JP2006043409A - 腰椎ストレッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 横たわった状態の使用者に対し、腰部に無理な力を加えることなく、腰椎を効果的に伸ばすことができる腰椎ストレッチ装置を提供する。
【解決手段】 フレーム11の前端には、使用者の両脇を支持して使用者の胸部をフレーム11に固定する脇支持部16を設ける。フレーム11の後端には、外部から供給されるエアにより、前端と後端が互いに近づくように膨張するエアバッグ21の後端を接続する。このエアバッグ21の前端には、左右両牽引ベルト29を介して、使用者の腰部に巻付け固定される腰ベルト28を接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、身体の脊椎における腰椎を伸ばすための腰椎ストレッチ装置に関する。
この種のストレッチ装置としては、特許文献1に開示されたものがある。これは、仰向けに横たわった使用者の腰部の下に置かれ、ポンプから供給されるエアで膨張されるエアセルからなる。そして、エアセルが膨張されると、仰向けに横たわっている使用者の腰部が持ち上げられる。
また、特許文献2に開示されるものは、横たわった使用者の腰部を固定する腰部固定部と、同じく足首を固定する足首固定部と、この足首固定部を腰部固定部から離れる方向に移動させる延伸部とからなる。延伸部は、外部から供給される空気によって延びるアコーディオン部を備えている。そして、アコーディオン部に空気が供給されると、足首固定部が腰部固定部から離れる方向に移動され、横たわっている使用者の下半身が牽引される。
登録実用新案第3068090号公報 特開2003−199777号公報
ところで、上記特許文献1のものは、仰向けに横たわった使用者の腰部を押し上げることにより、体を反らすことになるので、体に柔軟性がなくなったり体幹筋(背筋、腹筋)が弱くなったりした高齢者が使用すると、逆に腰部の体幹筋や腰椎を痛めてしまう虞がある。
また、特許文献2のものは、使用者の腰部を固定した状態で足首を牽引するので、腰部と足首との間を伸ばすことになる。このため、脊柱に対し伸ばす方向の力を加えることはできず、腰椎を効果的に伸ばすことはできない。従って、腰椎の歪みを矯正し、腰椎の歪みに起因する腰痛や座骨神経痛といった症状を改善する効果は低い。
本発明は、上記従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、横たわった状態の使用者に対し、腰部に無理な力を加えることなく、腰椎を効果的に伸ばすことができる腰椎ストレッチ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、床上に載置される構造部材と、横たわった状態の使用者の胸部を前記構造部材の前端側に固定するための胸部固定手段と、同使用者の腰部を支持するための腰部支持手段と、同使用者の腰部よりも足側に配置され、前端に前記腰部支持手段が連結されるとともに後端が前記構造部材の後端側に連結され、外部から供給される空気によって前端と後端とを互いに近づけるように膨張するエアバッグとを備えたことを特徴とする。ここで、「床」とは、フローリング、畳、布団、ベッド等を含む。
従って、この発明によれば、構造部材の後端側に後端が接続されたエアバッグは、外部から供給される空気により、その前端と後端とが互いに近づくように膨張し、前端に連結された腰部支持手段を構造部材に対し後方に移動させる。このときエアバッグが発生する後ろ向きの力により、構造部材の前端側に胸部が固定された使用者の腰部が体に真っ直ぐに足側に牽引される。このため、胸部と腰部との間が体に真っ直ぐに伸ばされるので、使用者の脊椎が体に真っ直ぐに伸ばされる。また、圧縮性を有するエアでエアバッグを膨張させることによって腰部を牽引するので、腰部に対して加わる力が急激に増大しない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記エアバッグは、エアバッグの前後方向に対して直交する方向に延びる1つ以上のエア室を備え、各エア室は、エアバッグの前端と後端との間に並設されていることを特徴とする。このエア室は、エアバッグ内において独立していてもよく、また、エアバッグ内において連通されていてもよい。
従って、複数のエア室を設けた場合には、容量の大きな1つのエア室のみを備えた場合と異なり、各エア室が膨張するときの高さが低くなり、エアバッグの前端が上方に移動する距離が減少する。このため、エアバッグが膨張するときに、エアバッグの前端に連結された腰部支持手段が牽引される方向が斜め上方に移動しにくく、腰部が斜め上方に牽引されにくい。このため、腰部がより体に真っ直ぐに足側に牽引されるので、腰部に対して無理な力が一層加わりにくい。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記胸部固定手段は、前記使用者の両脇を支持する脇支持部であることを特徴とする。
従って、この発明によれば、脇支持部に代えて、腰ベルトのようなベルトを用いて胸部を構造部材に固定するようにした場合と異なり、腰椎ストレッチ装置の使用時毎に、胸部に対するベルトの着脱を行う必要がないので、腰椎ストレッチ装置を簡便に使用することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記構造部材は、コの字状に形成したフレームであって、前記エアバッグの後端は、同フレームの後端に固定され、前記腰部支持手段は、腰ベルトと、この腰ベルトの左右両側に接続された左右一対の牽引ベルトとからなるものであって、同エアバッグの前端には、前記牽引ベルトの先端が連結されると ともに、前記脇支持部は、前記フレームの両前端に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記構造部材は、内部に流体を供給することによりマット状に膨張するようした流体圧入プレートであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記構造部材の上面と、前記胸部固定手段、腰部支持手段及びエアバッグとの間には、低摩擦抵抗材料により形成されたシートが介在されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記構造部材の後端とエアバッグの後端とは、長さ調節可能な連結ベルトにより連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、横たわった使用者の胸部が固定された状態で腰部が体に真っ直ぐに足側に牽引されるので、横たわった状態の使用者に対し、腰部に無理な力を加えることなく、腰椎を効果的に伸ばすことができる。
次に、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図2に示すように、腰椎ストレッチ装置10は、床上に載置される略「コ」の字形状の構造部材としてのフレーム11を備えている。なお、説明の便宜上、以下においては、図2における右上側を腰椎ストレッチ装置10の前側とし、同じく左下側を腰椎ストレッチ装置10の後側とする。フレーム11は、左右一対の枠材12と、この左右両枠材12の後端同士を連結する連結棒13とによって構成されている。各枠材12の前端には、柱部14が立設固定され、この柱部14には略円筒状のクッション材15が被せられている。この左右の柱部14及びクッション材15により、腰椎ストレッチ装置10の使用者の両脇を支持するための胸部固定手段としての脇支持部16が構成されている。
図3に示すように、フレーム11は、主として前記連結棒13からなる第1分割体17、前記両枠材12の後端部を構成する左右一対の第2分割体18、両枠材12の中間部を構成する左右一対の第3分割体19、及び、両枠材12の前端部を構成する第4分割体20とに分割されるようになっている。第4分割体20には、前記柱部14が含まれている。すなわち、フレーム11は、その長手(前後)方向において複数に分割される。
第1分割体17と第2分割体18とは、連結棒13の左右両端に設けられた角柱状の芯部13aに、角パイプからなる第2分割体18の後端が嵌合されることによって互いに接続される。第2分割体18と第3分割体19とは、第2分割体18の前端に設けられた角柱状の芯部18aに、角パイプからなる第3分割体19の後端が嵌合されることによって互いに接続される。第3分割体19と第4分割体20とは、第3分割体19の前端に設けられた角柱状の芯部19aに、角パイプからなる第4分割体20の後端が嵌合されることによって互いに接続される。なお、枠材12を丸パイプによって構成してもよい。
また、図2に示すように、腰椎ストレッチ装置10は、平面が略四角形のエアバッグ21を備えている。エアバッグ21は、左右枠材12の後端部間に配設されている。図4(a)に示すように、エアバッグ21は、2枚の基布21a,21bが溶着されることで形成されている。各基布21a,21bは、例えばウレタンコートされたナイロン(ポリアミド系合成樹脂)布である。エアバッグ21には、複数(この実施形態では4個)のエア室22が形成されている。各エア室22は、エアバッグ21の前後方向に対して直交する方向に延びるように形成され、エアバッグ21における前後間に並設されている。また、各エア室22は、互いに独立した状態で形成されている。エアバッグ21の後端の縫い代は、前記連結棒13を挿通する挿通孔を形成するように縫い込まれ、フレーム11の後端に連結されている。また、エアバッグ21の前端の縫い代は、牽引用の棒材27を挿通する挿通孔を形成するように縫い込まれている。
一方の基布21aには、エア室22毎に、そのエア室22に空気を出入りさせるためのジョイント23がそれぞれ取着されている。各ジョイント23は、短いチューブ24を介して直列に接続されている。最後部のエア室22に設けられたジョイント23には、長いチューブ25を介して、エアバッグ21に空気を供給するためのエア供給装置26が接続されている。なお、エア供給装置26は既成の装置であってポンプ及びバルブを備え、チューブ25を介してエアバッグ21に供給する空気の供給圧力を、大気圧から予め設定された設定圧力まで上昇させる。また、エア供給装置26は、供給圧力を設定圧力まで上昇させた後、供給圧力をその設定圧力に予め設定された保持時間だけ保持する。次に、保持時間が終了すると、エア供給装置26は、設定圧力を大気圧近くまで下降させる。さらに、エア供給装置26は、供給圧力の上昇及び下降を予め設定された設定周期毎に繰り返す。
また、図1及び図2に示すように、腰椎ストレッチ装置10は、使用者の腰部に巻付け固定されることで腰部を支持するための腰ベルト28を備えている。この腰ベルト28は周知の構成であって、腰部の太さに合わせて巻き径を調節するための図示しない周知の面ファスナーあるいは調節ベルトを備えている。腰ベルト28は、その両側に連結された左右一対の牽引ベルト29を介して前記棒材27すなわちエアバッグ21の前端に連結されている。この牽引ベルト29は、周知の構成であって、その長さを調節するための周知のバックル30を中間部に備えている。そして、本実施形態では、腰ベルト28及び牽引ベルト29により腰部支持手段が構成されている。
次に、以上のように構成された腰椎ストレッチ装置10の作用について説明する。
さて、腰椎ストレッチ装置10を使用する際には、先ず、エア供給装置26からエアバッグ21にエアが供給されていない状態で、床上に置かれたフレーム11の左右両枠材12の間に使用者が両脚を伸ばした状態で座り、腰部に腰ベルト28を巻き付ける。次に、使用者が仰向けに横たわり、左右脇支持部16を使用者の両脇にそれぞれ当てる。次に、左右の各牽引ベルト29の長さがそれぞれバックル30を用いて調節され、各牽引ベルト29が張った状態にされる。この状態で、エア供給装置26が動作され、エアバッグ21にエアが供給される。
エアバッグ21の各エア室22にエアが供給されると、各エア室22が、図4(a)に示すようにエアが充填されていない扁平な状態から、図4(b)に示すように略円柱状の状態まで膨張する。すると、図5(a),(b)に示すように、各エア室22の前後幅(図4(a),(b)における左右幅)が小さくなり、エアバッグ21の前端と後端との間の間隔Lが小さくなる。このため、エアバッグ21の前端に対し左右の両牽引ベルト29を介して接続された腰ベルト28がエアバッグ21側に牽引される。このとき、横たわった状態の使用者の両脇が脇支持部16によって支持されているので、使用者の胸部と腰部との間が体に真っ直ぐに伸ばされる。
以上のように、仰向けに横たわった使用者の胸部と腰部との間が体に真っ直ぐに伸ばされるので、使用者の脊椎が体に真っ直ぐに伸ばされる。このため、腰部の体幹筋(背筋、腹筋)や腰椎に無理な力が加えられることなく、腰椎が効果的に伸ばされる。
次に、以上詳述した本実施形態が有する効果を列記する。
(1) 圧縮性を有するエアでエアバッグ21を膨張させることによって腰ベルト28を牽引するので、腰部に対して加わる力が急激に増大することがない。このため、腰部の体幹筋や腰椎に対して加わる力が急激に増大することがないので、体幹筋や腰椎に対して無理な力が一層加わらない。従って、体幹筋が弱くなった高齢者であっても、横たわった状態で無理なく腰椎を伸ばすことができ、これにより腰椎の歪みを矯正し、腰椎の歪みに起因する腰痛や座骨神経痛といった症状を改善することができる。
(2) エアバッグ21には、エアバッグ21の前後方向に対して直交する方向に延びる複数のエア室22を備え、各エア室22を、エアバッグ21の前端と後端との間に並設させている。このため、エアバッグ21に容量の大きな1つのエア室のみを備えた場合と異なり各エア室22が膨張するときの高さが低くなり、エアバッグ21の前端が上方に移動する距離が減少する。このため、エアバッグ21が膨張するときに、エアバッグ21の前端に連結されている腰ベルト28が牽引される方向が斜め上方に移動しにくく、腰部が斜め上方に牽引されにくい。このため、腰部がより体に真っ直ぐに足側に牽引されるので、腰部の体幹筋や腰椎に対して無理な力が一層加わりにくい。
(3) 使用者の両脇を支持する脇支持部16によって使用者の胸部をフレーム11に固定するようにした。このため、脇支持部16に代えて、腰ベルト28のようなベルトを用いて胸部をフレーム11に固定するようにした場合と異なり、腰椎ストレッチ装置10の使用時毎に、胸部に対するベルトの着脱を行う必要がないので、腰椎ストレッチ装置10を簡便に使用することができる。
次に、この発明の別の実施形態を図6に基づいて説明する。
図6(a),(b)に示すような腰椎ストレッチ装置40として具体化する。この腰椎ストレッチ装置40においては、四角枠状のフレーム41の後端側に、使用者の腰部をフレーム41の後端側に固定するための腰部固定ベルト42が設けられている。腰部固定ベルト42は、フレーム41に対し、ロープ43によって連結されている。また、同フレーム41の前端側には、外部から供給される空気により前端と後端とが互いに近づくように膨張するエアバッグ44の前端が連結されている。また、使用者の左右両脇を支持する脇支持部材45が、左右一対の牽引ベルト46を介してエアバッグ44の後端に接続されている。そして、エアバッグ44が膨張されると、脇支持部材45を介して使用者の胸部が頭部側に牽引され、腰部固定ベルト42によってフレーム41に固定された腰部との間が伸ばされる。このような腰椎ストレッチ装置40によっても、使用者の脊椎を体に真っ直ぐに伸ばすことができ、腰部に無理な力を加えることなく腰椎を効果的に伸ばすことができる。
次に、この発明の別の実施形態を図7〜図9に基づいて説明する。
この実施形態においては、構造部材として流体圧入プレート51を使用している。この流体圧入プレート51は図8及び図9に示すように、上下一対の表層シート52,53と、前記表層シート間に固定された繊維基材57と、表層シート52,53を外部でシールするシール部材58とにより構成されている。前記繊維基材57は表層シート52,53の内側に設けられ、相対する生地54,55が非伸張性の繋ぎ糸56を介して連結されている。前記シール部材58は前記表層シート52,53の縁部に沿って溶着又は接着することにより、表層シート52,53の外部をシールし、表層シート52,53を袋状に形成している。又、前記流体圧入プレート51の隅部には図示しないが空気を流体圧入プレート51内に圧入するための開口が設けられ、この開口には空気を手動操作により排出することも可能な開閉弁が設けられている。
前記流体圧入プレート51の上面には、低摩擦抵抗材料としての例えばシリコーンウレタン樹脂等の合成樹脂製のシート61がほぼ全面にわたって被覆され、そのシート61の左右両側部には、図9に示すように係止具62が複数箇所(例えば左右それぞれ4カ所であるが図9に左右一箇所のみ図示)に取り付けられ、それらの係止具62の間には、ゴム製の紐63の両端が連結されている。
前記流体圧入プレート51の前端部の2箇所には、使用者の両脇を支持するためのループ状をなす太径の支持紐65が装着されている。この支持紐65の基端接合部には第1面ファスナー66が縫着され、前記流体圧入プレート51の表層シート52の下面に取り付けた第2面ファスナー67に対し、前記第1面ファスナー66を取り外し可能に接続することによって位置調節可能に連結されている。
前記シート61の中央部に支持された腰部固定ベルト42の下部に連結された連結用シート71の後端部は、前記棒材27の左右両端部に対し左右一対(図8に一箇所のみ図示)のループ状部72によって連結されている。
前記流体圧入プレート51の後端部には、該後端部と前記エアバッグ44の後端に設けられた連結棒13とを連結するための左右一対の連結ベルト75(図7においては簡略化されている)が装着されている。この連結ベルト75は図8に示すように前記シール部材58の表面に接着された第1ベルト76を備え、この第1ベルト76は前記エアバッグ44の後端接合部に形成されたスリット77に貫通されて、後方に引き出されている。前記第1ベルト76の取付部表面には第2ベルト78が接合されて、そのループ状部78aには、三本のピン78a〜78cを有するバックル79の前記ピン79aが連結されている。前記第1ベルト76の先端部を前記バックル79のピン79b,79cの間にS字状に挿通係止して引き上げることにより、前記連結棒13を後方向に牽引した状態を保持するようになっている。前記連結ベルト75の第1ベルト76を操作することにより、前記エアバッグ44に連結した連結棒13の前後方向の位置調節を行うことができるようになっている。
前記エアバッグ44の上面には低摩擦抵抗材料としての例えばシリコーンウレタン樹脂等の合成樹脂製のカバーシート81が装着されている。このカバーシート81の前端縁はエアバッグ44の前端縁に、後端縁はエアバッグ44の後端縁寄りに接着又は縫着されている。
図7及び図9に示すように前記一方の腰部固定ベルト42の上面には、長さ調節可能な調節ベルト85が装着されている。なお、図8では調節ベルト85は省略されている。この調節ベルト85の先端にはフック86が連結され、他方の腰部固定ベルト42の上面に取り付けられた複数(図7に四箇所図示しているが例えば六箇所以上でもよい)の掛止リング部87に前記フック86を係止することにより左右の腰部固定ベルト42,42を互いに連結するようになっている。
上記のように構成された腰椎ストレッチ装置においては、以下のような効果がある。
(1)前記構造部材として、内部にエア(又は水等の流体)を供給することによりマット状に膨張するようした流体圧入プレート51を用いたので、そのクッショク性により使用者が快適にストレッチに使用することができる。
(2)前記流体圧入プレート51の上面と、前記腰部固定ベルト42、連結用シート71及びエアバッグ44との間に、低摩擦抵抗材料により形成されたシート61を介在したので、流体圧入プレート51の上面での腰部固定ベルト42、連結用シート71及びエアバッグ44の後方向又は前方向の滑動が円滑に行われ、ストレッチ運動を円滑に行うことができる。
(3)前記流体圧入プレート51の後端とエアバッグ44の後端とを、長さ調節可能な連結ベルト75により連結したので、使用者の身長に応じて、エアバッグ44及び腰部固定ベルト42の位置を適正位置に容易に調節することができる。
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 構造部材として、前記フレーム11に代えて、使用者及びエアバッグ21が載る大きさの板を設けた構成とすること。この板は、例えば合成樹脂によって一体成形されたものである。
・ 胸部固定手段として、前記脇支持部16に代えて、胸部に巻き付けることにより胸部をフレーム11に固定する胸部ベルトを設けた構成とすること。
・ 各エア室22を、エアバッグ21内において互いに連通させてもよい。
・ 前記エア室22の数は、1〜3個、又は、5個以上であってもよい。
・ 前記フレーム11において、例えば第2分割体18と第3分割体19との間に、ナット及びボルトからなる長さ調節部を設け、この長さ調節部によって、脇支持部16と腰ベルト28との間隔を調節する構成とすること。
以下、前記各実施形態から把握される請求項以外の技術的思想を記載する。
(1) 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の腰椎ストレッチ装置において、前記胸部固定手段と腰部支持手段との間隔を調節する間隔調節手段(牽引ベルト29のバックル30)を設けたことを特徴とする腰椎ストレッチ装置。
(2) 請求項4に記載の腰椎ストレッチ装置において、前記牽引ベルト及び/又は前記フレームを、前記エアバッグの前後方向において長さ調節可能にしたことを特徴とする腰椎ストレッチ装置す。
(3) 請求項4に記載の腰椎ストレッチ装置において、前記フレームを、その前後方向において複数の部分(第1分割体17、第2分割体18、第3分割体19、第4分割体20)に分割できるように構成したことを特徴とする腰椎ストレッチ装置。
(4) 請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の腰椎ストレッチ装置において、前記エア室は、複数設けられていることを特徴とする腰椎ストレッチ装置。このような構成によれば、エアバッグの膨張時に、腰部支持手段が牽引される方向が斜め上方に変化し難く、腰部が斜め上方に牽引されにくいので、腰部に対して無理な力が一層加わりにくい。
(5) 床上に載置される構造部材(フレーム41)と、横たわった状態の使用者の腰部を前記構造部材の後端側に固定するための腰部固定手段(腰部固定ベルト42、ロープ43)と、同使用者の胸部を支持するための胸部支持手段(脇支持部材45、牽引ベルト46)と、同使用者の胸部よりも頭側に配置され、後端に前記胸部支持手段が連結されるとともに前端が前記構造部材の前端側に連結され、外部から供給される空気によって前端と後端とを互いに近づけるように膨張するエアバッグ(エアバッグ44)とを備えたことを特徴とする腰椎ストレッチ装置(40)。
一実施形態の腰椎ストレッチ装置を示す斜視図。 同じく斜視図。 同じく分解斜視図。 (a),(b)は共にエアバッグの一部を示す縦断面図。 (a),(b)は共にエアバッグを示す正面図。 (a)は他の実施形態における腰椎ストレッチ装置を示す平面図、(b)は同じく側面図。 他の実施形態における腰椎ストレッチ装置を示す平面図。 図7の実施形態における腰椎ストレッチ装置を示す縦断面図。 図7の実施形態における腰椎ストレッチ装置を示す横断面図。
符号の説明
10…腰椎ストレッチ装置、11…構造部材としてのフレーム、16…胸部固定手段としての脇支持部、21…エアバッグ、22…エア室、28…腰部支持手段を構成する腰ベルト、29…同じく牽引ベルト、40…腰椎ストレッチ装置、41…構造部材としてのフレーム、42…腰部固定手段としての腰部固定ベルト、43…同じくロープ、44…エアバッグ、45…胸部支持手段を構成する脇支持部材、46…同じく牽引ベルト。

Claims (7)

  1. 床上に載置される構造部材と、
    横たわった状態の使用者の胸部を前記構造部材の前端側に固定するための胸部固定手段と、
    同使用者の腰部を支持するための腰部支持手段と、
    同使用者の腰部よりも足側に配置され、前端に前記腰部支持手段が連結されるとともに後端が前記構造部材の後端側に連結され、外部から供給される空気によって前端と後端とを互いに近づけるように膨張するエアバッグとを備えたことを特徴とする腰椎ストレッチ装置。
  2. 前記エアバッグは、エアバッグの前後方向に対して直交する方向に延びる1つ以上のエア室を備え、各エア室は、エアバッグの前端と後端との間に並設されていることを特徴とする請求項1に記載の腰椎ストレッチ装置。
  3. 前記胸部固定手段は、前記使用者の両脇を支持する脇支持部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の腰椎ストレッチ装置。
  4. 前記構造部材は、コの字状に形成したフレームであって、前記エアバッグの後端は、同フレームの後端に固定され、前記腰部支持手段は、腰ベルトと、この腰ベルトの左右両側に接続された左右一対の牽引ベルトとから構成され、前記エアバッグの前端には、前記牽引ベルトの先端が連結されるとともに、前記脇支持部は、前記フレームの両前端に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の腰椎ストレッチ装置。
  5. 前記構造部材は、内部に流体を供給することによりマット状に膨張するようした流体圧入プレートであることを特徴とする請求項1に記載の腰椎ストレッチ装置。
  6. 前記構造部材の上面と、前記胸部固定手段、腰部支持手段及びエアバッグとの間には、低摩擦抵抗材料により形成されたシートが介在されていることを特徴とする請求項5に記載の腰椎ストレッチ装置。
  7. 前記構造部材の後端とエアバッグの後端とは、長さ調節可能な連結ベルトにより連結されていることを特徴とする請求項1に記載の腰椎ストレッチ装置。
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