JP2006028804A - 河川工事用の流路ユニット - Google Patents

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勝三 小谷
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Abstract

【課題】 排水ポンプを使用せず河川の流水を迂回させる。
【解決手段】 凹凸パネル材を用いた上面開放型(溝型)の流水経路のユニットを用い、排水ポンプを用いず河川の流水圧力を利用して水を迂回移動させる。流路ユニットは、凹凸パネル材を用いた底板と、凹凸パネル材を用いた左右の側板とからなり、左右の側板を、蝶番を介して収納展開可能に底板に固定するとともに、側板と底板に、側板の展開時における両者の角度を維持させる連結部材を装着可能とする一方、底板および側板の端部に、隣接する同一または異種の流路ユニットを固定金具を介して連結させるための孔部を備える。蝶番(ヒンジ)を介して展開収納可能に底板に配した側板をもっており、現場への搬送時、現場からの撤収時には、側板を折り畳んだ状態で移動させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、河川工事の際に河川水を迂回等させる流路の構造に関する。
堤防、護岸、水制、床止め、堰、水門等の各種の河川工事では、河川の流水を必要に応じて迂回させる処理が必要となる。
従来、このような工事では、排水ポンプと排水ホースを用い、適宜の箇所から水をくみ出して排水ホースに河川水を送り込み、適宜の場所まで水を移動させていた。
特開平11−310909号 特開2000−108771号 特開2001−303652号
問題は、排水ホースを使って水を圧送する従来の方式では、排水ポンプや、当該ポンプを駆動するためのジェネレータ(発電機)が必要となり、工事コストがかさむほか、メンテナンスの必要から工事の進捗に支障がでる問題がある。メンテナンスの必要は、例えば、排水ポンプに河川の石が詰まって動かなくなったり、機械的な故障が生ずることに起因する。また、ポンプを使用すると、河川を遡上する魚類(シャケ、マス、アユ、シシャモ等)を吸い込んで死亡させるなど、自然本来のの生態系に影響を与えることが知られている。
そこで、本発明の目的は、排水ポンプを使用することなく、簡単な機材で河川の流水を迂回可能とする点にある。
前記目的を達成するため、本発明は、凹凸パネル材を用いた上面開放型(溝型)の流水経路のユニットを提案する。このユニットを連結して、適宜の流水経路を作り、排水ポンプを用いず河川の流水圧力を利用して水を迂回移動させる。機械類の故障や生態系への影響が少なく、設備コストも抑え得る。
請求項1に係る流路ユニットは、凹凸パネル材を用いた底板と、凹凸パネル材を用いた左右の側板とからなり、左右の側板を、蝶番を介して収納展開可能に底板に固定するとともに、側板と底板に、側板の展開時における両者の角度を維持させる連結部材を装着可能とする一方、底板および側板の端部に、隣接する同一または異種の流路ユニットを固定金具を介して連結させるための連結部を備える。
この流路ユニットは、蝶番(ヒンジ)を介して展開収納可能に底板に配した側板をもっており、現場への搬送時、現場からの撤収時には、側板を折り畳んだ状態で移動させることができる。
現場において流水経路を作るときは、折り畳んである側板を立ち上げて、断面略コ字状に展開する。そして、底板と側板を連結部材によって固定して、河川水を流したときに側板が倒れないよう、立ち上げた側板の角度を略一定に保つようにする。複数の流路ユニットを連結させる必要から、各ユニットの端部にはボルト孔を設け、連結状態を確実ならしめる。
排水のための流路は、通常、湾曲部分をもつ。請求項1に係る流路ユニットは同種のユニットと連結させるほか、底板が適宜の曲率をもった異種の流路ユニットと連結させる。連結部にはパッキンを配するなど、適宜の防水処理を行う。
請求項2に係る流路ユニットは、凹凸パネル材として、デッキプレートを用いるものである。デッキプレートは建築物の床面に用いられるもので、一定方向に並んだ凹凸ラインを備え、高い剛性をもつ金属パネルである。デッキプレートは、多量の流水による圧力や、流水に混じる石の衝突によっても損傷を受けにくく、長期の品質保証が可能となるだけでなく、各種の製品が市場に流通していることから、単価も安く、製造コストを抑えることができる。
請求項3は、側板の角度を維持させる連結部材に関する。製造コストを勘案し、連結部材をもっとも簡易な構成とするには、側板の基端部に、棒状の連結部材を底板と側板に貫通させると同時に、側板の上部にブリッジ材を掛け渡すことが望ましい。連結部材の装着と取り外しを単純化することにより、側板の立ち上げ、および側板の角度の固定を一人の作業者で行うことができ、流路ユニットの展開、連結、撤収の各段における作業効率を高めることが可能となる。
本発明に係る流路ユニットによれば、上面開放型の流路ユニットを用いることにより、河川の流水圧力を利用して水を迂回移動させることができる。この結果、排水ポンプや、排水ポンプを駆動するための発電機等の装置類を不必要とすることが可能となる。迂回経路の形成、運用、撤去において無駄なコストをかけず、作業性を改善し、また装置類の故障に起因する河川工事の遅延を防止することができる。
図1、図2は、本発明に係る流路ユニットを例示するものである。この流路ユニット10は、デッキプレートを用いた底板11と、デッキプレートを用いた側板14、15からなる。側板14、15は、それぞれの基端部に配したヒンジ24、25を介して底板11に回動可能に固定してあり、折り畳み(収納)と立ち上げ(展開)ができるようになっている。60は連結用のフランジ、61は、ボルト/ナットやC形クリップを使用して同種または異種の流路ユニットと連結するための孔部である。この実施形態ではフランジ60と孔部61とによって、隣接する流路ユニット同士を接続させる連結部を構成する場合を示した。
側板14、15を展開したときは、流水による側板14、15の転倒を防止するため、基端部と上部に連結部材30、40を配して、側板14、15の角度を一定に保持させる。
基端部に配する連結部材30は、例えば、片側の側板14の基端部に配した筒状の装着ホルダ17と、底板11の端部に配した筒状の装着ホルダ12に挿通させ、側板14の基端部と底板11の端部とを連結する。この連結部材30は、略垂直に上下に並設した二つの装着ホルダ12、17に簡単に挿通できるよう、略棒状の外観形状を呈し、上部には把手(図示せず)を備える。
上部に配する連結部材(ブリッジ材)40は、例えば、棒状部材であり、少なくとも側板14、15の略中央部に掛け渡すことができるよう、その端部に適宜の固定部を備える。固定部18は、例えば、略垂直に折曲形成するだけでもよい。当該折曲部分を、側板14、15の例えば上端面の孔に挿入するだけでも、側板14、15の離隔距離を一定に保ち、側板14、15の転倒を防止するからである。もちろん固定部は、ボルト等の固定金具によって締め固定できるよう螺条を成形してあってもよい。
なお、側板14、15の上部に配する連結部材(ブリッジ材)40は、上端からやや下にさがった位置に配することもある。このような場合は、例えば連結部材40の両端にボルト装着用のネジ山を切っておき、側板14、15の外側からボルトによって締め固定することが望ましい。
このように側板14、15の上部に連結部材(ブリッジ材)40を掛け渡すため、側板(14、15)の基端部に配する連結部材30は、片側(14)だけに設ければ十分である。折り畳んだときに上側となる片側の側板14に二つの装着ホルダ12、17を設けておき、この側板14を立ち上げて装着ホルダ12、17に棒状の連結部材30を挿通すれば、側板14を仮止めし転倒を防止できる。この状態で他方の側板15を立ち上げ、手で押さえたまま両方の側板14、15の上部に連結部材40を掛け渡せばよい。連結部材40が、引っ張りに強い材質(金属、樹脂、木製)であれば、流水を流したときにも側板14、15の角度を一定に保ち、流路ユニット10の機能を維持せしめる。
側板14、15を展開したとき、ヒンジ24、25を取り付けた部分、つまり側板14、15の下端と底板11の左右両端との間にはほとんど隙間はない。しかし水を流したときには漏水する可能性を否定できないため、底板11と側板14、15が連結する部分には適宜の防水シールの処理を施すことが望ましい。また、流路ユニット10の下流側または上流側に接続させる同種または異種の流路ユニットとの接続部にも防水処理を行うことが望ましい。防水処理は、非透水性の粘着テープ(防水テープ)を貼るだけでよいから、簡単な作業で済む。
底面11および側板14、15に使用するデッキプレートは、一般に建築物の床面等に使用されるものであり、表面に各種の凹凸パターンが形成され、耐加重性に優れる。河川の水を迂回させる流路ユニット10の場合は、底面11にも側板14、15にも、それほど大きな加重がかかるわけではない。しかしながら、これらを折り畳んで搬送したり保管するときには、多数の流路ユニット10を積み上げることが予想されることから、耐加重性に優れるデッキプレートを使用することが望ましいわけである。
とはいえ、人手による展開/収納を考慮すれば、側板14、15は、できるだけ軽量のものを使用することが望まれる。また、底板11には、河川流水に混じって砂利や小石が流れ込み、工事の最中に大雨があればかなり大型の石も流れ込む可能性があることから、ある程度の耐衝撃性を考慮することが望まれる。このため、本実施形態においては、底面11には、凸部の幅が大きなデッキプレートを使用して凸部の破損を抑制する一方、側板14、15には、凸部の幅が小さく軽量なデッキプレートを使用する場合を例にとって図示した。
この流路ユニット10は、例えば図3に示すように、適当箇所に湾曲ユニット48を挟んで連結してゆくことがある。湾曲ユニット48は、必ずしも折り畳みができる構造とする必要はない。小型のものでよいので予め組み立ててある完成ユニットを使用してもよいし、使用個数も限られているので現場で組み立ててもよいからである。流路ユニット10は、傾斜地では、例えば図4に示すように、上下段に組み上げて落差工のような機能を営ませることも出来る。50は、上段の流路の端部に設けて水を下に落とすためのフード型ユニットである。先端に遮蔽壁51を設けておけば、流水速度が早まったときでも確実に水を下の流路ユニット10に落とすことが出来る。フード型ユニットも、折り畳み型のものを使用する必要はない。なお、図3において符号55は、河川の本流から水を取り入れるための取水用パネルである。二枚の取水用パネル55を拡開して配設する。
隣接する同種または異種の流路ユニットと連結するときは、端部のフランジの孔部(連結部)にボルトを挿通してナットによって締めるか、あるいはC形クリップによって引っかけて連結状態を保つ。連結部は、リング状(環状)のものであってもよい。
かかる構成の流路ユニット10を使用すれば、排水ポンプや電源装置を用いることなく河川の水を迂回させることが出来るため、装置類のリース等に要する工事コストを削減することが可能となるし、装置類の故障等に起因する工期の遅延の可能性を低減することができる。
また、流路ユニット10の展開/収納は容易であり、作業者一人でも展開/収納を行うことが出来るので、少人数の作業スタッフによっても速やかに河川の迂回流路を作り、また撤収することが出来る。従来のホースと異なり、砂や砂利の目詰まりによる作業中断等の問題も生じない。
適宜箇所、例えば河川から水を取り入れる部分には、流れてくるゴミを除去するためにフィルター(金網、格子、編目の小さなネット等)を配してもよい。水を浄化するために、ヤシガラ活性炭やココナツ繊維を用いたフィルターを設けてもよい。連結部材30、40の数、孔部61の数は限定されない。
本発明に係る流路ユニットを例示する斜視図である。 本発明に係る流路ユニットを折り畳んだ状態を例示する図である。 本発明に係る流路ユニットを連結させた状態を例示する平面図である。 本発明に係る流路ユニットを上下に配する場合を例示する図である。
符号の説明
10 流路ユニット
11 底板
14、15 側板
24、25 ヒンジ
30、40 連結部材
12、17 装着ホルダ
18 固定部
48 湾曲ユニット
50 フード型ユニット
51 遮蔽壁
55 取水用パネル
60 フランジ(連結部)
61 孔部(連結部)

Claims (3)

  1. 凹凸パネル材を用いた底板と、凹凸パネル材を用いた左右の側板とからなり、
    側板を、蝶番を介して収納展開可能に底板に固定するとともに、
    展開時における側板の角度を維持させる連結部材を装着可能とする一方、
    底板および側板の端部に、同一または異種の流路ユニットを固定金具を介して連結させる連結部を備えることを特徴とする河川工事用の流路ユニット。
  2. 凹凸パネル材は、デッキプレートであることを特徴とする請求項1記載の河川工事用の流路ユニット。
  3. 連結部材は、側板の基端部と側板の上部に設け、
    基端部の連結部材は、底板の端部に設けた孔または内部中空部材と、少なくとも一方の側板の内側に設けた内部中空部材とに棒状部材を挿通させるものであり、
    上部に設ける連結部材は、対向する側板の上部に掛け渡したブリッジ材であることを特徴とする請求項1および請求項2記載の河川工事用の流路ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007022337A1 (de) * 2007-05-12 2008-11-20 Semikron Elektronik Gmbh & Co. Kg Gesintertes Leistungshalbleitersubstrat sowie Herstellungsverfahren hierzu
KR101203659B1 (ko) 2010-11-30 2012-11-21 김대선 조립식 물탱크

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