JP2006038607A - 高圧流体の定圧比熱測定方法及び装置 - Google Patents

高圧流体の定圧比熱測定方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高圧下での試料流体の定圧比熱を、耐圧性のある厚肉の試料容器を用いずに、薄肉で熱容量が小さくかつ試料流体を完全に密閉した状態で高精度に測定できる高圧流体の定圧比熱測定方法と装置。
【解決手段】 伸縮自在で可変容積の試料容器2を一定温度に保たれた恒温槽30内に設置して試料容器2に一定の圧力を加えた状態で、試料容器2内の流体試料Sに外部から熱流量を与え、試料Sと恒温槽30との間の温度差変化データより試料Sと試料容器2の熱容量を求め、求められた熱容量から別に求められた試料容器2の熱容量を差し引くことで試料Sの熱容量を求め、試料容器2に充填した試料Sの充填量と求められた試料Sの熱容量から試料Sの定圧比熱を求める高圧流体の定圧比熱測定方法と装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高圧流体の定圧比熱測定方法及び装置に関し、特に、超臨界流体等を視野に入れ、高圧にまで及ぶ広い温度・圧力範囲において高圧流体の定圧比熱測定方法及び装置に関するものである。
本発明者は、特許文献1により、少ない試料を圧力容器に密閉し、金属ベローズ可変容器に配管で接続した構造で、一度の充填により広い温度圧力範囲を測定可能とし、かつ、試料から放出される熱損失を温度差と熱通過係数から求めて試料の定圧比熱を得る解析法を提案した。
しかしながら、特許文献1場合、肉厚の圧力容器では容器内に温度分布が大きく存在し、温度差と熱通過係数の関係を精度良く調べることは容易ではなかった。
また、特許文献2に提案の高圧下比熱測定装置及び方法では、肉薄の容器であるが、耐圧性を考慮して容器に通過口として穴が開いており、容器の内外に試料が充填されている。通過口を除く容器周囲は断熱層が設けられているが、通過口による試料の出入りは測定精度に大きく影響する問題がある。
特開2003−344324号公報 特開2004−69327号公報
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものであり、その目的は、高圧下での試料流体の定圧比熱を、耐圧性のある厚肉の試料容器を用いずに、薄肉で熱容量が小さくかつ試料流体を完全に密閉した状態で高精度に測定できる高圧流体の定圧比熱測定方法と装置を提供することである。
上記目的を達成する本発明の高圧流体の定圧比熱測定方法は、伸縮自在で可変容積の試料容器を一定温度に保たれた恒温槽内に設置して前記試料容器に一定の圧力を加えた状態で、前記試料容器内の流体試料に外部から熱流量を与え、前記試料と前記恒温槽との間の温度差変化データより前記試料と前記試料容器の熱容量を求め、求められた熱容量から別に求められた前記試料容器の熱容量を差し引くことで前記試料の熱容量を求め、前記試料容器に充填した前記試料の充填量と求められた前記試料の熱容量から試料の定圧比熱を求めることを特徴とする方法である。
この場合に、一定の圧力状態での試料の体積を試料容器の変形量から求め、その体積から試料の密度を求め、同組成における定圧比熱と密度を同時に測定するようにすることができる。
本発明の高圧流体の定圧比熱測定装置は、流体試料を入れるための伸縮自在で可変容積の試料容器と、前記試料容器を中に収容している圧力容器とが温度制御可能な恒温槽内に配置され、前記試料容器と前記圧力容器の間の空間の圧力を所定の値に設定制御する手段と、前記試料容器内の試料に所定の量の熱エネルギーを供給する加熱手段と、前記試料容器内の試料の温度を検出する温度検出手段とを備えて構成され、前記試料容器に一定の圧力を加えた状態で、前記試料容器内の試料に前記加熱手段により熱流量を与え、試料と前記恒温槽との間の温度差変化データより試料と前記試料容器の熱容量を求め、求められた熱容量から別に求められた前記試料容器の熱容量を差し引くことで試料の熱容量を求め、前記試料容器に充填した前記試料の充填量と求められた試料の熱容量から試料の定圧比熱を求めるようにしたことを特徴とするものである。
この場合に、試料容器の変形量を検出する手段を備え、一定の圧力状態での試料の体積を試料容器の変形量から求め、その体積から試料の密度を求め、同組成における定圧比熱と密度を同時に測定するようにすることもできる。
この場合、試料容器としては、例えばベローズをを備えた容器、あるいは、シリンダーとピストンとからもの等があげられる。
本発明の高圧流体の定圧比熱測定方法及び装置によれば、試料の内外で温度制御を行うような複雑な構造を持たずに、また、耐圧性のある厚肉の試料容器を用いずに、恒温槽の中に試料を入れた薄肉で熱容量が小さくかつ流体試料を完全に密閉した状態で、高圧下における流体の定圧比熱を高精度に測定することが可能となり、沸点の低い物質についても加圧することで液体にして広い温度範囲で測定でき、定圧比熱の挙動が大きく現れる臨界点近傍の試料のデータの取得もできる。
以下に、本発明の高圧流体の定圧比熱測定装置を実施例に基づいて説明する。図1に定圧比熱測定装置の要部の構成を示し、図2に熱量計10の断面図を、図3にその熱量計10の一部を破断してその内部を示す斜視図を示す。この定圧比熱測定装置の熱量計10は、試料容器として伸縮自在の金属ベローズ1を一端に設けた容器2(以下、金属ベローズ付き試料容器2と呼ぶ。)を用い、試料容器2内に温度計3(図の場合は5個配置して内部の温度分布を見ているが、1個でもよい。)とヒータ4を配置し、流体試料Sはバルブ6と配管5を経て金属ベローズ付き試料容器2内に密閉される。
金属ベローズ付き試料容器2は圧力容器7内に配置され、金属ベローズ付き試料容器2と圧力容器7の間には、配管8を経て窒素ガス等のガスGが加圧媒体として充填される。試料容器2の一端に設けた金属ベローズ1は伸縮自在のため、外側のガスGで加圧しても内側の試料Sに圧力を伝え、試料容器2の内側の試料Sの圧力とその外側のガスGの圧力はバランスする。したがって、加圧媒体としてガスGを加圧、制御することで、試料容器2内の試料Sに加わる圧力を常に一定に保つことができるため、試料Sを高圧域まで加圧、制御することができる。また、熱量計10をシリコンオイル等のオイルOを熱媒体とした恒温槽30に設置することで、高温域まで昇温、制御することができ、1回の少量の流体試料Sの充填により、高温高圧域において多数の状態点で高精度の測定が可能になる。また、試料Sの圧力を任意に設定できるため、等圧線に沿ったデータを得ることができる。
また、金属ベローズ付き試料容器2と圧力容器7の間には窒素ガス等のガスGが充填されるが、この窒素ガス等のガスGは気体のため、熱伝導率が極めて小さく断熱性に優れている。そして、試料容器2の一端に設けた金属ベローズ1は伸縮自在のため、外側のガスGで加圧しても内側の試料Sに圧力を伝え、容器2の内側の試料Sの圧力とその外側のガスGの圧力はバランスし、容器2及び金属ベローズ1そのものには耐圧性を必要としない。したがって、金属ベローズ1及び容器2は薄肉とすることができる。これにより、温度差と熱通過係数の関係を精度良く調べることが可能となり、かつ、金属ベローズ付き試料容器2全体も薄肉のため、試料Sに対して熱容量が小さく、試料Sの比熱を精度良く測定できることが可能となる。さらに、窒素ガス等のガスGによる高い断熱性と薄肉の金属ベローズ1によって、試料容器2の影響が小さく、高精度の定圧比熱測定ができるものである。
以下に、さらに詳細に説明すると、図1〜図3に示すように、本発明の定圧比熱測定装置は、流体の試料Sを入れるための試料容器として伸縮自在の金属ベローズ1を一端に設けた容器2と、金属ベローズ付き試料容器2を中に収容している圧力容器7と、圧力容器7中の金属ベローズ付き試料容器2に外側から窒素ガス等のガスGで所定の圧力を加えると共にその圧力を測定するための配管8と、金属ベローズ1先端の移動量を検出して金属ベローズ付き試料容器2内に充填されている流体試料Sの容積を計測する容積計9と、バルブ6を経て金属ベローズ付き試料容器2内に試料Sを充填するための配管5と、試料容器2内に配置した温度計3及びヒータ4と、オイルOを熱媒体として内部に収容している液体恒温槽30と、液体恒温槽30内のオイルO中に配置されたヒータ21、22、冷却器23、温度計24及び攪拌器25とを備えており、熱量計10は、金属ベローズ付き試料容器2とその内部に配置された温度計3とヒータ4で構成されており、長時間一定温度に保たれる液体恒温槽30のオイルO中に熱量計10がに配置されていて、試料容器2中の温度計3とヒータ4、配管5、配管8、液体恒温槽30中のヒータ21、22、冷却器23、温度計24及び攪拌器25は、それぞれ図示のように液体恒温槽30の外部と接続されている。
このような装置を用いて、定圧比熱、密度の算出の原理について説明する。流体試料Sの質量は質量法により天秤を用いて測定され、配管5とバルブ6を経て金属ベローズ付き試料容器2内に充填され、バルブ6を閉じることにより密封される。熱量計10は恒温槽30に設置され、熱量計10を測定温度まで上昇あるいは下降させて一定温度に保ち、金属ベローズ1の外側のガスGで加圧あるいは減圧させて一定圧力に保った後、熱量計10の試料容器2内のヒータ4で流体試料Sを一定供給熱流量Q’で加熱を始めると、図4に例示したように、試料Sの温度は上昇する。図4の縦軸は試料Sの温度と恒温槽温度との温度差(温度変化量)ΔTである。そのときの温度変化量ΔTの時間変化を、熱量計10の試料容器2内の温度計3で測定し、一定温度変化ΔTmax になるまでデータを取得し、データを以下の式で解析し、定圧比熱を求める。
図4の加熱過程で、試料Sに熱流量Q’が供給される場合、熱量計10から液体恒温槽30へ熱通過があるため、
Q’=C(dΔT/dt)+αΔT ・・・(1)
の関係が成立する。ここで、第1項は熱量計10が完全に断熱されている場合の温度変化量ΔTと試料容器2の熱容量Cを関係づける項であり、第2項は熱量計10から液体恒温槽30への熱通過による項であり、熱通過係数をαとしている。
時間t=0においてΔT=0としてΔTについて(1)式を解くと、
ΔT=Q’/α{1−exp(−αt/C)} ・・・(2)
となる。式(2)の係数をa,bと置き変えて、
ΔT=a{1−exp(−bt)} ・・・(3)
a=Q’/α ・・・(4)
b=α/C ・・・(5)
となる。式(4)と式(5)より、
C=Q’/(ab) ・・・(6)
である。ここで、
C=CS +Cb ・・・(7)
である。
測定により得られたデータを式(3)に当てはめて、式(4)と式(5)の係数を求め、式(6)よりヒータ4により試料Sに与えられた熱流量Q’を用いて熱容量Cが求められる。
あるいは、供給熱流量Q’が一定であると、試料Sの温度上昇はやがておさまり、一定温度になる。この温度をΔTmax とすると、この定常状態ではヒータ4によって供給される熱流量Q’と放出される熱流量αΔTmax は釣り合っているので、
Q’=αΔTmax ・・・(8)
となる。したがって、ヒータ4により試料Sに与えられた熱流量Q’と、測定により得られた図4のデータΔTmax を式(8)に当てはめて熱通過係数αが求められる。さらに、図4を対数グラフ化した図5の直線の傾きからα/Cが求められるので、両者から熱容量Cが求められる。
このとき、式(7)に示すように、以上のようにして求められるのは、試料Sの熱容量CS と試料容器2の熱容量Cb の和であり、予め水等の比熱が既知の物質で試料容器2の熱容量Cb を決定しておくと、求められた熱容量Cよりその熱容量Cb を差し引くことで試料Sの熱容量CS が求められる。
そして、試料Sの熱容量CS を試料容器2内に充填した試料Sの質量Mで割ることで、定圧比熱Cp が求められる。
また、試料Sの密度は次のようにして求める。測定する状態点の温度、圧力をそれぞれ恒温槽30の温度及び金属ベローズ1に加える圧力で設定し、十分に定常状態になった後、金属ベローズ1の変位の測定値を容積計9で得る。予め水を用いて、金属ベローズ1の変位Lと試料容器2の内容積Vの関係を検定して相関式を作成しておくことにより、各測定における金属ベローズ1の変位の測定値Lから試料Sの体積Vが算出される。充填した試料Sの質量Mは、予め天秤で測定されており、次式(9)より密度ρが算出される。
ρ=M/V ・・・(9)
このようにして、その加圧状態における定圧比熱と密度を同時に高精度に測定することができる。
図6は、図1の定圧比熱測定装置を実際に構成した1実施例のシステム構成図を示す。液体恒温槽30内の伝熱媒体のオイルOとしては例えばシリコンオイルを用い、その温度は、例えば標準白金抵抗測温体からなる温度計24を用いて検出し、その抵抗値を精密級交流ブリッジ41で測定して算出される。シリコンオイルOの温度制御には、外部へ流出する熱量をメインヒータ22の他、微調整を補助ヒータ21で行う。メインヒータ22の調整は、手動により大まかにコントロールするが、微調整は精密級交流ブリッジ41で設定した所定の温度の抵抗値からの偏差信号の電圧をPIDコントローラ64へ送り、PIDコントローラ64で調整された電圧を補助ヒータ21に出力して制御を行う。低温度域については、さらに冷却器23を用いる。また、シリコンオイルの温度分布を小さくするよう攪拌器25を取り付けてある。ここで、PIDコントローラ(比例・積分・微分コントローラ)64は、定値制御を行う際の一般的な制御方式(PID制御)を搭載した機器である。
金属ベローズ1を一端に設けた容器2の圧力を所定の値に設定制御するために、金属ベローズ1の外側から所定の圧力を加えるガスGとしては例えば窒素ガスを用い、窒素ガスを窒素ボンベ67から供給し、高圧域では油式の高圧ポンプ65を用いて油−窒素セパレータ66を介して窒素ガスを加圧し、窒素ガスGの圧力は重錘型圧力計42を用いて測定される。重錘型圧力計42は、圧力を測定すると共に圧力を一定に保持することができ、その微調整に圧力コントローラ68を用いる。
試料容器2内部には、白金抵抗測温体からなる温度計3と棒状のマイクロヒータからなるヒータ4が挿入されている。ヒータ4により試料Sを直接加熱し、その際の試料Sの温度の変化を温度計3によって検出する。この温度計3の抵抗値は、恒温槽30の温度に対応した抵抗値との差として抵抗測定回路45で測定し、加熱及び冷却過程による試料Sの温度変化として算出される。金属ベローズ1の変位量は、金属ベローズ1に取り付けたロッド53の先端に差動トランス47用のセンサーを取り付け、恒温槽30外部の変位計48で測定される。差動トランス47は、非接触型で測定できるため、ロッド53及び差動トランス47のセンサーは圧力容器7に連通している圧力配管の中に収められ、その圧力配管の外側から位置を検出している。差動トランス47は直動ステージ49に固定し、ロッド53の移動と平行に直動ステージ49は動くようになっている。金属ベローズ1の動きに連動してロッド53が動くと、デジタルマルチメーター46に示される誘導起電力が変位量に応じて生じ、誘導起電力は常に0になるようにすることで位置基準を決め、その値が0になるよう差動トランス47を平行移動させ、そのときの直動ステージ49の移動量を直動ステージ49に取り付けたマグネスケール50で測定し、カウンタ51に表示させ、それを金属ベローズ1の変位量として測定する。
恒温槽30の温度を測定している精密級交流ブリッジ41の出力、試料Sの加熱用ヒータ4の出力、金属ベローズ1の変位量を測定している変位計48の出力はデジタルマルチメータ46に入力され、GPIB、RS232C(送信ケーブル規格)を介してパーソナルコンピュータ52に取り込み、略0.2秒間隔でそのデータが自動的に記録される。
このような構成において、供給熱流量Q’は、熱量計10に挿入されたヒータ4のジュール熱により供給する。熱流量供給回路を図7に示す。ヒータ4にかかる電圧をV1 、標準抵抗器43の抵抗値をR2 とし、それにかかる電圧をV2 とすると、ジュール熱Q’は、
Q’=V1 ・V2 /R2
として算出される。電圧の測定には、デジタルマルチメータ46を用いる。
この図6〜図7の実施例の装置を用いた定圧比熱・密度の測定方法は、前記の定圧比熱、密度の算出の原理の説明から明らかであるので説明を省く。
以上、本発明の高圧流体の定圧比熱測定方法及び装置をその原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明は種々の変形と展開が可能である。例えば、試料容器として、伸縮自在の金属ベローズ1を一端に設けた容器2の代わりに、容器2自体をベローズで構成してもよいし、また、ベローズは金属に限らずプラスチック製のものでもよく、さらに、シリンダーとピストンとからなる可変容器を用いてもよい。
本発明の1実施例の高圧流体の定圧比熱測定装置の要部の構成を示す図である。 図1の定圧比熱測定装置に用いる熱量計の断面図である。 図2の熱量計の一部を破断してその内部を示す斜視図である。 試料に一定の熱流量を供給したときの温度上昇過程と定常状態を示すグラフである。 図4に示した加熱曲線を片対数グラフにした図である。 図1の定圧比熱測定装置を実際に構成した1実施例のシステム構成図である。 熱流量供給回路の回路図である。
符号の説明
S…流体試料
G…ガス
O…オイル
1…金属ベローズ
2…試料容器(金属ベローズ付き試料容器)
3…温度計
4…ヒータ
5…配管
6…バルブ
7…圧力容器
8…配管
9…容積計
10…熱量計
30…恒温槽
21…補助ヒータ
22…メインヒータ
23…冷却器
24…温度計
25…攪拌器
41…精密級交流ブリッジ
42…重錘型圧力計
43…標準抵抗体
44…直流定電圧源
45…抵抗測定回路
46…デジタルマルチメータ
47…差動トランス
48…変位計
49…直動ステージ
50…マグネスケール
51…カウンタ
52…パーソナルコンピュータ
53…ロッド
64…PIDコントローラ(比例・積分・微分コントローラ)
65…高圧ポンプ
66…油−窒素セパレータ
67…窒素ボンベ
68…圧力コントローラ

Claims (6)

  1. 伸縮自在で可変容積の試料容器を一定温度に保たれた恒温槽内に設置して前記試料容器に一定の圧力を加えた状態で、前記試料容器内の流体試料に外部から熱流量を与え、前記試料と前記恒温槽との間の温度差変化データより前記試料と前記試料容器の熱容量を求め、求められた熱容量から別に求められた前記試料容器の熱容量を差し引くことで前記試料の熱容量を求め、前記試料容器に充填した前記試料の充填量と求められた前記試料の熱容量から試料の定圧比熱を求めることを特徴とする高圧流体の定圧比熱測定方法。
  2. 前記一定の圧力状態での前記試料の体積を前記試料容器の変形量から求め、その体積から前記試料の密度を求め、同組成における定圧比熱と密度を同時に測定することを特徴とする請求項1記載の定圧比熱測定方法。
  3. 流体試料を入れるための伸縮自在で可変容積の試料容器と、前記試料容器を中に収容している圧力容器とが温度制御可能な恒温槽内に配置され、前記試料容器と前記圧力容器の間の空間の圧力を所定の値に設定制御する手段と、前記試料容器内の試料に所定の量の熱エネルギーを供給する加熱手段と、前記試料容器内の試料の温度を検出する温度検出手段とを備えて構成され、前記試料容器に一定の圧力を加えた状態で、前記試料容器内の試料に前記加熱手段により熱流量を与え、試料と前記恒温槽との間の温度差変化データより試料と前記試料容器の熱容量を求め、求められた熱容量から別に求められた前記試料容器の熱容量を差し引くことで試料の熱容量を求め、前記試料容器に充填した前記試料の充填量と求められた試料の熱容量から試料の定圧比熱を求めるようにしたことを特徴とする高圧流体の定圧比熱測定装置。
  4. 前記試料容器の変形量を検出する手段を備え、前記一定の圧力状態での前記試料の体積を前記試料容器の変形量から求め、その体積から前記試料の密度を求め、同組成における定圧比熱と密度を同時に測定するようにしたことを特徴とする請求項3記載の高圧流体の定圧比熱測定装置。
  5. 前記試料容器がベローズを備えた容器からなることを特徴とする請求項3又は4記載の高圧流体の定圧比熱測定装置。
  6. 前記試料容器がシリンダーとピストンとからなることを特徴とする請求項3又は4記載の高圧流体の定圧比熱測定装置。
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