JP2006039090A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像濃度ムラを減少させるため、カラーセンサ、転写器、高圧電源、電流検知回路からなり、定着後の連続パッチの濃度ムラを検出して二次転写バイアスを補正する。
【解決手段】転写材上に形成された定着後のパッチの色を検知する色検知手段と、画像情報の階調度を濃度−階調特性に基づいた階調度へ変換するシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各色のキャリブレーションテーブルを用いて濃度−階調特性を制御する手段、転写材に高圧バイアスを印加する高圧電源出力手段、転写材に流れる電流を検出する転写電流検出手段、高圧電源出力制御手段、を有する画像形成装置において、色検知手段によって検出された値に基づいて、高圧バイアスを制御することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中間転写体を用いたカラープリンタ、カラー複写機等のカラー画像形成装置に関し、中間転写体から用紙などのメディアへの転写均一性の向上に関するものである。
図7は高圧電源部の二次転写バイアス制御部を示す回路であり、正DCバイアス出力回路、負DCバイアス出力回路、負荷電流検出回路から構成されている。正DCバイアス制御部は、33KHzDuty50%のCLKA101によりFET103が駆動されFET103のドレイン端子は抵抗104及び105で駆動用電源を分圧した電圧に接続され更にFET106のゲートを駆動する。FET103ゲート−GND間に接続されている抵抗102はFET103のゲートに対する静電気対策抵抗である。FET106のドレインはフライバックトランスの一次巻線及び共振用コンデンサ107と接続されている。フライバックトランス108の一次巻線の他方はトランジスタ110、抵抗111,113、オペアンプ114、コンデンサ115及び、制御端子DCPCNT116により制御される電圧が印加される。ここでアルミ電解コンデンサ109はフライバックトランス108駆動時の急峻な電流変化の場合にも駆動電圧の変動を無くするためのコンデンサである。このようにフライバックトランス108の一次巻線をある一定の制御電圧で駆動することによりフライバックトランス108の出力端子TR2OUT117には、制御電圧に相当する高圧DCバイアスが出力される。一方負DCバイアス出力は、42KHz正Duty20%のクロック信号CLKB129にてFET127を駆動してFET127のドレイン端子がインバータトランス130の一次巻線に接続されている。インバータトランスの一次巻線の他一方はダイオード126にてGNDに接続されスナバを形成している。もう一方の一次巻線は、トランジスタ113、抵抗121,122、ダイオード124、オペアンプ119、コンデンサ120、負DCバイアス制御用電圧DCNCONT118により制御される電圧が印加されている。アルミ電解コンデンサ125はインバータトランス130の一次巻線印加電圧を一定とするためにデカップリングコンデンサである。この様に一次巻線を駆動することによりインバータトランス130の二次巻線には高圧AC電圧が発生する。この高圧ACバイアスを高圧コンデンサ131,134、高圧ダイオード131,132により構成される倍整流回路によって高圧負DCバイアスが生成される。ここで、抵抗135は倍整流回路に配置された高圧コンデンサ134の放電用ブリーダ抵抗である。このインバータトランス及び倍整流回路にて生成された負DCバイアスは、フライバックトランス108の二次巻線入力端子に接続され、フライバックトランス108の二次巻き線を通じて出力端子TR2OUTに出力される。抵抗136は、高圧バイアス出力検出用抵抗であり、フライバックトランス108に内蔵されている高圧抵抗と直列に接続され出力制御用オペアンプの反転入力端子(正バイアス制御部)、非反転入力端子(負バイアス制御部)に接続される。
Visns146端子は電流検出出力端子であり、画像形成装置エンジン制御回路153に接続される。電流検出回路は、抵抗137、138、143、145,147、コンデンサ141,144、ダイオード139,140にて構成される。この回路に基準電圧はVsであり、抵抗137,138及び、基準電圧にて生成される。負荷電流“零”にてVsを示し正負荷電流が大きくなるに従い電圧は増加する。又負負荷電流が大きくなった場合には電圧は減少する。
次に二次転写バイアス決定方法について説明を進める。
画像形成装置は、被印刷物(以下用紙とする)のサイズおよび使用される環境によって最適な転写電流を供給するように二次転写バイアスを制御するよう設計されている図11を元に二次転写バイアスの決定方法の説明を進める。まず印刷開始時に、二次転写ローラを当接して、二次転写バイアスにスロープをつけ上昇させていく。このときの目標バイアス値HVT21は不図示の環境センサの情報を元にエンジン制御回路中のCPU48により決定する。二次転写バイアスが目標値HVT21(V)となった時点から、二次転写電流の検知を開始し二次転写ローラ1周分の二次転写電流VsnsT21検出を実行して、CPU48はその平均値を算出し、用紙印刷時の二次転写バイアス値HVT22を決定する。このような動作は、二次転写ローラ抵抗のばらつきや、耐久による二次転写ローラ抵抗変更に対応するためである。
通常印刷時においては、検出電流値を一定とするように二次転写バイアスを制御を行う。しかし二次転写ローラの抵抗値検知シーケンスにて、二次転写ローラ抵抗が高いと判断され、さらに、二次転写ローラ抵抗の温度依存性により、抵抗の高くなる低温環境においては、定電流制御を実行すると、印加するバイアス値を非常に高い値としなければならない。二次転写バイアスをあるレベルよりも高くした場合には、二次転写ローラから用紙への注入転写電流に比べ、放電による転写電流が増大する。この様に放電による転写電流が増大すると、トナーが放電によって飛散してしまったり、放電のムラによって転写ムラが発生してしまい正しく用紙に転写することができずに結果として画像品質の劣化の原因となってしまう。このためにこのような状況においては、二次転写バイアス定電圧制御を実行している。このように、画像形成装置の設置環境、ローラインピーダンス検知を実行し、その結果から定電流制御を実行するか、定電圧制御を実行するかを判断し、適切な制御方法を選択することにより、使用環境ならびに機体によって画像品質のばらつきのない画像形成装置の提供が可能となっている。
特開2002−72715号公報
しかしながら、上記方法を用いてカラー画像形成装置における転写効率の最適化を行う場合には以下の問題があった。
転写性(効率)の最適化のために、転写ローラに流れる電流を検出し、平均化して、二次転写バイアス値を決定しているために、二次転写ローラ1周の中での抵抗値バラツキに関しては、検出することが困難であり、更に、二次転写電流検出回路の分解能によっては二次転写バイアス値の最適化を行った場合においても、視覚における最適化はなされていない場合がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、中間転写体を用いた画像形成装置において、二次転写時の転写バラツキに起因する視覚上の画像バラツキをカラーセンサにより検出して、二次転写バイアスの最適化を実行することによって、見た目を含めた、画像品質の向上を行うことを目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明では、カラー画像形成装置システムを次の構成とする。
(1)転写材上に形成された定着後のパッチの色を検知する色検知手段と、画像情報の階調度を濃度‐階調特性に基づいた階調度へ変換するシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各色のキャリブレーションテーブルを用いて濃度‐階調特性を制御する手段を有するカラー画像形成装置において、特定の二次色べたパターンを検出用パッチとして用いて、前記色検知手段に検知させ、検知結果にもとづいて、二次転写バイアス値を最適化する制御を実行する。
(2)前記(1)記載のカラー画像形成装置システムにおいて、使用する検出用パッチを、CMY3色のグレーパッチを用いる。
(3)前記(1)記載のカラー画像形成装置システムにおいて、使用する検出用パッチを、CMY3色のグレーパッチならびに二次色べたパターンを連続的に並べたパターンを用いる。それぞれのパッチを前記色検知手段に検知させ、その検知結果にもとづいて、二次転写バイアス値を最適化する制御を実行する。
本発明によれば、カラー画像形成装置の中間転写体から紙に転写する時の転写効率の差による濃度差を低減することが出来、高画質画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明を“カラー画像形成装置システム”の実施例により詳しく説明する。
図1は実施例1である“カラー画像形成装置システム”で用いる各カラー画像形成装置の全体構成を示す断面図である。この装置は、図示のように、電子写真方式のカラー画像形成装置の一例である中間転写体27を採用したタンデム方式のカラー画像形成装置である。
本カラー画像形成装置は、図1に示す画像形成部と図示しない画像処理部から構成される。
最初に画像処理部における処理について説明する。図2は、カラー画像形成装置の画像処理部における処理の一例を示す説明図である。ステップ221で、あらかじめ用意されているカラーマッチングテーブルにより、パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像の色を表すRGB信号をカラー画像形成装置の色再現域に合わせたデバイスRGB信号(以下DevRGBという)に変換する。ステップ222で、あらかじめ用意されている色分解テーブルにより、前記DevRGB信号をカラー画像形成装置のトナー色材色であるCMYK信号に変換する。ステップ223で、各々のカラー画像形成装置に固有の濃度‐階調特性を補正するキャリブレーションテーブルにより、前記CMYK信号を濃度−階調特性の補正を加えたC’M’Y’K’信号へ変換する。ステップ224で、PWM(Pulse Width Modulation)テーブルにより、前記C’M’Y’K’信号に対応するスキャナ部24C、24M、24Y、24Kの露光時間Tc、Tm、Ty、Tkへ変換する。
次に図1を用いて、電子写真方式のカラー画像形成装置における、画像形成部の動作を説明する。画像形成部は、画像処理部が変換した露光時間に基づいて点灯させる露光光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成し、この単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成し、この多色トナー像を転写材11へ転写し、その転写材11上の多色トナー像を定着させるもので、給紙部21、現像色分並置したステーション毎の感光体22Y、22M、22C、22K、一次帯電手段としての注入帯電手段23Y、23M、23C、23K、トナーカートリッジ25Y、25M、25C、25K、現像手段26Y、26M、26C、26K、中間転写体27、転写ローラ28、クリーニング手段29、定着部30、濃度センサ41及びカラーセンサ42によって構成されている。
前記感光ドラム(感光体)22Y、22M、22C、22Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム22Y、22M、22C、22Kを画像形成動作に応じて反時計回り方向に回転させる。
一次帯電手段として、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させるための4個の注入帯電器23Y、23M、23C、23Kを備える構成で、各注入帯電器にはスリーブ23YS、23MS、23CS、23KSが備えられている。
感光ドラム22Y、22M、22C、22Kへの露光光はスキャナ部24Y、24M、24C、24Kから送られ、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの表面を選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
現像手段として、前記静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器26Y、26M、26C、26Kを備える構成で、各現像器には、スリーブ26YS、26MS、26CS、26KSが設けられている。各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。
中間転写体27は、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kに接触しており、カラー画像形成時に時計回り方向に回転し、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの回転に伴って回転し、単色トナー像が転写される。その後、中間転写体27に後述する転写ローラ28が接触して転写材11を狭持搬送し、転写材11に中間転写体27上の多色トナー像が転写する。
転写ローラ28は、転写材11上に多色トナー像を転写している間、28aの位置で転写材11に当接し、印字処理後は28bの位置に離間する。
定着部30は、転写材11を搬送させながら、転写された多色トナー像を溶融定着させるものであり、図1に示すように転写材11を加熱する定着ローラ31と転写材11を定着ローラ31に圧接させるための加圧ローラ32を備えている。定着ローラ31と加圧ローラ32は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ33、34が内蔵されている。すなわち、多色トナー像を保持した転写材11は定着ローラ31と加圧ローラ32により搬送されるとともに、熱および圧力を加えられ、トナーが表面に定着される。
トナー像定着後の転写材11は、その後図示しない排出ローラによって図示しない排紙トレイに排出して画像形成動作を終了する。
クリーニング手段29は、中間転写体27上に残ったトナーをクリーニングするものであり、中間転写体27上に形成された4色の多色トナー像を転写材11に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
濃度センサ41は、図1のカラー画像形成装置において中間転写体27へ向けて配置されており、中間転写体27の表面上に形成されたトナーパッチの濃度を測定する。この濃度センサ41の構成の一例を図3に示す。LEDなどの赤外発光素子51と、フォトダイオード、Cds等の受光素子52、受光データを処理する図示しないICなどとこれらを収容する図示しないホルダーで構成される。受光素子52aはトナーパッチからの乱反射光強度を検知し、受光素子52bはトナーパッチからの正反射光強度を検知する。正反射光強度と乱反射光強度の両方を検知することにより、高濃度から低濃度までのトナーパッチの濃度を検知することができる。なお、前記発光素子51と受光素子52の結合のために図示しないレンズなどの光学素子が用いられることもある。
図4に、中間転写体に形成する濃度−階調特性制御用パッチパターンの一例を示す。未定着Kトナー単色の階調パッチ65が並んでいる。この後、図示しないC,M,Yトナー単色の階調パッチが引き続き形成される。前記濃度センサ41は中間転写体上に乗っているトナーの色を見分けることはできない。そのため、単色トナーの階調パッチ65を中間転写体上に形成する。その後この濃度データは、画像処理部の濃度−階調特性を補正するキャリブレーションテーブルや、画像形成部の各プロセス条件へフィードバックされる。
また濃度センサ41は、検知した濃度から特定の紙種との色差へ変換する変換テーブルを用いて、C,M,Y,K単色のパッチに限り特定の紙種との色差へ変換して出力することができるものもある。濃度センサが濃度のほか特定の紙種との色差を出力することが可能である場合、C,M,Y,K各々の濃度‐階調特性を制御する代わりに、C,M,Y,K各々の特定の紙種との色差‐階調特性を制御しても良い。この場合、これまでに述べた濃度‐階調特性制御の濃度を全て特定の紙種との色差に変えれば良い。C,M,Y,K各々の特定の紙種との色差−階調特性を制御することにより、より人間の視覚特性に即した階調特性を得ることができる。
カラーセンサ42は、図1のカラー画像形成装置において転写材搬送路の定着部30より下流に転写材11の画像形成面へ向けて配置されており、転写材11上に形成された定着後の混色パッチにおける色のRGB出力値を検知する。カラー画像形成装置内部に配置することにより、定着後の画像を排紙部に排紙する前に、自動的に検知することが可能となる。
図5にカラーセンサ42の構成の一例を示す。カラーセンサ42は、白色LED53とRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aにより構成される。白色LED53を定着後のパッチが形成された転写材11に対して斜め45度より入射させ、0度方向への乱反射光強度をRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aにより検知する。RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aの受光部は、54bのようにRGBが独立した画素となっている。RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54の電荷蓄積型センサは、フォトダイオードでも良い。RGBの3画素のセットが、数セット並んでいるものでも良い。また、入射角が0度、反射角が45度の構成でも良い。更には、RGB3色が発光するLEDとフィルタ無しセンサにより構成しても良い。
ここで、図6に転写材11上に形成する定着後の濃度‐階調特性制御用パッチパターンの一例を示す。濃度−階調特性制御用パッチパターンは、色再現域の中心であり、カラーバランスを取る上で非常に重要な色であるグレーの階調パッチパターンである。ブラック(K)によるグレー階調パッチ61と、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)を混色したプロセスグレー階調パッチ62で構成されており、61aと62a、61bと62b、61cと62cといったように、標準のカラー画像形成装置において色度が近いKによるグレー階調パッチ61とCMYプロセスグレー階調パッチ62が対をなして並んでいる。このパッチのRGB出力値を、カラーセンサ42で検知する。
転写材11上に形成する定着後の濃度‐階調特性制御用パッチパターンは、グレーのパッチパターンに限らず、C,M,Y,K単色の階調パッチパターンでも良い。つまり、先に説明した中間転写体に形成する濃度‐階調特性制御用パッチパターンを定着させたものでも良い。また、絶対的な白色基準などを設ければ、絶対色度を算出することも可能である。
さらに、RGB出力値は階調度に対して連続的に変化するので、ある階調度とそれに隣接する階調度のRGB出力値を1次近似や2次近似等の数学的処理をすることで、検知した階調度間におけるRGB出力値の推定値を算出することができる。絶対的な白色基準が無く、絶対色度を算出できない場合においても、Kによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチのRGB出力値を相対比較することにより、ある階調度のKによるグレーパッチと色度がほぼ同じになる、CMYの3色を混合したプロセスグレーパッチのCMY3色の混合比率を算出できる。
以下で本実施例特有の複数のカラー画像形成装置における検出濃度による二次転写バイアス制御について説明を行う。
図7は高圧電源部の二次転写バイアス制御部を示す回路であり、正DCバイアス出力回路、負DCバイアス出力回路、負荷電流検出回路から構成されている。正DCバイアス制御部は、33KHzDuty50%のCLKA1によりFET103が駆動されFET103のドレイン端子は抵抗104及び105で駆動用電源を分圧した電圧に接続され更にFET106のゲートを駆動する。FET103ゲート−GND間に接続されている抵抗102はFET103のゲートに対する静電気対策抵抗である。FET106のドレインはフライバックトランス108の一次巻線及び共振用コンデンサ7と接続されている。フライバックトランス108の一次巻線の他方はトランジスタ110、抵抗111,113、オペアンプ114、コンデンサ115及び、制御端子DCPCNT116により制御される電圧が印加される。ここでアルミ電解コンデンサ109はフライバックトランス108駆動時の急峻な電流変化の場合にも駆動電圧の変動を無くするためのコンデンサである。このようにフライバックトランス8の一次巻線をある一定の制御電圧で駆動することによりフライバックトランス8の出力端子TR2OUT117には、制御電圧に相当する高圧DCバイアスが出力される。一方負DCバイアス出力は、42KHz正Duty20%のクロック信号CLKB129にてFET127を駆動してFET127のドレイン端子がインバータトランス130の一次巻線に接続されている。インバータトランスの一次巻線の他一方はダイオード126にてGNDに接続されスナバを形成している。もう一方の一次巻線は、トランジスタ113、抵抗121,122、ダイオード124、オペアンプ119、コンデンサ120、負DCバイアス制御用電圧DCNCONT118により制御される電圧が印加されている。アルミ電解コンデンサ125はインバータトランス130の一次巻線印加電圧を一定とするためにデカップリングコンデンサである。この様に一次巻線を駆動することによりインバータトランス130の二次巻線には高圧AC電圧が発生する。この高圧ACバイアスを高圧コンデンサ131,134、高圧ダイオード131,132により構成される倍整流回路によって高圧負DCバイアスが生成される。ここで、抵抗135は倍整流回路に配置された高圧コンデンサ134の放電用ブリーダ抵抗である。このインバータトランス及び倍整流回路にて生成された負DCバイアスは、フライバックトランス108の二次巻線入力端子に接続され、フライバックトランス108の二次巻き線を通じて出力端子TR2OUTに出力される。抵抗136は、高圧バイアス出力検出用抵抗であり、フライバックトランス108に内蔵されている高圧抵抗と直列に接続され出力制御用オペアンプの反転入力端子(正バイアス制御部)、非反転入力端子(負バイアス制御部)に接続される。
Visns146端子は電流検出出力端子であり、不図示の画像形成装置エンジン制御回路に接続される。電流検出回路は、抵抗137、138、143、145,147、コンデンサ141,144、ダイオード139,140にて構成される。この回路に基準電圧はVsであり、抵抗137,138及び、基準電圧にて生成される。負荷電流“零”にてVsを示し正負荷電流が大きくなるに従い電圧は増加する。又負負荷電流が大きくなった場合には電圧は減少する。
まずカラー画像形成装置は、図8に示すとおりの青色(二次色べた印字)の検出パターン画像71を形成して印刷動作を行う。この二次色画像パターンのパターン長さL1 72に関しては、二次転写ローラ28の周長よりも長いものとしており、本実施例においては、二次転写ローラ周長=50.26mmであるため、これ以上の長さとする。本例では、周期性の確認のために二周分の長さを印字するよう、L1 72は 120mmとしている。カラーセンサ42にて、定着後の本カラー画像を連続的に検出して、RGB出力値をそれぞれ画像形成装置の制御部メモリに格納する。その後RGB各色成分毎に平均値を算出し、平均値との差分を計算して、平均値以下になっている箇所の時刻を算出する。本実施例では、青パターン印刷してその印刷結果を検出するために、B成分のみに着目して算出作業を行う。本実施例に於ける画像形成装置の印刷速度は100mm/Sである。二次転写ローラの起因する転写性バラツキの場合には、二次転写ローラ28の周期即ち 500mS毎に現象が現れる。前記カラーセンサの出力から算出した濃度低下の周期が500mSとなっている場合においては、濃度変動の要因は二次転写ローラの特性バラツキであると判断して、画像形成装置の制御部にて、二次転写ローラバイアス制御信号DCPCNT116の値を増加させるように動作する。二次転写バイアス電圧の増加量に関しては、濃度平均値と500mS毎に低下しているRGB出力の差分に定数Kを掛けた値とする。このような動作を行うことによって、二次転写バイアス値増加により二次転写ローラに流れる二次転写電流を増加させることとなる。
以上説明したように、本実施例によれば、定着後の二次色パターンを画像形成装置のカラーセンサで検知し画像形成した色に着目し、その濃度変化に対して二次転写バイアスを増加させることによって、濃度ムラの少ない高画質カラー画像形成装置の提供が可能となる。
図9は実施例2で説明する二次転写バイアス制御に用いる、画像パターンである。画像形成装置は、実施例1と同様、タンデム方式のカラー画像形成装置である。基本的な構成、及び動作は実施例1と同様である為、省略し、以下では実施例1と異なる点を説明する。
実施例2においては、テストチャートとして図9に示すとおりのCMYのグレーパッチを用いる。この二次色画像パターンのパターン長さL2 74に関しては、二次転写ローラ28の周長よりも長いものとしており、本実施例においては、二次転写ローラ周長=50.26mmであるため、これ以上の長さとする。本例では、周期性の確認のために二周分の長さを印字するよう、L2 74は 120mmとしている。カラーセンサ42にて、定着後の本カラー画像を連続的に検出して、RGB出力値をそれぞれ画像形成装置の制御部メモリに格納する。その後RGB各色成分毎に平均値を算出し、平均値との差分を計算して、平均値以下になっている箇所の時刻を算出する。本実施例に於ける画像形成装置の印刷速度は100mm/Sである。二次転写ローラの起因する転写性バラツキの場合には、二次転写ローラ28の周期即ち 500mS毎に現象が現れる。前記カラーセンサの出力から算出した濃度低下の周期が500mSとなっている場合においては、濃度変動の要因は二次転写ローラの特性バラツキであると判断して、画像形成装置の制御部にて、二次転写ローラバイアス制御信号DCPCNT116の値を増加させるように動作する。二次転写バイアス電圧の増加量に関しては、濃度平均値と500mS毎に低下しているRGB出力の差分に定数Kを掛けた値とする。又、RGB各成分にて同様に周期性の有る濃度低下を観測した場合には、そのRGB出力差の大きいものを選択して、二次転写バイアス電圧を設定するものとする。
このような動作を行うことによって、二次転写バイアス値増加により二次転写ローラに流れる二次転写電流を増加させることとなる。
以上説明したように、本実施例によれば、定着後の二次色パターンを画像形成装置のカラーセンサで検知し画像形成した色に着目し、その濃度変化に対して二次転写バイアスを増加させることによって、濃度ムラの少ない高画質カラー画像形成装置の提供が可能となる。
図10は実施例3で説明する二次転写バイアス制御に用いる、画像パターンである。画像形成装置は、実施例1及び2と同様、タンデム方式のカラー画像形成装置である。基本的な構成、及び動作は実施例1及び2と同様である為、省略し、以下では実施例1或いは実施例2と異なる点を説明する。
実施例3においては、テストチャートとして図10に示すとおりの連続した二次色パターンとCMYのグレーパターンを用いる。この二次色画像パターンのパターン長さL3 76に関しては、二次転写ローラ28の周長よりも長いものとしており、本実施例においては、二次転写ローラ周長=50.26mmであるため、これ以上の長さとする。本例では、周期性の確認のために二周分の長さを印字するよう、各パターン60mmとして、全体パターンL2 74は 120mmとしている。カラーセンサ42にて、先ず二次色パターンお60mm分について、定着後の本カラー画像を連続的に検出して、RGB出力値をそれぞれ画像形成装置の制御部メモリに格納する。その後グレーパターンお60mm分について、定着後の本カラー画像を連続的に検出して、RGB出力値をそれぞれ画像形成装置の制御部メモリに格納する。その後それぞれのパターン部についてそれぞれRGB各色成分毎に平均値を算出し、平均値との差分を計算して、平均値以下になっている箇所の時刻を算出する。本実施例に於ける画像形成装置の印刷速度は100mm/Sである。二次転写ローラの起因する転写性バラツキの場合には、二次転写ローラ28の周期、即ち500mS毎に現象が現れる。前記カラーセンサの出力から算出した濃度低下の周期が500mSとなっている場合においては、濃度変動の要因は二次転写ローラの特性バラツキであると判断して、画像形成装置の制御部にて、二次転写ローラバイアス制御信号DCPCNT116の値を増加させるように動作する。二次転写バイアス電圧の増加量に関しては、濃度平均値と500mS毎に低下しているRGB出力の差分に定数Kを掛けた値とする。又、RGB各成分にて同様に周期性の有る濃度低下を観測した場合には、そのRGB出力差の大きいものを選択して、二次転写バイアス電圧を設定するものとする。
このような動作を行うことによって、二次転写バイアス値増加により二次転写ローラに流れる二次転写電流を増加させることとなる。
このように二次色べたパターンとCMY混色グレーパターンの両方のパターンに関して、それぞれカラーセンサにてRGB出力を確認することによって、すべての色、濃度に関してのチェックを実行することが可能となる。
以上説明したように、本実施例によれば、連続した複数のパターンを定着後に画像形成装置のカラーセンサで検知し画像形成した色に着目し、その濃度変化に対して二次転写バイアスを増加させることによって、濃度ムラの少ない高画質カラー画像形成装置の提供が可能となる。
実施例1で用いるカラー画像形成装置の全体構成を示す断面図 画像処理部における処理を示すフローチャート 濃度センサの構成を示す図 中間転写体に形成する濃度‐階調特性制御用パッチパターンを示す図 カラーセンサの構成を示す図 転写材上に形成する濃度‐階調特性制御用パッチパターンを示す図 二次転写高圧電源回路 実施例1で用いるパッチパターン 実施例2で用いるパッチパターン 実施例3で用いるパッチパターン 従来例を説明する図
符号の説明
11 転写材
21 給紙部
22Y、22M、22C、22K 感光体
23Y、23M、23C、23K 注入帯電手段
23YS、23MS、23CS、23KS スリーブ
25Y、25M、25C、25K トナーカートリッジ
26Y、26M、26C、26K 現像手段
27 中間転写体
28 転写ローラ
29 クリーニング手段
30 定着部
31 定着ローラ
32 加圧ローラ
33、34 ヒータ
41 濃度センサ
42 カラーセンサ
51 赤外発光素子
52 受光素子

Claims (5)

  1. 転写材上に形成された定着後のパッチの色を検知する色検知手段と、画像情報の階調度を濃度−階調特性に基づいた階調度へ変換するシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各色のキャリブレーションテーブルを用いて濃度−階調特性を制御する手段、転写材に高圧バイアスを印加する高圧電源出力手段、転写材に流れる電流を検出する転写電流検出手段、高圧電源出力制御手段、を有する画像形成装置において、色検知手段によって検出された値に基づいて、高圧バイアスを制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、検出用パッチを転写ローラの周長よりも長いパッチとすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 検出用パッチを二次色べたパッチとすることを特徴とする前記請求項1または2に記載する画像形成装置。
  4. 検出用パッチをCMYの各色成分を含んだグレーパッチとすることを特徴とする前記請求項1または2に記載する画像形成装置。
  5. 検出用パッチを二次色べたCMYの各色成分を含んだグレーパッチの連続したものであることを特徴とする前記請求項1または2に記載する画像形成装置。
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