JP2006024007A - 承認支援装置、および承認支援プログラム - Google Patents

承認支援装置、および承認支援プログラム Download PDF

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明 冷水
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Abstract

【課題】ワークフローシステムにおいて、申請文書を承認する承認者の負荷を考慮する。
【解決手段】前記案件を回付する順序を示す承認ステップと、前記承認ステップにおいて前記案件を承認する一人の承認者または複数の承認者候補とを対応付けて記憶する承認フローパターンデータ11と、前記承認者からの指示に従って承認された前記案件を記憶する承認処理データ12と、前記依頼者に前記複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、前記承認フローパターンデータ11および前記承認処理データ12を読み出すとともに、所定時間内に前記承認者候補によって処理された件数と、前記承認者候補による承認待ちの件数とに基づいて、前記承認者候補の負荷データに記憶する負荷算出手段22とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークフローシステムにおいて、申請文書を承認する承認者の負荷を考慮する承認支援装置および承認支援プログラムに関する。
近年の情報機器の発達に伴い、会社などの組織においても情報機器を用いた業務支援システムが普及している。組織における業務支援システムの一つとして、出張申請や休暇申請などの社内業務において、依頼者によって作成された電子的な申請文書を、承認者に回付し承認させるワークフローシステムが挙げられる。一般的にこの様なワークフローシステムにおいては、案件を申請し承認を依頼する依頼者は所属部署や申請する書類などに応じて予め定められた承認パターンに従って、承認者を選択する場合がある。
一般的なワークフローシステムとして、決済業務の処理を速やかに進めることができる決済支援システムがある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1においては、作業内容によって予め定められたルートに従ったメッセージの配信、メッセージの配信過程の管理を行う。
しかし、特許文献1に示すような従来のワークフローシステムにおいては、承認者が多忙であったり長期出張する場合など、回付されるべき書類が承認待ちのまま停滞してしまい、承認作業が後回しになり承認フローが滞ってしまう問題があった。この様な事態を避けるためには、依頼者が承認者のスケジュール帳などを調べて承認者の状況を推測し、多忙な承認者には承認依頼を出す必要があった。
これを解決するために、決済業務を円滑に処理し、審査を促進するようにしたワークフロー管理システムがある(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2においては、未処理のまま処理が滞っている承認者がいた場合、次の承認者が先行して承認処理することを許可している。
特開2004−30205号公報 特開2003−178169号公報
しかし、上述した特許文献2に記載の方法においては、次の承認者が先行して承認処理することを許可しているので、承認順序が重視されるワークフローにおいては、好適ではない問題がある。また単純に滞っている案件数に基づいて次の承認者に先行させるか否かを決定させているため、依頼者に予め適切な承認者を選択させることができなかった。
この様に状況を鑑み、依頼者に予め負荷の少ない承認者を選択させ、書類の回付をスムーズに行わせるシステムへの需要が期待される。
従って本発明の目的は、ワークフローシステムにおいて、申請文書を承認する承認者の負荷を考慮する承認支援装置および承認支援プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、依頼者から申請された案件を通信ネットワークを介して回付して承認者に承認させるワークフローシステムにおいて用いられ、承認者の負荷を考慮する承認支援装置に関する。即ち本発明の第1の特徴に係る承認支援装置は、案件を回付する順序を示す承認ステップと、承認ステップにおいて案件を承認する一人の承認者または複数の承認者候補とを対応付けて、承認フローパターンデータとして記憶装置に記憶する承認フローパターンデータ記憶手段と、承認者からの指示に従って承認された案件を、承認処理データとして記憶装置に記憶する承認処理データ記憶手段と、依頼者に複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、記憶装置から承認フローパターンデータおよび承認処理データを読み出すとともに、所定時間内に承認者候補によって処理された件数と、承認者候補による承認待ちの件数とに基づいて、承認者候補の負荷データを算出する負荷算出手段とを備える。
この様な本発明の第1の特徴に係る承認支援装置によれば、依頼者は承認者の負荷を考慮して承認者を決定することができるので、ワークフローシステムにおいて、速やかに案件を回付させることができる。
ここで、処理された件数および承認待ちの件数について、指標化された評価値をそれぞれ対応付けて負荷レベルデータとして記憶装置に記憶する負荷レベルデータ記憶手段を更に備え、負荷算出手段は、依頼者に複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、記憶装置から負荷レベルデータを更に読み出すとともに、承認者候補によって処理された件数に対応する評価値と、承認者候補による承認待ちの件数に対応する評価値とを総計して承認者候補の負荷レベルを算出し、承認者候補毎に負荷レベルを対応付けて負荷データを算出することが好ましい。
これによれば、処理された件数および承認待ちの件数に従って承認者の負荷を算出し指標化された負荷レベルによって、依頼者は承認者の負荷を把握することができる。
ここで、負荷算出手段は更に、記憶装置から承認者候補のスケジュールを読み出すとともに、承認者候補のスケジュールを考慮して承認者候補の負荷データを算出するのが好ましい。
これによれば、依頼者は別途承認者候補のスケジュールを確認することなく承認者候補の負荷を把握することができる。
ここで、負荷レベルデータ記憶手段は更に、案件の種別毎の重要度と、指標化された評価値と対応付けて負荷レベルデータとして記憶装置に記憶し、負荷算出手段は更に、記憶装置から負荷レベルデータを読み出すとともに、承認待ちの案件毎に案件の重要度を考慮した評価値に基づいて、承認者候補の負荷レベルを算出するのが好ましい。
これによれば、承認者候補の承認者待ちとなっている案件の重要度を考慮して、依頼者は承認者候補の負荷を把握することができる。
ここで、記憶装置から断続的に負荷データを読み出して、承認者または承認者候補の負荷レベルが所定の閾値より下がった場合、承認者または承認者候補に承認依頼を送信する承認依頼送信手段を更に備えるのが好ましい。
これによれば、依頼者が承認者候補から一人の承認者を決定しなくても、複数の承認者候補の負荷を断続的に算出し、負荷が下がった承認者候補に承認を依頼することができるので、承認者候補の負荷を考慮して速やかに書類を回付することができる。
本発明の第2の特徴は、依頼者から申請された案件を通信ネットワークを介して回付して承認者に承認させるワークフローシステムにおいて用いられ、承認者の負荷を考慮する承認支援プログラムに関する。即ち本発明の第2の特徴に係る承認支援プログラムは、案件を回付する順序を示す承認ステップと、承認ステップにおいて案件を承認する一人の承認者または複数の承認者候補とを対応付けて、承認フローパターンデータとして記憶装置に記憶する機能と、承認者からの指示に従って承認された案件を、承認処理データとして記憶装置に記憶する機能と、依頼者に複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、記憶装置から承認フローパターンデータおよび承認処理データを読み出すとともに、所定時間内に承認者候補によって処理された件数と、承認者候補による承認待ちの件数とに基づいて、承認者候補の負荷データを算出する機能とコンピュータに実行させる。
ここで、処理された件数および承認待ちの件数について、指標化された評価値をそれぞれ対応付けて負荷レベルデータを算出する機能を更に備え、承認者候補の負荷データを算出する機能は、依頼者に複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、記憶装置から負荷レベルデータを更に読み出すとともに、承認者候補によって処理された件数に対応する評価値と、承認者候補による承認待ちの件数に対応する評価値とを総計して承認者候補の負荷レベルを算出し、承認者候補毎に負荷レベルを対応付けて負荷データを算出することが好ましい。
更に、承認者候補の負荷データを算出する機能は更に、記憶装置から承認者候補のスケジュールを読み出すとともに、承認者候補のスケジュールを考慮して承認者候補の負荷データを算出することが好ましい。
更に、負荷レベルデータは更に、案件の種別毎の重要度と、指標化された評価値とが対応付けて記憶され、承認者候補の負荷データを算出する機能は更に、記憶装置から負荷レベルデータを読み出すとともに、承認待ちの案件毎に案件の重要度を考慮した評価値に基づいて、承認者候補の負荷レベルを算出することが好ましい。
更に、記憶装置から断続的に負荷データを読み出して、承認者または承認者候補の負荷レベルが所定の閾値より下がった場合、承認者または承認者候補に承認依頼を送信する機能を更に備えることが好ましい。
本発明によれば、ワークフローシステムにおいて、申請文書を承認する承認者の負荷を考慮する承認支援装置および承認支援プログラムを提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(最良の実施の形態)
本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1は、依頼者から申請された案件を通信ネットワークを介して回付して承認者に承認させるワークフローシステムにおいて用いられ、承認者の負荷を考慮する装置である。ここで、ワークフローシステムは、社内業務における各種申請および承認という一連の作業を電子化し、依頼者によって入力された申請文書を承認者に電子的に回覧するものである。図1に示すように本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1は、承認フローパターンデータ11、承認処理データ12、負荷レベルデータ13、負荷データ14、ワークフロー制御手段21および負荷算出手段22を備えている。
図2に示すように、本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1は、中央処理制御装置101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103および入出力インタフェース109が、バス110を介して接続されている。入出力インタフェース109には、入力装置104、表示装置105、通信制御装置106、記憶装置107およびリムーバブルディスク108が接続されている。
中央処理制御装置101は、入力装置104からの入力信号に基づいてROM102から承認支援装置1を起動するためのブートプログラムを読み出して実行し、更に記憶装置107に記憶されたオペレーティングシステムを読み出す。更に中央処理制御装置101は、入力装置104や通信制御装置106などの入力信号に基づいて、各種装置の制御を行ったり、RAM103や記憶装置107などに記憶されたプログラムおよびデータを読み出してRAM103にロードするとともに、RAM103から読み出されたプログラムのコマンドに基づいて、データの計算または加工など、後述する一連の処理を実現する処理装置である。
入力装置104は、操作者が各種の操作を入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスにより構成されており、操作者の操作に基づいて入力信号を作成し、入出力インタフェース109およびバス110を介して中央処理制御装置101に送信される。表示装置105は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどであり、中央処理制御装置101からバス110および入出力インタフェース109を介して表示装置105において表示させる出力信号を受信し、例えば中央処理制御装置101の処理結果などを表示する装置である。通信制御装置106は、LANカードやモデムなどの装置であり、承認支援装置1をインターネットやLANなどの通信ネットワークに接続する装置である。通信制御装置106を介して通信ネットワークと送受信したデータは入力信号または出力信号として、入出力インタフェースおよびバス110を介して中央処理制御装置101に送受信される。
記憶装置107は半導体記憶装置や磁気ディスク装置であって、中央処理制御装置101で実行されるプログラムやデータが記憶されている。リムーバブルディスク108は、光ディスクやフレキシブルディスクのことであり、ディスクドライブによって読み書きされた信号は、入出力インタフェース109およびバス110を介して中央処理制御装置101に送受信される。
本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1の記憶装置107には、承認支援プログラムが記憶されるとともに、承認フローパターンデータ11、承認処理データ12、負荷レベルデータ13および負荷データ14が記憶される。また、承認支援プログラムが承認支援装置1の中央処理制御装置101に読み込まれ実行されることによって、ワークフロー制御手段21および負荷算出手段22が承認支援装置1に実装される。
ワークフロー制御手段21は、依頼者から申請された案件を通信ネットワークを介して回付して承認者に承認させるワークフローシステムを制御する手段である。具体的には、例えば、依頼者による外部からの指示に基づいて、回付する案件に応じた承認フローパターンを承認フローパターンデータ11から選択し、選択された承認フローパターンに従って案件を回付する。更に、承認者による外部からの指示に基づいて、案件が承認されると、案件を識別する案件識別子、承認者の識別子、承認された日時などを関連づけて承認処理データ12を作成し、記憶装置107に記憶する。本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1は、ワークフロー制御手段21を備える様に記載しているが、ワークフロー制御手段21は、承認支援装置1とは異なるハードウェア上に構成されるワークフローシステムとのインタフェースであっても良い。
ここで、承認フローパターンデータ11は、案件を回付する順序を示す承認ステップと、承認ステップにおいて案件を承認する一人の承認者または複数の承認者候補とが対応付けられて記憶装置107に記憶されたデータである。承認フローパターンデータ11は、例えば図3に示すようなデータ構造とデータの一例を備える。承認フローパターンデータ11は、承認フローパターンを識別するパターン種別に、案件を承認する一人目の承認者、二人目の承認者、3人目の承認者…など、承認ステップ毎に案件を回付する承認者が指定されて記憶されている。また、パターン種別「PT0001」の二人目の承認者として、「承認者B、承認者C」と指定されている。この様に、複数の承認者が承認者候補としてが指定されている場合、そのいずれかによって承認されれば良いことを示す。この様に複数の承認者候補が指定されている場合、後述するロジックによって算出されたそれぞれの承認者候補の負荷を考慮して、案件の依頼者によって外部から承認を依頼する承認者が入力され、各承認ステップ毎に案件を承認する唯一の承認者が指定された承認フローが出力される。ここで、参照される承認フローパターンデータ11は、ワークフローシステムにおいて予め記憶されていても良いし、承認を依頼する案件が発生する度に依頼者によって設定されても良い。
また、承認処理データ12は、承認者からの指示に従って承認された案件が記憶装置107に記憶されたデータである。更に、案件の種別、案件の詳細な内容、承認者が承認の依頼を受けた日時の情報なども承認処理データ12として記憶されても良い。承認処理データ12は、例えば図4に示すようなデータ構造とデータの一例を備える。承認処理データ12は、図4に示すように、回付される案件を識別する案件番号と、この案件に適用される承認フローパターンのパターン種別と、承認フローパターンの承認ステップと、その承認ステップで承認する承認者の識別子が関連づけられて記憶されている。更に、図4に示した例においては、承認者によって承認されると、処理時刻項目として承認された時刻が記憶される。一方、承認者に書類は回付されているが処理が滞っている場合、処理時刻欄にはnull値が設定されている。
本発明の最良の実施の形態においては、承認フローパターンデータ11として承認フローパターン毎の承認者候補のデータが記憶され、承認処理データ12として、承認ステップ毎に依頼者によって指定された承認者が対応付けられ、承認フローパターンに基づいて案件が回付される順序が記憶されている。更に、承認ステップ毎に処理時刻欄が設けられ、承認者によって承認されると処理時刻欄に時刻が入力されることにより、所定の案件について、承認されたステップと、承認されていないステップとを把握することができる。図3および図4に示した承認フローパターンデータ11および承認処理データ12のデータ構造およびデータは単なる一例に過ぎず、所定時間内に承認者候補によって処理された件数と、承認者候補による承認待ちの件数とが把握されれば、どのような形態を備えても良い。
負荷算出手段22は、依頼者に複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、記憶装置107から承認フローパターンデータ11および承認処理データ12を読み出すとともに、所定時間内に承認者候補によって処理された件数と、承認者候補による承認待ちの件数とを、承認者候補の負荷データを算出して記憶装置107に記憶する。具体的には、負荷算出手段22は、依頼者に複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、記憶装置107から負荷レベルデータ13を更に読み出すとともに、承認者候補によって処理された件数に対応する評価値と、承認者候補による承認待ちの件数に対応する評価値とを総計して承認者候補の負荷レベルを算出し、承認者候補毎に負荷レベルを対応付けて負荷データ14として記憶装置107に記憶する。
本発明の最良の実施の形態に係る負荷算出手段22は、依頼者に承認者を選択させるイベントが発生させる度に実行されても良いし、承認フローパターンに拘わらず承認者となりうる全ての承認者候補について、例えば定期的に負荷レベルを算出し、負荷データ14を記憶しても良い。
ここで、負荷レベルデータ13は、処理された件数および承認待ちの件数について、指標化された評価値をそれぞれ対応付けて記憶装置107に記憶されたデータである。更に、負荷レベルデータは、評価値を総計したデータと指標化された負荷レベルとを対応付けて記憶装置107に記憶されても良い。負荷レベルデータ13は、例えば図5に示すようなデータ構造とデータの一例を備える。図5(a)は、承認待ちの未処理案件の件数と処理された処理済案件の件数のそれぞれについて、指標化された評価値が対応付けられた評価値レベル13aのデータの一例が示されている。具体的には、未処理案件が0〜10件の場合、未処理案件が少なく評価者の負荷が少ないと推測されることから、高い評価値である「3」が対応付けられている。一方、処理済案件が「10件以上」の場合、処理済案件が多く評価者が承認に時間を割り当てることが可能であり、承認者の負荷が少ないと推測されることから、高い評価値である「3」が対応付けられている。
また、図5(b)は、評価値を総計したデータと指標化された負荷レベルが対応付けられた負荷レベル13bのデータの一例が示されている。具体的には、未処理案件と処理済案件に基づいて抽出された評価値の合計が4〜6である場合、承認者の負荷が少なく、この承認者に承認を依頼すると速やかに承認される可能性が高いと推測されることから低い負荷レベルである「A」が対応付けられている。一方、評価値の合計が「0〜2」である場合、承認者の負荷が高く、この承認者に承認を依頼すると案件が滞ってしまう可能性が高いと推測されることから高い負荷レベルである「C」が対応付けられている。
この様な図5に示した様な負荷レベルデータ13によって、負荷算出手段22は、承認者の未処理案件数と処理済案件数に基づいて、承認者の負荷レベルを算出し、当該承認者の負荷データとして出力することができる。
次に、図6を参照して、本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1の負荷算出手段22の処理を説明する。
まず、ステップS101において、負荷算出手段22は、ワークフロー制御手段21によって発生される承認者選択イベントを待機する。具体的には、ワークフロー制御手段21によって図7に示すような案件申請画面P101が提示され、依頼者によって、この案件を承認する承認者を選択する承認者選択ボタンB101がクリックされると、図8に示すような承認者を決定する承認者決定画面P102が提示される。承認フローパターンデータ11において一つの承認ステップに承認者が一人のみ記憶されている場合、その承認ステップにおける承認者は一意に決定されるので、予め承認者決定画面P102にその承認者の識別子が提示される。一方、承認フローパターンデータ11において一つの承認ステップに複数の承認者候補が記憶されている場合、依頼者に選択ボタンB102をクリックさせ、複数の承認者候補を提示するとともに、提示された複数の承認者候補から当該承認ステップにおける承認者を依頼者に選択させる図9に示すような承認者選択画面P103を提示する。このとき、ワークフロー制御手段21によって、承認者選択画面P103を提示する承認者選択イベントが負荷算出手段22に通知される。
ステップS101において承認者選択イベントが発生すると、ステップS102において負荷算出手段22は、記憶装置107から承認フローパターンデータ11を読み出し、ステップS103において、案件の承認フローパターンおよび承認ステップに対応付けられた承認者候補を抽出する。更に、ステップS104ないしステップS109において、抽出された全ての承認者候補について負荷レベルが算出される。
具体的には、ステップS104において負荷算出手段22は、記憶装置107から承認処理データ12を読み出し、ステップS105において、当該承認者候補が承認者として所定時間内に承認した処理済案件数を算出する。例えば、図4に示すような承認処理データ12の場合、負荷算出手段22は、「承認者」項目が当該承認者候補で、かつ「処理時刻」が現在時刻から所定時間内のレコードを抽出し、そのレコード数を処理済案件数として出力する。次に、ステップS106において、記憶装置107から負荷レベルデータ13を読み出すとともに、ステップS105で算出された当該承認者候補が承認した処理済案件数に基づいて評価値を算出する。ステップS104およびステップS105においては、当該承認者候補が所定時間内に承認した処理済案件数を算出できる任意のロジックで実行されれば良く、その具体的手段は、ワークフローシステムの仕様などに依存する。
更に、ステップS107において負荷算出手段22は、当該承認者候補の承認待ちとなっている未処理案件数を算出する。例えば、図4に示すような承認処理データ12の場合、負荷算出手段22は、「承認者」項目が当該承認者候補で、かつ「処理時刻」にnullが設定されているレコードを抽出する。更に負荷算出手段22は、承認フローパターンデータ11に基づいて、抽出されたレコード案件の当該承認者候補が最初の承認ステップの承認者であるか、当該案件の当該承認者候補の直前の承認者の処理時刻に数値が設定されているレコードを抽出し、そのレコード数を未処理案件数として出力する。次に、ステップS108において、記憶装置107から負荷レベルデータ13を読み出すとともに、ステップS107で算出された当該承認者候補の承認待ちとなっている未処理案件数に基づいて評価値を算出する。ステップS107およびステップS108においては、当該承認者候補の承認待ちとなっている未処理案件数を算出できる任意のロジックで実行されれば良く、その具体的手段は、ワークフローシステムの仕様などに依存する。
次に、ステップS109において負荷算出手段22は、ステップS106において算出された処理済案件数に基づく評価値と、ステップS108において算出された未処理案件数に基づく評価値とを総計し、当該承認者候補毎の評価値を算出する。
全ての承認者候補毎の評価値が算出されると、ステップS110において負荷算出手段22は、記憶装置107から負荷レベルデータ13を読み出すとともに、ステップS109において総計された評価値に基づいて当該承認者候補の負荷レベルを算出して、負荷データ14を作成し記憶装置107に記憶する。
この様に負荷算出手段22は、ステップS103において抽出された全ての承認者候補について、ステップS104ないしステップS109の処理を繰り返すことにより、ステップS110において負荷算出手段22は、承認者候補毎の負荷レベルを対応付けた負荷データ14を出力することができる。
図6に示す処理に従って、図8の承認者決定画面P102において所定の承認ステップにおける承認者候補毎の負荷レベルが算出されると、図9に示すように、承認者選択画面P103において、各承認者候補毎にその負荷レベルが提示される。ここでは、負荷レベルの低い承認者候補には明るい表情のアイコンを表示し、負荷レベルの高い承認者候補には暗い表情のアイコンを表示している。これにより、依頼者は、承認依頼を出したときに案件の回付が滞らず速やかに承認してくれる可能性の高い承認者を選択し、案件の承認を依頼することができる。また、図9では負荷レベルをアイコンで表示したが、グラフ、数字、文言などで表示しても良い。
この様に、本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1によれば、所定の承認ステップに複数の承認者候補が挙げられ、依頼者によっていずれの承認者候補に承認を依頼するかが決定される場合、それぞれの承認者候補の処理済件数および未処理件数に基づいて承認者候補それぞれの忙しさに基づく負荷が算出され表示される。従って、依頼者により負荷の少ない承認者を容易に選択しやすくなるので、案件の回付が滞ることなく速やかに承認を受けることができる。
また、本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1においては、承認者候補が複数いた場合に、それぞれの承認者候補の負荷を算出する場合について説明したが、承認者候補が一人の場合、即ち承認者が固定で設定されている場合にもその承認者の負荷を算出しても良い。その場合、依頼者はその承認者の負荷を考慮して、案件回付のスケジュールを推測したり、急ぎの案件の場合でも承認者にフォローを入れることができる。
更に、本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1によれば、依頼者に、多忙な承認者を避けて承認以来を出させたり、優先的な作業を促すことが可能となり、依頼者による申請、承認者による承認を含むワークフローが円滑に流れる効果が奏される。
(最良の実施の形態の変形例1)
次に図10を参照して、本発明の最良の実施の形態の変形例1に係る承認支援装置1を説明する。本発明の最良の実施の形態の変形例1に係る承認支援装置1は、図1に示した本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1と比べて、スケジュールデータ15を備えている点が異なる。
具体的には、本発明の最良の実施の形態の変形例1に係る承認支援装置1の負荷算出手段22は、更に、記憶装置107から承認者候補のスケジュールデータ15を読み出すとともに、承認者候補のスケジュールを考慮して承認者候補の負荷データを算出する。ここでスケジュールデータ15には、承認者候補の残業時間などの勤怠管理、会議や外出など日々の空き時間を含むスケジュールデータが記憶されている。このスケジュールデータ15は、承認支援装置1の内部に備えられても良いし、承認支援装置1と接続可能な外部のシステムに記憶され、負荷算出手段22によって読み出されても良い。
負荷算出手段22は、本発明の最良の実施の形態で記載した案件数による評価値とともに、負荷レベルデータ13を記憶装置107から読み出して、一定期間における残業時間の総和や空き時間を加味した評価値を算出する。更に負荷算出手段22は、これらの評価値の総和に基づいて承認者候補の負荷レベルを算出し、負荷データ14を出力する。ここで負荷レベルデータ13には、残業時間が多く承認者候補の負荷が高いと推測される場合、低い評価値を対応付け、空き時間が多く承認者候補の負荷が低いと推測される場合、高い評価値を対応付けるのが好ましい。
次に、図11を参照して本発明の最良の実施の形態の変形例1に係る負荷算出手段22の処理を説明する。
まず、ステップS201において、負荷算出手段22は、ワークフロー制御手段21によって発生される承認者選択イベントを待機する。具体的には、ワークフロー制御手段21によって図7に示すような案件申請画面P101が提示され、依頼者によって、この案件を承認する承認者を選択する承認者選択ボタンB101がクリックされると、図8に示すような承認者を決定する承認者決定画面P102が提示される。承認フローパターンデータ11において一つの承認ステップに承認者が一人のみ記憶されている場合、その承認ステップにおける承認者は一意に決定されるので、予め承認者決定画面P102にその承認者の識別子が提示される。一方、承認フローパターンデータ11において一つの承認ステップに複数の承認者候補が記憶されている場合、依頼者に選択ボタンB102をクリックさせ、複数の承認者候補を提示するとともに、提示された複数の承認者候補から当該承認ステップにおける承認者を依頼者に選択させる図9に示すような承認者選択画面P103を提示する。このとき、ワークフロー制御手段21によって、承認者選択画面P103を提示する承認者選択イベントが負荷算出手段22に通知される。
ステップS201において承認者選択イベントが発生すると、ステップS202において負荷算出手段22は、記憶装置107から承認フローパターンデータ11を読み出し、ステップS203において、案件の承認フローパターンおよび承認ステップに対応付けられた承認者候補を抽出する。更に、ステップS204ないしステップS212において、抽出された全ての承認者候補について負荷レベルが算出される。
具体的には、ステップS204において負荷算出手段22は、記憶装置107から承認処理データ12を読み出し、ステップS205において、当該承認者候補が承認者として所定時間内に承認した処理済案件数を算出する。例えば、図4に示すような承認処理データ12の場合、負荷算出手段22は、「承認者」項目が当該承認者候補で、かつ「処理時刻」が現在時刻から所定時間内のレコードを抽出し、そのレコード数を処理済案件数として出力する。次に、ステップS206において、記憶装置107から負荷レベルデータ13を読み出すとともに、ステップS205で算出された当該承認者候補が承認した処理済案件数に基づいて評価値を算出する。ステップS204およびステップS205においては、当該承認者候補が所定時間内に承認した処理済案件数を算出できる任意のロジックで実行されれば良く、その具体的手段は、ワークフローシステムの仕様などに依存する。
更に、ステップS207において負荷算出手段22は、当該承認者候補の承認待ちとなっている未処理案件数を算出する。例えば、図4に示すような承認処理データ12の場合、負荷算出手段22は、「承認者」項目が当該承認者候補で、かつ「処理時刻」にnullが設定されているレコードを抽出する。更に負荷算出手段22は、承認フローパターンデータ11に基づいて、抽出されたレコード案件の当該承認者候補が最初の承認ステップの承認者であるか、当該案件の当該承認者候補の直前の承認者の処理時刻に数値が設定されているレコードを抽出し、そのレコード数を未処理案件数として出力する。次に、ステップS208において、記憶装置107から負荷レベルデータ13を読み出すとともに、ステップS207で算出された当該承認者候補の承認待ちとなっている未処理案件数に基づいて評価値を算出する。ステップS207およびステップS208においては、当該承認者候補の承認待ちとなっている未処理案件数を算出できる任意のロジックで実行されれば良く、その具体的手段は、ワークフローシステムの仕様などに依存する。
次に、ステップS209において負荷算出手段22は、記憶装置107からスケジュールデータ15を読み出し、ステップS210において、当該承認者候補の空き時間および残業時間を算出する。次に、ステップS211において、記憶装置107から負荷レベルデータ13を読み出すとともに、ステップS210で算出された当該承認者候補の空き時間および残業時間などに基づいて評価値を算出する。ステップS209およびステップS210においては、当該承認者候補の空き時間および残業時間などを算出できる任意のロジックで実行されれば良く、その具体的手段は、ワークフローシステムの仕様などに依存する。また、外部のシステムなどにおいて当該承認者候補の空き時間および残業時間などが算出され、負荷算出手段22に入力されても良い。
次に、ステップS212において負荷算出手段22は、ステップS206において算出された処理済案件数に基づく評価値と、ステップS208において算出された未処理案件数に基づく評価値と、ステップS211において算出された空き時間、残業時間等に基づく評価値を総計し、当該承認者候補毎の評価値を算出する。
全ての承認者候補毎の評価値が算出されると、ステップS213において負荷算出手段22は、記憶装置107から負荷レベルデータ13を読み出すとともに、ステップS212において総計された評価値に基づいて当該承認者候補の負荷レベルを算出して、負荷データ14を作成し記憶装置107に記憶する。
この様に負荷算出手段22は、ステップS203において抽出された全ての承認者候補について、ステップS204ないしステップS212の処理を繰り返すことにより、ステップS213において負荷算出手段22は、承認者候補毎の負荷レベルを対応付けた負荷データ14を出力することができる。
本発明の最良の実施の形態の変形例1に係る承認支援装置1によれば、承認者候補のスケジュールも考慮して負荷レベルを算出しているので、本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1より更に精度良く、依頼者に承認者候補の状況を判断させることができる。
(本発明の最良の実施の形態の変形例2)
次に、本発明の最良の実施の形態の変形例2に係る承認支援装置1を説明する。本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1と比べて、本発明の最良の実施の形態の変形例2に係る承認支援装置1は、承認者候補の承認待ちである未処理案件の評価値を算出する場合、それぞれの未処理案件の重要度を考慮して評価値を考慮する点が異なる。
具体的には、負荷レベルデータ13は、更に、案件の重要度と、指標化された評価値とが対応付けてられて記憶されている。また、承認処理データ12は、承認者からの指示に従って承認された案件が記憶装置107に記憶されるとともに、案件の種別毎の重要度が記憶されるのが好ましい。このとき、重要度が高い案件ほど低い値が対応付けられているのが好ましい。
本発明の最良の実施の形態の変形例2において負荷算出手段22は更に、記憶装置107から負荷レベルデータを読み出すとともに、承認待ちの案件毎に案件の種別毎の重要度を考慮した評価値に基づいて、承認者候補の負荷レベルを算出する。このとき、例えば、承認待ちの案件毎の重要度を重みとして、案件の件数と重要度を乗算することにより当該承認候補者の負荷レベルを算出しても良い。重要度が高い案件ほど低い値が対応付けられている場合、重要度が高い案件が多いほど評価値が低くなるので、承認者候補の負荷が高く算出される。
次に、図12を参照して本発明の最良の実施の形態の変形例2に係る負荷算出手段22の処理を説明する。
まず、ステップS301において、負荷算出手段22は、ワークフロー制御手段21によって発生される承認者選択イベントを待機する。具体的には、ワークフロー制御手段21によって図7に示すような案件申請画面P101が提示され、依頼者によって、この案件を承認する承認者を選択する承認者選択ボタンB101がクリックされると、図8に示すような承認者を決定する承認者決定画面P102が提示される。承認フローパターンデータ11において一つの承認ステップに承認者が一人のみ記憶されている場合、その承認ステップにおける承認者は一意に決定されるので、予め承認者決定画面P102にその承認者の識別子が提示される。一方、承認フローパターンデータ11において一つの承認ステップに複数の承認者候補が記憶されている場合、依頼者に選択ボタンB102をクリックさせ、複数の承認者候補を提示するとともに、提示された複数の承認者候補から当該承認ステップにおける承認者を依頼者に選択させる図9に示すような承認者選択画面P103を提示する。このとき、ワークフロー制御手段21によって、承認者選択画面P103を提示する承認者選択イベントが負荷算出手段22に通知される。
ステップS301において承認者選択イベントが発生すると、ステップS302において負荷算出手段22は、記憶装置107から承認フローパターンデータ11を読み出し、ステップS303において、案件の承認フローパターンおよび承認ステップに対応付けられた承認者候補を抽出する。更に、ステップS304ないしステップS309において、抽出された全ての承認者候補について負荷レベルが算出される。
具体的には、ステップS304において負荷算出手段22は、記憶装置107から承認処理データ12を読み出し、ステップS305において、当該承認者候補が承認者として所定時間内に承認した処理済案件数を算出する。例えば、図4に示すような承認処理データ12の場合、負荷算出手段22は、「承認者」項目が当該承認者候補で、かつ「処理時刻」が現在時刻から所定時間内のレコードを抽出し、そのレコード数を処理済案件数として出力する。次に、ステップS306において、記憶装置107から負荷レベルデータ13を読み出すとともに、ステップS305で算出された当該承認者候補が承認した処理済案件数に基づいて評価値を算出する。ステップS304およびステップS305においては、当該承認者候補が所定時間内に承認した処理済案件数を算出できる任意のロジックで実行されれば良く、その具体的手段は、ワークフローシステムの仕様などに依存する。
更に、ステップS307において負荷算出手段22は、当該承認者候補の承認待ちとなっている未処理案件数を算出する。例えば、図4に示すような承認処理データ12の場合、負荷算出手段22は、「承認者」項目が当該承認者候補で、かつ「処理時刻」にnullが設定されているレコードを抽出する。更に負荷算出手段22は、承認フローパターンデータ11に基づいて、抽出されたレコード案件の当該承認者候補が最初の承認ステップの承認者であるか、当該案件の当該承認者候補の直前の承認者の処理時刻に数値が設定されているレコードを抽出し、そのレコード数を未処理案件数として出力する。次に、ステップS308において、記憶装置107から負荷レベルデータ13を読み出すとともに、ステップS307で算出された当該承認者候補の承認待ちとなっている未処理案件数とその案件の重要度に基づいて評価値を算出する。このとき、承認処理データ12を読み出して当該承認者候補の承認待ちとなっている未処理案件数の種別を抽出し、負荷レベルデータ13を読み出して抽出された種別に対応する重要度を読み出し、未処理案件数と重要度を乗算して当該承認者候補の負荷レベルを算出する。ステップS307およびステップS308においては、当該承認者候補の承認待ちとなっている未処理案件数を算出できる任意のロジックで実行されれば良く、その具体的手段は、ワークフローシステムの仕様などに依存する。
次に、ステップS309において負荷算出手段22は、ステップS306において算出された処理済案件数に基づく評価値と、ステップS308において算出された未処理案件数に基づく評価値とを総計し、当該承認者候補毎の評価値を算出する。
全ての承認者候補毎の評価値が算出されると、ステップS310において負荷算出手段22は、記憶装置107から負荷レベルデータ13を読み出すとともに、ステップS309において総計された評価値に基づいて当該承認者候補の負荷レベルを算出して、負荷データ14を作成し記憶装置107に記憶する。
この様に負荷算出手段22は、ステップS303において抽出された全ての承認者候補について、ステップS304ないしステップS309の処理を繰り返すことにより、ステップS310において負荷算出手段22は、承認者候補毎の負荷レベルを対応付けた負荷データ14を出力することができる。
本発明の最良の実施の形態の変形例2に係る承認支援装置1によれば、承認者候補の未処理案件の種類毎に重み付けを行い評価値を算出するので、本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1より更に精度良く、依頼者に承認者候補の状況を判断させることができる。また、本発明の最良の実施の形態の変形例2においては、案件の種類毎に重みを設定する場合を説明したが、案件の発生頻度に基づいて重みが設定されても良い。
(本発明の最良の実施の形態の変形例3)
次に、図13を参照して本発明の最良の実施の形態の変形例3に係る承認支援装置1を説明する。本発明の最良の実施の形態の変形例3に係る承認支援装置1は、図1に示した本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置1に比べて、承認依頼送信手段23および承認依頼メール16を備えている点が異なる。ここで、負荷データ14は、承認フローパターンとなりうる全ての承認者候補に関する負荷レベルが記憶されているのが好ましい。本発明の最良の実施の形態の変形例3においては、依頼者に承認者を決定させるのではなく、承認支援装置1が所定の承認者候補から負荷レベルの低い承認者候補を抽出し、その承認者候補に承認依頼を送信する。
承認依頼送信手段23は、記憶装置107から断続的に負荷データ14を読み出して、承認者または承認者候補の負荷レベルが所定の閾値より下がった場合、承認者または承認者候補に承認依頼メール16を送信する。承認依頼送信手段23は、例えば、記憶装置107から承認処理データ12を読み出して承認待ちの案件とその承認者または承認者候補を抽出するとともに、記憶装置107から負荷データ14を読み出して当該承認者または承認者候補の負荷レベルを抽出する。更に、当該負荷レベルが所定の閾値より下がった場合、具体的には当該承認者の負荷が下がった場合に、当該承認者に案件の承認を促す承認依頼メール16を送信する。ここでは、承認依頼として電子メールで送信することを想定しているが、承認者または承認者候補に承認依頼を促すことができれば、承認依頼する具体的手段は適宜選択される。
次に、図14を参照して本発明の最良の実施の形態の変形例3に係る承認依頼送信手段23の処理を説明する。
まず、ステップS401において、承認依頼送信手段23は、処理の実行を待機する。例えば、前回の処理から一定時間が経過したときに、承認依頼送信手段23は処理を実行しても良い。
処理が実行されると、承認依頼送信手段23は、記憶装置107から負荷データ14を読み出して、所定の承認者の負荷レベルが閾値以下であるか否か、具体的には所定の承認者または承認者候補の負荷と閾値とを比較する。ここで閾値は、承認者または承認者候補が承認できる程度の負荷レベルが設定されている。またこのとき承認依頼送信手段23は、承認処理データ12を読み出し、承認待ちの案件について、当該案件の承認者または承認者候補に関する負荷レベルと閾値を比較するのが好ましい。閾値以上であった場合、具体的には、承認者または承認者候補が承認できない程度に負荷レベルが高い場合、ステップS401に戻り再び処理の実行を待機する。
一方、ステップS403において、承認者または承認者候補の負荷レベルが閾値以下である場合、当該承認者または承認者候補に承認依頼のメールを送信する。
この様に、本発明の最良の実施の形態の変形例3に係る承認支援装置1は、一定期間毎に承認者の負荷レベルを算出し、負荷レベルが基準値以下になった場合に承認依頼を送信する。更に、依頼者または承認フローパターンデータ11によって所定の承認ステップにおいて一人の承認者または複数の承認者候補が予め設定され、負荷レベルが閾値以下になった場合、当該承認者または承認者候補に承認依頼のメールを送信する。一方、全ての承認者の評価値が閾値より高い場合、断続的に負荷レベルを算出する。
これにより本発明の最良の実施の形態の変形例3に係る承認支援装置1は、承認者が既に決定されている場合、承認者が案件を処理しやすいタイミングで承認依頼のメールを送信することができる。また、複数の承認者候補が設定されている場合、最も案件を処理する可能性が高い承認者候補に承認依頼のメールを送信することができる。従って本発明の最良の実施の形態の変形例3に係る承認支援装置1は、適切な承認者に承認依頼を送信することが可能となり、ワークフローが円滑に流れる効果が奏される。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の最良の実施の形態とその変形例1ないし3によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の最良の実施の形態に記載した承認支援装置は、図1に示すように一つのハードウェア上に構成されても良いし、その機能や処理数に応じて複数のハードウェア上に構成されても良い。また、既存のワークフローシステム上に実現されても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明に記載した事項と自明な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
例えば、上記した本発明に係る負荷データ14は、記憶装置107に記憶される実施の形態としているが、この他、負荷データ14はRAM103に一時的に記憶されるようにし、記憶装置107に記憶する必要がないように本発明を構成してもよいものとする。
本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置の機能ブロック図である。 本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置のハードウェア構成図である。 本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置の承認フローパターンデータのデータ構造とデータの一例を示す図である。 本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置の承認処理データのデータ構造とデータの一例を示す図である。 本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置の負荷レベルデータのデータ構造とデータの一例であって、図5(a)は負荷レベルの一つの指標として未処理案件数と処理済案件数のそれぞれの件数と評価値を対応付けたデータであって、図5(b)は評価値と負荷レベルとを対応付けたデータである。 本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置の負荷算出手段の処理を示したフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置が提示する画面の一例であって、依頼者によって案件が申請される申請画面の一例である。 本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置が提示する画面の一例であって、依頼者によって案件を承認する承認ステップ毎に承認者が選択される承認者決定画面の一例である。 本発明の最良の実施の形態に係る承認支援装置が提示する画面の一例であって、一つの承認ステップに複数の承認者がいる場合に、依頼者によって案件を承認する承認者が選択される承認者選択画面の一例である。 本発明の最良の実施の形態の変形例1に係る承認支援装置の機能ブロック図である。 本発明の最良の実施の形態の変形例1に係る承認支援装置の負荷算出手段の処理を示したフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態の変形例2に係る承認支援装置の負荷算出手段の処理を示したフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態の変形例3に係る承認支援装置の機能ブロック図である。 本発明の最良の実施の形態の変形例3に係る承認支援装置の負荷算出手段の処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1…承認支援装置
11…承認フローパターンデータ
12…承認処理データ
13…負荷レベルデータ
13a…評価値レベル
13b…負荷レベル
14…負荷データ
15…スケジュールデータ
16…承認依頼メール
21…ワークフロー制御手段
22…負荷算出手段
23…承認依頼送信手段
101…中央処理制御装置
102…ROM
103…RAM
104…入力装置
105…表示装置
106…通信制御装置
107…記憶装置
108…リムーバブルディスク
109…入出力インタフェース
110…バス

Claims (10)

  1. 依頼者から申請された案件を通信ネットワークを介して回付して承認者に承認させるワークフローシステムにおいて用いられ、前記承認者の負荷を分析する承認支援装置であって、
    前記案件を回付する順序を示す承認ステップと、前記承認ステップにおいて前記案件を承認する一人の承認者または複数の承認者候補とを対応付けて、承認フローパターンデータとして記憶装置に記憶する承認フローパターンデータ記憶手段と、
    前記承認者からの指示に従って承認された前記案件を、承認処理データとして前記記憶装置に記憶する承認処理データ記憶手段と、
    前記依頼者に前記複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、前記記憶装置から前記承認フローパターンデータおよび前記承認処理データを読み出すとともに、所定時間内に前記承認者候補によって処理された件数と、前記承認者候補による承認待ちの件数とに基づいて、前記承認者候補の負荷データを算出する負荷算出手段
    を備えることを特徴とする承認支援装置。
  2. 前記処理された件数および承認待ちの件数について、指標化された評価値をそれぞれ対応付けて負荷レベルデータとして前記記憶装置に記憶する負荷レベルデータ記憶手段を更に備え、
    前記負荷算出手段は、前記依頼者に前記複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、前記記憶装置から前記負荷レベルデータを更に読み出すとともに、前記承認者候補によって処理された件数に対応する評価値と、前記承認者候補による承認待ちの件数に対応する評価値とを総計して前記承認者候補の負荷レベルを算出し、前記承認者候補毎に前記負荷レベルを対応付けて負荷データを算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の承認支援装置。
  3. 前記負荷算出手段は更に、前記記憶装置から前記承認者候補のスケジュールを読み出すとともに、前記承認者候補のスケジュールを考慮して前記承認者候補の負荷データを算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の承認支援装置。
  4. 前記負荷レベルデータ記憶手段は更に、前記案件の種別毎の重要度と、指標化された評価値と対応付けて前記負荷レベルデータとして前記記憶装置に記憶し、
    前記負荷算出手段は更に、前記記憶装置から前記負荷レベルデータを読み出すとともに、前記承認待ちの案件毎に前記案件の重要度を考慮した評価値に基づいて、前記承認者候補の負荷レベルを算出する
    ことを特徴とする請求項2記載の承認支援装置。
  5. 前記記憶装置から断続的に前記負荷データを読み出して、前記承認者または前記承認者候補の負荷レベルが所定の閾値より下がった場合、前記承認者または前記承認者候補に承認依頼を送信する承認依頼送信手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の承認支援装置。
  6. 依頼者から申請された案件を通信ネットワークを介して回付して承認者に承認させるワークフローシステムにおいて用いられ、前記承認者の負荷を考慮する承認支援プログラムであって、
    前記案件を回付する順序を示す承認ステップと、前記承認ステップにおいて前記案件を承認する一人の承認者または複数の承認者候補とを対応付けて、承認フローパターンデータとして記憶装置に記憶する機能と、
    前記承認者からの指示に従って承認された前記案件を、承認処理データとして前記記憶装置に記憶する機能と、
    前記依頼者に前記複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、前記記憶装置から前記承認フローパターンデータおよび前記承認処理データを読み出すとともに、所定時間内に前記承認者候補によって処理された件数と、前記承認者候補による承認待ちの件数とに基づいて、前記承認者候補の負荷データを算出する機能
    とをコンピュータに実行させることを特徴とする承認支援プログラム。
  7. 前記処理された件数および承認待ちの件数について、指標化された評価値をそれぞれ対応付けて負荷レベルデータとして前記記憶装置に記憶する機能を更に備え、
    前記承認者候補の負荷データを算出する機能は、前記依頼者に前記複数の承認者候補から一人の承認者を選択させる場合、前記記憶装置から前記負荷レベルデータを更に読み出すとともに、前記承認者候補によって処理された件数に対応する評価値と、前記承認者候補による承認待ちの件数に対応する評価値とを総計して前記承認者候補の負荷レベルを算出し、前記承認者候補毎に前記負荷レベルを対応付けて負荷データを算出する
    ことを特徴とする請求項6記載の承認支援プログラム。
  8. 前記承認者候補の負荷データを算出する機能は更に、前記記憶装置から前記承認者候補のスケジュールを読み出すとともに、前記承認者候補のスケジュールを考慮して前記承認者候補の負荷データを算出する
    ことを特徴とする請求項6記載の承認支援プログラム。
  9. 前記負荷レベルデータは更に、前記案件の種別毎の重要度と、指標化された評価値とが対応付けて記憶され、
    前記承認者候補の負荷データを算出する機能は更に、前記記憶装置から前記負荷レベルデータを読み出すとともに、前記承認待ちの案件毎に前記案件の重要度を考慮した評価値に基づいて、前記承認者候補の負荷レベルを算出する
    ことを特徴とする請求項7記載の承認支援プログラム。
  10. 前記記憶装置から断続的に前記負荷データを読み出して、前記承認者または前記承認者候補の負荷レベルが所定の閾値より下がった場合、前記承認者または前記承認者候補に承認依頼を送信する機能
    を更に備えることを特徴とする請求項6記載の承認支援プログラム。

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