JP2006036137A - 車両用シート温調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で空気温度と発熱温度とを検出する。
【解決手段】 座面への温調状態を検出する温度検出センサ47を、一方の略半面がシートヒータ46と接し、他方の略半面が配風溝65内に露出するように配設した。
これによれば、1つの温度検出センサ47にて空気温度と発熱温度とを検出することができるようになるため、構成も制御も簡単となり、コストを抑えることができる。また、乗員Hの冷温熱感に近い温度を計測することができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、シート内部から座面に向かって温度調節された空調風を送るための送風手段と、車両用シートの座面を加熱するシートヒータとを備える車両用シート温調装置に関するものであり、特に、座面の温調状態を検出する温度検出手段に関するものである。
従来、この種の車両用シートを温調する装置として、例えば、特許文献1の公報では、乗員が座るシートの座面に温度調節された空調風を吹き出すため、シート内にペルチエ素子と送風装置とを備えている。また、特許文献2の公報では、温度調節された空調風を車室内に吹き出す空調ユニットと、空調ユニットから空調風を乗員が座るシートの座面に導くためのシート空調ユニットとが備えられている。
そして、シートには、着座部および背当て部の表面材に空調風を吹き出す吹出部が設けられ、着座部および背もたれ部の内部に配風用ダクトが設けられ、その配風用ダクトの空気流れの上流側がシート空調ユニットの送風出口側に接続されている。これにより、シート空調ユニットより供給された空調風は配風用ダクトを通って各吹出部に配風され、シートに着座する乗員に対して吹き出す装置である。
このシート空調は、夏場などにおいて乗員がシートの座面に対して汗ばむときに蒸れ感を軽減させる効果を有しているため、近年の高級車に搭載されるようになってきた。そして、特許文献3の公報では、シート表面温度と供給する空気温度とを測るセンサをそれぞれ備えたものが示されている。
また、シートの座面を加熱するシートヒータは、皮シート装着車両において冬場などに乗員がシートの座面に対して冷たさを感じるとき、これを軽減させる効果を有しているため、近年の高級車に通常装備される機能となってきた。そして、シートヒータにおいても発熱温度を測るセンサを備えているのが通常である。
特開平5−277020号公報 特開2002−144849号公報 特開2002−262962号公報
しかしながら、座面に空調風を送る送風手段と座面を加熱するシートヒータとの両方を備えた場合、上記した従来技術の組み合わせでは、少なくとも空気温度を測るセンサとシートヒータの発熱温度を測るセンサとが個別に必要であり、コストが嵩むうえ制御が複雑になるという問題点がある。
図12は、その従来技術の組み合わせでの問題点を説明するシート60と着座した乗員Hとの側面概要図である。63aは空調風導入口であり47aは空気温度を測るセンサ、46は座面部と背もたれ部とに配置したシートヒータであり、47bはシートヒータ46の発熱温度を測るセンサである。
また、従来のシートヒータ用温度センサ47bは座面シート(シートクッション)61後方の背もたれシート(シートバック)62付近に設けてあるため、このセンサ47bを空気温度検出用センサとして共用すると、空調風導入口63aからの送風がセンサ47bを通過しないため、乗員Hが実際に感じる冷温熱感とセンサ検出温度とに乖離が発生するという問題点がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、シートへの送風手段とシートヒータとを両有する装置において、簡単な構成で空気温度と発熱温度とを検出することのできる車両用シート温調装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項11に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、乗員が座るシート(60)と、シート(60)の通気性を有する座面の内部に形成された配風溝(65)と、配風溝(65)を介して座面に向かって温度調節された空調風を送るための送風手段(41)と、座面の内部に設けられ座面を加熱するシートヒータ(46)と、送風手段(41)およびシートヒータ(46)を通電制御するシート温調制御手段(45)とを有する車両用シート温調装置において、
座面への温調状態を検出する温度検出手段(47)を、一方の略半面がシートヒータ(46)と接し、他方の略半面が配風溝(65)内に露出するように配設したことを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、1つの温度検出手段(47)にて空気温度と発熱温度とを検出することができるようになるため、構成も制御も簡単となり、コストを抑えることができる。また、乗員(H)の冷温熱感に近い温度を計測することができる。
また、請求項2に記載の発明では、乗員が座るシート(60)と、シート(60)の通気性を有する座面の内部に形成された配風溝(65)と、配風溝(65)を介して座面に向かって温度調節された空調風を送るための送風手段(41)と、座面の内部に設けられ座面を加熱するシートヒータ(46)と、送風手段(41)およびシートヒータ(46)を通電制御するシート温調制御手段(45)とを有する車両用シート温調装置において、
座面への温調状態を検出する温度検出手段(47)を、シートヒータ(46)を貫通させてシートヒータ(46)の厚み方向の略中央に配設すると共に、シートヒータ(46)から露出する温度検出手段(47)の一方の面がシート表皮部材(60c)と接し、シートヒータ(46)から露出する温度検出手段(47)の他方の面が配風溝(65)内に露出するように配設したことを特徴としている。
この請求項2に記載の発明によれば、1つの温度検出手段(47)にて座面温度と空気温度と発熱温度とを検出することができるようになるため、構成も制御も簡単となり、コストを抑えることができる。また、乗員(H)の冷温熱感に近い温度を計測することができる。
また、請求項3に記載の発明では、温度検出手段(47)としてディスク型サーミスタ(47)を用いたことを特徴としている。この請求項3に記載の発明によれば、配風溝(65)を流れる空気温度とシートヒータ(46)の発熱温度とを感度良く検出することができる。
また、請求項4に記載の発明では、温度検出手段(47)としてチップ型サーミスタ(47)を用いたことを特徴としている。この請求項4に記載の発明によれば、シート表皮部材(60c)からの座面温度と配風溝(65)を流れる空気温度とシートヒータ(46)の発熱温度とを感度良く検出することができる。
また、請求項5に記載の発明では、温度検出手段(47)を着座シート(61)の座面後方に配置したことを特徴としている。この請求項3に記載の発明によれば、乗員(H)が着座しても当たりにくい部位に温度検出手段(47)を配置することにより、着座時の異物感を防ぐことができる。
また、請求項6に記載の発明では、温度検出手段(47)は、シートヒータ(46)もしくはシート表皮部材(60c)の直下に配されると共に、配風溝(65)の直上に配されることを特徴としている。この請求項6に記載の発明によれば、配風溝(65)の直上に温度検出手段(47)を配置することにより、着座時の異物感を防ぐことができる。
また、請求項7に記載の発明では、温度検出手段(47)への風流れ上流部の配風溝(65)内に、風流れを温度検出手段(47)へ向けるための風流れ偏向手段(56)を設けたことを特徴としている。この請求項7に記載の発明によれば、配風溝(65)を流れる空調風が温度検出手段(47)に当たるようにして流れるようになることから空気温度の検出感度が上がり、乗員(H)の冷温熱感に近い温度を計測することができる。
また、請求項8に記載の発明では、温度検出手段(47)への風流れ上流部の配風溝(65)内に、温度検出手段(47)へ向かう風速を上げるための風速増加手段(59)を設けたことを特徴としている。この請求項8に記載の発明によれば、配風溝(65)を流れる空調風が温度検出手段(47)部分で流速を上げて流れるようになることから空気温度の検出感度が上がり、乗員(H)の冷温熱感に近い温度を計測することができる。
また、請求項9に記載の発明では、シート温調制御手段(45)は、シートヒータ(46)だけを稼動させて暖房を行う場合、温度検出手段(47)からの検出値に所定の補正を掛けて用いることを特徴としている。この請求項9に記載の発明によれば、配風溝(65)に滞留している残留空気の影響を軽減することができるため、乗員(H)の冷温熱感に近い温度にて制御することができる。
また、請求項10に記載の発明では、シート温調制御手段(45)は、送風手段(41)を稼動させての暖房と、シートヒータ(46)を稼動させての暖房とを同時に行う場合、温度検出手段(47)からの検出値に所定の補正を掛けて用いることを特徴としている。この請求項10に記載の発明によれば、配風溝(65)を流れる空調風の影響を考慮して、乗員(H)の冷温熱感に近い温度にて制御することができる。
また、請求項11に記載の発明では、乗員が座るシート(60)と、シート(60)の通気性を有する座面の内部に形成された配風溝(65)と、配風溝(65)を介して座面に向かって温度調節された空調風を送るための送風手段(41)と、座面の内部に設けられ座面を加熱するシートヒータ(46)と、送風手段(41)およびシートヒータ(46)を通電制御するシート温調制御手段(45)とを有する車両用シート温調装置において、
シートヒータ(46)の発熱素子にセラミック式ヒータ(46a)を用い、シートヒータ(46)の稼動時はセラミック式ヒータ(46a)の抵抗値によりセラミック式ヒータ(46a)の発熱温度を検出し、シートヒータ(46)の非稼動時はセラミック式ヒータ(46a)の抵抗値により座面の温度を検出することを特徴としている。
この請求項11に記載の発明によれば、セラミック式ヒータ(46a)は温度により自身の抵抗値が変化する性質を持っているため、これを温度検出に利用することにより温度検出センサを省略することができる。ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明を車両用シート温調装置に適用した第1実施形態について図1ないし図7に基づいて詳細に説明する。まず、図1は、本発明の実施形態に係る車両用シート温調装置の全体概要構成を示す模式図と、シート60の部分断面斜視図である。
まず、空調ユニット21の構成を説明する。送風ダクト22の上流側には、車室外の空気(外気)を吸入する外気吸込口23a・23bと、車室内の空気(内気)を吸入する内気吸入口24a・24bとが設けられ、これら各吸入口23a・23b・24a・24bから吸入する内外気の混合割合が内外気切換手段である内外気ドア25a・25bによって切り換えるようになっている。
送風ダクト22内には、送風機26が設けられ、この送風機26の下流側に、図示しない冷凍サイクルを構成する蒸発器28、エアミックスドア29およびエンジン冷却水が循環するヒータコア30が設けられている。上記エアミックスドア29の開度を調節することによって、ヒータコア30を通過する空気と通過しない空気との混合割合を調節して、空調風の吹出温度を調整するようになっている。
そして、送風ダクト22の下流側には、車両の前面ガラスに向けて空調風を吹き出す図示しないデフロスタ吹出口にダクトを介して接続されるデフロスタ開口部31と、乗員の上半身に向けて空調風を吹き出す図示しないフェイス吹出口にダクトを介して接続されるフェイス開口部32と、乗員の足元に向け空調風を吹き出す図示しないフット吹出口にダクトを介して接続されるフット開口部33とが設けられ、これら各開口部31〜33の上流側に、それぞれモードドア34〜36が設けられている。
以上のように構成された空調ユニット21は、空調制御装置(以下、エアコンECUと呼ぶ。)37によって制御される。このエアコンECU37には、車両の熱負荷を検出するために、内気温度センサ38・外気温度センサ39・日射量を検出する日射センサ40から検出した検出信号Tr・Tam・Tsが入力される。
更に、このエアコンECU37には、インストルメントパネルの中央部に設けられたエアコン操作パネル44から操作信号が入力される。図2は、エアコン操作パネル44の構成を示す正面図である。このエアコン操作パネル44には、図に示すように、乗員が操作するための各種スイッチ類が設けられている。
主なスイッチとして、空調運転をオン/オフするエアコン運転スイッチ48、運転モードを自動/手動に切り換えるオートエアコンスイッチ49、吹出口の切り換えをフェイス・バイレベル・フット・フットデフロスタ・デフロスタのいずれかを手動で切り換える5つの吹出モード切換スイッチ50、吸い込みモードを外気モード/内気モードに手動で切り換える吸気モード切換スイッチ51、送風量を手動で切り換える送風切換スイッチ52、および空調制御の目標値となる設定温度を手動設定する温度設定スイッチ53とが設けられている。
尚、オートエアコンスイッチ48は、吹出モード切換スイッチ50・吸気モード切換スイッチ51、および送風切換スイッチ52の運転モードの切り換えを自動制御する操作スイッチである。これにより、エアコンECU37は、マイクロコンピュータを主体として構成され、各種センサ38〜40からの検出信号、およびエアコン操作パネル44からの操作信号に基づいて空調ユニット21の吹出温度を制御するための空調制御手段が内蔵された図示しないROM内に設けられている。
一方、乗員が座るシート60は、着座シート61および背もたれシート62それぞれの通気性を有する座面の内部に、多数本の配風溝65が形成されている。そして、シート下に内蔵した送風機(送風手段)41は、空調ユニット21から供給される温度調節された空調風を、送風ダクト63・64を介して配風溝65に供給して座面から吹き出すようにしている。また、座面の内部には、座面を加熱するシートヒータ46が設けられている。
シート60へは、シート空調ユニット4から空気供給ダクト8を介して温風または冷風が供給される。空気供給ダクト8は、シート空調ユニット4の吐出口4aに連通されている。尚、図1では、空気給ダクト8をシート60の下部に接続する構造を示しているが、空気給ダクト8をシート60の側部に接続するようにしても良い。また、シート空調ユニット4を着座シート61の下部に配設しても良い。
次に、シート空調ユニット4には、吐出口4aの上流側に車室内空気(内気)を吸入する内気吸込口4bと、冷風取入口4cと、温風取入口4dとが形成されている。冷風取入口4cは、フェイス開口部32から分岐された冷風ダクト32aと連通させ、温風取入口4dは、フット吹出口33から分岐された温風ダクト33aとが連通されている。
そして、これらの取入口4c・4dの下流側に冷風導入と温風導入とを切り換える冷温風モードドア42と、車室内に連通する内気吸込口4bと、この内気を取り入れて開度調節可能な内気モードドア43とが設けられている。尚、これらのモードドア42・43は、図示しないサーボモータなどのアクチュエータにて駆動されるようになっている。
そして、上記の構成によるシート空調ユニット4は、シート温調制御装置(シート温調制御手段。以下、シートECUと呼ぶ。)45によって制御される。このシートECU45には、後述するシート温度センサ47からの検出信号Toと、乗員が操作するシート温調操作パネル54からの操作信号とが入力されると共に、送風機41、モードドア42・43、シートヒータ46へ制御出力を出すようになっている。
このシート空調ユニット4は、前席の左右2つのシートと、後席シートの左右両側とにそれぞれ設けられ、各席の乗員が自席のシート空調ユニット4の動作レベルを任意に調整できるように、例えば、前席のドアの内側部と後席シートの中央部に、シート温調操作パネル54が合計4個設けられている。図3は、そのシート温調操作パネル54の構成を示す正面図である。
各席のシート温調操作パネル54には、図3に示すように、シートの設定温度を手動設定するためのシート温度設定スイッチ55と、シート温調をオン/オフするシート温調運転スイッチ57と、上述した内気モードドア43を駆動させて内気吸込口4bを開/閉する内気スイッチ58とが設けられている。また、送風機41の送風量を切り換えるシート送風量切換スイッチなどを設けても良い。シート温度設定スイッチ55は、回転式のダイヤルスイッチにより構成され、涼しめゾーン55aと暖かめゾーン55bとにシート設定温度を選択するようになっている。
尚、本実施形態では、複数のシート温調操作パネル54がECU37と接続されているが、最初にシート空調ユニット4のシート温調運転スイッチ57をオンしたシート温調操作パネル54の入力信号によって、空調ユニット21の動作がシート空調ユニット4の動作と関連付けて制御されるようになっている。
従って、他の座席のシート空調ユニット4は、シート空調運転スイッチ57がオンされていれば、最初にオンされたシート空調ユニット4と同じ動作をするため、シート温度設定スイッチ55の設定変更を受け入れないようになっている。但し、暖かめゾーン55b側は各シートヒータ46で個別に対応するようになっている。
また、内気スイッチ58は、シート空調ユニット4に車室内空気を取り入れてシート60へ吹き出すときに作動させるスイッチである。この内気スイッチ58をON(開)させると内気吸込口4bを全開させるように内気モードドア43を回動させて車室内空気を取り入れるものである。
尚、シートECU45は、マイクロコンピュータを主体として構成され内蔵の図示しないROMに制御プログラムが設けられている。この制御プログラムは、シート温度センサ47からの検出信号Toを入力してシート60からの吹出温度もしくはシートヒータ46の発熱温度を制御するシート温調制御である。
次に、以上の構成による車両用シート温調装置の作動について説明する。まず、エアコンECU37の空調制御手段を実行することにより、乗員が設定した操作信号および各種センサ38〜40からの検出信号に基づいて吹出温度を制御して車室内を空調する。一方のシート空調は、乗員が設定した設定温度となるように、冷風取入口4cまたは温風取入口4dから取り入れた空調ユニット21からの空調風と内気吸込口4bから取り入れた内気との風量割合を調整するシート温調制御を実行することで所望する吹出温度が得られるようになっている。これによれば、一例として、夏場のクールダウンのときに、乗員とシートとの接触面で発生する汗むら感が迅速に解消される効果を有している。
次に、本発明の要部であるシート60の構造について説明する。図4は、本発明の一実施形態におけるシート60の正面図である。また、図5の(a)は着座シート61を例に、本発明のシート60の構造を説明する分解斜視図であり、(b)は(a)の縦断面模式図である。シート60は、支持部材60aの上面に多孔製部材60bを接着し、その上にシートヒータ46を乗せたうえ全体をシート表皮(シート表皮部材)60cでくるんだ構造となっている。これは、着座シート61も背もたれシート62も同様である。
そして、支持部材60aの上面には多数本の配風溝65が形成されており、多孔製部材60bには配風溝65に対応した連通孔が設けられ、シートヒータ46にも発熱素子以外の部分には配風溝65に対応した連通孔が設けられ、本革や合成皮革などのシート表皮60cにも配風溝65に対応した直径1mm程度の吹出孔が多数設けられている。ちなみに、図4の63a・64aは、送風ダクト63・64が接続された給風口である。
また、図6は、シートヒータ46の構造を説明する分解斜視図である。つづら折りに形成した電熱線(ニクロム)ヒータやフィルムヒータなどの発熱素子46aの上下面を絶縁と防水のためポリエチレンフィルム46bで挟み、その更に上下面を全体の補強・滑り止め・着座感触向上のためメッシュ布で挟んだ構造となっている。
そして、着座シート61に設けられた配風溝65の背もたれシート62寄りの位置に温度検出センサ(温度検出手段)としてディスク型サーミスタ47を設けている(図4参照)。図7の(a)はディスク型サーミスタ47の斜視図であり、(b)は本発明の第1実施形態におけるセンサ設置部分の構造を説明する部分断面図である。ディスク型サーミスタ47は、扁平なセンサ部47aとリード線部47bとから構成され、その扁平なセンサ部47aの一方の面がシートヒータ46と接し、他方の面が配風溝65の直上で配風溝65内に露出するように配設している。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、座面への温調状態を検出する温度検出センサ47を、一方の略半面がシートヒータ46と接し、他方の略半面が配風溝65内に露出するように配設している。これによれば、1つの温度検出センサ47にて空気温度と発熱温度とを検出することができるようになるため、構成も制御も簡単となり、コストを抑えることができる。また、乗員Hの冷温熱感に近い温度を計測することができる。
また、温度検出センサ47としてディスク型サーミスタ47を用いている。これによれば、配風溝65を流れる空気温度とシートヒータ46の発熱温度とを感度良く検出することができる。
また、温度検出センサ47を着座シート61の座面後方に配置している。これによれば、乗員Hが着座しても当たりにくい部位に温度検出センサ47を配置することにより、着座時の異物感を防ぐことができる。
また、温度検出センサ47は、シートヒータ46の直下に配されると共に、配風溝65の直上に配されている。これによれば、配風溝65の直上に温度検出センサ47を配置することにより、着座時の異物感を防ぐことができる。
(第2実施形態)
図8の(a)はチップ型サーミスタ47の斜視図であり、(b)は本発明の第2実施形態におけるセンサ設置部分の構造を説明する部分断面図である。上述した第1実施形態と異なるのは、センサ部47aがラグビーボール状の楕円形をしている点と、そのチップ型サーミスタ47を、シートヒータ46を貫通させてシートヒータ46の厚み方向の略中央に配設すると共に、シートヒータ46から露出する温度検出センサ47の一方の面がシート表皮60cと接し、シートヒータ46から露出する温度検出センサ47の他方の面が配風溝65内に露出するように配設している。
これによれば、1つの温度検出センサ47にて座面温度と空気温度と発熱温度とを検出することができるようになるため、構成も制御も簡単となり、コストを抑えることができる。また、乗員Hの冷温熱感に近い温度を計測することができる。また、温度検出センサ47としてチップ型サーミスタ47を用いている。これによれば、シート表皮60cからの座面温度と配風溝65を流れる空気温度とシートヒータ46の発熱温度とを感度良く検出することができる。
(第3実施形態)
図9の(a)は本発明の第3実施形態における配風溝65の平面図であり、(b)は(a)の側面断面図である。上述した実施形態と異なるのは、温度検出センサ47への風流れ上流部の配風溝65内に、風流れを温度検出センサ47へ向けるための風流れ偏向突部(風流れ偏向手段)56を設けている点である。
この風流れ偏向突部56は、図9に示すように、配風溝65の側面であっても良いし、下面であっても良いし、この両方であっても良く、支持部材60aに一体にして設けたものである。これによれば、配風溝65を流れる空調風が温度検出センサ47に当たるようにして流れるようになることから空気温度の検出感度が上がり、乗員Hの冷温熱感に近い温度を計測することができる。
(第4実施形態)
図10は、本発明の第4実施形態における配風溝65の平面図である。上述した実施形態と異なるのは、温度検出センサ47への風流れ上流部の配風溝65内に、温度検出センサ47へ向かう風速を上げるための乱流発生突部(風速増加手段)59を設けている。この乱流発生突部59は、図10に示すように、配風溝65の側面であっても良いし、下面であっても良いし、この両方であっても良く、支持部材60aに一体にして設けたものである。
これによれば、この乱流発生突部59によって配風溝65の壁面近傍には乱流が発生し、配風溝65の中央付近の温度検出センサ47部分では空調風が流速を上げて流れるようになることから空気温度の検出感度が上がり、乗員Hの冷温熱感に近い温度を計測することができる。
(第5実施形態)
図11は、本発明の第5実施形態におけるセンサ検出温度に対する補正を説明するグラフである。(a)は送風なしでシートヒータ46だけ稼動させて暖房を行った場合、(b)は送風だけで冷房もしくは暖房を行いシートヒータ46は稼動させない場合、(c)は送風による暖房とシートヒータ46を稼動させての暖房とを同時に行った場合のセンサ検出温度とシート表面温度である。
シートECU45は、図11(a)のようにシートヒータ46だけを稼動させて暖房を行う場合、温度検出センサ47からの検出値に所定の補正を掛けて用いるようにしている。これによれば、配風溝65に滞留している残留空気の影響を軽減することができるため、乗員Hの冷温熱感に近い温度にて制御することができる。
また、シートECU45は、図11(c)のように送風機41を稼動させての暖房と、シートヒータ46を稼動させての暖房とを同時に行う場合、温度検出センサ47からの検出値に所定の補正を掛けて用いる94iしている。これによれば、配風溝65を流れる空調風の影響を考慮して、乗員Hの冷温熱感に近い温度にて制御することができる。ちなみに、図11(b)のように送風だけで冷房もしくは暖房を行いシートヒータ46は稼動させない場合、センサ検出温度とシート表面温度とは略等しくなるので補正は不要である。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態として、シートヒータ46の発熱素子(図6参照)にセラミック式ヒータ46aを用い、シートヒータ46の稼動時はセラミック式ヒータ46aの抵抗値によりセラミック式ヒータ46aの発熱温度を検出し、シートヒータ46の非稼動時はセラミック式ヒータ46aの抵抗値により座面の温度を検出するようにしている。
セラミックヒータは、従来、車両後方窓ガラスのデフォッガなどに使用されているものであり、形状は電熱線ヒータと同じで、材質が異なるだけとなる。このセラミックヒータは、自分自身の温度により抵抗値が変化する。より具体的には、温度が上がると抵抗値が上昇し、抵抗値が上がることでヒータには電流が流れにくくなる。このことより、自動的に一定温度を維持する特性がある。通常はこの特性を過熱防止制御に利用しているが、本発明ではこの特性を温度検出に利用するものである。
これによれば、セラミック式ヒータ46aは温度により自身の抵抗値が変化する性質を持っているため、これを温度検出に利用することにより温度検出センサを省略することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、冷温風の供給源として車両の空調ユニット21を用いているが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、シート60内にペルチエ素子などの電熱素子を搭載し、これを冷温風の供給源とするものであっても良い。また、上述の実施形態では、温度検出センサ47にサーミスタを用いているが、温度検出手段として熱電対のように端子間電圧を用いて温度を検出するものを用いても良い。
また、上述の実施形態では、空調ユニット21から供給される空調風による冷暖房と、シートヒータ46による暖房とを同時にも行うものであったが、車室内雰囲気温度より低い温度を提供する場合は空調ユニット21から供給される空調風だけを用い、車室内雰囲気温度より高い温度を提供する場合はシートヒータだけを用いる制御であっても良い。これにより、温度検出センサ47は冷房時には配風溝65の空気温度だけを検出し、暖房時はシートヒータ46の発熱温度だけを検出することとしても良い。
本発明の実施形態に係る車両用シート温調装置の全体概要構成を示す模式図と、シート60の部分断面斜視図である。 エアコン操作パネル44の構成を示す正面図である。 シート温調操作パネル54の構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態におけるシート60の正面図である。 (a)は着座シート61を例に、本発明のシート60の構造を説明する分解斜視図であり、(b)は(a)の縦断面模式図である。 シートヒータ46の構造を説明する分解斜視図である。 (a)はディスク型サーミスタ47の斜視図であり、(b)は本発明の第1実施形態におけるセンサ設置部分の構造を説明する部分断面図である。 (a)はチップ型サーミスタ47の斜視図であり、(b)は本発明の第2実施形態におけるセンサ設置部分の構造を説明する部分断面図である。 (a)は本発明の第3実施形態における配風溝65の平面図であり、(b)は(a)の側面断面図である。 本発明の第4実施形態における配風溝65の平面図である。 本発明の第5実施形態におけるセンサ検出温度に対する補正を説明するグラフである。 従来技術の組み合わせでの問題点を説明するシートと着座した乗員との側面概要図である。
符号の説明
41…送風機(送風手段)
45…シート温調制御装置(シート温調制御手段)
46…シートヒータ
46a…セラミック式ヒータ(発熱素子)
47…温度検出センサ、ディスク型サーミスタ、チップ型サーミスタ(温度検出手段)
56…風流れ偏向突部(風流れ偏向手段)
59…乱流発生突部(風速増加手段)
60…シート
60c…シート表皮(シート表皮部材)
65…配風溝

Claims (11)

  1. 乗員が座るシート(60)と、
    前記シート(60)の通気性を有する座面の内部に形成された配風溝(65)と、
    前記配風溝(65)を介して前記座面に向かって温度調節された空調風を送るための送風手段(41)と、
    前記座面の内部に設けられ前記座面を加熱するシートヒータ(46)と、
    前記送風手段(41)および前記シートヒータ(46)を通電制御するシート温調制御手段(45)とを有する車両用シート温調装置において、
    前記座面への温調状態を検出する温度検出手段(47)を、一方の略半面が前記シートヒータ(46)と接し、他方の略半面が前記配風溝(65)内に露出するように配設したことを特徴とする車両用シート温調装置。
  2. 乗員が座るシート(60)と、
    前記シート(60)の通気性を有する座面の内部に形成された配風溝(65)と、
    前記配風溝(65)を介して前記座面に向かって温度調節された空調風を送るための送風手段(41)と、
    前記座面の内部に設けられ前記座面を加熱するシートヒータ(46)と、
    前記送風手段(41)および前記シートヒータ(46)を通電制御するシート温調制御手段(45)とを有する車両用シート温調装置において、
    前記座面への温調状態を検出する温度検出手段(47)を、前記シートヒータ(46)を貫通させて前記シートヒータ(46)の厚み方向の略中央に配設すると共に、前記シートヒータ(46)から露出する前記温度検出手段(47)の一方の面がシート表皮部材(60c)と接し、前記シートヒータ(46)から露出する前記温度検出手段(47)の他方の面が前記配風溝(65)内に露出するように配設したことを特徴とする車両用シート温調装置。
  3. 前記温度検出手段(47)としてディスク型サーミスタ(47)を用いたことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート温調装置。
  4. 前記温度検出手段(47)としてチップ型サーミスタ(47)を用いたことを特徴とする請求項2に記載の車両用シート温調装置。
  5. 前記温度検出手段(47)を着座シート(61)の座面後方に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用シート温調装置。
  6. 前記温度検出手段(47)は、前記シートヒータ(46)もしくは前記シート表皮部材(60c)の直下に配されると共に、前記配風溝(65)の直上に配されることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用シート温調装置。
  7. 前記温度検出手段(47)への風流れ上流部の前記配風溝(65)内に、風流れを前記温度検出手段(47)へ向けるための風流れ偏向手段(56)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用シート温調装置。
  8. 前記温度検出手段(47)への風流れ上流部の前記配風溝(65)内に、前記温度検出手段(47)へ向かう風速を上げるための風速増加手段(59)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用シート温調装置。
  9. 前記シート温調制御手段(45)は、前記シートヒータ(46)だけを稼動させて暖房を行う場合、前記温度検出手段(47)からの検出値に所定の補正を掛けて用いることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用シート温調装置。
  10. 前記シート温調制御手段(45)は、前記送風手段(41)を稼動させての暖房と、前記シートヒータ(46)を稼動させての暖房とを同時に行う場合、前記温度検出手段(47)からの検出値に所定の補正を掛けて用いることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用シート温調装置。
  11. 乗員が座るシート(60)と、
    前記シート(60)の通気性を有する座面の内部に形成された配風溝(65)と、
    前記配風溝(65)を介して前記座面に向かって温度調節された空調風を送るための送風手段(41)と、
    前記座面の内部に設けられ前記座面を加熱するシートヒータ(46)と、
    前記送風手段(41)および前記シートヒータ(46)を通電制御するシート温調制御手段(45)とを有する車両用シート温調装置において、
    前記シートヒータ(46)の発熱素子にセラミック式ヒータ(46a)を用い、前記シートヒータ(46)の稼動時は前記セラミック式ヒータ(46a)の抵抗値により前記セラミック式ヒータ(46a)の発熱温度を検出し、前記シートヒータ(46)の非稼動時は前記セラミック式ヒータ(46a)の抵抗値により前記座面の温度を検出することを特徴とする車両用シート温調装置。
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