JP2006052778A - カバー部材のヒンジ機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コイルバネの曲げ部に発生する内部応力が高い部分に、応力集中の分散およびコイルバネの反動を抑える構造を有した部品を付加し、コイルバネの寿命向上を図る。
【解決手段】 コイルバネ2を利用したカバー開閉において、コイルバネ2の曲げR部15にRをほどこしたプラスチック製部品を摺動させるとともに、プラスチック製部品に設けられたV溝11にコイルバネ2が入りこんでくさび効果によりコイルバネ2の反動を抑え、コイルバネ2に連動したセットカバー8のはねかえりを抑える。
【選択図】 図1
【解決手段】 コイルバネ2を利用したカバー開閉において、コイルバネ2の曲げR部15にRをほどこしたプラスチック製部品を摺動させるとともに、プラスチック製部品に設けられたV溝11にコイルバネ2が入りこんでくさび効果によりコイルバネ2の反動を抑え、コイルバネ2に連動したセットカバー8のはねかえりを抑える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コイルバネを有するカバー部材のヒンジ機構において、カバー開閉回数の耐久力を向上したヒンジ機構に関するものである。
従来より、一般的な事務機器、例えばプリンタには、上方に開閉可能なカバーが取り付けられているものがある。そのカバーのヒンジ機構は、図4に示すように、コイルバネ2の反動力を利用してセットカバー8を閉状態で保持するようになっている。
コイルバネ2とカバヒンジプレートA16は共に金属製である。そのため、セットカバー8を開けると、カバヒンジプレートA16が矢印方向に動き、コイルバネ2に接触して停止する構造であり、コイルバネ2が次第に磨耗するため、コイルバネの耐久性を向上させる必要があった。
一方で、プリンタカバーのヒンジ機構取り付けスペースが狭く、市販のガススプリングやバランサ等ヒンジ開閉製品の利用は困難である。
カバー開閉でコイルバネを有したヒンジ機構部において、コイルバネの曲げ部に発生する内部応力が高い部分に金属を接触させているため、コイルバネの表面が磨耗し傷が発生しやすい。
本発明の目的は、従来のコイルバネの寿命向上を安価に達成することである。
上記課題を解決するため、本発明は、曲げ部を有するコイルバネを利用したカバー部材のヒンジ機構であって、前記コイルバネの曲げ部に沿う様にR形形状及び前記コイルバネの曲げ部付近を保持可能なV溝が形成され、且つ前記コイルバネと摺動するプラスチック製のブロック部材を備えたことを特徴とする。
本発明は、コイルバネがプラスチック製ヒンジブロックのR部と摺動し、ヒンジブロックに設けたV溝にコイルバネが入り込む構造のため、コイルバネの表面磨耗による傷の発生を防止し、更に、V溝による楔効果により、コイルバネの反動を抑えることで、ヒンジの寿命を向上させる。
R部を持ちV溝を設け、コイルバネを摺動可能なプラスチック製のヒンジブロックにより、従来部品との互換性を保ちながら、長寿命のヒンジ機構を得ることを実現した。
図1は、本発明を適用するカバー部分を裏側から見た斜視図であり、図2は、本発明の1実施例となるヒンジ部を拡大した側面図である。
コイルバネ2は、ヒンジスプリングシャフト3を介してヒンジスプリングホルダ1に取り付けられている。また、ヒンジスプリングホルダ1は、ヒンジスプリングシャフト3とヌキドメリング5によりヒンジプレートクミ4に取り付けられている。この符号1〜6のクミをセットカバヒンジクミ6と呼ぶ。このセットカバヒンジクミ6は、ネジA12でトップカバー7に取り付けられている。また、セットカバヒンジクミ6に連結されているセットカバー8に、カバヒンジプレート9がネジB13により取り付けられている。
R部を有しV溝11が設けられたプラスチック製のヒンジブロック10がネジC14によりカバヒンジプレート9に取り付けられる。
カバヒンジプレート9にコイルバネ2が連結し、コイルバネ2がヒンジブロック10と摺動する構造になっている。そして、コイルバネ2がヒンジブロック10のR部15で摺動し、コイルバネ2がV溝11に入り込む。
カバヒンジプレート9にコイルバネ2が連結し、コイルバネ2がヒンジブロック10と摺動する構造になっている。そして、コイルバネ2がヒンジブロック10のR部15で摺動し、コイルバネ2がV溝11に入り込む。
図3は、本発明装置の1実施例の断面図(V溝構造)である。
コイルバネ2の直径DとV溝11の幅Lの関係はD>Lであり、コイルバネ2がV溝11に入り込むことで、プラスチックの弾力によりコイルバネ2が押さえ付けられる。このくさび効果によってコイルバネ2の反動を抑え、連動するセットカバー8を開く際の跳ね返りを抑えることが可能となる。
このように、コイルバネと摺動する部位にR部を持ちV溝を設けたプラスチック部品を取付けることによって、コイルバネにかかる応力集中の分散およびコイルバネの反動を抑えることが可能となる。
このように、コイルバネと摺動する部位にR部を持ちV溝を設けたプラスチック部品を取付けることによって、コイルバネにかかる応力集中の分散およびコイルバネの反動を抑えることが可能となる。
1はヒンジスプリングホルダ、2はコイルバネ、3はヒンジスプリングシャフト、4はヒンジプレートクミ、5はヌキドメリング、6はセットカバヒンジクミ、7はトップカバー、8はセットカバー、9はカバヒンジプレート、10はヒンジブロック、11はV溝、12はネジA、13はネジB、14はネジC、15はR部、16はカバヒンジプレートAである。
Claims (1)
- 曲げ部を有するコイルバネを利用したカバー部材のヒンジ機構であって、前記コイルバネの曲げ部に沿う様にR形形状及び前記コイルバネの曲げ部付近を保持可能なV溝が形成され、且つ前記コイルバネと摺動するプラスチック製のブロック部材を備えたことを特徴とするカバー部材のヒンジ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004234249A JP2006052778A (ja) | 2004-08-11 | 2004-08-11 | カバー部材のヒンジ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004234249A JP2006052778A (ja) | 2004-08-11 | 2004-08-11 | カバー部材のヒンジ機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006052778A true JP2006052778A (ja) | 2006-02-23 |
Family
ID=36030398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004234249A Pending JP2006052778A (ja) | 2004-08-11 | 2004-08-11 | カバー部材のヒンジ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006052778A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9868793B2 (en) | 2013-06-20 | 2018-01-16 | Kao Corporation | Cationic group-containing cellulose ether |
-
2004
- 2004-08-11 JP JP2004234249A patent/JP2006052778A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9868793B2 (en) | 2013-06-20 | 2018-01-16 | Kao Corporation | Cationic group-containing cellulose ether |
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