JP2006047219A - 情報提供システム、情報提供装置、情報提供装置の制御方法、情報提供装置の制御プログラム、情報提供装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置、情報提供装置の制御方法、情報提供装置の制御プログラム、情報提供装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】情報提供装置の処理負担を低減しつつ、より多数の端末装置をサポートすることができる情報提供システム等を提供すること。
【解決手段】情報提供装置40は、衛星情報取得手段と、複数の衛星基地局の位置及び前記観測可能範囲を示す基地局情報を格納する基地局情報格納手段と、端末概位置情報生成手段と、概位置と各衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択手段と、測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成手段と、基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成手段と、基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な数か否かを判断する測位可能性判断手段と、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星からの前記位置関連信号に基づいて測位するための前記測位補助情報を生成する補助情報生成手段等を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、位置情報衛星からの信号に基づく測位に関する情報提供システム、情報提供装置、情報提供装置の制御方法、情報提供装置の制御プログラム、情報提供装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来より、位置情報衛星である例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの衛星信号を受信し、自己位置を測位するためのGPS受信機が知られている。このGPS受信機の中には、外部のアシストサーバから受信した個々のGPS衛星の航法データ等のアシストデータを利用して、そのアシストデータに示されるGPS衛星からの衛星信号を受信するものがある(例えば、特許文献1)。
このようなアシストサーバは例えば、GPS受信機の概位置からの各GPS衛星の仰角を計算し、仰角の高いGPS衛星を優先的に選択してアシストデータを生成する。
このため、送信するアシストデータは選択したGPS衛星に対応するデータに限定されるから、アシストサーバがGPS受信機に送信するデータ量を少なくすることができる。また、GPS受信機は受信したアシストデータに対応するGPS衛星からの衛星信号のみを探索すればよいから、衛星信号を探索する時間を短縮することができる。
特表2002−525638号公報(図2等)
しかし、上述のように、アシストサーバがGPS受信機の概位置からの各GPS衛星の仰角を計算する処理は例えば、GPS受信機の位置を地球中心からの座標(x,y,z座標)で表現した場合に、地球中心とGPS受信機の位置とを結ぶ線分のxyz座標系での各座標軸に対する角度を求め、その上で受信機の座標を通る地球に対する接線によって描くことのできる面から衛星座標までの角度を求める必要がある。このような計算は、計算式が非常に長く、三角関数、逆三角関数、平方根などを多用する必要があり、アシストサーバの処理負担が非常に高い。このため、一台のアシストサーバによってサポートできるGPS受信機の数が限られる場合があるという問題がある。
そこで、本発明は、情報提供装置の処理負担を低減しつつ、より多数の端末装置をサポートすることができる情報提供システム、情報提供装置、情報提供装置の制御方法、情報提供装置の制御プログラム、情報提供装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
前記目的は、第1の発明によれば、位置情報衛星から位置関連信号を受信して現在位置を測位する端末装置と、前記端末装置に対して前記測位のための測位補助情報を提供する情報提供装置と、前記情報提供装置に対して各前記位置情報衛星の衛星情報を供給する複数の衛星基地局と、を有する情報提供システムであって、前記複数の衛星基地局は、すべての前記位置情報衛星を観測可能であって、かつ、各前記衛星基地局の観測可能範囲が重複領域を有するように配置されており、前記情報提供装置は、前記複数の衛星基地局の位置及び前記観測可能範囲を示す基地局情報を格納する基地局情報格納手段と、前記端末装置の概位置を特定して端末概位置情報を生成する端末概位置情報生成手段と、前記概位置と各前記衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択手段と、前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲と前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成手段と、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成手段と、前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する測位可能性判断手段と、前記測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星からの前記位置関連信号に基づいて測位するための前記測位補助情報を生成する補助情報生成手段と、前記端末装置に対して前記補助情報を送信する補助情報送信手段と、を有し、前記端末装置は、前記情報提供装置から前記測位補助情報を受信する受信手段を有することを特徴とする情報提供システムにより達成される。
第1の発明の構成によれば、前記情報提供装置は前記衛星基地局選択手段を有するから、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択することができる。そして、前記情報提供装置は前記基準領域情報生成手段を有するから、前記第1基地局の前記観測可能範囲と前記第2基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成することができる。さらに、前記情報提供装置は前記測位可能性判断手段を有するから、前記基準領域に前記測位が可能な数の前記位置情報衛星が位置するか否かを判断することができる。
ここで、前記第1基地局と前記第2基地局は、前記概位置との距離の短さを優先条件として選択されており、複雑な計算は必要がない。また、前記第1基地局の前記観測可能範囲と前記第2基地局の前記観測可能範囲は、前記端末概位置の上空である可能性が高い。 従って、これらの前記観測可能範囲に基づいて生成された前記基準領域情報に示される前記基準領域に存在する前記位置情報衛星は、前記概位置から観測すると仰角が大きい可能性が高い。前記端末装置の測位については、仰角が大きい前記位置情報衛星からの前記位置関連信号を使用すると測位精度が向上する。
そして、前記基準領域衛星数情報生成手段によって前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成し、さらに、測位可能性判断手段によって前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断することができる。
そして、測位可能性判断手段が測位が可能であると判断した場合には、前記補助情報生成手段によって前記端末装置に提供する前記測位のための測位補助情報を生成する。
上述の構成によって、複雑な計算を要することなく、幾何学的な方法を使用して、仰角が大きい前記位置情報衛星を選択し、その前記位置情報衛星に対応する前記測位補助情報を生成することができる。
上述のように、複雑な計算を要しないから、前記情報提供装置の負荷を低減でき、その結果としてより多数の端末装置をサポートすることができる。
これにより、情報提供装置の処理負担を低減しつつ、より多数の端末装置をサポートすることができる情報提供システムを提供することができる。
前記目的は、第2の発明の構成によれば、位置情報衛星から位置関連信号を受信して現在位置を測位する端末装置に対して前記測位のための測位補助情報を提供する情報提供装置であって、前記情報提供装置は、すべての位置情報衛星の衛星軌道を観測可能であって、かつ、各前記衛星基地局の観測可能範囲が重複領域を有するように配置されている複数の衛星基地局から衛星情報を取得するための衛星情報取得手段と、前記複数の衛星基地局の位置及び前記観測可能範囲を示す基地局情報を格納する基地局情報格納手段と、前記端末装置の概位置を特定して端末概位置情報を生成する端末概位置情報生成手段と、前記概位置と各前記衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択手段と、前記第1基地局の前記観測可能範囲と前記第2基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成手段と、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成手段と、前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する測位可能性判断手段と、前記測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記端末装置に提供する前記測位のための測位補助情報を生成する補助情報生成手段と、前記端末装置に対して前記補助情報を送信する補助情報送信手段と、を有することを特徴とする情報提供装置によって達成される。
第2の発明の構成によれば、第1の発明の構成と同様に、情報提供装置の処理負担を低減しつつ、より多数の端末装置をサポートすることができる。
第3の発明は、第2の発明の構成において、前記基準領域情報生成手段は、前記第1基地局の前記観測可能範囲と前記第2基地局の前記観測可能範囲の重複領域を基準領域とする構成となっていることを特徴とする。
前記第1基地局の前記観測可能範囲と前記第2基地局の前記観測可能範囲の重複領域を
決定することは、幾何学的な計算方法で可能であり、複雑な計算は必要がない。
また、前記重複領域は、前記端末概位置の上空である可能性が一層高い。従って、前記重複領域である前記基準領域に存在する前記位置情報衛星は、前記端末概位置から観測すると一層仰角が大きい可能性が高い。
このため、複雑な計算を要することなく、一層仰角が大きい前記位置情報衛星を選択し、前記測位補助情報を生成することができる。
第4の発明は、第2の発明の構成において、前記基準領域情報生成手段は、前記概位置と前記第1衛星基地局の位置及び前記第2衛星基地局の位置に対応して前記基準領域を、前記第1衛星基地局の前記観測範囲と前記第2基地局衛星の前記観測可能範囲の重複領域、又は、前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲であって前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲ではない領域、又は、前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲であって前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲ではない領域のいずれかの領域とする構成となっていることを特徴とする。
例えば、前記概位置が、前記第1衛星基地局と前記第2基地局の間に位置するとしても、前記第1基地局により近い場合がある。このような場合においては、前記第1基地局の前記観測可能範囲と前記第2基地局の前記観測可能範囲の重複領域よりも、むしろ、前記第1基地局の前記観測可能範囲であって前記第2基地局の前記観測可能範囲ではない領域に位置する前記位置情報衛星の方が前記概位置からの仰角が大きいと考えられる。
この点、第4の発明の構成によれば、前記概位置と前記第1基地局の位置及び前記第2基地局の位置に対応して、前記基準領域を設定するから、簡単な計算方法あるいは幾何学的な方法によって、より仰角が大きい前記位置情報衛星を選択することができる。
第5の発明は、第2の発明乃至第4の発明のいずれかの構成において、前記測位可能性判断手段による前記測位の可能性を否定する判断結果に基づいて、前記基準領域を各前記衛星基地局の前記観測可能範囲に基づいて段階的に拡大することによって、拡大領域を示す拡大領域情報を生成する拡大領域情報生成手段と、前記拡大領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す拡大領域衛星数情報を生成する拡大領域衛星数情報生成手段と、前記拡大領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する拡大領域測位可能性判断手段と、前記拡大領域測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記端末装置に対して前記測位補助情報を送信する補助情報送信手段と、を有することを特徴とする。
前記基準領域に、前記測位が可能な数の前記位置情報衛星が位置しない場合には、測位に必要な数の前記位置情報衛星に対応する前記測位補助情報を生成することができない。
そこで、第5の発明の構成によれば、前記拡大領域情報生成手段によって前記基準領域を各前記衛星基地局の前記観測可能範囲に基づいて段階的に拡大することによって、拡大領域を示す拡大領域情報を生成し、前記拡大領域衛星数情報生成手段によって前記拡大領域衛星数情報を生成する。そして、前記拡大領域衛星数情報に示される衛星数によって、前記測位が可能か否かを判断する。
前記拡大領域は、前記基準領域を拡大した領域であるから、前記基準領域よりも多くの前記位置情報衛星が位置する可能性が大きい。
しかも、前記拡大領域は、前記基準領域を各前記衛星基地局の前記観測可能範囲に基づいて段階的に拡大された領域である。例えば、前記基準領域を1段階だけ拡大した場合には、依然として前記位置情報衛星の仰角が大きい可能性が高い。
このため、できるだけ仰角が大きい前記位置情報衛星を選択しつつ、前記測位に必要な数の前記位置情報衛星を確保し得る。
第6の発明は、第2の発明乃至第5の発明のいずれかの構成において、前記概位置は、前記端末装置と前記情報提供装置の通信を仲介する通信基地局の位置であることを特徴とする。
前記通信基地局の位置は固定されているから、前記情報提供装置がその位置を認識することは容易である。
このため、第6の発明の構成によれば、前記情報提供装置は容易に前記端末概位置情報を生成することができる。
前記目的は、第7の発明の構成によれば、位置情報衛星から位置関連信号を受信して現在位置を測位する端末装置に対して前記測位のための測位補助情報を提供する情報提供装置が、すべての位置情報衛星の衛星軌道を観測可能であって、かつ、各前記衛星基地局の観測可能範囲が重複領域を有するように配置されている複数の衛星基地局から衛星情報を取得する衛星情報取得ステップと、前記情報提供装置が、前記端末装置の概位置を特定して端末概位置情報を生成する端末概位置情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記概位置と各前記衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択ステップと、前記情報提供装置が、前記第1基地局の前記観測可能範囲と前記第2基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する測位可能性判断ステップと、前記情報提供装置が、前記測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記端末装置に提供する前記測位のための測位補助情報を生成する補助情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記端末装置に対して前記補助情報を送信する補助情報送信ステップと、を有することを特徴とする情報提供装置の制御方法によって達成される。
第7の発明の構成によれば、第2の発明の構成と同様に、情報提供装置の処理負担を低減しつつ、より多数の端末装置をサポートすることができる。
前記目的は、第8の発明によれば、コンピュータに、位置情報衛星から位置関連信号を受信して現在位置を測位する端末装置に対して前記測位のための測位補助情報を提供する情報提供装置が、すべての位置情報衛星の衛星軌道を観測可能であって、かつ、各前記衛星基地局の観測可能範囲が重複領域を有するように配置されている複数の衛星基地局から衛星情報を取得する衛星情報取得ステップと、前記情報提供装置が、前記端末装置の概位置を特定して端末概位置情報を生成する端末概位置情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記概位置と各前記衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択ステップと、前記情報提供装置が、前記第1基地局の前記観測可能範囲と前記第2基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する測位可能性判断ステップと、前記情報提供装置が、前記測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記端末装置に提供する前記測位のための測位補助情報を生成する補助情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記端末装置に対して前記補助情報を送信する補助情報送信ステップと、を実行させることを特徴とする情報提供装置の制御プログラムによって達成される。
前記目的は、第9の発明の構成によれば、コンピュータに、位置情報衛星から位置関連信号を受信して現在位置を測位する端末装置に対して前記測位のための測位補助情報を提供する情報提供装置が、すべての位置情報衛星の衛星軌道を観測可能であって、かつ、各前記衛星基地局の観測可能範囲が重複領域を有するように配置されている複数の衛星基地局から衛星情報を取得する衛星情報取得ステップと、前記情報提供装置が、前記端末装置の概位置を特定して端末概位置情報を生成する端末概位置情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記概位置と各前記衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択ステップと、前記情報提供装置が、前記第1基地局の前記観測可能範囲と前記第2基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する測位可能性判断ステップと、前記情報提供装置が、前記測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記端末装置に提供する前記測位のための測位補助情報を生成する補助情報生成ステップと、前記情報提供装置が、前記端末装置に対して前記補助情報を送信する補助情報送信ステップと、を実行させることを特徴とする情報提供装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって達成される。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態のアシストデータ提供システム10等を示す概略図である。アシストデータ提供システム10は、情報提供システムの一例である。
図1に示すように、アシストデータ提供システム10は、位置情報衛星である例えば、GPS衛星12a,12b,12c,12d及び12eから位置関連信号である例えば、信号S1乃至S5を受信して現在位置を測位する端末装置である例えば、端末20を有する。端末20は、GPS受信機(図示せず)を有しており、信号S1を受信することができる。また、端末20は、後述のサーバ40からアシストデータを受信するための受信手段である例えば、通信装置(図示せず)を有している。
図1に示すように、アシストデータ提供システム10はまた、端末20に対して測位のためのアシストデータを提供する情報提供装置である例えば、サーバ40(以後、サーバ40と呼ぶ)を有する。サーバ40は、通信網である例えば、インターネット網50及び通信基地局30を介して端末20と通信可能に構成されている。
上述のアシストデータは例えば、端末20がGPS衛星12a等からの信号S1等を受信するために必要な、端末20の概位置からのGPS衛星12a等の仰角、方位角、ドップラー効果に関する情報である。ただし、アシストデータの内容はこれらに限らず、さらに、GPS衛星12a等の軌道情報等を含んでもよい。
図1に示すように、アシストデータ提供システム10はまた、サーバ40に対してGPS衛星12a等の衛星情報を供給する複数の衛星基地局である例えば、GPS基地局60A,60B,60C,60D,60E及び60Fを有する。GPS基地局60A等は、GPS衛星12a等からの信号S1等に基づいて衛星情報を生成する。この衛星情報は、例えば、GPS衛星12a等を識別するための衛星ID(Identification)及びGPS衛星12a等の軌道等を示す航法データを含む。
GPS基地局60A等は、インターネット網50を介してサーバ40と通信可能に構成されている。
なお、端末20は例えば、携帯電話機、PHS(Personal Handy−phone System)、PDA(Personal Digital Assistance等であるが、これらに限らない。
なお、本実施の形態とは異なり、GPS衛星12a等は5個に限らず、4個以下でもよいし6個以上でもよい。
図2は、GPS基地局60A等の配置等を示す概略図である。
具体的には、図2は、地球90の赤道上に6個のGPS基地局60A乃至60Fを均等に配置した状態を極方向から見た図である。
各GPS基地局60A等から観測可能なGPS衛星12a等(図1参照)は衛星軌道95を周回しており、各GPS基地局60A等から観測可能なGPS衛星12a等は各GPS基地局60A等の水平方向からの設定仰角によって規定される。例えば、GPS基地局Dにおける地球90の接線L1から設定仰角20度より大きい仰角の範囲を示す斜線部PDにGPS衛星12a等が位置する場合に、それらのGPS衛星12a等を観測可能である。斜線部PDは、観測可能範囲の一例である。以後、各GPS基地局60A乃至60Fの観測可能範囲を、カバー範囲と呼ぶ。
図2に示すように、地球90の赤道上に配置された6個のGPS基地局60A乃至60Fによって、衛星軌道95をすべてカバーしているから、GPS衛星12a等は必ずいれかのGPS基地局60A等のカバー範囲に位置する。すなわち、複数のGPS基地局60Aによって、すべてのGPS衛星12a等が観測可能である。GPS基地局60A等の数は、上述の設定仰角によって規定される。設定仰角が大きければ、GPS基地局60A等の数は多く必要になる。
なお、GPS基地局60A等を地球90の赤道上に配置しているため、北極及び南極周辺の上空の天空はカバーしていないが、その地域にはGPS衛星12a等の衛星軌道95は存在していないことを前提にしている。
また、図2に示すように、各GPS基地局60A等のカバー範囲が重複領域を有するようになっている。例えば、GPS基地局60Aのカバー範囲は領域P2、P4及びP1で構成される。そして、GPS基地局60Bのカバー範囲は領域P3、P1及びP5で構成される。すなわち、GPS基地局60Aのカバー範囲とGPS基地局60Bのカバー範囲は領域P1という重複領域を有する。この領域P1は重複領域の一例である。
なお、本実施の形態と異なり、GPS基地局60A等の配置は、地球90の赤道上に限らない。例えば、北極及び南極周辺の上空にGPS衛星12a等の衛星軌道95が存在する場合には、GPS基地局60A等の配置を赤道上から北極等の方向へずらすことで、GPS衛星12a等の軌道をすべてカバーするようにできる。
また、本実施の形態と異なり、GPS基地局60A等の数は6個に限らない。GPS衛星12a等の衛星軌道をすべてカバーできる数であればよい。
(サーバ40の主なハードウエア構成について)
図3はサーバ40の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図3に示すように、サーバ40は、コンピュータを有しており、コンピュータは、バス41を有する。
このバス41には、CPU(Central Processing Unit)42、記憶装置43、外部記憶装置44等が接続されている。記憶装置43は例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等である。外部記憶装置44は例えば、ハードディスク(Hared Disk)等である。
また、このバス41には、各種情報等を入力するためのサーバ入力装置45、端末20(図1参照)等と通信するためのサーバ通信装置46、及び、各種情報を表示するためのサーバ表示装置47が接続されている。
(サーバ40の主なソフトウエア構成について)
図4はサーバ40の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図4に示すように、サーバ40は、各部を制御するサーバ制御部100、サーバ通信装置47(図3参照)に対応するサーバ通信部102等を有する。
サーバ40は、また、各種プログラムを格納するサーバ第1記憶部110、各種情報を予め格納するサーバ第2記憶部140、サーバ40が取得又は生成した情報を格納するサーバ第3記憶部160を有する。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第2記憶部140にGPS基地局情報144を格納している。GPS基地局情報144は、GPS基地局60A等(図2参照)の位置を示すGPS基地局位置情報144a及び、各GPS基地局60A等のカバー範囲を示す基地局カバー範囲情報144bを含む。GPS基地局情報144は基地局情報の一例であり、サーバ第2記憶部140は基地局情報格納手段の一例である。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第1記憶部110に端末概位置特定プログラム112を格納している。端末概位置特定プログラム112は、サーバ制御部100が、端末20(図1参照)のおおよその位置である概位置を特定して、端末概位置情報164を生成するための情報である。端末概位置情報164は、端末概位置情報の一例である。端末概位置特定プログラム112とサーバ制御部100は、端末概位置情報生成手段の一例である。
具体的には、サーバ制御部100は端末概位置特定プログラム112に基づいて例えば、端末20との通信の仲介を実施している通信基地局30(図1参照)の位置Q(図2参照)を、通信基地局30からの情報に基づいて特定する。そして、通信基地局の位置Qを端末20の概位置とする。通信基地局の位置Qは例えば、緯度及び経度で示される。
サーバ制御部100は、このようにして生成した端末概位置情報164をサーバ第3記憶部160に格納する。
なお、本実施の形態とは異なり、端末概位置情報164は、端末20が前回測位した測位位置を示す情報でもよい。また、本実施の形態とは異なり、端末概位置情報164は、端末20が使用される一定地域である例えば、日本国内というおおまかな位置を示す情報でもよい。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第1記憶部110にGPS基地局選択プログラム114を格納している。GPS基地局選択プログラム114は、サーバ制御部100が、端末概位置情報164に示される概位置QとGPS基地局位置情報144aに示される各GPS基地局60A等の位置との距離の短さを優先条件として、2つのGPS基地局を選択するための情報である。この2つのGPS基地局を、第1基地局及び第2基地局と呼ぶ。第1基地局は第1衛星基地局の一例であり、第2基地局は第2衛星基地局の一例である。そして、GPS基地局選択プログラム114とサーバ制御部100は、衛星基地局選択手段の一例である。
具体的には、サーバ制御部100はGPS基地局選択プログラム114に基づいて、端末概位置情報164に示される概位置Q(図2参照)と距離が他のGPS基地局と比べて短い地点に位置するGPS基地局60A及びGPS基地局60Bを選択する。第1基地局と第2基地局は、概位置との距離の短さを優先条件として選択されており、複雑な計算は必要がない。このため、サーバ40の処理負担は少なくて済む。
そして、例えば、第1基地局がGPS基地局60Aであって第2基地局がGPS基地局60Bであることを示す第1第2基地局情報166を生成し、サーバ第3記憶部160に格納する。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第1記憶部110に第1領域決定プログラム116を格納している。第1領域決定プログラム116は、サーバ制御部100が、第1基地局のカバー範囲と第2基地局のカバー範囲に基づいて、アシストデータを生成する基準領域である例えば、第1領域を示す第1領域情報168を生成するための情報である。
第1領域は基準領域の一例である。そして、第1領域決定プログラム116とサーバ制御部100は、基準領域情報生成手段の一例である。
上述のように、第1第2基地局情報166に示される第1基地局は例えば、GPS基地局60Aであり、第2基地局は例えば、GPS基地局60Bである。そして、GPS基地局60Aのカバー範囲は領域P1、P2及びP4であり、GPS基地局60Bのカバー範囲は領域P1、P3及びP5である(図2参照)。
サーバ制御部100は第1領域決定プログラム116に基づいて、GPS基地局60Aのカバー範囲とGPS基地局60Bのカバー範囲の重複領域である領域P1(図2参照)を示す第1領域情報168を生成する。
サーバ制御部100は、上述のようにして生成した第1領域情報168をサーバ第3記憶部160に格納する。
上述のように、第1基地局と第2基地局は端末20の概位置との距離の短さを優先条件として選択されているから、第1基地局のカバー範囲と第2基地局のカバー範囲は、概位置の上空である可能性が高い。さらに、第1基地局のカバー範囲と第2基地局のカバー範囲の重複する領域P1が概位置の上空である可能性は一層高い。
したがって、第1領域に存在するGPS衛星は、概位置から観測すると仰角が大きい可能性が高い。そして、端末20の測位については、仰角が大きいGPS衛星12a等からの信号S1等を使用すると迅速に信号S1等を捕捉でき、また、測位精度が向上する。
ここで、重複領域P1を決定することは、幾何学的な計算方法で可能であり、複雑な計算は必要がないから、サーバ40の処理負担が少なくて済む。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第1記憶部110に第1領域衛星数判断プログラム118を格納している。第1領域衛星数判断プログラム118は、サーバ制御部100が、第1領域に位置するGPS衛星の数を示す第1領域衛星数情報170を生成するための情報である。この第1領域衛星数情報170は基準領域衛星数情報の一例である。そして、第1領域衛星数判断プログラム118とサーバ制御部100は、基準領域衛星数情報生成手段の一例である。
具体的には、サーバ制御部100は第1領域衛星数判断プログラム118に基づいて、サーバ第3記憶部160に格納している衛星情報162と第1領域情報168を参照して、現在時点で、領域P1(図2参照)に存在するGPS衛星の数を判断し、その数を示す第1領域衛星数情報170を生成する。
なお、第1領域衛星数情報170には、衛星の数だけではなく、GPS衛星を識別するための識別情報も含まれる。
サーバ制御部100は、生成した第1領域衛星数情報170をサーバ第3記憶部160に格納する。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第1記憶部110に第1領域測位可能性判断プログラム120を格納している。第1領域測位可能性判断プログラム120は、サーバ制御部100が、第1領域衛星数情報170に示される衛星数が測位可能な衛星数か否かを判断するための情報である。すなわち、第1領域測位可能性判断プログラム120とサーバ制御部100は、測位可能性判断手段の一例である。
測位可能な数は例えば、3次元測位をする場合には4個以上であり、2次元測位をする場合には3個以上である。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第1記憶部110にアシストデータ生成プログラム122を格納している。アシストデータ生成プログラム122は、サーバ制御部100が、上述の第1領域測位可能性判断プログラム120による判断結果に基づいて、第1領域に位置するGPS衛星からの信号に基づいて測位するためのアシストデータ174を生成するための情報である。すなわち、アシストデータ生成プログラム122とサーバ制御部100は、補助情報生成手段の一例である。
具体的には、サーバ制御部100はアシストデータ生成プログラム122に基づいて、
第1領域測位可能性判断プログラム120による判断結果が測位可能性を肯定する場合に、第1領域に位置する例えば、GPS衛星12a等からの信号S1等に基づいて測位するためのアシストデータ174を生成する。
サーバ制御部100は生成したアシストデータ174をサーバ第3記憶部160に格納する。
上述のように、第1領域に存在するGPS衛星12a等は、端末20の概位置から観測すると仰角が大きいから、それらのGPS衛星12a等からの信号S1等を迅速に捕捉でき、測位精度が良好であることが期待できる。
すなわち、複雑な計算を要することなく、幾何学的な方法によって、仰角が大きいGPS衛星12a等を選択して、アシストデータを生成することができる。したがって、サーバ40は、複雑な計算を必要としないから、より多くの端末20等を同時にサポートすることができる。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第1記憶部110にアシストデータ送信プログラム124を格納している。アシストデータ送信プログラム124は、サーバ制御部100が、端末20に対してアシストデータ174を送信するための情報である。すなわち、アシストデータ送信プログラム124とサーバ制御部100は、補助情報送信手段の一例である。
これにより、端末20は、仰角が大きいGPS衛星12a等について生成されたアシストデータ174を使用して、迅速にGPS衛星12a等からの信号S1等の受信等を行うことができる。
ただし、第1領域に、測位が可能な数のGPS衛星12a等が位置しない場合には、測位に必要な数のGPS衛星12a等に対応するアシストデータ174を生成することができない。この場合、端末20はアシストデータ174を受信して、信号S1等を受信して擬似距離を算出することはできても、現在位置の座標を算出することはできない。
そこで、現在位置の座標を算出するためのアシストデータ174を生成するために、サーバ40は、さらに以下の構成を有する。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第1記憶部110に拡大領域情報生成プログラム126を格納している。拡大領域情報生成プログラム126は、サーバ制御部100が、第1領域測位可能性判断プログラム120によって測位可能性を否定する判断をした場合に、第1領域を各GPS基地局60A等のカバー範囲に基づいて段階的に拡大することによって、拡大領域を示す拡大領域情報176を生成するための情報である。この拡大領域情報176は、拡大領域情報の一例である。そして、拡大領域情報生成プログラム126とサーバ制御部100は、拡大領域情報生成手段の一例である。
サーバ制御部100は、生成した拡大領域情報176をサーバ第3記憶部160に格納する。
具体的には、サーバ制御部100は拡大領域情報生成プログラム126に基づいて、第1領域である領域P1(図2参照)に測位可能な数のGPS衛星12a等が位置しない場合には、第1段階の拡大領域として領域P1,P2及びP3からなる拡大領域を設定し、その拡大領域を示す拡大領域情報176を生成する。
後述のように、領域P1,P2及びP3からなる拡大領域に測位可能な数のGPS衛星12a等が位置しない場合には、さらに、第2段階の拡大領域として、領域P1,P2,P3,P4及びP5からなる拡大領域を設定する。
このように、サーバ制御部100は拡大領域情報生成プログラム126によって、カバー範囲によって規定される領域P1等に基づいて、段階的に拡大領域を設定する。
ただし、拡大領域を段階的に生成するについては限界があり例えば、端末20の概位置における水平線上であることが必要である。例えば、端末20の概位置がGPS基地局60Aと60Bの間である地点Q(図2参照)の場合には、GPS基地局60Aと60Bのカバー範囲外の例えば、領域P6及びP7に位置するGPS衛星は、地点Qにおける水平線の下に位置し、地点Qから観測できないことは明らかである。
この拡大領域の限界については、GPS基地局60A等の設定仰角及びGPS基地局60A等の数によって規定されるから、幾何学的に判断することができる。
例えば、図2に示すように、設定仰角が20度であって、GPS基地局60A等の数が6個であれば、サーバ制御部100が拡大領域情報生成プログラム126によって生成する拡大領域情報176に示される拡大領域の範囲の限界は、第1基地局のカバー範囲と第2基地局のカバー範囲で規定される。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第1記憶部110に拡大領域衛星数判断プログラム128を格納している。拡大領域衛星数判断プログラム128は、サーバ制御部100が、拡大領域情報176に示される拡大領域に位置するGPS衛星12a等の数を示す拡大領域衛星数情報178を生成するための情報である。すなわち、拡大領域衛星数判断プログラム128とサーバ制御部100は、拡大領域衛星数情報生成手段の一例である。
サーバ制御部100は、生成した拡大領域衛星数情報178をサーバ第3記憶部160に格納する。
図4に示すように、サーバ40は、サーバ第1記憶部110に拡大領域測位可能性判断プログラム130を格納している。拡大領域測位可能性判断プログラム130は、サーバ制御部100が、拡大領域衛星数情報178に示されるGPS衛星12a等の数が測位が可能な数か否かを判断するための情報である。すなわち、拡大領域測位可能性判断プログラム130とサーバ制御部100は、拡大領域測位可能性判断手段の一例である。
上述の拡大領域は、第1領域を拡大した領域であるから、第1領域よりも多くのGPS衛星が位置する可能性が大きい。
しかも、拡大領域は、第1領域をGPS基地局60A等のカバー範囲に基づいて段階的に拡大された領域である。例えば、第1領域を1段階だけ拡大して、領域P1、P2及びP3からなる拡大領域(図2参照)を設定した場合は、依然としてGPS衛星12a等の仰角が大きい可能性が高い。
このため、できるだけ仰角が大きいGPS衛星を選択しつつ、現在位置の座標を算出するために必要な数のGPS衛星を確保し得る。
すなわち、サーバ制御部100は拡大領域測位可能性判断プログラム130によって測位可能性を肯定する判断をした場合には、アシストデータ生成プログラム122に基づいて、拡大領域に位置するGPS衛星からの信号に基づいて測位するためのアシストデータを生成する。すなわち、アシストデータ生成プログラム122とサーバ制御部100は、拡大領域補助情報生成手段の一例でもある。
なお、サーバ制御部100は拡大領域測位可能性判断プログラム130によって第1段階の拡大領域において測位可能性を否定する判断をした場合には、拡大領域情報生成プログラム126に基づいて、さらに第2段階以降の拡大領域を生成し、そのつど、測位可能性を判断する。
拡大領域を限界まで広く設定した場合でも、測位可能な数のGPS衛星12a等がその拡大領域に位置しない場合には、アシストデータ174は測位に必要な数のGPS衛星12a等を捕捉するための情報にはなり得ないから、端末20は測位することができない。
そこで、図4に示すように、サーバ40は、測位不可能情報送信プログラム132を有する。測位不可能情報送信プログラム132は、サーバ制御部100が、拡大領域を限界まで広く設定した場合にも測位が不可能である場合に、測位が不可能である旨を示す測位不可能情報を端末20に対して送信するための情報である。
測位不可能情報を受信した端末20は、無駄に測位をする必要はないから、バッテリの電力を無駄に消費することを未然に防止することができる。
以上が本実施の形態に係るアシストデータ提供システム10の構成であるが、以下、アシストデータ提供システム10の動作例を主に図5及び図6を使用して説明する。
なお、図1に示すように、端末20の概位置はGSP基地局60Aと60Bの間であり、現在位置の座標算出を含む測位をするために必要な数のGPS衛星12a等は領域P1には位置しないが、領域P1、P2及びP3からなる領域には位置するという前提で、以下説明する。
図5及び図6は、アシストデータ提供システム10の動作例を示す概略フローチャートである。
端末20が接続中の通信基地局30(図1参照)は、図2の地点Qに位置するという前提で、以下説明する
まず、サーバ40が、各GPS基地局60A等から衛星情報を取得する(図5のステップST1)。ステップST1は、衛星情報取得ステップの一例である。
続いて、サーバ40は、端末20からアシストデータ要求情報を受信する(ステップST2)。
続いて、サーバ40は、端末20の端末概位置を例えば、接続中の通信基地局30の位置Qを端末概位置として特定する(ステップST3)。ステップST3は、端末概位置情報生成ステップの一例である。
続いて、サーバ40は、端末概位置に近い2つのGPS基地局を特定する(ステップST4)。サーバ40は例えば、端末概位置Qに近いGPS基地局60Aを第1基地局、基地局60Bを第2基地局として特定する。このステップST4は、衛星基地局選択ステップの一例である。
続いて、サーバ40は、第1基地局であるGPS基地局60Aと第2基地局であるGPS基地局60Bのカバー範囲重複領域である領域P1を第1領域として決定する(ステップST5)。このステップST5は、基準領域情報生成ステップの一例である。
続いて、サーバ40は、第1領域である領域P1を基準にして、第2領域以下の領域(以下、第n領域と呼ぶ。但し、nは2以上の整数である)を決定する(ステップST6)。第2領域は例えば、領域P1、P2及びP3からなる領域である。第3領域は例えば、領域P1、P2、P3、P4及びP5からなる領域である。
続いて、サーバ40は、第1領域衛星数情報170(図4参照)を生成する(ステップST7)。このステップST7は、基準領域衛星数情報生成ステップの一例である。
続いて、サーバ40は、第1領域に位置するGPS衛星が測位可能数が否かを判断する(図6のステップST8)。このステップST8は、測位可能性判断ステップの一例である。
ここで、第1領域である領域P1に位置するGPS衛星が測位可能数であると判断すれば、サーバ40は、領域P1に位置するGPS衛星に対応するアシストデータを生成する(ステップST9)。このステップST9は、補助情報生成ステップの一例である。
続いて、サーバ40は、生成したアシストデータを端末20送信する(ステップST10)。このステップST10は、補助情報送信ステップの一例である。
これに対して、ステップST8において、領域P1に位置するGPS衛星が測位可能数ではないと判断すれば、第2領域に位置するGPS衛星が測位可能数かを判断する(ステップST81)。
サーバ40は、第2領域に位置するGPS衛星が測位可能数であると判断すれば、第2領域に位置するGPS衛星に対応するアシストデータを生成して(ステップST9、端末20に送信する(ステップST10)。
これに対して、第2領域に位置するGPS衛星が測位可能数ではないと判断すれば、第2領域が最終領域である例えば、第3領域か否かを判断し(ステップST82)、最終領域ではないから、第2領域の次の段階の拡大領域である第3領域についてステップST81を実行する。
サーバ40は、第3領域に位置するGPS衛星が測位可能数ではないと判断すると(ステップST81)、第3領域は最終領域であるからステップST82において最終領域であると判断し、端末20に測位不可能情報を送信する(ステップST83)。
上述のように、ステップST82からステップST83の巡回するステップにおいては、第n領域として、第2領域、第3領域というように、nが2から始まって1づつ、大きな数になりながら、最終領域まで実行される。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について、説明する。
第2の実施の形態におけるアシストデータ提供システム11(図1参照)の構成は、上記第1の実施の形態のアシストデータ提供システム10と多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、主な相違点を中心に説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態のアシストデータ提供システム11におけるGPSサーバ41(以後、サーバ41と呼ぶ)の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図8は、GPS基地局60A等の配置等を示す概略図である。
第1の実施の形態のサーバ40とは異なり、第2の実施の形態におけるサーバ41のサーバ制御部100は、第1領域決定プログラム116Aに基づいて、端末概位置情報164に示される端末概位置と第1基地局第2基地局情報166に示される第1基地局の位置及び第2基地局の位置に対応して、第1領域を決定するようになっている。
例えば、図8に示すように、第1基地局であるGPS基地局60Aと第2基地局であるGPS基地局60Bの間の地球90の表面の領域を、GPS基地局60A及びGPS基地局60Bからの距離によって4等分し、GPS基地局60Aに近い方から区分領域S1,S2,S3及びS4を設定する。図8に示すように、区分領域S1はGPS基地局60Aに最も近い領域である。そして、区分領域S4はGPS基地局60Bに最も近い領域である。
サーバ制御部100は第1領域決定プログラム116Aに基づいて、端末概位置が区分領域S1内の地点Q2であれば、GPS基地局60Aのカバー範囲であってGPS基地局60Bのカバー範囲ではない領域である領域P2を第1領域とする。
このような場合においては、GPS基地局60Aのカバー範囲とGPS基地局60Bのカバー範囲の重複領域よりも、むしろ、GPS基地局60Aのカバー範囲であってGPS基地局60Bのカバー範囲ではない領域に位置するGPS衛星の方が端末概位置からの仰角が大きいと考えられる。したがって、領域P2に位置するGPS衛星に対応するアシストデータを生成して端末20に提供することによって、端末20の測位精度の向上が期待できる。
上述の場合と異なり、端末概位置が区分領域S4内の地点であれば、サーバ制御部100は第1領域決定プログラム116Aに基づいて、GPS基地局60Bのカバー範囲であってGPS基地局60Aのカバー範囲ではない領域である領域P3を第1領域とする。
また、端末概位置が区分領域S2又は区分領域S3内の地点であれば、サーバ制御部100は第1領域決定プログラム116Aに基づいて、GPS基地局60Aのカバー範囲とGPS基地局60Bのカバー範囲の重複領域である領域P1を第1領域とする。
このように、サーバ41は、端末概位置と第1基地局の位置及び第2基地局の位置に対応して、第1領域を設定するから、簡単な計算方法あるいは幾何学的な方法によって、より仰角が大きいGPS衛星を選択することができる。
しかも、上述のGPS衛星の選択方法は、端末概位置が区分領域S1等のいずれかに位置するかを判断するだけの簡易な方法であるから、サーバ41の処理の負担は小さい。
したがって、複雑な計算によってGPS衛星を選択する場合よりも、多くの端末20等をサポートすることができる。
(プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等について)
コンピュータに上述の動作例の衛星情報取得ステップと、端末概位置情報生成ステップと、衛星基地局選択ステップと、基準領域情報生成ステップと、基準領域衛星数情報生成ステップと、測位可能性判断ステップと、補助情報生成ステップと、補助情報送信ステップ等を実行させるための情報提供装置の制御プログラムとすることができる。
また、このような情報提供装置の制御プログラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等とすることもできる。
これら情報提供装置の制御プログラム等をコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられるプログラム格納媒体は、例えばフロッピー(登録商標)のようなフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc−Recordable)、CD−RW(Compact Disc−Rewriterble)、DVD(Digital Versatile Disc)などのパッケージメディアのみならず、プログラムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリ、磁気ディスクあるいは光磁気ディスクなどで実現することができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
アシストデータ提供システム等を示す概略図である。 GPS基地局等の配置等を示す概略図である。 サーバの主なハードウエア構成を示す概略図である。 サーバの主なソフトウエア構成を示す概略図である。 アシストデータ提供システムの動作例を示す概略フローチャートである。 アシストデータ提供システムの動作例を示す概略フローチャートである。 サーバの主なソフトウエア構成を示す概略図である。 GPS基地局等の配置等を示す概略図である。
符号の説明
10,11・・・アシストデータ提供システム、12a,12b,12c,12d,12e・・・GPS衛星、20・・・端末、30・・・通信基地局、40,41・・・GPSサーバ、60A,60B,60C,60D,60E・・・GPS基地局、112・・・端末概位置特定プログラム、114・・・GPS基地局選択プログラム、116,116A・・・第1領域決定プログラム、118・・・第1領域衛星数判断プログラム、120・・・第1領域測位可能性判断プログラム、122・・・アシストデータ生成プログラム、124・・・アシストデータ送信プログラム、126・・・拡大領域情報生成プログラム、128・・・拡大領域衛星数判断プログラム、130・・・拡大領域測位可能性判断プログラム

Claims (9)

  1. 位置情報衛星から位置関連信号を受信して現在位置を測位する端末装置と、
    前記端末装置に対して前記測位のための測位補助情報を提供する情報提供装置と、
    前記情報提供装置に対して各前記位置情報衛星の衛星情報を供給する複数の衛星基地局と、
    を有する情報提供システムであって、
    前記複数の衛星基地局は、すべての前記位置情報衛星を観測可能であって、かつ、各前記衛星基地局の観測可能範囲が重複領域を有するように配置されており、
    前記情報提供装置は、
    前記複数の衛星基地局の位置及び前記観測可能範囲を示す基地局情報を格納する基地局情報格納手段と、
    前記端末装置の概位置を特定して端末概位置情報を生成する端末概位置情報生成手段と、
    前記概位置と各前記衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択手段と、
    前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲と前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成手段と、
    前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成手段と、
    前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する測位可能性判断手段と、
    前記測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星からの前記位置関連信号に基づいて測位するための前記測位補助情報を生成する補助情報生成手段と、
    前記端末装置に対して前記補助情報を送信する補助情報送信手段と、
    を有し、
    前記端末装置は、前記情報提供装置から前記測位補助情報を受信する受信手段を有することを特徴とする情報提供システム。
  2. 位置情報衛星から位置関連信号を受信して現在位置を測位する端末装置に対して前記測位のための測位補助情報を提供する情報提供装置であって、
    前記情報提供装置は、
    すべての位置情報衛星の衛星軌道を観測可能であって、かつ、各前記衛星基地局の観測可能範囲が重複領域を有するように配置されている複数の衛星基地局から衛星情報を取得するための衛星情報取得手段と、
    前記複数の衛星基地局の位置及び前記観測可能範囲を示す基地局情報を格納する基地局情報格納手段と、
    前記端末装置の概位置を特定して端末概位置情報を生成する端末概位置情報生成手段と、
    前記概位置と各前記衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択手段と、
    前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲と前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成手段と、
    前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成手段と、
    前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する測位可能性判断手段と、
    前記測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星からの前記位置関連信号に基づいて測位するための前記測位補助情報を生成する補助情報生成手段と、
    前記端末装置に対して前記補助情報を送信する補助情報送信手段と、
    を有することを特徴とする情報提供装置。
  3. 前記基準領域情報生成手段は、前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲と前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲の重複領域を基準領域とする構成となっていることを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記基準領域情報生成手段は、前記概位置と前記第1衛星基地局の位置及び前記第2衛星基地局の位置に対応して前記基準領域を、前記第1衛星基地局の前記観測範囲と前記第2基地局衛星の前記観測可能範囲の重複領域、又は、前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲であって前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲ではない領域、又は、前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲であって前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲ではない領域のいずれかの領域とする構成となっていることを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  5. 前記測位可能性判断手段による前記測位の可能性を否定する判断結果に基づいて、
    前記基準領域を各前記衛星基地局の前記観測可能範囲に基づいて段階的に拡大することによって、拡大領域を示す拡大領域情報を生成する拡大領域情報生成手段と、
    前記拡大領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す拡大領域衛星数情報を生成する拡大領域衛星数情報生成手段と、
    前記拡大領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する拡大領域測位可能性判断手段と、
    前記拡大領域測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記拡大領域に位置する前記位置情報衛星からの前記位置関連信号に基づいて測位するための前記測位補助情報を生成する拡大領域補助情報生成手段と、
    を有することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の情報提供装置。
  6. 前記概位置は、前記端末装置と前記情報提供装置の通信を仲介する通信基地局の位置であることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の情報提供装置。
  7. 位置情報衛星から位置関連信号を受信して現在位置を測位する端末装置に対して前記測位のための測位補助情報を提供する情報提供装置が、すべての位置情報衛星の衛星軌道を観測可能であって、かつ、各前記衛星基地局の観測可能範囲が重複領域を有するように配置されている複数の衛星基地局から衛星情報を取得する衛星情報取得ステップと、
    前記情報提供装置が、前記端末装置の概位置を特定して端末概位置情報を生成する端末概位置情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記概位置と各前記衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択ステップと、
    前記情報提供装置が、前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲と前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する測位可能性判断ステップと、
    前記情報提供装置が、前記測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星からの前記位置関連信号に基づいて測位するための前記測位補助情報を生成する補助情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記端末装置に対して前記補助情報を送信する補助情報送信ステップと、
    を有することを特徴とする情報提供装置の制御方法。
  8. コンピュータに、
    位置情報衛星から位置関連信号を受信して現在位置を測位する端末装置に対して前記測位のための測位補助情報を提供する情報提供装置が、すべての位置情報衛星の衛星軌道を観測可能であって、かつ、各前記衛星基地局の観測可能範囲が重複領域を有するように配置されている複数の衛星基地局から衛星情報を取得する衛星情報取得ステップと、
    前記情報提供装置が、前記端末装置の概位置を特定して端末概位置情報を生成する端末概位置情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記概位置と各前記衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択ステップと、
    前記情報提供装置が、前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲と前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する測位可能性判断ステップと、
    前記情報提供装置が、前記測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星からの前記位置関連信号に基づいて測位するための前記測位補助情報を生成する補助情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記端末装置に対して前記補助情報を送信する補助情報送信ステップと、
    を実行させることを特徴とする情報提供装置の制御プログラム。
  9. コンピュータに、
    位置情報衛星から位置関連信号を受信して現在位置を測位する端末装置に対して前記測位のための測位補助情報を提供する情報提供装置が、すべての位置情報衛星の衛星軌道を観測可能であって、かつ、各前記衛星基地局の観測可能範囲が重複領域を有するように配置されている複数の衛星基地局から衛星情報を取得する衛星情報取得ステップと、
    前記情報提供装置が、前記端末装置の概位置を特定して端末概位置情報を生成する端末概位置情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記概位置と各前記衛星基地局の位置との距離の短さを優先条件として、第1衛星基地局と第2衛星基地局を選択する衛星基地局選択ステップと、
    前記情報提供装置が、前記第1衛星基地局の前記観測可能範囲と前記第2衛星基地局の前記観測可能範囲に基づいて、前記測位補助情報を生成する基準領域を示す基準領域情報を生成する基準領域情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星の数を示す基準領域衛星数情報を生成する基準領域衛星数情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記基準領域衛星数情報に示される衛星数が前記測位が可能な衛星数か否かを判断する測位可能性判断ステップと、
    前記情報提供装置が、前記測位可能性判断手段の判断結果に基づいて、前記基準領域に位置する前記位置情報衛星からの前記位置関連信号に基づいて測位するための前記測位補助情報を生成する補助情報生成ステップと、
    前記情報提供装置が、前記端末装置に対して前記補助情報を送信する補助情報送信ステップと、
    を実行させることを特徴とする情報提供装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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