JP2006040704A - バスバーと端子の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】バスバーのタブ端子に対する相手側の端子や電気部品の端子の位置ずれに対処して確実な接続を行わせる。
【解決手段】バスバー3にタブ端子4を立ち上げ形成し、タブ端子を相手側の端子1に挿入接続するバスバーと端子の接続構造で、バスバー3のタブ端子立ち上げ側の部分に屈曲可能部5を形成し、バスバーを屈曲可能部5とタブ端子立ち上げ基部6との二箇所で板厚方向に屈曲可能とした。屈曲可能部5を細幅部とした。細幅部5をバスバー3を幅方向に切欠して構成した。相手側の端子1を電気部品2のタブ端子10を接続する中継端子とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電気接続箱においてリレー等の電気部品のタブ端子等とバスバーのタブ端子とを中継端子等を介して接続させるバスバーと端子の接続構造に関するものである。
図5は従来のバスバーと中継端子の接続構造の一形態を示すものである。
中継端子1は電気接続箱においてリレー2のタブ端子10とバスバー51のタブ端子52とを相互に接続させるためのものであり、矩形筒状部の内側に弾性接触片8を一体に有し、弾性接触片8は長片部15の先端側に折り返された短片部16を有し、長片部15と短片部16とはそれぞれ接点15a,16aを有している。
長片部15の接点15aと矩形筒状部14の一方の内壁面17との間にリレー2のタブ端子10が挿入され、短片部16と矩形筒状部14の他方の内壁面7との間にバスバー51のタブ端子52が挿入されて、両タブ端子10,52が弾性接触片8を介して相互に接続される。
バスバー51はバスバー配線板(図示せず)として電気接続箱内に組み付けられ、中継端子1はバスバー51のタブ端子52に挿入されつつ電気接続箱内に組み付けられ、最後にリレー2が電気接続箱の外側に装着されつつリレー2のタブ端子10が中継端子内に挿入される。
上記の中継端子以外に例えば特許文献1〜3には異なる形態のものが開示されている。
特許文献1の中継端子(図示せず)は、長形の基板部の一方及び他方に雌型の電気接触部を一体に形成したもので、各電気接触部は一対の湾曲状(略眼鏡状)の弾性片で構成されている。
特許文献2の中継端子(図示せず)は、基板部の一方に矩形筒状部を有し、矩形筒状部の内側に弾性接触片を有し、基板部の他方に一対の湾曲状(略眼鏡状)の弾性片を有したものである。
特許文献3の中継端子(図示せず)は、一対の対向する基板部の両方に内向きの弾性接触片を一体に形成すると共に、一対の基板部を連結片で連結し、両方の各一対の弾性接触片の間に各タブ端子を挿入可能としたものである。
上記各中継端子の一方にはリレーのタブ端子が挿入接続され、各中継端子の他方には電気接続箱内のバスバーのタブ端子が挿入接続される。リレー以外にヒュージブルリンクやヒューズといった電気部品のタブ端子を挿入することも可能である。
特開平8−149657号公報(図1〜4) 特開平11−260510号公報(図3) 特開2000−113949号公報(図1)
しかしながら、上記従来のバスバーと中継端子の接続構造にあっては、例えば図6に示す如く、電気接続箱におけるバスバー51のタブ端子52と中継端子1との組付位置に大きな誤差を生じた場合や、バスバー51のタブ端子52とリレー2のタブ端子10との組付位置に大きな誤差を生じた場合に、バスバー51のタブ端子52によって中継端子内の弾性接触片8が強く押されて変形し、電気的な接触不良を起こしかねないという懸念があった。
この問題は中継端子1に限らず、例えば矩形筒状部の内側に弾性接触片を有する雌型の端子にバスバーのタブ端子を挿入接続する場合においても同様に起こり得るものである。雌型の端子とバスバーとの接続は、電気接続箱に限らず、例えば制御ユニットとワイヤハーネスとのコネクタ接続等においても行われ得るものである。
本発明は、上記した点に鑑み、電気接続箱等におけるバスバーのタブ端子と相手側の端子(中継端子や電気部品の端子)とに大きな位置ずれがあった場合でも、相手側の端子の弾性接触片等の変形や傷付きや接触不良等を起こすことのないバスバーと端子の接続構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るバスバーと端子の接続構造は、バスバーにタブ端子が立ち上げ形成され、該タブ端子が相手側の端子に挿入接続されるバスバーと端子の接続構造において、前記バスバーのタブ端子立ち上げ側の部分に屈曲可能部が形成され、該バスバーが該屈曲可能部とタブ端子立ち上げ基部との二箇所で板厚方向に屈曲可能であることを特徴とする。
上記構成により、バスバーのタブ端子と相手側の端子とが大きく位置ずれしている場合でも、タブ端子を相手側の端子内に挿入するに従って、バスバーが屈曲可能部とタブ端子立ち上げ基部との二箇所で板厚方向に屈曲しつつ位置ずれを吸収し、タブ端子と相手側の端子とが傾きなく真直に接続される。これにより、相手側の端子の弾性接触片の弾性限度を超えた無理な圧縮変形が防止される。相手側の端子は必ずしも弾性接触片を有したものでなくてもよく、その場合は相手側の端子の擦り傷や変形が防止される。
請求項2に係るバスバーと端子の接続構造は、請求項1記載のバスバーと端子の接続構造において、前記屈曲可能部の曲げ力が前記相手側の端子の弾性接触片の力よりも弱いことを特徴とする。
上記構成により、バスバーのタブ端子を相手側の端子に挿入した際に、タブ端子が屈曲可能部から容易に屈曲して、相手側の端子の弾性接触片に追従しつつ弾性接触片を適切な接圧で圧縮する。
請求項3に係るバスバーと端子の接続構造は、請求項1又は2記載のバスバーと端子の接続構造において、前記屈曲可能部が細幅部であることを特徴とする。
上記構成により、バスバーの一部が例えば切欠部や孔部によって細幅に形成され、この細幅部が小さな力で容易に屈曲可能となる。孔部を設ける場合はバスバーにある程度の幅が必要となる。
請求項4に係るバスバーと端子の接続構造は、請求項3記載のバスバーと端子の接続構造において、前記細幅部が前記バスバーを幅方向に切欠して構成されたものであることを特徴とする。
上記構成により、例えば切欠部をタブ端子長手方向に短く形成すれば、相手側の端子に対するタブ端子の接触面積を最大限に設定することができ、電気的接触性が良好に確保され、タブ端子の突出長さも短縮可能となる。細幅部の形成は導電金属板からバスバーを打ち抜き形成する際に同時に金型で切欠部を打ち抜くことで簡単に且つ低コストで行われる。
請求項5に係るバスバーと端子の接続構造は、請求項1〜4の何れかに記載のバスバーと端子の接続構造において、前記相手側の端子が、電気部品のタブ端子を接続する中継端子であることを特徴とする。
上記構成により、バスバーのタブ端子と電気部品のタブ端子とが中継端子を介して位置ずれを吸収されつつ傾きなく適正な接圧で良好に接続される。バスバーのタブ端子に予め中継端子を接続し、次いで電気部品のタブ端子を接続する場合には、バスバーのタブ端子と中継端子との位置ずれがなくとも、中継端子と電気部品のタブ端子との位置ずれがある場合があるが、その場合においても接続に際して位置ずれがバスバーの屈曲可能部とタブ端子立ち上げ基部との二箇所で確実に吸収される。
屈曲可能部として細幅部を用いた場合、タブ端子の断面積が減少して通電電流が限定されるが、例えば電気部品にリレーを用い、リレーの弱電側(励磁側)の回路に対するタブ端子として好適となる。リレーの強電側(主回路側)の回路のタブ端子は弱電側のタブ端子とは直交して位置するから、位置ずれは強電側のタブ端子の板幅方向のずれで容易に吸収される。
請求項6に係るバスバーと端子の接続構造は、請求項5記載のバスバーと端子の接続構造において、接続箱本体内に前記バスバーが配置され、該バスバーの前記タブ端子に前記中継端子が接続され、該接続箱本体の外側から前記電気部品が装着されて、該電気部品の前記タブ端子が該中継端子に接続され、その際に該バスバーが前記屈曲可能部と前記タブ端子立ち上げ基部との二箇所で板厚方向に屈曲可能であることを特徴とする。
上記構成により、電気接続箱におけるリレー等の電気部品の装着時に、例えば電気部品の装着位置が正規よりもずれており、中継端子が電気部品のタブ端子に合わせて移動(位置ずれ)した場合でも、バスバーのタブ端子が屈曲可能部とタブ端子立ち上げ基部との二箇所で柔軟に屈曲して位置ずれを吸収し、これにより電気部品のタブ端子と中継端子とバスバーのタブ端子との三つの部品が適切な接圧で良好な電気的接触を行う。
請求項1記載の発明によれば、バスバーが屈曲可能部とタブ端子立ち上げ基部との二箇所で板厚方向に屈曲しつつ相手側の端子との位置ずれを吸収するから、相手側の端子の擦り傷や弾性接触片の過大な変形やバスバーのタブ端子の擦れ傷等が起こらず、バスバーのタブ端子と相手側の端子との接触不良が防止され、位置ずれがあっても接続が良好に行われて、電気的接続の信頼性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、バスバーのタブ端子を相手側の端子に挿入した際に、タブ端子が相手側の端子の弾性接触片に沿って屈曲可能部から小さな力で容易に屈曲し、それにより請求項1記載の発明の効果が促進される。
請求項3記載の発明によれば、バスバーの一部に切欠部や孔部等を設けることで、細幅部を容易に且つ低コストで形成することができる。
請求項4記載の発明によれば、バスバーを導電金属板から打ち抜き形成する際に切欠部を同時に打ち抜き形成することで、幅狭のバスバーにおいても細幅部を工程数を増やすことなく容易に且つ低コストで形成することができる。
請求項5記載の発明によれば、バスバーのタブ端子と電気部品のタブ端子と中継端子との位置ずれが屈曲可能部部とタブ端子立ち上げ基部とで吸収されて、三つの部品の電気的接続の信頼性が向上する。
請求項6記載の発明によれば、電気接続箱におけるリレー等の電気部品の装着時の位置のずれが吸収されて確実な電気的接続が行われるから、電気接続箱の電気的接続の信頼性が向上する。
図1は、本発明に係るバスバーと端子の接続構造の一実施形態を示すものである。
端子1としては、リレー2とバスバー3とを相互に接続させる中継端子(相手側の端子)を用いている。バスバー3は、図2にも示す如く、導電金属板を帯板状に延長し、端末部を90゜方向に屈曲させてタブ端子4とし、タブ端子4の屈曲部寄りの部分に括れ状の細幅部5を設けて、タブ端子4を細幅部5から容易に屈曲可能としている。屈曲部6はタブ端子立ち上げ基部とも呼称される。
図1の如く中継端子1とバスバー3のタブ端子4との位置が大きくずれている場合でも、タブ端子4が細幅部5から屈曲して中継端子1の内壁面7に沿って面接触で平行に位置するから、中継端子1の弾性接触片8に大きな負荷がかからず、弾性接触片8が良好な電気的接触性を発揮する。
本例の細幅部5は図2の如く円弧状の切欠部9をタブ端子4の幅方向両側に対称に設けることで構成され、細幅部5の幅寸法は例えばタブ端子4の幅寸法の半分程度ないしそれ以下に設定されている。切欠部9の形状は円弧状に限らず、矩形状や三角形状(V字状)やスリット状等、種々の形状を適宜設定可能である。また、切欠部9をタブ端子4の幅方向の何れか一側に設けることも可能である。
また、切欠部9ではなく円形や矩形状等の孔部(図示せず)をタブ端子4の幅方向中央に設けて、孔部の両側の端子部分を屈曲自在とすることも可能である。切欠部9や孔部によって細幅部5が形成され、タブ端子4は細幅部5から小さな力で容易に屈曲可能となる。
タブ端子4は細幅部5によって弱い力で板厚方向に自由に曲がることができる。タブ端子4が細幅部5から屈曲するのに要する力は、中継端子1の弾性接触片8が大きく撓むのに要する力よりも小さく設定される。また、細幅部5を座屈させるに要する力は、タブ端子4を弾性接触片8に沿って挿入するのに要する力よりも大きく設定される。
これらにより、たとえタブ端子4と中継端子1との位置ずれや、タブ端子4と電気部品2のタブ端子10との位置ずれがあっても、バスバー3のタブ端子4が中継端子1や相手側のタブ端子10に沿って真直(平行)に矯正されつつ確実に挿入されて、位置ずれが吸収されると共に確実な電気的接続が行われる。
細幅部5はタブ端子4に弾性を付与するものではなく、細幅部5から屈曲したタブ端子4は弾性的に復元することなく、真直(図1では垂直)な姿勢を維持する。タブ端子4は細幅部5から屈曲すると同時に屈曲部(タブ端子立ち上げ基部)6から板厚方向に傾斜状に屈曲する。細幅部5の曲げ力(曲げに要する力)は屈曲部6の曲げ力と同程度かそれよりも小さいことが好ましい。屈曲部6は金型成型でほぼ直角に折り曲げられているから、バスバー本体11の曲げ力よりも遙かに小さな力で屈曲可能である。
タブ端子4は細幅部5の断面積で通電電流の大きさ(定格)が規定される訳であるが、このタブ端子4は主に通電電流の小さな部位に使用されることが好ましい。例えば、リレー2の励磁側(コイルに通電する側)のタブ端子10に中継端子1を介して接続するタブ端子4として好適である。
本例ではバスバー3の屈曲部6から先の部分をタブ端子4と呼称しているが、細幅部5から先の部分をタブ端子4と見なしてもよく、また、屈曲部6から細幅部5までの距離が長い場合は、屈曲部6から細幅部5までの間もバスバー本体と呼称する。細幅部5はタブ端子として相手側の端子1の弾性接触片8や内壁面7に接触しない部位だからである。タブ端子4はバスバー3の一部であり、バスバー3のタブ端子4を除く部分はバスバー本体11と呼称される。
細幅部5の位置は図1の挿入状態で中継端子1の基端(下端)12aにほぼ一致することが好ましく、これにより、中継端子1の弾性接触片8と内壁面7とに対するタブ端子4の接触面積を広く確保することができる。また、細幅部5はバスバー3の屈曲部6の近傍に位置することが好ましく、これにより細幅部5から屈曲部6までの距離を最小限に抑えて、中継端子1の組付高さすなわち電気接続箱の高さを低く設定することができる。また、細幅部5によって中継端子1の側壁12の内端(エッジ)12aとタブ端子4の側端面4aとの干渉が防止され、タブ端子4の板幅方向の揺動も可能となり、揺動によってタブ端子4の板幅方向の傾きも吸収される。
細幅部5が中継端子1の内部に深く進入して弾性接触片8や内壁面7に接触することは好ましくなく、細幅部5の位置は中継端子1の基端12aにほぼ一致するか、あるいは基端12aから外側に露出した位置であることが好ましい。
図1の中継端子1は従来例(図5)で示したものと同じであり、矩形筒状部14の内側に一側壁7の一端から折り返されて続く弾性接触片8を有し、弾性接触片8は傾斜状の長片部15の先端から折り返された短片部16を有し、長片部15と一方の内壁面17との間にリレー2のタブ端子10が挿入され、短片部16と他方の内壁面7との間にバスバー3のタブ端子4が挿入される。
中継端子1の形状はこれに限られるものではなく、例えば従来例の特許文献1〜3に示されたもの等をも使用可能である。また、中継端子1に代えてワイヤハーネス(図示せず)のコネクタ内に装着される雌端子等を使用することもできる。雌端子は弾性接触片を有したものである。
図3は、上記したバスバー3と中継端子1の接続構造を含む電気接続箱の一実施形態を示すものである。
この電気接続箱18はハイブリッド電気自動車に搭載されるものであり、合成樹脂製の接続箱本体であるアッパカバー19とロアカバー20と、アッパカバー19の上に装着される二つのリレー2と、ロアカバー20の上に組み付けられるバスバー21やバスバー配線板22とを備えたものである。
ロアカバー上のバスバー22は主に+極の大電流用のもので、バスバー22には図4の各リレー2の主回路側のタブ端子23に対するタブ端子24が垂直に立ち上げ形成されている。バスバー24の上に組み付けられるバスバー配線板22のバスバー3は主に−極のもので、細いバスバー3に、図4のリレー2の弱電側(励磁側)回路のタブ端子10に対するタブ端子4が垂直に立ち上げ形成され、このタブ端子4に前記細幅部5が設けられている。タブ端子4はバスバー3の端末に限らず、長手方向中間部の一側端からも立ち上げ形成可能である。
タブ端子4に中継端子1が接続され、中継端子1にリレー2のタブ端子が接続される。バスバー配線板22の太いバスバー25にはリレー2の主回路側のタブ端子23に対するタブ端子24が立ち上げ形成されている。バスバー配線板22は絶縁樹脂製の基板26と、導電金属板から適宜形態に打ち抜かれた複数本のバスバー3,25とで主に構成されている。
図3で符号27は、ロアカバー上に装着される小電流ヒューズ、28はアッパカバー側のアース用の端子台、29はコネクタハウジング、30はロアカバー側の電流センサ、31はサービスプラグ、32は大電流ヒューズ、33は+極の端子台、34はDC/DCコンバータ用の端子台、36は、リレー2の主回路側のタブ端子23に対する中継端子をそれぞれ示している。コネクタハウジング29と端子とでコネクタが構成される。バスバー3のタブ端子4を除く電気接続箱18の構造については本出願人が特願2003−364514号で詳細に提案している。
ロアカバー上にバスバー配線板22が装着され、その上からアッパカバー19が装着され、その上からリレー2が装着される。バスバー3,22,25のタブ端子4,24には予め中継端子1,36が接続され、アッパカバー19のスリット状の孔部35を経てリレー2のタブ端子10,23が中継端子1,36に接続される。中継端子1,36はアッパカバー19の孔部35の下側に配置ないし装着される。
中継端子1がアッパカバー19の端子収容部内に装着された場合、端子収容部の位置とバスバー配線板22のバスバー3のタブ端子4との位置のずれによって中継端子1とタブ端子4の位置ずれが生じる。また、中継端子1の位置がバスバー3のタブ端子4によって規定される場合は、バスバー3のタブ端子4とアッパカバー19の孔部35との位置ずれ、あるいはアッパカバー19に装着したリレー2のタブ端子10とバスバー3のタブ端子4との位置ずれによって、リレー装着時に中継端子1とバスバー3のタブ端子4の位置ずれが生じる。
これら何れの場合においても、バスバー3のタブ端子4が細幅部5から小さな力で容易に屈曲し、リレー2のタブ端子10や中継端子1に倣って確実な電気的接続が行われる。
図4においてリレー2の弱電側(励磁側)の回路の一対のタブ端子10の並び方向(矢印A方向)の組付誤差がバスバー3のタブ端子4の細幅部5によって吸収される。リレー2の主回路側のタブ端子23は弱電側のタブ端子10とは直交する方向に配置されており、バスバー22,25のタブ端子24に対する矢印A方向の位置ずれはタブ端子23の板幅方向に容易に吸収されるから、タブ端子24には特に屈曲可能部(細幅部)を設ける必要はない。
なお、上記実施形態においては電気部品としてリレー2を用いたが、リレー2に代えてヒューズやヒュージブルリンク等のタブ端子を中継端子1を介してバスバー3のタブ端子4に接続させることも可能である。また、中継端子1に代えてコネクタ等の雌端子を用いてバスバー3のタブ端子4を接続させることも可能である。
また、バスバー3のタブ端子4の屈曲可能部として細幅部5に代えてタブ端子4と同じ板幅の薄肉部や断面波形や断面V字状等の可撓部を設けることも可能である。この場合は、屈曲可能部がタブ端子4と同じ板幅であるから、大電流を通電可能であり、例えばリレー2の強電側(主回路側)のタブ端子23を中継端子を介して接続させることもできる。
本発明に係るバスバーと端子の接続構造の一実施形態を示す縦断面図である。 同じくバスバーのタブ端子の一実施形態を示す正面図である。 バスバーと端子の接続構造を含む電気接続箱の一実施形態を示す分解斜視図である。 電気接続箱に装着されるリレーの一形態を示す平面図(下面図)である。 従来のバスバーと端子の接続構造の一形態を示す縦断面図である。 従来のバスバーと端子の接続構造の問題点を示す縦断面図である。
符号の説明
1 中継端子(相手側の端子)
2 リレー(電気部品)
3 バスバー
4 タブ端子
5 細幅部(屈曲可能部)
6 屈曲部(タブ端子立ち上げ基部)
8 弾性接触片
9 切欠部
10 タブ端子
19 アッパカバー(接続箱本体)

Claims (6)

  1. バスバーにタブ端子が立ち上げ形成され、該タブ端子が相手側の端子に挿入接続されるバスバーと端子の接続構造において、前記バスバーのタブ端子立ち上げ側の部分に屈曲可能部が形成され、該バスバーが該屈曲可能部とタブ端子立ち上げ基部との二箇所で板厚方向に屈曲可能であることを特徴とするバスバーと端子の接続構造。
  2. 前記屈曲可能部の曲げ力が前記相手側の端子の弾性接触片の力よりも弱いことを特徴とする請求項1記載のバスバーと端子の接続構造。
  3. 前記屈曲可能部が細幅部であることを特徴とする請求項1又は2記載のバスバーと端子の接続構造。
  4. 前記細幅部が前記バスバーを幅方向に切欠して構成されたものであることを特徴とする請求項3記載のバスバーと端子の接続構造。
  5. 前記相手側の端子が、電気部品のタブ端子を接続する中継端子であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のバスバーと端子の接続構造。
  6. 接続箱本体内に前記バスバーが配置され、該バスバーの前記タブ端子に前記中継端子が接続され、該接続箱本体の外側から前記電気部品が装着されて、該電気部品の前記タブ端子が該中継端子に接続され、その際に該バスバーが前記屈曲可能部と前記タブ端子立ち上げ基部との二箇所で板厚方向に屈曲可能であることを特徴とする請求項5記載のバスバーと端子の接続構造。
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