JP2006029716A - ヒートポンプ式給湯装置の制御装置 - Google Patents

ヒートポンプ式給湯装置の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 加熱装置に付設される電動駆動手段を作動するように制御する制御手段を配設させることで、別体の放電手段を配設することなくコンバータ、インバータを構成する素子の過電圧による破壊を防止することを可能とするヒートポンプ式給湯装置の制御装置を実現する。
【解決手段】 コンバータ31により電力を供給され、制御装置3の作動指令に基づいて駆動されるヒートポンプユニット2に給湯用流体を圧送するポンプ用電動機6が設けられ、制御装置3は、送風機用電動機5が外力で回転したとき、その回転数で送風機用電動機5の発電作用によるコンバータ31の出力部の電圧を検知し、その電圧が所定値以上に上昇したときに、ポンプ用電動機6を駆動するように制御する。これにより、別体の放電手段を配設することなくコンバータ、インバータを構成する素子の過電圧による破壊を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高温冷媒と給湯用流体とを熱交換して高温の温水を出力する加熱装置の制御装置に関するものであり、特に、送風機用電動機が外力で回転したときに発電する電力の消費に関する。
従来、この種の制御装置として、例えば、特許文献1のように、交流を直流に変換するコンバータにより電力を供給され、インバータを介して駆動される圧縮機用電動機と、コンバータにより電力を供給される送風機用電動機と、コンバータにより制御装置用電源を介して電力供給を受ける空調装置の制御装置とを備えている。
そして、その制御装置は、圧縮機用電動機の停止中に送風機用電動機が外力で回転したとき、その回転数により送風機用電動機の発電作用によるコンバータの出力部の電圧を検知し、その電圧が設定値以上のときに、圧縮機用電動機に圧縮機を回転させないよう電流を流すようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−21558号公報
しかしながら、上記特許文献1によれば、コンバータ、インバータなどを構成する素子の過電圧による破壊を防止することができるが、圧縮機を回転させないように電流を流すと、圧縮機用電動機に微振動が発生して耐久寿命の低下を招く問題がある。
また、上記特許文献1の他に、例えば、負荷抵抗で電流を消費させる放電手段を配設するとか、発電電圧に耐えうる素子を用いてコンバータ、インバータなどを構成する方法があるが、これらの方法は装置の大型化やコストアップを招く問題がある。さらに、この種の送風機用電動機は、発電電圧の発生を低減するようにモータ特性を設定しているのでモータ効率の低下を招いていた。
そこで、本発明の目的は、上記点に鑑みたものであり、加熱装置に付設される電動駆動手段を作動するように制御する制御手段を配設させることで、別体の放電手段を配設することなくコンバータ、インバータを構成する素子の過電圧による破壊を防止することを可能とするヒートポンプ式給湯装置の制御装置を提供することにある。
上記、目的を達成するために、請求項1ないし請求項8に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、ヒートポンプサイクルからなり、高温冷媒と給湯用流体とを熱交換して高温の温水を出力する加熱装置(2)と、この加熱装置(2)に配設され、交流を直流に変換するコンバータ(31)と、このコンバータ(31)により電力を供給され、インバータを介して駆動される圧縮機用電動機(4)と、コンバータ(31)により電力を供給され、インバータを介して駆動される送風機用電動機(5)と、コンバータ(31)により制御装置用電源を介して電力を供給され、圧縮機用電動機(4)および送風機用電動機(5)を制御する制御手段(3)とを備えるヒートポンプ式給湯装置の制御装置において、
コンバータ(31)により電力を供給され、制御手段(3)の作動指令に基づいて駆動される複数の電動駆動手段(6、7、8a、8b)が設けられ、制御手段(3)は、送風機用電動機(5)が外力で回転したとき、その回転数により送風機用電動機(5)の発電作用によるコンバータ(31)の出力部の電圧を検知し、その電圧が所定値以上に上昇したときに、電動駆動手段(6、7、8a、8b)のうち、少なくとも一つもしくは複数を駆動するように制御することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、所定値以上の過電圧を電動駆動手段(6、7、8a、8b)で消費できることで別体の放熱手段を配設することなくコンバータ(31)、インバータを構成する素子の過電圧による破壊を防止することができる。
請求項2に記載の発明では、制御手段(3)は、検知されたコンバータ(31)の出力部の電圧が所定値未満に低下した後も、電動駆動手段(6、7、8a、8b)の駆動を所定時間継続させることを特徴としている。請求項2に記載の発明によれば、送風機用電動機(5)の発電作用のばらつきを吸収できることで電動駆動手段(6、7、8a、8b)の運転/停止の作動頻度が少なくすることができる。
請求項3に記載の発明では、電動駆動手段(6、7、8a、8b)は、加熱装置(2)に給湯用流体を圧送するポンプ用電動機(6)であることを特徴としている。請求項3に記載の発明によれば、ポンプ用電動機(6)は加熱装置(2)における必然的な構成部品であるため、別体の放電手段を配設することなくコンバータ(31)、インバータを構成する素子の過電圧による破壊を防止することができる。
請求項4に記載の発明では、電動駆動手段(6、7、8a、8b)は、加熱装置(2)に給湯用流体を圧送するポンプ用電動機(6)とヒートポンプサイクル内の高圧冷媒を減圧する電動式膨張弁(7)とであって、制御手段(3)は、検知されたコンバータ(31)の出力部の電圧が第1所定値以上に上昇したときに、電動式膨張弁(7)を駆動させ、検知されたコンバータ(31)の出力部の電圧が第2所定値以上に上昇したときに、電動式膨張弁(7)に加え、ポンプ用電動機(6)も駆動するように制御することを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、また、電動式膨張弁(7)においてもポンプ用電動機(6)と同じように加熱装置(2)における必然的な構成部品であるため、別体の放電手段を配設することなくコンバータ(31)、インバータを構成する素子の過電圧による破壊を防止することができる。また、これらによる消費電力が増加することで発電電力のより低減が図れる。
請求項5に記載の発明では、制御手段(3)は、検知されたコンバータ(31)の出力部の電圧に基づいて、ポンプ用電動機(6)の回転数を可変することを特徴としている。請求項5に記載の発明によれば、発電電力に対応した消費を確実に行なうことができる。
請求項6に記載の発明では、送風機用電動機(5)は、その発電電圧特性がポンプ用電動機(6)が停止のときに、コンバータ(31)の出力部の電圧がコンバータ(31)およびインバータを構成する素子の耐電圧値以上となり、かつポンプ用電動機(6)が作動しているときに、コンバータ(31)の出力部の電圧が耐電圧値未満となるような高電圧仕様の電動機であることを特徴としている。請求項6に記載の発明によれば、送風機用電動機(5)の消費電流が低下することでインバータを小型化することができる。
請求項7に記載の発明では、電動駆動手段(6、7、8a、8b)は、ヒートポンプサイクル内の低圧冷媒と大気とを熱交換する空気熱交換器から排出される凝縮水の凍結を防止するための第1加熱用電気ヒータ(8a)および給水用配管に流通する給湯用流体の凍結を防止するための第2加熱用電気ヒータ(8b)の少なくとも一方であることを特徴としている。請求項7に記載の発明によれば、発電電力を有効に消費することができる。
請求項8に記載の発明では、制御手段(3)は、送風機用電動機(5)が外力で回転したとき、その回転数を検知し、検知された回転数に基づいてコンバータ(31)の出力部の電圧を求めることを特徴としている。請求項8に記載の発明によれば、例えば、コンバータ(31)の出力部の電圧を検知する電圧検知回路を設けなくてもコンバータ(31)の出力部の電圧を求めることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態によるヒートポンプ式給湯装置の制御装置を図1ないし図3に基づいて説明する。図1は本発明を適用したヒートポンプ式給湯装置の制御装置の全体構成を示す模式図であり、図2はヒートポンプ式給湯装置の全体構成を示す模式図である。
まず、ヒートポンプ式給湯装置は、図2に示すように、加熱装置であるヒートポンプユニット2と貯湯タンク10とから構成している。ヒートポンプユニット2は高温冷媒と給湯用流体とを熱交換して高温の温水を出力するものであり、圧縮機21、給湯用熱交換器22、電動式膨張弁7、空気熱交換器23およびアキュームレータ24を順次、配管接続してなるヒートポンプサイクルから構成され、冷媒として二酸化炭素(CO)を使用している。
圧縮機21は内蔵する圧縮機用電動機4によって駆動され、アキュームレータ24より吸引した気相冷媒を臨界圧力以上まで圧縮して吐出する。給湯用熱交換器22は、圧縮機21により吐出された高温冷媒と循環ポンプ16により貯湯タンク10内から圧送される給湯用流体(例えば、水道水)とを熱交換するものであり、冷媒が流れる冷媒通路(図示せず)と給湯用流体が流れる水通路(図示せず)とを有し、冷媒通路を流れる冷媒の流れ方向と水通路を流れる水の流れ方向とが対向するように構成されている。
なお、給湯用熱交換器22を流れる冷媒は、圧縮機21で臨界圧力以上に加圧されているので、給湯用熱交換器22を流通する給湯用流体に放熱して温度低下しても凝縮することはない。また、循環ポンプ16は電動駆動手段であるポンプ用電動機6により駆動される。
電動式膨張弁7は、給湯用熱交換器22から流出する冷媒を弁開度に応じて減圧する減圧装置であり、後述する制御装置3により弁開度が制御される。空気熱交換器23は、電動式膨張弁7で減圧された冷媒と送風機24によって送風される大気(以下、外気と称する)とを熱交換させて外気から冷媒に熱を吸収させる蒸発器である。この送風機24は送風機用電動機5により駆動される。
そして、アキュームレータ24は、空気熱交換器23より流出する冷媒を気液分離して、気相冷媒のみを圧縮機21に吸引させるとともにサイクル中の余剰冷媒を貯える容器である。なお、圧縮機用電動機4、ポンプ用電動機6、および送風機用電動機5は後述する制御装置3により制御される。
次に、貯湯タンク10は、耐食性に優れた金属製(例えば、ステンレス製)の貯湯タンクであり、外周部に図示しない断熱材が配置されており、給湯用流体である給湯用の高温の湯を長時間に渡って保温することができるようになっている。貯湯タンク10の下方には水道水を導入する給水配管11が接続され、上方には貯湯タンク10内の高温の湯を導出するための給湯用配管12が接続されている。
そして、この給湯用配管12には、図示しない水道水の給水配管との合流点に、図示しない混合弁が配置され、この混合弁は開口面積比(給湯用配管12に連通する湯側の開度と水道水側の開度の比率)を調節することにより、下流側にある水栓、シャワー、風呂などに高温の湯と水とを適宜に混合して給湯するようになっている。
一方、貯湯タンク10の下部には貯湯タンク10内の給湯用流体を吸入するための吸入口13が設けられ、貯湯タンク10の上部には貯湯タンク10内に加熱した湯を吐出するための吐出口14が設けられている。この吸入口13と吐出口14とは循環回路15で接続されている。なお、本実施形態では循環ポンプ16が給湯用熱交換器22の上流側に設けられているがこれに限定されず給湯用熱交換器22の下流側に設けても良い。
また、循環回路15には給湯用熱交換器22で加熱された湯温を検出する湯温センサ(図示せず)が設けられ、制御装置3に貯湯タンク10内に戻る給湯用流体の温度情報を出力するようにしている。
次に、制御手段である制御装置3は、図1に示すように、電源1に繋がれたコンバータ31およびインバータ32を順次経て圧縮機用電動機4に電力が供給されるように構成している。コンバータ31は電源1から供給された交流を直流に変換する装置であり、このコンバータ31の出力は、制御装置用電源33を介して制御回路35および電動式膨張弁7に電力を供給している。また、コンバータ31の出力は、送風機用電動機5、ポンプ用電動機6にも電力を供給している。さらに、コンバータ31の出力端には、コンバータ31の出力端の電圧を検出する電圧検出回路34が設けられ、検出された電圧情報を制御回路35出力するように繋がれている。
そして、制御回路35は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵のROM(図示せず)には、予め設定された制御プログラムが設けられており、電圧検出回路34で検出された電圧情報、各センサ(図示せず)からの温度情報、および図示しない操作盤からの操作情報などに基づいて、圧縮機用電動機4、ポンプ用電動機6、および送風機用電動機5を制御するようにしている。
これらの圧縮機用電動機4、ポンプ用電動機6、および送風機用電動機5はそれぞれインバータ32a、32b、32cを介して電力を供給するように繋がれている。このインバータ32a、32b、32cはコンバータ31で変換された直流電力を交流電力に変換する装置であり、制御回路35からの回転数指令に基づいて回転数を可変するものである。そして、ポンプ用電動機6、送風機用電動機5はそれぞれ回転数信号を制御回路35に出力するように繋がれている。
ところで、送風機用電動機5が、外部の強風などの外力により回転したときに、その回転により送風機用電動機5の発電作用でコンバータ31の出力部に通常おり大きな電圧が発生する。そこで、本発明では、コンバータ31の出力部に発生する電圧を検出して、その検出された電圧が所定値以上に上昇したときに、ポンプ用電動機6を駆動させるように制御している。つまり、コンバータ31の出力部に発生した過大な電圧を検出したときに電力をポンプ用電動機6で消費するようにしている。
次に、以上の構成によるヒートポンプ式給湯装置の制御装置の作動を図3に基づいて説明する。図3は制御回路35に設けられたポンプ用電動機6を制御する制御プログラムのフローチャートである。具体的には、図3に示すように、まず、ステップ300にて、給湯作動で必要なポンプ用電動機6の目標回転数Sp1を演算する。そして、ステップ310にて、電圧検出回路34でコンバータ31の出力部に発生した電圧Vdcを検出する。
そして、ステップ320にて、検出された電圧Vdcが所定値Vx以上か否かを判定する。ここで、電圧Vdcが所定値Vxを超えていなければ、ステップ340にてポンプ用電動機6への指示回転数Spを目標回転数Sp1として指示する。これにより、給湯作動に必要な回転数で循環ポンプ16が作動する。一方、ステップ320にて、電圧Vdcが所定値Vx以上であれば、過電圧であると判断して、ステップ330にて指示回転数Spを求めてポンプ用電動機6を作動させる。
なお、このときの指示回転数Spは、下記に示す数式(数1)に基づいて求めた。
(数1) Sp=Sp1+(Vdc−Vx)×A+B
ここで、A、Bは定数である。これにより、外部からの外力により発電された過電圧をポンプ用電動機6で電力消費させることができる。
以上の第1実施形態によるヒートポンプ式給湯装置の制御装置によれば、制御装置3は、送風機用電動機5が外力で回転したとき、その回転数で送風機用電動機5の発電作用によるコンバータ31の出力部の電圧を検知し、その電圧が所定値以上に上昇したときに、給湯用流体を圧送するポンプ用電動機6を駆動するように制御することにより、ポンプ用電動機6はヒートポンプユニット2における必然的な構成部品であるため、別体の放熱手段を配設することなくコンバータ31、インバータ32a〜32cを構成する素子の過電圧による破壊を防止することができる。
(第2実施形態)
以上の第1実施形態では、制御装置3によりコンバータ31の出力部の電圧が所定値以上に上昇すると、ポンプ用電動機6を駆動するように制御させたが、これに限らず、ヒートポンプサイクルを構成する電動駆動手段である電動式膨張弁7を駆動するように制御させても良い。具体的には、図4に示すように、コンバータ31の出力部の電圧に応じて、電動式膨張弁7およびポンプ用電動機6を駆動するようにしたものである。
つまり、ステップ300、310は第1実施形態と同じであり、ステップ320aにて、検出された電圧Vdcが第1所定値Vx1以上か否かを判定する。ここで、電圧Vdcが第1所定値Vx1を超えていなければ、ステップ350aにて、ポンプ用電動機6への指示回転数Spを目標回転数Sp1として指示するとともに、電動式膨張弁7へ停止信号を指令する。
そして、ステップ320aにて、電圧Vdcが第1所定値Vx1を超えていれば、ステップ320bにて、検出された電圧Vdcが第2所定値Vx2以上か否かを判定する。ここで、電圧Vdcが第2所定値Vx2を超えていなければ、ステップ340aにて、ポンプ用電動機6への指示回転数Spを目標回転数Sp1として指示するとともに、電動式膨張弁7へ通電信号を指令する。
そして、ステップ320bにて、電圧Vdcが第2所定値Vx2を超えていれば、ステップ330aにて、指示回転数Spを求めてポンプ用電動機6を作動させるとともに、電動式膨張弁7へ通電信号を指令する。これにより、コンバータ31の出力部で発生した過電圧を消費する消費電力が増加する。
以上の第2実施形態による制御装置3によれば、制御装置3は、検知されたコンバータ31の出力部の電圧が第1所定値以上に上昇したときに電動式膨張弁7を駆動させ、検知されたコンバータ31の出力部の電圧が第2所定値以上に上昇したとき、電動式膨張弁7に加え、ポンプ用電動機6も駆動するように制御することにより、電動式膨張弁7においてもポンプ用電動機6と同じようにヒートポンプユニット2における必然的な構成部品であるため、別体の放熱手段を配設することなくコンバータ31、インバータ32a〜32cを構成する素子の過電圧による破壊を防止することができる。さらに、これらによる消費電力が増加することで発電電力のより低減が図れる。
(第3実施形態)
以上の実施形態では、コンバータ31の出力部の電圧Vdcを検出する電圧検出回路34を設けたが、これに限らず、送風機用電動機5から制御回路35に入力される回転数信号を検出し、その回転数が所定値以上であれば過電圧であると判断して、指示回転数Spを求めてポンプ用電動機6を駆動させるように制御しても良い。
具体的には、図5に示すように、ステップ310aにて、送風機用電動機5から制御回路35に入力される回転数信号より回転数Sfを検出する。そして、ステップ320cにて、検出された回転数Sfが所定値Sx以上か否かを判定する。ここで、回転数Sfが所定値Sxを超えていなければ、ステップ340にてポンプ用電動機6への指示回転数Spを目標回転数Sp1として指示する。
ステップ320cにて、回転数Sfが所定値Sx以上であれば、過電圧であると判断して、ステップ330にて指示回転数Spを求めてポンプ用電動機6を作動させる。なお、本実施形態では、送風機用電動機5の回転数Sfに基づいてコンバータ31の出力部の電圧Vdcを求めたものである。これにより、電圧検知回路34を設けなくてもコンバータ31の出力部の電圧を求めることができる。
(第4実施形態)
以上の実施形態では、ヒートポンプユニット2の構成部品の中で、ポンプ用電動機6および電動式膨張弁7を駆動するように構成したが、ヒートポンプユニット2では、これらの他に、低圧冷媒と大気とを熱交換する空気熱交換器23から排出される凝縮水の凍結を防止するための凍結防止ヒータ、給水用配管11に流通する給湯用流体の凍結を防止するための凍結防止ヒータがあり、本実施形態では電動駆動手段として、凍結防止ヒータを駆動するように構成している。
具体的には、図6に示すように、空気熱交換器23から排出される凝縮水の凍結を防止する第1加熱用電気ヒータ8aと、給水用配管に流通する給湯用流体の凍結を防止する第2加熱用電気ヒータ8bとを設けている。そして、第1、第2加熱用電気ヒータ8a、8bは、コンバータ31の出力部から電力の供給を受け、駆動回路36を介して繋がれている。
次に、以上の構成による作動を図7に基づいて説明する。まず、ステップ300aにて、凍結防止に必要な電力W1を求める。そして、ステップ310にて、電圧検出回路34でコンバータ31の出力部に発生した電圧Vdcを検出する。
そして、ステップ320にて、検出された電圧Vdcが所定値Vx以上か否かを判定する。ここで、電圧Vdcが所定値Vxを超えていなければ、ステップ340bにて送風機用電動機5の発電電力推定値W2を0としてステップ360に移行する。ステップ320にて、電圧Vdcが所定値Vx以上であれば、過電圧であると判断して、ステップ330bにて、送風機用電動機5の回転数より発電電力推定値W2を求める。
そして、ステップ360にて、第1、第2加熱用電気ヒータ8a、8bへ指示する消費電力指示値Wを求める。ここで、電力指示値Wが過電圧であれば、必要電力W1+発電電力推定値W2である。そして、ステップ370にてPWM値を求めて第1、第2加熱用電気ヒータ8a、8bに通電させる。これにより、コンバータ31の出力部で発生した過電圧が第1、第2加熱用電気ヒータ8a、8bで消費される。
従って、第1、第2加熱用電気ヒータ8a、8bにおいても、ヒートポンプユニット2における必然的な構成部品であるため、別体の放熱手段を配設することなくコンバータ31、インバータ32a〜32cを構成する素子の過電圧による破壊を防止することができる。さらに、発電電力を有効に消費することができる。
(他の実施形態)
以上の実施形態のほかに、送風機用電動機5の発電電圧特性を、ポンプ用電動機6が停止しているときに、例えば、コンバータ31の出力部の電圧がコンバータ31、インバータ32a〜32cを構成する素子の耐電圧値Vz以上となるように構成し、そして、ポンプ用電動機6が運転しているときに、コンバータ31の出力部の電圧が耐電圧値Vz未満となるような高電圧仕様の送風機用電動機5を形成すると良い。これにより、送風機用電動機5のモータ効率が向上することで消費動力が低下するとともに、インバータ32a〜32cの出力部を小型化することができる。
本発明の第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の制御装置の全体構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の全体構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態における制御装置3に設けられた制御プログラムの制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における制御装置3に設けられた制御プログラムの制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態における制御装置3に設けられた制御プログラムの制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の制御装置の全体構成を示す模式図である。 本発明の第4実施形態における制御装置3に設けられた制御プログラムの制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
2…ヒートポンプユニット(加熱装置)
3…制御装置(制御手段)
4…圧縮機用電動機
5…送風機用電動機
6…ポンプ用電動機(電動駆動手段)
7…電動式膨張弁(電動駆動手段)
8a…第1加熱用電気ヒータ(電動駆動手段)
8b…第2加熱用電気ヒータ(電動駆動手段)
31…コンバータ

Claims (8)

  1. ヒートポンプサイクルからなり、高温冷媒と給湯用流体とを熱交換して高温の温水を出力する加熱装置(2)と、
    前記加熱装置(2)に配設され、交流を直流に変換するコンバータ(31)と、
    前記コンバータ(31)により電力を供給され、インバータを介して駆動される圧縮機用電動機(4)と、
    前記コンバータ(31)により電力を供給され、インバータを介して駆動される送風機用電動機(5)と、
    前記コンバータ(31)により制御装置用電源を介して電力を供給され、前記圧縮機用電動機(4)および前記送風機用電動機(5)を制御する制御手段(3)とを備えるヒートポンプ式給湯装置の制御装置において、
    前記コンバータ(31)により電力を供給され、前記制御手段(3)の作動指令に基づいて駆動される複数の電動駆動手段(6、7、8a、8b)が設けられ、
    前記制御手段(3)は、前記送風機用電動機(5)が外力で回転したとき、その回転数により前記送風機用電動機(5)の発電作用による前記コンバータ(31)の出力部の電圧を検知し、その電圧が所定値以上に上昇したときに、前記電動駆動手段(6、7、8a、8b)のうち、少なくとも一つもしくは複数を駆動するように制御することを特徴とするヒートポンプ式給湯装置の制御装置。
  2. 前記制御手段(3)は、検知された前記コンバータ(31)の出力部の電圧が所定値未満に低下した後も、前記電動駆動手段(6、7、8a、8b)の駆動を所定時間継続させることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式給湯装置の制御装置。
  3. 前記電動駆動手段(6、7、8a、8b)は、前記加熱装置(2)に給湯用流体を圧送するポンプ用電動機(6)であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ式給湯装置の制御装置。
  4. 前記電動駆動手段(6、7、8a、8b)は、前記加熱装置(2)に給湯用流体を圧送するポンプ用電動機(6)と前記ヒートポンプサイクル内の高圧冷媒を減圧する電動式膨張弁(7)とであって、
    前記制御手段(3)は、検知された前記コンバータ(31)の出力部の電圧が第1所定値以上に上昇したときに、前記電動式膨張弁(7)を駆動させ、検知された前記コンバータ(31)の出力部の電圧が第2所定値以上に上昇したときに、前記電動式膨張弁(7)に加え、前記ポンプ用電動機(6)も駆動するように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ式給湯装置の制御装置。
  5. 前記制御手段(3)は、検知された前記コンバータ(31)の出力部の電圧に基づいて、前記ポンプ用電動機(6)の回転数を可変することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のヒートポンプ式給湯装置の制御装置。
  6. 前記送風機用電動機(5)は、その発電電圧特性が前記ポンプ用電動機(6)が停止のときに、前記コンバータ(31)の出力部の電圧が前記コンバータ(31)およびインバータを構成する素子の耐電圧値以上となり、
    かつ前記ポンプ用電動機(6)が作動しているときに、前記コンバータ(31)の出力部の電圧が耐電圧値未満となるような高電圧仕様の電動機であることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯装置の制御装置。
  7. 前記電動駆動手段(6、7、8a、8b)は、前記ヒートポンプサイクル内の低圧冷媒と大気とを熱交換する空気熱交換器から排出される凝縮水の凍結を防止するための第1加熱用電気ヒータ(8a)および給水用配管に流通する給湯用流体の凍結を防止するための第2加熱用電気ヒータ(8b)の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ式給湯装置の制御装置。
  8. 前記制御手段(3)は、前記送風機用電動機(5)が外力で回転したとき、その回転数を検知し、その検知された回転数に基づいて前記コンバータ(31)の出力部の電圧を求めることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯装置の制御装置。
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