JP2006026956A - 画像形成のための装置、方法およびプログラム、並びに画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷出力するまで時間を短縮でき、しかもユーザにわずらわしい操作を要求することなく、プリントデータがサイズの異なるページを含む混載データである場合には印刷後に排出される用紙の一辺の長さを揃えることができる画像形成のための装置、方法およびプログラム、並びに画像処理システムを提供する。
【解決手段】画像形成装置としてのMFPは、受信したプリントデータのページのサイズを順次検出し(S204)、順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較して(S205)、比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出する(S207)。そして、MFPは、サイズの組み合わせが検出された時点で、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙トレイの中で使用すべき給紙トレイ271a〜271dを選択して(S208)、印刷処理を開始する(S209)。
【選択図】図7
【解決手段】画像形成装置としてのMFPは、受信したプリントデータのページのサイズを順次検出し(S204)、順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較して(S205)、比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出する(S207)。そして、MFPは、サイズの組み合わせが検出された時点で、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙トレイの中で使用すべき給紙トレイ271a〜271dを選択して(S208)、印刷処理を開始する(S209)。
【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成のための装置、方法およびプログラム、並びに画像処理システムに関する。本発明は、特に、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙手段を使用して画像形成するための装置、方法およびプログラム、並びに画像処理システムに関する。
ユーザのPC(パーソナルコンピュータ)からプリンタに送信されるプリントデータのページのサイズには、たとえばA4、A3、A5などの各種のサイズがあり、プリンタには、各種のサイズに対応すべく一般に複数の給紙トレイが備えられている。これらの給紙トレイは、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納可能である。
ところで、プリントデータがサイズの異なるページを含む混載データである場合、印刷後の用紙に対してステープル処理などの後処理を良好に施すためには、印刷後に排出される用紙の一辺の長さを揃えることが望ましい。この場合、各サイズの用紙の給紙方向を適切に設定する必要がある。たとえば、プリントデータがA4サイズおよびA3サイズのページを含んでいる場合、印刷の際には、A4サイズの用紙が長辺を先頭にして給紙されるとともに、A3サイズの用紙が短辺を先頭にして給紙される必要がある。
このような要請に応えるために、プリントデータに含まれる全てのページのサイズを検知してから混載データであるか否かおよび混載パターン(サイズの組み合わせ)を判断し、この判断結果に基づいて印刷する方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、ユーザによりプリントデータに含まれるページのサイズの組み合わせ(たとえばA4およびA3)が予め指示され、この指示に基づいて印刷する方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−241041号公報
特開2002−308455号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、プリントデータが混載データであるか否かにかかわらず、プリントデータの全てのページを受信してサイズを検知した後に、印刷が開始される。このため、印刷出力するまでに一律に無駄な時間がかかってしまうという問題がある。
また、特許文献2に記載の方法では、ユーザは、プリントデータに含まれるページのサイズの組み合わせを予め調べて設定しなくてはならず、わずらわしい操作が要求されるという問題がある。
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、印刷出力するまでの時間を短縮でき、しかもユーザにわずらわしい操作を要求することなく、プリントデータがサイズの異なるページを含む混載データである場合には印刷後に排出される用紙の一辺の長さを揃えることができる画像形成のための装置、方法およびプログラム、並びに画像処理システムを提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙手段と、複数ページからなるプリントデータを受信する受信手段と、受信したプリントデータのページのサイズを順次検出するサイズ検出手段と、順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較するサイズ比較手段と、比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出するサイズ組み合わせ検出手段と、前記サイズの組み合わせが検出された時点で、使用すべき給紙手段を選択して印刷処理を開始する印刷制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記受信手段は、プリントデータがサイズの異なるページを含むか否かを示す混載有無データを受信し、前記混載有無データが混載の無いことを示している場合、前記印刷制御手段は、前記サイズの組み合わせの検出を待たずに、印刷処理を開始することを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記受信手段は、印刷後の用紙に対して施される後処理に関する情報を示す後処理データを受信し、前記後処理データが後処理の指定が無いことを示している場合、前記印刷制御手段は、前記サイズの組み合わせの検出を待たずに、印刷処理を開始することを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(4)プリントデータ送信装置と画像形成装置とを有する画像処理システムであって、前記プリントデータ送信装置は、複数ページからなるプリントデータ、および当該プリントデータがサイズの異なるページを含むか否かを示す混載有無データを送信する送信手段を有し、前記画像形成装置は、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙手段と、前記プリントデータ、および前記混載有無データを受信する受信手段と、前記混載有無データが混載の有ることを示している場合、受信したプリントデータのページのサイズを順次検出するサイズ検出手段と、順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較するサイズ比較手段と、比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出するサイズ組み合わせ検出手段と、前記サイズの組み合わせが検出された時点で、使用すべき給紙手段を選択して印刷処理を開始する印刷制御手段とを有していることを特徴とする画像処理システム。
(5)複数ページからなるプリントデータを受信する受信ステップと、受信したプリントデータのページのサイズを順次検出するサイズ検出ステップと、順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較するサイズ比較ステップと、比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出するサイズ組み合わせ検出ステップと、前記サイズの組み合わせが検出された時点で、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙手段の中で使用すべき給紙手段を選択して、印刷処理を開始する印刷制御ステップと、を有することを特徴とする画像形成方法。
(6)複数ページからなるプリントデータを受信する受信手順と、受信したプリントデータのページのサイズを順次検出するサイズ検出手順と、順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較するサイズ比較手順と、比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出するサイズ組み合わせ検出手順と、前記サイズの組み合わせが検出された時点で、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙手段の中で使用すべき給紙手段を選択して、印刷処理を開始する印刷制御手順と、をコンピュータに実行させるための画像形成プログラム。
(7)上記(6)に記載の画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、プリントデータの送信側においてプリントデータに含まれるページのサイズの組み合わせを予め指示しなくても、順次受信されるページのサイズの混載パターンがわかった時点で早期に印刷を開始することができる。
この結果、印刷出力するまでの時間を短縮でき、しかもユーザにわずらわしい操作を要求することなく、プリントデータが混載データである場合には印刷後に排出される用紙の一辺の長さを揃えることが可能となる。
また、プリントデータがサイズの異なるページを含むか否かを示す混載有無データを受信して、混載の無いことが示されている場合には、サイズの組み合わせの検出を待たずに印刷処理を開始することができ、さらに迅速な印刷出力が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像処理システムの全体構成を示すブロック図である。
本実施形態にかかる画像処理システムは、プリントデータ送信装置としてのPC1と、画像形成装置としてのMFP(Multi−Function Peripheral)2とを備え、これらはネットワーク3を介して相互に通信可能に接続されている。なお、ネットワーク3に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。また、PC1とMFP2とは、ネットワーク3を介することなく直接機器間で接続(ローカル接続)されていてもよい。
図2は、図1に示されるPCの構成を示すブロック図である。PC1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、ディスプレイ15、入力装置16、およびネットワークインタフェース17を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ROM12は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ハードディスク14は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する。このハードディスク14には、文書を作成・編集するためのアプリケーションと、アプリケーションから指示された文書ファイルをMFP2が解釈可能な言語(たとえばPostScript(登録商標)などのページ記述言語)で記述されたプリントデータに変換するためのプリンタドライバとがインストールされている。
ディスプレイ15は、各種の情報を表示する。入力装置16は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードであり、各種の入力を行うために使用される。ネットワークインタフェース17は、ネットワーク3を介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格が用いられる。
図3は、図1に示されるMFPの構成を示すブロック図である。MFP2は、CPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク24、操作パネル部25、画像読取部26、印刷部27、およびネットワークインタフェース28を含み、これらは信号を遣り取りするためのバス29を介して相互に接続されている。なお、MFP2の上記各部のうち、PC1の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。
MFP2は、たとえばPC1からの指示により印刷を行うプリント機能、原稿を複写するコピー機能、および原稿を走査して読み取った画像データを送信するスキャン機能を備えている。
操作パネル部25は、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。画像読取部26は、原稿を読み取ることによって画像データを得る。画像読取部26は、原稿に光源で光を当ててその反射光を光電変換するためのCCD等の受光素子を有している。
印刷部27は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて各種データを用紙などの記録材上に印刷する。
この印刷部27は、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙トレイを備えている。図4は、複数の給紙トレイ271a〜271dを説明の便宜上平面的に並置して示す図である。図4における右方向が給紙方向を示す。給紙トレイ271aには、A4サイズの用紙が、長辺を先頭にして給紙されるように、すなわち給紙方向がLEF(Long Edge Feed)となるようにセットされている。また、給紙トレイ271bには、A3サイズの用紙が、短辺を先頭にして給紙されるように、すなわち給紙方向がSEF(Short Edge Feed)となるようにセットされている。また、給紙トレイ271cには、A4サイズの用紙が給紙方向がSEFとなるようにセットされている。また、給紙トレイ271dには、A5サイズの用紙が給紙方向がLEFとなるようにセットされている。
印刷部27はさらに、印刷後の用紙に対して後処理を施すフィニッシング部(不図示)を備えている。後処理には、たとえば用紙束をステープル止めするステープル処理や、用紙の端部にファイリング用の穴をあけるパンチ処理が含まれる。
なお、PC1、およびMFP2は、それぞれ、上記した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
ネットワーク3は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続したLANや、LAN同士を専用線で接続したWAN等からなる。
次に、本実施形態における画像処理システムの動作の概要を説明する。
図5は、PC1におけるプリントデータの送信処理の手順を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、PC1のハードディスク14などの記憶部にプログラムとして記憶されており、CPU11によって実行される。
まず、印刷条件の設定が行われる(S101)。具体的には、PC1で実行中のアプリケーションによって表示される印刷ダイアログボックス(不図示)のプロパティボタンをユーザが操作することによって、たとえば図6に示すようなプリンタドライバのプロパティ画面5が開かれる。このプロパティ画面5において、ユーザの操作に基づいて、両面印刷の指定、印刷部数などの各種の印刷条件が設定され得る。かかる設定に基づいて印刷条件のデータが作成される。
ここで、プロパティ画面5には、プリントデータがサイズの異なるページを含む混載データであるか否かをユーザが指定するためのチェックボックス51が設けられている。プリントデータが混載データである場合、ユーザの操作により、チェックボックス51にチェックが入れられる(チェックON)。一方、プリントデータが混載データでない場合、チェックボックス51に対するユーザの操作は行われない(チェックOFF)。ここで、チェックボックス51へのチェックの有無に応じて、プリントデータがサイズの異なるページを含むか否かを示す混載有無データが作成され得る。このように、ユーザは、プリントデータが混載データであるか否かを指定するだけの簡単な操作で済み、具体的なサイズを確認する必要はない。
また、プロパティ画面5において、印刷後の用紙に対して施されるステープル処理やパンチ処理等の後処理の指定が可能である。後処理の指定の内容に応じて、後処理に関する情報を示す後処理データが作成され得る。
そして、OKボタン52が押されると、プロパティ画面5における各種の入力に基づく印刷条件のデータが作成されて、RAM13などの記憶部に保存される。
続いて、ユーザの操作に基づく印刷指示が有ったか否かが判断される(S102)。印刷指示が無い場合(S102でNO)、ステップS101に戻り、印刷条件の追加や変更が可能である。
印刷指示が有った場合(S102でYES)、操作中のファイルがプリントデータに変換された後、当該プリントデータと印刷条件のデータとが、たとえばMFP2に送信される(S103)。
図7は、MFP2におけるプリントデータの受信処理の手順を示すフローチャートである。なお、図7のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、MFP2のハードディスク24などの記憶部にプログラムとして記憶されており、CPU21によって実行される。
まず、MFP2は、たとえばPC1から、プリントデータと印刷条件のデータとを受信する(S201)。
続いて、MFP2は、受信した印刷条件のデータに含まれる混載有無データに基づいて、プリントデータ中にサイズの異なるページの混載が有るか否かが判断される(S202)。サイズの異なるページの混載が無いと判断された場合(S202でNO)、ステップS208に進む。
サイズの異なるページの混載が有ると判断された場合には(S202でNO)、受信した印刷条件のデータに含まれる後処理データに基づいて、後処理の指定が有るか否かが判断される(S203)。後処理の指定が無いと判断された場合(S203でNO)、ステップS208に進む。
一方、後処理の指定が有ると判断された場合には(S203でYES)、ステップS204に進む。
ステップS204では、複数ページからなるプリントデータの各ページのサイズが順次検出される(S204)。ここで、ページのサイズの検出は、プリントデータの1ページ分を受信するごとに行われる。
続いて、検出したページのサイズが、前ページのサイズと異なるか否かが判断される(S205)。すなわち、順次検出されたプリントデータのページのサイズが順次比較される。前ページとサイズが同じであると判断された場合(S205でNO)、プリントデータの全ページについてのサイズの比較が終了していないときには(S206でNO)、ステップS204に戻る。なお、プリントデータの全ページについてのサイズの比較が終了したときには(S206でYES)、ステップS208に進む。
一方、前ページとサイズが異なると判断された場合(S205でYES)、ページのサイズの組み合わせが検出される(S207)。つまり、ページのサイズを順次比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせが検出される。さらに、ステップS207では、検出したサイズの組み合わせに応じて、用紙の給紙方向が決定される。これにより、印刷後に排出される用紙の一辺の長さを揃えることができる。
図8は、サイズの組み合わせと用紙の給紙方向との対応テーブルを示す図である。具体的には、検出したサイズの組み合わせがA4サイズおよびA3サイズである場合、A4サイズの用紙の給紙方向はLEF、A3サイズの用紙の給紙方向はSEFに決定される。また、検出したサイズの組み合わせがA4サイズおよびA5サイズである場合、A4サイズの用紙の給紙方向はSEF、A5サイズの用紙の給紙方向はLEFに決定される。また、検出したサイズの組み合わせがレターサイズおよびリーガルサイズである場合、レターサイズおよびリーガルサイズの両用紙とも給紙方向はSEFに決定される。また、検出したサイズの組み合わせがレターサイズおよびタブロイドサイズである場合、レターサイズの用紙の給紙方向はLEF、タブロイドサイズの用紙の給紙方向はSEFに決定される。
ステップS208では、使用すべき給紙トレイが選択される。ここで、プリントデータが混載データである場合には、ステップS207におけるサイズの組み合わせが検出された時点で、サイズの組み合わせに応じて決定された用紙の給紙方向に基づいて、使用すべき給紙トレイが選択される。たとえば、サイズの組み合わせがA4サイズおよびA3サイズである場合、給紙トレイ271aおよび271bが選択される(図4参照)。
続いて、選択された給紙トレイから送られる用紙に対して、プリントデータの各ページが順次印刷される(S209)。また、後処理の指定が有る場合には、印刷後の用紙に対して、ステープル処理やパンチ処理等の後処理が施される。
次に、より具体的に、たとえば1〜5枚目までのページがA4サイズ、6枚目までのページがA3サイズ、7〜10枚目までのページが再びA4サイズである、10ページからなるプリントデータの印刷処理について説明する。この場合、プリントデータが混載データであるため、サイズの混載パターン(サイズの組み合わせ)が解析される。1枚目〜5枚目までのページはすべてA4サイズなので5枚目までのページが受信された時点では混載パターンの種類を判別できないが、6枚目のページとしてA3サイズのページが受信されることにより、(A4サイズ+A3サイズ)の混載パターンであることが確定する。これにより、A4サイズの用紙はLEF方向に給紙され、A3サイズの用紙はSEF方向に給紙されれば、印刷後に排出される用紙の一辺の長さを揃えられることがわかる。ここで、6枚目までのページで混載パターンの種類が確定するため、6枚目のページを受信した際に、1枚目のページから印刷処理が実行される。これ以降、A4サイズの場合はLEF方向、A3サイズの場合はSEF方向に給紙が続けられて、全10ページの印刷処理が行われる。
このように本実施形態のMFP2は、受信したプリントデータのページのサイズを順次検出し、順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較して、比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出する。そして、MFP2は、サイズの組み合わせが検出された時点で、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙トレイの中で使用すべき給紙トレイ271a〜271dを選択して、印刷処理を開始する。
したがって、プリントデータの送信側においてプリントデータに含まれるページのサイズの組み合わせを予め指示しなくても、順次受信されるページのサイズの混載パターンがわかった時点で早期に印刷を開始することができる。
この結果、印刷出力するまでの時間を短縮でき、しかもユーザにわずらわしい操作を要求することなく、プリントデータが混載データである場合には印刷後に排出される用紙の一辺の長さを揃えることが可能となる。
また、MFP2が混載有無データをプリントデータとともに受信することにより、混載の無いことが示されている場合には、サイズの組み合わせの検出を待たずに印刷処理を開始することができ、さらに迅速な印刷出力が可能となる。
また、MFP2が後処理データをプリントデータとともに受信することにより、後処理の指定が無いことが示されている場合には、サイズの組み合わせの検出を待たずに印刷処理を開始することができ、さらに迅速な印刷出力が可能となる。このように、後処理が行われない場合には、印刷後に排出される用紙の一辺の長さを必ずしも揃える必要はないものとして処理される。
本発明は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上記実施形態において、画像形成装置としてMFPが使用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば複写機、およびプリンタなどの他の画像形成装置が使用されてもよい。
また、上記実施形態では、プリントデータ送信装置としてPCが使用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば携帯端末などの他のプリントデータ送信装置が使用されてもよい。
本実施形態にかかる画像処理システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
1 PC、
11,21 CPU、
12,22 ROM、
13,23 RAM、
14,24 ハードディスク、
15 ディスプレイ、
16 入力装置、
17,28 ネットワークインタフェース、
18,29 バス、
25 操作パネル部、
26 画像読取部、
27 印刷部、
271a〜271d 給紙トレイ、
3 ネットワーク、
5 プロパティ画面、
51 チェックボックス。
11,21 CPU、
12,22 ROM、
13,23 RAM、
14,24 ハードディスク、
15 ディスプレイ、
16 入力装置、
17,28 ネットワークインタフェース、
18,29 バス、
25 操作パネル部、
26 画像読取部、
27 印刷部、
271a〜271d 給紙トレイ、
3 ネットワーク、
5 プロパティ画面、
51 チェックボックス。
Claims (7)
- 異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙手段と、
複数ページからなるプリントデータを受信する受信手段と、
受信したプリントデータのページのサイズを順次検出するサイズ検出手段と、
順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較するサイズ比較手段と、
比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出するサイズ組み合わせ検出手段と、
前記サイズの組み合わせが検出された時点で、使用すべき給紙手段を選択して印刷処理を開始する印刷制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記受信手段は、プリントデータがサイズの異なるページを含むか否かを示す混載有無データを受信し、
前記混載有無データが混載の無いことを示している場合、前記印刷制御手段は、前記サイズの組み合わせの検出を待たずに、印刷処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記受信手段は、印刷後の用紙に対して施される後処理に関する情報を示す後処理データを受信し、
前記後処理データが後処理の指定が無いことを示している場合、前記印刷制御手段は、前記サイズの組み合わせの検出を待たずに、印刷処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - プリントデータ送信装置と画像形成装置とを有する画像処理システムであって、
前記プリントデータ送信装置は、
複数ページからなるプリントデータ、および当該プリントデータがサイズの異なるページを含むか否かを示す混載有無データを送信する送信手段を有し、
前記画像形成装置は、
異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙手段と、
前記プリントデータ、および前記混載有無データを受信する受信手段と、
前記混載有無データが混載の有ることを示している場合、受信したプリントデータのページのサイズを順次検出するサイズ検出手段と、
順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較するサイズ比較手段と、
比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出するサイズ組み合わせ検出手段と、
前記サイズの組み合わせが検出された時点で、使用すべき給紙手段を選択して印刷処理を開始する印刷制御手段とを有していることを特徴とする画像処理システム。 - 複数ページからなるプリントデータを受信する受信ステップと、
受信したプリントデータのページのサイズを順次検出するサイズ検出ステップと、
順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較するサイズ比較ステップと、
比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出するサイズ組み合わせ検出ステップと、
前記サイズの組み合わせが検出された時点で、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙手段の中で使用すべき給紙手段を選択して、印刷処理を開始する印刷制御ステップと、
を有することを特徴とする画像形成方法。 - 複数ページからなるプリントデータを受信する受信手順と、
受信したプリントデータのページのサイズを順次検出するサイズ検出手順と、
順次検出されたプリントデータのページのサイズを順次比較するサイズ比較手順と、
比較した結果においてサイズが異なったときのサイズの組み合わせを検出するサイズ組み合わせ検出手順と、
前記サイズの組み合わせが検出された時点で、異なるサイズあるいは異なる向きの用紙を収納し得る複数の給紙手段の中で使用すべき給紙手段を選択して、印刷処理を開始する印刷制御手順と、
をコンピュータに実行させるための画像形成プログラム。 - 請求項6に記載の画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014070111A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Nippon Zeon Co Ltd | 絶縁体、絶縁膜、積層体および積層体の製造方法 |
-
2004
- 2004-07-13 JP JP2004205554A patent/JP2006026956A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014070111A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Nippon Zeon Co Ltd | 絶縁体、絶縁膜、積層体および積層体の製造方法 |
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