JP2006049651A - ラミネート処理装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池モジュール13の周囲を通過する熱風の流れる方向とその分布とが不均一にならないように制御し、ラミネート処理時における太陽電池モジュール13の不良を減少させ、歩留まりを上昇させると共にコストの低減を図ることができる太陽電池モジュール13のラミネート処理装置等を提供する。
【解決手段】加熱炉20内に波型流路板30を太陽電池モジュール13の処理枚数又はそれ以上、棚段状に配置固定する。モジュール搭載ユニット22は波型流路板30間において下側に位置する波型流路板30上に1枚載せてラミネート処理を行なう。波型流路板30は平板32の上に波板31を重ねて両板の接触する頂点で溶接により接続して一体化される。送風機23等から送られた熱風は波型流路板30の波板31の各ピッチPj等の間に直線的に通過させる。つなぎ管40は波型流路板30の流路の数と同じ数だけ分配されて整流体24に取り付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽電池と太陽電池の保護層とを含む太陽電池モジュールのラミネート処理装置等に関する。
近年、環境保護重視の観点からいわゆるクリーンエネルギーの研究開発が進められている。その中でも太陽電池は、太陽エネルギーを直接電気エネルギーへ変換するものであるため従来の他の発電と比較して無公害であり、その資源である太陽光が事実上無限に利用可能であること等から極めて注目を集めている。
同一基板上に形成された複数の太陽電池素子が直列接続された構造の太陽電池(光電変換装置)の代表例は、多結晶シリコンまたはアモルファスシリコン等を材料とする薄膜太陽電池である。薄膜太陽電池は、薄型で軽量であること、製造コストが安価であること、大面積化が容易であること等の実用太陽電池に要求される産業上および技術上の利点を有していることから、今後の太陽電池の主流となるものと考えられている。薄膜太陽電池の主な用途は電力供給用であることは勿論であるが、それ以外にも建物の屋根または窓等に取り付けて利用される業務用および一般住宅用の用途にも需要が広がってきている。従来の薄膜太陽電池はガラス基板等の絶縁性基板を用いていたが、近年、軽量化、施工性および量産性の観点からプラスチックフィルム等の可撓性(フレキシブル)タイプの絶縁性基板を用いた薄膜太陽電池の研究開発が進められている。このフレキシブル性を生かしたロールツーロール(Roll to Roll)方式を用いた連続形成による製造方法により大量生産が可能となった。
太陽電池は周囲の環境に耐えられるように充填剤等で保護されモジュール化されている。上述の薄膜太陽電池モジュールとしては、電気絶縁性を有するフィルム基板上に形成された太陽電池を電気絶縁性の保護材により封止するために、太陽電池の受光面側および非受光面側の双方に保護材を設けたものが知られている。上記薄膜太陽電池モジュールは保護材がプラスチックであるため、捩れまたは引張り力に対する強度が弱い。このため、施工時の外力によって破損したりする可能性があった。そこで、特許文献1および特許文献2に記載されているように、太陽電池モジュールの裏面全体に補強板を設けた構造のものが開発されている。
例えば特許文献1では、太陽電池モジュールの周囲の重装な架台を要せずに構造物としての強度を有すること等を目的として、裏面補強板上に太陽電池素子、充填材および充填材保護材等を有する太陽電池モジュールを用いている。特許文献2では、ロール成形機による折り曲げ成形を行う場合に、充填材の窪み等を生じさせないような折り曲げ成形加工性に優れた太陽電池モジュールを提供することを目的として、裏面補強材上に充填材および太陽電池素子等を積層した太陽電池モジュールを用いている。
複数枚の薄膜太陽電池モジュールを保護材と補強材とで挟み込み一体化するラミネート処理工程は、一般的に、箱状の炉の中に薄膜太陽電池モジュールを複数枚挿入し、熱風またはプレート状ヒーター等を熱源として、プラスチック材料である保護材を熱により溶融化させ、薄膜太陽電池と補強材とを一体化させる方法を用いている。例えば特許文献3には、エチレンビニルアセテート(Ethylene Vinyl Acetate : EVA)樹脂によるラミネート材で太陽電池セルをラミネートした太陽電池モジュールの熱処理について記載されている。
次に、一般的な太陽電池モジュールの構造と、太陽電池モジュールのラミネート処理に用いられる従来のラミネート処理装置について説明する。図7は、一般的な太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。図7において、図面上の上部が太陽光入射側の受光面側であり、符号1は太陽電池、2は太陽電池1の受光面側にEVA等を使用して形成された接着層、3は接着層2の受光面側にエチレン・テトラフルオロエチレン(ethylene tetrafluoroethylene : ETFE、エチレン/四フッ化エチレン共重合体)等を使用して形成された防湿層、4は防湿層3の受光面側に形成された、EVA樹脂にガラス繊維を充填して機械的強度を高めた強化層、5は強化層4の受光面側に形成された、ETFE等を使用した汚損物質付着防止用の表面保護層であり、接着層2、防湿層3、強化層4および表面保護層5から構成される耐候性保護層としての受光面側保護層6が積層されて太陽電池1を保護している。
図7の受光面側と反対側の非受光面側(図面上の下部)において、符号7は太陽電池1の非受光面側にEVA等を使用して形成された接着層、8は接着層7の非受光面側に防水と電気絶縁とを兼ねてETFEまたは耐熱性高分子のポリイミド(polyimide)を使用して形成された絶縁層、9は絶縁層8の非受光面側に形成された、裏面補強板11(後述)との接合の役目をなすEVA樹脂等を使用した接着層であり、接着層7、絶縁層8および接着層9が積層されて非受光面側保護層10が形成されている。符号11は、非受光面側保護層10の下に接着された、積層された金属製平板等を使用した裏面補強板である。上述の各層は加圧熱融着ラミネートにより一体化されている。上述の太陽電池1は、結晶系または非結晶系のいずれも使用することができ、特に薄膜基板型の非晶質太陽電池がよく用いられている。太陽電池1と接着層2とは予め一体化されており、必要に応じて一部の層を省略することも可能である。
受光面側保護層6、非受光面側保護層10および裏面補強板11は太陽電池1の側方の非発電領域Aまで延長されている。非発電領域Aには、太陽電池1の両側辺(図7では片側辺のみ表示)に沿って平行に平箔銅線の内部リード線12が配置され、プラス極またはマイナス極(いずれも不図示)に各々接続されている。図7に示されるように、内部リード線12は、発電した電力を外部へ引き出すために接着層7、絶縁層8、接着層9および裏面補強板11に施された穴を通り、中継をなす端子台14にまで到達し、端子台14内に導入されたケーブル15の端部Bと電気的に接続されている。但し、ラミネート処理時は、端子台14とケーブル15とを除く上述の部品の構成により処理が行われ、端子台14とケーブル15とは、ラミネート処理後に太陽電池モジュール13に取り付けられる。以上の部品構成により、全体として四角形で平板状の太陽電池モジュール13(受光面側保護層6、太陽電池1、非受光面側保護層10、裏面補強板11および内部リード線12を含む)が形成される。
図8および9は、複数の太陽電池モジュール13の各々について、太陽電池1を受光面側保護層6等の保護材と裏面補強板11の補強材とで挟み込み一体化するラミネート処理を行う従来のラミネート処理装置の構造を示す。図8は従来のラミネート処理装置の斜視図であり、図9は従来のラミネート処理装置の断面図を示す。図8および9において、符号20は加熱炉、22は太陽電池モジュール13を搭載した状態で加熱炉20内に挿入し搬出するためのモジュール搭載ユニットである。上述のラミネート処理装置は、ラミネート処理時に太陽電池モジュール13の各層に気泡残り等がないように真空引きする脱気機能を備えており、ラミネート処理時には常時脱気を行っている。
図8および9において、太陽電池モジュール13は、図7に示した表面保護層5が下になり、裏面補強板11が上になるようにモジュール搭載ユニット22に積層される。加熱炉20は、ラミネート処理を行う太陽電池モジュール13を搭載したモジュール搭載ユニット22の外形よりも大きい長さと幅とを有している。加熱炉20内には太陽電池モジュール13をその上に配置したモジュール搭載ユニット22が複数積層配置されている。加熱炉20は、太陽電池モジュール13の1回のラミネート処理枚数に応じたモジュール搭載ユニット22を積層したときに、各モジュール搭載ユニット22上の各太陽電池モジュール13間を熱風が通過できる間隔を保つことができる高さを有している。各モジュール搭載ユニット22は加熱炉20の側面から1セット毎に挿入または搬出する。
図8および9において、符号21は加熱炉20の裏面(図8上では右側面側)に配置された、図7に示される接着層2等を溶融化するための熱源となる加熱体、23は加熱体21からの熱を太陽電池モジュール13の近傍へ送るための送風機(図9側に示す)、24は加熱体21と加熱炉20との間に備えられた、送風機23から送られた熱風を均等に分配するための整流体(図9側に示す)、25は加熱炉20の正面(図8上では左側面側)に備えられた、送風機23と加熱体21とから送られて太陽電池モジュール13を通過した熱風を排気するための排気ユニット(図9側に示す)である。排気ユニット25に集められた熱風は、ダクト(不図示)により送風機23へ戻されて循環し、加熱炉20内の加熱温度を維持している。以上の送風機23、加熱体21、整流体24、排気ユニット25およびダクトは1セットとして取り付けられ、ラミネート処理される太陽電池モジュール13の長さ等により複数セット備えられる。さらに、加熱炉20、送風機23、加熱体21、排気ユニット25およびダクトの外周には断熱層(不図示)が配置され、加熱炉20等の内部の熱を外部へ逃さないように保持している。上述の機能を備えたラミネート処理装置において、複数のモジュール搭載ユニット22上の太陽電池モジュール13を一度にラミネート処理している。
特許第2651121号公報 特許第2719114号公報 特開2001−36122号公報
上述したように、ラミネート処理は太陽電池モジュール13に熱風を与えて保護材を溶融化させ一体化させることにより行われる。しかし、加熱炉20内で熱風による温度分布に高低差がある場合、太陽電池モジュール13の一部で溶融しすぎの箇所と溶融しきれていない箇所とが発生し、この結果、太陽電池モジュール13が不良となってしまうという場合があった。このため、太陽電池モジュール13の周囲の処理温度は均一な温度であることが要求されることになるが、上述した従来のラミネート処理装置には以下のような問題があった。
上述した従来のラミネート処理装置において、送風機23と加熱体21とから送られた熱風は、整流体24を通過することにより上下左右方向へ均等に分配されて複数のモジュール搭載ユニット22間に流れ込む。しかし、(1)この熱風の流路となるモジュール搭載ユニット22間は、モジュール搭載ユニット22の外形と同じ大きさの何もない空間があるだけである。このため、整流体24により均等に分配された熱風の方向を制御する方向制御作用が無くなり、熱風は自由な方向へ流れてしまうことになる。さらに、(2)送風機23、加熱体21、整流体24、モジュール搭載ユニット22および排気ユニット25から構成される熱風ユニットを加熱炉20の裏面に複数並べて配置した場合、相互に隣り合う熱風ユニットの熱風の影響を受け合い、熱風が干渉し合うこととなって、その分布が不均一になってしまうことになる。
上述の(1)および(2)で説明したように、従来のラミネート処理装置はラミネート処理機能的には充足されているが、太陽電池モジュール13の周囲を通過する熱風の流れる方向とその分布とが不均一になりやすいため、太陽電池モジュール13のラミネート処理時におけるラミネート温度分布にムラが発生することがあった。このため、太陽電池モジュール13を一体化させるための構成部材である接着層2等が部分的に溶融過不足となり、太陽電池モジュール13が不良となってしまうという場合があった。一度ラミネート処理を行って不良となった太陽電池モジュール13は修正することが困難であるため、使用された上記構成部材および費やされた製作時間が無駄になり、この結果、歩留まりが低下すると共にコストが増加するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、太陽電池モジュール13の周囲を通過する熱風の流れる方向とその分布とが不均一にならないように制御し、ラミネート処理時における太陽電池モジュール13の不良を減少させ、歩留まりを上昇させると共にコストの低減を図ることができる太陽電池モジュール13のラミネート処理装置および方法を提供することにある。
この発明のラミネート処理装置は、太陽電池と該太陽電池の保護層とを含む太陽電池モジュールのラミネート処理装置において、前記太陽電池モジュールを搭載した複数のモジュール搭載ユニット間に、前記保護層を溶融化する熱風の流路となる流路板を備えたことを特徴とする。
ここで、この発明のラミネート処理装置において、前記流路板は、金属製の薄い平板と頂点を円弧で成形しながら連続する金属製の薄い波板とを該頂点で接続した構造を有することができる。
ここで、この発明のラミネート処理装置において、前記流路板は、金属製の薄い平板と頂点を台形形状で成形しながら連続する金属製の薄い山型板とを、該平板と該山型板とが接触する平面で接続した構造を有することができる。
ここで、この発明のラミネート処理装置において、前記流路板の流路は直線状であるものとすることができる。
ここで、この発明のラミネート処理装置において、前記流路板の外形は前記モジュール搭載ユニットの外形と近似的に同じであるか又は大きいものとすることができる。
ここで、この発明の記載のラミネート処理装置において、熱風を前記流路板側へ均等に分配する整流体をさらに備え、該整流体から熱風が出る出口側近傍に前記流路板を配置することができる。
ここで、この発明のラミネート処理装置において、前記整流体と前記流路板とを連通させることができる。
この発明のラミネート処理方法は、太陽電池と該太陽電池の保護層とを含む太陽電池モジュールのラミネート処理方法において、前記太陽電池モジュールを搭載した複数のモジュール搭載ユニット間に備えられた流路板の流路に、前記保護層を溶融化する熱風を流してラミネートを行うことを特徴とする。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法等によれば、加熱炉内に波型流路板を太陽電池モジュールの処理枚数または処理枚数以上、棚段状に配置固定する。加熱炉の側面より挿入されたモジュール搭載ユニットは、波型流路板間において下側に位置する波型流路板上に1枚載せられてラミネート処理が行なわれ、ラミネート処理後に加熱炉の同じ側面から搬出される。波型流路板は平板31と波板32とから構成され、平板の上に波板を重ねて、平板と波板との接触する頂点を有する円弧を頂点で溶接により接続して一体化されている。この結果、波型流路板の波板の各ピッチの間に、送風機、加熱体および整流体から送られた熱風を直線的に通過させることができる。さらに、つなぎ管が整流体内で整流された熱風を波型流路板の各流路に流し込むために設けられている。つなぎ管は波型流路板の流路の数と同じ数だけ分配されて整流体に取り付けられている。整流体の一部として設けられたつなぎ管を波型流路板内に挿入することにより、整流体で均等に分配された熱風の流れを波型流路板内にも継続して流すことができる。以上の機能を備えたラミネート処理装置により、太陽電池モジュールの周囲を通過する熱風の流れる方向とその分布とが不均一にならないように制御し、ラミネート処理時における太陽電池モジュールの不良を減少させ、歩留まりを上昇させると共にコストの低減を図ることができる太陽電池モジュールのラミネート処理装置等を提供することができるという効果がある。
以下、各実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の実施例1におけるラミネート処理装置50の構造を示す。図1はラミネート処理装置50の斜視図であり、図2はラミネート処理装置50の側面断面図を示す。図1および図2において、太陽電池モジュール13の構造は図7に示される太陽電池モジュール13の構造と同様であり、図7ないし図9と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、細部の説明は省略する。
図1および2において、モジュール搭載ユニット22は太陽電池モジュール13を搭載した状態で加熱炉20内に挿入し搬出するためのものである。ラミネート処理装置50は、ラミネート処理時に太陽電池モジュール13の各層に気泡残り等がないように真空引きする脱気機能を備えており、ラミネート処理時には常時脱気を行っている。
図1および2において、太陽電池モジュール13は、図7に示した表面保護層5が下になり、裏面補強板11が上になるようにモジュール搭載ユニット22に積層される。加熱炉20は、ラミネート処理を行う太陽電池モジュール13を搭載したモジュール搭載ユニット22の外形(長さLu、幅Wu)よりも大きい長さLh(>Lu)と幅Wh(>Wu)とを有している。加熱炉20内には、図3に示される波型流路板30または山型流路板33(いずれも後述。実施例1では波型流路板30を用い、実施例2で山型流路板33を用いる。)が太陽電池モジュール13(mi、i=1〜4)の処理枚数(4枚)の分だけ棚段状に配置固定されている。図1では太陽電池モジュール13の処理枚数が4枚の場合について例示するが、これはあくまでも図面の都合によるものであって、処理枚数が4枚に限定されるものではない。さらに、波型流路板30の枚数は必ずしも太陽電池モジュール13の処理枚数と同じではなく、図2に示される太陽電池モジュール13(mi、i=1〜5)の処理枚数(5枚)に1枚を加えた6枚のように、太陽電池モジュール13の処理枚数以上の枚数を棚段状に配置固定することもできる。加熱炉20の側面より挿入されたモジュール搭載ユニット22は、波型流路板30間において下側に位置する波型流路板30上に1枚載せられてラミネート処理が行われ、ラミネート処理後に加熱炉20の同じ側面から搬出される。
図3は、本発明の実施例1における波型流路板30の構造を示す。図3において、符号32は金属製薄平板である平板、31は金属製薄板であって、図3に示されるような頂点C、DおよびEを円弧で成形しながら連続する波板である。平板32と波板31とは、モジュール搭載ユニット22の外形とほぼ同じまたは大きい長さLf(≧Lu)と幅Wh(≧Wu)とを有している。図3に示されるように、平板32と波板31とは平板32の上に波板31を重ねて、平板32と波板31との接触する頂点CとEとを有する円弧を頂点CとEとで溶接により接続して一体化されている。従って、この波型流路板30の波板31の各ピッチP1、...Pj、...の間に、送風機23、加熱体21および整流体24から送られた熱風を直線的に通過させることができる。このため、波板31の高さHfと上述の各頂点ピッチ、例えば頂点CとEとの間のピッチPjとは、熱風が流れやすいような流路となるようにすることが望ましい。
図1および2へ戻って説明すると、加熱炉20は、太陽電池モジュール13を搭載したモジュール搭載ユニット22と熱風を直線的に通過させる波型流路板30とを、1回にラミネート処理する枚数n(図1ではn=4。図2ではn=5。)を配置できる高さHhを有している。加熱炉20の裏面(図1では右側面側)には、図7に示される接着層2等を溶融化するための熱源となる加熱体21と、加熱体21からの熱を太陽電池モジュール13の近傍へ送るための送風機23(図2側に示す)とが配置されている。加熱体21と加熱炉20との間には、送風機23から送られた熱風を均等に分配するための整流体24(図2側に示す)が備えられている。この整流体24から送られる熱風の出口近傍に、上述の波型流路板30が配置される。
図4は、本発明の実施例1における整流体24の一部として設けられたつなぎ管40と波型流路板30または山型流路板33(後述)との間の関係を示し、図5はつなぎ管40を設けた整流体24を示す。図4および図5で、図1ないし図3と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図4に示されるように、つなぎ管40は整流体24内で整流された熱風を波型流路板30の各流路に流し込むために設けられたものである。このため、図5に示されるように、波型流路板30の流路の数と同じ数(T11ないしT65の総計=6×5=30)だけ分配されて整流体24に取り付けられている。図5では流路の数が6×5=30の場合について例示するが、流路の数は30に限定されるものではない。つなぎ管40の断面形状は、波型流路板30に挿入しやすいように波型流路板30の開口部の大きさよりもわずかに小さい外径を有する円筒管とすることが好適である。以上のように、整流体24の一部として設けられたつなぎ管40を波型流路板30内に挿入して整流体24と波型流路板30とを連通させることにより、整流体24で均等に分配された熱風の流れを波型流路板30内にも継続して流すことができる。
図1および図2へ戻って説明すると、加熱炉20の正面(図1では左側面側)には、送風機23と加熱体21とから送られて太陽電池モジュール13を通過した熱風を排気するための排気ユニット25(図2側に示す)が備えられている。排気ユニット25に集められた熱風は、ダクト(不図示)により送風機23へ戻されて循環し、加熱炉20内の加熱温度を維持している。以上の送風機23、加熱体21、整流体24、排気ユニット25およびダクトは1セットとして取り付けられ、ラミネート処理される太陽電池モジュール13の長さ等により複数セット備えることができる。加熱炉20、送風機23、加熱体21、排気ユニット25およびダクトの外周には断熱層(不図示)が配置され、加熱炉20等の内部の熱を外部へ逃さないように保持している。上述の機能を備えたラミネート処理装置50において、複数のモジュール搭載ユニット22上の太陽電池モジュール13を一度にラミネート処理することができる。
以上より、本発明の実施例1によれば、加熱炉20内に波型流路板30を太陽電池モジュール13の処理枚数または処理枚数以上、棚段状に配置固定する。加熱炉20の側面より挿入されたモジュール搭載ユニット22は、波型流路板30間において下側に位置する波型流路板30上に1枚載せてラミネート処理が行なわれ、ラミネート処理後に加熱炉20の同じ側面から搬出される。波型流路板30は、図3に示されるような平板31と波板32とから構成され、平板32の上に波板31を重ねて、平板32と波板31との接触する頂点CとEとを有する円弧を頂点CとEとで溶接により接続して一体化されている。この結果、波型流路板30の波板31の各ピッチP1、...Pj、...の間に、送風機23、加熱体21および整流体24から送られた熱風を直線的に通過させることができる。さらに、つなぎ管40が整流体24内で整流された熱風を波型流路板30の各流路に流し込むために設けられている。つなぎ管40は、図5に示されるように波型流路板30の流路の数と同じ数だけ分配されて整流体24に取り付けられている。つなぎ管40の断面形状は、波型流路板30に挿入しやすいように波型流路板30の開口部の大きさよりもわずかに小さい外径を有する円筒管とすることが好適である。以上のように、整流体24の一部として設けられたつなぎ管40を波型流路板30内に挿入することにより、整流体24で均等に分配された熱風の流れを波型流路板30内にも継続して流すことができる。以上の機能を備えたラミネート処理装置50により、太陽電池モジュール13の周囲を通過する熱風の流れる方向とその分布とが不均一にならないように制御し、ラミネート処理時における太陽電池モジュール13の不良を減少させ、歩留まりを上昇させると共にコストの低減を図ることができる太陽電池モジュール13のラミネート処理装置等を提供することができる。
実施例2では、上述の波型流路板30の替わりに山型流路板33を用いた場合について説明する。山型流路板33を除き、実施例2における加熱炉およびラミネート処理装置の構成は実施例1の加熱炉20およびラミネート処理装置50と同様であるため、説明は省略する。
図6は、本発明の実施例2における山型流路板33の構造を示す。図6で図3と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図6において、符号34は金属製薄板であって、図6に示されるような平らな頂点F、G、HおよびIを台形形状で成形しながら連続する山型板である。平板32と山型板34とは、モジュール搭載ユニット22の外形とほぼ同じまたは大きい長さLf(≧Lu)と幅Wh(≧Wu)とを有している。図6に示されるように、平板32と山型板34とは平板32の上に山型板34を重ねて、平板32と山型板34との接触する平面S等を溶接により接続して一体化されている。従って、この波型流路板30の山型板34の各ピッチQ1、...Qj、...の間に、送風機23、加熱体21および整流体24から送られた熱風を直線的に通過させることができる。このため、山型板31の高さHfと上述の各頂点ピッチ、例えば頂点FとIとの間のピッチQjとは、熱風が流れやすいような流路となるようにすることが望ましい。実施例2においても実施例1と同様に、整流体24内で整流された熱風を山型流路板33の各流路に流し込むために、つなぎ管40を設けることができる。この場合、つなぎ管40の断面形状は、山型流路板33に挿入しやすいように山型流路板33の開口部の大きさよりもわずかに小さい外径を有する円筒管とすることが好適である。
以上より、本発明の実施例2によれば、実施例1の加熱炉20およびラミネート処理装置50を使用した上で、実施例1の波型流路板30に替えて山型流路板33を用いることができる。山型流路板33の山型板34の各ピッチQ1、...Qj、...の間に、送風機23、加熱体21および整流体24から送られた熱風を直線的に通過させることができる。このため実施例2においても実施例1と同様に、太陽電池モジュール13の周囲を通過する熱風の流れる方向とその分布とが不均一にならないように制御し、ラミネート処理時における太陽電池モジュール13の不良を減少させ、歩留まりを上昇させると共にコストの低減を図ることができる太陽電池モジュール13のラミネート処理装置等を提供することができる。
本発明の活用例として、特に薄膜太陽電池素子等を積層した複数枚の太陽電池モジュールを保護材と補強材とで挟み込み一体化するラミネート処理装置等への適用が挙げられる。
本発明の実施例1におけるラミネート処理装置50の斜視図である。 本発明の実施例1におけるラミネート処理装置50の側面断面図である。 本発明の実施例1における波型流路板30の構造を示す図である。 本発明の実施例1における整流体24の一部として設けられたつなぎ管40と波型流路板30または山型流路板33との間の関係を示す図である。 本発明の実施例1におけるつなぎ管40を設けた整流体24を示す図である。 本発明の実施例2における山型流路板33の構造を示す図である。 一般的な太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 従来のラミネート処理装置の斜視図である。 従来のラミネート処理装置の断面図である。
符号の説明
1 太陽電池、 2、7、9 接着層、 3 防湿層、 4 強化層、 5 表面保護層、 6 受光面側保護層、 8 絶縁層、 10 非受光面側保護層、 11 裏面強化板、 12 内部リード線、 13 太陽電池モジュール、 14 端子台、 15 ケーブル、 20 加熱炉、 21 加熱体、 22 モジュール搭載ユニット、 23 送風機、 24 整流体、5 2 排気ユニット、 30 波型流路板、 31 波板、 32 平板、 33 山型流路板、 34 山型板、 40 つなぎ管、 50 ラミネート処理装置。

Claims (8)

  1. 太陽電池と該太陽電池の保護層とを含む太陽電池モジュールのラミネート処理装置において、前記太陽電池モジュールを搭載した複数のモジュール搭載ユニット間に、前記保護層を溶融化する熱風の流路となる流路板を備えたことを特徴とするラミネート処理装置。
  2. 請求項1記載のラミネート処理装置において、前記流路板は、金属製の薄い平板と頂点を円弧で成形しながら連続する金属製の薄い波板とを該頂点で接続した構造を有することを特徴とするラミネート処理装置。
  3. 請求項1記載のラミネート処理装置において、前記流路板は、金属製の薄い平板と頂点を台形形状で成形しながら連続する金属製の薄い山型板とを、該平板と該山型板とが接触する平面で接続した構造を有することを特徴とするラミネート処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のラミネート処理装置において、前記流路板の流路は直線状であることを特徴とするラミネート処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のラミネート処理装置において、前記流路板の外形は前記モジュール搭載ユニットの外形と近似的に同じであるか又は大きいことを特徴とするラミネート処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のラミネート処理装置において、熱風を前記流路板側へ均等に分配する整流体をさらに備え、該整流体から熱風が出る出口側近傍に前記流路板を配置することを特徴とするラミネート処理装置。
  7. 請求項6記載のラミネート処理装置において、前記整流体と前記流路板とを連通させたことを特徴とするラミネート処理装置。
  8. 太陽電池と該太陽電池の保護層とを含む太陽電池モジュールのラミネート処理方法において、前記太陽電池モジュールを搭載した複数のモジュール搭載ユニット間に備えられた流路板の流路に、前記保護層を溶融化する熱風を流してラミネートを行うことを特徴とするラミネート処理方法。
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