JP2006032272A - プラズマ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 磁気発生手段が小型であって安価になり低価格のプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】 永久磁石装置6が与える磁場の元で媒質ガスを励起してプラズマ化し、このプラズマを被処理体の表面処理に用いるプラズマ処理装置であって、永久磁石装置6は、一方の永久磁石15を磁性体製の一方の磁石保持ケース13に吸着収容した一方の磁気ユニット11と、他方の永久磁石15―1を磁性体製の他方の磁石保持ケース13に吸着収容した他方の磁気ユニット12とを有し、一方の磁石保持ケース13と他方の磁石保持ケース13とを、それぞれの合せ目13aにおいて磁気保持回路(磁気誘導回路)を構成するように磁気吸着させて枠体Aを構成し、一方の永久磁石15と他方の永久磁石15―1との磁極間において磁界を発生することで磁場を形成するようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 永久磁石装置6が与える磁場の元で媒質ガスを励起してプラズマ化し、このプラズマを被処理体の表面処理に用いるプラズマ処理装置であって、永久磁石装置6は、一方の永久磁石15を磁性体製の一方の磁石保持ケース13に吸着収容した一方の磁気ユニット11と、他方の永久磁石15―1を磁性体製の他方の磁石保持ケース13に吸着収容した他方の磁気ユニット12とを有し、一方の磁石保持ケース13と他方の磁石保持ケース13とを、それぞれの合せ目13aにおいて磁気保持回路(磁気誘導回路)を構成するように磁気吸着させて枠体Aを構成し、一方の永久磁石15と他方の永久磁石15―1との磁極間において磁界を発生することで磁場を形成するようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、被処理体の表面を処理する為のプラズマ処理装置に関し、特に、磁場の元で媒質ガスを励起してプラズマ化し、このプラズマを用いて被処理体の表面処理を行う表面処理装置の技術分野に属する。
原料ガスをプラズマ分解して、化学的に活性なラジカルやイオンを生成して、低温で薄膜を形成するCVDを総称して、プラズマCVD(plasma−enhanced;CVD)という。プラズマCVDでは、光CVDと同様、非熱平衡状態で化学反応が進行するために、熱CVD膜とは異なった組成や特性の薄膜が得られるのが特長である。これを利用して、さまざまな機能性薄膜材料の合成が行われている。
図8に示すように、電場がない状態でプラズマに外から磁場Bをかけたとき、電荷q、速度vの荷電粒子(電子)は、速度vと磁場Bの両方に垂直な向きにローレンツ力を受ける。したがって、荷電粒子が速度vで直進しようとすると、それに直角にローレンツ力が作用するので軌道が曲げられる。これを次々に繰り返して最終的には、Z方向(紙面に垂直な方向)の磁場Bに垂直なxy平面内で粒子は円軌道を描いて回転する。この円運動はサイクロトロン運動(cyclotronmotion)またはラーモア(Larmor)運動と呼ばれ、回転半径ρをラーモア半径、回転周波数fc(=ωc/2π)をサイクロトロン周波数という。
さて、サイクロトロン運動している電子に外から角周波数ωの高周波電場Eをかけると、ω=ωcのときに共鳴的に電子が加速される現象があり、電子サイクロトロン共鳴(electron cyclotron resonance;ECR)と呼ばれている。
図9は、電子の軌道の概略を描いたもので、スパイラル状に加速されていく様子を示している。この加速は次のようにして起こる。電子のサイクロトロン周波数と電場Eの周波数が同じなので、電子はいつも同じ位相の電場Eを感じることになる。例えば、図9における1、3、5、……の位置では電子の運動は左向きで電場Eは右向きであり、2、4、6、……の位置では電子が右向きで電場Eは左向きである。電子に対して−eEの力が作用するので、どちらの位相でも電場は電子を加速することがわかる。すなわち、電場Eは直流的に電子を加速し続けるので、電子の運動エネルギーは時間に比例して増大する。
一方、電場Eの周波数がサイクロトロン周波数と一致しないときは、位相があわなくって加速と減速が等確率で起こり、時間平均するとエネルギーは増えない。その意味でω=ωcにおいてのみ起こる共鳴現象である。
磁場中の電子サイクロトロン共鳴を利用するマイクロ波プラズマECR装置の例を図10に示す。図10中51はプラズマ室、52はプラズマ室51の上側部に設けられた真空窓、53は真空窓52に連なる導波管、54はプラズマ室51の下側開口部51Aに連なる反応室、56はプラズマ室1の周囲に設けられたマグネットコイル(電磁石)である。
そして、反応室54の内部には被処理体設置部57が設けてあり、この被処理体設置部57には被処理体としての基板58が設置してある。
そして、マグネットコイル(電磁石)56に通電して0.1T程度の磁場Bのもとで1kW程度のマイクロ波(ふつう2.45GHz)(角周波数ω)を真空窓52からプラズマ室51に入射すると、このプラズマ室51には、かなりの低圧力(0.05〜0.5Pa)で且つ高密度(≒1017m−3)のプラズマPMが発生する。このような高効率プラズマ生成を可能にしているのは、その名のとおり共鳴現象にある。
磁場Bがあると、電子はローレンツ力を受け、磁力線に巻きついて回転運動をする。その周波数は磁場Bの大きさで決まり、ωc/2π=eB/2πme(電子サイクロトロン周波数)で与えられる。
磁場B=0.0875Tのとき、サイクロトロン周波数は2.45GHzとなる。上記したように、外からこれと同一周波数の振動電場を加えれば、回転運動している電子は同位相の電場を感じて直流的に加速され続けることになる。
このように、ω=ωcが一致するとき、電子の共鳴的加速が起こり、高い運動エネルギーを得るので、この電子サイクロトロン共鳴を利用するマイクロ波プラズマECR装置では、マイクロ波エネルギーを吸収した高速電子がひんぱんに電離を行うので、低圧力でも高密度プラズマが得られる。
従来のプラズマ処理装置として特許文献1に開示された技術がある。このプラズマ処理装置には、マグネトロンから導波管を介して真空容器にマイクロ波が導入され、弗素のプラズマが生じる。この場合、プラズマのイオン化室壁への拡散を防ぐために電磁石により磁場が発生されていることが開示してある。
特開平07−122539号公報
しかしながら、上記した従来のプラズマ処理装置にあっては、図10に示すように、電子サイクロトロン共鳴(ECR)の生成に必要な磁気発生手段にマグネットコイル(電磁石)56を使用して強い磁場をかけるために、大がかりなマグネットコイル(電磁石)56が必要になり、プラズマ処理装置が大きくなって、コスト高になるという問題が生じていた。
本発明はかかる従来の問題を改善するためになされたもので、その目的とするところは、磁気発生手段が小型であって安価になり低価格のプラズマ処理装置を提供するものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係るプラズマ処理装置は、磁気発生手段が与える磁場の元で媒質ガスを励起してプラズマ化し、このプラズマを被処理体の表面処理に用いるプラズマ処理装置であって、磁気発生手段は、一方の異方性磁気体を磁性体製の一方の磁石保持ケースに吸着収容した一方の磁気ユニットと、他方の異方性磁気体を磁性体製の他方の磁石保持ケースに吸着収容した他方の磁気ユニットとを有し、一方の磁石保持ケースと他方の磁石保持ケースとを、それぞれの合せ目において磁気保持回路を構成するように磁気吸着させて枠体を構成し、一方の異方性磁気体と他方の異方性磁気体との磁極間において磁界を発生することで磁場を形成するようにしたものである。
かかる構成により、磁気発生手段は、その一方及び他方の異方性磁気体を適宜選択することにより、希望する磁束密度の磁場を容易に発生させることが可能になるし、また、磁気発生手段は小型でありながら安価である。このために、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。ここで、磁気発生手段とは永久磁石装置が該当し、一方及び他方の異方性磁気体とは永久磁石が該当する。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、上記した本発明に係るプラズマ処理装置において、プラズマを、磁場の元におけるマイクロ波の照射と電子サイクロトロン共鳴(ECR)とにより発生させ、磁場が磁気発生手段により形成されるものである。
かかる構成により、電子サイクロトロン共鳴(ECR)の生成に必要な磁場発生手段が小型でありながら安価になり、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、上記した本発明に係るプラズマ処理装置において、導入された媒質ガスを励起してプラズマ化するプラズマ室を備えており、一方及び他方の磁気ユニットのそれぞれの磁気保持ケースは、合せ目で合わされてプラズマ室を囲むようにして枠体を構成して、一方の異方性磁気体と他方の異方性磁気体はプラズマ室を挟んで対向していて、一方の異方性磁気体の対向端部はS極であり、他方の異方性磁気体の対向端部はN極である。
かかる構成により、一方及び他方の磁気ユニットのそれぞれの磁石保持ケースは合体して連続する枠体を構成する。この枠体は磁気誘導閉回路を構成するものであって、いわゆる磁気回路の一部を形成しており、S極からN極に向かって磁束密度の高い磁場が形成される。この場合、磁力線Fはプラズマ室を貫き、枠体の中心部を通過して一方の異方性磁気体に収束する。
プラズマ(ECRプラズマ)は、マイクロ波(周波数2.45GHz)と磁場(磁束密度875ガウス)による電子サイクロトロン共鳴(ECR)により発生させるが、磁束密度875ガウスによる磁場は、一方及び他方の異方性磁気体(永久磁石)を適宜選択することにより容易に発生させることが可能になる。このために、磁気発生手段が小型でありながら安価になり、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、上記した本発明に係るプラズマ処理装置において、S極とN極との間には、磁気保持回路で保持され且つプラズマ室を貫く空間磁場が形成されていて、空間磁場の磁束密度は875ガウスであり、マイクロ波の周波数は2.45GHzである。
かかる構成により、磁気保持回路により、磁束密度875ガウスによる空間磁場は連続的に安定して保持される。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、上記した本発明に係るプラズマ処理装置において、プラズマ室の外周方に、このプラズマ室内で発生した熱を磁気発生手段に対して遮断する熱遮断手段を設けたものである。
かかる構成により、プラズマ処理装置(マイクロ波プラズマCVD装置)の稼働中に、熱遮断手段により、プラズマ室に発生する熱の磁気発生手段への伝達を遮断し、この熱が磁気発生手段に悪影響を及ぼさないようになる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、上記した本発明に係るプラズマ処理装置において、プラズマが、磁場中において、電子サイクロトン周波数より十分低い周波数の高周波電流をアンテナに流すことで発生するヘリコン波プラズマであり、磁場が磁気発生手段により形成されるものである。
かかる構成により、プラズマ処理装置としてのヘリコン波プラズマCVD装置においても、必要な磁場発生手段が小型でありながら安価になり、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、プラズマは、反応容器内に配置された電極を兼ねるターゲットに高周波を印加することで、このターゲットと、接地された平板状の対向電極との間に発生させ、反応容器の外周方に磁気発生手段を配置して、この磁気発生手段により磁場が形成されるものである。
かかる構成により、プラズマ処理装置としての平行平板型プラズマ処理装置においても、必要な磁気発生手段が小型でありながら安価になり、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
本発明に係るプラズマ処理装置によれば、磁気発生手段は、その一方及び他方の異方性磁気体を適宜選択することにより、希望する磁束密度の磁場を容易に発生させることが可能になるし、また、磁気発生手段は小型でありながら安価である。このために、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置によれば、電子サイクロトロン共鳴(ECR)の生成に必要な磁場発生手段が小型でありながら安価になり、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。すなわち、一方及び他方の磁気ユニットのそれぞれの磁石保持ケースは合体して連続する枠体を構成する。この枠体は磁気保持回路(磁気誘導閉回路)を構成するものであって、いわゆる磁気回路の一部を形成しており、S極からN極に向かって磁束密度の高い磁場が形成される。この場合、磁力線Fはプラズマ室を貫き、枠体の中心部を通過して一方の異方性磁気体に収束する。
プラズマ(ECRプラズマ)は、マイクロ波(周波数2.45GHz)と磁束密度875ガウスによる磁場による電子サイクロトロン共鳴(ECR)により発生させるが、磁束密度875Gによる磁場は、一方及び他方の異方性磁気体(永久磁石)を適宜選択することにより容易に発生させることが可能になる。したがって、磁気発生手段が小型でありながら安価であるために、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置によれば、プラズマ処理装置(マイクロ波プラズマCVD装置)の稼働中に、熱遮断手段により、プラズマ室に発生する熱の磁気発生手段への伝達を遮断し、この熱が磁気発生手段に悪影響を及ぼさないようになる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置によれば、プラズマ処理装置としてのヘリコン波プラズマCVD装置においても、必要な磁気発生手段が小型でありながら安価になり、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置によれば、プラズマ処理装置としての平行平板型プラズマ処理装置においても、必要な磁気発生手段が小型でありながら安価になり、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
本発明に係るプラズマ処理装置は、磁気発生手段としての永久磁石装置6が与える磁場の元で媒質ガスを励起してプラズマ化し、このプラズマを被処理体の表面処理に用いるプラズマ処理装置であって、永久磁石装置6は、一方の異方性磁気体である永久磁石15を磁性体製の一方の磁石保持ケース13に吸着収容した一方の磁気ユニット11と、他方の異方性磁気体である永久磁石15―1を磁性体製の他方の磁石保持ケース13に吸着収容した他方の磁気ユニット12とを有し、一方の磁石保持ケース13と他方の磁石保持ケース13とを、それぞれの合せ目13aにおいて磁気誘導回路を構成するように磁気吸着させて枠体Aを構成し、一方の永久磁石15と他方の永久磁石15―1との磁極間において磁界を発生することで磁場を形成するようにしたものである。
上記のように、永久磁石装置6は、その一方及び他方の永久磁石15、15−1を適宜選択することにより、希望する磁束密度の磁場を容易に発生させることが可能になるし、また、永久磁石装置6は小型でありながら安価である。このために、永久磁石装置6を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
本発明の実施例を、図面を参照して詳述する。
本発明に係るプラズマ処理装置の実施例1を図1乃至図4に示す。本発明に係るプラズマ処理装置の実施例1はマイクロ波プラズマCVD装置である。このマイクロ波プラズマCVD装置を示す図1において、1は非磁性材で製作されたプラズマ室、2はプラズマ室1の上側部に設けられた真空窓、3は真空窓2に連なる導波管、4はプラズマ室1の下側開口部1Aに連なる反応室、6はプラズマ室1の周囲に設けられた磁気発生手段としての永久磁石装置である。
プラズマ室1の上面にはガス供給管7が開口しており、反応室4の側部には媒質ガス供給管8Aが、反応室4の下部には排気管路8Bがそれぞれに開口している。そして、反応室4の内部には被処理体設置部9が設けてあり、この被処理体設置部9には被処理体としての基板10が設置してある。
永久磁石装置6は、図3に示すように二分割構成であって、一方の磁気ユニット11と他方の磁気ユニット12とで構成してある。一方の磁気ユニット11は、軟鉄材料から成る磁石保持ケース13を有しており、この磁石保持ケース13は、側面部13Aと前、後面部13B、13Cと前、上、下面部13D、13Eとを有している。そして、上、下面部13D、13Eには、長方形状の切欠きからなる嵌合部14が形成してある。
そして、磁石保持ケース13の側面部13Aの内面には、一方の異方性磁気体である角形直方体の永久磁石15が固着してあり、また、磁石保持ケース13内には、非磁性材料である合成樹脂、例えばエポキシ樹脂より成る充填材16が充填してあり、この充填材16の中央に永久磁石15が表出している。この場合、磁石保持ケース13の角部は、曲げ角度が56度以上のR(アール)にしてあり、磁気漏れが防止してある。
他方の磁気ユニット12は一方の磁気ユニット11と同構成ではある。このために、一方の磁気ユニット11における部品及び部位に同じ符号を付して説明を省略する。なお、一方の磁気ユニット11における永久磁石15に対して他方の磁気ユニット12における永久磁石の符号を15−1とする。
そして、永久磁石装置6は、一方の磁気ユニット11と他方の磁気ユニット12とをプラズマ室1を挟んだ状態で互いに連結して構成される。
すなわち、図1に示されるように、一方及び他方の磁気ユニット11、12におけるそれぞれの磁気保持ケース13は、相互の磁力により合体し、上、下面部13D、13Eに形成された嵌合部14がプラズマ室1が挿入される上下の開口17を形成し、これらの上下の開口17内にプラズマ室1の周壁部が位置するようになる。
一方及び他方の磁気ユニット11、12のそれぞれの磁気保持ケース13は、図2に示されるように、それぞれの合せ目(縁部)13aで合わされ、長方形状の嵌合部14により形成される開口17をプラズマ室1が貫通している。永久磁石15と永久磁石15−1はプラズマ室1を挟んで対向している。永久磁石15の対向端部15aはS極で、永久磁石15−1の対向端部15a−1はN極である。
図2に示されるように、一方及び他方の磁気ユニット11、12のそれぞれの磁石保持ケース13は合体して連続する枠体Aを構成する。この枠体Aは磁気保持回路(磁気誘導閉回路)を構成していて、この枠体Aは、いわゆる磁気回路の一部を形成する。一方の磁気ユニット11の磁気保持ケース13の永久磁石15の対向端部(S極)15aから永久磁石15−1の対向端部(N極)15a−1に向かって磁束密度の高い(例えば、6000〜8000ガウス)磁場(空間磁場)が形成されている。
磁力線Fはプラズマ室1を貫き、枠体Aの中心部を通過して永久磁石15に収束する。この磁力線Fにより磁気回路(誘導磁気回路)が構成されている。磁石保持ケース13の角部に、曲げ角度が56度以上のR(アール)を形成することにより、磁気漏れの無い磁気誘導閉回路が実現している。
プラズマ(ECRプラズマ)PMは、磁束密度875ガウスの磁場Bのもとで、マイクロ波(周波数2.45GHz)の照射と電子サイクロトロン共鳴(ECR)とにより発生させる。したがって、磁束密度875ガウスによる磁場は、上記した永久磁石装置6において、永久磁石15、15−1を適宜選択することにより容易に発生させることが可能である。
次に、上記のように構成されたマイクロ波プラズマCVD装置の作動を説明する。
上記のように、ECRプラズマ源では、マイクロ波と磁場中での電子のサイクロトロン運動が同期することで電子は共鳴的に加速して、ガス分子を電離させるに十分なエネルギーを得る。これにより低圧・高密度プラズマを生成できる。
すなわち、プラズマ(ECRプラズマ)PMは、永久磁石装置6における(磁束密度875ガウス)による磁場Bの元で、導波管3からマイクロ波(周波数2.45GHz)を導入することで発生させる。このとき、電子のサイクロトロン周波数ωcとマイクロ波の周波数ωとは一致している。マイクロ波からエネルギーをもらった電子は、反応室4に導入された媒質ガス、例えばSiH4やH2ガスに衝突し、SiHxやHなどの中性な分子(原子)やSiHx+などのイオン(荷電粒子)を形成する。これらの分子(原子)は基板10に到達し、この基板10表面で複雑に反応を起こし、例えば多結晶シリコンを生成する。
上記したように、本発明の実施例1によれば、永久磁石15、15−1を適宜選択することにより、希望する磁束密度875ガウスの磁場Bを容易に発生させることが可能になる。電子サイクロトロン共鳴(ECR)の生成に必要な磁場発生手段としての永久磁石装置6は小型でありながら安価であるために、この永久磁石装置6を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
すなわち、一方及び他方の磁気ユニット11,12のそれぞれの磁石保持ケース13は合体して連続する枠体Aを構成する。この枠体Aは磁気保持回路(磁気誘導閉回路)を構成するものであって、いわゆる磁気回路の一部を形成しており、S極からN極に向かって磁束密度の高い磁場が形成される。この場合、磁力線Fはプラズマ室1を貫き、枠体Aの中心部を通過して一方の異方性磁気体である永久磁石15に収束する。
プラズマ(ECRプラズマ)PMは、マイクロ波(周波数2.45GHz)と磁束密度875ガウスによる磁場による電子サイクロトロン共鳴(ECR)により発生させるが、磁束密度875Gによる磁場は、磁気保持回路(磁気誘導閉回路)により連続的に安定して保持されるし、また、永久磁石15、15−1を適宜選択することにより容易に発生させることが可能になる。
本発明に係るプラズマ処理装置の実施例2を図5に示す。
本発明に係るプラズマ処理装置の実施例2はマイクロ波プラズマCVD装置であり、この本発明の実施例2は、上記した本発明の実施例1のマイクロ波プラズマCVD装置に永久磁石装置6の熱遮断手段20を設けた構成であって、他の構成は本発明の実施例1のマイクロ波プラズマCVD装置と同構成であるために、同じ符号を付して説明を省略する。
熱遮断手段20は、プラズマ室1の周壁部と永久磁石装置6との間に形成されたウォータージャケット21を備えており、このウォータージャケット21には冷却水導入管22と導出管23とが接続してある。
したがって、マイクロ波プラズマCVD装置の稼働中に、冷却水導入管22から冷却水を取り込み、この冷却水を、ウォータージャケット21を通して導出管23より排出することで、プラズマ室1の周壁部を冷却して、このプラズマ室1に発生する熱の永久磁石装置6への伝達を遮断し、この熱が永久磁石装置6に悪影響を及ぼさないようにしてある。
上記したように、本発明の実施例2によれば、マイクロ波プラズマCVD装置の稼働中に、熱遮断手段20により、プラズマ室1に発生する熱の永久磁石装置6への伝達を遮断し、この熱が永久磁石装置6に悪影響を及ぼさないようになる。
なお、上記した本発明の実施例1の作用効果は、本発明の実施例2においても奏し得るものである。
本発明に係るプラズマ処理装置の実施例3を図6に示す。
本発明に係るプラズマ処理装置の実施例3はヘリコン波プラズマCVD装置である。磁場中において、電子サイクロトン周波数より十分低い周波数(ω≪ωc)の高周波電流をアンテナに流すと、低圧力でも高密度のプラズマを容易に生成することができる。このようにしてつくるプラズマをヘリコン波プラズマ(heliconwaveplasma)と呼ぶ。
アンテナは直径0.1m程度と細く、0.01T程度の弱い磁界のもとで13.56MHz、1kWの高周波をアンテナに印加すると、1〜5Paの圧力において 1018〜1019m−3の強電離プラズマが得られる。このプラズマの生成機構には、ヘリコン波と呼ばれる波動が深く関与している。
ヘリコン波プラズマCVD装置は、図6に示すように、真空容器である反応容器30を備えており、この反応容器30には、図示しないがプロセスガス導入口と排気口とが設けてある。また、反応容器30内にはターゲット33が配置してあり、反応容器30の天井部には石英管34が配置してある。
石英管34にはアンテナ(m=1モード励起用)35が巻いて配置してあり、このアンテナ35は高周波電源(RF)(13.56MHz)36に接続してある。なお、図中37はRFバイアスである。
そして、石英管34の外周方には永久磁石装置6−1が配置してあり、反応容器30の外周方には永久磁石装置6−2が配置してある。
永久磁石装置6−1、6−2は、上記した本発明の実施例1及び実施例2における永久磁石装置6と同構成であって、図2に示すように一方及び他方の磁気ユニット11、12のそれぞれの磁石保持ケース13は、合体して連続する枠体Aを構成していて、この枠体Aは磁気保持回路(磁気誘導閉回路)を構成する。この枠体Aは、所謂磁気回路の一部を形成する。一方の磁気ユニット11の磁気保持ケース13の永久磁石15の対向端部(S極)15aから永久磁石15−1の対向端部(N極)15a−1に向かって磁束密度の高い(例えば、6000〜8000ガウス)磁場が形成されている。
磁力線Fは石英管34(又は反応容器30)内のプラズマMPを貫き、枠体Aの中心部を通過して永久磁石15に収束していて、この磁力線Fにより磁気回路(誘導磁気回路)が構成されている。そして、所定の磁束密度による磁場Bは、上記した永久磁石装置6−1、6−2において、適宜永久磁石15、15−1を選択することにより容易に発生させることが可能である。
上記のように構成されたヘリコン波プラズマCVD装置において、石英管34に巻いたアンテナ35に高周波電流を流すと、プラズマMP内の磁場Bがゆさぶられてヘリコン波が強く励起される。すなわち、外から投入した高周波エネルギーは、プラズマMP中の波(集団運動)のエネルギーになる。この波の電場で個々の電子が加速・減速を受けて、最終的に電子の運動エネルギーが増大しプラズマPMが維持される。
上記したように、本発明の実施例3によれば、プラズマ処理装置としてのヘリコン波プラズマCVD装置においても、必要な磁場発生手段としての永久磁石装置6−1、6−2は小型でありながら安価であり、これらの永久磁石装置6−1、6−2を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
本発明に係るプラズマ処理装置の実施例4を図7に示す。
本発明に係るプラズマ処理装置の実施例4は平行平板型プラズマ処理装置である。この平行平板型プラズマ処理装置は真空容器である反応容器40を備えており、この反応容器40には放電ガス導入口41と排気口42とが設けてある。また、反応容器40内には、高周波電力が印加される電極を兼ねる板状のターゲット43が配置してあり、反応容器40の天井部には、接地された平板状の対向電極44が配置してある。なお、図7中45は整合器、46は高周波電源(13.56MHz)である。
また、反応容器40の外周方は永久磁石装置6−3が配置してある。この永久磁石装置6−3は、上記した本発明の実施例1及び実施例2における永久磁石装置6と同構成であって、図2に示すように一方及び他方の磁気ユニット11、12のそれぞれの磁石保持ケース13は、合体して連続する枠体Aを構成していて、この枠体Aは磁気保持回路(磁気誘導閉回路)を構成していて、この枠体Aは、所謂磁気回路の一部を形成する。一方の磁気ユニット11の磁気保持ケース13の永久磁石15の対向端部(S極)15aから永久磁石15−1の対向端部(N極)15a−1に向かって磁束密度の高い(例えば6000〜8000ガウス)磁場が形成されている。
磁力線Fは反応容器40内のプラズマMPを貫き、枠体Aの中心部を通過して永久磁石15に収束していて、この磁力線Fにより磁気回路(誘導磁気回路)が構成されている。そして、磁束密度5ガウスによる磁場は、上記した永久磁石装置6−3において、適宜永久磁石15、15−1を選択することにより容易に発生させることが可能である。
この装置では、ターゲット43に高周波(13.56MHz)を印加すると、このターゲット43に載置した基板(図示せず)に平行に設置された対向電極44との間にプラズマPMが発生する。この時、プラズマPMとターゲット43との間およびプラズマPMと反応容器40との間には、プラズマPM中のイオンと電子の易動度の差によりイオンシースISと呼ばれる、電子の欠乏した領域が発生し、対向電極44に対してプラズマPMは平均して正の電位となる。高周波を印加しているターゲット43では、接地している対向電極44に比べてプラズマPMに対する電位差が大きく、最大で数百∨となることもある。
このようなシースISの電位にプラズマPM内の正イオンが加速されて、基板に、ある一定のエネルギーを持って入射する。この正イオンを利用して、基板表面のエッチングおよびクリーニングを行う。
この場合、永久磁石装置6−3における(磁束密度5ガウス)による磁場により電子サイクロトロン共鳴(ECR)が発生して電子は共鳴的に加速して、ガス分子を電離させるに十分なエネルギーを得る。これにより低圧・高密度プラズマを生成できる。
上記したように、本発明の実施例4によれば、プラズマ処理装置としての平行平板型プラズマ処理装置においても、必要な磁場発生手段としての永久磁石装置6−3が小型でありながら安価であり、この永久磁石装置6−3を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができる。
本発明に係るプラズマ処理装置によれば、磁気発生手段は、その一方及び他方の異方性磁気体を適宜選択することにより、希望する磁束密度の磁場を容易に発生させることが可能になるし、また、磁気発生手段は小型でありながら安価である。このために、上記した磁気発生手段を用いることで低価格のプラズマ処理装置を提供することができるという効果があり、被処理体の表面を処理する為のプラズマ処理装置、特に、磁場の元で媒質ガスを励起してプラズマ化し、このプラズマを用いて被処理体の表面処理を行う表面処理装置等に有用である。
1 プラズマ室
2 真空窓
3 導波管
4 反応室
6 永久磁石装置(磁気発生手段)
6−1 永久磁石装置(磁気発生手段)
6−2 永久磁石装置(磁気発生手段)
6−3 永久磁石装置(磁気発生手段)
11 一方の磁気ユニット
12 他方の磁気ユニット
13 磁石保持ケース
13a 合せ目
14 嵌合部
15 永久磁石(一方の異方性磁気体)
15−1 永久磁石(他方の異方性磁気体)
2 真空窓
3 導波管
4 反応室
6 永久磁石装置(磁気発生手段)
6−1 永久磁石装置(磁気発生手段)
6−2 永久磁石装置(磁気発生手段)
6−3 永久磁石装置(磁気発生手段)
11 一方の磁気ユニット
12 他方の磁気ユニット
13 磁石保持ケース
13a 合せ目
14 嵌合部
15 永久磁石(一方の異方性磁気体)
15−1 永久磁石(他方の異方性磁気体)
Claims (7)
- 磁気発生手段が与える磁場の元で媒質ガスを励起してプラズマ化し、このプラズマを被処理体の表面処理に用いるプラズマ処理装置であって、
前記磁気発生手段は、一方の異方性磁気体を磁性体製の一方の磁石保持ケースに吸着収容した一方の磁気ユニットと、他方の異方性磁気体を磁性体製の他方の磁石保持ケースに吸着収容した他方の磁気ユニットとを有し、前記一方の磁石保持ケースと前記他方の磁石保持ケースとを、それぞれの合せ目において磁気保持回路を構成するように磁気吸着させて枠体を構成し、前記一方の異方性磁気体と前記他方の異方性磁気体との磁極間において磁界を発生することで前記磁場を形成するようにしたことを特徴とするプラズマ処理装置。 - 前記プラズマを、前記磁場の元におけるマイクロ波の照射と電子サイクロトロン共鳴(ECR)とにより発生させ、前記磁場が前記磁気発生手段により形成されることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
- 導入された前記媒質ガスを励起してプラズマ化するプラズマ室を備えており、前記一方及び他方の磁気ユニットのそれぞれの前記磁気保持ケースは、前記合せ目で合わされて前記プラズマ室を囲むようにして前記枠体を構成して、前記一方の異方性磁気体と前記他方の異方性磁気体は前記プラズマ室を挟んで対向していて、前記一方の異方性磁気体の対向端部はS極であり、前記他方の異方性磁気体の対向端部はN極であることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
- 前記S極と前記N極との間には、前記磁気保持回路で保持され且つ前記プラズマ室を貫く空間磁場が形成されていて、前記空間磁場の磁束密度は875ガウスであり、前記マイクロ波の周波数は2.45GHzであることを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
- 前記プラズマ室の外周方に、このプラズマ室内で発生した熱を前記磁気発生手段に対して遮断する熱遮断手段を設けたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のプラズマ処理装置。
- 前記プラズマが、磁場中において、電子サイクロトン周波数より十分低い周波数の高周波電流をアンテナに流すことで発生するヘリコン波プラズマであり、前記磁場が前記磁気発生手段により形成されることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
- 前記プラズマは、反応容器内に配置された電極を兼ねるターゲットに高周波を印加することで、このターゲットと、接地された対向電極との間に発生させ、前記反応容器の外周方に前記磁気発生手段を配置して、この磁気発生手段により前記磁場が形成されることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
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CN105833653A (zh) * | 2016-06-02 | 2016-08-10 | 杨俊锋 | 一种有色金属冶炼废气的除铅净化方法 |
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- 2004-07-21 JP JP2004213041A patent/JP2006032272A/ja active Pending
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