JP2006051211A - 排泄物処理パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】コアの略全域を排泄物の吸収に利用することができ、排泄物の開口からの漏れを防ぐことができる排泄物処理パッドを提供する。
【解決手段】排泄物処理パッド20Aでは、第1スペース32の上方に位置して縦方向へ延びる第2スペース34が第1シート21の横方向中央部33とコア23との間に形成され、第1および第2シート21,22よりも高い剛性を有する台紙36が開口31を囲繞するシート21の開口周縁部35に固着され、横方向へ弾性伸縮性を有するスペーサ51がスペース21に配置されて台紙36の両側壁44に収縮可能に取り付けられている。パッド20Aは、排泄物がスペース34を通って中間域25から前後域24,26に移行し、台紙36の両側壁44がスペーサ51によって横方向内方へ引き寄せられ、さらに、開口周縁部35が台紙36によってコア23の上方へ凸となる立体的な形態に変形している。
【選択図】図1

Description

本発明は、排泄物を吸収保持する排泄物処理パッドに関する。
縦方向に前域および後域と、前後域の間に位置する中間域とを有し、透液性表面シートおよび不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから吸収部が形成され、吸収部の周縁から上方へ延びる表裏面シートが吸収部を覆うカバーシート部分を形成し、カバーシート部分に囲繞された縦長の開口が吸収部の中央に形成された排泄物処理パッドがある(特許文献1参照)。カバーシート部分には、環状に延びる伸縮性弾性部材が収縮可能に取り付けられている。パッドは、おむつカバーの股下域の内側に着脱可能に取り付けられ、おむつカバーを介して着用者に装着される。
このパッドは、前域が縦方向前方に向かって先細りに形成され、後域が縦方向後方に向かって先細りに形成されており、吸収部の横寸法が中間域で最も広くなっている。パッドは、排泄物を吸収部に収容することができるので、おむつカバーが排泄物で汚れることがなく、さらに、先細りの前後域が着用者の股間部に納まるので、装着中におけるパッドの嵩張りを防ぐことができる。
特開平12−42033号公報
特許文献1に開示のパッドでは、開口を囲繞するカバーシート部分が低剛性の表裏面シートから形成されているので、パッドの厚み方向へかかるわずかな圧でカバーシート部分が容易に潰れてしまう。カバーシート部分が潰れると、開口を通過した排泄物の縦方向への移行がカバーシート部分によって阻止されるので、排泄物が吸収部全体に移行せず、排泄物をコア全域に効率よく吸収させることができない。さらに、カバーシート部分が潰れると、カバーシート部分が排泄物に対する障壁としての機能を失い、吸収部に収容された排泄物がカバーシート部分を乗り越えて開口からパッドの外側へ漏れてしまう場合がある。
また、このパッドは、それがおむつカバーの股下域に取り付けられるので、おむつカバーが着用位置からずれ下がると、それにともなってパッドがずれ下がり、着用者の肌に対するパッドの当接状態を維持することができず、排泄物が開口の外側へ排泄されてしまう場合がある。
本発明の目的は、排泄物を縦方向へ確実に移行させることができ、コアの略全域を排泄物の吸収に利用することができる排泄物処理パッドを提供することにある。本発明の他の目的は、開口を囲繞する開口周縁部を排泄物に対する障壁として機能させることができ、排泄物の開口からの漏れを防ぐことができる排泄物処理パッドを提供することにある。本発明の他の目的は、着用者の肌に対する当接状態を維持することができ、排泄物が開口の外側へ排泄されてしまうことがない排泄物処理パッドを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、縦方向に前域および後域と、前後域の間に位置する中間域とを有し、肌当接側に位置する第1シートと、肌非当接側に位置する第2シートと、第1および第2シートの間に形成された第1スペースに位置して前後域間に延びる吸液性コアとから構成され、第1シートを貫通する開口が前域と中間域とのうちの少なくとも該中間域の横方向中央に形成され、開口を通過した排泄物が第1スペースに収容されるとともにコアに吸収保持される排泄物処理パッドである。
前記前提における本発明の特徴は、第1シートの横方向中央部がパッドの横寸法を二分する縦中心線に沿ってコアの上方へ凸となり、第1スペースの上方に位置して縦方向へ延びる第2スペースが第1シートの横方向中央部とコアとの間に形成されていることにある。
本発明は、以下の実施態様を有する。
(1)第1および第2シートよりも高い剛性を有する台紙が開口を囲繞する第1シートの開口周縁部に固着され、台紙が、開口周縁部の縦方向前方に位置して開口から第2シートに向かって互いの離間寸法が次第に広がる一対の第1折曲線で折曲されるとともに、開口周縁部の縦方向後方に位置して開口から第2シートに向かって互いの離間寸法が次第に広がる一対の第2折曲線で折曲され、台紙が、第1折曲線間に延びる前壁と、第2折曲線間に延びる後壁と、前後壁に連なって第1および第2折曲線間に延びる両側壁とに区画され、台紙の互いに対向する前後壁が開口から第2シートに向かって末広がりに傾斜し、台紙の互いに対向する両側壁が開口から第2シートに向かって末広がりに傾斜し、第1シートの開口周縁部が台紙の前後壁と両側壁とに適従してコアの上方へ凸となる立体的な形態に変形している。
(2)台紙の前壁が、第1折曲線間に位置して開口から第2シートに向かって該第1折曲線から次第に離間する一対の第3折曲線で折曲され、第3折曲線間に延びていて開口周縁部の縦方向後方へ向かって凹む中央部と、第1および第3折曲線間に延びていて両側壁に対向する両側部とに区画され、台紙の後壁が、第2折曲線間に位置して開口から第2シートに向かって該第2折曲線から次第に離間する一対の第4折曲線で折曲され、第4折曲線間に延びていて開口周縁部の縦方向前方へ向かって凹む中央部と、第2および第4折曲線間に延びていて両側壁に対向する両側部とに区画されている。
(3)後壁の中央部には、第2シートの側に延びる台紙の外周縁から開口の側に延びる台紙の内周縁に向かって台紙を切り欠いた凹欠部分が形成され、第2スペースが後壁の凹欠部分に延びている。
(4)横方向へ弾性伸縮性を有するスペーサが第1スペースに配置されて両側壁に収縮可能に取り付けられ、両側壁どうしがスペーサの収縮力によってパッドの横方向内方へ引き寄せられている。
(5)台紙の両側壁が後壁から前壁に向かって先細りに形成され、後壁の面積が前壁のそれよりも大きい。
(6)パッドが、互いに対向する前後胴周り域およびそれら胴周り域の間に位置する股下域を有するとともに胴周り開口および一対の脚周り開口を有するパンツの内側に着脱可能に取り付けられ、パンツがその内側に配置されて前後胴周り域間に延びる帯状のパッド固定シートを備え、固定シートが、前後胴周り域の胴周り周縁部に固着された固定両端部と、固定両端部間に延びる自由中間部とを有し、パッドの後域を挿入可能な挿入口が自由中間部の横方向中央に形成され、パッドが、開口につながる開口部を有して第1シートの外面に位置する連結シートを備え、連結シートが、第1シートの開口周縁部に固着された固定内周縁部と、パッドの前域から縦方向前方へ延出して固定シートに止着手段を介して着脱可能な自由前部とを有する。このパッドでは、その前域と中間域とを固定シートの外面に位置させるとともに、その後域を固定シートの挿入口に挿入してパンツと固定シートとの間に介在させ、連結シートの自由前部を止着手段を介して固定シートの外面に止着することでパッドがパンツに取り付けられる。
(7)連結シートがパッドの後域に位置してパッド固定シートに止着手段を介して着脱可能な自由後部を有する。このパッドでは、連結シートの自由前部と自由後部とを止着手段を介して固定シートの外面に止着することでパッドがパンツに取り付けられる。
(8)自由後部には、連結シートの外周縁から固定内周縁部に向かって該連結シートを切り欠いた凹欠部分が形成され、第2スペースが連結シートの凹欠部分に延びている。
(9)止着手段が、連結シートの内面に取り付けられたフック部材、または、連結シートの内面に塗布された感圧型接着剤である。
(10)パッドの後域の面積が前域と中間域とのそれよりも大きく、後域がパッドの縦方向後方に向かって横方向へ末広がりの袋状を有する。
本発明に係る排泄物処理パッドによれば、第1スペースの上方に位置して縦方向へ延びる第2スペースが第1シートの横方向中央部とコアとの間に形成されているので、第1シートとコアとが当接して第1スペースが塞がったとしても、排泄物が第2スペースを通って中間域から前後域に移行し、排泄物をコア全域に効率よく吸収保持させることができる。
第1シートの開口周縁部に台紙が固着され、台紙が第1および第2折曲線を介して折曲されたパッドは、開口周縁部が台紙の前後壁と両側壁とに適従してコアの上方へ凸となる立体的な形態に変形し、開口周縁部が排泄物に対する障壁を形成するので、第1スペースに収容された排泄物が開口周縁部を乗り越えることはなく、排泄物の開口からの漏れを防ぐことができる。このパッドは、台紙が第1および第2シートよりも高い剛性を有するので、パッドの厚み方向へ多少の圧がかかったとしても、コアの上方へ凸となる開口周縁部の立体的な形態が台紙によって維持され、開口周縁部が潰れることはなく、開口周縁部が排泄物に対する障壁としての機能を失うことがない。
台紙の前壁が第1および第3折曲線で折曲され、台紙の後壁が第2および第4折曲線で折曲されたパッドでは、第1および第3折曲線の間に延びる前壁の両側部分が両側壁とともにパッドの厚み方向へかかる圧に対する支えとなり、第2および第4折曲線の間に延びる後壁の両側部分が両側壁とともにパッドの厚み方向へかかる圧に対する支えとなるので、パッドの厚み方向にかかる圧に対する台紙の座屈強度が向上し、台紙が潰れ難く、コアの上方へ凸となる開口周縁部の立体的な形態が台紙によって確実に維持される。
台紙の後壁の中央部に台紙を切り欠いた凹欠部分が形成され、第2スペースが後壁の凹欠部分に延びているパッドは、後壁の凹欠部分においてコアの上方へ凸となる第1シートの形態を維持することができ、台紙の後壁が第2スペースを塞ぐことがないので、排泄物が第2スペースを通ってパッドの後域に確実に移行する。
横方向へ弾性伸縮性を有するスペーサが両側壁に収縮可能に取り付けられたパッドは、スペーサによって台紙の両側壁どうしがパッドの横方向内方へ引き寄せられるので、台紙の立体的な形態がスペーサによって確実に維持され、コアの上方へ凸となる開口周縁部の立体的な形態が台紙とスペーサとによって確実に維持される。このパッドは、その厚み方向へ大きな圧がかかり、開口周縁部が潰れて台紙が扁平になったとしても、圧が解除されるとスペーサの収縮力によって台紙が直ちに立体的な形態に復元し、それによって開口周縁部がコアの上方へ凸となる立体的な形態に復元する。
台紙の両側壁が台紙の後壁から前壁に向かって先細りに形成され、台紙の後壁の面積が台紙の前壁のそれよりも大きいパッドでは、パッドを装着したときに台紙の前壁と両側壁とが着用者の股間部に納まるので、着用者の股間部における開口周縁部の嵩張りを防ぐことができる。
第1シートの外面に連結シートが配置され、連結シートの自由前部をパンツの内側に配置されたパッド固定シートの外面に止着することでパンツに取り付けられるパッドは、パッドをパンツに取り付けたときに、パッドの前域と中間域とが固定シートの外面に位置して固定シートに固定されるので、パッドがパンツ自体に取り付けられる場合と比較し、パンツの動きが直接パッドに伝わることがなく、パンツが着用者の動作で動いたとしても、パッドがそれに追従して動くことはない。パッドは、パンツが着用位置からずれ下がったとしても、それによってパッドがずれ下がることはなく、着用者の肌に対するパッドの当接状態を維持することができる。このパッドは、その後域がパンツとパッド固定シートとの間に位置するので、パッドに着用者の体圧がかかったとしても、パッドの後域が潰れ難く、パッドの後域に収容された排泄物が開口から漏れ出してしまうことがない。また、排泄物を収容したパッドをパンツから取り外して廃棄することができ、パッドのみを交換することができるので、パンツを繰り返し使用することができる。
連結シートがパッド固定シートに着脱可能な自由後部を有するパッドは、パッドをパンツに取り付けるときに、連結シートの自由前部とともに自由後部が固定シートの外面に止着されるので、連結シートの自由前部のみが固定シートに止着される場合と比較し、パッドを固定シートに確実に固定することができ、パンツの内側におけるパッドのずれ動きを防ぐことができる。
連結シートの自由後部に連結シートを切り欠いた凹欠部分が形成され、第2スペースが連結シートの凹欠部分に延びているパッドは、連結シートの凹欠部分においてコアの上方へ凸となる第1シートの形態を維持することができ、第2スペースが連結シートの自由後部によって潰されてしまうことがないので、排泄物が第2スペースを通ってパッドの後域に確実に移行する。
パッドの後域の面積が前域と中間域とのそれよりも大きく、後域がパッドの後方に向かって横方向へ末広がりの袋状を有するパッドでは、後域における排泄物の収容容積が大きく、パッドの使用中に多量の排泄物が排泄されたとしても、排泄物の全てを後壁の第1スペースに収容することができる。
添付の図面を参照し、本発明に係る排泄物処理パッドの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1,2は、前域24の側から示す排泄物処理パッド20Aの部分破断斜視図と、後域26の側から示す図1のパッド20Aの斜視図とであり、図3は、パッド20Aから台紙36を分離した状態で示す分解斜視図である。図4,5は、図1の4−4線端面図と、図1の5−5線端面図とであり、図6は、図2の6−6線矢視断面図である。図1,2では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。なお、第1および第2シート21,22や台紙36の内面とは、コア23に対向する面をいい、それらの外面とは、コア23に非対向の面をいう。
パッド20Aは、肌当接側に位置する不透液性第1シート21(第1シート)と、肌非当接側に位置する不透液性第2シート22(第2シート)と、それらシート21,22の間に介在する吸液性コア23とから構成されている。パッド20Aは、最大縦寸法が最大横寸法よりも大きい縦長であり、縦方向に前域24および後域26と、前後域24,26の間に位置する中間域25とを有する。パッド20Aでは、後域26の面積が前域24と中間域25とのそれよりも大きく、後域26がパッド20Aの縦方向後方に向かって横方向へ末広がりの袋状を有する。
第1および第2シート21,22には、疎水性繊維不織布27と通気不透液性プラスチックフィルム28とをラミネートした複合シートが使用されている。第1および第2シート21,22は、パッド20Aの厚み方向へ互いに対向し、それらシート21,22の周縁部29が互いに重なり合った状態で固着されている。前域24と後域26とにおける第2シート22の外面には、剥離紙58に被覆保護された粘着剤30が塗布されている。コア23は、前後域24,26間に延び、第2シート22の内面に接合されている。コア23は、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプとの混合物、または、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプと熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所定の厚みに圧縮されている。コア23は、それの型崩れを防止するため、全体がティッシュペーパー57に包被されている。
第1シート21には、それを厚み方向へ貫通する縦長の開口31が形成されている。開口31は、前域24の後半分と中間域25との横方向中央に形成されている。第1および第2シート21,22の間には、開口31を通過した排泄物を収容可能な第1スペース32が形成されている。後域26に形成された第1スペース32の排泄物収容容積は、前域24と中間域25とに形成された第1スペース32のそれよりも大きい。第1シート21の横方向中央部33は、パッド20Aの横寸法を二分する縦中心線M1に沿ってコア23の上方へ凸となっている。横方向中央部33は、その横方向両側がパッド20Aの横方向内方へ向かって折り込まれ、コア23の上方に向かって横方向へ実質的に弧を画いている。第1シート21の横方向中央部33とコア23との間には、第1スペース32の上方に位置する第2スペース34が形成されている。第2スペース34は、開口31を除く前域24の前半分と後域26とに形成され、縦方向へ直状に延びている。第2スペース34の前後端では、第1シート21が折り畳まれた状態で第2シート22に固着されている。
開口31を囲繞する第1シート21の開口周縁部35には、シート21,22よりも高い剛性を有する台紙36が固着されている。台紙36は、開口31を囲繞する環状を有し、開口31の側に位置する内周縁37と、内周縁37の反対側に位置する外周縁38とを有する。台紙36は、その外面が第1シート21の内面に固着されている。台紙36は、一対の第1折曲線39と一対の第2折曲線40とを介して折曲され、一対の第3折曲線41と一対の第4折曲線42とを介して折曲されている。
第1折曲線39は、開口周縁部35の縦方向前方に位置し、台紙36の内外周縁37,38間に延びている。第1折曲線39は、横方向へ離間対向し、互いの離間寸法が台紙36の内周縁37から外周縁38に向かって(開口31から第2シート22に向かって)次第に広がっている。第2折曲線40は、開口周縁部35の縦方向後方に位置し、台紙36の内外周縁37,38間に延びている。第2折曲線40は、横方向へ離間対向し、互いの離間寸法が台紙36の内周縁37から外周縁38に向かって(開口31から第2シート22に向かって)次第に広がっている。台紙36は、第1折曲線39と第2折曲線40とにおいて開口周縁部35の周方向外方へ凸となるように(山折り)折り曲げられている。
第3折曲線41は、第1折曲線39の間に位置し、台紙36の内周縁37において第1折曲線39から分岐して台紙36の外周縁38に達している。第3折曲線41は、横方向へ離間対向し、台紙36の内周縁37から外周縁38に向かって(開口31から下面シート22に向かって)第1折曲線39から次第に離間している。第4折曲線42は、第2折曲線40の間に位置し、台紙36の内周縁37において第2折曲線40から分岐して台紙36の外周縁38に達している。第4折曲線42は、横方向へ離間対向し、台紙36の内周縁37から外周縁38に向かって(開口31から第2シート22に向かって)第2折曲線40から次第に離間している。台紙36は、第3折曲線41と第4折曲線42とにおいて開口周縁部35の周方向内方へ凸となるように(谷折り)折り曲げられている。
台紙36は、開口周縁部35の縦方向前方に位置して第1折曲線39の間に延びる前壁43と、開口周縁部35の縦方向後方に位置して第2折曲線40の間に延びる後壁45と、前後壁43,45に連なって第1および第2折曲線39,40の間に延びる両側壁44とに区画されている。台紙36では、両側壁44が後壁45から前壁43に向かって先細りに形成され、後壁45の面積が前壁43のそれよりも大きい。前壁43は、第3折曲線41の間に延びていて開口周縁部35の縦方向後方へ向かって凹む中央部46と、第1および第3折曲線39,41の間に延びていて両側壁44と対向する三角形状の両側部47とに区画されている。後壁45は、第4折曲線42の間に延びていて開口周縁部35の縦方向前方へ向かって凹む中央部48と、第2および第4折曲線40,42の間に延びていて両側壁44と対向する三角形状の両側部49とに区画されている。後壁45の中央部48には、台紙36の外周縁38から内周縁37に向かって台紙36を切り欠いた凹欠部分50が形成されている。凹欠部分50には、第2スペース34が延びている。
両側壁44には、横方向へ弾性伸縮性を有する透液性のスペーサ51が収縮可能に取り付けられている。スペーサ51は、第1スペース32に配置され、その横方向両側が台紙36の外周縁38に固着されている。スペーサ51は、2枚の親水性繊維不織布52と、それら不織布52の間に介在する複数条の伸縮性弾性部材53とから形成されている。弾性部材53は、縦方向に所定寸法離間して横方向へ延びており、横方向へ所定の倍率に伸長させた状態で不織布52に固着されている。台紙36の両側壁44は、スペーサ51の収縮力によってパッド20Aの横方向内方へ引き寄せられている。台紙36は、互いに対向する前後壁43,45が開口31から第2シート22に向かって末広がりに傾斜し、互いに対向する両側壁44が開口31から第2シート22に向かって末広がりに傾斜している。台紙36は、開口31を頂としてコア23の上方へ凸となる立体的な形態を有する。
開口周縁部35は、台紙36の前壁43に延びる前部分54と、両側壁44に延びる両側部分55と、後壁45に延びる後部分56とに区画されている。開口周縁部35では、両側部分55が後部分56から前部分54に向かって先細りに形成され、後部分56の面積が前部分54のそれよりも大きい。開口周縁部35は、台紙36の前後壁43,45の傾斜にともなって互いに対向する前後部分54,56が開口31から第2シート22に向かって末広がりに傾斜し、台紙36の両側壁44の傾斜にともなって互いに対向する両側部分55が開口31から第2シート22に向かって末広がりに傾斜している。開口周縁部35は、台紙36の前後壁43,45と両側壁44との立体的な形状に適従してコア23の上方へ凸となる立体的な形態に変形している。
図7は、装着状態で示す図1のパッド20Aの斜視図であり、パッド20Aがおむつカバー59の内側に取り付けられている。図7では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。カバー59は、横方向へ延びる両端部60と、縦方向へ延びる両側部61とを有し、縦方向に前胴周り域62および後胴周り域64と、それら胴周り域62,64の間に位置する股下域63とを有する。股下域63では、両側部61がカバー59の横方向内方へ向かって湾曲している。カバー59は、その平面形状が砂時計型を有する。
カバー59は、肌当接側に位置する疎水性繊維不織布65と肌非当接側に位置する通気不透液性プラスチックフィルム66とをラミネートした複合シートから形成されている。両端部60には、横方向へ延びる帯状の胴周り用弾性部材67が収縮可能に取り付けられている。両側部61には、縦方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材68が収縮可能に取り付けられている。それら弾性部材67,68は、不織布65とフィルム66との間に介在し、所定の倍率に伸長させた状態で不織布65とフィルム66とに固着されている。後胴周り域64の両側部61には、横方向へ延びる一対のテープファスナ69が取り付けられている。テープファスナ69の自由部には、剥離紙に被覆保護された粘着剤が塗布されている(図示せず)。前胴周り域62におけるフィルム66の外面には、テープファスナ69の自由部を着脱可能に止着する矩形のターゲットテープ70が固着されている。
パッド20Aを装着する手順は、以下のとおりである。剥離紙58を剥がして粘着剤30を露出させ、粘着剤30を介して第2シート22の外面をカバー59の内側(不織布65)に止着し、パッド20Aをカバー59に取り付ける。パッド20Aをカバー59に取り付けると、パッド20Aの前域43がカバー59の前胴周り域62と股下域63とに位置し、中間域44が股下域63に位置するとともに、後域45が股下域63と後胴周り域64とに位置する。第1シート21に形成された開口31は、カバー59の股下域63に位置する。パッド20Aをカバー59に取り付けた後、着用者の股間部にカバー59の股下域63を位置させ、後胴周り域64の両側部61を着用者の腹部の側に移動させて後胴周り域64の両側部61を前胴周り域62の両側部61の外側に重ね合わせる。次に、粘着剤を介してテープファスナ69の自由部をターゲットテープ70の外面に止着し、前胴周り域62と後胴周り域64とを連結する。前後胴周り域62,64が連結されたカバー59には、胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成される(図示せず)。パッド20Aの装着中に排泄された排泄物は、開口31を通過して第1スペース32に収容されるとともに、コア23に吸収保持される。
パッド20Aは、第1シート21の横方向中央部33が縦中心線M1に沿ってコア23の上方へ凸となり、第1シート21の横方向中央部33とコア23との間に第1スペース32の上方に位置して縦方向へ延びる第2スペース34が形成されているので、第1シート21とコア23とが当接して第1スペース32が塞がったとしても、排泄物が第2スペース34を通ってパッド20Aの中間域25から前後域24,26に移行し、排泄物をコア23全域に効率よく吸収保持させることができる。パッド20Aは、第2シート22の上方へ凸となる開口周縁部35が排泄物に対する障壁を形成するので、排泄物が開口周縁部35を乗り越えることはなく、第1スペース32に収容された排泄物が開口31からパッド20Aの外側へ漏れてしまうことはない。パッド20Aは、台紙36が第1および第2シート21,22よりも高い剛性を有するので、パッド20Aの厚み方向へ圧がかかったとしても、台紙36の剛性によって開口周縁部35の立体的な形態が保持され、開口周縁部35が容易に潰れることはなく、開口周縁部35が排泄物に対する障壁としての機能を失うことはない。
パッド20Aでは、第1および第3折曲線39,41の間に延びる前壁43の両側部分47が両側壁44とともにパッド20Aの厚み方向へかかる圧に対する支えとなり、第2および第4折曲線40,42の間に延びる後壁45の両側部分49が両側壁44とともにパッド20Aの厚み方向へかかる圧に対する支えとなるので、パッド20Aの厚み方向にかかる圧に対する台紙36の座屈強度が向上し、台紙36が潰れ難く、開口周縁部35の立体的な形態が台紙36によって確実に維持される。また、スペーサ51の収縮力によって台紙36の両側壁44どうしがパッド20Aの横方向内方へ引き寄せられているので、台紙36の立体的な形態がスペーサ51によって確実に維持され、コア23の上方へ凸となる開口周縁部35の立体的な形態が台紙36とスペーサ51とによって確実に維持される。パッド20Aは、その厚み方向へ大きな圧がかかり、開口周縁部35が潰れて台紙36が扁平になったとしても、圧が解除されるとスペーサ51の収縮力によって台紙36が直ちに立体的な形態に復元し、それによって開口周縁部35がコア23の上方へ凸となる立体的な形態に復元する。
パッド20Aは、台紙36の後壁45の中央部48に凹欠部分50が形成され、第2スペース34が後壁45の凹欠部分50に延びているので、凹欠部分50においてコア23の上方へ凸となる第1シート21の形態を維持することができ、台紙36の後壁45が第2スペース34を塞ぐことがなく、排泄物が第2スペース34を通ってパッド20Aの後域45に確実に移行する。パッド20Aは、後域45がパッド20Aの縦方向後方に向かって横方向へ末広がりの袋状を呈するので、後域45における第1スペース32の排泄物収容容積が大きく、パッド20Aの使用中に多量の排泄物が排泄されたとしても、排泄物の全てを後域45の第1スペース32に収容することができる。パッド20Aは、台紙36の両側壁44が後壁45から前壁43に向かって先細りに形成され、前壁43の面積が後壁45のそれよりも小さいので、パッド20Aを装着したときに台紙36の前壁43と両側壁44とが着用者の股間部に納まり、開口周縁部35が股間部において嵩張ることはない。
台紙36の剛性値は、2〜40mN・mの範囲にある。台紙36の剛性値が2mN・m未満では、パッド20Aの厚み方向へ圧がかかったときに、台紙36が容易に潰れ、コア23の上方へ凸となる開口周縁部35の形態を維持することができない。台紙36の剛性値が40mN・mを超過すると、パッド20Aの装着中に着用者の肌に当接する開口周縁部35が着用者に不快な刺激を与える。なお、台紙36の剛性値は、テーバー法(JIS P 8125)に準拠して測定した。その測定方法は、以下のとおりである。
(1)パッド20Aに使用した台紙36と同一のそれを裁断し、縦寸法50mm×横寸法25mmの測定用サンプルを作成した。剛性値の測定には、(株)安田精機製作所製のテーバースティフネステスターを使用し、サンプルの縦方向と横方向との剛性値を測定した。
(2)次に、測定の手順を説明する。(a)サンプルの厚み(A)を測定する。(b)サンプルを試験機のチャック(下側)の中心に触れる程度に挟み込む。(c)支持ローラとサンプルとの左右隙間の合計を(A)×0.80(mm)に調節する。(d)補助おもり1/2を上にかぶせる。(e)サンプルを左右両方向に回転させ、15度支持刻線と振り子の中心刻とが一致した点で停止し、試験機の目盛りを読み取る。目盛りの左側の数値を(B)とし、目盛りの右側の数値を(C)とする。
(3)サンプルの剛性値は、式:剛性値(N・cm)=((B)+(C))/2×(補助おもり係数)/1000×9.807で算出した。算出したサンプルの縦横方向の剛性値は、2〜40mN・mであり、サンプルの剛性値を台紙36の剛性値とした。
パッド20Aでは、スペーサ51の横方向の伸長応力が0.01〜1.5Nの範囲にある。スペーサ51の伸長応力が0.01N未満では、スペーサ51の収縮力によって台紙36の両側壁44どうしをパッド20Aの横方向へ十分に引き寄せることができない。スペーサ51の伸長応力が1.5Nを超過すると、スペーサ51の収縮力によって横方向へ引き寄せられた台紙36の両側壁44どうしが互いに当接し、開口31がその口を閉じてしまう場合がある。なお、スペーサ51の伸長応力は、以下の方法で測定した。
(1)パッド20Aから取り外したスペーサ51を裁断し、縦寸法100mm×横寸法70mmの測定用サンプルを作成した。伸長応力の測定には、島津製作所社製の引張り試験機を使用した。
(2)次に、測定の手順を説明する。サンプルの横方向両端部を引張り試験機のチャックで挟み(チャックによるサンプルの挟み寸法:約10mm、サンプルのチャック間寸法:約50mm)、100mm/minの速度でサンプルを横方向へ引っ張り、サンプルを300%まで伸長させた後、伸長状態を解除する。再度、試験機を介して100mm/minの速度でサンプルを横方向へ引っ張り、サンプルを200%まで伸長させ、そのときの試験機にかかる力を測定した。ここで、サンプルを200%まで伸長させるとは、たとえば、サンプルのチャック間寸法が50mmの場合、サンプルを50mmに2.0を乗じた値である約100mmまで伸ばすことである。サンプルの伸長応力は0.01〜1.5Nであり、サンプルの伸長応力をスペーサ51の伸長応力とした。
図8,9は、他の一例の前域の側から示す排泄物処理パッド20Bの斜視図と、後域の側から示す図8のパッド20Bの斜視図とであり、図10は、パッド20Bから台紙36と連結シート71とを分離した状態で示す分解斜視図である。図11,12は、図8の11−11線端面図と、図9の12−12線矢視断面図とである。図8,9では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。このパッド20Bが図1のそれと異なるのは、第1シート21の外面に縦方向へ延びる連結シート71が取り付けられ、パッド20Bが連結シート71を介して後記するパンツ80の内側に取り付けられる点にある。なお、このパッド20Bにおけるその他の構成は、図1のパッド20Bのそれと同一であるから、図1と同一の符合を付してその他の構成の説明は省略する。
連結シート71には、ウレタンフォームが使用されている。連結シート71には、それを貫通する縦方向へ長い開口部72が形成されている。開口部72は、開口31と同形同大であり、開口31につながっている。連結シート71は、開口部72を囲繞して開口周縁部35の外面に固着された固定内周縁部73と、周縁部73から縦方向前方へ延びる自由前部74と、周縁部73から縦方向後方へ延びる自由後部75とを有する。自由前部74は、パッド20Bの前域43から縦方向前方へ延出している。自由後部75は、パッド20Bの後域45上に位置している。自由前部74と自由後部75とは、第1シート21に固着されていない。自由前部74の内面には、横方向へ離間して並ぶ円形のフック部材76(止着手段)が固着されている。自由後部75の内面には、横方向へ離間して並ぶ円形のフック部材77(止着手段)が固着されている。なお、自由前後部74,75の内面とは、コア23に対向する面をいう。自由後部75には、連結シート71の外周縁78から固定内周縁部73に向かって連結シート71を切り欠いた凹欠部分79が形成されている。凹欠部分79は、縦中心線M1に沿って縦方向へ延びている。凹欠部分79には、第2スペース34が延びている。
図13,14は、パンツ80の部分破断斜視図と、パッド20Bを取り付けた状態で示すパンツ80の部分破断斜視図とであり、図15,16は、図14の15−15線矢視断面図と、図15の拡大図とである。図13,14では、横方向を矢印Lで示し、縦方向を矢印Mで示す。なお、固定シート92の外面とは、着用者に対向する面をいう。パンツ80は、疎水性繊維不織布から作られている。パンツ80は、互いに対向する前胴周り域81および後胴周り域83と、それら胴周り域81,83の間に位置する股下域82とを有する。パンツ80では、前後胴周り域81,83の側部84が重なり合い、それら胴周り域81,83の側部84が間欠的に並ぶ多数の熱融着部85を介して固着されている。パンツ80には、胴周り開口86と一対の脚周り開口87とが形成されている。
胴周り開口86を囲繞するパンツ80の胴周り周縁部88には、環状に延びる複数条の胴周り用弾性部材89が収縮可能に取り付けられている。脚周り開口87を囲繞するパンツ80の脚周り周縁部90には、環状に延びる複数条の脚周り用弾性部材91が収縮可能に取り付けられている。それら弾性部材89,91は、所定の倍率に伸長された状態で接着剤(図示せず)を介してパンツ80に固着されている。パンツ80の内側には、前後胴周り域81,83の間に位置して縦方向へ延びる帯状のパッド固定シート92が取り付けられている。
固定シート92には、弾性的な伸縮性を有する疎水性繊維不織布が使用されている。固定シート92は、パンツ80の前後胴周り域81,83から股下域82に向かって下方へ弧を画いている。固定シート92は、前後胴周り域81,83の胴周り周縁部88に固着された固定両端部93と、固定両端部93の間に延びる自由中間部94とを有する。自由中間部94は、パンツ80に固着されておらず、パンツ80の股下域82から上方に離間している。自由中間部94の横方向中央には、その横方向両側をわずかに残して固定シート92を裁断したスリット95(挿入口)が形成されている。スリット95は、パンツ80の股下域82の縦方向中央に形成されて横方向へ延びている。
パンツ80にパッド20Bを取り付ける手順は、以下のとおりである。パッド20Bの前域24と中間域25とを固定シート92の外面に配置し、パッド20Bの後域26をスリット95からパンツ80の後胴周り域83の側に向かって挿入し、後域26をパンツ80と固定シート92との間に介在させる。次に、フック部材76,77を介して連結シート71の自由前後部74,75の内面を固定シート92の外面に止着する。パッド20Bの前域24と中間域25とは、固定シート92に固定される。パッド20Bの後域26は、固定シート92に固定されることなく、パンツ80と固定シート92との間に位置する。前域24と中間域25とはパンツ80の股下域82の略前半分に位置し、後域26はパンツ80の股下域82の略後半分に位置する。パッド20Bをパンツ80に取り付けた後、パンツ80を着用者に装着する。パンツ80の装着中に排泄された排泄物は、開口31を通過してパッド20Bの第1スペース32に収容されるとともに、コア23に吸収、保持される。
パッド20Bは、第1シート21の横方向中央部33が縦中心線M1に沿ってコア23の上方へ凸となり、第1シート21の横方向中央部33とコア23との間に第1スペース32の上方に位置して縦方向へ延びる第2スペース34が形成されているので、第1シート21とコア23とが当接して第1スペース32が塞がったとしても、排泄物が第2スペース34を通ってパッド20Bの中間域25から前後域24,26に移行し、排泄物をコア23全域に効率よく吸収保持させることができる。パッド20Bは、コア23の上方へ凸となる開口周縁部35が排泄物に対する障壁を形成するので、排泄物が開口周縁部35を乗り越えることはなく、第1スペース32に収容された排泄物が開口31からパッド20Bの外側へ漏れることはない。パッド20Bは、台紙36が第1および第2シート21,22よりも高い剛性を有するので、パッド20Bの厚み方向へ圧がかかったとしても、台紙36の剛性によって開口周縁部35の立体的な形態が保持され、開口周縁部35が容易に潰れることはなく、開口周縁部35が排泄物に対する障壁としての機能を失うことはない。
パッド20Bでは、第1および第3折曲線39,41の間に延びる前壁43の両側部分47が両側壁44とともにパッド20Bの厚み方向へかかる圧に対する支えとなり、第2および第4折曲線40,42の間に延びる後壁45の両側部分49が両側壁44とともにパッド20Bの厚み方向へかかる圧に対する支えとなるので、パッド20Bの厚み方向にかかる圧に対する台紙36の座屈強度が向上し、台紙36が潰れ難く、開口周縁部35の立体的な形態が台紙36によって確実に維持される。また、スペーサ51の収縮力によって台紙36の両側壁44どうしがパッド20Bの横方向内方へ引き寄せられているので、台紙36の立体的な形態がスペーサ51によって確実に維持され、コア23の上方へ凸となる開口周縁部35の立体的な形態が台紙36とスペーサ51とによって確実に維持される。パッド20Bは、その厚み方向へ大きな圧がかかり、開口周縁部35が潰れて台紙36が扁平になったとしても、圧が解除されるとスペーサ51の収縮力によって台紙36が直ちに立体的な形態に復元し、それによって開口周縁部35がコア23の上方へ凸となる立体的な形態に復元する。
パッド20Bは、台紙36の後壁45の中央部48と連結シート71の自由後部75とに凹欠部分50,79が形成され、第2スペース34がそれら凹欠部分50,79に延びているので、凹欠部分50,79においてコア23の上方へ凸となる第1シート21の形態を維持することができ、後壁45や自由後部75が第2スペース34を塞ぐことがなく、排泄物が第2スペース34を通ってパッド20Bの後域26に確実に移行する。パッド20Bは、後域26がパッド20Bの縦方向後方に向かって横方向へ末広がりの袋状を呈するので、後域26における第1スペース32の排泄物収容容積が大きく、パッド20Bの使用中に多量の排泄物が排泄されたとしても、排泄物の全てを後域26の第1スペース32に収容することができる。パッド20Bは、台紙35の両側壁44が後壁45から前壁43に向かって先細りに形成され、前壁43の面積が後壁45のそれよりも小さいので、パッド20Bを装着したときに台紙36の前壁43と両側壁44とが着用者の股間部に納まり、開口周縁部35が股間部において嵩張ることはない。
パッド20Bは、連結シート71を介してそれをパンツ80に取り付けたときに、前域24と中間域25とが固定シート92の外面に位置してシート92に固定されるので、パンツ80の動きが直接パッド20Bに伝わることはなく、パンツ80が着用者の動作で動いたとしても、パッド20Bがそれに追従して動くことはない。パンツ80の装着中にそれが着用位置からずれ下がったとしても、それによってパッド20Bがずれ下がることはなく、着用者の肌に対するパッド20Bの当接状態を維持することができ、排泄物がパッド20Bの外側へ排泄されてしまうことはない。パッド20Bは、その後域26がパンツ80と固定シート92との間に位置するので、パンツ80の股下域82に着用者の体圧がかかったとしても、パッド20Bの後域26が潰れ難く、後域26の第1スペース32に収容された排泄物が開口31から漏れ出してしまうことがない。排泄物を収容したパッド20Bは、それをパンツ80から取り外して廃棄することができ、パッド20Bのみを交換することができるので、パンツ80を繰り返し使用することができる。
また、パンツ80の装着時に胴周り周縁部88が着用者の胴部によって広げられることにともなって、弾性的な伸縮性を有する固定シート92が縦方向へ延ばされ、固定シート92がその収縮力でパッド20Bを着用者の肌に押し付けるので、着用者の肌に対するパッド20Bの当接状態を確実に維持することができる。さらに、固定シート92の自由中間部94がパンツ80の股下域82から上方へ離間しているので、パンツ80と固定シート92との間に介在するパッド20Bの後域26がシート92によって潰されることはなく、後域26の第1スペース32に収容された排泄物の開口31からの漏れを確実に防ぐことができる。
パッド20Bでは、台紙36の剛性値が2〜40mN・mの範囲にある。台紙36の剛性値が2mN・m未満では、パッド20Bの厚み方向へ圧がかかったときに、台紙36が容易に潰れ、コア23の上方へ凸となる開口周縁部35の形態を維持することができない。台紙36の剛性値が40mN・mを超過すると、パッド20Bの装着中に着用者の肌に当接する開口周縁部35が着用者に不快な刺激を与える。なお、台紙36の剛性値は、テーバー法(JIS P 8125)に準拠して測定した。その測定方法は、図1の台紙のそれと同一である。
パッド20Bでは、スペーサ51の横方向の伸長応力が0.01〜1.5Nの範囲にある。スペーサ51の伸長応力が0.01N未満では、スペーサ51の収縮力によって台紙36の両側壁44どうしをパッド20Bの横方向へ十分に引き寄せることができない。スペーサ51の伸長応力が1.5Nを超過すると、スペーサ51の収縮力によってパッド20Bの横方向へ引き寄せられた台紙36の両側壁44どうしが互いに当接し、開口31がその口を閉じてしまう場合がある。なお、スペーサ51の伸長応力の測定方法は、図1のスペーサ51のそれと同一である。
第1および第2シート21,22には、図示の複合シートの他に、疎水性繊維不織布、通気不透液性プラスチックフィルム、2枚以上の疎水性繊維不織布をラミネートした複合不織布のいずれかを使用することもできる。第1および第2シー21,22トには、高い耐水性を有するメルトブローン不織布の両面または片面に高い強度と良好な柔軟性とを有するスパンボンド不織布を重ね合わせた複合不織布(SM不織布、SMS不織布、SMMS不織布)を使用することもできる。スペーサ51には、伸縮性の繊維不織布を使用することもできる。連結シート71には、ウレタンフォームの他に、セルローススポンジ、ナイロンスポンジ、スチレンフォーム、繊維不織布、プラスチックフィルムのいずれかを使用することもできる。固定シート92には、非伸縮性の繊維不織布を使用することもできる。スペーサ51や固定シート92には、熱可塑性エラストマー樹脂繊維からなる親水性かつ伸縮性繊維不織布の少なくとも片面に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルのいずれかの熱可塑性合成樹脂を溶融、紡糸した捲縮繊維からなる親水性繊維不織布を重ね合わせた複合不織布を使用することもできる。
繊維不織布には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンボンド、ケミカルボンドの各製法により製造された不織布を使用することができる。不織布の構成繊維には、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系を使用することができる。構成繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。伸縮性繊維不織布には、メルトブローンやスパンボンドの各製法により製造された不織布を使用することができる。伸縮性繊維不織布の構成繊維には、熱可塑性エラストマー樹脂を溶融、紡糸した伸縮性繊維を使用することができる。
台紙36には、バージン紙または古紙を使用することができる。バージン紙や古紙に特に限定はなく、アート紙、色板紙、コート紙、クラフト紙、グラシン紙、ケント紙、建材原紙、コットンペーパー、上質紙、中質紙、白板紙、図画用紙、防湿紙、ボンド紙、マーブル紙、チップボール、化粧板原紙、再生紙等を使用することができる。
第1および第2シート21,22どうしの固着、第1シート21に対する台紙36の固着、第2シート22に対するコア23の接合、台紙36に対するスペーサ51の固着には、接着剤、または、ヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段を利用することができる。接着剤には、ホットメルト型接着剤やアクリル系接着剤、ゴム系接着剤を使用することができる。
パッド20A,20Bは、開口31が前域24と中間域25とに形成されているが、それら域24,25のうちの少なくとも中間域25に形成されていればよい。パッド20A,20Bでは、台紙36にスペーサ51が取り付けられていなくてもよい。また、台紙36とスペーサ51とを省くこともできる。パッド20A,20Bは、台紙36が第1および第2折曲線39,40のみで折曲され、台紙36に第3および第4折曲線41,42が形成されていなくてもよい。パッド20Bでは、連結シート71の内面にフック部材76,77が取り付けられているが、フック部材76,77に代えて連結シート71の内面に感圧型接着剤を塗布することもできる。感圧型接着剤を塗布する場合は、接着剤が剥離紙に被覆保護されている必要がある。パンツ80では、固定シート92にスリット95が形成されているが、スリット95に代えてシート92に横方向へ長い楕円形の開口(挿入口)を形成することもできる。パンツ80は、不織布ではなく、織物や編物から作られていてもよい。
前域の側から示す排泄物処理パッドの部分破断斜視図。 後域の側から示す図1のパッドの斜視図。 パッドから台紙を分離した状態で示す分解斜視図。 図1の4−4線端面図。 図1の5−5線端面図。 図2の6−6線矢視断面図。 装着状態で示す図1のパッドの斜視図。 他の一例の前域の側から示す排泄物処理パッドの斜視図。 後域の側から示す図8のパッドの斜視図。 パッドから台紙と連結シートとを分離した状態で示す分解斜視図。 図8の11−11線端面図。 図9の12−12線矢視断面図。 パンツの部分破断斜視図。 パッドを取り付けた状態で示すパンツの部分破断斜視図。 図14の15−15線矢視断面図。 図15の拡大図。
符号の説明
20A 排泄物処理パッド
20B 排泄物処理パッド
21 不透液性第1シート(第1シート)
22 不透液性第2シート(第2シート)
23 吸液性コア
24 前域
25 中間域
26 後域
31 開口
32 第1スペース
33 横方向中央部
34 第2スペース
35 開口周縁部
36 台紙
37 内周縁
38 外周縁
39 第1折曲線
40 第2折曲線
41 第3折曲線
42 第4折曲線
43 前壁
44 両側壁
45 後壁
46 中央部
47 両側部
48 中央部
49 両側部
50 凹欠部分
51 スペーサ
71 連結シート
72 開口部
73 固定内周縁部
74 自由前部
75 自由後部
76 フック部材(止着手段)
77 フック部材(止着手段)
78 外周縁
79 凹欠部分
80 パンツ
81 前胴周り域
82 股下域
83 後胴周り域
86 胴周り開口
87 脚周り開口
88 胴周り周縁部
92 パッド固定シート
93 固定両端部
94 自由中間部
95 スリット(挿入部)
M1 縦中心線

Claims (11)

  1. 縦方向に前域および後域と、前記前後域の間に位置する中間域とを有し、肌当接側に位置する第1シートと、肌非当接側に位置する第2シートと、前記第1および第2シートの間に形成された第1スペースに位置して前記前後域間に延びる吸液性コアとから構成され、前記第1シートを貫通する開口が前記前域と前記中間域とのうちの少なくとも該中間域の横方向中央に形成され、前記開口を通過した排泄物が前記第1スペースに収容されるとともに前記コアに吸収保持される排泄物処理パッドにおいて、
    前記第1シートの横方向中央部が、前記パッドの横寸法を二分する縦中心線に沿って前記コアの上方へ凸となり、前記第1スペースの上方に位置して縦方向へ延びる第2スペースが、前記第1シートの横方向中央部と前記コアとの間に形成されていることを特徴とする前記処理パッド。
  2. 前記第1および第2シートよりも高い剛性を有する台紙が、前記開口を囲繞する前記第1シートの開口周縁部に固着され、前記台紙が、前記開口周縁部の縦方向前方に位置して前記開口から前記第2シートに向かって互いの離間寸法が次第に広がる一対の第1折曲線で折曲されるとともに、前記開口周縁部の縦方向後方に位置して前記開口から前記第2シートに向かって互いの離間寸法が次第に広がる一対の第2折曲線で折曲され、前記第1折曲線間に延びる前壁と、前記第2折曲線間に延びる後壁と、前記前後壁に連なって前記第1および第2折曲線間に延びる両側壁とに区画され、
    前記台紙の互いに対向する前後壁が、前記開口から前記第2シートに向かって末広がりに傾斜し、前記台紙の互いに対向する両側壁が、前記開口から前記第2シートに向かって末広がりに傾斜し、前記第1シートの開口周縁部が、前記台紙の前後壁と両側壁とに適従して前記コアの上方へ凸となる立体的な形態に変形している請求項1記載のパッド。
  3. 前記台紙の前壁が、前記第1折曲線間に位置して前記開口から前記第2シートに向かって該第1折曲線から次第に離間する一対の第3折曲線で折曲され、前記第3折曲線間に延びていて前記開口周縁部の縦方向後方へ向かって凹む中央部と、前記第1および第3折曲線間に延びていて前記両側壁に対向する両側部とに区画され、
    前記台紙の後壁が、前記第2折曲線間に位置して前記開口から前記第2シートに向かって該第2折曲線から次第に離間する一対の第4折曲線で折曲され、前記第4折曲線間に延びていて前記開口周縁部の縦方向前方へ向かって凹む中央部と、前記第2および第4折曲線間に延びていて前記両側壁に対向する両側部とに区画されている請求項2記載のパッド。
  4. 前記後壁の中央部には、前記第2シートの側に延びる前記台紙の外周縁から前記開口の側に延びる該台紙の内周縁に向かって該台紙を切り欠いた凹欠部分が形成され、前記第2スペースが、前記後壁の凹欠部分に延びている請求項3記載のパッド。
  5. 横方向へ弾性伸縮性を有するスペーサが、前記第1スペースに配置されて前記両側壁に収縮可能に取り付けられ、前記両側壁どうしが、前記スペーサの収縮力によって前記パッドの横方向内方へ引き寄せられている請求項2ないし請求項4いずれかに記載のパッド。
  6. 前記台紙の両側壁が、該台紙の後壁から前壁に向かって先細りに形成され、前記後壁の面積が、前記前壁のそれよりも大きい請求項2ないし請求項5いずれかに記載のパッド。
  7. 前記パッドが、互いに対向する前後胴周り域およびそれら胴周り域の間に位置する股下域を有するとともに胴周り開口および一対の脚周り開口を有するパンツの内側に着脱可能に取り付けられ、前記パンツが、その内側に配置されて前記前後胴周り域間に延びる帯状のパッド固定シートを備え、前記固定シートが、前記前後胴周り域の胴周り周縁部に固着された固定両端部と、前記固定両端部間に延びる自由中間部とを有し、前記パッドの後域を挿入可能な挿入口が、前記自由中間部の横方向中央に形成され、
    前記パッドが、前記開口につながる開口部を有して前記第1シートの外面に位置する連結シートを備え、前記連結シートが、前記第1シートの開口周縁部に固着された固定内周縁部と、前記パッドの前域から縦方向前方へ延出して前記固定シートに止着手段を介して着脱可能な自由前部とを有し、
    前記パッドでは、その前域と中間域とを前記固定シートの外面に位置させるとともに、その後域を前記固定シートの挿入口に挿入して前記パンツと該固定シートとの間に介在させ、前記連結シートの自由前部を前記止着手段を介して前記固定シートの外面に止着することで該パッドが前記パンツに取り付けられる請求項1ないし請求項6いずれかに記載のパッド。
  8. 前記連結シートが、前記パッドの後域に位置して前記パッド固定シートに止着手段を介して着脱可能な自由後部を有し、前記パッドでは、前記連結シートの自由前部と自由後部とを前記止着手段を介して前記固定シートの外面に止着することで該パッドが前記パンツに取り付けられる請求項7記載のパッド。
  9. 前記自由後部には、前記連結シートの外周縁から前記固定内周縁部に向かって該連結シートを切り欠いた凹欠部分が形成され、前記第2スペースが、前記連結シートの凹欠部分に延びている請求項8記載のパッド。
  10. 前記止着手段が、前記連結シートの内面に取り付けられたフック部材、または、前記連結シートの内面に塗布された感圧型接着剤である請求項7ないし請求項9いずれかに記載のパッド。
  11. 前記パッドの後域の面積が、前記パッドの前域と中間域とのそれよりも大きく、前記後域が、前記パッドの縦方向後方に向かって横方向へ末広がりの袋状を有する請求項1ないし請求項10いずれかに記載のパッド。
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