JP2006035847A - 射出成形装置および該射出成形装置を用いた樹脂材料の供給方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置の構成がシンプルであって、作動時に省エネルギー化を図りつつ樹脂材料を乾燥処理することが可能な射出成形装置および該射出成形装置を用いた樹脂材料の供給方法を提供する。
【解決手段】 材料供給部20から供給される樹脂材料を射出手段10で溶融し、溶融樹脂を金型30内に注入して樹脂成形品を成型する射出成形装置Sであって、射出手段10は、樹脂材料を溶融するときに加熱されるシリンダ11と、シリンダ11の周囲の加熱された空気を材料供給部20内に搬送して材料供給部20内の樹脂材料を乾燥処理する乾燥手段(ヒートカバー16,配管18,ファン17等)を有する。
【選択図】 図4
【解決手段】 材料供給部20から供給される樹脂材料を射出手段10で溶融し、溶融樹脂を金型30内に注入して樹脂成形品を成型する射出成形装置Sであって、射出手段10は、樹脂材料を溶融するときに加熱されるシリンダ11と、シリンダ11の周囲の加熱された空気を材料供給部20内に搬送して材料供給部20内の樹脂材料を乾燥処理する乾燥手段(ヒートカバー16,配管18,ファン17等)を有する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、射出成形装置および樹脂材料の供給方法に係り、特に、射出部内で溶融される樹脂材料を予め乾燥させて射出部に供給する射出成形装置および該射出成形装置を用いた樹脂材料の供給方法に関する。
従来、予め材料乾燥チャンバで乾燥させてから、ホッパに樹脂材料を供給する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の装置では、材料乾燥チャンバ内を減圧した状態でヒータによって樹脂材料を乾燥処理することができ、乾燥処理された樹脂材料は、材料乾燥チャンバから材料移送管を通してホッパに搬送される。このように、特許文献1に記載の装置では、予め樹脂材料が乾燥処理されて射出シリンダに供給されるので、成型品に気泡等が発生することを低減することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、樹脂材料を乾燥処理するための専用の材料供給チャンバが必要であるので、装置の構成が複雑になると共に、乾燥処理に大きなエネルギーが必要になるという不都合があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の構成がシンプルであって、作動時に省エネルギー化を図りつつ樹脂材料を乾燥処理することが可能な射出成形装置および該射出成形装置を用いた樹脂材料の供給方法を提供することにある。
前記課題は、本発明によれば、材料供給部から供給される樹脂材料を射出部で溶融し、溶融樹脂を前記射出部によって金型内に注入して樹脂成形品を成型する射出成形装置であって、前記射出部は、樹脂材料を溶融するときに加熱されるシリンダと、該シリンダの周囲の加熱された空気を前記材料供給部内に搬送して該材料供給部内の樹脂材料を乾燥処理する乾燥手段と、を有することにより解決される。
このように本発明では、供給された樹脂材料を溶融する射出部が加熱シリンダを有しており、この加熱シリンダの周囲のホットエアーを乾燥手段によって材料供給部に搬送することができる。これにより、材料供給部内の樹脂材料を予め射出部内に供給する前に、乾燥処理することが可能となる。そして、本発明では、乾燥処理するための加熱手段を別途設けることなく、加熱シリンダの周囲のホットエアーを用いている。したがって、本発明では、省エネルギー化を図ることができると共に、装置が大掛かりとなることなく構成を簡略化することができる。
また、前記乾燥手段は、前記シリンダの外周面との間に空間を有するように前記シリンダの周囲に配設されたヒートカバーと、該ヒートカバーと前記シリンダとの間の空間と前記材料供給部の内部とを連通する配管と、該配管を介して前記ヒートカバー内の加熱された空気を前記材料供給部内に搬送するファンと、を有する構成とすることができる。
前記材料供給部は、樹脂材料を貯蔵する外部タンクから樹脂材料が供給される材料供給タンクと、該材料供給タンクに上端側が連通すると共に前記射出部内に下端側が連通し該射出部に樹脂材料を供給する材料保持部と、外部タンクと前記材料供給タンクとの間を開閉可能に仕切る第1供給弁と、前記材料供給タンクと前記材料保持部との間を開閉可能に仕切る第2供給弁と、を備えてなり、前記材料供給タンク内を排気可能な真空排気手段と、前記材料保持部内が所定の真空状態に排気されると共に前記第2供給弁が閉じられた状態で、外部タンク側から前記材料供給タンクに樹脂材料が供給されたときに、前記シリンダの周囲の加熱された空気を前記材料供給タンク内に搬送するように前記乾燥手段を制御する制御手段と、を備える構成とすると好適である。
このように、材料供給部を第1供給弁と第2供給弁によって開閉可能に仕切られた構成とし、材料保持部内が所定の真空状態に排気されると共に第2供給弁が閉じられた状態で、外部タンク側から材料供給タンクに樹脂材料が供給されたときに、シリンダの周囲の加熱された空気を材料供給タンク内に搬送するように構成することによって、材料保持部内および射出部内を真空状態に排気した状態で、樹脂材料を乾燥処理することができる。
さらに、材料供給タンク内で樹脂材料を乾燥処理した後、第1供給弁を閉じて材料供給タンクを真空状態まで排気し、第2供給弁を開けることによって、材料保持部内および射出部内を真空状態に保持したまま、材料供給タンクから材料保持部へ樹脂材料を供給することができる。
さらに、材料供給タンク内で樹脂材料を乾燥処理した後、第1供給弁を閉じて材料供給タンクを真空状態まで排気し、第2供給弁を開けることによって、材料保持部内および射出部内を真空状態に保持したまま、材料供給タンクから材料保持部へ樹脂材料を供給することができる。
また、本発明の射出成形装置を用いることにより、前記材料保持部内が所定の真空状態に排気されると共に前記第2供給弁が閉じられた状態で、前記第1供給弁を開き、外部タンクから前記材料供給タンク内に樹脂材料を供給し、前記シリンダの周囲の加熱された空気を前記材料供給タンク内に搬送して樹脂材料を乾燥処理し、前記第1供給弁を閉じた後、前記材料供給タンク内を前記真空排気手段によって所定の真空状態まで排気し、前記第2供給弁を開いて、前記樹脂供給タンク内に供給された樹脂材料を前記材料保持部へ排出すると共に前記射出部内に樹脂材料を供給することができる。
本発明の射出成形装置によれば、射出部は、樹脂材料を溶融するときに加熱されるシリンダの周囲の加熱された空気を材料供給部内に搬送して、材料供給部内の樹脂材料を乾燥処理する乾燥手段を備えている。これにより、別途ヒータ等の加熱手段を配設する必要がないので、装置の構成をシンプルにすることができる。また、従来のように加熱手段を作動させる必要がなく、加熱されたシリンダの周囲のホットエアーを再利用して、加熱源としているので、省エネルギー化を図ることができ、装置のランニングコストを低減することが可能である。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1〜図7は本発明の一実施形態に係るものであり、図1は射出成形装置の説明図、図2は金型の説明図、図3は制御手段の説明図、図4は材料供給部の説明図、図5は材料供給部の通気孔カバーの説明図、図6は材料供給部のタイミングチャート、図7は金型真空バルブのタイミングチャートである。
図8〜図11は本発明の他の実施形態に係るものであり、図8は射出成形装置の説明図、図9は材料供給部の説明図、図10は制御手段の説明図、図11は材料供給部のタイミングチャートである。
図8〜図11は本発明の他の実施形態に係るものであり、図8は射出成形装置の説明図、図9は材料供給部の説明図、図10は制御手段の説明図、図11は材料供給部のタイミングチャートである。
図1は、本発明の一実施形態に係る射出成形装置Sの断面説明図である。図1に示すように、射出成形装置Sは、射出手段10,金型30,型締め手段80,真空排気手段90,制御手段100を主要構成要素として構成されている。射出手段10,型締め手段80は、架台1上に取り付けられ、金型30は、型締め手段80に取り付けられている。
本例の射出手段10は、スクリュ・イン・ライン式の射出機であり、シリンダ11と、ノズル13と、駆動部14と、樹脂材料をシリンダ11内へ供給するための材料供給部20を備えて構成されている。シリンダ11,スクリュー12,ノズル13,駆動部14は、射出部に相当する。
駆動部14は、シリンダ11内のスクリュー12を回転させるモータ及び減速機構からなる回転駆動部14a、スクリュー12を押し出してシリンダ11内部の溶融樹脂を金型30内へ注入させる射出シリンダ装置14b、シリンダ11を左右方向へ移動させてノズル13をスプルーに当接させたり後退させたりするシフトシリンダを備えている。
本例のシリンダ11には、材料供給部20とシリンダ11とを連通する開口よりも後方位置(図中右側)に、真空シール11aが配設され、この真空シール11a内にスクリュー12が挿通され摺動可能となっている。この真空シール11aによって、シリンダ11内部と駆動部14との間がシールされている。
シリンダ11は、バンドヒータ15によってヒーティングされている。樹脂材料は、材料供給部20を介して、シリンダ11内へ供給され、回転駆動部14aによって回転駆動されるスクリュー12により可塑化混練され、前方へ押し出される。この状態で、射出シリンダ装置14bが作動すると、スクリュー12が金型30側へ押し出され、シリンダ11内の前方の溶融樹脂がノズル13を介して金型30内のキャビティ30aへ注入される。
なお、本例の射出手段10は、スクリュ・イン・ライン式であるが、これに限らず、プランジャ式、プリプラ式であってもよい。
金型30は、図1及び図2に示すように、固定側取付板33Aと、固定側取付板33Aに取り付けられた固定側金型31と、固定側金型31に相対して配設された可動側金型32と、可動側金型32を背面から支持する背板34と、スペーサブロックを介して背板34に連結された可動側取付板37Aと、背板34と可動側取付板37Aの間に移動可能に配設されたエジェクタプレート35と、エジェクタプレート35に基部が固定されたエジェクタピン36Aとを主要構成要素としている。そして、固定側金型31と可動側金型32を型締めすることにより、成型品を成形するためのキャビティ30aが形成される。
本例の固定側金型31のパーティング面には、キャビティ30aの周囲に環状の金型シール溝が形成され、可動側金型32のパーティング面には、この金型シール溝に嵌まり込むようにシリコンゴム製の凸条の金型シール部材が設けられている。そして、型締め後、キャビティ30a内を真空引きすると、金型シール溝に嵌まり込んだ金型シール部材が金型シール溝の内部側壁に密着してキャビティ30a内と外部とをシールすることが可能となっている。
また、本例の可動側金型32には、キャビティ30aと外部(背板34)側とを連通するように、貫通孔である摺動孔が形成されており、摺動孔には、摺動部材としてのエジェクタピン36Aが進退自在に摺動可能となっている。
そして、この摺動孔におけるシール性を確保するために、可動側金型32の背板34側に摺動シール部60が形成されている。摺動シール部60は、摺動孔の外側端部から所定の深さまで摺動孔を拡張し、この拡張した空間にシリコンゴムおよびペースト状のグリスからなるシール部材を配設したものである。
そして、この摺動孔におけるシール性を確保するために、可動側金型32の背板34側に摺動シール部60が形成されている。摺動シール部60は、摺動孔の外側端部から所定の深さまで摺動孔を拡張し、この拡張した空間にシリコンゴムおよびペースト状のグリスからなるシール部材を配設したものである。
本例の固定側金型31,可動側金型32は、アルミニウム合金製のものが使用されている。アルミニウム合金型は、例えば鋼材S55Cによる金型と比べて、重量が約1/3と軽量であり、本例の射出成形装置Sは、全体として軽量化および小型化が図られている。
なお、本例では、固定側金型31,可動側金型32にアルミニウム合金型を用いたが、鋼材による金型を用いることもできる。
なお、本例では、固定側金型31,可動側金型32にアルミニウム合金型を用いたが、鋼材による金型を用いることもできる。
固定側金型31には、排気部としての金型真空バルブ40が組み込まれている。固定側金型31には、固定側取付板33Aと当接する側面に凹部31eが設けられており、この凹部31eに金型真空バルブ40が取り付けられている。この金型真空バルブ40は、固定側金型31のゲートをノズル13側に連通させるか、真空排気手段90側へ連通させるかを切り換えることができるように構成されている。
さらに、金型真空バルブ40から真空排気手段90の真空タンク92側へ延びる配管59には、電磁弁59bが配設されており、電磁弁59bは、金型真空バルブ40と真空排気手段90との間を連通または閉塞することができる。
本例の金型真空バルブ40は、常時は、固定側金型31のゲートをノズル13側に連通させているが、電磁弁59bが開くとゲートを真空排気手段90側へ連通させ、キャビティ30a内を排気することができる。
電磁弁59bと金型真空バルブ40との間の配管59には、真空センサ59aとデジタル式の真空メータ59cが配設され、配管59内および配管59に連通されたキャビティ30aの気圧を測定している。真空センサ59aは、表示部により、内部の気圧を表示している。真空メータ59cは、制御手段100へ内部の気圧値をあらわす検出信号を送出し、制御手段100は、この検出信号を制御および表示に用いている。
型締め手段80は、タイバー83の端部に固定された固定側ダイプレート81と、型締め機構86と、型締め機構86によって固定側ダイプレート81に対して進退動可能な可動側ダイプレート82と、型締め機構86等を駆動する駆動部87とを備えて構成されている。
固定側ダイプレート81は固定側取付板33Aを支持し、可動側ダイプレート82は可動側取付板37Aを支持している。
型締め機構86は、リンク機構等により構成されており、駆動部87によって駆動されることにより、可動側金型32の位置調整ができるように構成されている。
型締め機構86は、リンク機構等により構成されており、駆動部87によって駆動されることにより、可動側金型32の位置調整ができるように構成されている。
型締め手段80には、可動側金型32の位置を検出する位置検出スイッチ88が配設されており、位置検出スイッチ88は、可動側金型32が型締め位置にあることを検出して、制御手段100に位置検出信号を送出している。
また、駆動部87は、可動側金型32側に向けてエジェクタプレート35を進退動可能である。型開き後、駆動部87が駆動して、エジェクタプレート35が可動側金型32側へ前進すると、エジェクタピン36Aによって可動側金型32の型面から成型品が取り外される。
真空排気手段90は、金型30のキャビティ30aおよび材料供給部20の内部を真空引きするためのものであり、真空ポンプ91,真空タンク92を主要構成要素として構成されている。
真空タンク92からの配管は、途中で電磁弁28aと電磁弁59bへ向かう2つの配管(28,59)に分岐する。この真空タンク92,電磁弁28aおよび電磁弁59bの間の配管に、真空センサ90aとデジタル式の真空メータ90bが取り付けられている。真空センサ90aは、内部の気圧を表示部により表示する。真空メータ90bは、内部の気圧を測定した検出信号を制御手段100へ送出している。制御手段100は、この検出信号を制御および表示に用いている。
真空タンク92からの配管は、途中で電磁弁28aと電磁弁59bへ向かう2つの配管(28,59)に分岐する。この真空タンク92,電磁弁28aおよび電磁弁59bの間の配管に、真空センサ90aとデジタル式の真空メータ90bが取り付けられている。真空センサ90aは、内部の気圧を表示部により表示する。真空メータ90bは、内部の気圧を測定した検出信号を制御手段100へ送出している。制御手段100は、この検出信号を制御および表示に用いている。
真空ポンプ91は、常時、真空タンク92内を所定の真空度に維持するように排気している。つまり、制御手段100は、真空メータ90bから受けとる検出信号によって、真空タンク92内の真空度をモニターしており、真空タンク92が所定の気圧値より大きくなったと判断した場合には、真空ポンプ91を作動させて、真空タンク92内を所定の真空度まで排気する。
また、制御手段100は、所定のタイミングでキャビティ30aおよび材料供給部20の内部を排気するように、電磁弁28a,28b,59bを制御している。
制御手段100は、図3に示すように、制御部101と、表示部102と、操作部103を主要構成要素としている。制御部101は、制御プログラムを記憶しており、操作部103からの操作信号や、電磁弁,センサ,リミットスイッチ,真空メータ等からの位置信号,検出信号等を受けて、電磁弁,駆動部等に作動信号を送出している。表示部102には、各電磁弁の開閉状況、真空メータにより測定された気圧値等の装置の作動状況が表示されている。
次に、図4に基づいて、本例の材料供給部20について説明する。本例の材料供給部20は、シリンダ11に樹脂材料を供給する材料供給タンク25,材料保持部27を真空状態に維持することができるように構成されている。
材料供給部20は、ホッパ21と、ホッパ21の下部に連結された第1供給弁23と、第1供給弁23を介してホッパ21と連結された円筒状の材料供給タンク25と、材料供給タンク25の下部に連結された第2供給弁26と、第2供給弁26を介して材料供給タンク25と連結された円筒形状の材料保持部27を主要構成要素として構成されている。
材料供給部20は、ホッパ21と、ホッパ21の下部に連結された第1供給弁23と、第1供給弁23を介してホッパ21と連結された円筒状の材料供給タンク25と、材料供給タンク25の下部に連結された第2供給弁26と、第2供給弁26を介して材料供給タンク25と連結された円筒形状の材料保持部27を主要構成要素として構成されている。
ホッパ21には、ホッパ21内の所定量の樹脂材料の有無を検出するセンサ21aが配設されている。本例のセンサ21aは、光電管から構成されている。また、ホッパ21の上部には、吸引ポンプ22が配設されている。吸引ポンプ22には、ホース22aが連結されており、ホース22aの先端部は、粒状の樹脂材料が貯蔵された外部タンク3内に挿入されている。
吸引ポンプ22は、制御手段100からの駆動信号を受けることによって作動する。吸引ポンプ22が作動すると、空気と共に、外部タンク3内の樹脂材料が吸引され、樹脂材料はホース22aを通って、ホッパ21内に運搬される。
第1供給弁23は、気密的に内部通路を開閉するバルブを有するバルブ本体23aと、圧縮空気供給源4からの圧縮空気のホースが連結されたバルブスイッチ23bとを備えている。バルブスイッチ23bは、制御手段100からの駆動信号に基づいて、圧縮空気をバルブ本体23aに供給してバルブの開閉を行うと共に、バルブの開閉状態を検出して開閉位置信号を制御手段100へ送出する。
材料供給タンク25は、略円筒状に形成されており、側面中央に配管28が連結されている。また、材料供給タンク25の外部には、材料供給タンク25内の気圧を測定する真空センサ25aとデジタル式の真空メータ25cが取り付けられている。真空センサ25aは、内部の気圧を表示部により表示する。真空メータ25cは、内部の気圧を測定した検出信号を制御手段100へ送出し、制御手段100は、この検出信号を制御および表示に用いている。
配管28は、途中にフィルタ28eが連結されており、フィルタ28eの下流側では、2方向へ分岐している。分岐した一方には、電磁弁28aを介して真空タンク92が連結されており、他方には、大気へ開放するための電磁弁28bとサイレンサ28fが連結されている。配管28には、電磁弁28aと真空タンク92との間で配管59が合流している。
真空タンク92と電磁弁28aとの間には、ハンドバルブ28cが連結されており、作業者はハンドバルブ28cによって、真空タンク92と電磁弁28aとの間を開閉することができる。ハンドバルブ28cは、常時には、開状態となっている。また、配管28は、ハンドバルブ28cの下流側で、さらに2方向へ分岐しており、一方には、真空タンク92が連結されており、他方には、ハンドバルブ28dが連結されている。ハンドバルブ28dは、常時には、閉状態となっており、開状態とすると、真空タンク92が大気へ開放される。
電磁弁28a,28bは、制御手段100からの駆動信号を受けて、開閉されるものであり、開閉位置信号を制御手段100へ送出している。ハンドバルブ28c,28dは、作業者が手動で開閉することができるものである。
材料供給タンク25と配管28との接続部には、図5(A)に示すような多数の貫通孔が形成された通気孔カバー25bが取り付けられている。通気孔カバー25bは、金属製又は合成樹脂製の円形状の薄板に樹脂材料よりも小径な多数の小孔を形成したものである。
真空排気手段90によって、材料供給タンク25内が排気されるとき、通気孔カバー25bによって、樹脂材料が真空排気手段90側へ流出するのを防いでいる。また、フィルタ28eによって、粉状に砕けた樹脂材料を回収している。
なお、通気孔カバー25bとして、図5(B)に示すような、金属製又は合成樹脂製の網状の部材を用いてもよい。
なお、通気孔カバー25bとして、図5(B)に示すような、金属製又は合成樹脂製の網状の部材を用いてもよい。
また、材料供給タンク25の側面には、配管18が連結されている。配管18は、ノズル13側に延出しており、電磁弁19を介して、シリンダ11に設けられたヒートカバー16に連結されている。電磁弁19は、制御手段100からの駆動信号によって開閉し、開閉位置信号を制御手段100に送出している。
材料供給タンク25の配管18との接続部には、通気孔カバー25bと同様な通気孔カバー25dが配設されている。
材料供給タンク25の配管18との接続部には、通気孔カバー25bと同様な通気孔カバー25dが配設されている。
シリンダ11の外周には、シリンダ11を加熱するための加熱手段であるバンドヒータ15を覆うようにヒートカバー16が配設されている。ヒートカバー16には、吸入口16aと排出口16bが設けられており、排出口16bには、配管18が連結されている。また、排出口16b付近には、ヒートカバー16内の空気を材料供給部20側へ送り出すためのファン17が配設されている。ヒートカバー16,ファン17,配管18,電磁弁19は、乾燥手段に相当する。
バンドヒータ15が作動すると、周囲の空気が熱せられ、ヒートカバー16内の空気の温度が上昇する。
電磁弁19が開くと、ヒートカバー16内と材料供給タンク25の内部が配管18を介して連通される。材料供給タンク25が大気中に開放された状態では、ヒートカバー16内のホットエアーは、ファン17が作動することによって配管18を通って、材料供給タンク25内へ送り込まれる。
電磁弁19が開くと、ヒートカバー16内と材料供給タンク25の内部が配管18を介して連通される。材料供給タンク25が大気中に開放された状態では、ヒートカバー16内のホットエアーは、ファン17が作動することによって配管18を通って、材料供給タンク25内へ送り込まれる。
材料供給タンク25内へ送り込まれたホットエアーによって、樹脂材料の乾燥およびヒーティングが行われる。このように、本例では、バンドヒータ15から発せられる熱を再利用することにより、樹脂材料を乾燥およびヒーティングしている。このように、本例では、樹脂材料を乾燥およびヒーティングするための専用の熱源等を他に確保することなく、バンドヒータ15から発せられる熱を再利用しているので、エネルギーを省力化することができる。
材料供給タンク25の下部に連結された第2供給弁26は、第1供給弁23と構成は同じである。第2供給弁26は、内部にバルブを有するバルブ本体26aと、圧縮空気のホースが連結されたバルブスイッチ26bを備えている。バルブスイッチ26bは、制御手段100からの駆動信号に基づいて、圧縮空気をバルブ本体26aに供給してバルブの開閉を行うと共に、バルブの開閉状態を検出して開閉位置信号を制御手段100へ送出する。
材料保持部27には、センサ27aが配設されており、このセンサ27aは、材料保持部27に所定量の樹脂材料が保持されているか否かを検出して、制御手段100へ検出信号を送出している。本例では、センサ27aに光電管を用いている。
センサ27aは、樹脂材料を検出しているときは、所定量の樹脂材料が貯留されている旨の信号(充填信号)を制御手段100に送出し、樹脂材料を検出していないときは、所定量の樹脂材料が貯留されていない旨の信号(未充填検知信号)を制御手段100に送出する。
本例では、センサ27aが所定量の樹脂材料が貯留されていないことを検出した場合に、数回の射出量分に相当する樹脂材料が材料保持部27に残っているように設定されている。そして、本例の射出成形装置Sでは、材料保持部27に残っている樹脂材料がなくならないうちに、後述する新たな樹脂材料の供給処理が行われるようになっている。
また、材料保持部27の下部には、配管29が2箇所に連結されており、一方はハンドバルブ29bを介して大気中に開放されており、他方はハンドバルブ29cを介して吸引ポンプ29aに連結されている。ハンドバルブ29b,29cは、常時は、閉状態に保持されている。
吸引ポンプ29aの下流側には、ハンドバルブ29dが連結されており、さらにハンドバルブ29dの下流側は、電磁弁28bとフィルタ28eの間の配管28に連結されている。
吸引ポンプ29aは、樹脂材料の入替え時等に、ホッパ21,材料供給タンク25,材料保持部27から、樹脂材料を外部へ排出するためのものである。
吸引ポンプ29aは、樹脂材料の入替え時等に、ホッパ21,材料供給タンク25,材料保持部27から、樹脂材料を外部へ排出するためのものである。
樹脂材料の排出手順について説明する。
射出成形装置Sが成形処理を終了し、樹脂材料を材料保持部27内等から取り出す場合、まず、制御手段100の操作部103を操作して、電磁弁28aを閉状態、電磁弁28bを開状態にする。これにより、配管28および材料供給タンク25を大気中に開放すると共に、真空排気手段90への配管28の通路を遮断する。
射出成形装置Sが成形処理を終了し、樹脂材料を材料保持部27内等から取り出す場合、まず、制御手段100の操作部103を操作して、電磁弁28aを閉状態、電磁弁28bを開状態にする。これにより、配管28および材料供給タンク25を大気中に開放すると共に、真空排気手段90への配管28の通路を遮断する。
そして、制御手段100の操作部103を操作して、第1供給弁23および第2供給弁26を開状態とする。これにより、ホッパ21および材料供給タンク25に貯留された樹脂材料が、材料保持部27に移動する。
次に、ハンドバルブ29dを開状態とし、吸引ポンプ29aと配管28とを連通させる。また、ハンドバルブ29cを開状態とし、吸引ポンプ29aと材料保持部27とを連通させる。
そして、制御手段100の操作部103を操作して、吸引ポンプ29aを作動させると材料保持部27内の樹脂材料が、配管29を通って、吸引ポンプ29aに吸引され、内部の回収容器に回収される。吸引した空気は、配管29を通り、電磁弁28bを介して外部へ放出される。
なお、本例では、吸引ポンプ29aは、ハンドバルブ29dを介して、配管28に連結されているが、ハンドバルブ29dの下流側を大気に開放するようにしてもよい。
また、制御手段100の操作部103を操作して、第1供給弁23を閉状態とすると共に、ハンドバルブ29bを開状態とすることにより、材料保持部27内の樹脂材料を完全に、吸引ポンプ29aで吸引することができる。
完全に、樹脂材料が回収されたら、吸引ポンプ29aの作動を停止させ、ハンドバルブ29b,29c,29dを閉状態に戻す。
このようにして、ホッパ21,材料供給タンク25,材料保持部27に貯留された樹脂材料を回収することができる。
このようにして、ホッパ21,材料供給タンク25,材料保持部27に貯留された樹脂材料を回収することができる。
なお、本例では、ハンドバルブ29b,29c,29dを用いたが、これに限らず、制御手段100から開閉可能な常時は閉状態(ノーマルクローズ)の電磁弁を用いても良い。この場合は、樹脂材料の回収作業は、制御手段100の操作部103を操作するだけで行うことができる。
従来は、ホッパをシリンダに対してずらすことにより、ホッパ下部に溜まった樹脂材料を回収していたが、ホッパをずらすのは面倒な作業であった。また、ずらしたときに、床面に樹脂材料がこぼれてしまい、回収作業に手間が掛かっていた。
これに対し、本例の射出成形装置Sでは、ホッパ21等をシリンダ11に対してずらすことなく、弁の開閉や、吸引ポンプ29aによって、確実に樹脂材料を回収することができる。しかも、床面等にこぼれ落ちる等の不都合がないので、回収作業を容易にかつ迅速に行うことが可能である。
これに対し、本例の射出成形装置Sでは、ホッパ21等をシリンダ11に対してずらすことなく、弁の開閉や、吸引ポンプ29aによって、確実に樹脂材料を回収することができる。しかも、床面等にこぼれ落ちる等の不都合がないので、回収作業を容易にかつ迅速に行うことが可能である。
次に、材料供給部20による樹脂材料の供給動作について説明する。以下の動作は、制御手段100からの作動信号によって自動的に行われるものである。
射出成形装置Sによって射出成形を始める前には、第1供給弁23,第2供給弁26は開状態となっているので、制御手段100は、第1供給弁23,第2供給弁26に閉信号を送出して閉状態にする。
また、このとき、電磁弁28a,28b,19は閉状態となっている。
射出成形装置Sによって射出成形を始める前には、第1供給弁23,第2供給弁26は開状態となっているので、制御手段100は、第1供給弁23,第2供給弁26に閉信号を送出して閉状態にする。
また、このとき、電磁弁28a,28b,19は閉状態となっている。
なお、第1供給弁23,第2供給弁26が圧縮空気の供給によって、常時は閉状態となるタイプ(ノーマルクローズタイプ)であれば、開信号を解除することにより、閉状態とする。本明細書では、ノーマルクローズの弁が開状態のときに、弁を閉じるために閉信号を送出することは、開信号を解除することを意味する。また、ノーマルオープンの弁が閉状態のときに、弁を開けるために開信号を送出することは、閉信号を解除することを意味する。
制御手段100は、センサ21aから所定量の樹脂材料がホッパ21内に無い旨の検出信号を受けているので、第1供給弁23が閉状態となったことを条件に、吸引ポンプ22に駆動信号を送出し、吸引ポンプ22を作動させる。制御手段100は、センサ21aから所定量の樹脂材料がホッパ21内に吸引された旨の検出信号を受け取ると、吸引ポンプ22を停止させる。これにより、外部タンク3からホッパ21内へ所定量の樹脂材料が搬入される。
本例では、ホッパ21内にセンサ21aを設け、制御手段100は、このセンサ21aからの検出信号によって、所定量の樹脂材料が充填されたことを検知して、吸引ポンプ22を停止させているが、これに限らず、センサ21aを設ける代わりに、第1供給弁23が閉状態となったことを条件に、制御手段100からの駆動信号により吸引ポンプ22を所定時間だけ作動させて、所定量の樹脂材料を搬入させるようにしてもよい。
吸引ポンプ22が停止すると、制御手段100は、第1供給弁23,第2供給弁26に開信号を送出して開状態とする。これにより、ホッパ21内の樹脂材料は、下方へ落とされ材料保持部27に貯留される。樹脂材料が材料保持部27に貯留されると、センサ27aが樹脂材料の充填を検出し、樹脂材料が所定量ある旨の検出信号を制御手段100に送出する。
制御手段100が、センサ27aからの検出信号により、樹脂材料の落下を確認すると、制御手段100は、第1供給弁23に閉信号を送出して閉状態とする。
そして、第1供給弁23が閉状態となると、制御手段100は、所定のタイミングで吸引ポンプ22を作動させて、再び、ホッパ21内に所定量の樹脂材料を貯留させる。
そして、第1供給弁23が閉状態となると、制御手段100は、所定のタイミングで吸引ポンプ22を作動させて、再び、ホッパ21内に所定量の樹脂材料を貯留させる。
さらに、制御手段100は、電磁弁28aに開信号を送出して開状態とし、材料供給タンク25,材料保持部27を所定の真空度まで排気する。また、材料保持部27を所定の真空度に排気することにより、材料保持部27に連通するシリンダ11内部も所定の真空度に排気される。
材料保持部27が所定の真空度に保持された状態で、材料保持部27からは、バンドヒータ15によってヒーティングされたシリンダ11内へ樹脂材料が順次供給され、樹脂材料は、回転するスクリュー12によって可塑化混練される。
次に、図6に基づいて、樹脂成形を繰り返すうちに、材料保持部27内の樹脂材料が不足した場合について説明する。図6はタイミングチャートを表している。
溶融樹脂の注入動作が繰り返されて、材料保持部27に溜まった樹脂材料が所定量に満たなくなり、センサ27aが樹脂材料を検出できなくなると、所定量の樹脂材料が無い旨の検出信号が、センサ27aから制御手段100へ送出される(図6のa)。
溶融樹脂の注入動作が繰り返されて、材料保持部27に溜まった樹脂材料が所定量に満たなくなり、センサ27aが樹脂材料を検出できなくなると、所定量の樹脂材料が無い旨の検出信号が、センサ27aから制御手段100へ送出される(図6のa)。
制御手段100は、所定量の樹脂材料が無い旨の検出信号を受けると、電磁弁28aに閉信号を送出して閉状態とする(図6のb)。また、制御手段100は、第2供給弁26に閉信号を送出して閉状態とする(図6のc)。
この状態で、制御手段100は、電磁弁28bへ開信号を送出して開状態とする(図6のd)。これにより、材料供給タンク25が大気へ開放される。
この状態で、制御手段100は、電磁弁28bへ開信号を送出して開状態とする(図6のd)。これにより、材料供給タンク25が大気へ開放される。
電磁弁28bが開状態となると、制御手段100は、第1供給弁23に開信号を送出して開状態とする(図6のe)。このとき、第2供給弁26は、閉状態となっているので、第1供給弁23が開状態となることによって、ホッパ21から所定量の樹脂材料が落下して、材料供給タンク25内に貯留される。また、センサ21aは、ホッパ21内から樹脂材料がなくなったので、制御手段100へ所定量の樹脂材料が無い旨の信号を送出する。
制御手段100は、第1供給弁23が開状態となってから所定時間経過後、センサ21aからの信号により、ホッパ21内に樹脂材料が無いことを検知したことを条件に、再び第1供給弁23に閉信号を送出して閉状態に戻す(図6のf)。
第1供給弁23が閉状態となったタイミングで、制御手段100は、上述のように吸引ポンプ22を作動させる(図6のm)。外部タンク3から所定量の樹脂材料が吸い上げられると、センサ27aが、樹脂材料を検出して、所定量の樹脂材料が有る旨の検出信号を制御手段100に送出する(図6のn)。これにより、制御手段100は、吸引ポンプ22の作動を停止させる(図6のn)。
第1供給弁23が閉状態となると、制御手段100は、電磁弁19に開信号を送出して開状態にする(図6のg)。これにより、ファン17の作動によって、ヒートカバー16内のホットエアーが配管18を通って、材料供給タンク25内へ供給され、材料供給タンク25内の樹脂材料を乾燥およびヒーティングする。ホットエアーは、配管28を通って、電磁弁28bを介して外部へ放出される。
このように、樹脂材料は、材料供給タンク25へ供給される度に、ホットエアーで乾燥およびヒーティングされる。これにより、樹脂材料は、シリンダ11内で容易に可塑化混練される共に、可塑化混練された溶融樹脂は、水分を含まず、高品質な成型品を形成することが可能となる。
制御手段100は、電磁弁19を開状態としてから、所定時間経過すると、再び電磁弁19へ閉信号を送出して閉状態とする(図6のh)。また、制御手段100は、電磁弁28bに閉信号を送出して閉状態にする(図6のh)。
電磁弁19,28bが閉状態となると、制御手段100は、電磁弁28aに開信号を送出して、電磁弁28aを開状態とする(図6のi)。これにより、材料供給タンク25は真空タンク92によって真空状態まで排気される。
制御手段100は、真空メータ25cからの検出信号により、材料供給タンク25が所定の真空度まで排気されたことを検出すると、第2供給弁26に開信号を送出し開状態とする(図6のj)。これにより、材料供給タンク25と材料保持部27とが連通し、材料供給タンク25から所定量の樹脂材料が材料保持部27へ落下し、材料保持部27に樹脂材料が貯留される。
所定量の樹脂材料が貯留されると、センサ27aが樹脂材料を検出し、所定量の樹脂材料が充填された旨の検出信号を制御手段100へ送出する(図6のk)。
そして、再び、センサ27aが樹脂材料の不足を検出すると(図6のa)、上記樹脂供給処理(図6のb〜n)を繰り返す。
そして、再び、センサ27aが樹脂材料の不足を検出すると(図6のa)、上記樹脂供給処理(図6のb〜n)を繰り返す。
このように、本例の射出成形装置Sでは、成形中、材料保持部27は常に真空状態に保持される。これにより、シリンダ11内部も真空状態に保持され、真空下で、樹脂材料を溶融化することができる。
次に、図7に基づいて、本例の射出成形装置Sの動作について説明する。図7は、タイミングチャートをあらわしている。
なお、材料供給部20における樹脂材料の供給動作については省略する。本例の射出成形装置Sでは、以下に示すキャビティ30a内への溶融樹脂の注入動作と、材料保持部27への樹脂材料の供給動作を独立して行うことができる。
なお、材料供給部20における樹脂材料の供給動作については省略する。本例の射出成形装置Sでは、以下に示すキャビティ30a内への溶融樹脂の注入動作と、材料保持部27への樹脂材料の供給動作を独立して行うことができる。
これにより、溶融樹脂注入動作のいずれの段階で、材料保持部27内の樹脂材料の不足が発生しても、溶融樹脂注入動作を途切れさせることなく、連続して成型品を形成することができる。
作業者は、予め、操作部103から射出手段10、型締め手段80の設定を行う。
制御手段100は、型締め手段80に作動信号を送出し、可動側金型32と固定側金型31とを所定の型締め圧で型締めさせる。
制御手段100は、型締め手段80に作動信号を送出し、可動側金型32と固定側金型31とを所定の型締め圧で型締めさせる。
型締めされると、位置検出スイッチ88から検出信号が制御手段100へ送出される(図7のA)。
制御手段100は、検出信号を受け取ると、設定時間経過後に、電磁弁59bへ開信号を送出し開状態とする(図7のB)。これにより、金型真空バルブ40が開状態となり、キャビティ30aが所定の真空度まで排気される。設定時間は、予め制御手段100に設定されたものである。
制御手段100は、検出信号を受け取ると、設定時間経過後に、電磁弁59bへ開信号を送出し開状態とする(図7のB)。これにより、金型真空バルブ40が開状態となり、キャビティ30aが所定の真空度まで排気される。設定時間は、予め制御手段100に設定されたものである。
制御手段100は、真空メータ59cからの検出信号により、キャビティ30aが所定の真空度まで排気されたことを検出すると、設定時間経過後、電磁弁59bへ閉信号を送出し閉状態とする(図7のC)。この設定時間は、キャビティ30aの容積に応じて適切な長さに制御手段100に設定可能である。
制御手段100から駆動部14へ作動信号が送出され、スクリュー12が回転し、この回転によって、材料供給部20からシリンダ11内へ供給された樹脂材料がシリンダ11の前方に送出され、溶融樹脂がシリンダ11の前方に蓄積される。
樹脂材料は、上述のように真空下で可塑化混練されるので、樹脂材料が溶融して発生するガスや水分は除去される。
樹脂材料は、上述のように真空下で可塑化混練されるので、樹脂材料が溶融して発生するガスや水分は除去される。
この状態で、制御手段100は、射出手段10の駆動部14へ作動信号を送出して、スクリュー12を前方へ移動させ、ノズル13から所定量の溶融樹脂をキャビティ30a内へ注入させる(図7のD)。
溶融樹脂を注入後、所定の冷却時間経過後、制御手段100は、射出手段10に作動信号を送出し、射出手段10は、スクリュー12を後方へ移動させる(図7のE)。
スクリューバックすると、制御手段100は、型締め手段80へ作動信号を送出して、可動側金型32を後退させ、型開きする(図7のF)。このとき、位置検出スイッチ88から型開きした旨をあらわす検出信号が制御手段100へ送出される。
そして、エジェクタピン36Aを作動させ、成型品を型から取り出す(図7のG)。
スクリューバックすると、制御手段100は、型締め手段80へ作動信号を送出して、可動側金型32を後退させ、型開きする(図7のF)。このとき、位置検出スイッチ88から型開きした旨をあらわす検出信号が制御手段100へ送出される。
そして、エジェクタピン36Aを作動させ、成型品を型から取り出す(図7のG)。
射出成形装置Sは、再び、型締め工程、真空引き工程、射出工程、冷却工程、型開き工程等の処理を繰り返して、連続的に成型品を形成する。
なお、シリンダ11が成形ごとに、前後方向にシフトして、金型30にノズルタッチをする場合には、型締め後に、ノズルタッチさせてキャビティ30aを排気し、スクリューバックするときに、シリンダ11を後退させるようにすることができる。
なお、シリンダ11が成形ごとに、前後方向にシフトして、金型30にノズルタッチをする場合には、型締め後に、ノズルタッチさせてキャビティ30aを排気し、スクリューバックするときに、シリンダ11を後退させるようにすることができる。
次に、図8〜図11に基づき材料供給部20の他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
材料供給部20は、粒状の樹脂材料を貯蔵する外部タンク3内と一端側が連通する材料吸入管23cと、材料吸入管23cの他端が上部に連結された第1供給弁23と、第1供給弁23の下部に連結された円筒状の材料供給タンク25と、材料供給タンク25の下部に連結された第2供給弁26と、第2供給弁26を介して材料供給タンク25と連結された円筒形状の材料保持部27を主要構成要素として構成されている。
なお、材料吸入管23cは、外部タンク3から樹脂材料を吸い込むことができればよく、外部タンク3内に一端が挿入されていてもよいし、外部タンク3の下部の開口に一端が連結されていてもよい。
なお、材料吸入管23cは、外部タンク3から樹脂材料を吸い込むことができればよく、外部タンク3内に一端が挿入されていてもよいし、外部タンク3の下部の開口に一端が連結されていてもよい。
また、材料保持部27の下部には、配管29が2箇所に連結されており、一方はハンドバルブ29bを介して大気中に開放されており、他方はハンドバルブ29c,材料回収管29eおよびハンドバルブ29dを介して真空タンク92側に接続されている。ハンドバルブ29b,29c,29dは、常時は、閉状態に保持されている。
材料回収管29eは、樹脂材料の入替え時等に、材料保持部27から、樹脂材料を外部へ排出するためのものである。材料回収管29eは、配管29に着脱可能に取り付けられており、真空タンク92側に通気孔カバー25bのような多数の小径の孔が穿設されたカバー29fが取り付けられている。
樹脂材料を材料保持部27から回収するには、成形処理終了後にハンドバルブ29b,29c,29dを開状態とし、真空ポンプ91を作動させる。これにより、材料保持部27内の樹脂材料は、配管29を通って材料回収管29e内に集められる。そして、ハンドバルブ29b,29c,29dを再び閉状態とし、配管29から材料回収管29eを取り外せば、内部に集められた樹脂材料を材料回収管29eから取り出すことができる。このように、本例の射出成形装置Sでは、成形処理終了後に樹脂材料を手間を掛けずに容易に取り出すことができる。
次に、材料供給部20による樹脂材料の供給動作について説明する。以下の動作は、制御手段100からの作動信号によって自動的に行われるものである。
射出成形装置Sによって射出成形を始める前には、センサ27aから未充填検知信号が送出され、第1供給弁23,第2供給弁26は開状態となっている。また、真空タンク92は真空ポンプ91によって真空状態に排気されており、電磁弁28a,28b,19は閉状態となっている。
まず、制御手段100は、第1供給弁23に開信号を送出して開状態を保持させ,第2供給弁26に閉信号を送出して閉状態にする。
射出成形装置Sによって射出成形を始める前には、センサ27aから未充填検知信号が送出され、第1供給弁23,第2供給弁26は開状態となっている。また、真空タンク92は真空ポンプ91によって真空状態に排気されており、電磁弁28a,28b,19は閉状態となっている。
まず、制御手段100は、第1供給弁23に開信号を送出して開状態を保持させ,第2供給弁26に閉信号を送出して閉状態にする。
制御手段100は、第1供給弁23が開状態,第2供給弁26が閉状態となったことを条件に、電磁弁28aに開信号を送出し開状態とする。これにより、外部タンク3から材料吸入管23c,材料供給タンク25,配管28,電磁弁28aを介して真空タンク92への通路が形成されるので、外部タンク3から樹脂材料が吸い出され、材料供給タンク25内へ搬入される。
制御手段100は、電磁弁28aが開状態となってから設定時間経過後に、第1供給弁23に閉信号を送出し閉状態とする。なお、この設定時間は、制御手段100に予め設定することができるものであり、設定時間に応じた量の樹脂材料が材料供給タンク25内へ搬入される。
また、本例では、電磁弁28aを開状態としてから設定時間経過後に、第1供給弁23を閉状態としているが、これに限らず、電磁弁28aを開状態としてから設定時間経過後に、電磁弁28aを閉状態としてもよい。このように、第1供給弁23または電磁弁28aの開放時間によって樹脂材料の供給量を制御することができる。
また、本例では、電磁弁28aを開状態としてから設定時間経過後に、第1供給弁23を閉状態としているが、これに限らず、電磁弁28aを開状態としてから設定時間経過後に、電磁弁28aを閉状態としてもよい。このように、第1供給弁23または電磁弁28aの開放時間によって樹脂材料の供給量を制御することができる。
第1供給弁23が閉状態となると、制御手段100は、第2供給弁26に開信号を送出して開状態とする。これにより、材料供給タンク25内の樹脂材料は、下方へ落とされ材料保持部27に貯留される。樹脂材料が材料保持部27に貯留されると、センサ27aが樹脂材料の充填を検出し、樹脂材料が所定量ある旨の検出信号を制御手段100に送出する。
このとき、第2供給弁26および電磁弁28aが開状態、第1供給弁23および電磁弁28bが閉状態であり、材料保持部27は所定の真空度まで排気される。また、材料保持部27が所定の真空度まで排気されることにより、材料保持部27に連通するシリンダ11内部も所定の真空度に排気される。
材料保持部27が所定の真空度に保持された状態で、材料保持部27からは、バンドヒータ15によってヒーティングされたシリンダ11内へ樹脂材料が順次供給され、樹脂材料は、回転するスクリュー12によって可塑化混練される。
なお、材料供給タンク25内へ樹脂材料が搬入された後、電磁弁28aを閉じると共に、電磁弁28b及び電磁弁19を開状態とし、ヒートカバー16内のホットエアーを材料供給タンク25内へ供給するようにしてもよい。このようにすると、初期に樹脂材料を供給するときにも、材料供給タンク25内の樹脂材料を乾燥およびヒーティングすることができる。そして、所定時間後に、電磁弁28b及び電磁弁19を閉じ、再び電磁弁28aを開けて材料供給タンク25内を真空状態とした後、第2供給弁26を開けて、材料保持部27に樹脂材料を排出するように構成することができる。
次に、図11に基づいて、樹脂成形を繰り返すうちに、材料保持部27内の樹脂材料が不足した場合について説明する。図11はタイミングチャートを表している。
溶融樹脂の注入動作が繰り返されて、材料保持部27に溜まった樹脂材料が所定量に満たなくなり、センサ27aが樹脂材料を検出できなくなると、所定量の樹脂材料が無い旨の検出信号が、センサ27aから制御手段100へ送出される(図11のa)。
溶融樹脂の注入動作が繰り返されて、材料保持部27に溜まった樹脂材料が所定量に満たなくなり、センサ27aが樹脂材料を検出できなくなると、所定量の樹脂材料が無い旨の検出信号が、センサ27aから制御手段100へ送出される(図11のa)。
制御手段100は、所定量の樹脂材料が無い旨の検出信号を受けると、所定時間後に第2供給弁26に閉信号を送出して閉状態とする(図11のb)。
第2供給弁26が閉状態となって所定時間経過すると、制御手段100は、第1供給弁23に開信号を送出して開状態とする(図11のc)。
第2供給弁26が閉状態となって所定時間経過すると、制御手段100は、第1供給弁23に開信号を送出して開状態とする(図11のc)。
第1供給弁23が開状態となることによって、外部タンク3から材料吸入管23c,材料供給タンク25,配管28,電磁弁28aを介して真空タンク92への通路が形成される。これにより、外部タンク3から樹脂材料が吸い出され、材料供給タンク25内へ搬入される。このとき、材料供給タンク25の内部圧力は、所定の真空状態から大気圧に近くなる。
第1供給弁23が開状態となってから設定時間経過後に、制御手段100は、電磁弁28aに閉信号を送出し閉状態とする(図11のd)。この設定時間は、制御手段100へ予め設定しておくことができる。そして、電磁弁28aが閉状態となると、外部タンク3から樹脂材料が材料供給タンク25へ搬送されなくなる。すなわち、電磁弁28aの開放時間に応じた量の樹脂材料が、外部タンク3から材料供給タンク25へ搬送される。
また、本例では電磁弁28aの開放時間によって樹脂材料の供給量を制御しているが、これに限らず、電磁弁28aは開状態を保持し、第1供給弁23を閉じることによって樹脂材料の供給量を制御するように構成してもよい。すなわち、第1供給弁23の開放時間によって樹脂材料の供給量を制御することができる。
また、本例では電磁弁28aの開放時間によって樹脂材料の供給量を制御しているが、これに限らず、電磁弁28aは開状態を保持し、第1供給弁23を閉じることによって樹脂材料の供給量を制御するように構成してもよい。すなわち、第1供給弁23の開放時間によって樹脂材料の供給量を制御することができる。
電磁弁28aが閉状態となってから所定時間経過後に、制御手段100は、第1供給弁23へ閉信号,電磁弁28bおよび電磁弁19へ開信号を送出する(図11のe)。これにより、材料供給タンク25は電磁弁28bを介して大気へ開放される。また、ファン17の作動によって、ヒートカバー16内のホットエアーが配管18を通って、材料供給タンク25内へ供給され、材料供給タンク25内の樹脂材料を乾燥およびヒーティングする。ホットエアーは、配管28を通って、電磁弁28bを介して外部へ放出される。
このように、樹脂材料は、材料供給タンク25へ供給される度に、ホットエアーで乾燥およびヒーティングされる。これにより、樹脂材料は、シリンダ11内で容易に可塑化混練される共に、可塑化混練された溶融樹脂は、水分を含まず、高品質な成型品を形成することが可能となる。
制御手段100は、電磁弁28bおよび電磁弁19を開状態としてから、所定時間経過すると、電磁弁28bおよび電磁弁19へ閉信号を送出して閉状態とする(図11のf)。また、制御手段100は、電磁弁28bおよび電磁弁19が閉状態となって所定時間経過後に、電磁弁28aに開信号を送出して開状態にする(図11のg)。これにより、材料供給タンク25は真空タンク92によって真空状態まで排気される。
制御手段100は、真空メータ25cからの検出信号により、材料供給タンク25が所定の真空度まで排気されたことを検出すると、第2供給弁26に開信号を送出し開状態とする(図11のh)。これにより、材料供給タンク25と材料保持部27とが連通し、材料供給タンク25から所定量の樹脂材料が材料保持部27へ落下し、材料保持部27に樹脂材料が貯留される。
所定量の樹脂材料が貯留されると、センサ27aが樹脂材料を検出し、所定量の樹脂材料が充填された旨の検出信号を制御手段100へ送出する(図11のi)。
そして、再び、センサ27aが樹脂材料の不足を検出すると(図11のa)、上記樹脂供給処理(図11のb〜i)を繰り返す。
そして、再び、センサ27aが樹脂材料の不足を検出すると(図11のa)、上記樹脂供給処理(図11のb〜i)を繰り返す。
このように、本例の射出成形装置Sでは、成形中、材料保持部27は常に真空状態に保持される。これにより、シリンダ11内部も真空状態に保持され、真空下で、樹脂材料を溶融化することができる。
また、本例の射出成形装置Sでは、真空排気手段90によって外部タンク3から樹脂材料を吸引して材料供給タンク25に搬送することができるので、別途、樹脂材料吸引用の送風機等を設ける必要がなく、装置をコンパクトに構成することができる。
さらに、本例の射出成形装置Sでは、シリンダ11外周のホットエアーを材料供給タンク25内に搬送することによって、予め樹脂材料を乾燥処理する構成であるので、別途加熱源を設ける必要がなく装置の構成をシンプルにすることができると共に、エネルギーの省力化を図ることができる。
10 射出手段
11 シリンダ
12 スクリュー
13 ノズル
14 駆動部
15 バンドヒータ
16 ヒートカバー
16a 吸入口
16b 排出口
17 ファン
18 配管
19 電磁弁
20 材料供給部
21 ホッパ
21a センサ
22 吸引ポンプ
23 第1供給弁
25 材料供給タンク
26 第2供給弁
27 材料保持部
27a センサ
28a,28b,59b 電磁弁
30 金型
40 金型真空バルブ
80 型締め手段
90 真空排気手段
91 真空ポンプ
92 真空タンク
100 制御手段
S 射出成形装置
11 シリンダ
12 スクリュー
13 ノズル
14 駆動部
15 バンドヒータ
16 ヒートカバー
16a 吸入口
16b 排出口
17 ファン
18 配管
19 電磁弁
20 材料供給部
21 ホッパ
21a センサ
22 吸引ポンプ
23 第1供給弁
25 材料供給タンク
26 第2供給弁
27 材料保持部
27a センサ
28a,28b,59b 電磁弁
30 金型
40 金型真空バルブ
80 型締め手段
90 真空排気手段
91 真空ポンプ
92 真空タンク
100 制御手段
S 射出成形装置
Claims (4)
- 材料供給部から供給される樹脂材料を射出部で溶融し、溶融樹脂を前記射出部によって金型内に注入して樹脂成形品を成型する射出成形装置であって、
前記射出部は、樹脂材料を溶融するときに加熱されるシリンダと、該シリンダの周囲の加熱された空気を前記材料供給部内に搬送して該材料供給部内の樹脂材料を乾燥処理する乾燥手段と、を有することを特徴とする射出成形装置。 - 前記乾燥手段は、前記シリンダの外周面との間に空間を有するように前記シリンダの周囲に配設されたヒートカバーと、該ヒートカバーと前記シリンダとの間の空間と前記材料供給部の内部とを連通する配管と、該配管を介して前記ヒートカバー内の加熱された空気を前記材料供給部内に搬送するファンと、を有することを特徴とする請求項1に記載の射出成形装置。
- 前記材料供給部は、樹脂材料を貯蔵する外部タンクから樹脂材料が供給される材料供給タンクと、該材料供給タンクに上端側が連通すると共に前記射出部内に下端側が連通し該射出部に樹脂材料を供給する材料保持部と、外部タンクと前記材料供給タンクとの間を開閉可能に仕切る第1供給弁と、前記材料供給タンクと前記材料保持部との間を開閉可能に仕切る第2供給弁と、を備えてなり、
前記材料供給タンク内を排気可能な真空排気手段と、
前記材料保持部内が所定の真空状態に排気されると共に前記第2供給弁が閉じられた状態で、外部タンク側から前記材料供給タンクに樹脂材料が供給されたときに、前記シリンダの周囲の加熱された空気を前記材料供給タンク内に搬送するように前記乾燥手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形装置。 - 樹脂材料を貯蔵する外部タンクから、射出成形装置の材料供給部を介して射出部へ樹脂材料を供給する方法であって、
前記材料供給部は、樹脂材料を貯蔵する外部タンクから樹脂材料が供給される材料供給タンクと、該材料供給タンクに上端側が連通すると共に前記射出部内に下端側が連通し該射出部に樹脂材料を供給する材料保持部と、外部タンクと前記材料供給タンクとの間を開閉可能に仕切る第1供給弁と、前記材料供給タンクと前記材料保持部との間を開閉可能に仕切る第2供給弁と、を備え、
前記射出部は、樹脂材料を溶融するときに加熱されるシリンダを備え、
前記材料保持部内が所定の真空状態に排気されると共に前記第2供給弁が閉じられた状態で、前記第1供給弁を開き、外部タンクから前記材料供給タンク内に樹脂材料を供給する工程と、
前記シリンダの周囲の加熱された空気を前記材料供給タンク内に搬送して樹脂材料を乾燥処理する工程と、
前記第1供給弁を閉じた後、前記材料供給タンク内を真空排気手段によって所定の真空状態まで排気する工程と、
前記第2供給弁を開いて、前記樹脂供給タンク内に供給された樹脂材料を前記材料保持部へ排出すると共に前記射出部内に樹脂材料を供給する工程と、を備えたことを特徴とする樹脂材料の供給方法。
Priority Applications (1)
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JP2005128715A JP2006035847A (ja) | 2004-06-21 | 2005-04-26 | 射出成形装置および該射出成形装置を用いた樹脂材料の供給方法 |
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JP2005128715A JP2006035847A (ja) | 2004-06-21 | 2005-04-26 | 射出成形装置および該射出成形装置を用いた樹脂材料の供給方法 |
Publications (1)
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JP2005128715A Withdrawn JP2006035847A (ja) | 2004-06-21 | 2005-04-26 | 射出成形装置および該射出成形装置を用いた樹脂材料の供給方法 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009226652A (ja) * | 2008-03-20 | 2009-10-08 | Meiki Co Ltd | 可塑化装置および可塑化方法 |
JP2010058424A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Meiki Co Ltd | 射出成形方法および射出成形機 |
JP2011083953A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Japan Steel Works Ltd:The | 射出成形システム |
WO2012174764A1 (zh) * | 2011-06-24 | 2012-12-27 | Wu Huanxiong | 一种注塑机余热收集储热循环装置 |
KR102672148B1 (ko) | 2023-12-11 | 2024-06-05 | 주식회사 유일로보틱스 | 합성수지원료의 자동공급장치 |
-
2005
- 2005-04-26 JP JP2005128715A patent/JP2006035847A/ja not_active Withdrawn
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