JP2006044871A - 基板搬送治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 側縁の座屈強度が弱いフレキシブルプリント基板を適切に搬送できる基板搬送治具を提供する。
【解決手段】 フレキシブルプリント基板10の側縁が撓んだ際に、基板搬送治具30のスリット32の両側面32W−32Wの間でフレキシブルプリント基板10の側縁の折れ曲がる角度が制限されるので、側縁に座屈、折れ曲がり等が発生しない。このため、該基板搬送治具30でフレキシブルプリント基板10の側縁を摺動可能に案内することで、フレキシブルプリント基板を蛇行させず適切に搬送することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、フレキシブルプリント基板を搬送する際の基板搬送治具に関するものである。
従来より、ロール状のフレキシブルプリント基板を搬送する際には、巻き出しリール、巻き取りリール、搬送リール等に鍔を付け、鍔によって基板の蛇行を防止している。この鍔付きリールについて図7(A)及び図7(B)を参照して説明する。図7(A)は巻き取りリール124の側面図を、図7(B)は、図7(A)のB1−B1断面を示している。図7(A)に示すように巻き取りリール124の側端に鍔128を設け、該鍔128によってフレキシブルプリント基板10の蛇行を防いでいる。ここで、フレキシブルプリント基板10は、図7(C)に示すように、例えば、ポリイミドフィルム12の両面に銅箔14を積層した積層板からなり、エッチングにより銅箔を所定パタンで除去することで、図7(D)に平面図を示すように、中央に回路パターン16を形成する。ここで、従来技術では、フレキシブルプリント基板10の側縁に銅箔14をそのまま残すことで、側縁に座屈強度を持たせ、鍔付きリールで搬送する際に側縁で撓み、座屈、折れ曲がり等が発生するのを防いでいた。
鍔付きのリールを用いる代わりに、基板の蛇行防止と同時に位置決めのため、フレキシブルプリント基板の側縁に孔を穿設し、リール側のスプロケットで該孔を介してフレキシブルプリント基板を搬送する方法が採用されている。更に、フレキシブルプリント基板のテンションを一定に保つように、リール相互の角度等を調整するEPC(エッジポジションコントロール)と呼ばれる技術も実用化されている。ここで、特許文献1及び特許文献2に可撓性を有するフィルムの搬送技術が開示されている。
特開2002−226453号公報 特開平1−40619号公報
しかしながら、図7(D)に示すようにフレキシブルプリント基板の側縁に銅箔を残すためには、レジストの貼り付け精度、露光エリヤの制約等を受け、フレキシブルプリント基板の製造方法に制限を受けた。ここで、レジストの貼り付けがずれて、図8中に示すように、フレキシブルプリント基板10の側縁の銅箔14が剥離されている場合には、図87(A)中に示すようにフレキシブルプリント基板10に矢印a方向に沿って力が加わると、図8(B)、図8(C)に示すようにフレキシブルプリント基板の側縁が撓むが、撓んだ際の反発力が弱いために、図8(D)、図8(E)に示すように側縁が座屈し、また、折れ曲がり、フレキシブルプリント基板10が蛇行することがあった。
一方、フレキシブルプリント基板の可撓性を高めるため、銅箔とフィルム材を合わせた厚みを50μm以下まで薄くすると、強度的に弱くなって、例え、側縁に銅箔を残しても、図8を参照して上述したと同様に側縁が座屈し、また、折れ曲がり、フレキシブルプリント基板が蛇行することがあった。
一方、上述したフレキシブルプリント基板の側縁に孔を穿設する方法を用いても、上述した厚み50μm以下のフレキシブルプリント基板では、孔を起点にして破れてしまうことがあった。
また、上述したEPC(エッジポジションコントロール)を用いた場合にも、上述した厚み50μm以下では、フレキシブルプリント基板に掛かるテンションが高くなってしまい、フレキシブルプリント基板の収縮により適正に回路パターンが形成できないという問題が生じる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、側縁の座屈強度が弱いフレキシブルプリント基板を適切に搬送できる基板搬送治具を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、フレキシブルプリント基板を搬送する際の基板搬送治具であって、
フレキシブルプリント基板の表面及び裏面に対向すると共に離間する壁面と、該フレキシブルプリント基板の端面に対向する底面とを有するスリットを備え、
フレキシブルプリント基板の搬送路に配置され、フレキシブルプリント基板の側縁を該スリットで摺動可能に案内することを技術的特徴とする。
請求項1の基板搬送治具では、基板搬送治具のスリットでフレキシブルプリント基板の側縁を摺動可能に案内するため、フレキシブルプリント基板の側縁の銅箔が剥離され該側縁の座屈強度が弱くとも、或いは、フレキシブルプリント基板が薄く座屈強度が低くても、スリットの両側面の間でフレキシブルプリント基板の側縁の折れ曲がる角度が制限されるので、側縁が撓んでも、座屈、折れ曲がりに至る角度まで曲がることがなく、フレキシブルプリント基板を蛇行させず適切に搬送することができる。
請求項2の基板搬送治具では、スリットの壁面と壁面との間隔Dが、フレキシブルプリント基板のフィルム材の厚みと銅箔の厚みを合わせた基板厚tに対して、2t未満では、搬送時にクリアランスがないため基板が引っかかってしまい割れてしまうことがあるが、本発明では、2t≦Dに設定されているため、フレキシブルプリント基板を摺動可能に案内することができ、スムーズに搬送できる。一方、D≦25tに設定されているため、フレキシブルプリント基板の側縁が銅箔が剥離されて座屈強度が弱くとも、或いは、フレキシブルプリント基板が薄く座屈強度が低くても、スリットの両側面の間でフレキシブルプリント基板の側縁の折れ曲がる角度が制限されるので、側縁が撓んでも、座屈、折れ曲がりに至る角度まで曲がることがなく、フレキシブルプリント基板を適切に搬送することができる。25tを越えると、クリアランスが広すぎて、基板をサポートすることができなくなり、折れ曲がってしまう。
請求項3の基板搬送治具は、面方向に垂直に送られるフレキシブルプリント基板に対して、下方の側縁側を案内するように配置されるため、リールとリールとの間でフレキシブルプリント基板が垂れ下がるのを防ぎ、フレキシブルプリント基板の側縁に撓み、座屈、折れ曲がり等が発生しない。
請求項4の基板搬送治具は、面方向に水平に送られるフレキシブルプリント基板に対して、両側の側縁側を案内するようにそれぞれ配置されるため、リールとリールとの間でフレキシブルプリント基板が蛇行するのを防ぎ、フレキシブルプリント基板の側縁に撓み、座屈、折れ曲がり等が発生しない。
請求項5の基板搬送治具は、スリットの壁面がフレキシブルプリント基板の全面を案内可能なように構成してある。このため、フレキシブルプリント基板に撓み、座屈、折れ曲がり等が発生せず、適切に搬送することができる。又、基板のシワ等がなくなり、アライメント等での位置決め性が良くなる。
請求項6の基板搬送治具は、スリットの壁面に隣接してガイド棒を立設し、当該スリット及びガイド棒でフレキシブルプリント基板の全面を案内可能なように構成してある。このため、フレキシブルプリント基板に撓み、座屈、折れ曲がり等が発生せず、適切に搬送することができる。特に、ガイド棒を用いているため、フレキシブルプリント基板の表面に未硬化のレジストが塗布されているときなど、表面を傷つけることなく好適である。ここで、ガイド棒としては、鏡面の物であればよく、ガラスや鏡面加工したセラミック、金属等が可能である。樹脂製のものを用いた場合は、柔軟であるため鏡面加工しなくともよい。
請求項7の基板搬送治具は、リールとリールとの間に複数個配置される。このため、リールとリールとの間の間隔が広くなっても、リールとリールとの間でフレキシブルプリント基板が垂れ下がるのを防ぎ、フレキシブルプリント基板の側縁に撓み、座屈、折れ曲がり等が発生しない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に掛かる基板搬送治具について図1〜図3を参照して説明する。 図1(A)は第1実施形態の基板搬送治具を用いるフレキシブルプリント基板の製造ラインの平面図であり、図1(B)は図1(A)をB矢視側から見た側面図である。
図1(A)、図1(B)に示すように、巻き出しリール20から矢印F方向へ引き出されたフレキシブルプリント基板10は、搬送リール22A、22B、22Cによって一定のテンションが保たれて、巻き取りリール24に巻き取られる。この例では、フレキシブルプリント基板は、面方向へ垂直に送られる。巻き出しリール20と搬送リール22Aとの間、及び、搬送リール22Cと巻き取りリール24との間には、図示しない、露光、現像、エッチング、乾燥等のフレキシブルプリント基板製造のための各工程施設が配置されている。
巻き取りリール24及び巻き取りリール24の直前には、フレキシブルプリント基板10に対して、下方の側縁側を案内するように基板搬送治具30が配置されている。この基板搬送治具について、図2を参照して更に詳細に説明する。図2(A)は、図1(A)中の巻き取りリール24のA矢視側からの側面図である。図2(B)は、図2(A)のB2−B2断面を示し、図2(C)はフレキシブルプリント基板の平面図を示している。
第1実施形態のフレキシブルプリント基板10の構成は、図7(C)を参照して上述した従来技術のものと同様であり、ポリイミドフィルム12の両面に銅箔14を積層した積層板からなり、エッチングにより銅箔を所定パタンで除去することで、図2(C)に平面図を示すように、中央に回路パターン16を形成する。ここで、従来技術では、フレキシブルプリント基板10の側縁に銅箔14をそのまま残していたが、第1実施形態では、側縁部の銅箔は除去され、ポリイミドフィルム12が露出している。
基板搬送治具30は、フレキシブルプリント基板10の表面及び裏面に対向すると共に離間する壁面32W、32Wと、該フレキシブルプリント基板10の端面に対向する底面32Bとを有するスリット32を備えてなる。基板搬送治具30は、樹脂、金属、セラミック等種々の材料で製造することができる。フレキシブルプリント基板10は、図1を参照して上述したようにフレキシブルプリント基板10の搬送路に配置され、フレキシブルプリント基板10の側縁を該スリット32で摺動可能に案内する。
図3を参照して基板搬送治具30の効果について説明する。
図3(A)、図3(B)、図3(C)、図3(D)は、基板搬送治具30内でのフレキシブルプリント基板の変形を示す説明図である。
ここで、図3(A)及び図3(B)は、図2(D)を参照して上述したフレキシブルプリント基板10の変形を示している。ここで、フレキシブルプリント基板10の側縁は銅箔が剥離されてポリイミドフィルム12が露出しており、座屈強度が弱くなっている。図3(A)中に示す矢印a方向にフレキシブルプリント基板10に対して力が加わると、図3(B)に示すように、フレキシブルプリント基板10の側縁が撓むが、基板搬送治具30のスリット32の両側壁32W−32Wの間でフレキシブルプリント基板10の側縁の折れ曲がる角度が制限されるので、側縁が撓んでも、座屈、折れ曲がりに至る角度まで曲がることがなく、側縁に座屈、折れ曲がり等が発生しない。このため、該基板搬送治具30を用い、スリット32でフレキシブルプリント基板10の側縁を摺動可能に案内することで、フレキシブルプリント基板を蛇行させず適切に搬送することができる。
一方、図3(C)及び図3(D)は、図2(D)を参照して上述した第1実施形態のフレキシブルプリント基板10よりも薄い(フィルム材と銅箔の厚みを合わせた基板厚:50μm以下)のフレキシブルプリント基板10Bの変形を示している。ここで、フレキシブルプリント基板10Bは、厚さ50μm以下であるため、銅箔14が残っていても座屈強度が弱くなっている。図3(C)中に示す矢印a方向にフレキシブルプリント基板10Bに対して力が加わると、図3(D)に示すように、フレキシブルプリント基板10の側縁が撓むが、基板搬送治具30スリット32の両側壁32W−32Wの間でフレキシブルプリント基板10Bの折れ曲がる角度が制限されるので、撓んでも、座屈、折れ曲がりに至る角度まで曲がることがなく、フレキシブルプリント基板10Bに座屈、折れ曲がり等が発生しない。このため、該基板搬送治具30を用いることで、薄いフレキシブルプリント基板10Bを蛇行させず適切に搬送することができる。
また、この例では、面方向に垂直に送られるフレキシブルプリント基板10に対して、下方の側縁側を案内するように配置されるため、リールとリールとの間でフレキシブルプリント基板が垂れ下がるのを防ぎ、フレキシブルプリント基板10の側縁に撓み、座屈、折れ曲がり等が発生しない。
第1実施形態の基板搬送治具30では、図2(B)中に示すスリット32の壁面32Wと壁面32Wとの間隔Dが、フレキシブルプリント基板のフィルム材(ポリイミドフィルム12の厚み:例えば25μm)の厚みと銅箔の厚み(例えば9μm)を合わせた基板厚tに対して、2t≦Dに設定されている。このため、フレキシブルプリント基板を摺動可能に案内することができ、更に、フレキシブルプリント基板の継ぎ目(50μm厚)が引っかかることがない。
一方、D(壁面32Wと壁面32Wとの間隔)≦25t(フレキシブルプリント基板のポリイミドフィルム12の厚みと銅箔の厚み(例えば9μm)を合わせた基板厚)に設定されている。このため、フレキシブルプリント基板の側縁が銅箔が剥離されて座屈強度が弱くとも、或いは、フレキシブルプリント基板が薄く座屈強度が低くても、スリットの両側面の間でフレキシブルプリント基板の側縁の折れ曲がる角度が制限されるので、側縁が撓んでも、座屈、折れ曲がりに至る角度まで曲がることがなく、フレキシブルプリント基板を蛇行させることなく適切に搬送することができる。
第1実施形態に係る基板搬送治具の他の適用例について図4、図5を参照して説明する。
図4(A)は第1実施形態の基板搬送治具を用いるフレキシブルプリント基板の製造ラインの平面図であり、図4(B)は図4(A)をB2矢視側から見た側面図である。
図4(A)、図4(B)に示すように、巻き出しリール20から巻き出されたフレキシブルプリント基板10は、搬送リール22A、22B、22Cによって一定のテンションが保たれて、巻き取りリール24に巻き取られる。この例では、フレキシブルプリント基板は、面方向へ水平に送られる。巻き出しリール20及び巻き取りリール24の両端には、鍔28が設けられている。巻き出しリール20と搬送リール22Aとの間、及び、搬送リール22Cと巻き取りリール24との間には、図示しない、露光、現像、エッチング、乾燥等のフレキシブルプリント基板製造のための各工程施設が配置されている。
巻き出しリール20と搬送リール22Aとの中間地点、及び、搬送リール22Aの直前、更に、搬送リール22Cと巻き取りリール24の中間地点、及び、巻き取りリール24の直前には、フレキシブルプリント基板10に対して、左右の側縁側を案内するように一対の基板搬送治具30がそれぞれ配置されている。この基板搬送治具について、図5を参照して更に詳細に説明する。図5(A)は、図4(A)中の巻き取りリール24のA矢視側からの側面図である。図5(B)は、図5(A)のB3−B3断面を示し、図5(C)はフレキシブルプリント基板の平面図を示している。
当該適用例のフレキシブルプリント基板10の構成は、図7(C)を参照して上述した従来技術のものと同様であり、ポリイミドフィルム12の両面に銅箔14を積層した積層板からなり、エッチングにより銅箔を所定パタンで除去することで、図5(C)に平面図を示すように、中央に回路パターン16を形成する。ここで、図2(C)を参照して上述した例では、フレキシブルプリント基板10の側縁に銅箔14を一部残していたが、この適用例では、側縁部の銅箔は完全に除去され、ポリイミドフィルム12が露出している。
基板搬送治具30は、フレキシブルプリント基板10の表面及び裏面に対向すると共に離間する壁面32W、32Wと、該フレキシブルプリント基板10の端面に対向する底面32Bとを有するスリット32を備えてなる。フレキシブルプリント基板10は、図4を参照して上述したようにフレキシブルプリント基板10の搬送路に配置され、フレキシブルプリント基板10の両側縁を該スリット32で摺動可能に案内する。
当該適用例では、基板搬送治具30のスリット32でフレキシブルプリント基板10の両側縁を摺動可能に案内するため、フレキシブルプリント基板10の側縁の銅箔が完全に剥離され該側縁の座屈強度が弱くとも、或いは、フレキシブルプリント基板が薄く座屈強度が低くても、スリット32の両側面の間でフレキシブルプリント基板10の側縁の折れ曲がる角度が制限されるので、側縁が撓んでも、座屈、折れ曲がりに至る角度まで曲がることがなく、フレキシブルプリント基板を蛇行させることなく適切に搬送することができる。
また、この適用例では、面方向へ水平に送られるフレキシブルプリント基板10に対して、両側の側縁側を案内するように基板搬送治具30がそれぞれ配置されるため、リールとリールとの間でフレキシブルプリント基板10が蛇行するのを防ぎ、フレキシブルプリント基板の側縁に撓み、座屈、折れ曲がり等が発生しない。
更に、この適用例では、リールとリールとの間に基板搬送治具30が複数個配置されるため、リールとリールとの間の間隔が広くなっても、リールとリールとの間でフレキシブルプリント基板10が垂れ下がるのを防ぎ、フレキシブルプリント基板10の側縁が撓んでも、座屈、折れ曲がり等が発生しない。
[第2実施形態]
図6(A)は、本発明の第2実施形態に係る基板搬送治具を用いる巻き取りリール24の側面図である。第1実施形態の基板搬送治具は、フレキシブルプリント基板の側縁のみを案内した。これに対して、第2実施形態では、基板搬送治具130のスリット32が、フレキシブルプリント基板の全面を被うように形成されている。
第2実施形態の基板搬送治具130では、スリット32の壁面32W、32Wがフレキシブルプリント基板10の全面を案内可能なように構成してある。このため、フレキシブルプリント基板に撓み、座屈、折れ曲がり等が発生せず、適切に搬送することができる。
[第3実施形態]
図6(B)は、本発明の第3実施形態に係る基板搬送治具を用いる巻き取りリール24の側面図である。第2実施形態の基板搬送治具130のスリット32が、フレキシブルプリント基板10の全面を案内した。これに対して、第3実施形態では、第1実施形態の基板搬送治具30のスリット32の壁面32Wに隣接してガラス、鏡面加工のセラミック、鏡面加工の金属、樹脂等から成るガイド棒236を立設し、当該スリット32及びガイド棒236でフレキシブルプリント基板10の全面を案内可能なように構成してある。
第3実施形態の基板搬送治具130では、スリット32の壁面32W、32W及びガイド棒236、236がフレキシブルプリント基板10の全面を案内可能なように構成してある。このため、フレキシブルプリント基板10に撓み、座屈、折れ曲がり等が発生せず、適切に搬送することができる。特に、円筒形状で表面の滑らかなガイド棒236を用いているため、フレキシブルプリント基板の表面に未硬化のレジストが塗布されているときなど、表面を傷つけることなく好適である。
図1(A)は第1実施形態の基板搬送治具を用いるフレキシブルプリント基板の製造ラインの平面図であり、図1(B)は図1(A)をB矢視側から見た側面図である。 図2(A)は本発明の第1実施形態に係る巻き取りリールの側面図を、図2(B)は、図2(A)のB2−B2断面を示し、図2(C)は第1実施形態に係るフレキシブルプリント基板の平面図を示している。 図3(A)、図3(B)、図3(C)、図3(D)は、基板搬送治具30内でのフレキシブルプリント基板の変形を示す説明図である。 図4(A)は第1実施形態の他の適用例に係る基板搬送治具を用いるフレキシブルプリント基板の製造ラインの平面図であり、図4(B)は図4(A)をB2矢視側から見た側面図である。 図5(A)は本発明の第1実施形態の他の適用例に係る基板搬送治具を用いる巻き取りリールの側面図を、図5(B)は、図5(A)のB3−B3断面を示し、図5(C)は第1実施形態の他の適用例に係るフレキシブルプリント基板の平面図を示している。 図6(A)は本発明の第2実施形態に係る基板搬送治具を用いる巻き取りリールの側面図である。図6(B)は第3実施形態に係る基板搬送治具を用いる巻き取りリールの側面図である。 図7(A)は従来技術の巻き取りリール124の側面図を、図7(B)は、図7(A)のB1−B1断面を示し、図7(C)は従来技術のフレキシブルプリント基板の断面図を、図7(D)はフレキシブルプリント基板の平面図を示している。 図8(A)、図8(B)、図8(C)、図8(D)、図8(E)は、従来技術の巻き取りリールでのフレキシブルプリント基板の蛇行原因を説明する説明図である。
符号の説明
10 フレキシブルプリント基板
12 ポリイミドフィルム
14 銅箔
16 回路パターン
20 巻き出しリール
22A、22B、22C 搬送リール
24 巻き取りリール
30 基板搬送治具
32 スリット
32B 底面
32W 壁面

Claims (7)

  1. フレキシブルプリント基板を搬送する際の基板搬送治具であって、
    フレキシブルプリント基板の表面及び裏面に対向すると共に離間する壁面と、該フレキシブルプリント基板の端面に対向する底面とを有するスリットを備え、
    フレキシブルプリント基板の搬送路に配置され、フレキシブルプリント基板の側縁を該スリットで摺動可能に案内することを特徴とする基板搬送治具。
  2. 前記スリットの壁面と壁面との間隔Dが、フレキシブルプリント基板のフィルム材と銅箔の厚みを合わせた基板厚tに対して、
    2t≦D≦25t
    であることを特徴とする請求項1の基板搬送治具。
  3. 面方向に垂直に送られる前記フレキシブルプリント基板に対して、下方の側縁側を案内するように配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2の基板搬送治具。
  4. 面方向に水平に送られる前記フレキシブルプリント基板に対して、両側の側縁側を案内するようにそれぞれ配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2の基板搬送治具。
  5. 前記スリットの壁面が前記フレキシブルプリント基板の全面を案内可能なように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2の基板搬送治具。
  6. 前記スリットの壁面に隣接してガイド棒を立設し、当該スリット及びガイド棒で前記フレキシブルプリント基板の全面を案内可能なように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2の基板搬送治具。
  7. リールとリールとの間に複数個配置されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1の基板搬送治具。
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