JP2006044410A - 盗難防止システム、車両用盗難防止システム - Google Patents

盗難防止システム、車両用盗難防止システム Download PDF

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加藤  学
Shigeru Okita
茂 沖田
Taisuke Shioya
泰祐 潮谷
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Abstract

【課題】アンテナ回路3への電力供給のカットが可能であり、電力供給をカットしても、異状発生時には確実に特定小電力リモコン1へ異状が通報できる車両用盗難防止システムAの提供。
【解決手段】車両用盗難防止システムAは、サイレン2と、特定小電力リモコン1と双方向通信が可能なアンテナ回路3と、センサ4と、センサ信号に基づいて不法行為を判別するとサイレン2を作動させるとともに、特定小電力電波31により異状を通報するマイクロプロセッサ5と、アンテナ回路3への電力供給を制御する半導体スイッチ30とを備え、特定小電力リモコン1で休止信号を送ると半導体スイッチ30がオフになってアンテナ回路3への電力供給が一時停止し、異状通報時に電力供給を再開する。これにより、アンテナ回路3への電力供給のカットが可能であり、電力供給をカットしても、異状発生時には確実に特定小電力リモコン1へ異状が通報できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視対象物の盗難を防止する盗難防止システム、および車両の盗難を防止する車両用盗難防止システムに関する。
特許文献1には、車内に配置する警報器本体のセンサが感知した異状をリモコンへ無線送信してリモコン側で報知できる様にした自動車用盗難防止装置が開示されている。
実用新案登録第3084244号公報
特許文献1の自動車用盗難防止装置は、警戒状態を維持するには、常時、警報器本体の電源を入れておく必要があり、電池が早く消耗する。
なお、電源が車載バッテリであっても、自動車が長期間、駐車されているとバッテリ上がりを招く虞がある。
本発明の第1の目的は、通信手段への電力供給のカットが可能であり、電力供給をカットしても、異状発生時には確実に外部携帯端末へ異状を通報することができる盗難防止システムの提供にある。
本発明の第2の目的は、通信手段への電力供給のカットが可能であり、電力供給をカットしても、異状発生時には確実に特定小電力携帯器へ異状を通報することができる車両用盗難防止システムの提供にある。
〔請求項1の手段〕
盗難防止システムは、警報手段と、通信手段と、センサと、マイクロコンピュータと、電力供給制御手段とを、監視対象物側に設けている。
監視対象物を監視する監視者が携帯する外部携帯端末は、監視対象物側の通信手段とワイヤレスで双方向通信が可能であり、休止信号が送れ、異状通報が確認できる機能を有する。具体的には、通信手段と双方向通信が可能な携帯側通信手段、異状通報が表示される表示部、および休止信号を送るためのスイッチ等を備える。なお、監視動作をオンオフするためのスイッチや監視対象物側の電気製品を遠隔操作するスイッチ等を設けても良い。
通信手段は、アンテナおよび高周波回路を有し、外部携帯端末とワイヤレスで双方向通信が可能である。なお、盗難防止システムが作動を開始すると、電源から作動用電力が供給され、外部携帯端末と通信が可能になる。
センサは、監視対象物の適所に配され、監視対象物への不法行為(物色行為、破壊行為、持ち去り行為、侵入行為等)に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号をマイクロコンピュータへ出力する。なお、作動用電力が必要な種類のセンサの場合には、盗難防止システムの作動中に、電源からセンサへ常時、作動用電力が供給される。
マイクロコンピュータは、監視対象物に対して不法行為が行われているか否かをセンサ信号に基づいて判別し、不法行為が行われていると判別すると、警報手段を作動させるとともに、通信手段により外部携帯端末へ異状発生を通報する。
なお、盗難防止システムの作動中は、電源からマイクロコンピュータへ常時、作動用電力が供給される。
警報手段は、作動用電力が供給されて作動すると警報音を発報する。
電力供給制御手段は、電源から通信手段への電力供給を、マイクロコンピュータの指示で制御する。なお、電力供給制御手段を別途設ける以外に、通信手段自体に電力供給制御手段の機能を持たせても良く、マイクロコンピュータに電力供給制御手段の機能を持たせても良い。
盗難防止システムの作動中に、外部携帯端末から休止信号を通信手段へワイヤレスで送ると、マイクロコンピュータの指示により、電力供給制御手段が通信手段への電力供給を一時停止する。しかし、通信手段への電力供給が停止されていても、不法行為が行われているとマイクロコンピュータが判別すると、通信手段への電力供給を再開して異状を外部携帯端末へ通報する。
通信手段への電力供給の停止により、盗難防止システムの通信手段が消費する電力をカットでき(電源の負担が軽減される)、監視対象物に対する長期間の監視動作が可能である。
また、異状発生時には警報手段が作動するとともに、通信手段へ電力供給が再開されて異状が外部携帯端末へ通報されるので監視対象物への不法行為を阻止することができる。
〔請求項2の手段〕
盗難防止システムは、警報手段と、通信手段と、センサと、マイクロコンピュータと、電力供給制御手段とを、監視対象物側に設けている。
監視対象物を監視する監視者が携帯する外部携帯端末は、異状通報が確認できる機能を有し、監視対象物側の通信手段へ作動用電力が供給されていると、通信手段とワイヤレスで双方向通信が可能である。具体的には、通信手段と双方向通信が可能な携帯側通信手段、および異状通報が表示される表示部等を備える。また、異状時(通信手段へ作動用電力が供給される時)に、監視対象物側の電気製品を遠隔操作して不法行為者を撃退するためのスイッチを設けても良い。
通信手段は、アンテナおよび高周波回路を有し、作動用電力が供給されていると、外部携帯端末とワイヤレスで双方向通信が可能である。この通信手段は、盗難防止システムの作動開始時には、電力供給が電力供給制御手段により停止状態にされる。
センサは、監視対象物の適所に配され、監視対象物への不法行為(物色行為、破壊行為、持ち去り行為、侵入行為等)に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号をマイクロコンピュータへ出力する。なお、作動用電力が必要な種類のセンサの場合には、盗難防止システムの作動中に、電源からセンサへ常時、作動用電力が供給される。
マイクロコンピュータは、監視対象物に対して不法行為が行われているか否かをセンサ信号に基づいて判別し、不法行為が行われていると判別すると、警報手段を作動させるとともに、通信手段により外部携帯端末へ異状発生を通報する。
なお、盗難防止システムの作動中は、電源からマイクロコンピュータへ常時、作動用電力が供給される。
警報手段は、作動用電力が供給されて作動すると警報音を発報する。
電力供給制御手段は、電源から通信手段への電力供給を、マイクロコンピュータの指示で制御する。なお、電力供給制御手段を別途設ける以外に、通信手段自体に電力供給制御手段の機能を持たせても良く、マイクロコンピュータに電力供給制御手段の機能を持たせても良い。
盗難防止システムが作動を開始した際に、通信手段への電力供給は電力供給制御手段により停止状態にされているが、不法行為が行われているとマイクロコンピュータが判別すると、通信手段へ電力供給が行われるので異状が通報される。
盗難防止システムが作動を開始した際に、通信手段への電力供給を停止しているので、通信手段が消費する電力をカットでき(電源の負担が軽減される)、監視対象物に対する長期間の監視動作が可能である。
また、異状発生時には警報手段が作動するとともに、通信手段へ電力が供給されて異状が外部携帯端末へ通報されるので監視対象物への不法行為を阻止することができる。
〔請求項3の手段〕
車両用盗難防止システムは、警報手段と、通信手段と、センサと、マイクロコンピュータと、電力供給制御手段とを、車両側に設けている。
車両の所有者が携帯する特定小電力携帯器は、車両側の通信手段と特定小電力電波で双方向通信が可能であり、休止信号が送れ、異状通報が確認できる機能を有する。具体的には、通信手段と双方向通信が可能な特定小電力通信手段、異状通報が表示される表示部、および休止信号を送るためのスイッチ等を備える。なお、監視動作のオンオフを行うスイッチ、エンジン遠隔始動・停止スイッチ、または電装品(ライトや警笛等)を遠隔操作する操作スイッチを設けても良い。
通信手段は、アンテナおよび高周波回路を有し、特定小電力携帯器と特定小電力電波で双方向通信が可能である。なお、車両用盗難防止システムが作動を開始すると、車載電源から作動用電力が供給され、特定小電力携帯器と通信が可能になる。
センサは、車両の適所に配され、車両への不法行為(物色行為、破壊行為、持ち去り行為、侵入行為等)に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号をマイクロコンピュータへ出力する。なお、作動用電力が必要な種類のセンサの場合には、車両用盗難防止システムの作動中に、車載電源からセンサへ常時、作動用電力が供給される。
マイクロコンピュータは、車両に対して不法行為が行われているか否かをセンサ信号に基づいて判別し、不法行為が行われていると判別すると、警報手段を作動させるとともに、通信手段により特定小電力携帯器へ異状が発生したことを通報する。
なお、車両用盗難防止システムの作動中は、車載電源からマイクロコンピュータへ常時、作動用電力が供給される。
警報手段は、作動用電力が供給されて作動すると警報音を発報する。
電力供給制御手段は、車載電源から通信手段への電力供給を、マイクロコンピュータの指示で制御する。なお、電力供給制御手段を別途設ける以外に、通信手段自体に電力供給制御手段の機能を持たせても良く、マイクロコンピュータに電力供給制御手段の機能を持たせても良い。
車両用盗難防止システムの作動中に、特定小電力携帯器から休止信号を通信手段へ特定小電力電波で送ると、電力供給制御手段が通信手段への電力供給を一時停止する。しかし、通信手段への電力供給が停止されていても、不法行為が行われているとマイクロコンピュータが判別すると、通信手段への電力供給が再開され、異状の発生が通報される。
通信手段への電力供給の停止により、車両用盗難防止システムの通信手段が消費する電力をカットでき(車載電源の負担が軽減される)、車両に対する長期間の監視動作が可能である。
また、異状発生時には警報手段が作動するとともに、通信手段へ電力供給が再開されて異状が特定小電力携帯器へ通報されるので車両への不法行為を阻止することができる。
〔請求項4の手段〕
車両用盗難防止システムは、警報手段と、通信手段と、センサと、マイクロコンピュータと、電力供給制御手段とを、車両側に設けている。
車両の所有者が携帯する特定小電力携帯器は、異状通報が確認できる機能を有し、車両側の通信手段へ作動用電力が供給されていると、通信手段とワイヤレスで双方向通信が可能である。具体的には、通信手段と双方向通信が可能な特定小電力通信手段、および異状通報が表示される表示部等を備える。また、異状時(通信手段へ作動用電力が供給される時)に、車両側の電装品の遠隔操作を行って不法行為者を撃退するためのスイッチを設けても良い。
通信手段は、アンテナおよび高周波回路を有し、作動用電力が供給されていると、特定小電力携帯器とワイヤレスで双方向通信が可能である。この通信手段は、車両用盗難防止システムの作動開始時には、電力供給が電力供給制御手段により停止状態にされる。
センサは、車両の適所に配され、この車両への不法行為(物色行為、破壊行為、乗り逃げ行為、侵入行為等)に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号をマイクロコンピュータへ出力する。なお、作動用電力が必要な種類のセンサの場合には、車両用盗難防止システムの作動中に、車載電源からセンサへ常時、作動用電力が供給される。
マイクロコンピュータは、車両に対して不法行為が行われているか否かをセンサ信号に基づいて判別し、不法行為が行われていると判別すると、警報手段を作動させるとともに、通信手段により特定小電力携帯器へ異状発生を通報する。
なお、車両用盗難防止システムの作動中は、車載電源からマイクロコンピュータへ常時、作動用電力が供給される。
警報手段は、作動用電力が供給されて作動すると警報音を発報する。
電力供給制御手段は、車載電源から通信手段への電力供給を、マイクロコンピュータの指示で制御する。なお、電力供給制御手段を別途設ける以外に、通信手段自体に電力供給制御手段の機能を持たせても良く、マイクロコンピュータに電力供給制御手段の機能を持たせても良い。
車両用盗難防止システムが作動を開始した際に、通信手段への電力供給は電力供給制御手段により停止状態にされているが、不法行為が行われているとマイクロコンピュータが判別すると、通信手段へ電力が供給されるので異状の発生が通報される。
車両用盗難防止システムが作動を開始した際に、通信手段への電力供給を停止しているので、通信手段が消費する電力をカットでき(車載電源の負担が軽減される)、車両に対する長期間の監視動作が可能である。
また、異状発生時には警報手段が作動するとともに、通信手段へ電力が供給されて異状が特定小電力携帯器へ通報されるので車両への不法行為を阻止することができる。
〔請求項5の手段〕
車両用盗難防止システムは、警報手段と、通信手段と、センサと、マイクロコンピュータと、電力供給制御手段とを、車両側に設けている。
車両の所有者が携帯する特定小電力携帯器は、車両側の通信手段と特定小電力電波で双方向通信が可能であり、休止信号が送れ、異状通報が確認できる機能を有する。具体的には、通信手段と双方向通信が可能な特定小電力通信手段、異状通報が表示される表示部、および休止信号を送るためのスイッチ等を備える。なお、監視動作モードを選ぶスイッチ、エンジン遠隔始動・停止スイッチ、電装品(ライトや警笛等)を遠隔操作するための操作スイッチを設けても良い。
通信手段は、アンテナおよび高周波回路を有し、特定小電力携帯器と特定小電力電波で双方向通信が可能である。なお、車両用盗難防止システムが作動を開始すると、車載電源から作動用電力が供給され、特定小電力携帯器と通信が可能になる。
センサは、車両の適所に配され、車両への不法行為(物色行為、破壊行為、持ち去り行為、侵入行為等)に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号をマイクロコンピュータへ出力する。なお、作動用電力が必要な種類のセンサの場合には、車両用盗難防止システムの作動中に、車載電源からセンサへ常時、作動用電力が供給される。
マイクロコンピュータは、車両に対して不法行為が行われているか否かをセンサ信号に基づいて判別し、不法行為が行われていると判別すると、警報手段を作動させるとともに、通信手段により特定小電力携帯器へ異状を通報する。
なお、車両用盗難防止システムの作動中は、車載電源からマイクロコンピュータへ常時、作動用電力が供給される。
警報手段は、作動用電力が供給されて作動すると警報音を発報する。
電力供給制御手段は、車載電源から通信手段への電力供給を、マイクロコンピュータの指示で制御する。なお、電力供給制御手段を別途設ける以外に、通信手段自体に電力供給制御手段の機能を持たせても良く、マイクロコンピュータに電力供給制御手段の機能を持たせても良い。
車両用盗難防止システムの作動中に、特定小電力電波で休止信号を特定小電力携帯器から通信手段へ送ると、電力供給制御手段が通信手段への電力供給を、トリガ信号がマイクロコンピュータへ入力されるまで、マイクロコンピュータの指示で一時停止する。しかし、通信手段への電力供給が停止されていても、不法行為が行われているとマイクロコンピュータが判別すると、通信手段への電力供給を再開して異状を通報する。また、トリガ信号をマイクロコンピュータへ入力すれば、通信手段への電力供給は再開される。
通信手段への電力供給の停止により、車両用盗難防止システムの通信手段が消費する電力をカットでき(車載電源の負担が軽減される)、車両に対する長期間の監視動作が可能である。
また、異状発生時には警報手段が作動するとともに、通信手段へ電力供給が再開されて異状が特定小電力携帯器へ通報されるので車両への不法行為を阻止することができる。
〔請求項6の手段〕
車両用盗難防止システムは、警報手段と、通信手段と、センサと、マイクロコンピュータと、電力供給制御手段とを、車両側に設けている。
車両の所有者が携帯する特定小電力携帯器は、異状通報が確認できる機能を有し、車両側の通信手段へ作動用電力が供給されていると、通信手段とワイヤレスで双方向通信が可能である。具体的には、通信手段と双方向通信が可能な特定小電力通信手段、および異状通報が表示される表示部等を備える。また、異状時(通信手段へ作動用電力が供給される時)に、車両側の電装品の遠隔操作を行って不法行為者を撃退するためのスイッチを設けても良い。
通信手段は、アンテナおよび高周波回路を有し、作動用電力が供給されていると、特定小電力携帯器とワイヤレスで双方向通信が可能である。この通信手段は、車両用盗難防止システムの作動開始時には、電力供給が電力供給制御手段により停止状態にされる。
センサは、車両の適所に配され、この車両への不法行為(物色行為、破壊行為、乗り逃げ行為、侵入行為等)に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号をマイクロコンピュータへ出力する。なお、作動用電力が必要な種類のセンサの場合には、車両用盗難防止システムの作動中に、車載電源からセンサへ常時、作動用電力が供給される。
マイクロコンピュータは、車両に対して不法行為が行われているか否かをセンサ信号に基づいて判別し、不法行為が行われていると判別すると、警報手段を作動させるとともに、通信手段により特定小電力携帯器へ異状を通報する。なお、車両用盗難防止システムの作動中は、車載電源からマイクロコンピュータへ常時、作動用電力が供給される。
警報手段は、作動用電力が供給されて作動すると警報音を発報する。
電力供給制御手段は、車載電源から通信手段への電力供給を、マイクロコンピュータの指示で制御する。この電力供給制御手段は、システムの作動開始時に通信手段への電力供給を、マイクロコンピュータへトリガ信号が入力されるまで停止状態にし、異状通報時には電力供給を行う。なお、トリガ信号をマイクロコンピュータへ入力すれば、通信手段へ電力供給を行う。また、電力供給制御手段を別途設ける以外に、通信手段自体に電力供給制御手段の機能を持たせても良く、マイクロコンピュータに電力供給制御手段の機能を持たせても良い。
車両用盗難防止システムが作動を開始した際に、通信手段への電力供給は電力供給制御手段により停止状態にされている。
しかし、エンジン稼動信号が車両信号線に出力されると、通信手段へ電力供給制御手段が電力を供給する。また、不法行為が行われているとマイクロコンピュータが判別すると、通信手段へ電力供給制御手段が電力を供給して異状を通報する。なお、センサの誤感知や一過性の物色行為の場合も考えられるので、不法行為を感知した場合における通信手段への電力供給を所定時間に限定しても良い。
車両用盗難防止システムが作動を開始した際に、通信手段への電力供給を停止しているので、通信手段が消費する電力をカットでき(車載電源の負担が軽減される)、車両に対する長期間の監視動作が可能である。
また、異状発生時には警報手段が作動するとともに、通信手段へ電力が供給されて異状が特定小電力携帯器へ通報されるので車両への不法行為を阻止することができる。
〔請求項7の手段〕
トリガ信号は、車載エンジンが始動すると、車両信号線に出力されるエンジン稼動信号である。
請求項7を請求項5に当てはめた場合には、休止信号により通信手段への電力供給を一時停止していても、車載エンジンを始動させると通信手段へ電力供給が行われ、通信手段と特定小電力携帯器との間で双方向通信が可能になる。
また、請求項7を請求項6に当てはめた場合には、車載エンジンを始動させると通信手段への電力供給が行われ、通信手段と特定小電力携帯器との間で双方向通信が可能になる。
車両用盗難防止システムは、異状発生を表示するための液晶パネル、休止信号を送出するためのスイッチ、および電装品の遠隔操作を行う操作スイッチを有し、車両の所有者が携帯する特定小電力携帯器と、車両への不法行為を感知するセンサと、特定小電力電波で特定小電力携帯器と双方向通信を行う通信手段と、警報音を発報するためのサイレンと、センサ信号に基づいて不法行為が行われていると判別するとサイレンを作動させるとともに通信手段により特定小電力携帯器へ異状を通報するマイクロコンピュータと、車載バッテリから通信手段へ供給する作動用電力を制御する電力供給制御手段とを備え、特定小電力携帯器から休止信号を通信手段へ送ると、電力供給制御手段が通信手段への電力供給を一時停止するが、異状通報時には電力供給を再開する。
これにより、車両用盗難防止システムは、車載バッテリの電力消耗を抑えることができるとともに、異状発生時には確実に異状を特定小電力携帯器へ通報することができる。
本発明の実施例1に係る車両用盗難防止システムA(請求項1〜7に対応)を、図1〜図3に基づいて説明する。
なお、図1の(a)は、アンテナ回路に電力が供給されている状態を示すブロック図であり、(b)はアンテナ回路への電力がカットされている状態を示すブロック図である。 また、図2の(a)は、異状発生時の状態を示すブロック図であり、(b)は入力線にIG信号が出力された状態を示すブロック図である。
車両用盗難防止システムAは、車両の所有者が携帯する特定小電力リモコン1(特定小電力携帯器)と、車両側に設置される、サイレン2(警報手段)、アンテナ回路3(通信手段)、センサ4、およびマイクロプロセッサ5(マイクロコンピュータ)とにより構成され、盗難防止機能と遠隔操作機能とを具備する。なお、本実施例では、サイレン2、アンテナ回路3、センサ4、およびマイクロプロセッサ5が車載器6に組み付けられている。
特定小電力リモコン1は、車両側のアンテナ回路3と特定小電力電波31、32で双方向通信を行うためのリモコン側通信回路(携帯器側通信手段)と、特定小電力電波32に重畳してスリープ信号(休止信号)を送るためのスリープスイッチと、特定小電力電波32に重畳して電装品を遠隔操作する操作信号を送るための遠隔操作スイッチと、特定小電力電波32に重畳して監視モードの設定や解除を行うためのモード設定信号を送るためのモード設定スイッチと、異状通報やアンサーバックを表示させるための液晶パネル(表示部)とを備える。なお、遠隔操作スイッチは、例えば、エンジンの始動・停止や、電装品(ライトや警笛等)のオンオフ等を行う。
サイレン2は、作動すると大音響で鳴動し、不法行為の継続を不法行為者に断念させるためのものである。
アンテナ回路3は、特定小電力電波31、32の発信と捕捉を行うためのアンテナと、特定小電力電波31、32の送受信を行うための高周波回路とからなる。この高周波回路は、作動用電力が供給されていると特定小電力電波32が受信可能な状態となり、特定小電力電波31の送信も可能な状態になる。
なお、高周波回路を作動させるためには、直流12Vで数十mA〜数百mAの電力が必要である。
また、アンテナ回路3は、車載器6と一体に組み付ける構成以外に、車両のダッシュボード等に設置し、接続線で車載器本体と接続する構成でも良く、この場合には、通信可能な距離が数百m拡大する。
センサ4は、本実施例ではパッシブ形であり、不審者による、車両ボディや窓を叩く等の不法行為で発生する振動や音に対応したセンサ信号をマイクロプロセッサ5へ出力する。
なお、センサは、その他、赤外線、超音波、または高周波を放射し、その反射波を捕捉して不審者を感知するアクティブ形(作動用電力の供給が常時必要)でも良い。
また、センサが感知する不法行為は、車両に近づいて車両内外を物色する物色行為、車両をレッカー車等で車両を運ぶ持ち去り行為、車両に入る侵入行為等である。
車載バッテリから常時、作動用電力が供給されるマイクロプロセッサ5には、センサ4からのセンサ信号、アンテナ回路3が受信した特定小電力電波32に重畳した信号(スリープ信号、操作信号、モード設定信号)、および入力線51(車両信号線)からのIG信号52が入力される。また、マイクロプロセッサ5は、半導体スイッチ30(電力供給制御手段)をオン状態にするための制御信号、アンテナ回路3から送信する特定小電力電波31に重畳させるアンサー信号や異状通報信号、および車両の電装品を操作するための駆動信号を出力する。なお、異状通報時には、マイクロプロセッサ5がサイレン2へ作動用電力を供給する。
つぎに、車両用盗難防止システムAの作動を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
車両用盗難防止システムAの車載器6は、デップスイッチ(図示せず)により省電力設定または非省電力設定にセット可能である。
車両の所有者は、駐車場所に停止後、エンジンを停止し、ドアを閉めて下車し、車両から離れる。
ステップs1において、車載器6が省電力設定であるか否かをマイクロプロセッサ5が判別し、省電力設定にセットされている場合(YES)にはステップs2に進み、非省電力設定にセットされている場合(NO)にはステップs12に進む。
ステップs2において、監視モードに設定(特定小電力リモコン1の操作による)されたか否かをマイクロプロセッサ5が判別し、監視モードに設定された場合(YES)にはステップs3に進み、監視モードに設定されていない場合(NO)にはステップs1に戻る。なお、特定小電力リモコン1による監視モードの設定は、乗車中に行うとサイレン2が作動してしまう虞があるので、ドアを閉めて下車した後に行う。
ステップs3において、マイクロプロセッサ5が監視動作を開始し、ステップs4に進む。
ステップs4において、マイクロプロセッサ5が半導体スイッチ30をオフ状態(制御信号を出力しない状態)にし、ステップs5に進む。これにより、アンテナ回路3への電力供給がカットされスリープ状態になる。
ステップs5において、マイクロプロセッサ5は、車両に対して不法行為が行われているか否かをセンサ信号に基づいて判別し、異状を検知した場合(YES)にはステップs6に進み、異状を検知しない場合(NO)にはステップs8に進む。
ステップs6において、マイクロプロセッサ5は、半導体スイッチ30を一定時間、オン状態(一定時間、制御信号を出力状態)にし、ステップs7に進む。これにより、アンテナ回路3への電力供給が再開する。なお、センサ4が異状を検知し続ける場合には、オン状態が継続される。
ステップs7において、マイクロプロセッサ5は、サイレン2へ作動用電力を供給して作動させるとともに、異状通報信号を重畳させた特定小電力電波31をアンテナ回路3から送信し、ステップs5に戻る。
ステップs8において、エンジンが始動して入力線51からIG信号52が入力されているか否かをマイクロプロセッサ5が判別し、IG信号52が入力されている場合(YES)にはステップs9に進む。なお、車両の所有者がエンジンを始動させる場合を想定しているが、センサ4に感知されずに不審者が車内に侵入してエンジンを始動させる場合も考えられる。
ステップs9において、マイクロプロセッサ5が半導体スイッチ30をオン状態(制御信号を出力状態)にし、ステップs10に進む。これにより、電力がアンテナ回路3へ供給され作動する。
ステップs10において、監視モードが解除(特定小電力リモコン1の操作による)されたか否かをマイクロプロセッサ5が判別し、監視モードが解除された場合(YES)にはステップs11に進み、監視モードが継続中の場合(NO)にはステップs5に戻る。なお、監視モードを継続させた状態で走行するとセンサ4が振動等を検知してサイレン2が作動してしまうので、エンジンを始動させたら、特定小電力リモコン1による監視モードの解除を直ちに行う。また、不審者の場合には、監視モードの解除を行えないので、センサ4が感知した時点でサイレン2が作動する。
ステップs11において、マイクロプロセッサ5が監視動作を停止し、ステップs1に戻る。
ステップs12において、監視モードに設定(特定小電力リモコン1の操作による)されたか否かをマイクロプロセッサ5が判別し、監視モードに設定された場合(YES)にはステップs13に進み、監視モードに設定されていない場合(NO)にはステップs1に戻る。なお、ステップs2と同様に、特定小電力リモコン1による監視モードの設定は、乗車中に行うとサイレン2が作動してしまう虞があるので、ドアを閉めて下車した後に行う。
ステップs13において、マイクロプロセッサ5が監視動作を開始し、ステップs14に進む。
ステップs14において、マイクロプロセッサ5が半導体スイッチ30をオン状態(制御信号を出力状態)にし、ステップs15に進む。これにより、アンテナ回路3へ電力が供給される。
ステップs15において、マイクロプロセッサ5は、車両に対して不法行為が行われているか否かをセンサ信号に基づいて判別し、異状を検知した場合(YES)にはステップs16に進み、異状を検知しない場合(NO)にはステップs17に進む。
ステップs16において、マイクロプロセッサ5は、サイレン2へ作動用電力を供給して作動させるとともに、異状通報信号を重畳させた特定小電力電波31をアンテナ回路3から送信し、ステップs15に戻る。
ステップs17において、休止信号(特定小電力リモコン1の操作により送出)が入力されているか否かをマイクロプロセッサ5が判別し、休止信号が入力されている場合(YES)にはステップs18に進み、休止信号が入力されていない場合(NO)にはステップs15に戻る。
ステップs18において、マイクロプロセッサ5が半導体スイッチ30をオフ状態(制御信号を出力しない状態)にし、ステップs19に進む。これにより、アンテナ回路3への電力供給がカットされスリープ状態になる。
ステップs19において、エンジンが始動して入力線51からIG信号52が入力されているか否かをマイクロプロセッサ5が判別し、IG信号52が入力されている場合(YES)にはステップs20に進み、IG信号52が入力されていない場合(NO)にはステップs15に戻る。なお、車両の所有者がエンジンを始動させる場合を想定しているが、センサ4に感知されずに不審者が車内に侵入してエンジンを始動させる場合も考えられる。
ステップs20において、マイクロプロセッサ5が半導体スイッチ30をオン状態(制御信号を出力状態)にし、ステップs21に進む。これにより、電力がアンテナ回路3へ供給され作動する。
ステップs21において、監視モードが解除(特定小電力リモコン1の操作による)されたか否かをマイクロプロセッサ5が判別し、監視モードが解除されている場合(YES)にはステップs22に進み、監視モードが継続中の場合(NO)にはステップs15に戻る。なお、監視モードを継続させた状態で走行するとセンサ4が振動等を感知してサイレン2が作動してしまうので、エンジンを始動させたら、特定小電力リモコン1による監視モードの解除を直ちに行う。また、不審者の場合には、監視モードの解除を行えないので、センサ4が感知した時点でサイレン2が作動する。
ステップs22において、マイクロプロセッサ5が監視動作を停止し、ステップs1に戻る。
実施例1に係る車両用盗難防止システムAは、以下の利点を有する。
〔あ〕車両用盗難防止システムAは、非省電力設定の場合、監視動作中に特定小電力リモコン1から特定小電力電波32で休止信号を車載器6へ送ると、センサ4が異状を検知するか、IG信号52が入力されるまで、マイクロプロセッサ5が半導体スイッチ30をオフ状態にしてアンテナ回路3への電力供給をカットする。なお、エンジンの始動・停止や電装品(ライトや警笛等)のオンオフ等を車両から離れた場所で遠隔操作する必要がある場合に非省電力設定を選択し、遠隔操作を行う必要がなくなった場合に休止信号を車載器6へ送る。
特定小電力リモコン1から特定小電力電波32で休止信号を車載器6へ送ると、アンテナ回路3への電力供給をカットすることができる。これにより、車載器6の消費電流を低減でき、車載バッテリの負荷を軽減できるとともに、バッテリ上りを招くことなく長期間の監視動作が可能である。
また、アンテナ回路3への電力供給がカットされていても、センサ4が異状を検知すると、サイレン2が作動するとともに、アンテナ回路3への電力供給が再開されて異状が特定小電力リモコン1へ通報されるので車両への不法行為を阻止することができる。なお、異状発生時には、アンテナ回路3への電力供給が行われるので、電装品等の遠隔操作を行うことができる。
また、省電力設定の場合、監視動作を開始すると、センサ4が異状を検知するか、IG信号52が入力されるまで、マイクロプロセッサ5が半導体スイッチ30をオフ状態にしてアンテナ回路3への電力供給をカットする。なお、エンジンの始動・停止や電装品(ライトや警笛等)のオンオフ等を車両から離れた場所で遠隔操作する必要がない場合に省電力設定を選択する。
監視動作の開始とともにアンテナ回路3への電力供給を直ちにカットするので、車載器6の消費電流を低減でき、車載バッテリの負荷を更に軽減できるとともに、バッテリ上りを招くことなく長期間の監視動作が可能である。
また、アンテナ回路3への電力供給がカットされていても、センサ4が異状を検知すると、サイレン2が作動するとともに、アンテナ回路3への電力供給が一定時間、再開されて異状が特定小電力リモコン1へ通報されるので車両への不法行為を阻止することができる。なお、異状発生時には、アンテナ回路3への電力供給が行われるので、電装品等の遠隔操作を行うことができる。
〔い〕車両用盗難防止システムAは、監視動作の開始とともにアンテナ回路3への電力供給を直ちにカットする省電力設定と、監視動作の開始後に特定小電力リモコン1から休止信号を特定小電力電波32で車載器6へ送ってアンテナ回路3への電力供給をカットする非省電力設定とを、車載器6のデップスイッチで切り換え可能であるので、車両の使用状態に応じて変更することができる。
例えば、特定小電力リモコン1による遠隔操作を行わず、省電力を重視する所有者の場合には、省電力設定にする。また、遠隔操作を行う所有者の場合には、非省電力設定にする。
〔う〕トリガ信号は、車載エンジンが始動すると、入力線51に出力されるIG信号52であるので、特定小電力リモコン1を携帯しない所有者以外の不審者がエンジンを始動させた場合には、サイレン2が作動するとともに、異状が特定小電力リモコン1へ通報されるので車両の乗り逃げを阻止することができる。
本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施態様を含む。
a.車両は、自動車以外に、土木用の重機、農耕用車両、自動二輪、自転車等でも良い。 監視対象物は、事務所、家屋、金庫、事務機器等でも良い。
b.トリガ信号は、エンジンが始動すると出力されるIG信号以外に、エンジンキーをACCポジションにすると出力される+12Vであっても良い。
c.実施例1では、半導体スイッチ30を別途設けているが、アンテナ回路3自体に電力供給制御手段の機能を持たせても良く、マイクロプロセッサ5に電力供給制御手段の機能を持たせても良い。
(a)は、本発明の実施例1に係る車両用盗難防止システムにおいて、アンテナ回路に電力が供給されている状態を示すブロック図であり、(b)はアンテナ回路への電力がカットされている状態を示すブロック図である。 (a)は、その車両用盗難防止システムにおいて、異状発生時の状態を示すブロック図であり、(b)は入力線にIG信号が出力された状態を示すブロック図である。 車両用盗難防止システムの作動を示すフローチャートである。
符号の説明
A 車両用盗難防止システム(盗難防止システム)
1 特定小電力リモコン(外部携帯端末、特定小電力携帯器)
2 サイレン(警報手段)
3 アンテナ回路(通信手段)
4 センサ
5 マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)
30 半導体スイッチ(電力供給制御手段)
31、32 特定小電力電波
51 入力線(車両信号線)
52 IG信号(トリガ信号、エンジン稼動信号)

Claims (7)

  1. 警報音の発報が可能な警報手段と、
    アンテナおよび高周波回路を有し、外部携帯端末とワイヤレスで双方向通信が可能な通信手段と、
    監視対象物の適所に配され、該監視対象物への不法行為に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号を出力するセンサと、
    前記不法行為が行われているか否かを前記センサ信号に基づいて判別し、前記不法行為が行われていると判別すると、前記警報手段を作動させるとともに、前記通信手段により前記外部携帯端末へ異状を通報するマイクロコンピュータと、
    電源から前記通信手段への電力供給を、前記マイクロコンピュータの指示で制御する電力供給制御手段とを備えた盗難防止システムであって、
    休止信号を前記外部携帯端末から前記通信手段へワイヤレスで送ると、前記電力供給制御手段が前記通信手段への電力供給を一時停止し、異状通報時に電力供給を再開することを特徴とする盗難防止システム。
  2. 警報音の発報が可能な警報手段と、
    アンテナおよび高周波回路を有し、外部携帯端末とワイヤレスで双方向通信が可能な通信手段と、
    監視対象物の適所に配され、該監視対象物への不法行為に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号を出力するセンサと、
    前記不法行為が行われているか否かを前記センサ信号に基づいて判別し、前記不法行為が行われていると判別すると、前記警報手段を作動させるとともに、前記通信手段により前記外部携帯端末へ異状を通報するマイクロコンピュータと、
    電源から前記通信手段への電力供給を、前記マイクロコンピュータの指示で制御する電力供給制御手段とを備えた盗難防止システムであって、
    前記電力供給制御手段は、システムの作動開始時に前記通信手段への電力供給を停止状態にし、異状通報時には電力供給することを特徴とする盗難防止システム。
  3. 警報音の発報が可能な警報手段と、
    アンテナおよび高周波回路を有し、特定小電力携帯器と特定小電力電波で双方向通信が可能な通信手段と、
    車両の適所に配され、該車両への不法行為に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号を出力するセンサと、
    前記不法行為が行われているか否かを前記センサ信号に基づいて判別し、前記不法行為が行われていると判別すると、前記警報手段を作動させるとともに、前記通信手段により前記特定小電力携帯器へ異状を通報するマイクロコンピュータと、
    車載電源から前記通信手段への電力供給を、前記マイクロコンピュータの指示で制御する電力供給制御手段とを備えた車両用盗難防止システムであって、
    前記特定小電力電波で休止信号を前記特定小電力携帯器から前記通信手段へ送ると、前記電力供給制御手段が前記通信手段への電力供給を一時停止し、異状通報時に電力供給を再開することを特徴とする車両用盗難防止システム。
  4. 警報音の発報が可能な警報手段と、
    アンテナおよび高周波回路を有し、特定小電力携帯器と特定小電力電波で双方向通信が可能な通信手段と、
    車両の適所に配され、該車両への不法行為に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号を出力するセンサと、
    前記不法行為が行われているか否かを前記センサ信号に基づいて判別し、前記不法行為が行われていると判別すると、前記警報手段を作動させるとともに、前記通信手段により前記特定小電力携帯器へ異状を通報するマイクロコンピュータと、
    車載電源から前記通信手段への電力供給を、前記マイクロコンピュータの指示で制御する電力供給制御手段とを備えた車両用盗難防止システムであって、
    前記電力供給制御手段は、システムの作動開始時に前記通信手段への電力供給を停止状態にし、異状通報時には電力供給することを特徴とする車両用盗難防止システム。
  5. 警報音の発報が可能な警報手段と、
    アンテナおよび高周波回路を有し、特定小電力携帯器と特定小電力電波で双方向通信が可能な通信手段と、
    車両の適所に配され、該車両への不法行為に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号を出力するセンサと、
    前記センサ信号に基づいて前記不法行為が行われていると判別すると、前記警報手段を作動させるとともに、前記通信手段により前記特定小電力携帯器へ異状を通報するマイクロコンピュータと、
    車載電源から前記通信手段への電力供給を、前記マイクロコンピュータの指示で制御する電力供給制御手段とを備えた車両用盗難防止システムであって、
    前記特定小電力電波で休止信号を前記特定小電力携帯器から前記通信手段へ送ると、前記電力供給制御手段が前記通信手段への電力供給を、前記マイクロコンピュータへトリガ信号が入力されるまで一時停止し、異状通報時には電力供給を再開することを特徴とする車両用盗難防止システム。
  6. 警報音の発報が可能な警報手段と、
    アンテナおよび高周波回路を有し、特定小電力携帯器と特定小電力電波で双方向通信が可能な通信手段と、
    車両の適所に配され、該車両への不法行為に基づく物理量の変化に対応したセンサ信号を出力するセンサと、
    前記センサ信号に基づいて前記不法行為が行われていると判別すると、前記警報手段を作動させるとともに、前記通信手段により前記特定小電力携帯器へ異状を通報するマイクロコンピュータと、
    車載電源から前記通信手段への電力供給を、前記マイクロコンピュータの指示で制御する電力供給制御手段とを備えた車両用盗難防止システムであって、
    前記電力供給制御手段は、システムの作動開始時に前記通信手段への電力供給を、前記マイクロコンピュータへトリガ信号が入力されるまで停止状態にし、異状通報時には電力供給することを特徴とする車両用盗難防止システム。
  7. 前記トリガ信号は、車載エンジンが始動すると、車両信号線に出力されるエンジン稼動信号であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の車両用盗難防止システム。
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