JP2006046118A - 内燃機関およびその制御方法 - Google Patents

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

【課題】 排気還流量が目標量から外れてしまっても、ドライバビリティを良好に保つことができる内燃機関およびその制御方法の提供を目的とする。
【解決手段】 内燃機関1は、吸気ポート4内に燃料を噴射するポート噴射用インジェクタ10pと、燃焼室2内に燃料を直接噴射する筒内噴射用インジェクタ10cと、燃焼室2からの排気ガスを給気管12に還流させるための排気還流管18とを有し、燃焼室2内で燃料および空気の混合気を燃焼させて動力を発生する。内燃機関1のECU50は、排気還流管18を介して給気管12に排気ガスを還流させつつ、ポート噴射用インジェクタ10pから吸気ポート4内に燃料を噴射させて均質燃焼運転を実行する際にも、筒内噴射用インジェクタ10cから所定量の燃料を噴射させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃焼室内で燃料および空気の混合気を燃焼させて動力を発生する内燃機関およびその制御方法に関し、特に、吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射用インジェクタと、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射用インジェクタと、燃焼室からの排気ガスを吸気系統に還流させる排気還流手段とを有する内燃機関およびその制御方法に関する。
従来から、排気ガスを吸気系統に還流させる排気還流系統を備えると共に、吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射用インジェクタと、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射用インジェクタとを有する内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この内燃機関では、ポート噴射用インジェクタによる燃料噴射と筒内噴射用インジェクタによる燃料噴射との切り換え時に、排気還流量を制御する制御弁を介した排気ガスの還流量の増減遅れが検出される場合、ポート噴射用インジェクタおよび筒内噴射用インジェクタの双方による燃料噴射が実行されるか、あるいは、ポート噴射用インジェクタによる燃料噴射と筒内噴射用インジェクタによる燃料噴射との切り換えが禁止される。これにより、ポート噴射用インジェクタによる燃料噴射と筒内噴射用インジェクタによる燃料噴射との切り換えに起因して排気還流量が目標量から外れてしまっても、失火の発生やNOxの発生が抑制される。
特開平7−103049号公報
しかしながら、排気還流系統を備えた内燃機関では、ポート噴射用インジェクタによる燃料噴射と筒内噴射用インジェクタによる燃料噴射との切り換え時以外にも、排気還流量が目標量から外れてしまうことがある。例えば、減速時には、いわゆる応答遅れにより実際の排気還流量と目標量とのズレが大きくなってしまうことがある。また、リーンバーンエンジンでは、排気還流量が過剰になると、失火が発生し易くなりがちである。従って、排気還流系統を備えた内燃機関には、排気還流量が目標量から外れてしまうことに起因する失火等を確実に抑制してドライバビリティを良好に保つという点に関して、尚改善の余地が残されている。
そこで、本発明は、排気還流量が目標量から外れてしまっても、ドライバビリティを良好に保つことができる内燃機関およびその制御方法の提供を目的とする。
本発明による内燃機関の制御装置は、吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射用インジェクタと、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射用インジェクタと、燃焼室からの排気ガスを吸気系統に還流させる排気還流手段とを有し、燃焼室内で燃料および空気の混合気を燃焼させて動力を発生する内燃機関において、排気還流手段によって吸気系統に還流される排気ガスの目標量を設定する排気還流制御手段と、ポート噴射用インジェクタから吸気ポート内に燃料を噴射させて均質燃焼運転を実行する際に、筒内噴射用インジェクタから所定量の燃料を噴射させる燃料噴射制御手段とを備えることを特徴とする。
この内燃機関では、排気還流手段を用いて吸気系統に排気ガスを還流させつつ、ポート噴射用インジェクタから吸気ポート内に燃料を噴射させて均質燃焼運転を実行する際に、筒内噴射用インジェクタからも所定量(比較的少量)の燃料が噴射される。これにより、例えば均質燃焼運転の実行中に何らかの理由によって排気還流手段による排気還流量が目標量から外れたとしても、筒内噴射用インジェクタから噴射された燃料が燃焼室内で点火されて燃焼するので、燃焼室内の燃焼状態を安定化させて失火を確実に抑制することができる。従って、この内燃機関では、排気還流量が目標量から外れてしまったとしても、ドライバビリティを良好に保つことができる。そして、筒内噴射用インジェクタからは、燃焼室内の点火プラグの周辺に火種を形成するように燃料が噴射されると好ましい。これにより、筒内噴射用インジェクタから噴射された燃料を確実に点火・燃焼させることが可能となる。
この場合、燃料噴射制御手段は、内燃機関の運転状態に基づいて筒内噴射用インジェクタから噴射させる燃料の基本量である基本筒内噴射量を算出すると共に、燃焼室内に目標量を超えて過剰に供給されてしまう排気ガスの量に基づいて当該基本筒内噴射量を補正することにより、筒内噴射用インジェクタから噴射させる燃料の目標量を得ると好ましい。
また、燃料噴射制御手段は、均質燃焼運転の実行中の減速過渡時に筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量を増加させると好ましい。
すなわち、高負荷状態から内燃機関の回転速度が減速される減速過渡時には、排気還流手段による排気還流量が過多となりがちである。これに対して、均質燃焼運転の実行中の減速過渡時に、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量を増加させることにより、燃焼室内における排気ガスの量が過剰になったとしても、燃焼室内の点火および燃焼状態を安定化させて失火を確実に抑制することが可能となる。
更に、本発明による内燃機関は、燃焼室に吸入される空気の量を調整するためのスロットルバルブと、排気還流手段による排気ガスの還流量が所定値を上回る場合に、スロットルバルブの開度を調整する手段とを更に備えると好ましい。
燃焼室内における排気ガスの量が過剰になると、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量を増加させても、燃焼室内で失火が発生してしまうこともあり得る。従って、排気還流手段による排気ガスの還流量が所定値を上回る(上回ると推定される)場合には、スロットルバルブを介して燃焼室に供給される空気の供給量を調整することにより、燃焼室内の点火および燃焼状態を安定化させて失火を確実に抑制することが可能となる。
この場合、燃料噴射制御手段は、スロットルバルブの開度に応じて、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量を調整すると好ましい。
このような構成を採用すれば、燃焼室内における排気ガスの量が過剰になってしまったとしても、燃焼室内の点火および燃焼状態を良好に安定化させて失火を極めて確実に抑制することが可能となる。
本発明による内燃機関の制御方法は、吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射用インジェクタと、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射用インジェクタと、燃焼室からの排気ガスを吸気系統に還流させる排気還流手段とを有し、燃焼室内で燃料および空気の混合気を燃焼させて動力を発生する内燃機関の制御方法において、排気還流手段を用いて吸気系統に排気ガスを還流させつつ、ポート噴射用インジェクタから吸気ポート内に燃料を噴射させて均質燃焼運転を実行する際に、筒内噴射用インジェクタから所定量の燃料を噴射させることを特徴とする。
本発明によれば、排気還流量が目標量から外れてしまっても、ドライバビリティを良好に保つことができる内燃機関の制御装置および制御方法の実現が可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明による内燃機関を示す概略構成図である。同図に示される内燃機関1は、車両用の多気筒内燃機関(例えば、4気筒内燃機関、ただし、図1には1気筒のみが示される。)として構成されており、各燃焼室2内での混合気の燃焼によりピストン3を往復移動させて、クランクシャフトSから動力を得るものである。なお、ここでは、内燃機関1は、いわゆるガソリンエンジンとして説明されるが、これに限られるものではなく、本発明がディーゼルエンジンにも適用され得ることはいうまでもない。
図1に示されるように、各燃焼室2に連なる吸気ポート4は、吸気マニホールドを介して吸気管6にそれぞれ接続され、各燃焼室2に連なる排気ポート5は、排気マニホールドを介して排気管7にそれぞれ接続されている。また、内燃機関1のシリンダヘッドには、吸気ポート4を開閉する吸気弁Viと、排気ポート5を開閉する排気弁Veとが燃焼室2ごとに配設されている。各吸気弁Viおよび各排気弁Veは、動弁機構8によって開閉させられ、この動弁機構8は、吸気弁Viおよび排気弁Veの少なくとも何れか一方の開弁特性を変化させることができる可変バルブタイミング機構(開弁特性設定手段)を含む。更に、内燃機関1は、気筒数に応じた数の点火プラグ9を有し、点火プラグ9は、対応する燃焼室2内に臨むようにシリンダヘッドに配設されている。
また、内燃機関1は、筒内噴射用インジェクタ10cを気筒数に応じた数だけ有している。各筒内噴射用インジェクタ10cは、ガソリン等の燃料を対応する燃焼室2の内部、すなわち、点火プラグ9の周辺に直接噴射可能なものであり、燃料供給管を介してガソリン等の液体燃料を貯留する燃料タンク(何れも図示省略)に接続されている。加えて、内燃機関1は、図1に示されるように、複数のポート噴射用インジェクタ10pを気筒数に応じた数だけ有している。各ポート噴射用インジェクタ10pは、ガソリン等の燃料を対応する吸気ポート4の内部に噴射可能なものであり、図示されない燃料供給管を介してガソリン等の液体燃料を貯留する上記燃料タンクに接続されている。筒内噴射用インジェクタ10cは、燃焼室2ごとに少なくとも1体ずつ備えられ、ポート噴射用インジェクタ10pも、吸気ポート4ごとに少なくとも1体ずつ備えられる。
一方、吸気管6は、図1に示されるように、サージタンク11に接続されている。このサージタンク11は、給気管12を介してエアクリーナ14に接続されており、吸入空気中のゴミや塵等は、エアクリーナ14によって除去される。また、給気管12の中途には、吸入空気量を調節するスロットルバルブ15が設置されている。本実施形態では、スロットルバルブ15として、アクセルペダルAPの操作量(踏込量)を検出するアクセル位置センサ15a、スロットルバルブ15を開閉するためのスロットルモータ15bおよびスロットルバルブ15の開度を検出するスロットル開度センサ15cを含む電子制御式スロットルバルブが採用されている。更に、給気管12には、エアクリーナ14に流入した空気の量を求めるための吸気量センサ13と、スロットルバルブ15に流入する空気の量を求めるための吸気量センサ16とが配置されている。なお、吸気量センサ13および16としては、エアフローメータや圧力センサが利用される。
また、排気管7は、図1に示されるように、例えばNOx吸蔵還元触媒を含む触媒装置17に接続されており、この触媒装置17において各燃焼室2からの排気ガスが浄化される。更に、排気管7からは、触媒装置17の上流側において、排気還流系統(排気還流手段)を構成する排気還流管18が分岐されている。排気還流管18は、その中途に排気ガスの還流量を調節するためのEGR(Exhaust Gas Recircu1ation)弁19を有し、その先端は、内燃機関1の吸気系統を構成する給気管12に接続されている。これにより、排気還流管18を介して、各燃焼室2からの排気ガス(EGRガス)を給気管12へと還流させることが可能となる。
更に、上述の内燃機関1は、高出力化と低燃費化との双方を達成できるよう、過給機(ターボチャージャ)20を備えている。過給機20は、図1に示されるように、タービンインペラ(タービン要素)21と、圧縮機インペラ(圧縮機要素)22とを含む。タービンインペラ21と圧縮機インペラ22とは、回転軸23により互いに連結されて一体化している。図1に示されるように、タービンインペラ21は、排気管7と触媒装置17との間に組み込まれたケーシングの内部に回転自在に配置されている。圧縮機インペラ22は、給気管12のエアクリーナ14とスロットルバルブ15との間に組み込まれたケーシングの内部に回転自在に配置されている。これにより、各燃焼室2からの排気ガスによって回転させられるタービンインペラ21により圧縮機インペラ22を回転駆動することが可能となり、圧縮機インペラ22により、エアクリーナ14を介して吸入れられた空気を圧縮(過給)することができる。
更に、内燃機関1は、給気管12に組み込まれたインタークーラ24を含む。本実施形態において、インタークーラ24は、給気管12と排気還流管18との合流部と、スロットルバルブ15との間に位置するように給気管12に組み込まれている。インタークーラ24は、圧縮機インペラ22によって圧縮されて昇温した吸入空気(および排気還流管18からの排気ガス)を冷却することにより、充填効率を向上させるものである。インタークーラ24としては、例えば空冷式または液冷式の熱交換器が採用される。
また、給気管12には、過給機20(圧縮機インペラ22)の上流側と下流側とをバイパスする流路25が設けられており、この流路25は、その中途に設けられたエアバイパス弁26によって開閉される。エアバイパス弁26としては、電気的に開閉制御し得るバルブが用いられるとよく、圧縮機インペラ22の下流側の圧力が上流側の圧力よりも所定値だけ高まった際に開弁する機械式一方向弁が用いられてもよい。
そして、上述の内燃機関1は、制御手段として機能する電子制御ユニット(以下「ECU」という)50を含む。ECU50は、何れも図示されないCPU、ROM、RAM、入出力ポート、および各種情報やマップ等が記憶される記憶装置等を含むものである。このECU50の入出力ポートには、上述の動弁機構8、各点火プラグ9、各インジェクタ10c,10p、アクセル位置センサ15a、スロットルモータ15b、スロットル開度センサ15c、吸気量センサ13,16、EGR弁19、エアバイパス弁26、更には、クランク角センサ27等が接続されている。ECU50は、記憶装置に記憶されている各種マップ等を用いると共に、各種センサの検出値等に基づいて、動弁機構8、点火プラグ9、インジェクタ10cおよび10p、スロットルバルブ15、EGR弁19等を制御する。
さて、上述のように構成される内燃機関1では、上面に凹部3aを有するいわゆる深皿頂面型のピストン3が採用されている。これにより、燃焼室2内に空気(EGRガスを含む)を大量に吸入させた状態で、筒内噴射用インジェクタ10cからピストン3の凹部3aに向けてガソリン等の燃料を直接噴射することにより、点火プラグ9の近傍に周囲の空気層と分離された状態で燃料と空気との混合気(希薄混合気)の層を形成(成層化)することができる。
また、上述のように、内燃機関1は、燃焼室2ごとにポート噴射用インジェクタ10pを有している。従って、吸気ポート4内の空気(EGRガスを含む)に対してポート噴射用インジェクタ10pから燃料を噴射させることにより、各燃焼室2の全体に均一な混合気(希薄混合気)を形成(均質化)することも可能である。このため、内燃機関1では、予め定められた運転領域(成層燃焼運転領域)において、主として筒内噴射用インジェクタ10cを用いた成層燃焼運転が実行される一方、予め定められた他の運転領域(均質燃焼運転領域)において、主としてポート噴射用インジェクタ10pを用いた均質燃焼運転が実行される。
更に、内燃機関1では、その運転中に、機関回転数Neと、アクセル位置センサ15aによって検出されるアクセルペダルAPの操作量(負荷KL)とに基づいてEGR弁19の開度が制御される。すなわち、内燃機関1のECU50は、所定のマップから、クランク角センサ27からの信号に基づいて取得される機関回転数Neと、アクセル位置センサ15aによって検出されるアクセルペダルAPの操作量とに応じたEGR弁19の目標開度を読み出し、EGR弁19の開度が当該目標開度になるようにEGR弁19のアクチュエータ部に所定の制御信号を与える。EGR弁19の制御に用いられるマップは、燃焼室2内で混合気を点火・燃焼させて所望の出力を得るための各燃焼室2に対する排気還流量(目標EGR量)が得られるように、機関回転数Neおよび負荷KL(アクセルペダルAPの操作量)と、EGR弁19の開度(目標EGR量)との関係を規定するものである。
ここで、均質燃焼時における混合気の点火性(着火性)は、成層燃焼時における混合気の点火性に比較して一般に低下する。また、例えば高負荷状態から内燃機関1の回転速度が減速された場合(アクセルペダルAPの踏み込みが解除された場合)、排気還流管18や給気管12内には多量のEGRガスが残留していることから、機関負荷KLに応じたEGR弁19の制御が実行されたとしても、EGRガスの量(以下、適宜「EGR量」という)が図2において二点鎖線で示されるように速やかに変化(減少)することはなく、実際には、図2において実線で示されるように、目標量を上回る量のEGRガスが各燃焼室2に供給されてしまう。
従って、例えば高負荷状態から内燃機関1の回転速度が減速される減速過渡時等には、排気還流管18から各燃焼室2へと供給されるEGRガスの量(排気還流量)が過多となりがちである。そして、混合気の点火性が低下する均質燃焼運転の実行中に排気還流量が目標量から外れてしまうと、失火の発生確率が高まり、ドライバビリティを低下させるおそれがある。このような現象は、特に、EGRガスの冷却を目的として、スロットルバルブ15(インタークーラ24)の上流側でEGRガスを給気管12の内部に導入する場合に顕著となる。
これらの点に鑑みて、内燃機関1では、各ポート噴射用インジェクタ10pから吸気ポート4内に燃料を噴射させて均質燃焼運転を実行する際、ECU50によって図3に示される筒内噴射量決定ルーチンが実行され、均質燃焼運転の実行中に各筒内噴射用インジェクタ10cからも図3のルーチンを経て決定される量の燃料が噴射される。ECU50は、所定時間おきに(例えばクランクシャフト1回転おきに)EGR弁19の開度制御と同期するように、図3のルーチンを繰り返し実行する。
この場合、ECU50は、まず、所定の記憶領域から前回の実EGR量(前回のEGR弁19の開度制御に伴って各燃焼室2内に実際に供給されたであろうEGRガスの量〔推定値〕)を読み出すと共に、クランク角センサ27からの信号(機関回転数Ne)とアクセル位置センサ15aからの信号(負荷KL)とに基づいて今回のEGR弁19の開度制御に際して要求されているEGR量(今回の要求EGR量=目標EGR量)を求める。そして、ECU50は、前回の実EGR量から今回の要求EGR量を減じることにより、両者の偏差である要求EGR量偏差を算出する(S10)。
S10にて要求EGR量偏差を求めると、ECU50は、EGR遅れ時定数Cを算出する(S12)。EGR遅れ時定数Cは、EGR弁19の開度を変化させた際のEGR量の変化の応答遅れを示すものであり、内燃機関1の回転数の関数F(Ne)として算出可能なものである。S12において、ECU50は、クランク角センサ27からの信号に基づいてその時点の機関回転数Neを取得すると共に、取得した機関回転数Neと予め定められている上記関数F(Ne)とを用いてEGR遅れ時定数Cを算出する。
次に、ECU50は、S10にて求めた要求EGR量偏差とS12にて求めたEGR遅れ時定数Cとに基づいて、EGR弁19の開度を変化させた際に各燃焼室2内に目標EGR量を超えて過剰に供給されてしまうEGRガスの量である過多EGR量を算出する(S14)。本実施形態では、ECU50は、過多EGR量を
過多EGR量=要求EGR量偏差×(C−1)/C
として算出する(S14)。S14の処理の後、ECU50は、S10にて求めた今回の要求EGR量に、S14にて求めた過多EGR量を加算することにより、今回のEGR弁19の開度制御に際して各燃焼室2内に実際に供給されるであろうEGRガスの量である実EGR量(=今回の要求EGR量+過多EGR量)を算出し、上述の記憶領域に格納する(S16)。
また、S16にて実EGR量を求めると、ECU50は、均質燃焼運転の実行中に各筒内噴射用インジェクタ10cから噴射させる燃料の基本量である基本筒内噴射量Qを算出する(S18)。ここで、基本筒内噴射量Qは、点火プラグ9の周囲に火種となる混合気の層を形成し得る程度の比較的少ない量であって、内燃機関1の運転状態、すなわち、機関回転数Neおよび機関負荷KLの関数F(Ne,KL)として算出可能なものである。S18において、ECU50は、クランク角センサ27からの信号に基づいてその時点の機関回転数Neを取得すると共に、アクセル位置センサ15aからの信号に基づいてその時点の機関負荷KLを取得し、取得した機関回転数Neおよび機関負荷KLと予め定められている上記関数F(Ne,KL)とを用いて基本筒内噴射量Qを算出する。
S18にて基本筒内噴射量Qを算出すると、ECU50は、主としてS14にて算出された過多EGR量に応じて基本筒内噴射量Qを補正することにより、目標筒内噴射量Qを算出する(S20)。本実施形態では、主として過多EGR量に基づいて定められる補正係数Fを基本筒内噴射量Qに乗じることにより、目標筒内噴射量Qが算出される。補正係数Fは、S14にて算出される過多EGR量、内燃機関1の回転数Neおよび負荷KLの関数F(過多EGR量、Ne,KL)として算出可能なものである。S20において、ECU50は、S14にて算出した過多EGR量、その時点の機関回転数Neおよび機関負荷KL(スロットル開度)と、予め定められている上記関数Fとを用いて目標筒内噴射量Qを算出する。本実施形態において、関数Fは、基本的に、過多EGR量が多い程、目標筒内噴射量Qが多くなるように予め定められる。
このようにして目標筒内噴射量Qを算出すると、ECU50は、所定のタイミングで各燃焼室2内に燃料が目標筒内噴射量Qだけ噴射されるように、各筒内噴射用インジェクタ10cに所定の制御信号を与える。これにより、内燃機関1の均質燃料運転が実行されている場合であっても、各筒内噴射用インジェクタ10cから、各燃焼室2内の点火プラグ9の周辺に燃料が噴射されることになる。
この結果、均質燃焼運転の実行中に何らかの理由によって排気還流管18から各燃焼室2へと供給される排気還流量(EGR量)が目標EGR量から外れたとしても、各点火プラグ9の周辺には火種を形成するように筒内噴射用インジェクタ10cから燃料が噴射されることから、筒内噴射用インジェクタ10cから噴射された燃料を確実に点火・燃焼させることが可能となる。従って、内燃機関1では、均質燃焼運転の実行中に排気還流量が目標EGR量から外れてしまったとしても、各燃焼室2内の燃焼状態を安定化させて失火を確実に抑制し、ドライバビリティを良好に保つことが可能となる。
また、上述のように、図3の筒内噴射量決定ルーチンが実行されることにより、均質燃料運転の実行中に各筒内噴射用インジェクタ10cから噴射させるべき燃料の量である目標筒内噴射量Qは、内燃機関1の運転状態、すなわち、機関回転数Neや機関負荷KLに応じて定まる基本筒内噴射量Qを主として過多EGR量に応じて補正することにより算出され、過多EGR量が多いほど増量されることになる(S20)。
従って、排気還流管18から各燃焼室2へと供給されるEGRガスの量(排気還流量)が過剰になる上述の減速過渡時には、各筒内噴射用インジェクタ10cから噴射させるべき燃料の量である目標筒内噴射量Qが増量させられ、各筒内噴射用インジェクタ10cからの燃料噴射量は図2に示されるように増加させられる。この結果、内燃機関1では、均質燃焼運転の実行中の減速過渡時に各燃焼室2内におけるEGR量が過剰になってしまったとしても、各点火プラグ9の周辺には火種を形成するように筒内噴射用インジェクタ10cから充分な量の燃料が噴射されることから、各燃焼室2内の点火および燃焼状態を安定化させて失火を確実に抑制することが可能となる。
図4は、上述の内燃機関1の均質燃焼運転中に実行され得る他の筒内噴射量決定ルーチンを説明するためのフローチャートである。
図4のルーチンも、各ポート噴射用インジェクタ10pから吸気ポート4内に燃料を噴射させて均質燃焼運転を実行する際に、各筒内噴射用インジェクタ10cから噴射させるためのものであり、所定時間おきに(例えばクランクシャフト1回転おきに)EGR弁19の開度制御と同期するように、ECU50によって繰り返し実行される。
この場合も、ECU50は、まず、所定の記憶領域から前回の実EGR量を読み出すと共に、クランク角センサ27からの信号(機関回転数Ne)とアクセル位置センサ15aからの信号(負荷KL)とに基づいて今回のEGR弁19の開度制御に際して要求されているEGR量(今回の要求EGR量=目標EGR量)を求め、前回の実EGR量から今回の要求EGR量を減じることにより、要求EGR量偏差を算出する(S30)。更に、ECU50は、クランク角センサ27からの信号に基づいて機関回転数Neを取得すると共に、取得した機関回転数Neと予め定められている関数F(Ne)とを用いてEGR遅れ時定数Cを算出する(S32)。
次に、ECU50は、S30にて求めた要求EGR量偏差とS32にて求めたEGR遅れ時定数Cとに基づいて、EGR弁19の開度を変化させた際に各燃焼室2内に目標EGR量を超えて過剰に供給されてしまうEGRガスの量である過多EGR量を、
過多EGR量=要求EGR量偏差×(C−1)/C
として算出する(S34)。S34の処理の後、ECU50は、S30にて求めた今回の要求EGR量に、S34にて求めた過多EGR量を加算することにより、今回のEGR弁19の開度制御に際して各燃焼室2内に実際に供給されるであろうEGRガスの量である実EGR量を算出し、上述の記憶領域に格納する(S36)。
S36にて今回の実EGR量を求めると、ECU50は、実EGR量から予め定められた閾値αを減じた値δを算出すると共に、値δがゼロを上回っているか否か判定する(S38)。ここで、閾値αは、筒内噴射用インジェクタ10cからの燃料噴射量を増加させるだけでは燃焼室2における燃焼状態を安定化させることが実質的に困難となる場合のEGR量であり、内燃機関1の回転数Neおよび負荷KLの関数〔α(Ne,KL)〕として算出可能なものである。従って、本実施形態において、ECU50は、値δの算出に先立って、その時点の機関回転数Neおよび機関負荷KLと上記関数を用いて閾値αを求める。
S38にて値δがゼロを上回っていると判断される場合、各燃焼室2におけるEGR量が過剰なため、筒内噴射用インジェクタ10cからの燃料噴射量を増加させたとしても、筒内噴射用インジェクタ10cから噴射された燃料を確実に点火・燃焼させられないおそれがある。このため、S38にて肯定判断を行った場合、ECU50は、筒内噴射用インジェクタ10cから火種として噴射される燃料を確実に点火・燃焼させるべく、スロットルバルブ15の開度の補正量を算出する(S40)。
ここで、スロットルバルブ15の開度の補正量は、内燃機関1の回転数Neおよび負荷KL並びに値δの関数F(Ne,KL,δ)として算出可能なものである。S40において、ECU50は、クランク角センサ27からの信号に基づいて機関回転数Neを取得すると共に、アクセル位置センサ15aからの信号に基づいて機関負荷KLを取得し、取得した機関回転数Neおよび機関負荷KL、S38にて求めた値δ、並びに上記関数F(Ne,KL,δ)とを用いてスロットルバルブ15の開度の補正量を算出する。本実施形態において、関数Fは、基本的に、値δが小さくなるほどスロットルバルブ15の開度の変化を遅らせるように定められる。そして、ECU50は、得られた補正量だけスロットルバルブ15の開度が変化するようにスロットルモータ15bに所定の制御信号を与える。
一方、S38にて値δがゼロ以下であると判断される場合、スロットルバルブ15の開度を調整しなくても筒内噴射用インジェクタ10cから噴射された燃料を確実に点火・燃焼させることができるとみなされる。従って、S38にて否定判断がなされた場合、S40の処理はスキップされる。そして、S38にて否定判断を行った後、あるいは、S40の処理の後、ECU50は、クランク角センサ27からの信号に基づいてその時点の機関回転数Neを取得すると共に、アクセル位置センサ15aからの信号に基づいてその時点の機関負荷KLを取得し、取得した機関回転数Neおよび機関負荷KLと予め定められている関数F(Ne,KL)とを用いて基本筒内噴射量Qを算出する(S42)。
更に、ECU50は、主としてS34にて算出された過多EGR量に応じて基本筒内噴射量Qを補正することにより、目標筒内噴射量Qを算出する(S44)。S44において、ECU50は、S34にて算出した過多EGR量、その時点の機関回転数Neおよび機関負荷KL(スロットル開度)と、予め定められている関数Fとを用いて目標筒内噴射量Qを算出する。このようにして目標筒内噴射量Qを算出すると、ECU50は、所定のタイミングで各燃焼室2内に燃料が目標筒内噴射量Qだけ噴射されるように、各筒内噴射用インジェクタ10cに所定の制御信号を与える。これにより、内燃機関1の均質燃料運転が実行されている場合であっても、各筒内噴射用インジェクタ10cから、各燃焼室2内の点火プラグ9の周辺に燃料が噴射されることになる。
この結果、図4の筒内噴射量決定ルーチンが実行されても、均質燃焼運転の実行中に排気還流管18から各燃焼室2への排気還流量が目標EGR量から外れたとしても、各点火プラグ9の周辺には火種を形成するように筒内噴射用インジェクタ10cから燃料が噴射される。また、図4の筒内噴射量決定ルーチンが実行された場合も、均質燃料運転中の目標筒内噴射量Qは過多EGR量が多いほど増量されるので(S44)、高負荷状態から内燃機関1の回転速度が減速される減速過渡時には、各筒内噴射用インジェクタ10cからの燃料噴射量が図5に示されるように増加させられる。従って、図4の筒内噴射量決定ルーチンを採用しても、各燃焼室2内の点火および燃焼状態を安定化させて失火を確実に抑制することが可能となり、ドライバビリティを良好に保つことができる。
また、図4の筒内噴射量決定ルーチンのもとでは、排気還流管18を介して各燃焼室2に供給されることになるEGR量すなわち実EGR量が閾値αを越える場合(値δがゼロを上回る場合)、スロットルバルブ15の開度の変化が遅らせられる。すなわち、高負荷状態から内燃機関1の回転速度が減速された場合であって、S38にて実EGR量が閾値αを越える場合と判断される場合には、図5に示されるように、スロットルバルブ15の閉鎖動作が通常時(同図における二点鎖線参照)よりも遅らされ、それにより、各燃焼室2に対する空気供給量(酸素供給量)が増加させられる。このように、燃焼室2内におけるEGR量が過剰であり、筒内噴射用インジェクタ10cからの燃料噴射量を増加させても、各燃焼室2内で失火が発生するおそれがある場合には、スロットルバルブ15を介して各燃焼室2に供給される空気の供給量を調整することにより、各燃焼室2内の点火および燃焼状態を安定化させて失火を確実に抑制することが可能となる。
なお、図4の筒内噴射量決定ルーチンのもとで、S40にてスロットルバルブ15の開度の補正量が設定された場合、S44では、ECU50により、各筒内噴射用インジェクタ10cからの燃料噴射量すなわち目標筒内噴射量Qがスロットルバルブ15の開度に応じて調整されると好ましい。この場合、例えば排気還流管18から各燃焼室2へと供給されるEGRガスの量が過剰になる減速過渡時には、図5に示されるように、各筒内噴射用インジェクタ10cから噴射させるべき燃料の量である目標筒内噴射量Qがスロットルバルブ15の開度の減少に伴って徐々に増量させられることになる。これにより、各燃焼室2内におけるEGR量が過剰になってしまったとしても、各燃焼室2内の点火および燃焼状態を良好に安定化させて失火を極めて確実に抑制することが可能となる。
本発明による内燃機関を示す概略構成図である。 図1の内燃機関の動作を説明するためのタイムチャートである。 図1の内燃機関の均質燃焼運転中に実行される筒内噴射量決定ルーチンを説明するためのフローチャートである。 図1の内燃機関の均質燃焼運転中に実行され得る他の筒内噴射量決定ルーチンを説明するためのフローチャートである。 図4のルーチンが実行される場合の内燃機関の動作を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
2 燃焼室
3 ピストン
3a 凹部
4 吸気ポート
5 排気ポート
9 点火プラグ
10c 筒内噴射用インジェクタ
10p ポート噴射用インジェクタ
12 給気管
15a アクセル位置センサ
15 スロットルバルブ
18 排気還流管
19 EGR弁
20 過給機
50 ECU

Claims (6)

  1. 吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射用インジェクタと、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射用インジェクタと、前記燃焼室からの排気ガスを吸気系統に還流させる排気還流手段とを有し、前記燃焼室内で燃料および空気の混合気を燃焼させて動力を発生する内燃機関において、
    前記排気還流手段によって前記吸気系統に還流される排気ガスの目標量を設定する排気還流制御手段と、
    前記ポート噴射用インジェクタから前記吸気ポート内に燃料を噴射させて均質燃焼運転を実行する際に、前記筒内噴射用インジェクタから所定量の燃料を噴射させる燃料噴射制御手段とを備えることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記燃料噴射制御手段は、前記内燃機関の運転状態に基づいて前記筒内噴射用インジェクタから噴射させる燃料の基本量である基本筒内噴射量を算出すると共に、前記燃焼室内に前記目標量を超えて過剰に供給されてしまう排気ガスの量に基づいて当該基本筒内噴射量を補正することにより、前記筒内噴射用インジェクタから噴射させる燃料の目標量を得ることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記燃料噴射制御手段は、前記均質燃焼運転の実行中の減速過渡時に前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量を増加させることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関。
  4. 前記燃焼室に吸入される空気の量を調整するためのスロットルバルブと、
    前記排気還流手段による排気ガスの還流量が所定値を上回る場合に、前記スロットルバルブの開度を調整する手段とを更に備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の内燃機関。
  5. 前記燃料噴射制御手段は、前記スロットルバルブの開度に応じて、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量を調整することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関。
  6. 吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射用インジェクタと、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射用インジェクタと、前記燃焼室からの排気ガスを吸気系統に還流させる排気還流手段とを有し、前記燃焼室内で燃料および空気の混合気を燃焼させて動力を発生する内燃機関の制御方法において、
    前記排気還流手段を用いて前記吸気系統に排気ガスを還流させつつ、前記ポート噴射用インジェクタから吸気ポート内に燃料を噴射させて均質燃焼運転を実行する際に、前記筒内噴射用インジェクタから所定量の燃料を噴射させることを特徴とする内燃機関の制御方法。
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