JP2006050485A - コンテンツサービス方法及びその送信装置と受信装置 - Google Patents

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【課題】 本発明は、スーパーインポーズの有無等を基本サービスと付加サービスで変更しサービスを付加することができるコンテンツサービス方法及びその送信装置と受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 基本のコンテンツの視聴形態は維持しながら、付加価値を加えた視聴形態を提供するコンテンツサービスの受信装置であって、送信装置から送信された基本サービスのコンテンツと付加サービスのコンテンツそれぞれを構成する信号を受信する手段と、自装置に設定されたコンテンツ利用条件が基本サービスの場合、受信した基本サービスのコンテンツを出力し、自装置に設定されたコンテンツ利用条件が付加サービスの場合、受信した付加サービスのコンテンツを出力する手段を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンテンツサービス方法及びその送信装置と受信装置に関し、特に、コンテンツを配信するサービスで基本のコンテンツの視聴形態は維持しながら、付加価値を加えた視聴形態のコンテンツを提供するコンテンツサービス方法及びその送信装置と受信装置に関する。
基本サービスのコンテンツに対して付加サービスのコンテンツを配信する方法として、例えば、非特許文献1に記載の字幕・文字スーパーの符号化方式がある。この方式では、スーパーインポーズのない映像を基本サービス、スーパーインポーズ付きの映像を付加サービスとし、基本サービスは簡単な構成のデコーダで映像を得ることができ、付加サービスは付加機能を持つデコーダで映像を得ることができる構成である。
また、特許文献1には、非特許文献1のものと同様に、映像信号と文字コードを送信し、受信装置で映像信号と文字コードから発生した文字パターンとを加算することで、字幕がスーパーインポーズされた映像と字幕のない映像とを受信装置側で選択可能とすることが記載されている。
更に、特許文献2には、テレビ番組の記録時に入ってきたニュース速報音を検出し、ニュース速報音の反転信号を記録することによりニュース速報音を消去するビデオテープレコーダが記載されている。
ARIB STD−B24「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式」第一編第3部「字幕・文字スーパーの符号化」 特開平6−54273号公報 実用新案登録第3095205号公報
非特許文献1に記載のように、デジタル放送においては、字幕を受信装置でスーパーインポーズする規格がある。これを利用すれば、リアルタイム視聴の状況においては、時報やニュース速報のスーパーインポーズを行って視聴し、録画再生など非リアルタイム視聴の状況においては、不要な時報やニュース速報のスーパーインポーズを消去して視聴する等、選択的にスーパーインポーズを行うことができる。
図4は、従来のスーパーインポーズを行うデジタル放送システムの一例のブロック図を示す。同図中、送信装置110において、符号化部113は、入力映像・音声を例えばMPEG−2等の符号化方式で符号化し多重部115に供給する。また、PMT生成部114において、映像・音声用の符号化信号を伝送するTSパケットのパケットIDを指定するPMT(Program Map Table)を生成し多重部115に供給する。
一方、符号化部111は時刻やニュース速報の字幕パターンを供給され、例えば非特許文献1に記載の字幕・文字スーパーの符号化方式を用いて符号化して多重部115に供給する。また、PMT生成部112において、字幕用の符号化信号を伝送するTSパケットのパケットIDを指定するPMTを生成し多重部115に供給する。
PAT生成部116は、PMTを伝送するTSパケットのパケットIDを指定するPAT(Program Association Table)を生成し多重部115に供給する。多重部115は、映像・音声用の多重信号を生成すると共に、字幕用の多重信号を生成し、これらの多重信号を多重して送信する。なお、主サービスのコンテンツは符号化部113,PMT生成部114の出力信号で構成され、オプションのコンテンツは符号化部111,113,PMT生成部112の出力信号で構成されている。
受信装置20では、多重分離部121において、受信した多重信号から映像・音声用の多重信号と字幕用の多重信号を分離する。多重分離部121は、PAT/PMT解釈及びサービス制御部122からの指示に従って、映像・音声用の符号化信号を復号部123及び図示しない記録再生機に供給し、字幕用の符号化信号を復号部124に供給し、映像・音声用及び字幕用のPMTをPAT/PMT解釈及びサービス制御部122に供給する。
復号部123は映像・音声用の符号化信号から映像・音声を復号してスーパーインポーズ部125に供給し、復号部124は字幕用の符号化信号から字幕パターンを復号してスーパーインポーズ部125に供給する。スーパーインポーズ部125は映像・音声用の映像・音声に字幕パターンを加算し、スーパーインポーズを行った映像・音声が提示部126にて提示される。
また、記録再生機から再生された映像・音声用の符号化信号は復号部123で映像・音声に復号され、スーパーインポーズ部125を通し提示部126にて提示される。
このように、受信装置で字幕をスーパーインポーズする機能はオプションであり、このオプション機能を持つ受信装置は、映像の復号を行う復号部123の他に、字幕の復号を行う復号部124と、スーパーインポーズ部125が必要となる。
しかるに、一般の受信装置には上記の復号部124やスーパーインポーズ部125が備えられている保証がないため、選択的スーパーインポーズを実際に運用することができず、アナログ時代と同様に放送局で映像に字幕をスーパーインポーズし、字幕付きの映像を放送せざるを得ない。
このため、記録再生を行う場合に時報やニュース速報のスーパーインポーズを除去しようとした場合、即ち、基本サービスがスーパーインポーズ付きの映像で、付加サービスがスーパーインポーズのないクリーンな映像とする場合には、非特許文献1や特許文献1の技術では対応できないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、スーパーインポーズの有無等を基本サービスと付加サービスで変更しサービスを付加することができるコンテンツサービス方法及びその送信装置と受信装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基本のコンテンツの視聴形態は維持しながら、付加価値を加えた視聴形態を提供するコンテンツサービスの受信装置であって、
送信装置から送信された基本サービスのコンテンツと付加サービスのコンテンツそれぞれを構成する信号を受信する手段と、
自装置に設定されたコンテンツ利用条件が基本サービスの場合、受信した基本サービスのコンテンツを出力し、自装置に設定されたコンテンツ利用条件が付加サービスの場合、受信した付加サービスのコンテンツを出力する手段を有することにより、スーパーインポーズの有無等を基本サービスと付加サービスで変更しサービスを付加することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の受信装置において、
前記基本サービスのコンテンツは、スーパーインポーズを行ったベースバンド信号の符号化信号で構成され、
前記付加サービスのコンテンツは、スーパーインポーズを除去したベースバンド信号の符号化信号で構成されることにより、スーパーインポーズの有無を基本サービスと付加サービスで変更することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の受信装置において、
前記基本サービスのコンテンツは、スーパーインポーズを行ったベースバンド信号の符号化信号で構成され、
前記付加サービスのコンテンツは、前記スーパーインポーズを行ったベースバンド信号の符号化信号と前記スーパーインポーズを除去するベースバンド信号の符号化信号で構成されることにより、付加サービスを行うための信号の増加が小さくて済み、効率的に付加サービスを行うことができる。
請求項4に記載の発明は、基本のコンテンツの視聴形態は維持しながら、付加価値を加えた視聴形態を提供するコンテンツサービス方法の送信装置であって、
基本サービスのコンテンツを構成する信号を生成する手段と、
付加サービスのコンテンツを構成する信号を生成する手段と、
前記基本サービスのコンテンツを構成する信号と前記付加サービスのコンテンツを構成する信号を多重して送信する手段を有することにより、基本サービスのコンテンツと付加サービスのコンテンツそれぞれを構成する信号を送信できる。
請求項5に記載の発明は、基本のコンテンツの視聴形態は維持しながら、付加価値を加えた視聴形態を提供するコンテンツサービス方法であって、送信装置から、基本サービスのコンテンツと付加サービスのコンテンツそれぞれを構成する信号を送信し、受信装置では、自装置に設定されたコンテンツ利用条件が基本サービスの場合、受信した基本サービスのコンテンツを出力し、自装置に設定されたコンテンツ利用条件が付加サービスの場合、受信した付加サービスのコンテンツを出力することにより、スーパーインポーズの有無等を基本サービスと付加サービスで変更しサービスを付加することができる。
本発明によれば、スーパーインポーズの有無等を基本サービスと付加サービスで変更しサービスを付加することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
本発明では、放送局の送信装置から基本サービスとして従来と同様に予めスーパーインポーズを行った映像を送出するのに加えて、スーパーインポーズを除去した映像もしくはスーパーインポーズを除去する映像を付加サービスとして送出する。ここで、スーパーインポーズを除去した映像とは、スーパーインポーズを行う前の映像であり、スーパーインポーズを除去する映像とは、スーパーインポーズを行った映像とスーパーインポーズを行う前の映像との差分の映像や、スーパーインポーズが行われている部分とその近傍のスーパーインポーズを行う前のクリーンな映像、などである。付加サービス対応機能のない従来の受信装置では、従来通り送信装置でスーパーインポーズした映像、すなわち基本サービスを視聴することができる。これに対して、付加サービス対応機能を持つ受信装置ではスーパーインポーズの行われていない映像、すなわち付加サービスの画像を視聴することができる。
図1は、本発明のコンテンツサービス方法を適用したデジタル放送システムの第1実施形態のブロック図を示す。同図中、送信装置10では、スーパーインポーズ部11で入力される映像・音声に時刻やニュース速報の字幕パターンを加算してスーパーインポーズを行って符号化部12に供給する。符号化部12では、スーパーインポーズのなされた映像・音声(ベースバンド信号)を例えばMPEG−2等の符号化方式で符号化し多重部16に供給する。また、PMT生成部13において、スーパーインポーズ用の符号化信号を伝送するTSパケットのパケットIDを指定するPMTを生成し多重部16に供給する。
一方、符号化部14でスーパーインポーズがされていない入力映像・音声(ベースバンド信号)を例えばMPEG−2等の符号化方式で符号化し多重部16に供給する。また、PMT生成部15において、非スーパーインポーズ用の符号化信号を伝送するTSパケットのパケットIDを指定するPMTを生成し多重部16に供給する。
PAT生成部17は、PMTを伝送するTSパケットのパケットIDを指定するPATを生成し多重部16に供給する。多重部16は、スーパーインポーズ用の多重信号を生成すると共に、非スーパーインポーズ用の多重信号を生成し、これらの多重信号を多重して送信する。なお、基本サービスのコンテンツは符号化部12,PMT生成部13の出力信号で構成され、付加サービスのコンテンツは符号化部14,PMT生成部15の出力信号で構成されている。
付加サービス対応の受信装置20では、多重分離部21において、受信した多重信号からスーパーインポーズ用の多重信号と非スーパーインポーズ用の多重信号を分離する。多重分離部21は、PAT/PMT解釈及びサービス制御部22からの選択指示に従って、スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号を復号部23に供給し、スーパーインポーズ用のまたは非スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号を図示しない記録再生装置に供給し、スーパーインポーズ及び非スーパーインポーズのPMTをPAT/PMT解釈及びサービス制御部22に供給する。
なお、PAT/PMT解釈及びサービス制御部22には例えばコンテンツ利用条件としての契約情報を記憶したカード等がセットされており、PAT/PMT解釈及びサービス制御部22はPAT/PMT解釈による多重信号の番組構成と、契約に応じて自動的に基本サービス/付加サービスの選択指示を行う。これにより、付加サービスの契約がなされていれば非スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号が記録再生装置に供給され、付加サービスの契約がなされていなければスーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号が記録再生装置に供給される。
スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号は、復号部23において復号され、提示部25で映像・音声として提示される。リアルタイムで視聴する場合のコンテンツは、時報やニュース速報のスーパーインポーズのなされた基本サービスのコンテンツとなる。
付加サービスの契約がある場合、付加サービスの時報やニュース速報のスーパーインポーズがなされていない非スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号は、多重分離部21から記録用として図示しない記録再生装置に供給される。また、記録再生装置で再生された時報やニュース速報のスーパーインポーズがなされていない映像・音声の符号化信号は、復号部23に供給されて復号され、提示部24において提示される。
従って、再生により視聴する場合のコンテンツは、時報やニュース速報のスーパーインポーズがなされていないクリーンなコンテンツとなる。なお、スクランブルを施すなどして、付加サービスを有料契約など別契約が必要なプレミアムサービスとする構成としても良い。
受信装置30は、オプション機能を持たない基本サービス対応の一般的な受信装置であり、多重分離部31において、受信した多重信号からスーパーインポーズ用の多重信号と非スーパーインポーズ用の多重信号を分離する。多重分離部31は、PAT/PMT解釈及びサービス制御部32からの選択指示に従って、スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号を復号部33に供給し、スーパーインポーズ用のPMTをPAT/PMT解釈及びサービス制御部32に供給する。
PAT/PMT解釈及びサービス制御部32はPAT/PMT解釈による多重信号の番組構成に応じて基本サービスの選択指示を行う。基本サービスの映像・音声の符号化信号は、復号部33において復号され、提示部34で映像・音声として提示される。
図2は、本発明のコンテンツサービス方法を適用したデジタル放送システムの第2実施形態のブロック図を示す。この実施形態では、スーパーインポーズを除去する映像・音声としては、スーパーインポーズが行われている部分とその近傍のスーパーインポーズを行う前のクリーンな映像・音声を用いる。
同図中、送信装置40では、スーパーインポーズ部41で入力される映像・音声に時刻やニュース速報の字幕パターンを加算してスーパーインポーズを行って符号化部42に供給する。符号化部42では、スーパーインポーズのなされた映像・音声(ベースバンド信号)を例えばMPEG−2等の符号化方式で符号化し多重部47に供給する。また、PMT生成部43において、スーパーインポーズ用の符号化信号を伝送するTSパケットのパケットIDを指定するPMTを生成し多重部47に供給する。
一方、スーパーインポーズ部分抽出部44では入力されるスーパーインポーズを行う前のクリーンな映像・音声から、時刻やニュース速報の字幕パターンなどがスーパーインポーズされる対象部分のクリーンな映像・音声を抽出する。抽出した映像・音声(ベースバンド信号)は、抽出した映像の位置と範囲と共に部分符号化部45で例えばMPEG−2等の符号化方式で符号化し多重部47に供給する。また、PMT生成部46において、非スーパーインポーズ用のPMTを生成し多重部47に供給する。
PAT生成部48は、PMTを伝送するTSパケットのパケットIDを指定するPATを生成し多重部47に供給する。多重部47は、スーパーインポーズ用の多重信号を生成すると共に、非スーパーインポーズ用の多重信号を生成し、これらの多重信号を多重して送信する。なお、基本サービスのコンテンツは符号化部42,PMT生成部43の出力信号で構成され、付加サービスのコンテンツは符号化部42,45,PMT生成部46の出力信号で構成されている。
ところで、スーパーインポーズが行われていない時は、スーパーインポーズを除去するコンテンツは0または空(データ無し)、即ち、スーパーインポーズを除去するコンテンツは送らなくても良い。例えばスーパーインポーズを除去するコンテンツとして、スーパーインポーズを行った映像とスーパーインポーズを行う前の映像との差分の映像を送る場合には、その差分映像を送らずにスーパーインポーズが行われている領域を空として処理しても良い。こうすることによって、付加サービスを行うための伝送データ量を削減することができる。
付加サービス対応の受信装置50では、多重分離部51において、受信した多重信号からスーパーインポーズ用の多重信号と非スーパーインポーズ用の多重信号を分離する。多重分離部51は、PAT/PMT解釈及びサービス制御部52からの選択指示に従って、スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号を復号部53と図示しない記録再生装置に供給し、非スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号を記録再生装置に供給し、スーパーインポーズ用及び非スーパーインポーズ用のPMTをPAT/PMT解釈及びサービス制御部52に供給する。
なお、PAT/PMT解釈及びサービス制御部52には例えば契約情報を記憶したカード等がセットされており、PAT/PMT解釈及びサービス制御部52はPMT解釈による多重信号の番組構成と、契約に応じて自動的に選択指示を行う。これにより、付加サービスの契約がなされていればスーパーインポーズ用及び非スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号が記録再生装置に供給され、付加サービスの契約がなされていなければスーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号だけが記録再生装置に供給される。
スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号は、復号部53において復号され、合成部55を経て、提示部56で映像・音声として提示される。リアルタイムで視聴する場合のコンテンツは、時報やニュース速報のスーパーインポーズのなされた基本サービスのコンテンツとなる。
付加サービスの契約がある場合、時報やニュース速報のスーパーインポーズ部分の映像・音声である非スーパーインポーズ用の部分映像・音声の符号化信号は、スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号と共に多重分離部51から記録用として図示しない記録再生装置に供給される。また、記録再生装置で再生された非スーパーインポーズ用の部分映像・音声の符号化信号は部分復号部54に供給され復号され、スーパーインポーズ部分のクリーンな映像・音声と共に、その部分の位置と範囲のパラメータが得られる。また、記録再生装置で再生されたスーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号は復号部53に供給され復号される。
合成部55ではスーパーインポーズ用の映像・音声のうち、パラメータで位置と範囲が指示されたスーパーインポーズ部分を非スーパーインポーズ用のクリーンな映像・音声で置き換えられて合成され、スーパーインポーズ用の映像・音声が変更される。この変更された映像・音声が提示部56において提示される。従って、再生により視聴する場合のコンテンツは、時報やニュース速報のスーパーインポーズがなされていないクリーンなコンテンツとなる。
なお、スクランブルを行うなどして、付加サービスを有料契約など別契約が必要なプレミアムサービスとする構成としても良い。なお、スーパーインポーズ用と非スーパーインポーズ用の映像・音声の符号化信号を記録再生装置に記録する代りに、スーパーインポーズ用と非スーパーインポーズ用の映像・音声を復号し合成した映像・音声を記録再生装置に記録する構成であっても良い。
受信装置30は、オプション機能を持たない基本サービス対応の一般的な受信装置であり、多重分離部31において、受信した多重信号からスーパーインポーズ用の多重信号と非スーパーインポーズ用の多重信号を分離する。多重分離部31は、PAT/PMT解釈及びサービス制御部32からの選択指示に従って、スーパーインポーズ用の映像・音声を復号部33に供給し、スーパーインポーズ用のPMTをPAT/PMT解釈及びサービス制御部32に供給する。
PAT/PMT解釈及びサービス制御部32はPAT/PMT解釈による多重信号の番組構成に応じて基本サービスの選択指示を行う。スーパーインポーズ用の映像・音声は、復号部33において復号され、提示部34で映像・音声として提示される。
図3に、時報とニュース速報がスーパーインポーズされた映像の一実施形態を示す。ここでは、時報とニュース速報に分けて領域設定を行う。時報の領域は画面左上を原点として位置(X1,Y1)を始点とした、幅W1高さH1の矩形領域となり、ニュース速報の領域は位置(X2,Y2)を始点とした、幅W2高さH2の矩形領域となる。そして、領域の数N、各領域の位置Xn,Yn、および、幅と高さWn,Hn、各領域のクリーンな映像を符号化する。
なお、近接する複数のスーパーインポーズ領域を1つの領域にまとめたり、1つのスーパーインポーズ領域をさらに小さな領域に分割することなど、符号化上の都合で領域を設定して構わない。ここで、クリーンな映像の符号化方式及び符号化パラメータは、基本サービスの映像の符号化方式及び符号化パラメータと同じとすることが望ましい。従って、例えばMPEG−2方式を用いる場合、Xn,Yn,Wn,Hnは8の倍数とし、マクロブロックと整合を取ることが望ましい。ただし、基本サービスの映像と付加サービスの映像のマクロブロック境界の整合は気にしない選択もあり、この場合はXn,Ynは任意の値でよい。
この実施形態では、付加サービスを行うための信号の増加が小さくて済み、効率的に付加サービスを行うことができる。
第1,第2実施形態では、映像について説明したが、音声の場合も同様のことが可能である。ニュース速報では字幕のスーパーインポーズと共に警報音が出力される。このため、付加サービスのコンテンツで上記警報音を除去するようにする。例えば、映像では空間領域で符号化する領域を抽出したが、音声では周波数領域で符号化する領域抽出することができる。なお、音声については、映像に比べて符号化データ量が小さいので、全領域を符号化してもあまり問題はない。
また、基本サービス、付加サービスそれぞれにスクランブルを行う場合があって良い。例えば、基本サービスには著作権保護用のスクランブルを行い、付加サービスには有料放送用のスクランブルを行う。この場合、例えば基本サービスの映像・音声等の共通コンポーネントには共通の鍵でスクランブルを行う必要があるが、付加サービスの部分映像・音声等の独立コンポーネントには独立の鍵でスクランブルを行うことができる。
なお、第1,第2実施形態ではデジタル放送を例にして説明したが、デジタル放送に限らず、例えばインターネットを用いたコンテンツサービスにおいても適用することができ、上記実施形態に限定されるものではない。また、基本サービスのコンテンツは放送で伝送し、付加サービスのコンテンツはインターネットやサーバー型放送で伝送するというように、伝送路を異ならせても良い。また、符号化方式はMPEG−2符号化方式に限定されることはなく、図1、図2において、PMT生成部、PAT生成部、PAT/PMT解釈及びサービス制御部それぞれは、この発明における必須の構成要素ではない。
本発明のコンテンツサービス方法を適用したデジタル放送システムの第1実施形態のブロック図である。 本発明のコンテンツサービス方法を適用したデジタル放送システムの第2実施形態のブロック図である。 時報とニュース速報がスーパーインポーズされた映像の一実施形態を示す図である。 従来のスーパーインポーズを行うデジタル放送システムの一例のブロック図である。
符号の説明
10,40 送信装置
11 スーパーインポーズ部
12,14 符号化部
13,15 PMT生成部
16,47 多重部
17,48 PAT生成部
20,30,50 受信装置
21,51 多重分離部
22,32,52 PAT/PMT解釈及びサービス制御部
23,31,53 復号部
24,34,56 提示部
54 部分復号部
55 合成部

Claims (5)

  1. 基本のコンテンツの視聴形態は維持しながら、付加価値を加えた視聴形態を提供するコンテンツサービスの受信装置であって、
    送信装置から送信された基本サービスのコンテンツと付加サービスのコンテンツそれぞれを構成する信号を受信する手段と、
    自装置に設定されたコンテンツ利用条件が基本サービスの場合、受信した基本サービスのコンテンツを出力し、自装置に設定されたコンテンツ利用条件が付加サービスの場合、受信した付加サービスのコンテンツを出力する手段を有することを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1記載の受信装置において、
    前記基本サービスのコンテンツは、スーパーインポーズを行ったベースバンド信号の符号化信号で構成され、
    前記付加サービスのコンテンツは、スーパーインポーズを除去したベースバンド信号の符号化信号で構成されることを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1記載の受信装置において、
    前記基本サービスのコンテンツは、スーパーインポーズを行ったベースバンド信号の符号化信号で構成され、
    前記付加サービスのコンテンツは、前記スーパーインポーズを行ったベースバンド信号の符号化信号と前記スーパーインポーズを除去するベースバンド信号の符号化信号で構成されることを特徴とする受信装置。
  4. 基本のコンテンツの視聴形態は維持しながら、付加価値を加えた視聴形態を提供するコンテンツサービス方法の送信装置であって、
    基本サービスのコンテンツを構成する信号を生成する手段と、
    付加サービスのコンテンツを構成する信号を生成する手段と、
    前記基本サービスのコンテンツを構成する信号と前記付加サービスのコンテンツを構成する信号を多重して送信する手段を有することを特徴とする送信装置。
  5. 基本のコンテンツの視聴形態は維持しながら、付加価値を加えた視聴形態を提供するコンテンツサービス方法であって、
    送信装置から、基本サービスのコンテンツと付加サービスのコンテンツそれぞれを構成する信号を送信し、
    受信装置では、自装置に設定されたコンテンツ利用条件が基本サービスの場合、受信した基本サービスのコンテンツを出力し、自装置に設定されたコンテンツ利用条件が付加サービスの場合、受信した付加サービスのコンテンツを出力することを特徴とするコンテンツサービス方法。
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