JP2006035655A - 画像データ供給装置、画像記録システムおよび画像記録方法 - Google Patents

画像データ供給装置、画像記録システムおよび画像記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 シリアル型の記録システムにおいて、必要以上に画像品位や記録速度を低下することなく、好適な品位の画像を効率的に出力する。
【解決手段】 記録する画像の記録幅を検出する手段を設け、記録幅に応じて記録モードを設定する。記録モードを切り替えることは、1回の記録主走査で必要になる画像データの転送量を制御することが出来るので、幅が大きな画像を記録する場合にも、記録ヘッドの移動走査を停止させることなく、効率的に高画質な画像を得ることが可能となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ホストコンピュータのような上位装置と、上位装置から転送されたデ−タに基づいて記録を行う下位装置とで構成される記録システムに関するものであり、特に主走査と副走査を繰り返してカラー画像を形成するシリアル型の記録システムに関するものである。
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)等のカラー、またはこれらにブラック(Bk)を加えた複数色の記録材を用いて、記録媒体に画像を形成する記録装置が知られている。特に、インクを滴として吐出し、記録媒体に付与させることにより画像を形成するインクジェット記録装置は、比較的低コストにフルカラーの画像が出力出来、また静粛性にも富むことなどの理由から、数多くの製品が提供されている。
このようなインクジェット記録装置においては、その構成および記録工程の違いから、シリアル型のものとフルライン型のものに分類される。特にシリアル型のものは、記録ヘッドの記録主走査と記録媒体の搬送動作とを交互に行うことにより、記録媒体に順次画像を形成する構成上、比較的小型に実現可能である。よって、パーソナルユースに好適で、広く市場に普及している。
特開2003−305899号公報 特開2003−305834号公報
ところで近年では、パーソナルコンピュータやデジタルカメラのような画像入力装置の目覚しい進化に伴い、さらに高い品位の画像出力が求められている。画像品位を向上させるためには、記録解像度を上げることが考えられるが、このためには多大なデータを処理するための大容量のメモリを備えていることが望まれる。例えば、用意されたメモリに対してデータ量が大きすぎる場合には、記録速度の低下が生じたり、画質が劣化したりする場合があるからである。しかし、単純にデータ量に合わせてメモリを増大させた場合には、記録装置自体が大掛かりで高価なものになってしまう。これでは、パーソナルユースに適した記録装置に適当な構成とは言えない。
このように近年では、処理すべきデータ量と記録装置に用意されたメモリ容量とにおいて、好適なバランスを保つことが困難になって来ている。そして、限られたメモリを有効に活用することで、より多くのデータ処理を行うための工夫が求められている。既に、特許文献1および特許文献2には、1回の記録走査で記録されるデータを格納するに必要なメモリ量よりも少ないメモリを備えた記録装置において、与えられたメモリを有効に使うための構成が開示されている。しかしながら、上記特許文献では、記録する画像のサイズに応じて、データの量が変動する状況には対応されてはいなかった。
シリアル型の記録装置の場合、キャリッジが1回の記録走査で記録するデータの量は、画像の幅に依存する。データの転送能力および速度は、記録システムによってほぼ確定されてしまうので、画像の幅があまりにも大きいと、データの転送速度が記録速度に追いつかず、キャリッジが停止してしまう状況もあり得るのである。このような問題は、特許文献1および2に記載されているような、特に少ないメモリの場合以外にも起こる問題である。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、記録画像のサイズ、または記録幅に応じて、記録装置の記録方法を適宜切り替えることにより、必要以上に画像品位や記録速度を低下することなく、好適な品位の画像を効率的に出力可能な画像データ供給装置、画像記録システム、画像データ供給方法および記録方法を提供することである。
そのために本発明においては、画像データに基づいて記録ヘッドによる記録を行う主走査と、該主走査と交差する方向に記録媒体を搬送する副走査とを繰り返すことにより、前記記録媒体に画像を形成する画像記録装置に対し、前記画像データを供給する画像データ供給装置であって、記録に使用される記録媒体のサイズに関する情報に応じて、前記記録ヘッドの1回の主走査に要する画像データの供給量が異なる複数の記録モードの中から1つの記録モードを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された記録モードに応じて、前記記録ヘッドの1回の主走査に要する画像データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された画像データを前記画像記録装置に供給する供給手段と、
を具備することを特徴とする。
また、記録ヘッドを走査しながら画像データに基づいて記録媒体に記録を行う画像記録装置に対し、前記画像データを供給する画像データ供給装置であって、
記録に使用される記録媒体のサイズに関する情報に応じて、単位時間あたりに前記画像記録装置へ供給される画像データの量が異なる複数の記録モードの中から1つの記録モードを決定する手段と、前記決定された記録モードに応じて前記画像データを生成する生成手段と、前記生成された画像データを前記画像記録装置に供給する手段と、を具備することを特徴とする。
また、上述のいずれかに記載の画像データ供給装置と、前記画像データ供給装置から供給された画像データに基づいて、前記記録ヘッドにより記録媒体に記録を行う画像記録装置と、を含むことを特徴とする。
さらに、記録ヘッドを走査しながら画像データに基づいて記録媒体に記録を行う画像記録装置に対し、前記画像データを供給する画像データ供給方法であって、記録に使用される記録媒体のサイズに関する情報に応じて、単位時間あたりに前記画像記録装置へ供給される画像データの量が異なる複数の記録モードの中から1つの記録モードを決定する工程と、前記決定された記録モードに応じて前記画像データを生成する生成工程と、前記生成された画像データを前記画像記録装置に供給する工程と、
を有することを特徴とする。
更にまた、画像データに基づいて記録ヘッドによる記録を行う主走査と、該主走査と交差する方向に記録媒体を搬送する副走査とを繰り返すことにより、前記記録媒体に画像を形成する画像記録装置を用いた画像記録方法であって、記録に使用される記録媒体のサイズに関する情報に応じて、前記記録ヘッドの1回の主走査に要する画像データとして前記画像記録装置へ供給される前記画像データの量が異なる複数の記録モードの中から1つの記録モードを決定する決定工程と、前記決定工程において決定された記録モードに応じて、前記記録ヘッドの1回の主走査に要する画像データを生成する生成工程と、前記生成工程において生成された画像データを前記画像記録装置に供給する供給工程と、前記供給工程において供給された画像データに基づいて、前記主走査によって記録媒体に記録を行う記録工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録モードを切り替えることによって、1回の記録主走査で必要になる画像データの転送量を制御することが出来るので、幅が大きな画像を記録する場合にも、記録ヘッドの移動走査を停止させることなく、効率的に高画質な画像を得ることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の記録システムの記録装置として適用可能な、インクジェット記録装置の概観構成図である。
図において、インクジェット記録装置100の前面は給紙位置となっており、矢印P方向に記録媒体105が挿入される。挿入された記録媒体105は、記録装置100の後側にて搬送方向が反転された後、送りローラ106によって矢印Rで示した副走査方向に搬送され、記録ヘッド104による記録が可能な箇所に位置づけされる。記録ヘッド104は、インクを収容するインクタンクとインクを吐出する記録部とが、分離可能または一体的に結合されたカートリッジ形態で構成されている。記録ヘッド104は、インクタンクから供給されたインクを図中下向きの吐出口から記録媒体105に向かって吐出することによって、記録媒体105上に画像を記録する。記録ヘッドが記録可能な領域の下側には、プラテン107が設けられており、記録媒体を下側から支持する役割を果たしている。キャリッジ101は、2つのガイド軸102および103に案内支持され、ガイド軸102および103の延在方向に沿う方向を主走査方向とし、矢印Q1、Q2に移動可能となっている。なお、キャリッジの移動は不図示のステッピングモータを駆動することによって行われている。
記録ヘッド104は、キャリッジ101に搭載されており、キャリッジ101の走査に伴い記録媒体105上を相対的に移動しながら各記録素子より画像データに従ってインク滴を吐出する。この1回分の記録主走査の終了後、記録媒体105は、次の記録主走査を行うべき位置まで矢印R方向に所定量搬送される。このような記録主走査と副走査とを交互に繰り返すことによって、記録媒体105に順次画像を形成していく。
108はスイッチ部と表示部の配置部位である。スイッチ部は記録装置の電源のオン/オフの切り替えや各種記録モードの設定等に使用され、表示部は記録装置の状態を表示する役割を担っている。
図2は、本実施形態の記録ヘッド104を吐出口面から示した図である。本実施形態の記録ヘッド104は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびBk(ブラック)の4色のインクを吐出可能とする。各色のインクを吐出する吐出口には、比較的大きなインク滴を吐出する大吐出口と、比較的小さなインク滴を吐出する小吐出口とが備えられ、これらは図の縦方向(副走査方向)に300dpi(ドット/インチ;参考値)のピッチ(約42μm間隔)で交互に64個ずつ配置し、1列の吐出口列を形成している。各色には、このような吐出口列がAとBの2列ずつ備えられており、これらは互いに副走査方向に半ピッチ(約21μm)ずれて配置している。従って、記録ヘッド104を図の左右方向(主走査方向)に移動走査させながら各吐出口より所定の周波数でインク滴を吐出することにより、副走査方向には600dpiの記録密度で256ドット幅の画像を形成することが出来る。
本実施形態の記録ヘッド104には、各吐出口内部に形成されたインク路に、電気熱変換体であるヒータが備えられている。そして、画像信号に応じて各ヒータを印加することにより、ヒータに発生する熱エネルギーを利用してインク内に気泡を生じさせ、この気泡の圧力によって吐出口からインクを吐出する仕組みとなっている。当該ヒータに印加するタイミング、すなわち記録ヘッドの駆動周波数は15kHzであり、主走査方向においても600dpiの記録密度でドットを記録する。従って、記録動作時においては、キャリッジ101の主走査方向の移動速度は、25inch/sec(インチ/秒)となっている。但し、キャリッジ101の移動速度を半減することにより、主走査方向については1200dpiの記録密度で画像を形成することも出来るものとする。
図3は、本実施形態のインクジェット記録装置における、制御系の構成を説明するためのブロック図である。図において、500は、上位(ホスト)装置であり、下位装置である記録装置100に対して、記録すべき文字や画像の記録データなどの情報を送信する。また、上位装置500は、記録媒体の種類やサイズに関する情報も送信する。記録装置100では、この情報を受信バッファ401に一時的に蓄える。また、正しくデータが転送されているか否かを示す情報、および記録装置100の動作状態を告知するための情報も、受信バッファ401を介して記録装置100から上位装置500に送信される。なお、上位装置500としては、PC(パーソナルコンピュータ)やデジタルカメラ等が挙げられるが、下位装置である記録装置100に対して記録デ−タの送信が可能な装置であれば他のものであっても構わない。
受信バッファ401に蓄えられたデータは、CPU402の管理下において、記録ヘッド104が記録可能なデ−タに加工された後、ランダムアクセスメモリ部(RAM)403内のプリントバッファ部に記憶される。プリントバッファ部のデータは、記録ヘッドコントロール部410によって記録ヘッド104に転送される。記録ヘッド104は、転送されて来たデータに基づいて、記録ヘッドコントロール部410により駆動され、各色のインクを吐出する。これにより、文字などを含む画像が記録媒体に記録される。さらに、記録ヘッドコントロール部410は、温度情報等のような記録ヘッド104の状態を示す情報をCPU402に転送するとともに、これに基づいて下されたCPU402からの命令を実行し、記録ヘッド104の駆動制御にフィードバックする役割も果たしている。
機械コントロール部404は、CPU402からの指令により、キャリッジ101を移動するためのキャリッジモータや、記録媒体105を搬送するためのラインフィードモータ等の機械部405を駆動制御する。
センサ/SWコントロール部406は、各種センサやSW(スイッチ)から構成されるセンサ/SW部407から各種コマンドを受信し、これをCPU402に伝える。また、表示素子コントロール部408は、CPU402からの指令に応じて、表示パネル群のLEDや液晶表示素子等からなる表示部409を制御する。
本実施形態の記録装置100は、複数種類および複数サイズの記録媒体に対応可能とする。記録媒体の種類やサイズは、上位装置500においてユーザが選択および決定することにより設定される。従来、画像処理方法やマルチパス記録法などは、記録媒体の種類に応じて設定され、独自の記録モードとして取り扱われていたが、記録媒体のサイズ(記録走査幅)に応じて、このような記録モードが設定されることは通常には無かった。本実施形態によれば、同じ種類の記録媒体であっても、そのサイズに応じて記録モードが設定され、互いに異なる画像処理方法やマルチパス記録法によって画像が形成されることが特徴となっている。
ここで簡単に、マルチパス記録方法について説明する。
図4は、マルチパス記録を説明するために、記録ヘッドおよび記録パターンを模式的に示したものである。P0001は記録ヘッドを示し、ここでは簡単のため1列に並んだ16個の吐出口(ノズル)を有するものとする。吐出口は、図のように第1〜第4の4つのノズル群に分割され、各ノズル群には4つずつのノズルが含まれている。P0002はマスクパターンを示し、各ノズルが記録を行うことが可能なエリア(記録可能箇所)を黒塗りで示している。各ノズル群が記録するパターンは互いに補完の関係にあり、これらを重ね合わせると4×4のエリアに対応した領域の記録が完成される構成となっている。
P0003〜P0006で示した各パターンは、記録走査を重ねていくことによって画像が完成されていく様子を示したものである。各記録走査が終了するたびに、記録媒体は図の矢印の方向にノズル群の幅分ずつ搬送される。よって、記録媒体の同一領域(各ノズル群の幅に対応する領域)は4回の記録走査によって初めて画像が完成される構成となっている。
インクジェット記録ヘッドの複数のノズル間においては、その製造工程上、どうしてもインクを吐出する方向や量に僅かなばらつきが発生してしまう。また、シリアル型の記録装置においては、各記録走査の間に行われる副走査量(紙送り)に、多少なりとも構成上の誤差を含んでいる。このような誤差やばらつきは、インクが記録された記録媒体において、スジや濃度ムラのような画像弊害の原因になる。しかしながら、上述したようなマルチパス記録を採用することによって、上記画像弊害を低減させることが出来る。各ノズルの吐出特性や搬送量にばらつきがあったとしても、これらの特性が画像全体に分散され、目立たなくなるからである。
図4では、同一の画像領域に対して4回の記録走査を行う4パス記録を例に説明した。しかしマルチパス記録自体は、これに限定されるものではない。2回の記録走査で画像を完成させる2パス記録であっても、また5回以上の記録走査で画像を完成させる構成であっても良い。マルチパス数が多くなればなるほど、各ノズルの吐出特性や搬送量のばらつきは、さらに広い範囲に分散されるので、より滑らかな画像を得ることが出来る。しかしながら一方で、同一画像領域に対する記録ヘッドの記録走査数が増すので、マルチパス記録において、画像品位と出力時間はトレードオフの関係にあると言える。なお、マルチパス記録には、記録ヘッドの往走査と副走査の双方で記録を行う双方向記録と、往走査のみで記録を行い副走査では記録を行わずにバックスキャンする片方向記録とがある。無論双方向記録の方がより短時間で画像を形成することが出来る。
但し、記録速度は、マルチパス数のみに依存するわけではない。上位装置から下位装置へデータを転送する際の転送レイト(転送速度)も、状況によっては記録速度に大きく影響を及ぼす。例えば、下位装置である記録装置がいかに高速に記録を実行出来たとしても、転送レイトが小さい記録システムの場合には、転送レイトに記録時間が制限されて、その高速性を十分に生かすことが出来ない。このような転送レイトは、上位装置や下位装置の画像処理能力などによって決まっている。本実施形態は、このような状況を踏まえ、上位装置および下位装置によって与えられた転送能力と求められる画像の品位の中で、適切なマルチパス記録方法を実行することにより、品位とスピードのバランスを保ちながら、効率的に画像を出力することを目的としている。
以下、A4サイズとA5サイズとを選択可能な構成を例に本実施形態を説明する。
図5は、本実施形態の記録システムにおいて、記録媒体のサイズによってマルチパス数が決定される工程を説明するためのフローチャートである。
印刷が開始されると、ステップS501において、記録媒体のサイズ(幅)が判断される。ここで、A4幅であると判断された場合ステップS502へ進み、8パス双方向のマルチパス記録が設定される。一方、記録媒体がA5幅であると判断された場合には、ステップS503へ進み、6パス双方向のマルチパス記録が設定される。記録モードの設定が完了すると、ステップS504へ進み、設定された記録モードに従って、1つのジョブを実行する。
すなわち、本実施形態によれば、A4サイズに記録されるような比較的幅の大きな画像は、より高画質な8パス記録で、A5サイズに記録されるような比較的幅の小さな画像は、より高速な6パス記録で、それぞれの画像を形成している。
シリアル型の記録装置の場合、記録時間に係る記録ヘッドの動作としては、記録を行いながら移動走査する実際の記録動作の他、記録領域の両側で減速し、停止し、更に反対方向に加速する反転動作がある。よって、1回の記録主走査に必要な画像データの転送は、上記2つの動作時間を加えた時間に間に合うように行われれば良い。通常、実際の記録動作では、データが供給される速度よりも大きな速度で、記録がなされていく(データが消費されていく)。従って、一定の転送レイトでデータが供給される状況下では、1回の記録主走査に占める反転時間の割合が大きいほど、データに余裕をもって記録を実行することが出来るのである。すなわち、画像の幅が大きい場合には、1回の記録走査に対し転送すべきデータ量が増えるが、反転動作の時間に変わりはないので、1回の記録主走査に占める反転時間の割合は小さくなる。この場合、データの供給が間に合わずに、キャリッジがデータ待機のために停止してしまう懸念が大きくなるのである。
本実施形態のように、画像の幅が大きい場合にマルチパス数を大きく設定することは、上記懸念を緩和する効果を得る。例えばn回のマルチパス記録においては、同じ画像データに対して、マスクパターンを変えながらn回の記録主走査を行う。よって、1回の記録主走査のたびに新たに供給されるべき画像データは、マルチパス記録を行わない場合に比べて1/nになっている。このようにマルチパスの回数を多くすると、単位時間あたりの画像データの供給量が少なくなる。従って、画像の幅に応じたマルチパス数を自動で設定することにより、大幅な画像を記録する場合であっても、幅に応じてデータ量が増した分マルチパス数を増加させているので、キャリッジが停止することも無く、効率的に画像を形成することが出来るのである。
具体的な例を簡単に説明する。本実施形態の場合、記録ヘッドには大と小それぞれ128個の吐出口が4色分備わっており、各吐出口からは15KHzの駆動周波数でインク滴が吐出される。よって、実記録動作における転送レイト(データが消費される速度)は、128×2×15000×4=15.36Mbit/secとなる。しかし、例えば、A4幅の画像を記録する場合に、1回の記録走査の時間に占める割合が、反転動作が50%、実記録動作が50%であったとすると、求められる転送レイトは、上記の50%となる。また、8パスのマルチパス記録を実行する場合には、更に1/8に低減されるので、本実施形態における、A4サイズの記録モードで要求される転送レイトは、15.36×0.5÷8=0.96Mbit/secとなる。ここで、本実施形態の記録システムにおける実際の転送レイトが、約1Mbit/secであったとする。この場合、1Mbit/sec>0.96Mbit/secであるので、記録ヘッドがデータ待ちのために停止することは免れ得るのである。しかし、8パスではなく、A5サイズと同様に6パスのマルチパス記録を実行した場合には、要求される転送レイトは15.36/2/6=1.28Mbit/sec>1Mbit/secとなるので、記録中に記録ヘッドがデータ待ちのために停止してしまう恐れが生じるのである。
一方、A5幅の画像を記録する場合、1回の記録走査の時間に占める割合が、反転動作が67%、実記録動作が33%であったとすると、求められる転送レイトは、15.36Mbit/secの33%になる。また、6パスのマルチパス記録を実行する場合には、更に1/6に低減されるので、本実施形態における、A5サイズの記録モードで要求される転送レイトは、15.36×0.33÷6≒0.85Mbit/secとなる。この値は1Mbit/secよりも小さいので、A5サイズの場合には8パス記録を行わずとも、6パス記録で効率的に記録を行えることになる。
上記では、画像の幅に対応した効率的な記録方法として、マルチパス数を設定する構成で説明したが、既に説明したように、マルチパス数を切り替えることは画像品位にも影響を与える。すなわち、本実施形態によれば、与えられた転送レイトと画像の幅によって定められる記録時間の中で、極力高品位な画像を効率よく出力することが可能となるのである。
なお、以上では、6パスと8パスの2段階のマルチパス数で説明してきたが、例えば、より広範囲の記録媒体サイズに対応し、A4サイズ以上が指定された場合は8パス、A4未満A5以上の場合は6パス、更にA5未満の場合は4パス・・・のように、より多くのマルチパス数が自動的に設定される構成であっても良い。また、マルチパス数も6パスや8パスに限定されるものではなく、2パス、4パス等、上位装置と下位装置とから構成される記録システム全体の状況に応じて、適切に設計対応されれば良い。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態においても、記録装置および記録ヘッドについては、図1〜図3で示した第1の実施形態と同様とする。また、記録媒体のサイズによってマルチパス数が決定される工程についても、図5のフローチャートを適用可能とする。但し、本実施形態においては、マルチパス記録において、大吐出口より吐出を行う記録走査と小吐出口より吐出を行う記録走査とを、それぞれ独立に設ける構成とする。
A4サイズが設定された場合(図5のステップS502)、本実施形態では往路で大吐出口のみによる4パスのマルチパス記録を行い、復路で小吐出口のみによる4パスのマルチパス記録を行う。これにより、第1の実施形態と同様に合計8パスの双方向記録が実現される。一方、A5サイズが設定された場合(ステップS503)には、第1の実施形態と同様に、大小の吐出口を混在させた6パスの双方向記録を実行する。
このように、マルチパス記録の分割方法がいかような形態であったとしても、「与えられた転送レイトと画像の幅に応じて極力高品位な画像を効率よく出力する」という本発明の効果は同様に得ることが出来るのである。
以下に、本実施形態特有の効果を説明する。一般に、インクジェット記録装置の場合、吐出するインク滴においては、主滴と呼ばれるメインのインク滴の他に、これより小さく速度の遅いインク滴が発生する。この小さなインク滴が形成する紙面上のドットをサテライトと称しているが、このサテライトの大きさや位置は、大ドットを記録する場合と小ドットを記録する場合とで異なっている。更に、主滴が形成するメインのドットに対して記録される方向も、記録走査の方向に応じて右側に現れたり左側に現れたりする。このようなサテライトは、画像劣化の原因となる場合も少なくない。
上記状況において、本実施形態のように、大吐出口による記録走査と小吐出口による記録走査とを分離し、それぞれの記録走査方向を一定にすることは、大ドットのサテライトの位置と、小ドットのサテライトの位置とを、揃えることに繋がる。よって、上記の様にサテライトが原因で画質の低下が懸念される場合には、より滑らかな画像の出力が期待できるのである。
更にまた、本実施形態の記録システムが、マルチパス記録のためのマスク処理までを上位装置で実行する形態であった場合、予め大ドットと小ドットの画像デ−タを分離する本実施形態の構成によって、上位装置から記録装置に転送するデ−タ量を更に削減させる効果も得られる。
(第3の実施形態)
以下に本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態においても、記録装置および記録ヘッドについては、図1〜図3で示した第1の実施形態と同様とする。但し、本実施形態においては、記録媒体のサイズに応じてマルチパス数を設定するものではなく、大ドットおよび小ドットの記録解像度を設定するものとする。
図6は、本実施形態の記録システムにおいて、記録媒体のサイズによって記録解像度が決定される工程を説明するためのフローチャートである。
ステップS601において、記録媒体のサイズ(幅)が判断される。ここで、A4幅であると判断された場合ステップS602へ進み、600dpi×600dpiの記録解像度が設定される。一方、記録媒体がA5幅であると判断された場合には、ステップS603へ進み、1200dpi×600dpiの記録解像度が設定される。記録解像度の設定か完了すると、ステップS604へ進み、設定された記録解像度に従って、1つのジョブを実行する。
本実施形態によれば、A4サイズに記録されるような比較的大きな画像は、単位時間あたりの画像データ供給量が比較的少ない低解像な600dpi×600dpiで記録する。一方、A5サイズに記録されるような比較的小さな画像は、単位時間あたりの画像データ供給量が比較的多い高解像な1200dpi×600dpiで記録する。よって、A4サイズの方がA5サイズに比べて記録解像度が低い分、画像品位が低下する懸念はある。但し、画像のサイズの差は、画像を目視する際の明視距離にも影響を与える。すなわち、A4サイズの場合には、A5サイズよりも、距離を置いて画像を目視する状況が多いので、本実施形態程度の記録解像度の差は画像品位の差として殆ど認識されないと考えられるのである。
以上説明したように、本実施形態においても、第1および第2の実施形態と同様、与えられた転送レイトと画像の幅によって定められる記録時間の中で、極力高品位な画像を効率よく出力することが可能となっている。
(その他の実施形態)
以上の実施形態では、1回の記録走査の画像データが確保されるメモリを有する記録装置を前提に説明を加えてきた。しかし、本発明は、例えば特許文献1あるいは2に開示されているように、1回の記録主走査分のメモリを持たない記録システムに対しても有効に機能する。特許文献1においては、次の記録主走査分のデ−タが記録装置内で確保される以前から記録ヘッドが移動を開始し、記録走査を行いながら順次あらたなデータを上位装置から受信する構成が開示されている。この様な構成では、デ−タの転送が少しでも遅れると、記録走査が途中で中断されてしまう恐れがあり、事態はより深刻である。しかし、このような状況においても、上述したような実施形態を適用することにより、所定の転送レイトに対し、より安全を見越した記録方法を設定することが可能となる。すなわち、特許文献1或いは2に記載の記録システムに本発明を適用した場合においても、上記特許文献から得られる効果とは別に、本発明特有の効果を得ることが出来るのである。
また、以上の実施形態は全て、図2に示したような大吐出口と小吐出口とが混在して構成される記録ヘッドを用いて説明を行ってきたが、本発明の効果、特に第1の実施形態の効果は、吐出口の大きさが揃った通常の記録ヘッドを用いた場合にも得られるものである。このような構成においては、例えばブラックを記録する記録走査とカラー画像を記録する記録走査とを分離するモードと、ブラックとカラーを同じ走査で記録するモードとを選択可能な構成にすることで、第2の実施形態と同様の効果を得ることも出来る。
更に、上記実施形態では電気熱変換素子に電圧パルスを印加することによってインク滴を吐出するインクジェット記録システムを例に説明してきたが、本発明はこのような記録方法に限定されるものではない、どのような記録方法であれ、記録主走査と副走査をと交互に繰り返すことにより画像を形成するシリアル型の記録装置を用いていれば、本発明は有効である。
本発明の実施形態に適用可能な、インクジェット記録装置の概観構成図である。 本発明の実施形態に適用可能な記録ヘッドを吐出口面から示した図である。 本発明の実施形態に適用したインクジェット記録装置における、制御系の構成を説明するためのブロック図である。 マルチパス記録を説明するために、記録ヘッドおよび記録パターンを模式的に示した図である。 本発明の実施形態で適用する記録システムにおいて、記録媒体のサイズによってマルチパス数が決定される工程を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態で適用する記録システムにおいて、記録媒体のサイズによって記録解像度が決定される工程を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 インクジェット記録装置
101 キャリッジ
102 ガイド軸
103 ガイド軸
104 記録ヘッド
105 記録媒体
106 送りローラ
107 プラテン
108 スイッチ・表示部

Claims (10)

  1. 画像データに基づいて記録ヘッドによる記録を行う主走査と、該主走査と交差する方向に記録媒体を搬送する副走査とを繰り返すことにより、前記記録媒体に画像を形成する画像記録装置に対し、前記画像データを供給する画像データ供給装置であって、
    記録に使用される記録媒体のサイズに関する情報に応じて、前記記録ヘッドの1回の主走査に要する画像データの供給量が異なる複数の記録モードの中から1つの記録モードを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された記録モードに応じて、前記記録ヘッドの1回の主走査に要する画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された画像データを前記画像記録装置に供給する供給手段と、
    を具備することを特徴とする画像データ供給装置。
  2. 前記複数の記録モードは、前記記録媒体の同一領域に記録すべき画像を完成させるのに要する前記記録ヘッドの主走査回数が異なるモードであり、
    前記生成手段は、前記決定手段により決定された記録モードに対応した主走査回数に応じて、前記記録ヘッドの1回の主走査に要する画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像データ供給装置。
  3. 前記記録ヘッドは、吐出するインクの量が異なる記録素子群を具備したインクジェット記録ヘッドであり、
    前記複数の記録モードは、前記インク吐出量の異なる記録素子群が互いに異なる主走査で記録を行う第1記録モードと、前記インク吐出量の異なる記録素子群が同じ主走査で記録を行う第2記録モードを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像データ供給装置。
  4. 前記複数の記録モードは、前記決定手段により決定された記録モードに対応した記録解像度が異なるモードであり、
    前記生成手段は、前記決定手段により決定された記録モードに対応した記録解像度に応じて、前記記録ヘッドの1回の主走査に要する画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像データ供給装置。
  5. 前記記録ヘッドは、第1および第2の色のインクを吐出する記録素子群を具備したインクジェット記録ヘッドであり、
    前記複数の記録モードは、前記第1の色のインクを吐出する記録素子群と前記第2の色のインクを吐出する記録素子群が異なる主走査で記録を行う第1記録モードと、前記第1の色のインクを吐出する記録素子群と前記第2の色のインクを吐出する記録素子群が同じ主走査で記録を行う第2記録モードを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像データ供給装置。
  6. 記録ヘッドを走査しながら画像データに基づいて記録媒体に記録を行う画像記録装置に対し、前記画像データを供給する画像データ供給装置であって、
    記録に使用される記録媒体のサイズに関する情報に応じて、単位時間あたりに前記画像記録装置へ供給される画像データの量が異なる複数の記録モードの中から1つの記録モードを決定する手段と、
    前記決定された記録モードに応じて前記画像データを生成する生成手段と、
    前記生成された画像データを前記画像記録装置に供給する手段と、
    を具備することを特徴とする画像データ供給装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の画像データ供給装置と、
    前記画像データ供給装置から供給された画像データに基づいて、前記記録ヘッドにより記録媒体に記録を行う画像記録装置と、
    を含むことを特徴とする画像記録システム。
  8. 前記画像記録装置は、前記記録ヘッドの走査方向の記録幅に相当する画像データのデータ量よりも少ない容量のメモリを有することを特徴とする請求項7に記載の画像記録システム。
  9. 記録ヘッドを走査しながら画像データに基づいて記録媒体に記録を行う画像記録装置に対し、前記画像データを供給する画像データ供給方法であって、
    記録に使用される記録媒体のサイズに関する情報に応じて、単位時間あたりに前記画像記録装置へ供給される画像データの量が異なる複数の記録モードの中から1つの記録モードを決定する工程と、
    前記決定された記録モードに応じて前記画像データを生成する生成工程と、
    前記生成された画像データを前記画像記録装置に供給する工程と、
    を有することを特徴とする画像データ供給方法。
  10. 画像データに基づいて記録ヘッドによる記録を行う主走査と、該主走査と交差する方向に記録媒体を搬送する副走査とを繰り返すことにより、前記記録媒体に画像を形成する画像記録装置を用いた画像記録方法であって、
    記録に使用される記録媒体のサイズに関する情報に応じて、前記記録ヘッドの1回の主走査に要する画像データとして前記画像記録装置へ供給される前記画像データの量が異なる複数の記録モードの中から1つの記録モードを決定する決定工程と、
    前記決定工程において決定された記録モードに応じて、前記記録ヘッドの1回の主走査に要する画像データを生成する生成工程と、
    前記生成工程において生成された画像データを前記画像記録装置に供給する供給工程と、
    前記供給工程において供給された画像データに基づいて、前記主走査によって記録媒体に記録を行う記録工程と、
    を有することを特徴とする画像記録方法。

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