JP2006034116A - アルコール飲料の熟成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 全てのアルコール飲料容器に対して超音波熟成を行うことができるアルコール飲料の熟成装置を提供する。
【解決手段】 アルコール飲料が入った容器Bの外周面に沿って巻き付けられるベルト2の被接触面21の一部に超音波振動を発生する超音波振動発生部3を設け、超音波振動発生部3の中央に容器Bに対して超音波振動を点接触で伝達する凸部32を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、超音波振動によってアルコール飲料を熟成する熟成装置に関し、さらに詳しく言えば、各種のアルコール飲料容器に対して適用可能なアルコール飲料の熟成装置に関する。
古来より「船に揺られた酒の味は良くなる」と言い伝えられているが、最近の研究によれば、酒に非常に弱い超音波を長時間にわたって照射すると、クラスターと呼ばれる水の分子とアルコールの分子との結合構造が破壊細分化され、これによってアルコール分子の舌への刺激が抑えられて「まろやかさ」「マイルド」な味わいになることが科学的に証明された。
この超音波振動を利用した酒の熟成装置の一例として例えば特許文献1がある。この特許文献1は、酒類が入った容器が載置される受け台と、同受け台に取り付けられた超音波振動子とを備え、超音波振動を受け台を介して容器内のアルコール飲料に伝達するようになっている。
これによれば、アルコール飲料の入った容器を受け台の上に載せて置くだけで、中に入ったアルコール飲料が超音波熟成されるため、一度に大量のアルコール飲料を簡単に熟成することができる。また、特許文献2に示されているように、容器を収納するための化粧箱の一部に超音波振動装置を組み込んだものもある。
しかしながら、従来の熟成装置には次のような問題があった。すなわち、特許文献1に記載の発明は、容器を受け台上に載せるようにしているため、その分設置スペースが大きくなることは否めない。また、受け台の大きさによって超音波振動子を多数設置しなくてはならず、大量に熟成させる場合には適しているが、個人で小規模で使用する場合などは適さない。
また、特許文献2のように容器の形状に併せて超音波振動子を組み込んだものも提供されてはいるが、これでは化粧箱に合った形状の容器しか熟成することはできず、全てのアルコール飲料容器に適用することは不可能である。
特開平8−252号公報 実開平6−87268号公報
そこで、本発明は上述した問題を解決するためになされたものであって、その目的は全てのアルコール飲料容器に対して超音波熟成を行うことができるアルコール飲料の熟成装置を提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。ます、請求項1に記載の発明は、アルコール飲料が入った容器の外周面に沿って巻き付けられるベルトと、上記ベルトの上記容器に対する被接触面の一部に取り付けられ、超音波振動を上記容器に伝播する超音波振動発生部と、上記超音波振動発生部を駆動する駆動部とを備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、上記超音波振動発生部には、発生した超音波振動を上記容器に点接触で伝達するための凸部が設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、上記超音波振動発生部と上記ベルトとの間には、上記ベルトを上記容器の外周面に巻き付けた際の張力によって上記超音波振動発生部を上記容器側に向けて弾性的に押し付ける弾性体が設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1,2または3において、上記駆動部には、音楽信号を入力する入力端子と、入力された音楽信号を強制的に歪ませるクリップアンプと、上記クリップアンプにより歪まされた音楽信号から可聴帯域の信号をカットして、超音波域の信号のみを抽出するハイパスフィルターとを備え、上記ハイパスフィルターを通して抽出された音楽信号の超音波成分を用いて上記超音波振動発生部を駆動することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、アルコール飲料の入った容器に巻き付けて使用することにより、全ての容器に対して超音波熟成を行うことができるばかりでなく、設置スペースも小さくですむので、使用後の片付けも簡単である。
請求項2に記載の発明によれば、超音波振動部に凸部を設けたことにより、容器に対して超音波振動発生部が点接触で接触するため、容器の表面に凹凸などの模様があっても容器に超音波振動を確実に伝達することができる。
請求項3に記載の発明によれば、超音波振動発生部とベルトとの間に弾性体を介装したことにより、ベルトを容器に巻き付けたときに生じる張力によって凸部が容器本体に弾性的に押し当てられるため、より効率的に超音波振動を容器に伝達できる。
請求項4に記載の発明によれば、単なる超音波振動を発振するのではなく、音楽信号をクリッピングして、そこから超音波信号を抽出して超音波振動を発生することにより、より趣向を凝らした超音波熟成を行うことができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るアルコール飲料の熟成装置の斜視図であり、図2(a)は図1のA−A線断面図であり、図2(b)は容器に取り付けた状態を示す断面図である。
この熟成装置1は、アルコール飲料が入った容器Bの外周面に沿って巻回されるベルト部2と、ベルト部2の一部に設けられた超音波振動発生部3と、この超音波振動発生部3を駆動するための駆動ユニット4とを備えている。
ベルト部2は、容器Bの外周面に沿ってフィットしやすく、かつ、容器Bを傷付けないようにするため伸縮性およびクッション性を有する材料からなり、繊維材料はもとより、発泡ゴムやウレタンなどが好ましく用いられる。この例ではより好ましいネオプレン素材が用いられている。この例において、ベルト部2は2枚のベルト基材を重ね合わせて周縁を縫合したものからなる。
ベルト部2は、容器Bの外周面に沿って巻回するに必要な少なくとも1周長分の長さを備えており、その最大長さは例えば一升瓶サイズや4リットルペットボトルなどの大型容器に対応可能な長さを備えていることが好ましい。ベルト部2の長さは容器Bを巻回するに必要な長さを備えていれば、容器Bのサイズに応じて任意に設定できる。
ベルト部2の一端側(図1では左端側)には、容器Bの外周面に巻回した状態で保持するための固定用の舌片22が設けられている。舌片22は、いわゆる面ファスナーからなり、ベルト部2の他端側の裏面には、相手方の面ファスナー(図示しない)が設けられている。
この例において、ベルト部2は巻回後の固定手段として面ファスナーを用いているが、これ以外の固定手段を用いても良く、また、ベルト部2の被接触面21に容器Bに対する滑り止め可能などを施しても良い。
超音波振動発生部3は、例えばベルト部2の一端側(図1では右側)に設けられており、ベルト部2に形成された円形状の開口部23に埋設された状態で設けられている。この超音波振動発生部3は、超音波振動を発生する超音波発振器31と、同超音波発振器31の振動面に取り付けられた凸部32とを備えている。
超音波発振器31は一般的な超音波発生手段として用いられている圧電素子(ピエゾ素子)が使用可能であり、これ以外に超音波発振が可能なものがあれば任意に選択してよい。凸部32は、超音波発振器31の振動面に沿って取り付けられ、中央の先端が半球状に形成されている。
これによれば、図2(b)に示すように、容器Bに対して凸部32が点接触することにより、超音波発振器31で発生した超音波振動を凸部32を介して容器Bに確実に伝達することができるばかりでなく、容器Bの表面に凹凸や模様などが設けられていても、超音波振動を確実に伝達することができる。
さらに確実に超音波振動を容器Bに伝達するため、超音波振動発生部3とベルト2との間に弾性体6が介装されていることが好ましい。すなわち、図2(a)に示すように、弾性体6はゴムなどの弾性を有する板体からなり、超音波発振器31の背面とベルト部2との間に埋設されている。
これによれば、図2(b)に示すように、ベルト部2を容器Bに巻回した際、その締め付け力によって弾性体6が超音波発振器31を容器B側に弾性的に押し当てるため、より凸部32を容器Bに対して確実に押し当てることができ、超音波振動を確実に伝えることができる。
次に図3を参照して、駆動ユニット4は音楽信号などの各種信号を入力するための入力端子41と、同入力端子41から入力した信号を強制的に歪ませるクリップアンプ42と、同クリップアンプ42で歪まされた音楽信号から超音波成分のみを抽出するハイパスフィルター43と、抽出された超音波成分を使って超音波発振器31を駆動する圧電素子駆動回路44とを備えている。
なお、この駆動ユニット4は図示しない電源を備えており、電源は各種蓄電池、商用電源のほか、コンピュータなどから供給されるバスパワー電源などが用いられる。入力端子41に入力される信号はアナログ信号のほかに、デジタル信号であってもよく、また、信号伝送形態は有線,無線のいずれであってもよい。
圧電素子駆動回路44には、入力端子41から信号が入力されない場合であっても、一定の超音波信号を超音波発振器31に送信する発振手段が内蔵されていることが好ましい。
駆動ユニット4は、ベルト部2に対して外付けであってもよいが、より好ましくは図4に示すように、ベルト部2の一部に一体的に組み込まれていることが好ましい。これによれば、よりコンパクトな設計とすることができ、持ち運び性や収納性がよい。
この例において、ベルト部2は1枚の帯状体を容器Bに対して巻き付けるような形態を有しているが、これ以外にベルト部2をスリーブ状の円筒形状としてもよく、これを容器Bの外周面に差し込むように取り付ける形態としても良い。
この熟成装置1を使用するに当たっては、まず、アルコール飲料の入った容器を用意し、その外周面にベルト部2を巻回して舌片22で固定する。このとき、ベルト部2に適度な張力を掛けながら巻き付けることにより、凸部32の頂部を容器Bの外周面に確実に押し当てることができる。
ベルト部2を取り付けた後、駆動ユニット4に音楽信号を入力することで、超音波発振器31により超音波振動が発生され、超音波振動が凸部32を介して容器Bに伝播し、容器B内のアルコール飲料を超音波熟成する。駆動ユニット4内には図示しないタイマーが内蔵されており、一定時間経過した後、自動的に電源が切れ熟成が終了する。
本発明の一実施形態に係るアルコール飲料の熟成装置の斜視図。 図1のA−A線断面図および取り付けた状態の断面図。 駆動ユニットの構成を示す模式図。 熟成装置に駆動ユニットを一体化した一例を示す斜視図。
符号の説明
1 熟成装置
2 ベルト部
3 超音波振動発生部
4 駆動ユニット
B 容器

Claims (4)

  1. アルコール飲料が入った容器の外周面に沿って巻き付けられるベルトと、上記ベルトの上記容器に対する被接触面の一部に取り付けられ、超音波振動を上記容器に伝播する超音波振動発生部と、上記超音波振動発生部を駆動する駆動部とを備えることを特徴とするアルコール飲料の熟成装置。
  2. 上記超音波振動発生部には、発生した超音波振動を上記容器に点接触で伝達するための凸部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアルコール飲料の熟成装置。
  3. 上記超音波振動発生部と上記ベルトとの間には、上記ベルトを上記容器の外周面に巻き付けた際の張力によって上記超音波振動発生部を上記容器側に向けて弾性的に押し付ける弾性体が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のアルコール飲料の熟成装置。
  4. 上記駆動部には、音楽信号を入力する入力端子と、入力された音楽信号を電気的に強制的に歪ませるクリップアンプと、上記クリップアンプにより歪まされた音楽信号から可聴帯域の信号をカットして、超音波域の信号のみを抽出するハイパスフィルターとを備え、上記ハイパスフィルターを通して抽出された音楽信号の超音波成分を用いて上記超音波振動発生部を駆動することを特徴とする請求項1,2または3に記載のアルコール飲料の熟成装置。
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