JP2006034089A - 電動機 - Google Patents

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和満 守屋
Masayuki Kuwano
雅幸 桑野
Toshio Yamamoto
敏夫 山本
Yoshiki Nakano
芳規 中野
Yasuhide Ito
靖英 伊藤
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Abstract

【課題】 振動騒音の要因となり得る固定子に誘発される振動を抑制することができる電動機を提供する。
【解決手段】 直流電動機50は、円筒状のヨーク本体53と、ヨーク本体53の内周面に固着されてヨーク本体53の全周に渡って円環状に連続する円弧状の複数の永久磁石54とを備える。円環状に連続する複数の永久磁石54は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数の磁極55a,55bを備え、同永久磁石54は、磁極の極性が変化する位置で周方向に連続するとともに、磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石54と区画されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動機に関するものである。
一般的な直流電動機は、ヨーク本体に偶数の磁極が設けられた固定子と、複数の電機子コイルが巻装された電機子コア及びブラシが摺接する整流子を備えた電機子(回転子)とで構成され、電機子の整流作用にて回転力を発生する(例えば特許文献1など)。
特開2003−299269号公報
ところで、こうした直流電動機の振動騒音の要因として、固定子の固有振動に対応した共振現象がある。つまり、固定子の固有振動がモータ回転力等により加振されることで固定子が共振し、直流電動機に音・振動が発生する。
図11は、円筒状の固定子(ヨーク本体)の固有振動モードの一例を示す模式図である。同図に示されるように、円筒状の固定子では、偶数となる節(腹)を備えた固有振動モードを有している。すなわち、図11(a)は2次の固有振動モードを示しており、この振動モードでは所定角度(90°)ごとに配置される4つの節と、各隣り合う節間の中心部に配置される4つの腹とを備えている。また、図11(b)は3次の固有振動モードを示しており、この振動モードでは所定角度(60°)ごとに配置される6つの節と、各隣り合う節間の中心部に配置される6つの腹とを備えている。また、図11(c)は4次の固有振動モードを示しており、この振動モードでは所定角度(45°)ごとに配置される8つの節と、各隣り合う節間の中心部に配置される8つの腹とを備えている。
一方、図12は、交互に異なる極性を有して所定角度ごとにヨーク本体に固着される偶数の永久磁石と、これに対応して固定子に発生する振動(振動方向を矢印にて図示)等との関係を説明する模式図である。すなわち、図12(a)は、2つの永久磁石81,82による2極の例を示しており、固定子には各永久磁石81,82の周方向中心部に配置される2つの節と両永久磁石81,82間の周方向中心部に配置される2つの腹とを備えた振動が誘発される。これは、固定子の剛性が永久磁石81,82の配置部位に対して両永久磁石81,82間で低くなることと、これら両永久磁石81,82間(即ち、磁極の極性が変化する位置)での電動機の回転に伴う磁気的作用により振動が誘発されることによる。また、図12(b)は、4つの永久磁石83〜86による4極の例を示しており、固定子には4つの節と4つの腹とを備えた振動が誘発される。さらに、図12(c)は、6つの永久磁石87〜92による6極の例を示しており、固定子には6つの節と6つの腹とを備えた振動が誘発される。
従って、例えば図12(b)で示した構成では、このときの固定子の振動に対応する節及び腹の配置が図11(a)で示した2次の固有振動モードに一致することから、固定子は当該振動モードで加振されて共振する。同様に、図12(c)で示した構成では、このときの固定子の振動に対応する節及び腹の配置が図11(b)で示した3次の固有振動モードに一致することから、固定子は当該振動モードで加振されて共振する。そして、直流電動機は、この固定子の共振現象によって振動騒音を発生することになる。
本発明の目的は、振動騒音の要因となり得る固定子に誘発される振動を抑制することができる電動機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、円筒状のヨーク本体と、該ヨーク本体の周面に固着されて該ヨーク本体の全周に渡って円環状に連続する円弧状の複数の永久磁石とを備える電動機において、前記円環状に連続する複数の永久磁石は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数の磁極を備え、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で周方向に連続することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、円筒状のヨーク本体と、該ヨーク本体の周面に固着されて該ヨーク本体の全周に渡って円環状に連続する円弧状の複数の永久磁石とを備える電動機において、前記円環状に連続する複数の永久磁石は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数の磁極を備え、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で周方向に連続するとともに、該磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石と区画されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、円筒状のヨーク本体と、該ヨーク本体の周面に固着されて該ヨーク本体の全周に渡って円環状に連続する円弧状の複数の永久磁石とを備える電動機において、前記複数の永久磁石の個数は奇数であって、これら永久磁石は全てが等角度となる周方向の長さを有し、前記円環状に連続する複数の永久磁石は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数の磁極を備えたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の電動機において、前記複数の永久磁石の個数は、前記磁極の個数の約数ではない数であることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の電動機において、前記複数の永久磁石の少なくとも1つの周方向の長さは、該複数の永久磁石の他の周方向の長さと異なるように設定されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の電動機において、前記永久磁石は、ある磁極の極性が変化する位置とこれに隣り合う磁極の極性が変化する位置との周方向中心部で隣接する永久磁石と区画されていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の電動機において、前記複数の永久磁石の個数は3個であることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の電動機において、前記複数の永久磁石の個数はX個であり、前記磁極は2X極であり、各永久磁石は360/2Xの角度の周方向中央部である極性を有するとともに、その周方向中央部の両端部で該極性とは異なる極性を有することを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の電動機において、前記各永久磁石の両端部は、360/4Xの角度であることを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電動機において、径方向に突出する複数のティースと、該ティースに複数回集中巻されたコイルと、該コイルの端部が接続された整流子と、該整流子を介して前記コイルに給電するブラシとを備えた電機子を前記永久磁石の内周側に収容したことを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、円筒状のヨーク本体と、該ヨーク本体の周面に固着されて該ヨーク本体の全周に渡って円環状に連続する円弧状の複数の永久磁石とを備える電動機において、前記永久磁石は、周方向中央部がある極性、該周方向中央部の両端部が該極性とは異なる極性であり、前記永久磁石のみを円環状に隣接させて円筒状に配置したことを要旨とする。
請求項12に記載の発明は、請求項2〜10のいずれか一項に記載の電動機において、前記永久磁石は、各隣接する前記磁極の境界位置において、軸方向一部が周方向にずれるように着磁されてなることを要旨とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の電動機において、前記永久磁石は、各隣接する前記磁極の境界位置において、軸方向中央部が軸方向両端部に対し周方向にずれるように着磁されてなることを要旨とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1に記載の電動機において、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で隣接する永久磁石と区画されていることを要旨とする。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の電動機において、前記永久磁石は、各隣接する前記磁極の境界位置において、軸方向一部が周方向にずれるように着磁されてなることを要旨とする。
請求項16に記載の発明は、請求項14又は15に記載の電動機において、前記ヨーク本体は、外径方向に突設された複数の取付部を有し、前記複数の永久磁石の少なくとも1つが、隣接する永久磁石と区画される区画位置は、前記取付部の周方向の位置に合わせて設定されていることを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で周方向に連続する。一般に、電動機の回転に伴う磁気的作用によって固定子に誘発される振動は、磁極の極性が変化する位置で腹を、磁極の極性が連続する間の中心部で節を備える。従って、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、この振動の腹の位置に対応して周方向に連続することになり、当該永久磁石が固着されるヨーク本体(固定子)は当該位置での剛性が高められる。このため、固定子に誘発される振動は、該固定子の剛性が該振動の腹の位置に対応して高められる分、全体として抑制される。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で周方向に連続するとともに、該磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石と区画されている。従って、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、この振動の腹の位置に対応して周方向に連続することになり、当該永久磁石が固着されるヨーク本体(固定子)は当該位置での剛性が高められる。そして、当該永久磁石は、前記振動の腹以外の位置に対応して隣接する永久磁石と区画される。このため、固定子に誘発される振動は、該固定子の剛性が該振動の腹の位置に対応して高められる分、全体として抑制される。
請求項3に記載の発明によれば、前記複数の永久磁石の個数が奇数であることに対応して、これら永久磁石は等角度で奇数に区画される。一方、前記円環状に連続する複数の永久磁石は、偶数の磁極に対応して前記極性が変化する位置の数を所定角度で偶数で有する。このため、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置、即ち固定子に誘発される振動の腹の位置(共振点)に対応して周方向に連続するとともに、該磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石と区画されることになる。従って、当該永久磁石が固着されるヨーク本体(固定子)は、前記振動の腹の位置に対応して剛性が高められる。このため、固定子に誘発される振動は、該固定子の剛性が該振動の腹の位置に対応して高められる分、全体として抑制される。特に、複数の永久磁石の個数が奇数であることで隣接する永久磁石間の区画位置、即ち剛性が低下して振動の腹となりやすい位置の数も奇数となり、円筒状のヨーク本体(固定子)の固有振動自体も抑制される。
請求項4に記載の発明によれば、前記複数の永久磁石の個数は、前記磁極の個数即ち極性が変化する位置の数の約数ではない数であることから、該複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で自ずと周方向に連続するように着磁されることになり、極めて簡易な構成で固定子に誘発される振動が抑制される。
請求項5に記載の発明によれば、前記複数の永久磁石の少なくとも1つの周方向の長さは、該複数の永久磁石の他の周方向の長さと異なるように設定されていることから、該複数の永久磁石は、不均等な角度で前記ヨーク本体の周面に固着される。一方、前記複数の永久磁石が備える磁極は所定角度ごとに交互に極性が異なることから、該磁極の極性が変化する位置は所定角度ごとに均等に配置される。従って、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で自ずと周方向に連続するように着磁されることになり、極めて簡易な構成で固定子に誘発される振動が抑制される。
請求項6に記載の発明によれば、前記永久磁石は、各磁極の極性が変化する位置から最も離れた位置で隣接する永久磁石と区画されることになり、固定子に誘発される振動の抑制がより向上される。
請求項7に記載の発明によれば、前記複数の永久磁石は、選択しうる最小の奇数の個数(3個)であることで、これら永久磁石とヨーク本体との一体的な固着面積が広くなり、固定子に誘発される振動の抑制がより向上される。
請求項8に記載の発明によれば、前記永久磁石は、2X極において各磁極の極性が変化する位置から周方向中央部で隣接する永久磁石と区画されることになり、固定子に誘発される振動の抑制がより向上される。
請求項9に記載の発明によれば、前記永久磁石は、2X極において各磁極の極性が変化する位置から最も離れた位置(360/4Xの角度)で隣接する永久磁石と区画されることになり、固定子に誘発される振動の抑制が更に向上される。
請求項10に記載の発明によれば、複数のティースにコイルが集中巻されることで吸引反発力が大きくなりやすいが、この吸引反発力によって固定子に誘発される振動が好適に抑制される。
請求項11に記載の発明によれば、前記永久磁石は、全てが前記磁極の極性が変化する位置、即ち固定子に誘発される振動の腹の位置(共振点)に対応して周方向に連続するように隣接する永久磁石と区画される。従って、当該永久磁石が固着されるヨーク本体(固定子)は、前記振動の腹の位置に対応して剛性が高められる。このため、固定子に誘発される振動は、該固定子の剛性が該振動の腹の位置に対応して高められる分、全体として抑制される。
請求項12に記載の発明によれば、前記永久磁石は、各隣接する前記磁極の境界位置において、軸方向一部が周方向にずれるように、いわゆるスキュー着磁されることで、コギングが低減される。
請求項13に記載の発明によれば、前記永久磁石は、各隣接する前記磁極の境界位置において、軸方向中央部が軸方向両端部に対し周方向にずれるように着磁されている。つまり、各隣接する前記磁極の境界位置の軸方向両端部は、互いに同等の周方向の位置に配置されることになる。従って、電動機の回転に伴う磁気的作用によって、電動機(回転子)が軸方向に対し傾いて回転したりすることが抑制される。
請求項14に記載の発明によれば、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で隣接する永久磁石と区画されている。一般に、前記永久磁石が、前記磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石と区画された場合、該区画位置において磁束損失が生じて磁束量が低減されることになる。これに対し、前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で隣接する永久磁石と区画されることで、上述した磁束量の低減が抑制される。
請求項15に記載の発明によれば、前記永久磁石は、各隣接する前記磁極の境界位置において、軸方向一部が周方向にずれるように、いわゆるスキュー着磁されることで、コギングが低減される。
請求項16に記載の発明によれば、前記区画位置は、前記取付部の周方向の位置に合わせて設定されていることで、該区画位置において、前記ヨーク本体の剛性が高められる分、固定子に誘発される振動が抑制される。
以上詳述したように、請求項1乃至16に記載の発明では、振動騒音の要因となり得る固定子に誘発される振動を抑制することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の直流電動機を示す概略構成図である。図1に示すように、直流電動機50は、固定子51と、回転子としての電機子52とを備えている。そして、固定子51は、円筒状のヨーク本体53と、同ヨーク本体53の内周面に固着された複数(3個)の永久磁石54とを備えている。
上記永久磁石54は、周方向の長さが互いに同等に設定された円弧状をなしており、ヨーク本体53の内周面に固着されることで同ヨーク本体53の全周に渡って円環状に連続している。すなわち、これら永久磁石54は、ヨーク本体53の内周面に等角度(120°)ごとに均等に配置・固着されている。
ここで、各永久磁石54は、周方向中央部と周方向両端部とで極性が異なるように着磁されている。詳述すると、永久磁石54は、周方向中央部においてS極に着磁された着磁部54aと、同着磁部54aの周方向一側及び他側(図1において時計回り方向の側及び反時計回り方向の側)においてそれぞれN極に着磁された着磁部54b,54cとを有する。従って、円環状に連続するこれら永久磁石54は、各着磁部54aにおいてS極となる3個の磁極55aと、各隣接する永久磁石54の着磁部54b,54cにおいてN極となる3個の磁極55bとを備えている。
前記着磁部54b,54cの周方向の長さは、着磁部54aの周方向の長さの「1/2」となる互いに同等の長さに設定されている。すなわち、等角度(120°)となる周方向の長さを有する各永久磁石54は、60°となる周方向中央部の着磁部54aでS極を有するとともに、各30°となるその両端部でN極を有する。従って、これら永久磁石54が備える着磁部54a〜54cは、これら磁極55a,55bが等角度(60°)ごとに交互に配置されるように形成されている。また、前記複数の永久磁石54は、これら磁極55a,55bが径方向において互いに同等の厚さを有するとともに、互いに同等の磁束密度を有するように形成・着磁されている。これにより、固定子51は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数(6個)の磁極55a,55bを備える。つまり、本実施形態では、磁極数を「6」としている。なお、このような磁極55a,55bの配置により、各永久磁石54は、磁極の極性が変化する位置、即ち各隣接する磁極55a,55bの境界位置で周方向に連続するとともに、磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石54と区画されている。
前記永久磁石54の内周側には、電機子52が回転可能に収容されている。電機子52は、回転軸52aを有している。回転軸52aには、電機子コア(以下、単にコアとする)52bが固定されている。コア52bは8個のティース、即ち第1〜第8ティース56a〜56hを有し、各ティース56a〜56h間には8個のスロット、即ち第1〜第8スロット57a〜57hが形成されている。なお、第1スロット57aは第4,第5ティース56d,56eの間のスロット57とし、第1〜第8ティース56a〜56h及び第1〜第8スロット57a〜57hは図1において時計回り方向に順に配置されている。
また、電機子52は、整流子58を有している。整流子58は24個のセグメント、即ち第1〜第24セグメント1〜24を有し、各セグメント1〜24が等角度間隔に設けられている。なお、第1セグメント1は前記第1スロット57aの周方向中央位置にあるセグメント(前記第4,第5ティース56d,56eの中間位置にあるセグメント)であり、第1〜第24セグメント1〜24は図1において時計回り方向に順に配置されている。
図1及び図2に示すように、電機子52において第1セグメント1に結線された巻線59(図1において破線で示す)は、第3スロット57c及び第2スロット57b間の第6ティース56fに所定ターン数にて巻回されて、第10セグメント10に結線されている。続いて、第10セグメント10に結線された巻線59は、第6スロット57f及び第5スロット57e間の第1ティース56aに所定ターン数にて巻回されて、第19セグメント19に結線されている。続いて、第19セグメント19に結線された巻線59は、第1スロット57a及び第8スロット57h間の第4ティース56dに所定ターン数にて巻回されて、第4セグメント4に結線されている。
続いて、第4セグメント4に結線された巻線59(図1において実線で示す)は、第4スロット57d及び第3スロット57c間の第7ティース56gに所定ターン数にて巻回されて、第13セグメント13に結線されている。続いて、第13セグメント13に結線された巻線59は、第7スロット57g及び第6スロット57f間の第2ティース56bに所定ターン数にて巻回されて、第22セグメント22に結線されている。続いて、第22セグメント22に結線された巻線59は、第2スロット57b及び第1スロット57a間の第5ティース56eに所定ターン数にて巻回されて、第7セグメント7に結線されている。
続いて、第7セグメント7に結線された巻線59(図1において2点鎖線で示す)は、第5スロット57e及び第4スロット57d間の第8ティース56hに所定ターン数にて巻回されて、第16セグメント16に結線されている。続いて、第16セグメント16に結線された巻線59は、第8スロット57h及び第7スロット57g間の第3ティース56cに所定ターン数にて巻回されて、前記第1セグメント1に結線され、巻線59の巻回が終了している。
即ち、本実施形態では、2個おきのセグメント1,4,…,22が使用されており、これらセグメント1,4,…,22への結線とティース56a〜56hへの巻回(この場合、集中巻き)とを交互に繰り返して、8個の電機子コイル、即ち第1〜第8コイル60a〜60hが構成されている。つまり、本実施形態の直流電動機50は、コイル数を「8」とする、6極8コイル24セグメントの構造を有している。
前記整流子58には、図示しないブラシホルダにて保持された6個のブラシ、即ち第1〜第6ブラシ61a〜61fがそれぞれ摺接する。各ブラシ61a〜61fは、幅方向(周方向)の中心線が前記各磁極55a,55bの周方向中心部を通るように、等角度(60°)間隔に配置されている。なお、第1〜第6ブラシ61a〜61fは図1において時計回り方向に順に配置され、第1,第3,第5ブラシ61a,61c,61eは陽極側(+極側)ブラシであり、第2,第4,第6ブラシ61b,61d,61fは陰極側(−極側)ブラシである。従って、直流電動機50の電機子52は、各ブラシ61a〜61fにより整流子58を介して駆動電流が供給されることで回転駆動される。
次に、本実施形態の固定子51において、直流電動機50(電機子52)の回転に伴う振動について図3に基づき説明する。なお、図3(a)は、永久磁石54と磁極55a,55bとの配置関係を示す説明図であり、各隣接する永久磁石54の区画位置を通る径方向を実線にて、各隣接する磁極55a,55bの境界位置(磁極の極性が変化する位置)を通る径方向を破線にてそれぞれ図示している。また、図3(b)は、永久磁石54の配置と固定子51の振動との関係を示す模式図であり、固定子51に発生する振動方向を矢印にて図示している。
図3(a)に示すように、各永久磁石54は、各隣接する磁極55a,55bの境界位置(磁極の極性が変化する位置)で周方向に連続し、磁極55a,55bが周方向に連続する位置(極性が連続する位置)で隣接する永久磁石54と区画されている。そして、図3(b)に示すように、この固定子51においては、直流電動機50(電機子52)の回転に伴い、各隣接する磁極55a,55bの境界位置(磁極の極性が変化する位置)で腹を、各磁極55a,55bの周方向中心部で節を備える振動が誘発される。しかしながら、本実施形態では、各隣接する磁極55a,55bの境界位置、即ち磁極の極性が変化する位置で各永久磁石54が周方向に連続することで、上記振動の腹に対応して固定子51の剛性が高められている。このため、固定子51に誘発される振動は、同固定子51の剛性が当該振動の腹の位置に対応して高められる分、全体として抑制される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、永久磁石54は、全てが磁極55a,55bの極性が変化する位置で周方向に連続するとともに、磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石54と区画されている。従って、各永久磁石54は、直流電動機50(電機子52)の回転に伴い誘発される振動の腹の位置に対応して周方向に連続することになり、同永久磁石54が固着されるヨーク本体53(固定子51)は当該位置での剛性が高められる。このため、固定子51に誘発される振動を全体として抑制することができる。
特に、固定子51に誘発される上記振動は、3次の固有振動モード(図11(b)参照)に一致するものの、当該振動が抑制されることで電動機の振動騒音の要因となる共振現象を抑制し、ひいては音・振動の発生を抑制することができる。
(2)本実施形態では、永久磁石54の個数は奇数(「3」)とされる。一方、円環状に連続する永久磁石54は、偶数(「6」)の磁極に対応して前記極性が変化する位置の数を偶数(「6」)で有する。従って、前記永久磁石54の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で自ずと周方向に連続するように着磁されることになり、極めて簡易な構成で固定子51に誘発される振動を抑制することができる。
特に、永久磁石54の個数が奇数であることで隣接する永久磁石54間の区画位置、即ち剛性が低下して振動の腹となりやすい位置の数も奇数となり、円筒状のヨーク本体53(固定子51)の固有振動自体も抑制することができる。
(3)本実施形態では、全永久磁石54の周方向の長さが互いに同等に設定されていることで、隣接する永久磁石54間の区画位置、即ち剛性が低下して振動の腹となりやすい位置は等角度ごとに均等に配置される。従って、こうした振動が発生したとしても、同振動は固定子51の周方向において一部に集中することなく均等に発生することになり、全体としてのバランスを保つことができる。
(4)本実施形態では、複数の永久磁石54を円環状に連続させてヨーク本体53に固着(当接)したことで、固定子51の剛性を全体的に高めることができる。
(5)本実施形態では、隣接する永久磁石54間の区画位置と磁極の極性が変化する位置とをずらしたことで、磁極55a,55b間の磁束密度変化をより安定化し、コギング等の影響を抑制することができる。
(6)本実施形態では、着磁部54b,54cの周方向の長さを着磁部54aの周方向の長さの「1/2」となる互いに同等の長さに設定して、各永久磁石54が周方向に対称となるようにした。従って、これら永久磁石54をヨーク本体53に固着する際に着磁部54b,54cの周方向での配置関係が逆転したとしても磁極55a,55bの形成・配置に影響することはなく、組付け工程を簡易化することができる。
(7)本実施形態では、前記永久磁石54は、ある磁極の極性が変化する位置とこれに隣り合う磁極の極性が変化する位置との周方向中心部(着磁部54b,54cの境界位置)で隣接する永久磁石54と区画されており、従って永久磁石54は各磁極の極性が変化する位置から最も離れた位置で隣接する永久磁石54と区画されている。すなわち、前記永久磁石54の全ては、6極において各磁極55a,55bの極性が変化する位置から最も離れた位置(30°)で隣接する永久磁石54と区画されることになり、固定子51に誘発される振動の抑制をより向上することができる。
(8)本実施形態では、前記複数の永久磁石54は、選択しうる最小の奇数の個数(3個)であり、最大の角度(120°)を有することになる。従って、これら永久磁石54とヨーク本体53との一体的な固着面積が広くなり、固定子51に誘発される振動の抑制をより向上することができる。
(9)本実施形態では、複数のティース56a〜56hにコイル60a〜60hが集中巻されることで吸引反発力が大きくなりやすいが、この吸引反発力によって固定子51に誘発される振動を好適に抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態において極数を「4」に変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図4(a)は、本実施形態の直流電動機が備える固定子の概略構成及び永久磁石と磁極との配置関係を示す説明図であり、図4(b)は、永久磁石の配置と固定子の振動との関係を示す模式図である。図4(a)に示すように、前記ヨーク本体53の内周面には複数(3個)の永久磁石66,67,68が固着されている。上記永久磁石66〜68は、周方向の長さが互いに同等に設定された円弧状をなしており、ヨーク本体53の内周面に固着されることで同ヨーク本体53の全周に渡って円環状に連続している。
前記永久磁石66は、周方向一側及び他側で極性が異なるように着磁されている。すなわち、永久磁石66は、周方向一側及び他側(図4(a)において時計回り方向の側及び反時計回り方向の側)においてそれぞれS極及びN極に着磁された着磁部66a,66bを有する。前記永久磁石67は、周方向中央部と周方向両端部とで極性が異なるように着磁されている。すなわち、永久磁石67は、周方向中央部においてN極に着磁された着磁部67aと、同着磁部67aの周方向一側及び他側においてそれぞれS極に着磁された着磁部67b,67cとを有する。前記永久磁石68は、周方向一側及び他側で極性が異なるように着磁されている。すなわち、永久磁石68は、周方向一側及び他側においてそれぞれN極及びS極に着磁された着磁部68a,68bを有する。
従って、円環状に連続するこれら永久磁石66〜68は、隣接する着磁部66a,67c及び着磁部67b,68bにおいてS極となる2個の磁極69aと、着磁部67a及び隣接する着磁部66b,68aにおいてN極となる2個の磁極69bとを備えている。これら永久磁石66〜68が備える着磁部66a,66b,67a〜67c,68a,68bは、これら磁極69a,69bが等角度(90°)ごとに交互に配置されるように形成されている。また、前記複数の永久磁石66〜68は、これら磁極69a,69bが径方向において互いに同等の厚さを有するとともに、互いに同等の磁束密度を有するように形成・着磁されている。これにより、固定子は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数(4個)の磁極69a,69bを備える。つまり、本実施形態では、磁極数を「4」としている。
なお、図4(a)には、各隣接する永久磁石66〜68の区画位置を通る径方向を実線にて、各隣接する磁極69a,69bの境界位置(磁極の極性が変化する位置)を通る径方向を破線にて併せて図示している。図4(a)に示したように、各永久磁石66〜68は、磁極の極性が変化する位置、即ち各隣接する磁極69a,69bの境界位置で周方向に連続するとともに、磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石66〜68と区画されている。そして、図4(b)に固定子に発生する振動方向を矢印にて図示したように、この固定子においては、直流電動機50(電機子52)の回転に伴い、各隣接する磁極69a,69bの境界位置(磁極の極性が変化する位置)で腹を備え、各磁極69a,69bの周方向中心部で節を備える振動が誘発される。しかしながら、本実施形態では、各隣接する磁極69a,69bの境界位置、即ち磁極の極性が変化する位置で各永久磁石66〜68が周方向に連続することで、上記振動の腹に対応して固定子の剛性が高められている。このため、固定子に誘発される振動は、その剛性が当該振動の腹の位置に対応して高められる分、全体として抑制される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)〜(5)、(8)(9)の効果と同様の効果が得られるようになる。
(第3の実施形態)
以下、本発明を具体化した第3の実施形態を図面に従って説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態において極数を「2」に変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図5(a)は、本実施形態の直流電動機が備える固定子の概略構成及び永久磁石と磁極との配置関係を示す説明図であり、図5(b)は、永久磁石の配置と固定子の振動との関係を示す模式図である。図5(a)に示すように、前記ヨーク本体53の内周面には複数(3個)の永久磁石71,72,73が固着されている。上記永久磁石71〜73は、周方向の長さが互いに同等に設定された円弧状をなしており、ヨーク本体53の内周面に固着されることで同ヨーク本体53の全周に渡って円環状に連続している。
前記永久磁石71は、周方向一側及び他側(図5(a)において時計回り方向の側及び反時計回り方向の側)においてそれぞれS極に着磁された着磁部71a及び非着磁部71bを有する。前記永久磁石72は、周方向中央部の非着磁部72aと、非着磁部72aの周方向一側及び他側においてそれぞれN極及びS極に着磁された着磁部72b,72cとを有する。前記永久磁石73は、周方向一側及び他側においてそれぞれ非着磁部73a及びN極に着磁された着磁部73bを有する。
従って、円環状に連続するこれら永久磁石71〜73は、隣接する着磁部71a,72cにおいてS極となる1個の磁極74aと、隣接する着磁部72b,73bにおいてN極となる1個の磁極74bとを備えている。これら永久磁石71〜73が備える着磁部71a,72c,72b,73b及び非着磁部71b,72a,73aは、これら磁極74a,74bが対称配置されるように形成されている。また、前記複数の永久磁石71〜73は、これら磁極74a,74bが径方向において互いに同等の厚さを有するとともに、互いに同等の磁束密度を有するように形成・着磁されている。これにより、固定子は、所定角度(180°)ごとに交互に極性が異なる偶数(2個)の磁極74a,74bを備える。つまり、本実施形態では、磁極数を「2」としている。
なお、図5(a)には、各隣接する永久磁石71〜73の区画位置を通る径方向を実線にて、各磁極74a,74bの終端位置を通る径方向を破線にて併せて図示している。図5(a)に示したように、各永久磁石71〜73は、各磁極74a,74bの終端位置で周方向に連続している。そして、永久磁石72は、磁極の極性が変化する位置も含めて両磁極74a,74b間(非着磁部72a)を通じて周方向に連続している。また、各永久磁石71〜73は、磁極の極性が連続する位置(着磁部71a,72c間、着磁部72b,73b間)及び非着磁部71b,73a間で隣接する永久磁石71〜73と区画されている。
図5(b)に固定子に発生する振動方向を矢印にて図示したように、この固定子においては、直流電動機50(電機子52)の回転に伴い、各隣接する磁極74a,74b間の周方向中心部で腹を備え、各磁極74a,74bの周方向中心部で節を備える振動が誘発される。しかしながら、本実施形態では、少なくとも永久磁石72が磁極74a,74bの極性が変化する位置で周方向に連続することで、上記振動の腹に対応して固定子の剛性が高められている。このため、固定子に誘発される振動は、その剛性が当該振動の腹の位置に対応して高められる分、全体として抑制される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)〜(5)、(8)(9)の効果と同様の効果が得られるようになる。
(第4の実施形態)
以下、本発明を具体化した第4の実施形態を図面に従って説明する。なお、第4の実施形態は、第1の実施形態において4個の永久磁石に変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図6は、本実施形態の直流電動機が備える固定子の概略構成及び永久磁石と磁極との配置関係を示す説明図である。図6に示すように、前記ヨーク本体53の内周面には複数(4個)の永久磁石75,76,77,78が固着されている。上記永久磁石75〜78は、周方向の長さが互いに同等に設定された円弧状をなしており、ヨーク本体53の内周面に固着されることで同ヨーク本体53の全周に渡って円環状に連続している。
前記永久磁石75〜78は、それぞれ周方向一側及び他側で極性が異なるように着磁されている。すなわち、永久磁石75は、周方向一側及び他側(図6において時計回り方向の側及び反時計回り方向の側)においてそれぞれS極及びN極に着磁された着磁部75a,75bを有する。同様に、永久磁石76は、周方向一側及び他側においてそれぞれS極及びN極に着磁された着磁部76a,76bを有する。一方、永久磁石77は、周方向一側及び他側においてそれぞれN極及びS極に着磁された着磁部77a,77bを有する。同様に、永久磁石78は、周方向一側及び他側においてそれぞれN極及びS極に着磁された着磁部78a,78bを有する。
従って、円環状に連続するこれら永久磁石75〜78は、着磁部75a,78b及び隣接する着磁部76a,77bにおいてS極となる3個の磁極79aと、着磁部76b,77a及び隣接する着磁部75b,78aにおいてN極となる3個の磁極79bとを備えている。これら永久磁石75〜78が備える着磁部75a〜78a,75b〜78bは、これら磁極79a,79bが等角度(60°)ごとに交互に配置されるように形成されている。また、前記複数の永久磁石75〜78は、これら磁極79a,79bが径方向において互いに同等の厚さを有するとともに、互いに同等の磁束密度を有するように形成・着磁されている。これにより、固定子は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数(6個)の磁極79a,79bを備える。つまり、本実施形態では、磁極数を「6」としている。
なお、図6には、各隣接する永久磁石75〜78の区画位置を通る径方向を実線にて、各隣接する磁極79a,79bの境界位置(磁極の極性が変化する位置)を通る径方向を破線にて併せて図示している。図6に示したように、各永久磁石75〜78は、磁極の極性が変化する位置、即ち各隣接する磁極79a,79bの境界位置で周方向に連続するとともに、磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石75〜78と区画されている。
この固定子においては、直流電動機50(電機子52)の回転に伴い、各隣接する磁極79a,79bの境界位置(磁極の極性が変化する位置)で腹を備え、各磁極79a,79bの周方向中心部で節を備える振動が誘発される(図3(b)参照)。しかしながら、本実施形態では、各隣接する磁極79a,79bの境界位置、即ち磁極の極性が変化する位置で各永久磁石75〜78が周方向に連続することで、上記振動の腹に対応して固定子の剛性が高められている。このため、固定子に誘発される振動は、その剛性が当該振動の腹の位置に対応して高められる分、全体として抑制される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)、(3)〜(5)、(9)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、円環状に連続する永久磁石75〜78は、磁極の個数が「6」であることに対応して極性が変化する位置の数を「6」で有する。一方、永久磁石75〜78の個数は、極性が変化する位置の数(「6」)の約数ではない「4」とされる。従って、前記永久磁石75〜78の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で自ずと周方向に連続するように着磁されることになり、極めて簡易な構成で固定子に誘発される振動を抑制することができる。
(第5の実施形態)
以下、本発明を具体化した第5の実施形態を図面に従って説明する。なお、第5の実施形態は、第1の実施形態における永久磁石を、各隣接する磁極の境界位置において、軸方向一部が周方向にずれるように着磁(いわゆるスキュー着磁)した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。ちなみに、このように永久磁石を着磁して形成するのは、前記ヨーク本体53(固定子)が円筒状であることで、例えば扁平形状によるコギング対策が選択し得ないことによる。
図7(a)は、本実施形態において、前記ヨーク本体53の内周面に固着される複数(3個)の永久磁石96,97,98を展開して示す展開図であり、図7(b)は、これら永久磁石96〜98が備える偶数(6個)の磁極99a,99bを展開して示す展開図である。
同図に示されるように、本実施形態においても、永久磁石96〜98は、ヨーク本体53の内周面に等角度(120°)ごとに均等に配置・固着される。そして、等角度(120°)となる周方向の長さを有する各永久磁石96〜98は、60°となる周方向中央部でS極を有するとともに、各30°となるその両端部でN極を有する。従って、これら永久磁石96〜98が備える磁極99a,99bは、等角度(60°)ごとに交互に配置されている。また、前記複数の永久磁石96〜98は、これら磁極99a,99bが径方向において互いに同等の厚さを有するとともに、互いに同等の磁束密度を有するように形成・着磁されている。
ここで、前記永久磁石96〜98は、各隣接する前記磁極99a,99bの境界位置において、軸方向中央部が軸方向両端部に対し周方向にずれるように着磁されている。すなわち、図7(b)に示したように、各隣接する磁極99a,99bの境界線BL1は、前記永久磁石96〜98(磁極99a,99b)を軸方向で2等分する中心線Oで直線的に折り返されるように形成されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)〜(5)、(7)〜(9)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記永久磁石96〜98は、各隣接する磁極99a,99bの境界位置において、軸方向一部が周方向にずれるように、いわゆるスキュー着磁されることで、コギングを低減することができる。
(2)本実施形態では、前記永久磁石96〜98は、各隣接する磁極99a,99bの境界位置において、軸方向中央部が軸方向両端部に対し周方向にずれるように着磁されている。そして、各隣接する磁極99a,99bの境界位置の軸方向両端部は、互いに同等の周方向の位置に配置されている。従って、直流電動機50の回転に伴う磁気的作用によって、電動機(回転子)が軸方向に対し傾いて回転したりすることを抑制できる。
(第6の実施形態)
以下、本発明を具体化した第6の実施形態を図面に従って説明する。なお、第6の実施形態は、第1の実施形態における複数の永久磁石が、磁極の極性が変化する位置で隣接する永久磁石と区画されるようにした構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図8(a)は、本実施形態の直流電動機が備える固定子の概略構成及び永久磁石と磁極との配置関係を示す説明図であり、図8(b)は、これら永久磁石及び磁極を展開して示す展開図である。図8(a)に示すように、本実施形態の固定子101は、円筒状のヨーク本体102と、同ヨーク本体102の内周面に固着された複数(3個)の永久磁石103とを備えている。
前記ヨーク本体102は、所定角度(120°)ごとに外径方向に突設された複数(3個)の取付部102aを有している。これら取付部102aは、固定子101(直流電動機50)を外部機器等に取り付けるためのものである。
前記ヨーク本体102の内周面には前記複数の永久磁石103が固着されている。本実施形態においても、複数の永久磁石103は、周方向の長さが互いに同等に設定された円弧状をなしており、ヨーク本体102の内周面に等角度(120°)ごとに均等に配置・固着されている。このとき、永久磁石103が隣接する永久磁石103と区画される等角度(120°)ごとの区画位置は、前記取付部102aの周方向の位置に合わせて設定されている。
本実施形態では、各永久磁石103は、周方向中心部で磁極の極性が変化するように着磁されている。すなわち、等角度(120°)となる周方向の長さを有する各永久磁石103は、各60°となる周方向一側及び他側(図8(a)において時計回り方向の側及び反時計回り方向の側)においてそれぞれS極及びN極に着磁された着磁部103a,103bを有する。これら着磁部103a,103bは、等角度(60°)ごとに交互に配置される磁極104a,104bを形成している。また、前記複数の永久磁石103は、これら磁極104a,104bが径方向において互いに同等の厚さを有するとともに、互いに同等の磁束密度を有するように形成・着磁されている。これにより、固定子101は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数(6個)の磁極104a,104bを備える。
なお、図8(a)には、各隣接する永久磁石103の区画位置を通る径方向を実線にて、各永久磁石103の周方向の範囲で各隣接する磁極104a,104bの境界位置(磁極の極性が変化する位置)を通る径方向を破線にて併せて図示している。図8(a)に示したように、各永久磁石103は、時計回り方向で磁極の極性がN極からS極に変化する磁極104a,104bの境界位置で周方向に連続するとともに、S極からN極に変化する磁極104a,104bの境界位置で隣接する永久磁石と区画されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(2)〜(4)、(8)(9)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、各永久磁石103は、時計回り方向で磁極の極性がN極からS極に変化する磁極104a,104bの境界位置で周方向に連続する。従って、各永久磁石103は、直流電動機50(電機子52)の回転に伴い誘発される振動の腹の位置に対応して周方向に連続することになり、同永久磁石103が固着されるヨーク本体102(固定子101)は当該位置での剛性が高められる。このため、固定子101に誘発される振動を全体として抑制することができる。
また、各永久磁石103は、時計回り方向で磁極の極性がS極からN極に変化する磁極104a,104bの境界位置で隣接する永久磁石と区画されている。従って、例えば永久磁石が、磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石と区画される場合に生じるような、磁束量の低減を抑制することができる。
(2)本実施形態では、前記区画位置は、前記取付部102aの周方向の位置に合わせて設定されていることで、同区画位置において、前記ヨーク本体102の剛性が高められる分、固定子101に誘発される振動を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記第1の実施形態において、着磁部54b,54cの周方向の長さを互いに異なるように設定してもよい。また、各永久磁石54の領域を周方向に2等分して、そのいずれか一側をN極の着磁部とし、いずれか他側をS極の着磁部としてもよい。
・前記第2の実施形態において、各永久磁石66〜68が互いに異なる極性となる2つの着磁部を備えるように磁極を形成・配置してもよい。
・前記第4の実施形態において、各永久磁石75〜78が交互に異なる極性となる3つの着磁部を備えるように磁極を形成・配置してもよい。
・前記第5の実施形態において、着磁態様に係る各隣接する磁極99a,99bの境界線(BL1)の形状は一例である。すなわち、図9(a)に展開図で示した前記複数の永久磁石96,97,98に対し、各隣接する磁極99a,99bの境界線は、図9(b)〜(e)に展開図で示した各パターンの形状であってもよい。例えば、図9(b)では、各隣接する磁極99a,99bの境界線BL2が、折り返されることなく軸方向に対して直線的に傾斜する形状の例を示している。この場合、前記第5の実施形態と(2)の効果を除く同様の効果が得られるようになる。
また、図9(c)では、各隣接する磁極99a,99bの境界線BL3が、前記中心線Oで曲線的に折り返される形状の例を示している。さらに、図9(d)では、各隣接する磁極99a,99bの境界線BL4が、前記中心線Oの位置で周方向にずれるように階段状に変化して折り返される形状の例を示している。さらにまた、図9(e)では、各隣接する磁極99a,99bの境界線BL5が、軸方向中央部で平行に延び、軸方向両端部で直線的に傾斜して当該中央部に連続する形状の例を示している。つまり、この境界線BL5は、図9(d)で示した境界線BL4に対し、軸方向両端部の階段部が徐変される態様で折り返される形状となっている。これらのいずれの場合であっても、前記第5の実施形態と同様の効果が得られるようになる。
・前記第6の実施形態において、軸方向に対して傾斜させて着磁する、いわゆるスキュー着磁にて永久磁石103を形成してもよい。すなわち、図10に永久磁石及び磁極を展開して示したように、各永久磁石103の有する着磁部106a,106bは、軸方向に対して傾斜して着磁されている。従って、前記永久磁石103は、これら着磁部106a,106bが形成する磁極107a,107bの各隣接する境界位置において、軸方向に対して傾斜するように、いわゆるスキュー着磁されることで、コギングを低減することができる。
・前記第1〜第5の実施形態において、永久磁石と隣接する永久磁石との区画位置に対応する前記ヨーク本体53の周方向の位置に、外径方向に突設された取付部を設けてもよい。
・前記各実施形態においては、複数の永久磁石の周方向の長さを互いに同等に設定したが、複数の永久磁石の少なくとも1つの周方向の長さを、他の永久磁石の周方向の長さと異なるように設定してもよい。この場合、円環状に連続する複数の永久磁石は、不均等な角度でヨーク本体53の内周面に固着される。一方、複数の永久磁石が備える磁極は所定角度ごとに交互に極性が異なることから、磁極の極性が変化する位置は所定角度ごとに均等に配置される。従って、複数の永久磁石の少なくとも1つは、磁極の極性が変化する位置で自ずと周方向に連続するように着磁されることになり、極めて簡易な構成で固定子に誘発される振動を抑制することができる。
・前記各実施形態において、複数の永久磁石により形成される磁極の極性(N極、S極)は、反転させてもよい。
・前記各実施形態において、固定子の永久磁石の個数は複数であればいくつであってもよい。同様に、磁極数も偶数であればいくつであってもよい。例えば、永久磁石の個数と磁極数とが同数であってもよいし、異なる数であってもよい。
・ティースにコイルが複数回集中巻される電機子では、磁極数(磁極の角度)とスロット数(ティース間角度)との関係において、例えば1つの磁極の角度範囲内に2つのティースが含まれたり、あるいは1つのティースの角度範囲内に2つの磁極が含まれたりするほど両者の間で角度差が生じないように設定する必要がある。すなわち、磁極数をM、スロット数をSで表すと、
M<Sのとき、
360/2M<360/S<360/M
M>Sのとき、
360/M<360/S<2×360/M
の関係を満たすような設定が必要である。従って、磁極数M及びスロット数Sが上述の関係を満たすものであれば、基本的にこれら磁極数M及びスロット数Sを適宜設定することができる。
・前記各実施形態において言及した永久磁石や磁極の角度(30°、60°、120°など)は、製造上の誤差分を含んだ適宜の角度(29°、59°、119°など)であっても本発明を逸脱するものではない。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項2〜4のいずれか1項に記載の電動機において、
前記複数の永久磁石の周方向の長さは、互いに同等に設定されていることを特徴とする電動機。この技術的思想によれば、前記複数の永久磁石の周方向の長さが互いに同等に設定されていることで、隣接する永久磁石間の区画位置、即ち剛性が低下して振動の腹となりやすい位置は等角度ごとに均等に配置される。従って、こうした振動が発生したとしても、該振動は固定子の周方向において一部に集中することなく均等に発生することになり、全体としてのバランスが保たれる。
本発明の第1の実施形態を示す概略構成図。 同実施形態の展開図。 (a)(b)は、同実施形態の固定子及びその振動を示す説明図。 (a)(b)は、本発明の第2の実施形態の固定子及びその振動を示す説明図。 (a)(b)は、本発明の第3の実施形態の固定子及びその振動を示す説明図。 本発明の第4の実施形態の固定子を示す説明図。 (a)(b)は、本発明の第5の実施形態を示す展開図。 (a)(b)は、本発明の第6の実施形態を示す説明図及び展開図。 (a)(b)(c)(d)(e)は、変形例を示す展開図。 変形例を示す展開図。 (a)(b)(c)は、円筒状のヨーク本体の固有振動モードを示す説明図。 (a)(b)(c)は、固定子に誘発される振動を示す説明図。
符号の説明
50…電動機としての直流電動機、51,101…固定子、52…電機子、53,102…ヨーク本体、54,66〜68,71〜73,75〜78,96〜98,103…永久磁石、55a,55b,69a,69b,74a,74b,79a,79b,99a,99b,104a,104b,107a,107b…磁極、56a〜56h…ティース、58…整流子、61a〜61f…ブラシ、102a…取付部。

Claims (16)

  1. 円筒状のヨーク本体と、該ヨーク本体の周面に固着されて該ヨーク本体の全周に渡って円環状に連続する円弧状の複数の永久磁石とを備える電動機において、
    前記円環状に連続する複数の永久磁石は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数の磁極を備え、
    前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で周方向に連続することを特徴とする電動機。
  2. 円筒状のヨーク本体と、該ヨーク本体の周面に固着されて該ヨーク本体の全周に渡って円環状に連続する円弧状の複数の永久磁石とを備える電動機において、
    前記円環状に連続する複数の永久磁石は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数の磁極を備え、
    前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で周方向に連続するとともに、該磁極の極性が連続する位置で隣接する永久磁石と区画されていることを特徴とする電動機。
  3. 円筒状のヨーク本体と、該ヨーク本体の周面に固着されて該ヨーク本体の全周に渡って円環状に連続する円弧状の複数の永久磁石とを備える電動機において、
    前記複数の永久磁石の個数は奇数であって、これら永久磁石は全てが等角度となる周方向の長さを有し、
    前記円環状に連続する複数の永久磁石は、所定角度ごとに交互に極性が異なる偶数の磁極を備えたことを特徴とする電動機。
  4. 請求項2又は3に記載の電動機において、
    前記複数の永久磁石の個数は、前記磁極の個数の約数ではない数であることを特徴とする電動機。
  5. 請求項2に記載の電動機において、
    前記複数の永久磁石の少なくとも1つの周方向の長さは、該複数の永久磁石の他の周方向の長さと異なるように設定されていることを特徴とする電動機。
  6. 前記永久磁石は、ある磁極の極性が変化する位置とこれに隣り合う磁極の極性が変化する位置との周方向中心部で隣接する永久磁石と区画されていることを特徴とする請求項2に記載の電動機。
  7. 前記複数の永久磁石の個数は3個であることを特徴とする請求項3に記載の電動機。
  8. 請求項2に記載の電動機において、
    前記複数の永久磁石の個数はX個であり、前記磁極は2X極であり、各永久磁石は360/2Xの角度の周方向中央部である極性を有するとともに、その周方向中央部の両端部で該極性とは異なる極性を有することを特徴とする電動機。
  9. 請求項8に記載の電動機において、
    前記各永久磁石の両端部は、360/4Xの角度であることを特徴とする電動機。
  10. 径方向に突出する複数のティースと、該ティースに複数回集中巻されたコイルと、該コイルの端部が接続された整流子と、該整流子を介して前記コイルに給電するブラシとを備えた電機子を前記永久磁石の内周側に収容したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動機。
  11. 円筒状のヨーク本体と、該ヨーク本体の周面に固着されて該ヨーク本体の全周に渡って円環状に連続する円弧状の複数の永久磁石とを備える電動機において、
    前記永久磁石は、周方向中央部がある極性、該周方向中央部の両端部が該極性とは異なる極性であり、前記永久磁石のみを円環状に隣接させて円筒状に配置したことを特徴とする電動機。
  12. 請求項2〜10のいずれか一項に記載の電動機において、
    前記永久磁石は、各隣接する前記磁極の境界位置において、軸方向一部が周方向にずれるように着磁されてなることを特徴とする電動機。
  13. 請求項12に記載の電動機において、
    前記永久磁石は、各隣接する前記磁極の境界位置において、軸方向中央部が軸方向両端部に対し周方向にずれるように着磁されてなることを特徴とする電動機。
  14. 請求項1に記載の電動機において、
    前記複数の永久磁石の少なくとも1つは、前記磁極の極性が変化する位置で隣接する永久磁石と区画されていることを特徴とする電動機。
  15. 請求項14に記載の電動機において、
    前記永久磁石は、各隣接する前記磁極の境界位置において、軸方向一部が周方向にずれるように着磁されてなることを特徴とする電動機。
  16. 請求項14又は15に記載の電動機において、
    前記ヨーク本体は、外径方向に突設された複数の取付部を有し、
    前記複数の永久磁石の少なくとも1つが、隣接する永久磁石と区画される区画位置は、前記取付部の周方向の位置に合わせて設定されていることを特徴とする電動機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012227978A (ja) * 2011-04-14 2012-11-15 Asmo Co Ltd マグネットヨーク及び直流電動機

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