JP2006051160A - 保温具 - Google Patents

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三男 井上
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Abstract

【課題】注入物を注入しやすく、身体にやさしく使いやすい保温具の提供。
【解決手段】本発明に係る保温具1は、ポリマー組成物からなる中袋3と、カバー5とを備えており、上記中袋3は、本体7と、この本体7の一端に備えられ内部と外気とを連通する筒状の注ぎ口9とを備えている。上記カバー5は、上記注ぎ口9を下から重層して支持するために用いられる折りたたみ部11、上記注ぎ口9を通すことにより注ぎ口を保持するための孔を備える注ぎ口保持部13及び上記本体7を覆うための被覆部15を備えている。この保温具1は、上記注ぎ口保持部13の上方において、上記注ぎ口9の上端が周方向に巻き付けられるための芯棒と、この芯棒に巻き付けられた上端を上記芯棒とともに挟むクリップと、が備えられていることがより好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体を用い、この流体の温度を利用する保温具に関する。
例えば、冬季の就寝時に身体を温めるために電気毛布が用いられる。この電気毛布は、布団全体が暖かいため、かえって寝心地が悪い場合がある。安眠を促すためには、足を温めることが有効であるといわれている。足を温めるのに電気あんかや金属製の湯たんぽが用いられる。電気あんかは温度がコントロールされるが、電源コードを要し煩わしい。金属製の湯たんぽは、取り扱いにおいて重く、硬いため使用感が悪い。使用感がよい点から、ゴム等柔軟性のあるポリマーからなる湯たんぽが、今でも使われ続けている。
しかし、ゴム製湯たんぽは、通常注ぎ口が袋体の横に設けられている。この湯たんぽでは、お湯を注ぐには、湯たんぽを起こして注ぎ口を立てなくてはならない。片手に重いやかんを持ち、他方の手で湯たんぽを支えることは使用する人にとって煩わしい。お湯が熱いため湯たんぽの口を持ちにくいことがある。湯たんぽを使用する機会の多い老人や病人には、このようなお湯の注入をすることが危険でもある。この湯たんぽは、袋体であるため、注入物を氷水にすれば、夏期には保冷に用いることができる。この場合は、氷又は氷水が注ぎ口から注入される。氷を注入する場合も、上記湯たんぽの場合と同様に不便である。
本発明は上記のような実情に鑑みなされたものであり、注入物を注入しやすく、身体にやさしく使いやすい保温具の提供を目的としている。
本発明に係る保温具は、ポリマー組成物からなる中袋と、カバーとを備えている。上記中袋は、本体と、この本体の一端に備えられ内部と外気とを連通する筒状の注ぎ口とを備えている。上記カバーは、上記注ぎ口を下から重層して支持するために用いられる折りたたみ部、上記注ぎ口を通すことにより注ぎ口を保持するための孔を備える注ぎ口保持部及び上記本体を覆うための被覆部を備えている。
この保温具は、上記保持部の上方において、上記注ぎ口の上端が周方向に巻き付けられるための芯棒と、この芯棒に巻き付けられた上端を上記芯棒とともに挟むクリップと、が備えられていることがより好ましい。
この保温具は、力を要することなく注ぎ口が湯等の流体を注ぎやすい位置に保持することができる。注ぎ口の密栓も容易に行うことができる。この保温具は、高齢者、病弱者等にも取り扱いやすい。例えば、湯たんぽとして、湯を注いだこの保温具は、カバーで覆いさらに織布からなる袋に収納されて足の保温に用いられる。この湯たんぽは、湯の追加補給なしに朝まで体温以上の温度を保持している。自然の温もりと軟らかさにより使用感がよく、寝心地がよい。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る保温具1が示された平面図である。図2は、図1の保温具1に湯が注がれている様子が示された斜視図である。この保温具1は、中袋3とカバー5とを備えている。上記中袋3は、本体7と注ぎ口9とを備えている。
本体7の大きさ及び形状に特に制限はない。本体3が略長方形の場合は、短辺が15cmから25cmで長辺が30cmから50cm、高さが、注入物が充填されたときに3cmから8cm程度に形成されることが多い。注ぎ口9は、本体7の一端に備えられ内部と外気とを連通する筒状に形成されている。注ぎ口9は、図1に示されているように、本体7の短辺端部から本体の長手方向に一体に筒状に延設されている。
この短辺端部から注ぎ口9の終端までの長さは、通常約8cmから12cm程度であり、上記筒状部分の直径は2.5cmから4.0cm程度とすることができる。通常のゴム製湯たんぽが約3mmから5mmの材料厚さを有するのに比べるとこれらに比べてより薄く形成されることが好ましい。好ましくは0.3mmから2mmである。この材質は薄くて強いものである方がより好ましい。
上記本体7及び注ぎ口9は、可撓性を有するポリマー組成物からなる。注ぎ口9は、本体7に一体に接合されている。通常、本体7と注ぎ口9の材質は同じである。このポリマー組成物は、公知の方法で袋状に成形され、架橋されて中袋3とされる。ポリマーの中でも取り扱い容易性及びコストの面からゴム、エラストマー又は樹脂が用いられる。中袋3に用いられる材質は後述されるが、柔軟性の高いもの又はフィルム状で容易に変形できる可撓性のものが好ましい。
中袋3を形成する可撓性材料の厚さは、用いられるポリマーにより異なる。ポリマーの耐傷性、引張強度等が大きい場合は、薄くすることができる。例えば湯が注入された保温具の表面剛性が低い方が足等の身体を預けた場合の感触がよい。この感触の面から材質の伸びが大きいゴム製のものがより好適に用いられる。ゴム材質は、耐熱性にも優れているものが多くこの面からもより好ましい。ゴムのなかで、伸びが大きく、耐熱性及び耐候性にも優れるものとしては、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴムスチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンジエンゴム及びクロロプレンゴムが例示される。
耐熱性及び耐候性に優れるものとしてはシリコーンゴム及びフッ素系ゴムが挙げられる。ゴムのなかでもラテックスゴムから成形されるものが伸びがよく強い面からより好適に用いられる。中袋3の材質に樹脂が用いられる場合は、可撓性を備え変形できる必要がある。もちいうる樹脂としては、耐熱性の面からポリプロピレン、中密度ポリエチレン、66タイプナイロン、ポリカーボネート、シリコーン等である。
中袋3が薄く形成されても耐衝撃性、耐傷性をカバー5により補うことができる。このカバー5は、可撓性を備えた樹脂フィルム、ゴムシート、織布、不織布又はこれらの複合されたシート状のものから形成されうる。中袋3の表面を保護し中袋3の柔軟性を損なわないものであれば特に材質に制限はない。湯を注いだ直後等に熱さを緩和できるように空気を多く含む多孔質シート又は織布が通常用いられる。保温の面からより好ましくは樹脂製の多孔質シートである。多孔質シートとしては、発泡ポリウレタン、発泡エチレン酢酸ビニル共重合体等が特に好適である。これらのシートは市販されているものからも適宜選択されうる。
カバー5は、折りたたみ部11、注ぎ口保持部13及び被覆部15を備えている。図1に示されているように、カバー5の短辺方向中央部17に中袋3が載せられる。このとき、中袋3の注ぎ口9がカバー5の注ぎ口保持部13の上に位置する。このカバー5は、上記注ぎ口9が配置される短辺方向中央部17で折りたたみ部11、注ぎ口保持部13及び被覆部15が一体に接続されている。この折りたたみ部11と注ぎ口保持部13とは、上記短辺方向の接続された中央部17を除いて、注ぎ口保持部13の上下端部に向かって切り離されている。
この折りたたみ部11は、例えば下側の切片21を折り曲げて接続中央部17に折り重ね、次いで、上側の切片23を上記下側の切片21の上に折り重ねる。このように三つ折りに重ねられた切片21、23は、上記注ぎ口保持部13の接続中央部17の上にまとめられて重なり25を形成する。図2に示されているように、この重なり25は、カバー5の材質の弾力性によって、かさ高の枕状となる。注ぎ口9は、この折りたたみ部11の重なり25に支持されて湯等が注がれる場合には、注ぎやすい角度になる。
注ぎ口保持部13は、図1に示されているように、隣接する上記被覆部15とは接続された中央部17を除き、この中央部17から上下方向両端に向かって切り離されている。この切り離された上下の切片27、29にはそれぞれ孔31、33が備えられている。この孔31、33の大きさは、注ぎ口9の太さと同等又はそれよりも少し大きい程度に設けられる。孔31、33の形状は、細長過ぎなければ、特に制約はない。孔31、33の形状が細長過ぎると注がれる流体の流れが悪くなる場合がある。通常は、中太の楕円、多角形又は円である。上記枕状の折りたたみ部11の上に置かれた注ぎ口9が、例えば、まず孔31の下から上に通される。さらに反対側の孔33にも注ぎ口が下から上に通される。両側から互いに反対方向に注ぎ口9に力が作用するので、注ぎ口9が安定に保持される。
注ぎ口9を保持している状態の注ぎ口保持部13を保温具1の使用者が手で持って、湯等が注がれるときの角度を注ぎやすいように調節することができる。注ぎ口9から熱い湯を注ぐときは、お湯の流入圧力に負けない程度に保持することができる。この場合に注ぎ口保持部13を持てば熱くなく、注ぐのに便利である。図2に示されているように、やかんのお湯を中袋3に注入する場合に、注ぎ口9に差し入れることができる注入補助ホース35が用いられることが好ましい。この注入補助ホース35は、一方がやかんの口に填め込まれ、他方の端が注ぎ口9の中に入れられる。この注入補助ホース35が用いられれば、高齢者等による注湯時の漏洩等の危険が防止され、注湯の煩わしさが軽減される。
図3は、図1の保温具1で、注ぎ口9に芯棒37とクリップ39とが用いられている様子が示された平面図である。図4は、使用される状態における図1の保温具1が示された断面図である。注ぎ口9は、折りたたみ部11の上で注ぎ口保持部の孔31、33に通されている。この図4の中袋3には流体が注入されている。湯が注入された後は、注ぎ口9が平坦に折りたたまれて芯棒37の周方向に帯状に巻き付けられる。この巻かれた注ぎ口9は、芯棒37とともに上からクリップ39で固定される。この固定により、中袋3内部の流体が漏れ出ない。この芯棒37の長さは、帯状の注ぎ口9の巾より長目の3.0cmから5.0cm程度である。芯棒37の太さは、注ぎ口9がクリップ39で留めやすければよく、特に制限はない。
このように注ぎ口端40が密栓された後、中袋3の下に拡がっている被覆部15を中袋3の上に折り返して中袋3を包む。この被覆部15に包まれた状態のまま用いることもできる。この場合は、面ファスナー等により被覆部15が留められてもよい。上記被覆部15の上にさらに織布、多孔質シート等を巻き重ねることができる。このような巻き重ねは保温性をよくする。通常は、このように被覆された保温具1全体又は被覆部15に包まれた部分が外形をまとめる織布又はシートでさらに覆われる。この覆う織布又はシートは、この保温具1用に形成された袋であることが好ましい。袋の場合は、保温具1の持ち運びにも便利である。
図5(a)は、本発明の他の実施形態に係る保温具41が示された部分平面図である。図5(b)は、図5(a)のB−B線に沿った断面図である。この保温具41も本体と注ぎ口43とを備えた軟質の中袋と発泡樹脂等からなるカバーとを備えている。さらに、この保温具41も、注ぎ口43を留めるための芯棒45とクリップ47とを備えている。この図に示されている芯棒45は中空の筒状であり、クリップ47は、バネ弾性を有する線材からなる。この芯棒45とクリップ47によっても、注ぎ口43は十分液密が保持される。この保温具41も湯等を中袋に注ぎやすい。この保温具41も使用感が優れ、寝心地がよい。
本発明は、湯たんぽ、氷嚢及びこれらに類する用途の保温具に適用されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る保温具が示された平面図である。 図2は、図1の保温具に湯が注がれている様子が示された斜視図である。 図3は、注ぎ口に芯棒とクリップとが用いられている様子が示された平面図である。 図4は、使用される状態における図1の保温具が示された断面図である。 図5(a)は、本発明の他の実施形態に係る保温具が示された部分平面図であり、図5(b)は、図5(a)のB−B線に沿った断面図である。
符号の説明
1、41・・・保温具
3・・・中袋
5・・・カバー
7・・・本体
9、43・・・注ぎ口
11・・・折りたたみ部
13・・・注ぎ口保持部
15・・・被覆部
17・・・短辺方向中央部
19・・・注ぎ口保持部端
21、23・・・折りたたみ部切片
25・・・重なり
27、29・・・注ぎ口保持部切片
31、33・・・孔
35・・・注入補助ホース
37、45・・・芯棒
39、47・・・クリップ

Claims (2)

  1. ポリマー組成物からなる中袋と、
    カバーとを備えており、
    上記中袋は、本体と、この本体の一端に備えられ内部と外気とを連通する筒状の注ぎ口とを備えており、
    上記カバーは、上記注ぎ口を下から重層して支持するために用いられる折りたたみ部、上記注ぎ口を通すことにより注ぎ口を保持するための孔を備える注ぎ口保持部及び上記本体を覆うための被覆部を備えている保温具。
  2. 上記保持部の上方において、上記注ぎ口の上端が周方向に巻き付けられるための芯棒と、
    この芯棒に巻き付けられた上端を上記芯棒とともに挟むクリップと、
    が備えられている請求項1に記載の保温具。
JP2004234505A 2004-08-11 2004-08-11 保温具 Withdrawn JP2006051160A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279246A (ja) * 2008-03-26 2008-11-20 Takeo Madarame 温水式保温具

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