JP2006041784A - 接続態様設定装置及び接続態様設定方法、並びに接続態様制御装置及び接続態様制御方法等 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム全体に悪影響を及ぼすことなく、システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させる。
【解決手段】 配信装置を最上位として複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、配信装置により配信された配信情報が、上位階層の受信装置から下位階層の受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる各装置間の接続態様を設定する接続態様設定装置において、各受信装置が、その上位階層となるべき受信装置又は配信装置に接続するために当該各受信装置に付帯する各通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する有効帯域情報取得手段と、各通信経路の有効帯域の広さを比較する有効帯域比較手段と、有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、各装置間の接続態様を設定する接続態様設定手段と、を備える。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型のコンテンツデータ(ストリームデータともいう)配信システムにおける各装置間の接続態様を設定若しくは制御する装置及び方法等の技術分野に関する。
近年、インターネット等の通信ネットワークにおいて、ピアツーピア型のコンテンツデータ配信システムが注目されはじめている。このコンテンツデータ配信システムは、クライアント・サーバ型のコンテンツデータ配信システムとは異なり、クライアントとしてのノード装置間で、ストリーミング配信されたコンテンツデータの送受信を行うようになっている。
例えば、この種のシステムとして、例えば特許文献1には、ストリームデータ分散配信システムが開示されており、当該システムにおいては、各ノード装置がネットワーク接続関係を認識するためのトポロジー情報を有しており、各ノード装置はトポロジー情報により認識した上流(上位階層)のノード装置に接続し、当該上流のノード装置から送信されるストリームデータを受信し、それを下流(下位階層)のノード装置に転送(中継)するようになっている。
特開2003−169089号公報
ところで、この種のコンテンツデータ配信システムにおいて、例えば、あるノード装置がコンテンツデータの受信(ダウンロード)中に、その上位階層に位置するノード装置の当該システムからの脱退によりネットワークの疎通が失われた場合、コンテンツデータを受信していたノード装置は、接続可能な別のノード装置を探してそれに再接続する、いわゆるレジューム動作を行うようになっているが、再接続先となる上位装置として、通信回線(通信経路)に利用可能な帯域が狭いノード装置に接続してしまうと、再接続後のコンテンツデータの再生に悪影響を及ぼし、さらには、その下位装置のコンテンツデータの再生に悪影響を及ぼすため、システム全体に悪影響を及ぼすという問題があった。そのため、再接続先となる上位装置としては帯域が広いノード装置を選択することが要望されている。
しかしながら、従来のコンテンツデータ配信システムは、各ノード装置間を接続する通信回線の種別、データ転送速度等の帯域の広さ(コンテンツデータの供給能力)が当該システムの広範囲に亘って考慮されずに構成されるものであったため、上記再参加したノード装置が、ノード装置に付帯する帯域が十分に広い装置がシステムに存在するにもかかわらず、その存在を明示する手段が無いため、ノード装置に付帯する帯域が比較的狭い装置と再接続して再接続後のコンテンツデータの再生に悪影響を及ぼす可能性があった。
本発明は、以上の問題等に鑑みてなされたものであり、当該システムへの参加、脱退等接続の際に、システムを構成するネットワークトポロジーそのものが、システムを構成するノード装置に付帯する帯域の広さを、上位階層は広く下位階層は狭いことを明示しているため、最適な接続先の発見時間を短くすることができ、接続後のコンテンツデータの再生に伴うレジューム動作等が行われる場合であっても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることが可能な接続態様設定装置及び接続態様設定方法、並びに接続態様制御装置及び接続態様制御方法等を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる各前記装置間の接続態様を設定する接続態様設定装置において、各前記受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該各受信装置に付帯する各前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する有効帯域情報取得手段と、前記各通信経路の有効帯域の広さを比較する有効帯域比較手段と、前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、各前記装置間の接続態様を設定する接続態様設定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、各前記受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置等に接続するために当該各受信装置に付帯する各前記通信経路の有効帯域の広さを比較し、その比較結果に基づいて、各前記装置間の接続態様を設定するように構成したので、当該システムへの参加、脱退等に伴うレジューム動作等があっても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の接続態様設定装置において、前記接続態様設定手段は、前記有効帯域が相対的に広い前記通信経路が付帯される前記受信装置が優先して上位階層に位置するように前記各装置間の接続態様を設定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、供給能力が相対的に高い受信装置が上位階層に、供給能力が相対的に低い受信装置が下位階層に、それぞれ位置され、当該システムにおける各装置間の通信経路の有効帯域を最適化することができる。従って、当該システムへの参加、脱退等に伴うレジューム動作等があっても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の接続態様設定装置において、前記接続態様設定手段は、更に、前記配信装置又は1の前記受信装置の下位階層として接続される他の前記受信装置の接続数が、所定の接続数より少なくなるように各前記装置間の接続態様を設定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記配信装置又は1の前記受信装置の下位階層として接続される他の前記受信装置の接続数を所定数に制限できるので、負荷を一箇所に集中させず、分散させることができ、当該システムへの参加、脱退等に伴うレジューム動作等があっても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、より一層当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の接続態様設定装置において、前記所定の接続数は、1の前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を当該受信装置の下位階層として接続される全ての前記他の受信装置の総数で分割して共有した場合に、当該有効帯域が予め規定された最低限度の有効帯域を上回るように、定められることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、前記接続態様設定手段は、更に、前記複数の受信装置により形成される前記階層数が、所定の階層数より少なくなるように各前記装置間の接続態様を設定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、当該システムにおける複数の受信装置により形成される階層数を制限できるので、システム全体の負荷を抑えることができ、当該システムへの参加、脱退等に伴うレジューム動作等があっても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、より一層当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、前記ツリー型配信システムへ参加するべき新たな受信装置から送信された参加要求を示す参加要求情報を受信する参加要求情報受信手段を更に備え、前記有効帯域情報取得手段は、前記参加要求情報を送信した前記新たな受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得し、前記有効帯域比較手段は、前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さと、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さとを比較し、前記接続態様設定手段は、前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、前記新たな受信装置が、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように当該新たな受信装置の接続先を設定することを特徴する。
請求項6に記載の発明によれば、当該システムへ参加する新たな受信装置は、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように接続先が設定されるので、当該システムへの参加、脱退が繰り返し行われ、当該システムの再構成が繰り返し行われても、供給能力が相対的に高い受信装置が上位階層に、供給能力が相対的に低い受信装置が下位階層に、それぞれ位置することが維持され、当該システムにおける各装置間の通信経路の有効帯域の最適化を維持することができる。従って、当該システムの再構成が繰り返し行われても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の接続態様設定装置において、前記接続態様設定手段は、更に、前記新たな受信装置の接続先である前記配信装置又は1の前記受信装置の下位階層として接続される他の前記受信装置の接続数が、所定の接続数より少なくなるように前記新たな受信装置の接続先を設定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、前記配信装置又は1の前記受信装置の下位階層として接続される他の前記受信装置の接続数を所定数に制限できるので、負荷を一箇所に集中させず、分散させることができ、当該システムの再構成が繰り返し行われても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、より一層当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の接続態様設定装置において、前記所定の接続数は、1の前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を当該受信装置の下位階層として接続される全ての前記他の受信装置の総数で分割して共有した場合に、当該有効帯域が予め規定された最低限度の有効帯域を上回るように、定められることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6乃至8の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、前記接続態様設定手段は、更に、前記複数の受信装置により形成される前記階層数が、所定の階層数より少なくなるように前記新たな受信装置の接続先を設定することを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、当該システムにおける複数の受信装置により形成される階層数を制限できるので、システム全体の負荷を抑えることができ、当該システムの再構成が繰り返し行われても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、より一層当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項6乃至9の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、前記設定された新たな受信装置の接続先である前記配信装置又は前記1の受信装置に接続するために必要な接続情報を前記新たな受信装置に送信する接続情報送信手段を備えることを特徴する。
請求項10に記載の発明によれば、当該接続情報を受けた新たな受信装置は、迅速に当該システムに参加することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項6乃至10の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、前記新たな受信装置は、上位階層に位置する前記受信装置が前記ツリー型配信システムから脱退することによって前記配信情報を受信できなくなった前記受信装置であることを特徴する。
請求項11に記載の発明によれば、上位階層に位置する前記受信装置が前記ツリー型配信システムから脱退することによって前記配信情報を受信できなくなった前記受信装置は、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように接続先が設定されることができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、前記通信経路の有効帯域は、1の前記装置から送信されたデータが前記通信経路を介して他の前記装置において受信されるまでに要した時間に基づいて算出されることを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、通信経路の正確な有効帯域を算出することができる。
請求項13に記載の発明は、配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる少なくとも2つの前記装置間の接続態様を制御する接続態様制御装置において、前記ツリー型配信システムへ参加するべき新たな受信装置から送信された参加要求を示す参加要求情報を受信する参加要求情報受信手段と、前記参加要求情報を送信した前記新たな受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報と、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置が上位階層の前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する有効帯域情報取得手段と、前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さと、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さとを比較する有効帯域比較手段と、前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、前記新たな受信装置が、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように当該新たな受信装置の接続先を設定する接続先設定手段と、を備えることを特徴する。
請求項13に記載の発明によれば、当該システムへ参加する新たな受信装置は、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように接続先が設定されるので、当該システムへの参加、脱退が繰り返し行われ、当該システムの再構成が繰り返し行われても、当該システムにおける各装置間の通信経路の有効帯域の最適化することができる。従って、当該システムの再構成が繰り返し行われても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の接続態様制御装置において、前記接続先設定手段は、更に、前記新たな受信装置の接続先である前記配信装置又は1の前記受信装置の下位階層として接続される他の前記受信装置の接続数が、所定の接続数より少なくなるように前記新たな受信装置の接続先を設定することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の接続態様設定装置において、前記所定の接続数は、1の前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を当該受信装置の下位階層として接続される全ての前記他の受信装置の総数で分割して共有した場合に、当該有効帯域が予め規定された最低限度の有効帯域を上回るように、定められることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項13乃至15の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、前記接続先設定手段は、更に、前記複数の受信装置により形成される前記階層数が、所定の階層数より少なくなるように前記新たな受信装置の接続先を設定することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項13乃至16の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、前記設定された新たな受信装置の接続先である前記配信装置又は1の前記受信装置に接続するために必要な接続情報を前記新たな受信装置に送信する接続情報送信手段を備えることを特徴する。
請求項18に記載の発明は、請求項13乃至17の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、前記新たな受信装置は、上位階層に位置する前記受信装置が前記ツリー型配信システムから脱退することによって前記配信情報を受信できなくなった前記受信装置であることを特徴する。
請求項19に記載の発明は、請求項13乃至18の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、前記通信経路の有効帯域は、1の前記装置から送信されたデータが前記通信手段を介して他の前記装置において受信されるまでに要した時間に基づいて算出されることを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、請求項13乃至19の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、前記有効帯域比較手段による前記比較結果より、前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さが、当該新たな受信装置以外の1の前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さよりも広い場合には、当該1の受信装置が接続される上位階層の前記受信装置又は前記配信装置の下位階層として前記新たな受信装置の接続が可能か否かを判別する接続可否判別手段を更に備えることを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の接続態様制御装置において、前記接続先設定手段は、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が可能と判別された場合には、当該新たな受信装置の接続先を、前記1の受信装置が接続される上位階層の前記受信装置又は前記配信装置として設定することを特徴とする。
請求項22に記載の発明は、請求項20に記載の接続態様制御装置において、前記接続先設定手段は、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が不可能と判別された場合には、更に、前記1の受信装置の下位階層として前記新たな受信装置の接続が可能か否かを判別することを特徴とする。
請求項23に記載の発明は、請求項13乃至19の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、前記有効帯域比較手段による前記比較結果より、前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さが、当該新たな受信装置以外の1の前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さよりも狭い場合には、当該1の受信装置の下位階層として前記新たな受信装置の接続が可能か否かを判別する接続可否判別手段を更に備えることを特徴とする。
請求項24に記載の発明は、請求項22又は23に記載の接続態様制御装置において、前記接続先設定手段は、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が可能と判別された場合には、当該新たな受信装置の接続先を、前記1の受信装置として設定することを特徴とする。
請求項25に記載の発明は、請求項22又は23に記載の接続態様制御装置において、前記接続先設定手段は、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が不可能と判別された場合には、当該新たな受信装置の接続先を、前記1の受信装置の下位階層として接続される前記受信装置として設定することを特徴とする。
請求項26に記載の発明は、請求項22又は23に記載の接続態様制御装置において、前記1の受信装置の下位階層として接続される前記受信装置が複数あるか否かを判別し、複数ある場合には、当該複数の受信装置のうち前記付帯する通信経路の有効帯域が最も広い受信装置を選定する受信装置選定手段と、を更に備え、前記接続先設定手段は、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が不可能と判別された場合には、当該新たな受信装置の接続先を、前記選定された受信装置として設定することを特徴とする。
請求項27に記載の発明は、請求項13乃至26の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、当該接続態様制御装置は、前記配信装置に含まれていることを特徴とする。
請求項28に記載の発明は、請求項13乃至27の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、当該接続態様制御装置は、前記1の受信装置に含まれていることを特徴とする。
請求項29に記載の発明は、請求項22又は23に記載の接続態様制御装置において、当該接続態様制御装置は、前記1の受信装置に含まれており、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が不可能と判別された場合には、当該新たな受信装置の接続先の設定に代えて、当該1の受信装置及び前記新たな受信装置以外の何れか一つの受信装置に対して前記参加要求情報を転送する参加要求情報転送手段を備えることを特徴とする。
請求項30に記載の発明は、請求項29に記載の接続態様制御装置において、前記参加要求情報転送手段は、前記以前に前記参加要求情報を転送していない前記受信装置を優先して前記参加要求情報を転送することを特徴とする。
請求項31に記載の発明は、配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる各前記装置間の接続態様を設定する接続態様設定方法において、各前記受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該各受信装置に付帯する各前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する工程と、前記各通信経路の有効帯域の広さを比較する工程と、前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、各前記装置間の接続態様を設定する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項32に記載の発明は、配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる少なくとも2つの前記装置間の接続態様を制御する接続態様制御方法において、前記ツリー型配信システムへ参加するべき新たな受信装置から送信された参加要求を示す参加要求情報を受信する工程と、前記参加要求情報を送信した前記新たな受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報と、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置の上位階層の前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する工程と、前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さと、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さとを比較する工程と、前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、前記新たな受信装置が、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように当該新たな受信装置の接続先を設定する工程と、を備えることを特徴する。
請求項33に記載の発明は、配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる各前記装置間の接続態様を設定するコンピュータを、各前記受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該各受信装置に付帯する各前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する有効帯域情報取得手段、前記各通信経路の有効帯域の広さを比較する有効帯域比較手段、及び、前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、各前記装置間の接続態様を設定する接続態様設定手段として機能させることを特徴する。
請求項34に記載の発明は、配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる少なくとも2つの前記装置間の接続態様を制御するコンピュータを、前記ツリー型配信システムへ参加するべき新たな受信装置から送信された参加要求を示す参加要求情報を受信する参加要求情報受信手段、前記参加要求情報を送信した前記新たな受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報と、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置が上位階層の前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する有効帯域情報取得手段、前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さと、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さとを比較する有効帯域比較手段、及び、前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、前記新たな受信装置が、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように当該新たな受信装置の接続先を設定する接続先設定手段として機能させることを特徴する。
請求項35に記載の発明は、請求項33又は請求項34に記載のプログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
本発明によれば、供給能力が相対的に高い受信装置が上位階層に、供給能力が相対的に低い受信装置が下位階層に、それぞれ位置され、当該システムにおける各装置間の通信経路の有効帯域を最適化することができる。従って、当該システムへの参加、脱退等に伴うレジューム動作等があっても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、ツリー型配信システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.ツリー型配信システムの構成等]
始めに、図1を参照して、ツリー型配信システムの概要構成等について説明する。
図1は、本実施形態に係るツリー型配信システムにおける各装置の接続態様の一例を示す図である。なお、図1の例において、上部枠100内は、ツリー型配信システムSにおける各装置間の電気的な接続態様(例えば、どの装置と、どの装置の通信が確立されているかの接続関係)を示しており、下部枠101内は、ツリー型配信システムSにおける各装置を含む装置間の物理的な接続態様を示している。
このツリー型配信システムSは、図1に示すように、配信情報としてのコンテンツデータ(ストリームデータともいう)を配信する配信装置の一例としての放送局装置1と、前記コンテンツデータを受信する複数の受信装置の一例としての複数のノード装置(ピア)2a,2b,2c・・・・2nと、を備えて構成されており、ピアツーピア(Peer to Peer(P2P))方式のネットワークシステムとなっている。このようにツリー型配信システムSに備えられているノード装置2a〜2nを、ツリー型配信システムSに参加しているノード装置という。一方、例えば、図1の下部枠101内に示す装置2X(以下、「未ノード装置2X」という)は、現在、ツリー型配信システムSに参加していない装置であるが、ツリー型配信システムSへの参加要求により、ツリー型配信システムSに参加しノード装置となることが可能である。また、図1において、ツリー型配信システムSに参加しているノード装置2a〜2nは、ツリー型配信システムSから脱退することが可能である。
放送局装置1及び複数のノード装置2は、図1の下部枠101内に示すように、IX(Internet eXchange)5、ISP(Internet Service Provider)6、DSL(Digital Subscriber Line)回線事業者(の装置)7、FTTH(Fiber To The Home)回線事業者(の装置)8、及び通信回線(例えば、電話回線や光ケーブル等)9等によって構成されたインターネット等のネットワーク10に物理的に接続されており、当該放送局装置1及び各ノード装置2には、固有の装置ID及びIP(Internet Protocol)アドレスが割り振られている。また、図1の下部枠101内において、各通信回線9に対応する実線の太さは、各通信回線9の帯域の広さ(例えば、データ転送速度)を表している。
このような下部枠101内に示すような物理的な接続を前提として、ツリー型配信システムSは、図1の上部枠100内に示すように、放送局装置1を最上位として複数のノード装置2a〜2nが複数の階層を形成しつつ、各IPアドレスに基づき、複数の通信経路4a,4b,4c・・・・4nを介してツリー状にオーバーレイネットワークが構築されることになる。そして、放送局装置1により配信されるコンテンツデータは、上位階層のノード装置2a等から下位階層のノード装置2g等に順次転送されることになる。なお、以下の説明において、ノード装置2a〜2nのうち何れかのノード装置を示す場合には、便宜上、ノード装置2という場合がある。また、通信経路4a〜4nのうち何れかの通信経路を示す場合には、便宜上、通信経路4という場合がある。
このように、ツリー型配信システムSに参加しているノード装置2は、配信された又は転送されたコンテンツデータを受信することができるが、当該ノード装置2が、ツリー型配信システムSから脱退した場合、当該コンテンツデータを受信することができなくなる。
また、本実施形態において、図1の上部枠100内に示すツリー型配信システムSにおける各装置間の接続態様の設定、制御、管理等は、例えば、接続態様設定装置及び接続態様制御装置の一例としてのシステム管理サーバ装置3によって行なわれることをメインに説明するものとするが、後述するように、これに限定されるものではない。
[2.放送局装置の構成等]
次に、図2等を参照して、放送局装置1の構成及び機能について説明する。
図2は、放送局装置1の概要構成例を示す図である。
放送局装置1は、図2に示すように、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit) ,作業用RAM(Random-Access Memory),各種データ及びプログラムを記憶するROM(Read-Only Memory)等から構成されたコンピュータとしての制御部11と、各種データ,テーブル及びプログラム,更にはコンテンツデータ等を記憶(格納)するHDD(Hard Disc Drive)等から構成された記憶部12と、当該コンテンツデータに含まれるビデオデータ(映像情報)及びオーディオデータ(音声情報)等をエンコード(データ圧縮や暗号化等)するエンコーダ部13と、ネットワーク10を通じてノード装置2との間の通信制御を行うための通信部14と、を備えて構成され、これらの各構成要素はバス15を介して相互に接続されている。
そして、制御部11におけるCPUが記憶部12等に記憶されたプログラムを実行することにより、当該制御部11は、記憶部12に格納されたコンテンツデータを読み出し、当該コンテンツデータに含まれるビデオデータ及びオーディオデータ等をエンコーダ部13によりエンコードさせ、これを通信部14を介してノード装置2(図1の上部枠100内の例では、ノード装置2a及び2b)に配信するようになっている。
ここで、制御部11は、当該コンテンツデータの配信先を、記憶部12に記憶された接続態様テーブルを参照して決定することになる。この接続態様テーブルには、少なくとも、放送局装置1と接続されるノード装置2(言い換えれば、コンテンツデータの配信先であるノード装置2)のIPアドレスが記述されている。また、コンテンツデータは、例えば制御部11によりパケット化され、各パケットのヘッダに配信先のIPアドレス等が付加されて、通信部14から送出されることになる。
[3.ノード装置の構成等]
次に、図3等を参照して、ノード装置2の構成及び機能について説明する。
図3は、ノード装置2の概要構成例を示す図である。
各ノード装置2は、図3に示すように、演算機能を有するCPU,作業用RAM,各種データ及びプログラムを記憶するROM等から構成されたコンピュータとしての制御部21と、各種データ,テーブル及びプログラム等を記憶するHDD等から構成された記憶部22と、受信されたコンテンツデータを一時蓄積するバッファメモリ23と、当該コンテンツデータに含まれるエンコードされたビデオデータ及びオーディオデータ等をデコードするデコーダ部24と、当該デコードされたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施しビデオ信号として出力する映像処理部25と、当該映像処理部25から出力されたビデオ信号に基づき映像表示するCRT,液晶ディスプレイ等の表示部26と、上記デコードされたオーディオデータをアナログオーディオ信号にD(Digital)/A(Analog)変換した後これをアンプにより増幅して出力する音声処理部27と、当該音声処理部27から出力されたオーディオ信号を音波として出力するスピーカ28と、ネットワーク10を通じて放送局装置1又は他のノード装置2との間の通信制御を行うための通信部29と、を備えて構成され、制御部21、記憶部22、バッファメモリ23、デコーダ部24、及び通信部29はバス30を介して相互に接続されている。
そして、制御部21におけるCPUが記憶部22等に記憶されたプログラムを実行することにより、制御部21は、放送局装置1から配信された又は上位階層として接続されるノード装置2(例えば、図1の上部枠100内の例では、ノード装置2cの上位階層として接続されるノード装置は、ノード装置2aである)から転送されたコンテンツデータを通信部29を介して受信してバッファメモリ23に蓄積させつつ、当該バッファメモリ23から当該コンテンツデータを読み出し、これに含まれるビデオデータ及びオーディオデータ等をデコーダ部24によりデコードさせ、ビデオデータ等を映像処理部25に、オーディオデータを音声処理部27に、夫々出力させるようになっている。更に、制御部21(最下位階層のノード装置2g〜2nを除く)は、上記受信されたコンテンツデータを通信部29を介して下位階層として接続されるノード装置2(例えば、図1の上部枠100内の例では、ノード装置2bの下位階層として接続されるノード装置は、ノード装置2e及び2fである)に転送するようになっている。これにより、当該コンテンツデータは、最下位階層のノード装置2g〜2nまで順次転送されていくことになる。
ここで、制御部21は、当該コンテンツデータの転送先を、上記放送局装置1と同様、記憶部22に記憶された接続態様テーブルを参照して決定することになる。
この接続態様テーブルには、少なくとも、当該ノード装置2と接続されるノード装置2(言い換えれば、コンテンツデータの転送先であるノード装置2)のIPアドレス等が記述されている。また、コンテンツデータは、例えば制御部21によりパケット化され、各パケットのヘッダに配信先のIPアドレス等が付加されて、通信部29から送出されることになる。
なお、例えば、デコーダ部24、映像処理部25、表示部26、音声処理部27、及びスピーカ28の全部又は一部は、必ずしもノード装置2に備えられている必要はなく、同軸ケーブルやLAN(Local Area Network)ケーブル等を介して当該ノード装置2に接続された他の装置(例えば、テレビ受像機、パーソナルコンピュータ等)に備えられるように構成してもよい。
また、ツリー型配信システムSへ参加するべき新たな受信装置としての未ノード装置2Xは、ネットワーク10を介してシステム管理サーバ装置3に対して、ツリー型配信システムSへの参加要求を示す参加要求情報を送信することにより、当該システム管理サーバ装置3から、ノード装置2に接続するために必要な接続情報としての上記接続態様テーブルを取得することができる。そして、未ノード装置2Xは、その接続態様テーブルに記述されたIPアドレスに基づき、そのノード装置2を上位階層として接続することで新たなノード装置2としてツリー型配信システムSに参加することができる。
[4.システム管理サーバ装置の構成等]
次に、図4等を参照して、システム管理サーバ装置3の構成及び機能について説明する。
図4は、システム管理サーバ装置3の概要構成例を示す図である。
システム管理サーバ装置3は、図4に示すように、演算機能を有するCPU,作業用RAM,各種データ及びプログラムを記憶するROM等から構成されたコンピュータとしての制御部31と、各種データ,テーブル及びプログラム(本発明の接続態様設定プログラム及び接続態様制御プログラムを含む)等を記憶するHDD等から構成された記憶部32と、ネットワーク10を通じて放送局装置1及びノード装置2との間の通信制御を行うための通信部33と、を備えて構成され、これらの各構成要素はバス34を介して相互に接続されている。なお、接続態様設定プログラム及び接続態様制御プログラムは、例えば、ネットワーク10上の所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしてもよい。
そして、制御部31におけるCPUが記憶部32等に記憶された接続態様設定プログラム及び接続態様制御プログラムを実行することにより、当該制御部31は、システム管理サーバ装置3の各構成要素を制御しつつ、本発明の有効帯域情報取得手段、有効帯域比較手段、接続態様設定手段(接続先設定手段)、参加要求情報受信手段、及び接続情報送信手段として機能するようになっている。
以下に、制御部31により実行される有効帯域情報取得手段、有効帯域比較手段、接続態様設定手段(接続先設定手段)、接続可否判別手段、参加要求情報受信手段、及び接続情報送信手段としての機能について具体的に説明する。
ツリー型配信システムSに参加すべき放送局装置1及び複数のノード装置2が指定(例えば、これらの装置の装置IDがオペレータ等の入力により)された後、制御部31は、有効帯域情報取得手段として、各ノード装置2が、その上位階層となるべきノード装置2(つまり、直ぐ上に位置するノード装置2)又は放送局装置1に接続するために当該各ノード装置2に付帯する各通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報等をトポロジー管理ポリシーから取得(例えば、RAMの所定アドレスに記憶)する。
ここで、例えば、図1の上部枠100内の例において、通信経路4aは、ノード装置2aが放送局装置1に接続するために付帯する通信経路である。また、通信経路4cは、ノード装置2cが上位階層のノード装置2aに接続するために付帯する通信経路である。そして、通信経路4は、様々な(互いに異なる)帯域の通信回線9が複数繋がって形成される場合があり、例えば、ノード装置2cに付帯する通信経路4cは、通信回線9a〜9dが繋がって形成されたものである。
図5(A)は、ノード装置2cに付帯する通信経路4cにおける各通信回線の帯域を示す図であり、図5(B)は、ノード装置2cに付帯する通信経路4cの有効帯域を示す図である。図5(A)に示すように、通信回線9b及び9cの帯域が夫々100Mbps、通信回線9aの帯域が50Mbps、通信回線9dの帯域が10Mbpsであるが、通信回線9dの帯域が10Mbpsしかないので、この通信回線9dがボトルネックとなり、結果的に通信経路4cの帯域は制限され、その有効帯域(実効帯域)は、図5(B)に示すように、10Mbpsとなる。
一方、図6(A)は、ノード装置2iに付帯する通信経路4iにおける各通信回線の帯域を示す図であり、図6(B)は、ノード装置2iに付帯する通信経路4iの有効帯域を示す図である。図6(A)に示すように、通信回線9f及び9gの帯域が1Gbpsであり、通信回線9b及び9hの帯域が100Mbpsであり、通信回線9eの帯域が50Mbpsであるが、通信回線9iの帯域が1Mbpsしかないので、この通信回線9iがボトルネックとなり、結果的に通信経路4iの帯域は制限され、その有効帯域(実効帯域)は、図5(B)に示すように、1Mbpsとなる。
各通信経路4の有効帯域は、例えば、システム管理サーバ装置3により各ノード装置2から取得されるように構成してもよいし、オペレータ等により設定されるようにしてもよい。また、各通信経路4の有効帯域は、ノード装置2が接続される回線業者までの通信回線9に依存するということもできるので、この情報が有効帯域として取得されるように構成してもよい。
また、当該有効帯域は、あるノード装置2から、これに接続される放送局装置1又は上位階層のノード装置2に対しパケットデータを送信し当該放送局装置1又は上位階層のノード装置2により受信されるまでに要した時間に基づいて算出されるようにしてもよい。例えば、各ノード装置2は、これに接続される上位階層のノード装置2にパケットデータを送信してから当該上位階層のノード装置2から返信されてきた当該パケットデータを受信するまでの時間と、各ノード装置2とこれに接続される上位階層のノード装置2間の距離とからデータ転送速度を算出しこれを有効帯域とする。
また、トポロジー管理ポリシーは、例えば記憶部32に更新可能に記憶されており、これには、上記各ノード装置2に付帯する各通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報の他にも、例えば、放送局装置1の下位階層として接続される(つまり、直下の)ノード装置2の最大接続数(最大分岐数)、及び、ノード装置2の下位階層として接続される(つまり、直下の)他のノード装置2の最大接続数(最大分岐数)を示す最大接続数情報や、複数のノード装置2により形成される最大階層数を示す最大階層数情報などが含まれる。
最大接続数及び最大階層数は、ツリー型配信システムS全体に許容される負荷量や、放送局装置1又はノード装置2に許容される負荷量等が考慮されて決定される。例えば、最大接続数は、1のノード装置2に付帯する通信経路4の有効帯域を当該ノード装置2の下位階層として接続される全ての他のノード装置2の総数で分割して共有した場合に、当該有効帯域が予め規定された最低限度の有効帯域を上回るように、定められる。
また、放送局装置1から配信されたコンテンツデータが各ノード装置2によって順次転送されることにより、下位階層にいけばいくほどコンテンツデータの受信遅延時間が生じるが、当該ツリー型配信システムSにおいて許容される上記受信遅延時間も考慮されて最大階層数が決定される。
そして、制御部31は、有効帯域比較手段として、上記取得された各通信経路4の有効帯域の広さを比較し、接続態様設定手段として、当該比較結果に基づいて、上記有効帯域が相対的に広い通信経路4が付帯されるノード装置2が優先して上位階層に位置するように各装置間の接続態様を設定する。
例えば、放送局装置1に接続可能な複数のノード装置2のうち、これらに付帯する通信経路4の有効帯域が最も広いノード装置2a及び2bが、全てのノード装置2のうちで最も上位階層に優先して位置するように、放送局装置1への接続が設定される。続いて、ノード装置2a及び2bを除いた全てのノード装置2のうち、これらに付帯する通信経路4の有効帯域が最も広いノード装置2d及び2fが、ノード装置2a及び2bの階層の次の階層に優先して位置するように接続設定される。
このようにして、例えば最下位階層に向かって、各ノード装置2間の接続態様が設定されていくことになるが、この際、制御部31は、適宜、接続可否判別手段として、放送局装置1又はあるノード装置2に、最大接続数又は最大階層数の面で他のノード装置2が下位階層として接続が可能か否かを判別することによって、例えば、放送局装置1又は1のノード装置2の下位階層として接続される他のノード装置2の接続数が、その放送局装置1又は1のノード装置2の上記最大接続数より少なくなるか、或いは等しくなるように、各装置間の接続態様を設定するようにしてもよい。また、制御部31は、最終的に、複数のノード装置2により形成される階層数が、上記最大階層数より少なくなるか、或いは等しくなるように各装置間の接続態様を設定するようにしてもよい。
そして、制御部31は、こうして設定された接続態様に基づき、各ノード装置2毎に上記接続態様テーブルを作成し、接続情報送信手段として、当該接続態様テーブルを接続情報として各ノード装置2に通信部33を介して送信することになり、各ノード装置2は、当該接続態様テーブルに従って放送局装置1又は上位階層のノード装置2に接続要求情報を送信して接続することによって、ツリー型配信システムSが構成されることになる。
図7は、このように構成されたツリー型配信システムSにおける各装置間の接続態様及びコンテンツデータの流れの一例を示す概念図である。図7に示すように、上位階層のノード装置2から、下位階層のノード装置2にいくに従って、通信経路4の有効帯域が次第に狭くなっていることがわかる。
このようにツリー型配信システムSが構成された後、上記未ノード装置2Xが新たに上記ツリー型配信システムSへ参加する場合、或いは、上位階層に位置するノード装置2がツリー型配信システムSから脱退することによって上記コンテンツデータを受信できなくなったノード装置2(このノード装置2も、一時的にツリー型配信システムSから脱退することになるので、未ノード装置2Xと称する)が新たに(改めて)上記ツリー型配信システムSへ参加する場合には、当該未ノード装置2X(当該ツリー型配信システムSへ参加するべき新たなノード装置)は、当該ツリー型配信システムSへ参加要求を示す参加要求情報をネットワーク10を介してシステム管理サーバ装置3に送信することになる。
これに対して、システム管理サーバ装置3の制御部31は、参加要求情報受信手段として、上記未ノード装置2Xから送信された参加要求情報を通信部33を介して受信する。例えば、当該参加要求情報には、当該未ノード装置2Xの装置IDやIPアドレスが含まれている。
そして、当該制御部31は、有効帯域情報取得手段として、当該参加要求情報を送信した未ノード装置2Xが、その上位階層となるべきノード装置2又は放送局装置1に接続するために当該未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域を示す有効帯域情報等を取得する。更に、当該制御部31は、有効帯域情報取得手段として、少なくとも一つのノード装置2が上位階層のノード装置2又は放送局装置1に接続するために当該少なくとも一つのノード装置2に付帯する通信経路4の有効帯域を示す有効帯域情報等をトポロジー管理ポリシーから取得する。
そして、当該制御部31は、有効帯域比較手段として、上記未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さと、上記少なくとも一つのノード装置2に付帯する前記通信経路4の有効帯域の広さとを比較する。なお、制御部31は、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さと、全てのノード装置2に付帯する前記通信経路4の有効帯域の広さとを必ずしも比較する必要はなく、制御部31が所定の基準に従って選定したノード装置2に付帯する前記通信経路4の有効帯域の広さと比較すればよい。
そして、当該制御部31は、接続態様設定手段(接続先設定手段)として、当該比較結果に基づいて、未ノード装置2Xが、これに付帯する通信経路4の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように未ノード装置2Xの接続先を設定する。
例えば、未ノード装置2Xの付帯する通信経路4の有効帯域の広さが、比較したノード装置2に付帯する通信経路4の有効帯域よりも広い場合、制御部31は、未ノード装置2Xが比較したノード装置2よりも上位階層、或いは同じ階層に位置するように接続先が設定される。一方、例えば、未ノード装置2Xの付帯する通信経路4の有効帯域の広さが、比較したノード装置2に付帯する通信経路4の有効帯域よりも狭い場合、当該比較したノード装置2が接続先として設定(未ノード装置2Xが当該比較したノード装置2に下位階層として接続)されるか、或いは、当該比較したノード装置2に下位階層として接続される他のノード装置2が接続先として設定される。
ここで、付帯する通信経路4の有効帯域が、未ノード装置2Xよりも広いノード装置2が複数ある場合には、その複数のノード装置2のうちで付帯する通信経路4の有効帯域が最も広いノード装置2が接続先として設定されるか、或いは、当該最も広いノード装置2に下位階層として接続される他のノード装置2が接続先として設定されるように構成してもよい。
なお、この場合にも、制御部31は、適宜、接続可否判別手段として、放送局装置1又はあるノード装置2に、最大接続数又は最大階層数の面で未ノード装置2Xが下位階層として接続が可能か否かを判別することによって、例えば、放送局装置1又は1のノード装置2の下位階層として接続される他のノード装置2の接続数が、その放送局装置1又は1のノード装置2の上記最大接続数より少なくなるか、或いは等しくなるように、各装置間の接続先を設定するようにしてもよい。また、制御部31は、最終的に、複数のノード装置2により形成される階層数が、上記最大階層数より少なくなるか、或いは等しくなるように各装置間の接続先を設定するようにしてもよい。
そして、制御部31は、こうして設定された未ノード装置2Xの接続先のIPアドレス等が示された接続態様テーブルを作成し、接続情報送信手段として、当該接続態様テーブルを接続情報として未ノード装置2Xに通信部33を介して送信することになり、未ノード装置2Xは、当該接続態様テーブルに従って放送局装置1又は上位階層となるべきノード装置2に接続要求情報を送信して接続することによって、ツリー型配信システムSが再構成されることになる。
[5.ツリー型配信システムの動作]
次に、図8乃至図13等を参照して、ツリー型配信システムSが構成及び再構成される場合のツリー型配信システムSの動作について、システム管理サーバ装置3を主体として説明する。
図8は、ツリー型配信システムSが構成される場合において、システム管理サーバ装置3の制御部31における接続態様設定処理の一例を示すフローチャートである。図9及び図10は、ツリー型配信システムSが再構成される場合において、システム管理サーバ装置3の制御部31における接続態様制御処理の一例を示すフローチャートである。図11は、ノード装置2等の接続態様が設定されていく様子を示す図である。図12は、新たに未ノード装置2Xがツリー型配信システムSに参加する場合に、ノード装置2等の接続態様が再設定される様子を示す図である。図13は、上位階層に位置するノード装置2がツリー型配信システムSから脱退する場合に、ノード装置2等の接続態様が再設定される様子を示す図である。
なお、図8乃至図10は、上記システム管理サーバ装置3における制御部31の各手段により実行される処理の一例にであって、かかる処理に限定されるものではない。
先ず、図8及び図11等を参照して、ツリー型配信システムSが構成される場合の動作について説明する。
例えば、ツリー型配信システムSに参加対象となる複数のノード装置2が設定されると、図8に示す処理が開始され、先ず、全てのノード装置2に関して、付帯する通信経路4の有効帯域を示す有効帯域情報及び最大接続数を示す最大接続数情報、放送局装置1の最大接続数を示す最大接続数情報、及びツリー型配信システムSにおける最大階層数を示す最大階層数情報が記憶部32に記憶されたトポロジー管理ポリシーから取得(有効帯域情報取得手段により取得)される(ステップS1)。
次いで、各ノード装置2の通信経路4の有効帯域の広さが比較(有効帯域比較手段により比較)され、例えば当該有効帯域が広い順に、かつ放送局装置1の最大接続数(例えば、最大接続数は2)分のノード装置2が抽出され(ステップS2)、当該抽出された複数のノード装置2の放送局装置1への接続が設定(接続態様設定手段により設定)される(ステップS3)。こうして、図10(A)に示すように、放送局装置1にノード装置2a及び2bの接続設定がなされることになる。
次いで、放送局装置1へ接続設定がなされたノード装置2のうち1つのノード装置2が選定される(ステップS4)。例えば、有効帯域が最も広い通信経路4が付帯されるノード装置2が選定される(また、同じ有効帯域である場合には、例えば、装置IDの若い番号のノード装置2が選定される。)。
次いで、上記選定されたノード装置2が位置する階層が、ツリー型配信システムSにおける最大階層数に相当するか否かが判別され(ステップS5)、最大階層数に相当する場合には(ステップS5:Y)、これ以上、下位階層に接続設定ができないので、ステップS9に移行する。例えば、仮に最大階層数が2とした場合、図10(A)に示すノード装置2aは第2階層に位置するため、最大階層数に相当することになる。なお、最大階層数に相当する場合、ツリー型配信システムSにおける最大階層数を所定数増やしてステップS6に移行するように構成してもよい。
一方、最大階層数に相当しない場合には(ステップS5:N)、上記接続設定がなされたノード装置2を除く全てのノード装置2の通信経路4の有効帯域の広さが比較され、例えば当該有効帯域が広い順に、かつ上記選定されたノード装置2の最大接続数(例えば、最大接続数は2)分のノード装置2(既に接続設定がなされたノード装置2を除く)が抽出され(ステップS6)、当該抽出された複数のノード装置2の上記選定されたノード装置2への接続が設定(接続態様設定手段により設定)される(ステップS7)。例えば、図10(B)に示すように、選定されたノード装置2aの下位階層として、上記抽出されたノード装置2c,2dが接続されることになる。
次いで、参加対象となる全てのノード装置2の接続設定が終了したか否かが判別され(ステップS8)、全てのノード装置2の接続設定が終了していない場合には(ステップS8:N)、ステップS4に戻り、全てのノード装置2の接続設定が終了した場合には(ステップS8:Y)、ステップS9に移行する。
ステップS8から戻ったステップS4では、上位階層に位置する放送局装置1又はノード装置2への接続設定がなされ、かつ下位階層として他のノード装置2が未だ接続されていないノード装置2のうち、最も上位階層に位置するノード装置2であって有効帯域が最も広い通信経路2が付帯されるノード装置2(図10(B)の例では、ノード装置2bとなる)が選定され、上記と同様、ステップS5以降の処理が行われ、図10(C)に示すようにノード装置2の接続設定がなされる。
こうして、ステップS5にて最大階層数に相当すると判別されるか、或いは、ステップS8にて全てのノード装置2の接続設定が終了したと判別されるまで、ステップS4〜S7の処理は繰り返し行われ、有効帯域が相対的に広い通信経路4が付帯されるノード装置2が優先して上位階層に位置するように各装置間の接続態様が設定され、次第に、ノード装置2により形成される階層が増大していくことになる。
そして、ステップS9では、こうして設定された接続態様に基づき、各ノード装置2毎に上記接続態様テーブルが作成される。かかる接続態様テーブルに記述される情報の内容は、例えば、ノード装置2毎に異なっており、例えば、当該接続態様テーブルには、自己が接続する上位階層の放送局装置1又はノード装置2のIPアドレス(又はIPアドレスを得るために必要な装置ID)と、自己が接続する下位階層のノード装置2のIPアドレス(又はIPアドレスを得るために必要な装置ID)と、自己が接続する上位階層がノード装置2の場合には当該上位階層のノード装置2が接続する上位階層の放送局装置1又はノード装置2のIPアドレス(又はIPアドレスを得るために必要な装置ID)とが含まれている。
次いで、作成された接続態様テーブルは、各ノード装置2にネットワーク10を介して送信(接続情報送信手段により送信)され(ステップS10)、当該処理が終了する。なお、当該接続態様テーブルは、ノード装置2からの要求があったときに、送信されるようにしても良い。
このように各ノード装置2に接続態様テーブルが送信されると、各ノード装置2は、当該接続態様テーブル(例えば、これに含まれるIPアドレス)に従って放送局装置1又は上位階層のノード装置2に接続要求情報を送信して電気的に接続することになる。これにより、例えば、図7に示すように、上位階層のノード装置2から下位階層のノード装置2にいくに従って通信経路4の有効帯域が次第に狭くなるツリー型配信システムSが構成されることになる。
次に、図9及び図10、並びに図12及び図13等を参照して、ツリー型配信システムSが再構成される場合の動作について説明する。
例えば、図12に示す未ノード装置2Xが、新たに上記ツリー型配信システムSへ参加する場合、当該未ノード装置2Xは、ツリー型配信システムSへの参加要求を示す参加要求情報をネットワーク10を介してシステム管理サーバ装置3に送信する。或いは、例えば、図13に示す上位階層に位置するノード装置2cが電源断や故障等の何らかの理由でツリー型配信システムSから脱退することにより、コンテンツデータを受信することができなり未ノード装置2Xとなったノード装置2g及び2hは、ツリー型配信システムSへの参加要求を示す参加要求情報をシステム管理サーバ装置3に送信する。なお、この参加要求情報には、未ノード装置2のIPアドレス又は装置IDが含まれている。
このように送信された参加要求情報は、システム管理サーバ装置3にて受信(参加要求情報受信手段により受信)され、これにより、図9に示す処理が開始される。
先ず、参加要求情報を送信した未ノード装置2Xに通信ログ(過去の通信時のログ)が照会され(ステップS21)、通信ログの有無が判別される(ステップS22)。通信ログには、例えば、通信日時、通信に使用されたIPアドレス及びポート、通信プロトコルの種別、通信プロトコルにより生成される各種メッセージ、更には、有効帯域情報等の情報が含まれている。なお、有効帯域情報の代わりに、一定量のパケットデータの送受信に要したパケット送受信時間が含まれるものであってもよい。
そして、通信ログが有る場合には(ステップS22:Y)、当該通信ログから未ノード装置2Xの有効帯域情報が取得される(ステップS23)。例えば、図13に示す場合、未ノード装置2Xとなったノード装置2gとの間の通信ログが有る。
一方、通信ログが無い場合には(ステップS22:N)、例えば、新規参加時に設定されるネットワークの自己申告情報(例えば、回線種別や有効帯域情報等の情報を含む)が未ノード装置2Xから取得される(ステップS24)。
次いで、上位階層に位置するノード装置2に関する付帯する通信経路4の有効帯域を示す有効帯域情報及び最大接続数を示す最大接続数情報、放送局装置1の最大接続数を示す最大接続数情報、及びツリー型配信システムSにおける最大階層数を示す最大階層数情報が記憶部32に記憶されたトポロジー管理ポリシーから取得される(ステップS25)。
次いで、放送局装置1に接続されている(つまり、放送局装置1直下の)ノード装置2a又は2bに付帯する通信経路4a又は4bの有効帯域の広さと、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さが比較(有効帯域比較手段により比較)され、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が放送局装置1に現在接続されているノード装置2に付帯する通信経路4の有効帯域の中で最も狭いノード装置2よりも広いか否かが判別され(ステップS26)、最も狭くない場合には(ステップS26:Y)、当該未ノード装置2Xの放送局装置1への接続が設定され(ステップS27)、ステップS28に移行する。つまり、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が最も広いので、強制的に放送局装置1の直下のノード装置として接続させる趣旨である。
ステップS28では、上記未ノード装置2Xの強制的な接続により、放送局装置1へのノード装置2の接続数が、当該放送局装置1の最大接続数を超えたか否かが判別され、最大接続数を超えた場合には(ステップS28:Y)、放送局装置1に接続されているノード装置2のうちで付帯される通信経路の有効帯域が最も狭いノード装置2の接続設定が解除され、そのノード装置2が未ノード装置2Xとして認識され(ステップS29)、ステップS35に移行する。つまり、放送局装置1の最大接続数を超えたので、放送局装置1に接続されるノード装置2のうち、通信経路の有効帯域が最も狭いノード装置2を一階層下に移動させる趣旨である。そのため、その後のステップS35では、上記ステップS29で認識された未ノード装置2Xを接続先となるノード装置2が選定されることになる。
一方、上記ステップS28において、最大接続数を超えない場合には(ステップS28:N)、ステップS33に移行する。
一方、上記ステップS26において、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が最も広くない場合には(ステップS26:N)、続いて、放送局装置1へのノード装置2の接続数が、当該放送局装置1の最大接続数である否かが判別され(ステップS30)、最大接続数である場合には(ステップS30:Y)、ステップS35に移行する。つまり、放送局装置1の最大接続数に達したので、未ノード装置2Xを一階層下に移動させる趣旨である。一方、最大接続数でない(つまり、最大接続数未満)場合には(ステップS30:N)、放送局装置1に接続されているノード装置2a又は2bに付帯する通信経路4a又は4bの有効帯域の広さと、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さが比較(有効帯域比較手段により比較)され、例えば、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が最も狭いか否かが判別され(ステップS31)、最も狭い場合には(ステップS31:Y)、ステップS35に移行する。つまり、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域は、例えば、通信経路4a及び4bの有効帯域の広さよりも狭いので、未ノード装置2Xをノード装置2a及び2bと同じ階層に位置させるのではなく、ノード装置2a及び2bによりも下位の階層に位置させるという趣旨である。
なお、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が最も狭い場合であっても、有効帯域の差(例えば、ノード装置2a及び2bのうち狭い方の有効帯域との差)が所定範囲内にあれば、ノード装置2a及び2bと同じ階層に位置させるようにステップS32に移行しても良い。
一方、上記ステップS31において、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が最も狭くない場合には(ステップS31:N)、当該未ノード装置2Xの放送局装置1への接続が設定され(ステップS32)、ステップS33に移行する。
そして、ステップS33では、上記ステップS27又はS32で設定された未ノード装置2Xの接続先である放送局装置1に接続するために必要な接続情報としての接続態様テーブルが作成される。かかる接続態様テーブルには、例えば、接続先である放送局装置1のIPアドレス(又はIPアドレスを得るために必要な装置ID)が含まれている。
次いで、作成された接続態様テーブルは、参加要求を行った未ノード装置2Xにネットワーク10を介して送信(接続情報送信手段により送信)され(ステップS34)、当該処理が終了する。なお、当該接続態様テーブルは、未ノード装置2Xからの要求があったときに、送信されるようにしても良い。
このように未ノード装置2Xに接続態様テーブルが送信されると、当該未ノード装置2Xは、当該接続態様テーブル(例えば、これに含まれるIPアドレス)に従って放送局装置1に接続要求情報を送信して電気的に接続することになる。これにより、例えば、ツリー型配信システムSが再構成されることになる。
ステップS35では、放送局装置1に接続設定されているノード装置2のうち、例えば、有効帯域が最も広い通信経路2が付帯されるノード装置2(例えば、図12及び図13の例では、ノード装置2a)が選定される。
次いで、上記選定されたノード装置2が位置する階層が、ツリー型配信システムSにおける最大階層数に相当するか否かが判別され(ステップS36)、最大階層数に相当する場合(図12及び図13の例では、例えば、ノード装置2i等が位置する階層が最大階層数に相当する)には(ステップS36:Y)、例えば、接続不可であることを示す旨の通知が未ノード装置2Xに対してなされ(ステップS37)、当該処理が終了する。なお、最大階層数に相当する場合、ツリー型配信システムSにおける最大階層数を所定数増やして図10に示すステップS39に移行するように構成してもよい。
一方、最大階層数に相当しない場合には(ステップS36:N)、図10に示すステップS38に移行する。
図10に示すステップS38では、上記選定されたノード装置2に対して他のノード装置2が下位階層として接続設定されているか否かが判別され、接続設定されていない場合には(ステップS38:N)、未ノード装置2X(参加要求した未ノード装置2X又は上記ステップS29で認識された未ノード装置2X又は後述するステップS42で認識された未ノード装置2X)の上記選定されたノード装置2への接続が設定される(ステップS45)。
一方、接続設定されている場合には(ステップS38:Y)、上記選定されたノード装置2に接続されている(つまり、当該選定されたノード装置2直下の)ノード装置2に付帯する通信経路4の有効帯域の広さと、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さが比較(有効帯域比較手段により比較)され、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が、選定されたノード装置2に現在接続されているノード装置2に付帯する通信経路4の有効帯域の中で最も狭いノード装置2よりも広いか否かが判別され(ステップS39)、最も狭くない場合には(ステップS39:Y)、当該未ノード装置2Xの、上記選定されたノード装置2への接続が設定され(ステップS40)、ステップS41に移行する。つまり、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が最も広いので、強制的に、上記選定されたノード装置2の直下のノード装置として接続させる趣旨である。
ステップS41では、上記未ノード装置2Xの強制的な接続により、上記選定されたノード装置2へのノード装置2の接続数が、上記選定されたノード装置2の最大接続数を超えたか否かが判別され、最大接続数を超えた場合には(ステップS41:Y)、上記選定されたノード装置2に接続されているノード装置2のうちで付帯される通信経路の有効帯域が最も狭いノード装置2の接続設定が解除され、そのノード装置2が未ノード装置2Xとして認識され(ステップS42)、図9に示すステップS35に移行する。つまり、上記選定されたノード装置2の最大接続数を超えたので、上記選定されたノード装置2に接続されるノード装置2のうち、通信経路の有効帯域が最も狭いノード装置2を一階層下に移動させる趣旨である。そのため、その後のステップS35では、上記ステップS42で認識された未ノード装置2Xを接続先となるノード装置2が選定されることになる。
一方、上記ステップS41において、最大接続数を超えない場合には(ステップS41:N)、ステップS46に移行する。
一方、上記ステップS39において、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が最も広くない場合には(ステップS39:N)、続いて、上記選定されたノード装置2への接続数が、当該ノード装置2の最大接続数である否かが判別され(ステップS43)、最大接続数である場合には(ステップS43:Y)、図9に示すステップS35に移行する。つまり、上記選定されたノード装置2の最大接続数に達したので、未ノード装置2Xを一階層下に移動させる趣旨である。
一方、最大接続数でない(つまり、最大接続数未満)場合には(ステップS43:N)、上記選定されたノード装置2に対して下位階層として接続されているノード装置2に付帯する通信経路4の有効帯域の広さと、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さが比較され、例えば、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が最も狭いか否かが判別され(ステップS44)、最も狭い場合には(ステップS44:Y)、図9に示すステップS35へ戻る。つまり、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域は、上記選定されたノード装置2、例えば、図12に示すノード装置2aに対して下位階層として接続されているノード装置2c及び2dに付帯する通信経路4c及び4dの有効帯域の広さよりも狭いので、未ノード装置2Xをノード装置2c及び2dと同じ階層に位置させるのではなく、ノード装置2c及び2dよりも下位の階層に位置させるという趣旨である。
なお、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域が最も狭い場合であっても、有効帯域の差が所定範囲内にあれば、ノード装置2c及び2dと同じ階層に位置させるようにステップS45に移行しても良い。
一方、最も狭くない場合には(ステップS44:N)、未ノード装置2X(参加要求した未ノード装置2X又は上記ステップS29で認識された未ノード装置2X又は上記ステップS42で認識された未ノード装置2X)の上記選定されたノード装置2への接続が設定される(ステップS45)。
図10に示すステップS42乃至S44から戻った図9に示すステップS35では、未だ選定されていないノード装置2のうち、例えば、最も上位階層に位置するノード装置2であって有効帯域が最も広い通信経路2が付帯されるノード装置2が選定され(例えば、図12及び図13の例では、ノード装置2aの次にノード装置2bが選定され)、上記と同様、ステップS36以降の処理が行われ、未ノード装置2Xの接続先が設定されることになる。つまり、未ノード装置2Xは、付帯する通信経路4の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように、未ノード装置2Xの接続先が設定(接続先設定手段により設定)される(例えば、図12及び図13に示す例では、未ノード装置2Xは、ノード装置2d等の下位階層として接続されることになる)。
そして、ステップS46では、こうして設定された未ノード装置2Xの接続先であるノード装置2に接続するために必要な接続情報としての接続態様テーブルが作成される。かかる接続態様テーブルには、例えば、接続先であるノード装置2のIPアドレス(又はIPアドレスを得るために必要な装置ID)が含まれている。
次いで、作成された接続態様テーブルは、未ノード装置2X(参加要求した未ノード装置2Xと、上記ステップS29で認識された未ノード装置2X又は上記ステップS42で認識された未ノード装置2X)にネットワーク10を介して送信(接続情報送信手段により送信)され(ステップS47)、当該処理が終了する。なお、当該接続態様テーブルは、未ノード装置2Xからの要求があったときに、送信されるようにしても良い。
このように未ノード装置2Xに接続態様テーブルが送信されると、当該未ノード装置2Xは、当該接続態様テーブル(例えば、これに含まれるIPアドレス)に従って上位階層のノード装置2に接続要求情報を送信して電気的に接続することになる。これにより、例えば、ツリー型配信システムSが再構成されることになる。
以上説明したように、上記実施形態においてツリー型配信システムSが構成される場合には、システム管理サーバ装置3により、有効帯域が相対的に広い通信経路4が付帯されるノード装置2が優先して上位階層に位置するように各装置間の接続態様が設定されるので、供給能力が相対的に高いノード装置2が上位階層に、供給能力が相対的に低いノード装置2が下位階層に、それぞれ位置され、当該システムSにおける各装置間の通信経路の有効帯域を最適化することができる。従って、当該システムSへの参加、脱退等に伴うレジューム動作等があっても、当該システムS全体に悪影響を及ぼすことなく、当該システムSの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
しかも、放送局装置1又はノード装置2の下位階層として接続される他のノード装置2の接続数を、最大接続数に制限するようにしたので、負荷を一箇所に集中させず、分散させることができ、更に、当該システムSにおける複数のノード装置2により形成される階層数を、最大階層数に制限するようにしたので、システム全体の負荷を抑えることができるので、当該システムSへの参加、脱退等に伴うレジューム動作等があっても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、より一層当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
また、上記実施形態においてツリー型配信システムSが再構成される場合には、当該システムSへ参加する未ノード装置2Xはこれに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように接続先が設定されるので、当該システムSへの参加、脱退が繰り返し行われ、当該システムSの再構成が繰り返し行われても、供給能力が相対的に高いノード装置2が上位階層に、供給能力が相対的に低いノード装置2が下位階層に、それぞれ位置することが維持され、当該システムSにおける各装置間の通信経路の有効帯域の最適化を維持することができる。従って、当該システムSの再構成が繰り返し行われても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
また、この場合も、放送局装置1又はノード装置2の下位階層として接続される他のノード装置2の接続数を、最大接続数に制限するようにしたので、負荷を一箇所に集中させず、分散させることができ、更に、当該システムSにおける複数のノード装置2により形成される階層数を、最大階層数に制限するようにしたので、システム全体の負荷を抑えることができるので、当該システムの再構成が繰り返し行われても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、より一層当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
なお、上記実施形態において、システム管理サーバ装置3が、接続態様設定装置及び接続態様制御装置として機能する例について説明したが、放送局装置1が、システム管理サーバ装置3の代わりに接続態様設定装置及び接続態様制御装置として機能するように構成してもよい。この場合、放送局装置1の制御部11におけるCPUが記憶部12等に記憶された接続態様設定プログラム及び接続態様制御プログラムを実行することにより、当該制御部11は、本発明の有効帯域情報取得手段、有効帯域比較手段、接続態様設定手段(接続先設定手段)、参加要求情報受信手段、及び接続情報送信手段として機能し、上述した図8に示す接続態様設定処理及び図9及び図10に示す接続態様制御処理を実行することになる。
[6.システム管理サーバ装置3が存在しない場合の実施形態]
上記実施形態においては、システム管理サーバ装置3又は放送局装置1がツリー型配信システムS全体の接続態様を管理する場合の実施形態について説明したが、ツリー型配信システムS全体の接続態様を管理するシステム管理サーバ装置3等が存在せず、各ノード装置2により自立的にツリー型配信システムSが再構成される場合について説明する。
なお、この場合、既に何らかの方法により(例えば、システム管理サーバ装置3又は放送局装置1等により)ツリー型配信システムSが構成されていることを前提にする。
この場合のツリー型配信システムSの構成は、システム管理サーバ装置3が存在しないことを除き、上記実施形態と同様、図1に示す通りである。また、この場合の放送局装置1及びノード装置2は、上記実施形態における放送局装置1及びノード装置2と同様の構成及び機能を有しており、更に、このノード装置2は、接続態様制御装置(言い換えれば、接続態様制御装置は、ノード装置2の一部に含まれている)としても機能する。
即ち、当該ノード装置2の制御部21におけるCPUが記憶部22等に記憶された接続態様制御プログラムを実行することにより、当該制御部21は、本発明の有効帯域情報取得手段、有効帯域比較手段、接続先設定手段、参加要求情報受信手段、接続情報送信手段、接続可否判別手段、及び受信装置選定手段として機能するようになっている。なお、これらの各手段についての詳細は、以下の動作において説明する。
また、各ノード装置2は、トポロジー管理ポリシーを例えば記憶部22に更新可能に記憶しており、このトポロジー管理ポリシーには、上位階層として接続される放送局装置1又はノード装置2のIPアドレス(又はIPアドレスを得るために必要な装置ID)、最大接続数情報、及び有効帯域情報と、自己のノード装置2(以下、「自装置2」という)の最大接続数情報及び有効帯域情報と、下位階層として接続されるノード装置2のIPアドレス(又はIPアドレスを得るために必要な装置ID)、最大接続数情報、及び有効帯域情報と(下位階層として接続されていない場合を除く)、が含まれており、更に、2階層上位に位置する放送局装置1又はノード装置2が位置する場合にはその放送局装置1又はノード装置2のIPアドレス(又はIPアドレスを得るために必要な装置ID)等が含まれる。
次に、図14乃至図17を参照して、自立的に再構成されるツリー型配信システムSの動作について、ノード装置2を主体として説明する。
図14及び図15は、自立的にツリー型配信システムSが再構成される場合において、ノード装置2の制御部21における接続態様制御処理の一例を示すフローチャートである。図16は、新たに未ノード装置2Xがツリー型配信システムSに参加する場合に、ノード装置2等の接続態様が自立的に再設定される様子を示す図である。図17は、上位階層に位置するノード装置2がツリー型配信システムSから脱退する場合に、ノード装置2等の接続態様が自立的に再設定される様子を示す図である。
例えば、図16に示す未ノード装置Xが、新たに上記ツリー型配信システムSへ参加する場合、当該未ノード装置2Xは、ツリー型配信システムSへの参加要求を示す参加要求情報をネットワーク10を介して任意のノード装置2a(自装置2a)に送信する。例えば、未ノード装置2Xは、放送局装置1等から任意のノード装置2aのIPアドレスを照会、取得することにより当該ノード装置2aに参加要求情報を送信する。
或いは、例えば、図17に示す上位階層に位置するノード装置2cが電源断や故障等の何らかの理由でツリー型配信システムSから脱退することにより、コンテンツデータを受信することができなり未ノード装置2Xとなったノード装置2g及び2hは、トポロジー管理ポリシーに記述された2階層上位に位置するノード装置2aのIPアドレスに基づき、ツリー型配信システムSへ参加要求を示す参加要求情報を、当該ノード装置2aに送信する。
このように送信された参加要求情報は、例えば、ノード装置2a(自装置2a)にて受信(参加要求情報受信手段により受信)され、これにより、図134示す処理が開始される。
先ず、参加要求情報を送信した未ノード装置2Xに通信ログ(過去の通信時のログ)が照会され(ステップS51)、通信ログの有無が判別される(ステップS52)。この通信ログには、上記実施形態と同様、例えば、有効帯域情報等の情報が含まれている。
そして、通信ログが有る場合には(ステップS52:Y)、当該通信ログから未ノード装置2Xの有効帯域情報が取得(有効帯域情報取得手段により取得)される(ステップS53)。
一方、通信ログが無い場合には(ステップS52:N)、例えば、新規参加時に設定されるネットワークの自己申告情報(例えば、回線種別や有効帯域情報等の情報を含む)が未ノード装置2Xから取得(有効帯域情報取得手段により取得)される(ステップS54)。
次いで、上位階層として接続される放送局装置1の最大接続数情報及び有効帯域情報と、自装置2aの最大接続数情報及び有効帯域情報と、下位階層として接続されるノード装置2(ここでは、図16の場合、ノード装置2c及び2d、図17の場合、ノード装置2d)の最大接続数情報及び有効帯域情報と(下位階層として接続されていない場合を除く)、がトポロジー管理ポリシーから取得(有効帯域情報取得手段により取得)される(ステップS55)。
次いで、自装置2aに付帯する通信経路4aの有効帯域の広さと、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さが比較(有効帯域比較手段により比較)され、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さが、自装置2aに付帯する通信経路4aの有効帯域の広さ以下であるか否かが判別され(ステップS56)、当該有効帯域以下である場合(ステップS56:Y)、つまり、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さが、自装置2aに付帯する通信経路4aの有効帯域の広さよりも狭いか、或いは同じである場合には、ステップS59に移行する。
一方、自装置2aに付帯する通信経路4aの有効帯域の広さ以下でない場合(ステップS56:N)、つまり、未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の方が広い場合には、自装置2aが接続される上位階層の放送局装置1(ノード装置2の場合もある)に、下位階層として未ノード装置2Xの接続が可能か否か、つまり、トポロジー管理ポリシー上問題ないか(例えば、放送局装置1の最大接続数を超えないか)否かが判別(接続可否判別手段により判別)される(ステップS57)。
そして、接続が可能と判別された場合(ステップS57:Y)、つまり、トポロジー管理ポリシー上問題ない(例えば、最大接続数を超えない)場合には、未ノード装置2Xの接続先として放送局装置1が設定(つまり、接続先設定手段により、上記比較結果に基づいて、当該未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように接続先が設定)され、当該放送局装置1に接続するために必要な接続情報としての接続態様テーブルが作成され、これが参加要求を行った未ノード装置2Xにネットワーク10を介して送信(接続情報送信手段により送信)され(ステップS58)、当該処理が終了する。なお、当該接続態様テーブルは、未ノード装置2Xからの要求があったときに、送信されるようにしてもよい。こうして、未ノード装置2Xは、当該接続態様テーブル(例えば、これに含まれるIPアドレス)に従って放送局装置1に接続要求情報を送信して電気的に接続し、例えば放送局装置1(自装置2aでもよい)からトポロジー管理ポリシーを取得することになる。これにより、例えば、ツリー型配信システムSが再構成されることになる。
一方、ステップS57において、接続が不可能と判別された場合(ステップS57:N)、つまり、トポロジー管理ポリシー上問題ある場合には、ステップS59に移行する。
ステップS59では、自装置2aの下位階層として未ノード装置2Xの接続が可能か否か、つまり、トポロジー管理ポリシー上問題ないか(例えば、自装置2aの最大接続数を超えないか)否かが判別(接続可否判別手段により判別)される。
そして、接続が可能と判別された場合(ステップS59:Y)、つまり、トポロジー管理ポリシー上問題ない(例えば、最大接続数を超えない)場合には、未ノード装置2Xの接続先として自装置2aが設定(つまり、接続先設定手段により、上記比較結果に基づいて、当該未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように接続先が設定)され、当該自装置2aに接続するために必要な接続情報としての接続態様テーブルが作成され、これが、参加要求を行った未ノード装置2Xにネットワーク10を介して送信(接続情報送信手段により送信)され(ステップS60)、当該処理が終了する。なお、当該接続態様テーブルは、未ノード装置2Xからの要求があったときに、送信されるようにしてもよい。こうして、未ノード装置2Xは、当該接続態様テーブル(例えば、これに含まれるIPアドレス)に従って自装置2aに接続要求情報を送信して電気的に接続し、自装置2aからトポロジー管理ポリシーを取得することになる。これにより、例えば、ツリー型配信システムSが再構成されることになる。
一方、ステップS59において、接続が不可能と判別された場合(ステップS59:N)、つまり、トポロジー管理ポリシー上問題ある(例えば、最大接続数を超える)場合には、図15に示すステップS61に移行する。なお、図15に示す処理は、未ノード装置2Xの接続先を、自装置2aの下位階層として接続されるノード装置2(図16の例では、ノード装置2c及び2dの何れか)として設定するための処理である。
ステップS61では、自装置2aの下位階層としてノード装置2が接続されているか否かが判別され、接続されていない場合には(ステップS61:N)、例えば、接続不可であることを示す旨の通知が未ノード装置2Xに対してなされ(ステップS69)、当該処理が終了する。
一方、接続されている場合には(ステップS61:Y)、当該接続されているノード装置2が複数であるか否かが判別され(ステップS62)、複数でない場合(ステップS62:N)、つまり、一つである場合には、未ノード装置2Xの接続先として、その一つのノード装置2が設定(つまり、接続先設定手段により、上記比較結果に基づいて、当該未ノード装置2Xに付帯する通信経路4の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように接続先が設定、以下同じ)され、当該ノード装置2に接続するために必要な接続情報としての接続態様テーブルが作成され、これが参加要求を行った未ノード装置2Xにネットワーク10を介して送信(接続情報送信手段により送信)され(ステップS63)、当該処理が終了する。なお、当該接続態様テーブルは、未ノード装置2Xからの要求があったときに、送信されるようにしても良い。
一方、ステップS62において、複数である場合には(ステップS62:Y)、当該下位階層のノード装置2に付帯する通信経路4の有効帯域は同等(例えば、所定範囲の有効帯域内にある)であるか否かが判別され(ステップS64)、同等でない場合には(ステップS64:N)、当該複数の下位階層のノード装置2のうち、有効帯域が最も広い通信経路4が付帯されるノード装置2が一つ選定(受信装置選定手段により選定)される。例えば、図16の例では、ノード装置2dに付帯する通信経路4d有効帯域が最も広いので、ノード装置2dが選定されることになる。
そして、未ノード装置2Xの接続先として、上記選定された例えばノード装置2dが設定され、当該ノード装置2dに接続するために必要な接続情報としての接続態様テーブルが作成され、これが参加要求を行った未ノード装置2Xにネットワーク10を介して送信(接続情報送信手段により送信)され(ステップS65)、当該処理が終了する。なお、当該接続態様テーブルは、未ノード装置2Xからの要求があったときに、送信されるようにしてもよい。
一方、ステップS64において、有効帯域が同等である場合には(ステップS64:Y)、直近に参加要求情報の転送ログが有るか否かが判別され(ステップS66)、当該転送ログが有る場合(つまり、過去の直近に、下位階層として接続されるノード装置2に対して参加要求情報を転送している場合)には(ステップS66:Y)、当該複数の下位階層のノード装置2のうち、以前に(例えば、直近に)参加要求情報が転送されていないノード装置2が一つ選定される。
そして、未ノード装置2Xの接続先として、上記選定された、以前に(例えば、直近)に参加要求情報が転送されていないノード装置2が設定され、当該ノード装置2に接続するために必要な接続情報としての接続態様テーブルが作成され、これが参加要求を行った未ノード装置2Xにネットワーク10を介して送信(接続情報送信手段により送信)され(ステップS67)、当該処理が終了する。なお、当該接続態様テーブルは、未ノード装置2Xからの要求があったときに、送信されるようにしてもよい。
一方、ステップS66において、上記転送ログが無い場合には(ステップS66:N)、当該複数の下位階層のノード装置2のうち、ランダムにノード装置2が一つ選定され、未ノード装置2Xの接続先として、当該選定されたノード装置2が設定され、当該ノード装置2に接続するために必要な接続情報としての接続態様テーブルが作成され、これが参加要求を行った未ノード装置2Xにネットワーク10を介して送信(接続情報送信手段により送信)され(ステップS68)、当該処理が終了する。なお、当該接続態様テーブルは、未ノード装置2Xからの要求があったときに、送信されるようにしてもよい。
こうして、未ノード装置2Xは、上記ステップS63、S65、S67、又はS68にて送信された接続態様テーブルを受信し、当該接続態様テーブル(例えば、これに含まれるIPアドレス)に従って自装置2aの下位階層として接続されるノード装置2に接続要求情報を送信して電気的に接続し、当該ノード装置2(自装置2aでもよい)からトポロジー管理ポリシーを取得することになる。これにより、例えば、ツリー型配信システムSが再構成されることになる。
以上説明したように、ツリー型配信システムS全体の接続態様を管理するシステム管理サーバ装置3等が存在しない場合であっても、各ノード装置2が、当該システムSへ参加する未ノード装置2Xに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように当該未ノード装置2Xの接続先を設定するので、当該システムSへの参加、脱退が繰り返し行われ、当該システムSの再構成が繰り返し行われても、供給能力が相対的に高いノード装置2が上位階層に、供給能力が相対的に低いノード装置2が下位階層に、それぞれ位置することが維持され、当該システムSにおける各装置間の通信経路の有効帯域の最適化を維持することができる。従って、当該システムSの再構成が繰り返し行われても、当該システム全体に悪影響を及ぼすことなく、当該システムの広範囲に亘って通信パフォーマンスを向上させることができる。
なお、上記ステップS58、S63、S65、S67、及びS68においては、当該処理を行う自装置2aaにて未ノード装置2Xの接続先としてのノード装置2が設定され、接続態様テーブルが未ノード装置2Xに送信されるように構成したが、これに代えて、上記ステップS58、S63、S65、S67、及びS68において自装置2aが参加要求情報転送手段として、自装置2aの上位階層又は下位階層のノード装置2に対して未ノード装置2Xからの参加要求情報を転送するように構成してもよい。この場合、その参加要求情報は、上記上位階層又は下位階層のノード装置2により受信され、当該ノード装置2により図14に示す処理が開始されることになる。また、この場合のステップS67においては、以前に(直近に)参加要求情報が転送されていないノード装置2が優先されて参加要求情報が転送されることになる。
また、上記図14及び15に示す処理は、ツリー型配信システムSに備えられる何れかのノード装置2において実行される場合を例にとって説明したが、これに限定されるものではなく、システム管理サーバ装置3又は放送局装置1が、上記図14及び15に示す処理を実行し、ツリー型配信システムSにおけるノード装置2間又は放送局装置1とノード装置2間の接続態様を制御するように構成してもよい。この場合、上記未ノード装置2Xからシステム管理サーバ装置3又は放送局装置1に送信される参加要求情報には、未ノード装置2Xが、接続を希望するノード装置2の指定(例えば、装置IDの指定、或いはIPアドレス)を示す情報を含まれることになり、そのノード装置2が上述した自装置2aに位置づけられることになる。
本実施形態に係るツリー型配信システムにおける各装置の接続態様の一例を示す図である。 放送局装置1の概要構成例を示す図である。 ノード装置2の概要構成例を示す図である。 システム管理サーバ装置3の概要構成例を示す図である。 (A)は、ノード装置2cに付帯する通信経路4cにおける各通信回線の帯域を示す図であり、(B)は、ノード装置2cに付帯する通信経路4cの有効帯域を示す図である。 (A)は、ノード装置2aに付帯する通信経路4aにおける各通信回線の帯域を示す図であり、(B)は、ノード装置2aに付帯する通信経路4aの有効帯域を示す図である。 構成されたツリー型配信システムSにおける各装置間の接続態様及びコンテンツデータの流れの一例を示す概念図である。 ツリー型配信システムSが構成される場合において、システム管理サーバ装置3の制御部31における接続態様設定処理の一例を示すフローチャートである。 ツリー型配信システムSが再構成される場合において、システム管理サーバ装置3の制御部31における接続態様制御処理の一例を示すフローチャートである。 ツリー型配信システムSが再構成される場合において、システム管理サーバ装置3の制御部31における接続態様制御処理の一例を示すフローチャートである。 ノード装置2等の接続態様が設定されていく様子を示す図である。 新たに未ノード装置2Xがツリー型配信システムSに参加する場合に、ノード装置2等の接続態様が再設定されていく様子を示す図である。 上位階層に位置するノード装置2がツリー型配信システムSから脱退する場合に、ノード装置2等の接続態様が再設定されていく様子を示す図である。 自立的にツリー型配信システムSが再構成される場合において、ノード装置2の制御部21における接続態様制御処理の一例を示すフローチャートである。 自立的にツリー型配信システムSが再構成される場合において、ノード装置2の制御部21における接続態様制御処理の一例を示すフローチャートである。 新たに未ノード装置2Xがツリー型配信システムSに参加する場合に、ノード装置2等の接続態様が自立的に再設定される様子を示す図である。 上位階層に位置するノード装置2がツリー型配信システムSから脱退する場合に、ノード装置2等の接続態様が自立的に再設定される様子を示す図である。
符号の説明
1 放送局装置
2 ノード装置
3 システム管理サーバ装置
4 通信経路
10 ネットワーク
11 制御部
12 記憶部
13 エンコーダ部
14 通信部
15 バス
21 制御部
22 記憶部
23 バッファメモリ
24 デコーダ部
25 映像処理部
26 表示部
27 音声処理部
28 スピーカ
29 通信部
30 バス
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
34 バス
S ツリー型配信システム

Claims (35)

  1. 配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる各前記装置間の接続態様を設定する接続態様設定装置において、
    各前記受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該各受信装置に付帯する各前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する有効帯域情報取得手段と、
    前記各通信経路の有効帯域の広さを比較する有効帯域比較手段と、
    前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、各前記装置間の接続態様を設定する接続態様設定手段と、
    を備えることを特徴とする接続態様設定装置。
  2. 請求項1に記載の接続態様設定装置において、
    前記接続態様設定手段は、前記有効帯域が相対的に広い前記通信経路が付帯される前記受信装置が優先して上位階層に位置するように前記各装置間の接続態様を設定することを特徴とする接続態様設定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の接続態様設定装置において、
    前記接続態様設定手段は、更に、前記配信装置又は1の前記受信装置の下位階層として接続される他の前記受信装置の接続数が、所定の接続数より少なくなるように各前記装置間の接続態様を設定することを特徴とする接続態様設定装置。
  4. 請求項3に記載の接続態様設定装置において、
    前記所定の接続数は、1の前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を当該受信装置の下位階層として接続される全ての前記他の受信装置の総数で分割して共有した場合に、当該有効帯域が予め規定された最低限度の有効帯域を上回るように、定められることを特徴とする接続態様設定装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、
    前記接続態様設定手段は、更に、前記複数の受信装置により形成される前記階層数が、所定の階層数より少なくなるように各前記装置間の接続態様を設定することを特徴とする接続態様設定装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、
    前記ツリー型配信システムへ参加するべき新たな受信装置から送信された参加要求を示す参加要求情報を受信する参加要求情報受信手段を更に備え、
    前記有効帯域情報取得手段は、前記参加要求情報を送信した前記新たな受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得し、
    前記有効帯域比較手段は、前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さと、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さとを比較し、
    前記接続態様設定手段は、前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、前記新たな受信装置が、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように当該新たな受信装置の接続先を設定することを特徴する接続態様設定装置。
  7. 請求項6に記載の接続態様設定装置において、
    前記接続態様設定手段は、更に、前記新たな受信装置の接続先である前記配信装置又は1の前記受信装置の下位階層として接続される他の前記受信装置の接続数が、所定の接続数より少なくなるように前記新たな受信装置の接続先を設定することを特徴とする接続態様設定装置。
  8. 請求項7に記載の接続態様設定装置において、
    前記所定の接続数は、1の前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を当該受信装置の下位階層として接続される全ての前記他の受信装置の総数で分割して共有した場合に、当該有効帯域が予め規定された最低限度の有効帯域を上回るように、定められることを特徴とする接続態様設定装置。
  9. 請求項6乃至8の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、
    前記接続態様設定手段は、更に、前記複数の受信装置により形成される前記階層数が、所定の階層数より少なくなるように前記新たな受信装置の接続先を設定することを特徴とする接続態様設定装置。
  10. 請求項6乃至9の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、
    前記設定された新たな受信装置の接続先である前記配信装置又は前記1の受信装置に接続するために必要な接続情報を前記新たな受信装置に送信する接続情報送信手段を備えることを特徴する接続態様設定装置。
  11. 請求項6乃至10の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、
    前記新たな受信装置は、上位階層に位置する前記受信装置が前記ツリー型配信システムから脱退することによって前記配信情報を受信できなくなった前記受信装置であることを特徴する接続態様設定装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の接続態様設定装置において、
    前記通信経路の有効帯域は、1の前記装置から送信されたデータが前記通信経路を介して他の前記装置において受信されるまでに要した時間に基づいて算出されることを特徴とする接続態様設定装置。
  13. 配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる少なくとも2つの前記装置間の接続態様を制御する接続態様制御装置において、
    前記ツリー型配信システムへ参加するべき新たな受信装置から送信された参加要求を示す参加要求情報を受信する参加要求情報受信手段と、
    前記参加要求情報を送信した前記新たな受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報と、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置が上位階層の前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する有効帯域情報取得手段と、
    前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さと、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さとを比較する有効帯域比較手段と、
    前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、前記新たな受信装置が、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように当該新たな受信装置の接続先を設定する接続先設定手段と、
    を備えることを特徴する接続態様制御装置。
  14. 請求項13に記載の接続態様制御装置において、
    前記接続先設定手段は、更に、前記新たな受信装置の接続先である前記配信装置又は1の前記受信装置の下位階層として接続される他の前記受信装置の接続数が、所定の接続数より少なくなるように前記新たな受信装置の接続先を設定することを特徴とする接続態様制御装置。
  15. 請求項14に記載の接続態様設定装置において、
    前記所定の接続数は、1の前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を当該受信装置の下位階層として接続される全ての前記他の受信装置の総数で分割して共有した場合に、当該有効帯域が予め規定された最低限度の有効帯域を上回るように、定められることを特徴とする接続態様設定装置。
  16. 請求項13乃至15の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、
    前記接続先設定手段は、更に、前記複数の受信装置により形成される前記階層数が、所定の階層数より少なくなるように前記新たな受信装置の接続先を設定することを特徴とする接続態様制御装置。
  17. 請求項13乃至16の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、
    前記設定された新たな受信装置の接続先である前記配信装置又は1の前記受信装置に接続するために必要な接続情報を前記新たな受信装置に送信する接続情報送信手段を備えることを特徴する接続態様制御装置。
  18. 請求項13乃至17の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、
    前記新たな受信装置は、上位階層に位置する前記受信装置が前記ツリー型配信システムから脱退することによって前記配信情報を受信できなくなった前記受信装置であることを特徴する接続態様制御装置。
  19. 請求項13乃至18の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、
    前記通信経路の有効帯域は、1の前記装置から送信されたデータが前記通信手段を介して他の前記装置において受信されるまでに要した時間に基づいて算出されることを特徴とする接続態様制御装置。
  20. 請求項13乃至19の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、
    前記有効帯域比較手段による前記比較結果より、前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さが、当該新たな受信装置以外の1の前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さよりも広い場合には、当該1の受信装置が接続される上位階層の前記受信装置又は前記配信装置の下位階層として前記新たな受信装置の接続が可能か否かを判別する接続可否判別手段を更に備えることを特徴とする接続態様制御装置。
  21. 請求項20に記載の接続態様制御装置において、
    前記接続先設定手段は、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が可能と判別された場合には、当該新たな受信装置の接続先を、前記1の受信装置が接続される上位階層の前記受信装置又は前記配信装置として設定することを特徴とする接続態様制御装置。
  22. 請求項20に記載の接続態様制御装置において、
    前記接続先設定手段は、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が不可能と判別された場合には、更に、前記1の受信装置の下位階層として前記新たな受信装置の接続が可能か否かを判別することを特徴とする接続態様制御装置。
  23. 請求項13乃至19の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、
    前記有効帯域比較手段による前記比較結果より、前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さが、当該新たな受信装置以外の1の前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さよりも狭い場合には、当該1の受信装置の下位階層として前記新たな受信装置の接続が可能か否かを判別する接続可否判別手段を更に備えることを特徴とする接続態様制御装置。
  24. 請求項22又は23に記載の接続態様制御装置において、
    前記接続先設定手段は、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が可能と判別された場合には、当該新たな受信装置の接続先を、前記1の受信装置として設定することを特徴とする接続態様制御装置。
  25. 請求項22又は23に記載の接続態様制御装置において、
    前記接続先設定手段は、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が不可能と判別された場合には、当該新たな受信装置の接続先を、前記1の受信装置の下位階層として接続される前記受信装置として設定することを特徴とする接続態様制御装置。
  26. 請求項22又は23に記載の接続態様制御装置において、
    前記1の受信装置の下位階層として接続される前記受信装置が複数あるか否かを判別し、複数ある場合には、当該複数の受信装置のうち前記付帯する通信経路の有効帯域が最も広い受信装置を選定する受信装置選定手段と、を更に備え、
    前記接続先設定手段は、前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が不可能と判別された場合には、当該新たな受信装置の接続先を、前記選定された受信装置として設定することを特徴とする接続態様制御装置。
  27. 請求項13乃至26の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、
    当該接続態様制御装置は、前記配信装置に含まれていることを特徴とする接続態様制御装置。
  28. 請求項13乃至27の何れか一項に記載の接続態様制御装置において、
    当該接続態様制御装置は、前記1の受信装置に含まれていることを特徴とする接続態様制御装置。
  29. 請求項22又は23に記載の接続態様制御装置において、
    当該接続態様制御装置は、前記1の受信装置に含まれており、
    前記接続可否判別手段により前記新たな受信装置の接続が不可能と判別された場合には、当該新たな受信装置の接続先の設定に代えて、当該1の受信装置及び前記新たな受信装置以外の何れか一つの受信装置に対して前記参加要求情報を転送する参加要求情報転送手段を備えることを特徴とする接続態様制御装置。
  30. 請求項29に記載の接続態様制御装置において、
    前記参加要求情報転送手段は、前記以前に前記参加要求情報を転送していない前記受信装置を優先して前記参加要求情報を転送することを特徴とする接続態様制御装置。
  31. 配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる各前記装置間の接続態様を設定する接続態様設定方法において、
    各前記受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該各受信装置に付帯する各前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する工程と、
    前記各通信経路の有効帯域の広さを比較する工程と、
    前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、各前記装置間の接続態様を設定する工程と、
    を備えることを特徴とする接続態様設定方法。
  32. 配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる少なくとも2つの前記装置間の接続態様を制御する接続態様制御方法において、
    前記ツリー型配信システムへ参加するべき新たな受信装置から送信された参加要求を示す参加要求情報を受信する工程と、
    前記参加要求情報を送信した前記新たな受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報と、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置の上位階層の前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する工程と、
    前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さと、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さとを比較する工程と、
    前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、前記新たな受信装置が、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように当該新たな受信装置の接続先を設定する工程と、
    を備えることを特徴する接続態様制御方法。
  33. 配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる各前記装置間の接続態様を設定するコンピュータを、
    各前記受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該各受信装置に付帯する各前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する有効帯域情報取得手段、
    前記各通信経路の有効帯域の広さを比較する有効帯域比較手段、及び、
    前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、各前記装置間の接続態様を設定する接続態様設定手段として機能させることを特徴する接続態様設定プログラム。
  34. 配信情報を配信する配信装置と、前記配信情報を受信する複数の受信装置とを備えたツリー型配信システムであって、前記配信装置を最上位として前記複数の受信装置が複数の階層を形成しつつ通信経路を介してツリー状に接続され、前記配信装置により配信された前記配信情報が、上位階層の前記受信装置から下位階層の前記受信装置に順次転送される前記ツリー型配信システムに備えられる少なくとも2つの前記装置間の接続態様を制御するコンピュータを、
    前記ツリー型配信システムへ参加するべき新たな受信装置から送信された参加要求を示す参加要求情報を受信する参加要求情報受信手段、
    前記参加要求情報を送信した前記新たな受信装置が、その上位階層となるべき前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報と、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置が上位階層の前記受信装置又は前記配信装置に接続するために当該受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域を示す有効帯域情報を取得する有効帯域情報取得手段、
    前記新たな受信装置に付帯する通信経路の有効帯域の広さと、当該新たな受信装置以外の少なくとも一つの前記受信装置に付帯する前記通信経路の有効帯域の広さとを比較する有効帯域比較手段、及び、
    前記有効帯域比較手段による比較結果に基づいて、前記新たな受信装置が、これに付帯する通信経路の有効帯域の広さに応じた階層に位置するように当該新たな受信装置の接続先を設定する接続先設定手段として機能させることを特徴する接続態様制御プログラム。
  35. 請求項33又は請求項34に記載のプログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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