims (7)
- 光ファイバケーブルの牽引に使用する通線ロッドの繰り出し及び巻き取りを行うための通線ロッド繰出・巻取装置であって、
支持体に対して回転自在に取り付けられ、前記通線ロッドが巻き付けられる巻付部と、
前記巻付部を双方向に回転させる手動操作部と、を備えることを特徴とする通線ロッド繰出・巻取装置。 - 前記巻付部の回りに配置され、前記巻付部に巻き付けられた前記通線ロッドを繰り出すときに前記通線ロッドを前記巻付部側に抑え込むようにガイドする繰出ガイド部を更に備えることを特徴とする請求項1記載の通線ロッド繰出・巻取装置。
- 前記支持体に取り付けられると共に前記手動操作部に固定された回転軸と、
前記回転軸の回転を前記巻付部に伝達する回転伝達手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載の通線ロッド繰出・巻取装置。 - 前記回転伝達手段は、前記巻付部に付与するトルクを調整する手段を有することを特徴とする請求項3記載の通線ロッド繰出・巻取装置。
- 前記回転軸に固定された駆動ローラと、
前記駆動ローラと協働して、前記巻付部に巻き付けられた前記通線ロッドを挟み込んだ状態で繰り出すピンチローラと、
前記駆動ローラと前記ピンチローラとの間隔を調節する手段と、を更に備えることを特徴とする請求項3又は4記載の通線ロッド繰出・巻取装置。 - 前記支持体に設けられ、前記巻付部に対する前記通線ロッドの巻付位置を規定する巻取ガイド部を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の通線ロッド繰出・巻取装置。
- 請求項1〜6のいずれか一項記載の通線ロッド繰出・巻取装置を用意し、前記巻付部に前記通線ロッドを巻き付けておく工程と、
前記手動操作部により前記巻付部を回転させることで、前記通線ロッドを繰り出して管路内に挿通させる工程と、
前記通線ロッドを前記光ファイバケーブルに接続する工程と、
前記手動操作部により前記巻付部を反対方向に回転させて、前記通線ロッドを巻き取ることにより、前記光ファイバケーブルを牽引して前記管路内に敷設する工程と、を含むことを特徴とする光ファイバケーブル敷設方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004232648A JP2006053184A (ja) | 2004-08-09 | 2004-08-09 | 通線ロッド繰出・巻取装置及び光ファイバケーブル敷設方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103586376A (zh) * | 2013-11-19 | 2014-02-19 | 李赵和 | 一种不锈钢丝牵引器 |
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2004
- 2004-08-09 JP JP2004232648A patent/JP2006053184A/ja active Pending
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