JP2006034476A - 絆創膏 - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的面積の大きい患部を保護しながら乾燥を促進することで治癒期間の短縮を目指す絆創膏を提供する。
【解決手段】 絆創膏１は、基材シート２の裏面に粘着剤層３を積層し、この粘着剤層３の略中央部に平面状パッド４を貼付し、その外面を剥離紙５によって保護するもので、パッド４と剥離紙５間に環状部材６を介在する。使用の際には剥離紙５を粘着剤層３から剥がし、患部が環状部材６の内部に収容されるように皮膚に貼着する。環状部材６の存在によりパッド４と患部との間に空気層を形成する。パッド４は患部から離隔した位置にあるため、何らかの理由で患部に対応する部分に器物等が接触した場合にも触れる衝撃を緩和する。
【選択図】 図２

Description

この発明は、患部を保護しながら乾燥を促進することで治癒期間の短縮を目指す絆創膏に関するものである。
一般に絆創膏は、軟質フィルムからなる基材シートの裏面に粘着剤層が設けられ、この粘着層の略中央部にガーゼ、綿布、不織布等からなるパッドが接着され、必要に応じて患部に貼着して使用されている。
パッドは傷口等の患部に対し外部からの接触を防止して患部を保護する働きも有するが、患部に密着する構成とした場合、傷口等の乾燥が遅れ、その結果として治癒期間が延びてしまう欠点があった。
そこで従来の絆創膏には、例えばウオノメやイボ、タコなどの患部を保護するためパッドの略中央部に開口を設けるものがあった。このような絆創膏としては、例えば下記に示すような従来技術があった。
特開２００１−１７４６３号公報 この絆創膏は緩衝作用を有する発泡体層と布帛層と粘着剤層からなる積層粘着シートを外径１５ｍｍ、内径５ｍｍ程度のドーナツ体に打ち抜くもので、開口部にウオノメ等の患部を収容し、これを保護しながらピンポイント的に患部に薬剤を塗布する構成であった。
しかし、パッドに開口部を備える従来の絆創膏は、ウオノメ等小さな患部を保護するための構成で面積の大きい患部に適用することはできなかった。
この発明は、上記のような従来の絆創膏が有する問題点を解消すべくなされたものであり、比較的面積の大きい患部を保護しながら乾燥を促進することで治癒期間の短縮を目指す絆創膏を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、この発明の絆創膏は、基材シートの裏面に粘着剤層を積層し、この粘着剤層の略中央部に平面状パッドを貼付し、その外面を剥離紙によって保護する絆創膏において、前記パッドと患部との間に空気層を形成し得る環状部材をパッドと剥離紙間に介在することを特徴とするものである。
環状部材は、肌に接触して若干変形し得る程度の弾性を備えた部材が好ましく、各種合成樹脂、発泡ゴム、天然ゴムなどが使用される。環状部材の厚みは、空気層を確保し得るよう３〜５ｍｍ程度とし、その内径は１０〜３０ｍｍ程度とするがパッドが患部に触れないようにその厚さ及び内径を適宜選定する。環状部材はパッドに貼着するものでも、又その外部の基材シートに貼着するものでもよい。
この発明の絆創膏は、環状部材をパッドと剥離紙間に介在するので、パッドと患部との間に空気層を形成することができ、比較的面積の大きい患部であっても、これを保護しながら乾燥を促進することで治癒期間の短縮を目指すことができる。
次にこの発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図１は絆創膏の平面図、図２は図１のII−II断面を示す断面図である。絆創膏１は、基材シート２の裏面に粘着剤層３を積層し、この粘着剤層３の略中央部に平面状パッド４を貼付し、その外面を剥離紙５によって保護するもので、パッド４と剥離紙５間に環状部材６を介在する。
使用の際には剥離紙５を粘着剤層３から剥がし、患部が環状部材６の内部に収容されるように皮膚に貼着する。パッド４は略平面のシート形状であり通気性の高い素材を使用する。
この環状部材６の内径はウオノメやイボ、タコなどの患部を保護するための粘着パッドの開口部に比べ十分大きなものとする。環状部材６は円形に限らず四角形でもよい。この環状部材６の存在によりパッド４と図示しない患部との間に空気層を形成する。
パッド４は患部から離隔した位置にあるため、何らかの理由で患部に対応する部分に器物等が接触した場合にも触れる衝撃を緩和することができる。
絆創膏の平面図である。 図１のII−II断面を示す断面図である。
符号の説明
１ 絆創膏
２ 基材シート
３ 粘着剤層
４ パッド
５ 剥離紙
６ 環状部材

Claims (1)

  1. 基材シートの裏面に粘着剤層を積層し、この粘着剤層の略中央部に平面状パッドを貼付し、その外面を剥離紙によって保護する絆創膏において、前記パッドと患部との間に空気層を形成し得る環状部材をパッドと剥離紙間に介在することを特徴とする絆創膏。
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Cited By (5)

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JP2006311913A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Ichikawa Kosan Kk 止血パッチ
KR101128535B1 (ko) * 2010-05-05 2012-03-27 오지윤 의료용 치료밴드
KR101153476B1 (ko) 2010-05-04 2012-06-11 오지윤 의료용 밴드
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