JP2006042053A - 無線通信端末、プログラム及び通信方法 - Google Patents

無線通信端末、プログラム及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の通信方式を切り替えて通信を行う無線通信端末を提供する。
【解決手段】通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替える切替手段と、第1の通信方式における通信速度の上限値を示す情報を基地局から受信する受信手段と、第1の通信方式で基地局と通信開始時又は通信中に、受信手段が受信した上限値と予め定めた基準値とを比較する比較手段と、当該比較手段による比較の結果、上限値が基準値よりも低い場合に、第2の通信方式で通信を行うように切替手段を切替制御する制御手段と、を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の通信方式を切り替えて通信を行う無線通信端末、プログラム及び通信方法に関するものである。
2つ以上の通信方式を切替えて基地局と通信を行うことのできる無線通信端末が知られている。このような複数の通信方式で通信可能な無線通信端末としては、例えば、共通のアンテナを用い、音声通信が主体のCDMA2000 1xシステムと、データ通信専用のCDMA2000 1xEVDOシステムと、の2つの通信方式を切り替えて通信を行える(以下、デュアル方式と呼ぶ)無線通信端末が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなデュアル方式の無線通信端末を用いた通信システムにおいて、CDMA2000 1xEVDOシステムは、基地局の混雑具合に応じて通信速度の上限を変動することができる。通信システム内の無線通信端末は、この上限に基づいて通信を行う。例えば、無線通信端末から基地局に対する通信(上り通信)の通信速度の上限値は、通信開始時には最も遅い速度が選択される。それ以降、無線通信端末は、所定のタイミング毎に基地局から送信される通信速度の上限値の上げ下げを指示する情報に基づいて、通信速度を変更する。
また、所定のタイミング毎に基地局から送信される情報とは別に、基地局が無線通信端末に対して通信速度の上限値を制限する緊急的な情報を送信する場合がある。この場合、無線通信端末は受信した緊急的な情報に基づいて、通信速度を制限値に変更する。このように緊急的な情報の送信は、例えば、1つの基地局に接続許容量の限界近くまで多くの無線通信端末が集中して接続した場合(基地局が混み合った場合)など、通信速度を落とさなければ当該基地局がダウンしてしまう恐れのある状況に行われる。
このように、CDMA2000 1xEVDOシステムでは、少なくとも上り通信における通信速度の上限値が変動する。
さらに、このようなデュアル方式の無線通信端末では、CDMA2000 1xEVDOシステムで通信中に、無線通信端末と基地局との間の電波状態が悪くなると、もう一方の通信方式であるCDMA2000 1xシステムで通信を行うようアンテナを切り替えることができる。こうすることで、電波状態の悪化によりCDMA2000 1xEVDOシステムでは満足な通信を行うことができないと無線通信端末が判断した場合にも、CDMA2000 1xシステムに切り替えて通信を継続することができる。このCDMA2000 1xEVDOシステムからCDMA2000 1xシステムヘの通信の切り替えを「ハンドダウン」と呼ぶ。
特開2003−298762号公報
前述したようなデュアル方式の無線通信端末では、所定のタイミング毎に基地局から送信される通信速度の上げ下げを指示する情報や基地局から緊急的に送信される通信速度の上限値を制限する情報に基づいて、通信速度を変動する。この場合、基地局の状況によっては、通信速度が通信開始時(最も遅い速度)から上がらない場合や、一度上がった通信速度が基地局からの上限値の指示によって通信速度が下がり、その状態のまま通信速度が上がらない場合がある。具体的には、基地局が急に混み合ったことによって、基地局から所定のタイミング毎に通信速度を「下げる」ように指示する情報が何度も連続して送信される場合、非常に混雑した基地局に接続してしまい通信速度を制限する情報が継続的に送信される場合、などである。
このような状況では、通信速度が低い速度(例えば、最も遅い速度)での通信が継続してしまうので、CDMA2000 1xEVDOシステムよりも、もう一方の通信方式であるCDMA2000 1xシステムに切り替えてCDMA2000 1xの基地局と通信を行った方が、通信速度が改善される可能性が高い。しかしながら、前述したように、ハンドダウンは無線通信端末と基地局との間の電波状態に依存するので、任意のタイミングでハンドダウンすることはできない。そのため、CDMA2000 1xEVDシステムでの通信のスループットが低下するという課題があった。
そこで、本発明、複数の通信方式で通信可能な無線通信端末のスループットを高めることを目的とする。
第1の発明は、通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替える切替手段と、前記第1の通信方式における通信速度の上限値を示す情報を基地局から受信する受信手段と、前記第1の通信方式で前記基地局と通信開始時又は通信中に、前記受信手段が受信した上限値と予め定めた基準値とを比較する比較手段と、当該比較手段による比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低い場合に、前記第2の通信方式で通信を行うように前記切替手段を切替制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
第2の発明は、通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替える切替手段と、前記第1の通信方式における通信速度の上限値を変動させるように指示する指示情報を所定のタイミング毎に基地局から受信する受信手段と、前記第1の通信方式で前記基地局と通信中に、前記指示情報が通信速度の上限値を下げるように指示する情報であって、当該情報を予め定めた回数以上連続して受信したか否かを判断する判断手段と、当該判断手段による判断の結果、通信速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信した場合に、前記第2の通信方式で通信を行うように前記切替手段を切替制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記制御手段は、前記判断手段による判断の結果、通信速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信し、かつ前記第1の通信方式における通信速度の上限値が予め定めた基準値よりも低い場合にのみ、前記切替手段を切替制御することを特徴とする。
第4の発明は、第1又は3の発明において、前記基準値は、前記第1の通信方式で通信するよりも前記第2の通信方式で通信する方が通信速度が上がると予想される値であることを特徴とする
第5の発明は、第1の発明において、前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出する導出手段を備え、前記制御手段は前記比較手段による比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低く、かつ前記導出手段が導出した残りデータ量が予め定めた所定量よりも多い場合にのみ、前記第2の通信方式に切替制御することを特徴とする。
第6の発明は、第2の発明において、前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出する導出手段を備え、前記制御手段は前記判断手段による判断の結果、通信速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信し、かつ前記導出手段が導出した残りデータ量が予め定めた所定量よりも多い場合にのみ、前記第2の通信方式に切替制御することを特徴とする。
第7の発明は、通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替えて通信を行うことが可能な無線通信端末に用いるプログラムであって、前記第1の通信方式における通信速度の上限値を示す情報を基地局から受信する第1の手順と、前記第1の通信方式で前記基地局と通信開始時または通信中に、前記受信手段が受信した上限値と予め定めた基準値とを比較する第2の手順と、当該第2の手順による比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低い場合に、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替える第3の手順と、を具備することを特徴とする。
第8の発明は、通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替えて通信を行うことが可能な無線通信端末に用いるプログラムであって、前記第1の通信方式における通信速度の上限値を変動させるように指示する指示情報を所定のタイミング毎に基地局から受信する第1の手順と、前記第1の通信方式で前記基地局と通信中に、前記指示情報が通信速度の上限値を下げるように指示する情報であって、当該情報を予め定めた回数以上連続して受信したか否かを判断する第2の手順と、当該第2の手順による判断の結果、通値速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信した場合に、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替える第3の手順と、を具備することを特徴とする。
第9の発明は、第8の発明において、前記第3の手順は、前記第の2手順による判断の結果、通信速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信し、かつ前記第1の通信方式における通信速度の上限値が予め定めた基準値よりも低い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする。
第10の発明は、第7又は9の発明において、前記基準値は、前記第1の通信方式で通信するよりも前記第2の通信方式で通信する方が通信速度が上がると予想される値であることを特徴とする。
第11の発明は、第7の発明において、前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出する第4の手順を含み、前記第3の手順は、前記第2の手順による比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低く、かつ前記第4の手順で導出した残りデータ量が予め定めた所定量よりも多い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする。
第12の発明は、第8の発明において、前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出する第4の手順を含み、前記第3の手順は、前記第2の手順による判断の結果、通信速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信し、かつ前記第4の手順で導出した残りデータ量が予め定めた所定量よりも多い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする。
第13の発明は、無線通信端末上で、通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替えて通信を行う通信方法であって、前記第1の通信方式における通信速度の上限値を示す情報を基地局から受信し、前記第1の通信方式で前記基地局と通信開始時または通信中に、前記基地局から受信した上限値と予め定めた基準値とを比較し、前記比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低い場合に、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替える、ことを特徴とする。
第14の発明は、無線通信端末上で、通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替えて通信を行う通信方法であって、前記第1の通信方式における通信速度の上限値を変動させるように指示する指示情報を所定のタイミング毎に基地局から受信し、前記第1の通信方式で前記基地局と通信中に、前記指示情報が通信速度の上限値を下げる様に指示する情報であって、当該情報を予め定めた回数以上連続して受信したか否かを判断し、前記判断の結果、通信速度を下げるように指示する指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信した場合に、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替える、ことを特徴とする。
第15の発明は、第14の発明において、前記判断の結果、通信速度を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信し、かつ前記第1の通信方式における通信速度の上限値が予め定めた基準値よりも低い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする。
第16の発明は、第13又は15の発明において、前記基準値は、前記第1の通信方式で通信するよりも前記第2の通信方式で通信する方が通信速度が上がると予想される値であることを特徴とする。
第17の発明は、第13の発明において、前記比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低い場合に、さらに、前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出し、導出した残りデータ量が所定の量よりも多い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする。
第18の発明は、第14の発明において、前記判断の結果、通信速度をさらに下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信した場合に、さらに、前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出し、導出した残りデータ量が所定の量よりも多い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の通信方式で通信可能な無線通信端末のスループットを高めることができる。
以下に、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の無線通信端末200の構成を表すブロック図である。
本実施の形態の無線通信端末(携帯電話端末)200は、共通のアンテナ10を用いてcdma2000 1xの通信方式(以下、「lxシステム」と呼ぶ)と、1xEVDOの通信方式(以下、「DOシステム」と呼ぶ)とを切り替えて、DOシステムの基地局100A又は1xシステムの基地局100Bとでデータ通信をすることのできる無線通信端末である。
基地局100Aは、無線通信端末200とでDOシステムの通信を行い、基地局100Bは、無線通信端末200とで1xシステムの通信を行う。
アンテナ10は、1xRF部20又はDO RF部30の何れかからの高周波信号を電波に変換し基地局100A、100Bに送信し、また、基地局100A、100Bからの電波を受信して1xRF部20又はDO RF部30に高周波信号として送る。
1xRF部20は、1xシステムで送信するデータ又は音声信号を高周波信号に変換し、アンテナ10に送る。また、アンテナ10から送られた高周波信号をデータ信号又は音声信号に変換する。
DO RF部30は、DOシステムで送信するデータを高周波信号に変換し、アンテナ10に送る。また、アンテナ10から送られた高周波信号をデータ信号に変換する。
この1xRF部20又はDO RF部30が、アンテナ10を介して受信手段として機能する。
RF制御部40は、DOシステム及び1xシステムの2つのシステムの通信を制御する制御部であり、後述する切替手段として機能する。システム制御部50は、無線通信端末200の各部を統括して制御する制御部であり、システム制御部50は後述する比較手段、制御手段、及び導出手段として機能する。
システム記憶部60は、RAM等のメモリによって構成され、アプリケーションや一時的なデータなどを保存する。
次に、本実施の形態の無線通信端末の、DOシステムのデータ通信における、通信速度の上限値の変動について、図2及び図3を参照して説明する。
まず、DOシステムにおける上り通信では、通信速度の上限値が9.6kbps、19.2kbps、38.4kbps、76.8kbps及び153.6kbpsの5段階に分かれている。無線通信端末200が基地局100Aと上り通信を開始すると、まず一番低い通信速度(9.6kbps)で通信を開始し、その後、基地局100Aから所定のタイミング毎に送信される通信速度の上限値の上げ下げを指示する情報である「RABit」(Reverse Activity Bit)を、無線通信端末200が受信して通信速度を調整する。
RABitとは、無線通信端末200が接続している基地局100A及び無線通信端末200が基地局100Aからのハンドオフ対象とする周辺基地局の混雑具合によって変動するビット値である。基地局の混雑とは、その基地局に多くの無線通信端末が集中して接続した場合や、通信回線に輻輳が生じた場合などである。
混雑している基地局がない場合、すなわち、通信速度を上げることが可能な場合は、RABitは「0」にセットされる。混雑している基地局が1つ以上ある場合、すなわち、通信速度を上げることが好ましくない場合は、RABitは「1」にセットされる。
図3は、無線通信端末200のシステム制御部50で行われる通信レート変更のフローチャートである。
無線通信端末200がDOシステムで上り通信を開始すると、まず、一番低い通信速度(9.6kbps)で通信を開始する。
その後、アンテナ10が基地局100AからRABitを受信すると、その中に「1」を示すRABitが存在するか否かを判断する(ステップ1001)。RABitが「0」であると判断した場合は、現在の通信速度の上限値を一段階上げる方向に動作する。この場合、通信速度は、絶対的に上げるのではなく確率的に上げるよう構成されている。すなわち、まず、乱数x(xは、0<x<1の範囲)を発生する(ステップ1002)。そして、発生した乱数xが通信速度を変更させるための閾値αよりも小さいか否かを判断する(ステップ1003)。ここで、閾値αは、図2に示すように、現在の通信速度によって異なり、例えば、9.6kbpsから19.2kbpsに一段階上げようとするときは、閾値αは「0x30」(16進法表示)、すなわち、「48」を255で除算した値、すなわち、255分の48がαの値となる。この例では、ステップ1003では、乱数xが255分の48よりも大きいか小さいかを判断する。
ステップ1003で乱数xが閾値αよりも小さいと判断した場合は、現在の通信速度の上限値を一段階上げる(ステップ1004)。例えば、現在の通信速度が9.6kbpsであれば、一段階上の19.2kbpsに変更する。一方、乱数xが閾値α以上であると判断した場合は、現在の通信速度の上限値を維持する(ステップ1005)。例えば、現在の通信速度が9.6kbpsであれば9.6kbpsを維持する。
一方、ステップ1001で、RABitが「1」である基地局が一つでもあると判断した場合は、現在の通信速度の上限値を一段階下げる方向に動作する。すなわち、まず、乱数x(xは、0<x<1の範囲)を発生し(ステップ1006)、乱数xと閾値αとを比較する(ステップ1007)。乱数xが閾値αよりも小さいと判断した場合は、現在の通信速度の上限値を一段階下げる(ステップ1008)。例えば、現在の通信速度が19.2kbpsであれば、一段階下の9.6kbpsに変更する。一方、乱数xが閾値α以上であると判断した場合は、現在の通信速度の上限値を維持する(ステップ1005)。例えば、現在の通信速度が19.2kbpsであれば19.2kbpsを維持する。
このようにすることで、無線通信端末200は、基地局100Aから所定のタイミング毎に送信されるRABitに基づいて、確率的かつ段階的に通信速度の上限値を変動することができる。
一方、このRABitを用いた図3の処理とは別に、基地局からの指示によって無線通信端末200の通信速度を強制的に変更する場合がある。
DOシステムにおいて、基地局100Aは、RABitとは別に、「CurrentRateLimit」と呼ばれる制御信号を送信する場合がある。このCurrentRateLimitは、基地局100Aが非常に混雑してスループットが著しく悪化ている場合に、無線通信端末200に緊急的に送信する制御信号である。例えば、基地局が接続可能な端末数の上限近くまで無線通信端末200が基地局100Aに集中して接続した場合など、基地局100Aがダウンしてしまう恐れのある状況に緊急的に送信される。
このCurrentRateLimitには、前述した5段階の通信速度の上限値、9.6kbps、19.2kbps、38.4kbps、76,8kbps、及び153.6kbpsのいずれかを指示する情報を含んでおり、CurrentRateLimitを受信した無線通信端末200は、指示された通信速度の上限値に、通信速度を設定する。
このようにすることで、無線通信端末200は、基地局100Aから緊急的に送信されるCurrentRateLimitを受信した場合は、当該CurrentRateLimitに指示された通信速度の上限値に強制的に設定される。
本実施の携帯の無線通信端末200は、DOシステムで通信中に、無線通信端末と基地局との間の電波状態が悪くなると(例えば、パイロット信号強度(RSSI値)が低くなると)、もう一方の通信方式である1xシステムで通信を行うようアンテナを切り替えることができる。こうすることで、電波状態の悪化等によってDOシステムでは満足な通信を行うことができないと無線通信端末が判断した場合にも、1xシステムに切り替えて通信を継続することができる。この、DOシステムから1xシステムヘの通信の切り替えを「ハンドダウン」と呼ぶ。
なお、1xシステムにおける上り通信については、通信開始時はDOシステムと同様に通信速度は9.6kbpsであるが、通信速度の上限値は常に76.8kbpsに規定されており、段階的に上限値を上げ下げするようなことはしない。
次に、本発明の第1の実施の形態の無線通信端末200の、基地局100AからRABitが送信されたときのハンドダウンの処理について説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態の無線通信端末200の、システム制御部50が行うハンドダウン処理を示すフローチャートである。
無線通信端末200がDOシステムで上り通信中に、アンテナ10を介して受信手段としてのDO RF部30がRABitを受信すると、システム制御部50は、RABitが「1」である基地局が一つでも存在するか否かを判断する(ステップ2001)。
RABitが「1」である基地局が一つでも存在すると判断した場合は、判断手段としてのシステム制御部50は、変数「Y」に「1」を加算する(ステップ2002)。この変数Yは、ビット値が「1」であるRABitを連続して受信した累積回数を示す値である。次に、この変数Yが所定の閾値m以上であるか否かを判断する(ステップ2003)。変数Yが閾値m以上であると判定した場合、すなわち、ビット値が「1」であるRABitを、所定回数(閾値m)以上連続して受信したと判断した場合は、制御手段としてのシステム制御部50は、RF制御部40に指令を送り、切替手段としてのRF制御部40を切替えて、DOシステムから1xシステムにハンドダウンを実行する(ステップ2004)。こうすることで、1xシステムでの通信が開始する。
一方、ステップ2001の判断の結果、RABitが「1」である基地局が存在しないと判断した場合は、変数Yを初期値である「0」に設定し(ステップ2005)、ハンドダウンを行わずにDOシステムでの通信を継続する(ステップ2006)。
また、ステップ2003の判断の結果、変数Yが所定の閾値m未満であると判断した場合も、ハンドダウンを行わずにDOシステムでの通信を継続する(ステップ2006)。
ステップ2004又はステップ2006の後は、フローチャートをループし、ステップ2001に戻る。
なお、RABitが「1」である累積回数である変数Yと比較する閾値mは、DOシステムが混雑しているために暫くはこれ以上通信速度を上げることが困難であり、1xシステムに切り替えて通信を行ったほうが高速に通信できるであろうと想定される回数を予め設定する。例えば、閾値mを「3」や「4」に設定した場合は、「1」であるRABitが1回だけ送信されるような場合(一瞬の間だけ偶発的に基地局100Aにトラフックが集中し、RABitが「1」となった後に、すぐにRABitが「0」に復帰するような場合など)にはハンドダウンを行わずに、DOシステムでの通信を維持することができる。
図5は、本発明の第1の実施の形態の無線通信端末200の、システム制御部50が行うハンドダウン処理を示すシーケンス図である。
無線通信端末200が、DOシステムDOシステムで上り通信中に、基地局100AがRABitを送信し、アンテナ10を介して受信手段としてのDO RF部30がこのRABitを受信すると、システム制御部50は、RABitが「1」である基地局が一つでも存在するか否かを判断する。RABitが「1」である基地局が一つ以上存在すると判断した場合は、変数Yに1を加算し、変数Yが閾値m以上であるか否かを判断する。
変数Yが閾値m以上であると判断した場合は、無線通信端末200は、基地局100Aに対して「ConnectoinCloseメッセージ」を送信してDOシステムの通信を切断する。そして、1xシステムの基地局100Bとの間で1x−TCH(1xシステムのトラフィックチャネル)を確立する。
この後、1xシステムによる上り通信が終了すると、1x−TCHを切断し、基地局100Aとの間でDO−TCH(DOシステムのトラフィックチャネル)を確立することでDOシステムでの通信可能状態に復帰するようにすることが好ましい。
以上のように、本発明の第1の実施の形態の無線通信端末200は、DOシステムで通信中に「1」であるRABitを所定回数(閾値m)以上連続して受信した場合に、1xシステムにハンドダウンするように構成した。このようにすることで、基地局100Aが混雑していてDOシステム上で満足する通信速度で通信できない場合などは、DOシステムでの上り通信に見切りをつけて、より高速な通信速度が期待できる1xシステムに切り替えて通信を行う。その結果、上り通信のスループットを高めることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は第1の実施の形態と同様に、基地局100AからRABitが送信されたときのハンドダウンの処理について説明する。なお、第2の実施の形態の無線通信システムは図1と共通である。
図6は、本発明の第2の実施の形態の無線通信端末200の、システム制御部50が行うハンドダウン処理を示すフローチャートである。なお、ステップ2001乃至2006は、第1の実施の形態の図4に示す処理と同様であるため、同じ符号を付して説明は省略する。
ステップ2003にて、所定の閾値m以上連続してビット値が「1」であるRABitを受信したと判断した場合は、比較手段としてのシステム制御部50が、現在の通信速度の上限値と所定の閾値nとを比較し、上限値が閾値nよりも低いか否かを判断する(ステップ2007)。比較の結果、現在の通信速度の上限値が閾値nより低いと判断した場合はステップ2004に移行し、制御手段としてのシステム制御部50は、RF制御部40に指令を送り、切替手段としてのRF制御部40を切替えて、DOシステムから1xシステムにハンドダウンを実行することで、1xシステムでの通信を開始する(ステップ2004)。
一方、ステップ2007の比較の結果、現在の通信速度の上限値が閾値n以上であると判断した場合は、ハンドダウンを行わずにDOシステムでの通信を継続する(ステップ2006)。
なお、閾値nは、DOシステムから1xシステムに切り替えて通信を行ったほうが高速に通信できるであろうと想定される通信速度を予め設定する。例えば、1xシステムの上り通信速度の上限値(76.8kbps)をnの値とすればよい。
以上のように、本発明の第2の実施の形態の無線通信端末200は、DOシステムで通信中に「1」であるRABitを所定回数(閾値m)以上連続して受信した結果、実際の通信速度の上限値が、所定の閾値nよりも低くなった場合にのみハンドダウンするように構成した。このようにすることで、次のような効果を奏する。すなわち、第1の実施の形態において前述したように、RABitが「1」であっても乱数xを発生させて閾値αと比較した結果、乱数xが閾値α以上であった場合には通信速度の上限値が維持されるため、たとえ「1」を示すRABitを所定の回数Y以上受信しても、取得した乱数xが、閾値αを上回れば、通信速度の上限値は下がることがない。このように「1」を示すRABitを受信したとしても、実際の通信速度の上限値は下がっていない場合は、DOシステムで通信を継続したほうが高速に通信できる。本実施の形態では、実際の通信速度の上限値と所定の閾値nとを比較し、実際の通信速度が低くなった場合にのみハンドダウンを行い、DOシステムの通信速度の上限値が十分高い場合は1xシステムにハンドダウンせずにDOシステムで通信を継続させる。その結果、上り通信のスループットを高めることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は第1の実施の形態と同様に、基地局100AからRABitが送信されたときのハンドダウンの処理について説明する。なお、第3の実施の形態の無線通信システムは図1と共通である。
図7は、本発明の第3の実施の形態の無線通信端末200の、システム制御部50が行うハンドダウン処理を示すフローチャートである。なお、ステップ2001乃至2007は、第1及び第2のの実施の形態の図4及び図6に示す処理と同様であるため、同じ符号を付して説明は省略する。
ステップ2007の比較の結果、現在の通信速度の上限値が閾値nより低いと判断した場合は、次に、導出手段としてのシステム制御部50が、例えば、システム記憶部60内のバッファを参照することで上り通信の対象となっているデータのデータ量を導出する。そして、導出したデータ量が所定の閾値β以上であるか否かを判断する(ステップ2008)。判断の結果、導出したデータ量が閾値β以上である場合は、制御手段としてのシステム制御部50は、RF制御部40に指令を送り、切替手段としてのRF制御部40を切替えて、DOシステムから1xシステムにハンドダウンを実行し、1xシステムでの通信を開始する(ステップ2004)。
一方、ステップ2008での判断の結果、導出したデータ量が閾値β未満であると判断した場合は、ハンドダウンを行わずにDOシステムでの通信を継続する(ステップ2006)。
なお、所定の閾値βは、DOシステムが混雑しているために1xシステムにハンドダウンしたほうが効率よく通信が行えるであろうと想定されるデータ量を予め設定する。この場合、送信対象となるデータの全体量と閾値βとを比較して判断してもよいし、送信対象となる全体量から既に送信が済んだデータ量を差し引いた未送信データ量と閾値βとを比較して判断してもよい。
以上のように、本発明の第3の実施の形態の無線通信端末200は、DOシステムで通信中に「1」であるRABitを所定回数(閾値m)以上連続して受信した結果、実際の通信速度の上限値が、所定の閾値nよりも低くなったときに、所定の閾値β以上のデータを送信すると判断した場合にのみDOシステムから1xシステムにハンドダウンするように構成した。このようにすることによって、次のような効果を奏する。すなわち、DOシステムから1xシステムにハンドダウンする処理にはある程度の処理時間が発生するが、多少DOシステムの通信速度の上限値が低い場合でも、短時間で送信が完了するような少量のデータを送信する場合は、1xシステムにハンドダウンするとハンドダウンの処理に時間がかかってしまい、ハンドダウンしない場合よりも全データの送信が完了するまでのトータル時間が多くかかってしまうことがある。本実施の形態では、ハンドダウンしない方が望ましいほどデータ量が少ない場合には、1xシステムにハンドダウンせずにDOシステムで通信を継続させる。その結果、上り通信のスループットを高めることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態は、基地局100AからCurrentRateLimitが送信されたときのハンドダウンの処理について説明する。なお、第4の実施の形態の無線通信システムは図1と共通である。
図8は、本発明の第4の実施の形態の無線通信端末200の、システム制御部50が行うハンドダウン処理を示すフローチャートである。
無線通信端末200がDOシステムで上り通信中に、アンテナ10を介して受信手段としてのDO RF部30がCurrentRateLimitを受信すると、比較手段としてのシステム制御部50が、このCurrentRateLimitが指示する通信速度の上限値と所定の閾値nとを比較する(ステップ3001)。比較の結果、CurrentRateLimitが指示する通信速度の上限値が所定の閾値nより低いと判断した場合は、制御手段としてのシステム制御部50は、RF制御部40に指令を送り、切替手段としてのRF制御部40を切替えて、DOシステムから1xシステムにハンドダウンを実行し、1xシステムでの通信を開始する(ステップ3002)。
一方、ステップ3002の判断の結果、CurrentRateLimitが指示する通信速度の上限値が所定の閾値nよりも高いと判断した場合は、ハンドダウンを行わずにDOシステムでの通信を継続する(ステップ3003)。
なお、CurrentRateLimitが示す通信速度を比較するための閾値nは、1xシステムに切り替えて通信を行ったほうが高速に通信できるであろうと想定される通信速度を予め設定する。例えば、1xシステムの上り通信速度の上限値(76.8kbps)をnの値とすればよい。
図9は、本発明の第4の実施の形態の無線通信端末200の、システム制御部50が行うハンドダウン処理を示すシーケンス図である。
無線通信端末200がDOシステムで上り通信中に、基地局100AがCurrentRateLimitを送信し、アンテナ10を介して受信手段としてのDO RF部30がこのCurrentRateLimitを受信すると、システム制御部50は、CurrentRateLimit指示する通信速度の上限値と所定の閾値nとを比較する。比較の結果、CurrentRateLimitが指示する通信速度の上限値が所定の閾値nより低いと判断した場合は、無線通信端末200は、基地局100Aに対して「ConnectoinCloseメッセージ」を送信してDOシステムの通信を切断する。そして、1xシステムの基地局100Bとの間で1x−TCH(1xシステムのトラフィックチャネル)を確立する。
この後、1xシステムによる上り通信が終了すると、1x−TCHを切断し、基地局100Aとの間でDO−TCH(DOシステムのトラフィックチャネル)を確立することでDOシステムでの通信可能状態に復帰するようにすることが好ましい。
以上のように、本発明の第4の実施の形態の無線通信端末200は、DOシステムでの通信中に、所定の通信速度(閾値n)よりも低い通信速度を指示するCurrentRateLimitを受信した場合に、1xシステムにハンドダウンするように構成した。このようにすることで、基地局100Aが著しく混雑していて満足する通信速度で通信することができないような場合に、DOシステムに見切りをつけて、より高速な通信速度が期待できる1xシステムに切替えて通信を行う。その結果、上り通信のスループットを高めることができる。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態は第4の実施の形態と同様に、基地局100AからCurrentRateLimitが送信されたときのハンドダウンの処理について説明する。なお、第5の実施の形態の無線通信システムは図1と共通である。
図10は、本発明の第5の実施の形態の無線通信端末200の、システム制御部50が行うハンドダウン処理を示すフローチャートである。なお、ステップ3001乃至3003は、第4のの実施の形態の図8に示す処理と同様であるため、同じ符号を付して説明は省略する。
ステップ3001の比較の結果、CurrentRateLimitが指示する通信速度の上限値が所定の閾値nより低いと判断した場合は、次に、導出手段としてのシステム制御部50が、例えば、システム記憶部60内のバッファを参照することで上り通信の対象となっているデータのデータ量を導出する。そして、導出したデータ量が所定の閾値β以上であるか否かを判断する(ステップ3004)。判断の結果、導出したデータ量が閾値β以上である場合は、制御手段としてのシステム制御部50は、RF制御部40に指令を送り、切替手段としてのRF制御部40を切替えて、DOシステムから1xシステムにハンドダウンを実行し、1xシステムでの通信を開始する(ステップ3002)。
一方、ステップ3004での判断の結果、導出したデータ量が閾値β未満であると判断した場合は、ハンドダウンを行わずにDOシステムでの通信を継続する(ステップ3003)。
なお、所定の閾値βは、DOシステムが混雑しているために1xシステムにハンドダウンしたほうが効率よく通信が行えるであろうと想定されるデータ量を予め設定する。この場合、送信対象となるデータの全体量と閾値βとを比較して判断してもよいし、送信対象となる全体量から既に送信が済んだデータ量を差し引いた未送信データ量と基地βとを比較して判断してもよい。
以上のように、本発明の第5の実施の形態の無線通信端末200は、DOシステムでの通信中に、所定の通信速度(閾値n)よりも低い通信速度を指示するCurrentRateLimitを受信したときに、所定の閾値β以上のデータを送信すると判断した場合にのみDOシステムから1xシステムにハンドダウンするように構成した。このようにすることによって、次のような効果を奏する。すなわち、DOシステムから1xシステムにハンドダウンする処理にはある程度の処理時間が発生するが、多少DOシステムの通信速度の上限値が低い場合でも、短時間で送信が完了するような少量のデータを送信する場合は、1xシステムにハンドダウンするとハンドダウンの処理に時間がかかってしまい、ハンドダウンしない場合よりも全データの送信が完了するまでのトータル時間が多くかかってしまうことがある。本実施の形態では、ハンドダウンしない方が望ましいほどデータ量が少ない場合には、1xシステムにハンドダウンせずにDOシステムで通信を継続させる。その結果、上り通信のスループットを高めることができる。
なお、第4及び第5の実施の形態では、DOシステムでの通信中にCurrentRateLimitを受信した場合について説明したが、DOシステムでの通信開始時にCurrentRateLimitを受信した場合にも適用可能である。
以上説明した、本発明の第1乃至第5の実施の形態は、何れもDOシステムの上り通信速度が低く満足いくスループットが得られない場合は、より高速な通信が行えると期待できる1xシステムに切替えて通信を行うので、無線通信端末200のスループットを高めることができる。なお、第1乃至第5の実施の形態の何れかを組み合わせて構成してもよい。すなわち、無線通信端末200が、RABitを受信した場合には第1の実施の形態の図4の処理を行い、無線通信端末200が、CurrentRateLimitを受信した場合には、第4の実施の形態の図8の処理を行う、と言った構成としてもよい。
なお、本発明の実施の形態では、パイロット信号強度(RSSI値)を基地局との電波状態の判定に用いたが、これをパイロット信号の搬送波対干渉波比(C/I値)を用いてもよい。
また、本発明の実施の形態ではCDMA2000 1xシステムとCDMA2000 1xEVDOシステムのハイブリッド方式について説明したが、これに限定されるものではなく、2つ以上の通信方式で通信可能であって、これらの通信方式を切換えて一方の通信方式にてデータ通信を行い、これを他方の通信方式に切り替えてデータ通信を行うものであれば、通信方式の種類は問わない。
本発明の第1の実施の形態の無線通信端末の構成を表すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の通信レートの変更と閾値αとの関係を示す表である。 本発明の第1の実施の形態の通信レート変更のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のハンドダウン処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のハンドダウン処理を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態のハンドダウン処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態のハンドダウン処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態のハンドダウン処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態のハンドダウン処理を示すシーケンス図である。 本発明の第5の実施の形態のハンドダウン処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 アンテナ
20 1xRF部
30 DO RF部
40 RF制御部
50 システム制御部
60 システム記憶部
100A、100B 基地局
200 無線通信端末

Claims (18)

  1. 通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替える切替手段と、
    前記第1の通信方式における通信速度の上限値を示す情報を基地局から受信する受信手段と、
    前記第1の通信方式で前記基地局と通信開始時又は通信中に、前記受信手段が受信した上限値と予め定めた基準値とを比較する比較手段と、
    当該比較手段による比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低い場合に、前記第2の通信方式で通信を行うように前記切替手段を切替制御する制御手段と、を具備することを特徴とする無線通信端末。
  2. 通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替える切替手段と、
    前記第1の通信方式における通信速度の上限値を変動させるように指示する指示情報を所定のタイミング毎に基地局から受信する受信手段と、
    前記第1の通信方式で前記基地局と通信中に、前記指示情報が通信速度の上限値を下げるように指示する情報であって、当該情報を予め定めた回数以上連続して受信したか否かを判断する判断手段と、
    当該判断手段による判断の結果、通信速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信した場合に、前記第2の通信方式で通信を行うように前記切替手段を切替制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする無線通信端末。
  3. 前記制御手段は、前記判断手段による判断の結果、通信速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信し、かつ前記第1の通信方式における通信速度の上限値が予め定めた基準値よりも低い場合にのみ、前記切替手段を切替制御することを特徴とする請求項2に記載の無線通信端末。
  4. 前記基準値は、前記第1の通信方式で通信するよりも前記第2の通信方式で通信する方が通信速度が上がると予想される値であることを特徴とする請求項1または3に記載の無線通信端末。
  5. 前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出する導出手段を備え、前記制御手段は前記比較手段による比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低く、かつ前記導出手段が導出した残りデータ量が予め定めた所定量よりも多い場合にのみ、前記第2の通信方式に切替制御することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  6. 前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出する導出手段を備え、前記制御手段は前記判断手段による判断の結果、通信速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信し、かつ前記導出手段が導出した残りデータ量が予め定めた所定量よりも多い場合にのみ、前記第2の通信方式に切替制御することを特徴とする請求項2に記載の無線通信端末。
  7. 通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替えて通信を行うことが可能な無線通信端末に用いるプログラムであって、
    前記第1の通信方式における通信速度の上限値を示す情報を基地局から受信する第1の手順と、
    前記第1の通信方式で前記基地局と通信開始時または通信中に、前記受信手段が受信した上限値と予め定めた基準値とを比較する第2の手順と、
    当該第2の手順による比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低い場合に、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替える第3の手順と、
    を具備することを特徴とするプログラム。
  8. 通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替えて通信を行うことが可能な無線通信端末に用いるプログラムであって、
    前記第1の通信方式における通信速度の上限値を変動させるように指示する指示情報を所定のタイミング毎に基地局から受信する第1の手順と、
    前記第1の通信方式で前記基地局と通信中に、前記指示情報が通信速度の上限値を下げるように指示する情報であって、当該情報を予め定めた回数以上連続して受信したか否かを判断する第2の手順と、
    当該第2の手順による判断の結果、通値速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信した場合に、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替える第3の手順と、
    を具備することを特徴とするプログラム。
  9. 前記第3の手順は、前記第の2手順による判断の結果、通信速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信し、かつ前記第1の通信方式における通信速度の上限値が予め定めた基準値よりも低い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記基準値は、前記第1の通信方式で通信するよりも前記第2の通信方式で通信する方が通信速度が上がると予想される値であることを特徴とする請求項7または9に記載のプログラム。
  11. 前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出する第4の手順を含み、
    前記第3の手順は、前記第2の手順による比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低く、かつ前記第4の手順で導出した残りデータ量が予め定めた所定量よりも多い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  12. 前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出する第4の手順を含み、
    前記第3の手順は、前記第2の手順による判断の結果、通信速度の上限値を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信し、かつ前記第4の手順で導出した残りデータ量が予め定めた所定量よりも多い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  13. 無線通信端末上で、通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替えて通信を行う通信方法であって、
    前記第1の通信方式における通信速度の上限値を示す情報を基地局から受信し、
    前記第1の通信方式で前記基地局と通信開始時または通信中に、前記基地局から受信した上限値と予め定めた基準値とを比較し、
    前記比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低い場合に、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替える、
    ことを特徴とする通信方法。
  14. 無線通信端末上で、通信速度の上限値が変動する第1の通信方式と、第2の通信方式とを切替えて通信を行う通信方法であって、
    前記第1の通信方式における通信速度の上限値を変動させるように指示する指示情報を所定のタイミング毎に基地局から受信し、
    前記第1の通信方式で前記基地局と通信中に、前記指示情報が通信速度の上限値を下げる様に指示する情報であって、当該情報を予め定めた回数以上連続して受信したか否かを判断し、
    前記判断の結果、通信速度を下げるように指示する指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信した場合に、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替える、
    ことを特徴とする通信方法。
  15. 前記判断の結果、通信速度を下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信し、かつ前記第1の通信方式における通信速度の上限値が予め定めた基準値よりも低い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする請求項14に記載の通信方法。
  16. 前記基準値は、前記第1の通信方式で通信するよりも前記第2の通信方式で通信する方が通信速度が上がると予想される値であることを特徴とする請求項13または15に記載の通信方法。
  17. 前記比較の結果、前記上限値が前記基準値よりも低い場合に、さらに、前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出し、導出した残りデータ量が所定の量よりも多い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする請求項13に記載の通信方法。
  18. 前記判断の結果、通信速度をさらに下げるように指示する前記指示情報を前記予め定めた回数以上連続して受信した場合に、さらに、前記第1の通信方式で通信する残りデータの量を導出し、導出した残りデータ量が所定の量よりも多い場合にのみ、前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に切替えることを特徴とする請求項14に記載の通信方法。
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