JP2006033292A - 携帯端末機器に装着される電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯電話機に装着されているICカードが設定した情報に基づいて携帯電話機の動作モードを変更することができ、利用者の利便性を損なうことなく、携帯電話機の動作モードを状況に適した動作モードに変更させることが可能となる。
【解決手段】 ICカードCは、自動改札機を通過する際に、利用者の入場あるいは出場の可否を判定するための乗車券情報などの情報を自動改札機へ送信し、その情報に基づく当該自動改札機による入場あるいは出場の判定結果を受信し、その判定結果に応じた携帯電話機の動作モードを指定する情報を設定するようにしたものである。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば、携帯電話機などの携帯端末機器に装着され、前記携帯端末機器に装着された状態で外部の通信機器との通信が可能なICカード等の電子装置に関する。
近年、携帯電話等の携帯端末機器では、ユーザによってICカードを脱着することが可能な構成を有しているものがある。このような携帯電話機などの携帯端末機器に装着されるICカードには、ユーザの個人情報の他に、電子チケットや電子マネー等の種々のサービスを利用するための情報などが記憶される。このようなICカードが装着された携帯端末機器では、ICカード内に記録されている情報を用いてユーザ認証や様々なサービスの利用を可能としている。例えば、交通機関では、駅の改札口等に設置された自動改札機が携帯端末機器に装着されているICカードに記録されている乗車券情報(例えば、金額情報、定期券情報等)などに基づいて入出場処理を行うものが提案されている。
一方、携帯端末機器としての携帯電話機の普及に伴って、携帯電話機の利用マナーが社会問題化してきている。例えば、近年の携帯電話機では着信音の機能設定が多様化してきているが、場所や状況を問わず鳴り響く音に不快感を持つ人も少なくない。一例として、交通機関の電車内やバス内では、携帯電話機を着信音が鳴らないようなモード(以下、マナーモード)に切替ることがマナーとなっている。しかしながら、現状では、電車やバスに乗る際に携帯電話機の設定を上記マナーモードに切替ることを忘れてしまっていたり、操作が面倒であるためマナーモードへの切替えを行っていない利用者が少なくないという問題がある。
ETSI TS 102 221
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、処理内容に応じて当該携帯端末機器の動作モードを変更させることでき、利用者の利便性を損なうことなく、携帯端末機器の使用マナーを向上させることができる携帯端末機器に装着される電子装置を提供することを目的とする。
この発明の携帯端末機器に装着される電子装置は、携帯端末機器に装着されるものにおいて、通行の可否を判定する情報が記憶されている記憶手段と、この記憶手段に記憶されている情報を通行制御機器へ送信する送信手段と、この送信手段により送信した情報に対する前記通信制御機器での通行の判定結果を受信する受信手段と、この受信手段により受信した通行の判定結果に応じて前記携帯端末機器に対して動作モードを指定する情報を設定する設定手段とを有する。
この発明によれば、処理内容に応じて当該携帯端末機器の動作モードを変更させることでき、利用者の利便性を損なうことなく、携帯端末機器の使用マナーを向上させることができる携帯端末機器に装着される電子装置を提供できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る携帯端末機器としての携帯電話機1の構成例を示すブロック図である。図1に示す携帯電話機1には、携帯端末機器に装着される電子装置としてのICカードCが装着される構成となっている。本実施の形態では、特定の仕様に基づいて動作する図1に示すような携帯端末機器としての携帯電話機1に装着される電子装置としてのICカードCについて説明する。なお、携帯電話機1の特定の仕様とは、例えば、第3世代とよばれる3GPP(Third Generation Partnership Project)で標準化された規格である。
図1に示すように、携帯電話機1は、制御部11、操作部12、通信部13、音声部14、電源部15、表示部16、振動部17、およびICカードソケット18などを有している。
上記制御部11は、携帯電話機1全体の制御を司るものである。上記制御部11は、CPU、内部メモリ、各種のインターフェースなどを有している。また、上記制御部11には、制御プログラムが記憶されている不揮発性メモリとしてのROM、作業用のデータを記憶する揮発性メモリとしてのRAM、及びキーボードなど操作部12が接続されている。上記制御部11は、例えば、PLL(Phase Locked Loop)回路、データストリーム経路切換え、DMA(Direct Memory Access)コントローラ、割り込みコントローラ、タイマ、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、秘匿、HDLC(High-level Data Link Control procedure)フレーミング、USBディバイスコントローラなどの機能を有している。
上記通信部13には、携帯電話用のアンテナが接続され、上記携帯電話用のアンテナを介して通話データやデータ通信用の電波の送受信を行う。上記音声部14は、アナログフロントエンド部及びオーディオ部を有し、音声の入出力を行うものである。上記音声部14には、スピーカ、レシーバ、マイクなどが接続されている。例えば、上記音声部14は、スピーカから着信音を出力することにより着信音の出力機能を有している。また、上記音声部14は、受話部としてのレシーバから音声を出力し、送話部としてのマイクから音声を入力したりする機能を有している。
上記電源部15は、バッテリーなどにより構成され、当該携帯電話機1内の各部に電源を供給するようになっている。また、上記電源部15は、上記ICカードソケット18を介してICカードCに電源を供給する機能も有している。上記表示部16は、液晶表示装置などにより構成される表示部への表示制御を行うものである。上記振動部17は、当該携帯電話機1全体を振動させる振動機構により構成される。上記振動部17は、上記制御部11による振動機能の設定に基づいて当該携帯電話機1を振動させるようになっている。
上記音声部14による着信音の出力、および、上記振動部17による振動は、上記制御部11による設定に基づいて機能するようになっている。例えば、上記制御部11により着信音がオンに設定されている場合、上記音声部14は、電話やメールの着信あるいはアラーム設定時間に応じて予め設定されている着信音を出力するようになっている。また、上記制御部11により振動がオンに設定されている場合、上記振動部17は、電話やメールの着信あるいはアラーム設定時間に応じて予め設定されている振動パターンにて当該携帯電話機1を振動させるようになっている。なお、上記着信音をオフし、振動をオンとする設定をマナーモードと呼ぶものとする。
また、上記ICカードソケット18は、ICカードCが装着されるソケットである。上記ICカードソケット18に装着されるICカードCは、例えば、特定の仕様に基づいて動作する携帯電話機1に対応するUIM(User Identity Module)カードあるいはUSIM(Universal Subscriber Identity Module)カードと呼ばれるものである。
上記ICカードソケット18には、上記制御部11に接続されているとともに上記ICカードCが外部の通信装置としての自動改札機20との無線通信を行うためのアンテナ19に接続されている。上記アンテナ19は、上記ICカードソケット18に装着されたICカードCからの信号を無線電波として送受信するものである。すなわち、上記ICカードソケット18は、装着されたICカードCが上記制御部11とのデータの送受信と上記アンテナ19を用いた外部の通信装置との無線通信とを実現できるように構成される。なお、上記ICカードC内に自動改札機20との無線通信を行うためのアンテナが設置される場合には上記携帯電話機1内のアンテナ19は省略しても良い。
また、本実施の形態では、上記携帯電話機1に装着されるICカードCが無線通信を行う外部の通信装置として駅の改札口等に設置される自動改札機(通行制御装置)20を想定するものとする。従って、上記自動改札機20は、図1に示すように、上記ICカードCとの無線通信を行う無線通信ユニット21を具備するものとする。
また、上記自動改札機20は、上記ICカードCとの無線通信によって上記ICカードCから取得する情報(乗車券情報等)に基づいて通行(入出場)を制御する機能を有している。すなわち、上記自動改札機20は、上記無線通信ユニット21による上記ICカードCとの無線通信にてICカードC内に記憶されている情報を読み取り、そのICカードCから読み取った情報に基づいて通行の可否を判断し、その判断結果に基づいて当該ICカードの所持者に対する通行制御を行うようになっている。
次に、上記ICカードCについて説明する。
図2は、上記携帯電話機1のICカードソケット18に装着可能なICカードCの構成例を示すブロック図である。
上記ICカードCは、図2に示すように、制御素子30、RAM31、ROM32、不揮発性メモリ33、入出力インターフェース34、および無線通信部35などを有している。なお、図2に示すようなICカードCの各部は、上記携帯電話機1に装着された状態において上記携帯電話機1の電源部15からの電源供給を受けて動作するようになっている。
上記制御素子30は、当該ICカードC全体の制御を司るものである。上記制御素子30は、上記ROM32あるいは上記不揮発性メモリ33に記憶されている制御プログラムに基づいて動作する。上記RAM31は、作業用のデータ等を一時的に記憶する揮発性のメモリである。上記ROM32は、不揮発性の記憶素子により構成され、予め制御プログラムや制御データなどが記憶されている。
上記不揮発性メモリ33は、書換え可能な不揮発性のメモリにより構成される。すなわち、上記不揮発性メモリ33は、上記制御素子30の制御によってデータの書込み、及び、データの書き換えが可能な不揮発性の記憶手段である。また、上記不揮発性メモリ33には、後述するような上記自動改札機20での入出場処理に使用される乗車券情報、入場情報、出場情報などの情報や携帯電話機1の動作モードを指定する情報としての入場フラグおよび出場フラグがセットされる記憶領域33aが設けられている。
上記入出力インターフェース34は、上記携帯電話機1側のICカードソケット18と接続されるインターフェースである。また、上記無線通信部35は、上記携帯電話機1内のアンテナ19を介して外部の通信装置としての自動改札機20との無線通信を行うものである。すなわち、上記入出力インターフェース34は、上記ICカードソケット18を介して上記携帯電話機1の制御部11に接続して制御素子30と制御部11とのデータの送受信を行う実現するとともに、上記携帯電話機1内のアンテナ19に接続して上記無線通信部35によるICカードCと上記自動改札機20との無線通信を実現している。
例えば、上記ICカードCの制御素子30は、上記不揮発性メモリ33に記憶されているコマンドに基づいて上記入出力インターフェース34を介して上記携帯電話機1の制御部11とのデータの送受信を行う。また、上記ICカードCの無線通信部35は、所定の通信プロトコルに基づいて、上記入出力インターフェース34を介して上記携帯電話機1内のアンテナ19により無線通信用のデータ(信号)を送受信することにより自動改札機20との無線通信を行うようになっている。
次に、上記ICカードCによる上記自動改札機20での入出場処理について説明する。
図3は、上記ICカードCによる上記自動改札機20での入場処理を説明するためのフローチャートである。
上記自動改札機20では、待機状態である場合、あるいは人物が接近してきた場合に、上記無線通信ユニット21によりICカードCに対して応答を要求する応答要求を送信する(ステップS11)。これに対して、上記携帯電話機1に装着されている状態のICカードCは、上記携帯電話機1からの電源供給を受けて受信待ちの状態となっている。このようなICカードCが装着されている携帯電話機1の所持者は、上記自動改札機20と通過しようとする際に、上記無線通信ユニット21の通信圏内に当該携帯電話機1を翳す。
当該携帯電話機1が翳されることにより上記アンテナ19が上記無線通信ユニット21の通信圏内に入ると、上記携帯電話機1に装着されているICカードCは、上記アンテナ19を介して無線通信部35にて上記自動改札機20からの応答要求を受信する(ステップS12)。上記自動改札機20からの応答要求を受信すると、上記ICカードCの制御素子30は、上記不揮発性メモリ33の記憶領域33aから乗車券情報を読出し、上記無線通信部35により上記アンテナ19を介して上記自動改札機20へ上記乗車券情報を送信する(ステップS13)。
上記ICカードCから送信された乗車券情報は、上記自動改札機20の無線通信ユニット21により受信される。上記ICカードCからの乗車券情報を受信すると(ステップS14)、上記自動改札機20は、上記ICカードCから受信した乗車券情報と当該自動改札機20の設置されている駅情報などの入場の可否を判定するための情報(予め設定されている情報)とに基づいて、当該ICカードCによる入場の可否を判定する入場判定処理を行う(ステップS15)。
この入場判定処理により当該ICカードCによる入場の可否を判定すると、上記自動改札機20は、その入場判定処理の判定結果を示す情報を当該ICカードCへ送信する(ステップS16)。例えば、上記入場判定処理の判定結果が入場を許可すると判定した場合、上記自動改札機20は、上記無線通信ユニット21により入場許可を示す情報とともに、入場駅や入場時刻等を示す入場情報を当該ICカードCへ送信する。
さらに、上記入場判定処理の判定結果を送信すると、上記自動改札機20では、当該判定結果に基づいて当該ICカードCの所持者に対する入場制御(通行制御)を行う(ステップS17)。例えば、上記判定結果により入場可を判定した場合、上記自動改札機20は、図示しない通行制御手段としてのドア等を開放するとともに、図示しない表示部等の報知手段により入場を許可する旨の通知を行うことにより、当該ICカードCの所持者の通行を許可する処理を行う。また、上記判定結果により入場を不許可と判定した場合、上記自動改札機20は、図示しない通行制御手段(通行阻止手段)としてのドア等を閉鎖するとともに、図示しない表示部等の報知手段により入場が不許可である旨の通知を行うことにより、当該ICカードCの所持者の通行を阻止する処理を行う。
一方、上記ICカードCでは、上記自動改札機20から送信された判定結果を示す情報を上記アンテナ19を介して上記無線通信部35により受信する(ステップS18)。上記自動改札機20から判定結果を示す情報を受信すると、上記ICカードCの制御素子30は、受信した判定結果により入場が許可されたか否かを判断する(ステップS19)。
この判断により入場が許可されたと判断した場合(ステップS19、YES)、上記ICカードCの制御素子30は、上記不揮発性メモリ33の記憶領域33aに上記自動改札機20からの入場情報を記憶するとともに(ステップS20)、当該ICカードCが入場状態となったことを示す入場フラグをセットする(ステップS21)。これにより、上記ICカードCには、入場フラグがセットされた状態となる。
このようなICカードCに対して、上記携帯電話機1では、後述するような動作によって入場フラグ及び出場フラグを監視しているものとする。従って、上記のような動作によってICカードソケット18に装着されているICカードCが入場フラグをセットすると、上記携帯電話機1は、上記ICカードソケット18に装着されているICカードCに入場フラグがセットされたことを判断し、当該ICカードCに対して現在の着信音の設定情報及び振動機能の設定情報を状態データとして送信するようになっている。
上記携帯電話機1から送信された状態データは、上記入出力インターフェース34を介して上記ICカードCに受信される(ステップS22)。上記携帯電話機1からの状態データを受信すると、上記ICカードCの制御素子30は、受信した状態データを入場前(入場時)の携帯電話機の状態データとして上記不揮発性メモリ33の記憶領域33aに記憶する(ステップS23)。上記不揮発性メモリ33に状態データを記憶すると、上記ICカードCの制御素子30は、上記携帯電話機1側の状態設定(着信音機能及び振動機能の設定)が行われたものと判断して上記入場フラグを消去する(ステップS24)。
図4は、上記ICカードCによる上記自動改札機20での出場処理を説明するためのフローチャートである。
駅の改札口等に設置されている出場用の自動改札機20では、待機状態である場合、あるいは人物が接近してきた場合に、上記無線通信ユニット21によりICカードCに対して応答を要求する応答要求を送信する(ステップS31)。これに対して、上記携帯電話機1に装着されている状態のICカードCは、上記携帯電話機1からの電源供給を受けて受信待ちの状態となっている。このようなICカードCが装着されている携帯電話機1の所持者は、上記自動改札機20にて出場しようとする際(自動改札機20を通過しようとする際)に、上記無線通信ユニット21の通信圏内に当該携帯電話機1を翳す。
当該携帯電話機1が翳されることにより上記アンテナ19が上記無線通信ユニット21の通信圏内に入ると、上記携帯電話機1に装着されているICカードCは、上記アンテナ19を介して無線通信部35にて上記自動改札機20からの応答要求を受信する(ステップS32)。上記自動改札機20からの応答要求を受信すると、上記ICカードCの制御素子30は、上記不揮発性メモリ33の記憶領域33aから乗車券情報及び入場情報を読出し、上記無線通信部35により上記アンテナ19を介して上記自動改札機20へ上記乗車券情報及び入場情報を送信する(ステップS33)。
上記ICカードCから送信された乗車券情報及び入場情報は、上記自動改札機20の無線通信ユニット21により受信される。上記ICカードCからの乗車券情報を受信すると(ステップS34)、上記自動改札機20は、上記ICカードCから受信した乗車券情報および入場情報と、当該自動改札機20の設置されている駅情報などの出場の可否を判定するための情報(予め設定されている情報)とに基づいて、当該ICカードCによる出場の可否を判定する出場判定処理を行う(ステップS35)。
この出場判定処理により当該ICカードCによる出場の可否を判定すると、上記自動改札機20は、その出場判定処理の判定結果を示す情報を当該ICカードCへ送信する(ステップS36)。例えば、上記出場判定処理の判定結果が出場を許可するものである場合、上記自動改札機20は、上記無線通信ユニット21により出場許可を示す情報とともに、出場駅や出場時刻等を示す出場情報を当該ICカードCへ送信する。なお、出場情報は必要に応じて送信されるものであり、ICカードCに入出場の履歴などを記憶する必要がない場合には出場情報を送信しないようにしても良い。
さらに、上記出場判定処理の判定結果を送信した自動改札機20では、当該判定結果に基づいて当該ICカードCの所持者に対する出場制御(通行制御)を行う(ステップS37)。例えば、上記判定結果により出場可と判定した場合、上記自動改札機20は、図示しない通行制御手段としてのドア等を開放するとともに、図示しない表示部等の報知手段により出場を許可する旨の通知を行うことにより、当該ICカードCの所持者の通行を許可する処理を行う。また、上記判定結果により出場を不許可と判定した場合、上記自動改札機20は、図示しない通行制御手段(通行阻止手段)としてのドア等を閉鎖するとともに、図示しない表示部等の報知手段により出場が不許可である旨の通知を行うことにより、当該ICカードCの所持者の通行を阻止する処理を行う。
一方、上記ICカードCでは、上記自動改札機20から送信された出場の判定結果を示す情報を上記アンテナ19を介して上記無線通信部35により受信する(ステップS38)。上記自動改札機20から出場の判定結果を示す情報を受信すると、上記ICカードCの制御素子30は、受信した出場の判定結果を示す情報に基づいて出場が許可されたか否かを判断する(ステップS39)。
この判断により出場が許可されたと判断した場合(ステップS39、YES)、上記ICカードCの制御素子30は、上記不揮発性メモリ33の記憶領域33aに上記自動改札機20からの出場情報を記憶するとともに(ステップS40)、当該ICカードCが出場状態となったことを示す出場フラグをセットする(ステップS41)。これにより、上記ICカードCには、出場フラグがセットされた状態となる。
このようなICカードCに対して、上記携帯電話機1では、後述するような動作によって出場フラグを監視しているものとする。従って、上記のような動作によってICカードソケット18に装着されているICカードCが出場フラグをセットすると、上記携帯電話機1は、上記ICカードソケット18に装着されているICカードCに出場フラグがセットされたことを判断し、当該ICカードCに対して入場前(入場時)の着信音機能及び振動機能の設定を示す情報(入場前の状態データ)の転送要求を送信する。
上記携帯電話機1からの入場前の状態データの転送要求は、上記入出力インターフェース34を介して上記ICカードCに受信される(ステップS42)。上記携帯電話機1からの入場前の状態データの転送要求を受信すると、上記ICカードCの制御素子30は、上記不揮発性メモリ33の記憶領域33aに記憶している当該携帯電話機1の入場前の状態データを読出し、当該携帯電話機1へ転送する(ステップS43)。上記不揮発性メモリ33に記憶されている入場前の状態データを当該携帯電話機1へ転送すると、上記ICカードCの制御素子30は、上記携帯電話機1側の状態設定(着信音機能及び振動機能の設定)が行われたものと判断して上記出場フラグを消去する(ステップS44)。
次に、上記ICカードが装着された状態における上記携帯電話機1の動作モードの設定処理について説明する。
図5は、上記ICカードCが装着された状態における上記携帯電話機1の動作モードの設定処理の例を説明するためのフローチャートである。
すなわち、上記ICカードソケット18にICカードCが装着されている携帯電話機1の制御部11は、上記ICカードC内の不揮発性メモリ33に上記のような入場フラグ及び出場フラグが設定(記憶)されているか否かを監視し、上記入場フラグ及び上記出場フラグの設定状態に応じて動作モードとしての着信音機能及び振動機能の設定を行うようになっている。
図5に示すように、上記携帯電話機1の制御部11は、上記ICカードソケット18に装着されているICカードCの不揮発性メモリ33に入場フラグがセットされているか否かを判断する(ステップS51)。
この判断により入場フラグがセットされていると判断した場合、上記携帯電話機1の制御部11は、まず、現在(入場時)の動作モードの設定状態として、現在の着信音機能の設定状態と振動機能の設定状態を判別し、現在の着信音設定と振動設定とを示す情報(入場時の状態データ)を生成する。入場時の状態データを生成すると、上記携帯電話機1の制御部11は、生成した入場時の状態データを上記ICカードソケット18を介して上記ICカードCに送信する(ステップS52)。
このように、入場時の状態データをICカードCへ送信するのは、ICカードCに当該携帯電話機1の入場時の状態データを保存するためである。つまり、上記携帯電話機1から入場時の状態データが送信されると、上記ICカードCでは、上述したような動作によって当該携帯電話機1からの入場時の状態データを不揮発性メモリ33に記憶するようになっている。
上記入場時の状態データをICカードCへ送信すると、上記携帯電話機1の制御部11は、当該携帯電話機の動作モードを、上記入場フラグがセットされている場合に設定すべき動作モードとしてのマナーモード(着信音をオフ、振動機能をオンとするモード)に移行する。なお、ここでは、ICカードCに入場フラグがセットされている場合に所定の入場後の動作モードとしてのマナーモードに移行するように予め携帯電話機1のROMに設定されているものとする。
すなわち、上記携帯電話機1の制御部11は、入場時の状態データをICカードCへ送信した後、着信音をオフに設定するとともに(ステップS53)、振動機能をオフに設定する(ステップS54)。これにより、上記携帯電話機1は、携帯電話機能としての電話や電子メール等の着信があった場合であっても、着信音を発生させることなく、振動だけを発生させる動作モードとなる。
なお、上記マナーモードは、電車内での携帯電話機1の動作モードとして設定することが求められている動作モードである。従って、当該携帯電話機1では、所持者による動作モードの変更指示がなくとも、自動改札機で入場した際にマナーモードに移行することが可能となる。
また、上記判断により上記ICカードCの不揮発性メモリ33に入場フラグがセットされていないと判断した場合、上記携帯電話機1の制御部11は、上記ICカードソケット18に装着されているICカードCの不揮発性メモリ33に出場フラグがセットされているか否かを判断する(ステップS55)。この判断により出場フラグがセットされていると判断した場合、上記携帯電話機1の制御部11は、上記ICカードCに対して不揮発性メモリ33に保存している入場時の状態データを要求する(ステップS56)。これに対して、上記ICカードCは、上述したような動作によって不揮発性メモリ33に保存している入場時の状態データを当該携帯電話機1へ送信するようになっている。
上記入場時の状態データの要求に対して上記ICカードCから送信された入場時の状態データを受信すると、上記携帯電話機1の制御部11は、ICカードCから受信した入場時の状態データに基づいて動作モードの設定を行う。この動作モードは入場時における当該携帯電話機1の動作モードである。つまり、上記携帯電話機1は、出場時に、入場時の動作モードの設定を示す状態データをICカードCから取得し、入場時の動作モードに戻すものである。
ここでは、入場時にマナーモードとして着信音機能及び振動機能を変更している可能性があるため、上記携帯電話機1の制御部11は、上記入場時の状態データに基づいて着信音機能の設定を行うとともに(ステップS58)、上記入場時の状態データに基づいて振動機能の設定を行う(ステップS59)。これにより、入場時にマナーモードに切り替えられた場合であっても、出場時には、所持者による操作無しで、当該携帯電話機1を元の動作モード(入場時の動作モード)に戻すことが可能となる。
上記のように、本実施の形態のICカードCは、自動改札機を通過する際に、利用者の入場あるいは出場の可否を判定するための乗車券情報などの情報を自動改札機へ送信し、その情報に基づく当該自動改札機による入場あるいは出場の判定結果を受信し、その判定結果に応じた携帯電話機の動作モードを指定する情報を設定するようにしたものである。これにより、携帯電話機ではICカードが設定した情報に基づいて動作モードを変更することができる。この結果、利用者の利便性を損なうことなく、携帯電話機の動作モードを状況に適した動作モードに変更させることが可能となる。
さらに、上記ICカードCは、自動改札機にて入場許可と判定された場合、つまり、入場時に、当該携帯電話機の動作モードを入場後の動作モードに変更させる情報(入場フラグ)を設定するようにしたものでる。これにより、携帯電話機は自動改札機での入場時に動作モードを入場後の動作モードにすることができる。この結果、利用者の利便性を損なうことなく、携帯電話機の動作モードを状況に適した動作モードに自動的に変更させることができる。
例えば、上記ICカードCは、自動改札機にて入場許可と判定された場合、つまり、入場時に、当該携帯電話機の着信音をオフさせる入場フラグを設定するようにしたため、自動改札機での入場時に携帯電話機の着信音をオフさせることができ、利用者の利便性を損なうことなく、携帯電話機の使用マナーを向上させることができる。
さらに、上記ICカードCは、自動改札機にて入場許可と判定された場合、つまり、入場時に、当該携帯電話機の現在の動作モードの設定情報を記録しておき、自動改札機にて出場許可と判定された場合、つまり、出場時に、当該携帯電話機の動作モードを入場時の状態に戻させる情報(出場フラグ)を設定するようにしたものである。これにより、携帯電話機では、動作モードを入場時に所定の動作モードに変更でき、かつ、出場時に入場前の動作モードに変更することができる。この結果、利用者の利便性を損なうことなく、携帯電話機の動作モードを入場あるいは出場の状況に応じた動作モードに変更できる。
例えば、上記ICカードCは、自動改札機にて入場許可と判定された場合、つまり、入場時に、当該携帯電話機の着信音をオフさせる入場フラグを設定するとともに、現在の当該携帯電話機の着信音の設定情報を記録しておき、自動改札機にて出場許可と判定された場合、つまり、出場時に、当該携帯電話機の着信音を入場時の状態に戻させる情報(出場フラグ)を設定するようにしたものである。これにより、携帯電話機では、入場時に着信音をオフするとともに、出場時に入場前の着信音の設定に戻すことができる。この結果、利用者の利便性を損なうことなく、携帯電話機の使用マナーを向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、自動改札機により入場した際に携帯電話機をマナーモードに移行させ、さらに、自動改札機により出場した際に携帯電話機を入場時の動作モードに移行させるものについて説明したが、出場時にその駅周辺の観光スポットや飲食店、宿泊先などの配信情報を自動改札機からICカードCに送信し、携帯電話機の表示部に表示することも可能である。
これは、出場時に、自動改札機からICカードへ出場情報とともに配信情報を送信し、その配信情報をICカードCが不揮発性メモリ33に記憶し、上記ICカードCに記憶した配信情報を当該携帯電話機1の表示部に表示することにより実現可能である。また、上記ICカードCの不揮発性メモリ33に個人情報や趣味、嗜好などを登録しておき、それらの情報に基づいて選別した配信情報を上記携帯電話機1の表示部に表示するようにしても良い。
これは、上記携帯電話機1が出場フラグが有ると判断した場合に、配信情報をICカードCに要求し、その要求に応じてICカードCから送信される情報を表示部に表示するようにすればよい。このようなサービスの形態は、ICカードCに登録されている情報に基づいて送信されるので特別な手続きは必要なく、利用者側は出場駅周辺の情報を容易に取得することができ、サービス提供側は効果的に広告情報などを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る携帯端末機器としての携帯電話機の構成例を示すブロック図。 図1の携帯電話機に装着される電子装置としてのICカードの構成例を示すブロック図。 自動改札機での入場時におけるICカードの動作例を説明するためのフローチャート。 自動改札機での出場時におけるICカードの動作例を説明するためのフローチャート。 ICカードとそのICカードが装着されている携帯電話機と処理の例を説明するためのフローチャート。
符号の説明
C…ICカード(携帯端末機器に装着される電子装置)、1…携帯電話機(携帯端末機器)、11…制御部、14…音声部、15…電源部、17…振動部、18…ICカードソケット、19…アンテナ、20…自動改札機(通信制御装置)、30…制御素子、31…RAM、32…ROM、33…不揮発性メモリ、33a…記憶領域、34…入出力インターフェース、35…無線通信部

Claims (5)

  1. 携帯端末機器に装着される電子装置において、
    通行の可否を判定する情報が記憶されている記憶手段と、
    この記憶手段に記憶されている情報を通行制御機器へ送信する送信手段と、
    この送信手段により送信した情報に対する前記通信制御機器での通行の判定結果を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信した通行の判定結果に応じて前記携帯端末機器に対して動作モードを指定する情報を設定する設定手段と、
    を具備することを特徴とする携帯端末機器に装着される電子装置。
  2. 前記携帯端末機器は、種々の動作モードを有する携帯電話機であって、
    前記設定手段は、前記受信手段による通行の判定結果が入場可であった場合に、前記携帯電話機の動作モードを所定の入場後の動作モードに変更させる情報を設定する、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の携帯端末機器に装着される電子装置。
  3. 前記携帯端末機器は、着信音の設定が可能な携帯電話機であって、
    前記設定手段は、前記受信手段による通行の判定結果が入場可であった場合に、前記携帯電話機の着信音をオフさせる情報を設定する、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の携帯端末機器に装着される電子装置。
  4. 前記携帯端末機器は、種々の動作モードを有する携帯電話機であって、
    前記設定手段は、前記受信手段による通行の判定結果が入場可であった場合に、前記携帯電話機の動作モードを所定の入場後の動作モードに変更させる情報を設定するとともに、前記携帯電話機の現在の動作モードの設定を示す情報を入場時の設定情報として記憶手段に保存し、
    さらに、前記設定手段は、前記受信手段による通行の判定結果が出場可であった場合に、前記記憶手段に保存している入場時の設定情報に基づいて前記携帯電話機の動作モードを入場時の状態に戻させる情報を設定する、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の携帯端末機器に装着される電子装置。
  5. 前記携帯端末機器は、着信音の設定が可能な携帯電話機であって、
    前記設定手段は、前記受信手段による通行の判定結果が入場可であった場合に、前記携帯電話機の着信音をオフさせる情報を設定するとともに、前記携帯電話の現在の着信音の設定を入場時の設定情報として記憶手段に保存し、
    さらに、前記設定手段は、前記受信手段による通行の判定結果が出場可であった場合に、前記記憶手段に保存している入場時の設定情報に基づいて前記携帯電話機の着信音の設定を入場時の状態に戻させる情報を設定する、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の携帯端末機器に装着される電子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007304971A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Nec Corp 移動通信システム、移動端末、メールサーバ及び電子メールの受信制限方法

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