JP2006020536A - ライター収容機能付きタバコ包装箱 - Google Patents

ライター収容機能付きタバコ包装箱 Download PDF

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Abstract

【課題】 喫煙時にライターを探す不便さを解消するとともに、常に市販のタバコ(包装箱)と別個に携帯する必要がないライター収容機能付きタバコ包装箱本体を提供する。
【解決手段】 タバコ包装箱本体2を構成する上記左右の側板部2dの何れか一方に着脱自在に取り付けられ内部にライターRが収容されるライター収容部材3とを備える。側板部2dの一方には、第1、第2および第3のスリット2jが形成される。ライター収容部材3は、側板部3aから折曲され各スリットに挿通された挿通片を備える。側板部3aが、タバコ包装箱本体2を構成する側板部2dに接近する方向及び離間する方向にスライド自在とされている。側板部3aがタバコ包装箱本体2を構成する側板部2dから離間する方向に所定長さスライドされた際に、それ以上スライドされないようライター収容部材3のスライドを規制するスライド規制機構を有している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、喫煙時に使用するライターを収容することができるライター収容機能付きタバコ包装箱本体に関するものである。
従来、喫煙時に使用するライターを探す不便さを解消することを目的として、タバコが収納されているタバコ収納箱にライターを保持させる機能を備えたものが提案されている(特許文献1,2,3参照)。これらの特許文献に開示されたものでは、タバコが内部に包装されたパッケージ(包装箱)が収容される収容室と、この収容室の隣にライターが収容されるライター収容部が形成されている。
実開平 4−28094号公報 実用新案登録第3087691号公報 実開平 6−86495号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、タバコが包装された市販のタバコ(包装箱)とは別個に常に上記タバコ収納ケースを携帯していなければならず、煩瑣に耐えない。
そこで、本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解決するために提案されたものであって、喫煙時にライターを探す不便さを解消するとともに、常に市販のタバコ(包装箱)と別個に携帯する必要がないライター収容機能付きタバコ包装箱を提供することを目的とするものである。
本発明は上記課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、正面板部,背面板部,底板部,左右の側板部を有し、内部に紙巻タバコが包装されたタバコ包装箱本体と、このタバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方に着脱自在に取り付けられ内部にライターが収容されるライター収容部材とを備え、上記タバコ包装箱本体を構成する左右の側板部の何れか一方には、該タバコ包装箱本体の高さ方向に長さを有し互いに平行となされた第1及び第2のスリットと、これら第1及び第2のスリットの下端側に形成された第3のスリットと、が形成され、上記ライター収容部材は、上記左右の側板部の何れか一方と対向する側板部と、この側板部の一側から折曲されてなるとともに上記第1のスリットに挿通された第1の挿通片と、上記側板部の他側から折曲されてなるとともに上記第2のスリットに挿通された第2の挿通片と、上記側板部の下端から折曲されてなるとともに上記第3のスリットに挿通される第3の挿通片と、を備え、上記側板部が、上記タバコ包装箱本体を構成する側板部に接近する方向及び離間する方向にスライド自在とされてなるとともに、該側板部が上記タバコ包装箱本体を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制するスライド規制機構を有してなることを特徴とするものである。
なお、この発明を構成するタバコ包装箱本体とは、内部に紙巻タバコが収納されているものであり、タバコ包装箱本体そのものは現在市販のタバコ包装箱本体と同様の構成からなるものである。但し、この第1の発明においては、このタバコ包装箱本体にライター収容部材が取り付けられている必要があるとともに、左右の側板部の何れか一方には、該タバコ包装箱本体の高さ方向に長さを有し互いに平行となされた第1及び第2のスリットと、これら第1及び第2のスリットの下端側に形成された第3のスリットとが形成されている必要がある。そして、上記第1のスリットは、ライター収容部材を構成する第1の挿通片が挿通されている部位であり、この第1のスリットと平行に形成された第2のスリットは、ライター収容部材を構成する第2の挿通片が挿通されている部位である。なお、上記第1のスリットと第2のスリットとは、互いに平行に形成されている必要があるが、必ずしも同一の長さである必要はないとともに同一の高さに形成されている必要はない。また、上記第1のスリットや第2のスリットの数は、単数ばかりではなく複数であり、これらのスリットに対応して、ライター収容部材を構成する第1の挿通片や第2の挿通片が複数であっても良い。
また、この第1の発明では、ライター収容部材を構成する側板部が、上記タバコ包装箱本体を構成する側板部に接近する方向及び離間する方向にスライド自在とされてなるとともに、該側板部が上記タバコ包装箱本体を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制するスライド規制機構を有してなることが必要である。このスライド長さは、少なくともライターが収容できるように、ライターの肉厚以上とされている必要がある。また、この発明においては、少なくとも、上記タバコ包装箱本体を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制するスライド規制機構を備えていれば良く、その具体的構成は特に限定されるものではない。したがって、この第1の発明では、上記ライター収容部材を構成する側板部を、タバコ包装箱本体を構成する側板部から離間するようにスライドさせることにより、ライターが収容される空間が形成され、所持しているライターをこの空間内に収容することにより、常にタバコ(包装箱)とライターとが一体化される。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記スライド規制機構は、前記第1のスリットと、先端側の高さが該第1のスリットの長さよりも長尺とされた第1の挿通片と、前記第2のスリットと、先端側の高さが該第2のスリットの長さよりも長尺とされた第2の挿通片と、とからなることを特徴とするものである。
この第2の発明では、上記ライター収容部材を引き出す、すなわち、ライター収容部材を構成する側板部が、タバコ包装箱本体を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされると、タバコ包装箱本体に第1及び第2の挿通片の先端側が当接し、それ以上スライドされない。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1の発明において、前記ライター収容部材を構成する第1及び第2の挿通片の先端側の高さは、基端側の高さよりも長尺となされ、前記タバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方には、前記第1の挿通片の先端側の高さよりも長尺となされた第1のスリットと、前記第2の挿通片の先端側の高さよりも長尺となされた第2のスリットとが形成されてなるとともに、該タバコ包装箱本体の内側には、ライター収容部材が所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制する1又は複数の内張り片が貼付されてなることを特徴とするものである。
この第3の発明では、第1及び第2の挿通片の先端側の高さは基端側の高さよりも長尺となされ、さらに該第1の挿通片が挿通された第1のスリットと第2の挿通片が挿通された第2のスリットとの長さは、該第1及び第2の挿通片の高さよりも長い。したがって、タバコ包装箱本体に形成された第1のスリットに対して第1の挿通片を、また、第2のスリットに対して第2の挿通片を容易に挿通することができ、機械化にも対応することができる。なお、この第3の発明では、タバコ包装箱本体の内側に、ライター収容部材が所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制する1又は複数の内張り片が貼付されている必要があり、この内張り片は、例えば、先端側の高さが基端側の高さよりも長尺となされた第1又は第2の挿通片の双方又は一方が、ライター収容部材が所定長さスライドされた際に係合するものであっても良い。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、正面板部,背面板部,底板部,左右の側板部を有し、内部にタバコが収容され又はタバコが包装された包装箱が収容されるタバコ包装箱本体と、このタバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方に着脱自在に取り付けられ内部にライターが収容されるライター収容部材とを備え、上記タバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方は、該タバコ包装箱本体とは別個に成形されてなる側板部材が貼付され、この側板部材は、該タバコ包装箱本体の側面を形成するとともに下端は底板部の上面よりも僅か上方に位置してなる側板部と、この側板部の一側に形成されそれぞれ該タバコ包装箱本体を構成する正面板部の内側面に貼付された第1及び第2の突片と、上記側板部の他側に形成されそれぞれ該タバコ包装箱本体を構成する背面板部の内側面に貼付された第3及び第4の突片と、を備え、上記ライター収容部材は、上記側板部材を構成する側板部と対向する側板部と、この側板部の一側から折曲されてなるとともに上記第1の突片と第2の突片との間に挿通された第1の挿通片と、上記側板部の他側から折曲されてなるとともに上記第3の突片と第4の突片との間に挿通された第2の挿通片と、側板部材を構成する側板部の下端とタバコ包装箱本体を構成する底板部との間に挿通された第3の挿通片と、を備えてなるとともに、上記ライター収容部材を構成する側板部が、上記側板部材を構成する側板部に接近する方向及び離間する方向にスライド自在とされてなるとともに、該ライター収容部材を構成する側板部が上記側板部材を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制するスライド規制機構を有してなることを特徴とするものである。
この第4の発明は、先ず、側板部材がタバコ包装箱本体に貼付されている必要がある。この側板部材は、タバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方に貼付されているものであり、該タバコ包装箱本体とは別個に成形されているものである。また、この側板部材は、タバコ包装箱本体の左側面又は右側面を形成するとともに下端は底板部の上面よりも僅か上方に位置してなる側板部を有している。したがって、タバコ包装箱本体の底板部と、この側板部材を構成する側板部の下端との間に、前記第1の発明を構成する第3のスリットと同様の空間が形成される。また、この側板部材の一側には、それぞれ該タバコ包装箱本体を構成する正面板部の内側面に貼付された第1及び第2の突片が形成され、上記側板部の他側には、それぞれ該タバコ包装箱本体を構成する背面板部の内側面に貼付された第3及び第4の突片が形成されている。一方、上記ライター収容部材は、上記側板部材を構成する側板部と対向する側板部と、この側板部の一側から折曲されてなるとともに上記第1の突片と第2の突片との間に挿通された第1の挿通片と、上記側板部の他側から折曲されてなるとともに上記第3の突片と第4の突片との間に挿通された第2の挿通片と、側板部材を構成する側板部の下端とタバコ包装箱本体を構成する底板部との間に挿通された第3の挿通片と、を備えている。さらに、この第4の発明では、上記ライター収容部材を構成する側板部が、上記側板部材を構成する側板部に接近する方向及び離間する方向にスライド自在とされてなるとともに、該ライター収容部材を構成する側板部が上記側板部材を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制するスライド規制機構を有してなる。
また、第5の発明(請求項5記載の発明)は、上記第4の発明において、前記スライド規制機構は、前記第1の突片と第2の突片と、先端側の高さが該第1の突片と第2の突片との長さよりも長尺とされた第1の挿通片と、前記第3の突片と第4の突片と、先端側の高さが該第3の突片と第4の突片との長さよりも長尺とされた第2の挿通片と、からなることを特徴とするものである。
また、第6の発明(請求項6記載の発明)は、正面板部,背面板部,底板部,左右の側板部を有し、内部にタバコが収容され又はタバコが包装された包装箱が収容されるタバコ包装箱本体と、このタバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方に着脱自在に取り付けられ内部にライターが収容されるライター収容部材とを備え、上記タバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方は、該タバコ包装箱本体とは別個に成形されてなる側板部材からなり、この側板部材は、該タバコ包装箱本体の側面を形成するとともに下端は底板部の上面よりも僅か上方に位置してなる側板部と、この側板部の一側に形成されたそれぞれ該タバコ包装箱本体を構成する正面板部の内側面に貼付された第1ないし第3の突片と、上記側板部の他側に形成されたそれぞれ該タバコ包装箱本体を構成する背面板部の内側面に貼付された第4ないし第6の突片と、を有し、上記ライター収容部材は、上記側板部材を構成する側板部と対向する側板部と、この側板部の一側から折曲されてなるとともに上記第1の突片と第2の突片との間に挿通された第1の挿通片と、上記側板部の一側から折曲されてなるとともに上記第2の突片と第3の突片との間に挿通された第2の挿通片と、上記側板部の他側から折曲されてなるとともに上記第4の突片と第5の突片との間に挿通された第3の挿通片と、上記側板部の他側から折曲されてなるとともに上記第5の突片と第6の突片との間に挿通された第4の挿通片と、上記側板部材を構成する側板部の下端とタバコ包装箱本体を構成する底板部との間に挿通される第7の挿通片とを備えてなるとともに、上記ライター収容部材を構成する側板部が、上記側板部材を構成する側板部に接近する方向及び離間する方向にスライド自在とされてなるとともに、該ライター収容部材を構成する側板部が上記側板部材を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制するスライド規制機構を有してなることを特徴とするものである。
なお、この第6の発明は、上記第4の発明に対して、側板部材に形成された突片が左右1つ増加し、これに対応して、ライター収容部材に形成された挿通片が左右1つずつ増加したものである。
また、第7の発明(請求項7記載の発明)は、上記第6の発明において、前記スライド規制機構は、前記第1の突片と第2の突片と、先端側の高さが該第1の突片と第2の突片との長さよりも長尺とされた第1の挿通片と、前記第2の突片と第3の突片と、先端側の高さが該第2の突片と第3の突片との長さよりも長尺とされた第2の挿通片と、前記第4の突片と第5の突片と、先端側の高さが該第4の突片と第5の突片との長さよりも長尺とされた第3の挿通片と、前記第5の突片と第6の突片と、先端側の高さが該第5の突片と第6の突片との長さよりも長尺とされた第4の挿通片と、からなることを特徴とするものである。
この第5の発明に係るスライド規制機構や、第7の発明に係るスライド規制機構による場合であっても、ライター収容部材を構成する側板部が上記側板部材を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドが規制され、ライター収容部材がタバコ包装箱本体から脱落しない。
第1の発明(請求項1記載の発明)では、ライター収容部材を構成する側板部を、タバコ包装箱本体を構成する側板部から離間するようにスライドさせることにより、ライターが収容される収容空間が形成され、所持しているライターをこの収容空間内に収容することにより、常にタバコ(包装箱)とライターとを一緒に所持することができる。したがって、喫煙時に、タバコ包装箱本体とは別個に携帯したライターを探すという不便さを解消することができるとともに、タバコ(が包装された包装箱)を購入する以前において、そのタバコ包装箱本体とは別個に特定のケースを携帯する必要性がないことから、極めて使い勝手が良い。また、この発明では、スライド規制機構により、ライター収容部材を構成する側板部が上記タバコ包装箱本体を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドが規制されていることから、誤ってライター収容部材がタバコ包装箱本体から脱落する危険性を有効に防止することができる。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、スライド規制機構が、第1のスリットと、先端側の高さが該第1のスリットの長さよりも長尺とされた第1の挿通片と、前記第2のスリットと、先端側の高さが該第2のスリットの長さよりも長尺とされた第2の挿通片と、とからなることから、簡単な構成とすることができる。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)ないし第7の発明(請求項7記載の発明)によれば、内張り片、または、タバコ包装箱本体とは別個に成形された側板部材が構成要素とされていることから、第2の発明のように、タバコ包装箱本体に形成されたスリットからライター収容部材を構成する挿通片を挿通するという困難な作業が製造時に伴うことがなく、機械化・自動化に適したものとなり、製造コストを低減することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るライター収容機能付きタバコ包装箱本体(以下、包装箱という。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、第1の実施の形態に係る包装箱1は、図1に示すように、タバコ包装箱本体2と、ライター収容部材3とから構成されている。このタバコ包装箱本体2は、これまで市販されているタバコ包装箱本体と同じように、正面板部2a,背面板部2b,底板部2c,左側板部2d,右側板部2eとからなり、上部に開口を有してなる箱本体(符号は省略する。)と、基端が上記背面板部2bの上端と連続してなる蓋部2fと、上記箱本体の上端側に貼付されてなる内張り部材2gとを備えている。そして、このタバコ包装箱本体2では、上記左側板2dに、第1ないし第3のスリット2h,2i,2jが形成されている。上記第1のスリット2hと、第2のスリット2iとは互いに平行とされてなり、長さは、上記第1のスリット2hよりも第2のスリット2iの方がやや短いのもとされている。また、上記第1のスリット2hの上端の位置は、第2のスリット2iの上端の位置よりもやや下方とされ、さらにそれぞれ第1及び第2のスリット2h,2iの両端は円弧状とされている。また、上記第3のスリット2jの長さは、上記左側板部2dの幅よりもやや短い長さとされ、形成位置は、上記底板部2cよりも僅か上方とされている。
一方、上記ライター収容部材3は、上記タバコ包装箱本体2を構成する左側板部2dに対向する側板部3aと、この側板部3aと連続してなる第1ないし第3の挿通片3b,3c,3dとから構成されている。上記側板部3aは、長方形状に成形され上端は傾斜してなり左側が右側よりも長尺とされている。また、上記第1の挿通片3bは、側板部3aの左側上部に形成されL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記タバコ包装箱本体2を構成する第1のスリット2hに挿通される部位である。また、上記第2の挿通片3cは、上記側板部3aの右側上部に形成されL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記タバコ包装箱本体2を構成する第2のスリット2iに挿通される部位である。そして、これら第1及び第2の挿通片3b,3cの先端側には、基端側(側板部3a側)の縦方向の長さよりも長尺に成形された長尺部3e,3fが形成され、この長尺部3e,3fの基端側には、この第1及び第2の基端側の縦方向の長さよりもさらに短い短尺部(くびれ部)3g,3hが形成されている。
すなわち、上記第1の挿通片3bと第2の挿通片3cとは、図2に示すように、二点鎖線で示す部位からL字状に折曲されてなるものであり、それぞれ基端側の長さLは、上記第1のスリット2h及び第2のスリット2iの長さよりも僅かに長尺なものとなされ、上記短尺部3g,3hの長さLは、上記基端側の長さLよりも短い長さとされてなる一方、上記長尺部3e,3fの長さLは、上記第1のスリット2h及び第2のスリット2iの長さよりも長尺とされている。そして、上記短尺部3g,3hは、上端及び下端に形成された切欠き(符号は省略する。)により短尺とされてなるものであり、各切欠きの何れか一方から上記長尺部3e,3fまでの長さL,Lは、上記第1又は第2のスリット2h,2iの長さよりも短いもいのとされている。また、上記第3の挿通片3dは、上記側板部3aの下端に連続してなるものであり、二点鎖線で示す部位からL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記タバコ包装箱本体2を構成する第3のスリット2jに挿通される部位である。なお、この第3の挿通片3dの幅は、上記側板部3aの幅よりもやや短いものとされているとともに、上記第1及び第2の挿通片3b,3cの突出長さと同じ長さとされている。また、この実施の形態に係る包装箱1では、上記ライター収容部材3は、タバコ包装箱本体2と同じ紙を素材としてなるものであり、図1に示すように、上記側板部3aであって上記タバコ包装箱本体2を構成する左側板部2dに対向する面には、該側板部3aと同じ形状に成形された補強板4が貼付されている。
そして、上記タバコ包装箱本体2とライター収容部材3とは、それぞれ別個に成形されてなるものであり、それぞれを成形した後に、該ライター収容部材3をタバコ包装箱本体2に組み付ける。この組付け方法を簡単に説明すると、先ず、上記ライター収容部材3を構成する第1の挿通片3bの先端側を斜めにしながら上記第1のスリット2h内に挿入し、該第1のスリット2hの端部に上記切欠きを当接させながら残りの部位が全てを挿入させる。こうした第1の挿通片3bの操作と同様に、上記第2の挿通片3cも第2のスリット2i内に挿通させ、同様に上記第3の挿通片3dも上記第3のスリット2j内に挿通させる。こうした方法により、第1ないし第3の挿通片3b,3c,3dが、上記第1,第2,第3のスリット2h,2i,2j内に挿通させると、次いで、図3に示すように、上記ライター収容部材3を構成する側板部3aがタバコ包装箱本体2を構成する左側板部2dに接触させる。
上述した構成に係る包装箱1によれば、購入したタバコの封を空けた後に、図3に示す状態から、上記ライター収容部材3を構成する側板部3aを、タバコ包装箱本体2を構成する左側板部2dから離間するようにスライドさせると、この操作に伴いタバコ包装箱本体2の側方に、上記第1,第2及び第3の挿通片3b,3c,3dと、上記側板部3aと、タバコ包装箱本体2の左側板部2dとにより、上方が解放されたライター収容空間が形成される。したがって、図4に示すように、このライター収容空関内に、携帯したライターRを収容することができる。このように、上記包装箱1によれば、喫煙時に、タバコ包装箱本体2とは別個に携帯したライターRを探すという不便さを解消することができるとともに、タバコ(が包装された包装箱)を購入する以前において、そのタバコ包装箱本体2とは別個に特定のケースを携帯する必要性がないことから、極めて使い勝手が良い。また、この包装箱1では、ライター収容部材3を構成する側板部3aが上記タバコ包装箱本体2を構成する側板部2dから離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材3のスライドが、上記第1及び第2のスリット2h,2iの長さよりも長尺となされた長尺部3e,3fにより規制され、誤ってライター収容部材3がタバコ包装箱本体2から脱落する危険性を有効に防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る包装箱11に付いて図面を参照しながら詳細に説明する。この包装箱11は、図5に示すように、タバコ包装箱本体12と、ライター収容部材13とから構成されている。このタバコ包装箱本体12は、上記第1の実施の形態に係る包装箱1を構成するものと同じように、正面板部12a,背面板部12b,底板部12c,左側板部12d,右側板部12eとからなり、上部に開口を有してなる箱本体(符号は省略する。)と、基端が上記背面板部12bの上端と連続してなる蓋部12fと、上記箱本体の上端側に貼付されてなる内張り部材14とを備えている。そして、このタバコ包装箱本体12では、上記左側板12dに、第1ないし第3のスリット12h,12i,12jが形成されている。また、上記第1のスリット12hの上端の位置は、第2のスリット12iの上端の位置よりもやや下方位置とされ、さらにそれぞれ第1及び第2のスリット12h,12iの両端は円弧状とされている。また、上記第3のスリット12jの長さは、上記左側板部2dの幅よりもやや短い長さとされ、形成位置は、上記底板部12cよりも僅か上方とされている。
一方、上記ライター収容部材13は、上記タバコ包装箱本体12を構成する左側板部12dに対向する側板部13aと、この側板部13aと連続してなる第1ないし第3の挿通片13b,13c,13dとから構成されている。上記側板部13aは、長方形状に成形され上端は傾斜してなり左側が右側よりも長尺とされている。また、上記第1の挿通片13bは、側板部13aの左側上部に形成されL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記タバコ包装箱本体12を構成する第1のスリット12hに挿通される部位である。また、上記第2の挿通片13cは、上記側板部13aの右側上部に形成されL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記タバコ包装箱本体12を構成する第2のスリット12iに挿通される部位である。そして、これら第1及び第2の挿通片13b,13cの先端側上部には、それぞれ凸片13e,13fが形成されている。そして、この実施の形態に係る包装箱11では、上記第1及び第2の挿通片13b,13cの先端側の高さ(縦方向の長さ)は、上記第1及び第2のスリット12h,12iの長さと略同じかやや短いものとされている。すなわち、この包装箱11では、第1及び第2のスリット12h,12iと第1及び第2の挿通片13b,13cとの長さ関係は、タバコ包装箱本体12の側方からライター収容部材13を平行移動させることにより、上記第1のスリット12hに上記第1の挿通片12bを、また、上記第2のスリット12iに上記第2の挿通片12cを挿通させることができる関係とされている。また、上記第3の挿通片13dは、上記側板部3aの下端からL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記タバコ包装箱本体12を構成する第3のスリット12jに挿通される部位である。なお、この第3の挿通片13dの幅は、上記側板部13aの幅よりもやや短いものとされているとともに、上記第1及び第2の挿通片13b,13cの突出長さと同じ長さとされている。
そして、上記内張り部材14は、下端側が上記タバコ包装箱12を構成する正面板部12aの内側面に貼付される正面板部14aと、この正面板部14aの左端からL字状に折曲されタバコ包装箱12を構成する左側板部12dの内側面に貼付される左側板部14bと、上記正面板部14aの右端からL字状に折曲されタバコ包装箱12を構成する右側板部12eの内側面に貼付される右側板部14cと、上記左側板部14bから連続してなるととともに上記タバコ包装箱12を構成する背面板部12bの内側面に貼付される背面板部14dとから構成されている。そして、この内張り部材14は、上記ライター収容部材13を構成する上記第1の挿通片13bが上記第1のスリット12hに、また、上記第2の挿通片13cが上記第2のスリット12iに挿通された後に上記タバコ包装箱12に貼付されるものであって、該内張り部材14を構成する左側板部14bは、上記第1のスリット12hの上端側と上記第2のスリット12iの上端側とを閉塞する大きさとされている。
したがって、上述した包装箱11によれば、第1及び第2のスリット12h,12iと第1及び第2の挿通片13b,13cとの長さ関係が、タバコ包装箱本体12の側方からライター収容部材13を平行移動させることにより、上記第1のスリット12hに上記第1の挿通片13bを、また、上記第2のスリット12iに上記第2の挿通片13cを挿通させることができる関係とされていることから、タバコ包装箱本体12に対するライター収容部材13の組付けを機械化・自動化することができる。また、このように組み付けられたライター収容部材13を、図6に示す状態から図7に示すように、側方にスライドさせると、上記第1及び第2の挿通片13b,13cに形成された凸片13e,13fは、上記内張り部材14を構成する左側板部14bに当接し、それ以上のスライドが規制される。したがって、このように構成された包装箱11による場合であっても、上記第1の実施の形態に係る包装箱1と同じように、喫煙時に、タバコ包装箱本体12とは別個に携帯したライターRを探すという不便さを解消することができるとともに、タバコ(が包装された包装箱)を購入する以前において、そのタバコ包装箱本体12とは別個に特定のケースを携帯する必要性がないことから、極めて使い勝手が良い。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る包装箱21に付いて図面を参照しながら詳細に説明する。この包装箱21は、図8に示すように、タバコ包装箱本体22と、ライター収容部材23と、側板部材24とから構成されている。上記タバコ包装箱本体22は、基本的に前記第1の実施の形態で説明したタバコ包装箱本体2を構成する左側板部2dと同様の構成からなるが、このタバコ包装箱本体22では、左側板部22dに形成され縦方向に長さを有する長方形状の開口部22eが形成されており、前記タバコ包装箱本体2のように、第1及び第2のスリット2h,2iは形成されておらず、下方にスリット22fがされている。
そして、このタバコ包装箱本体22では、上記左側板部22dに、上記開口部22eの略全部を閉塞する側板部材24が貼付されている。この側板部材24は、上記開口部22eを閉塞するとともにタバコ包装箱本体22左側面を形成する側板部24aと、この側板部24aの左側に形成された第1及び第2の突片24b,24cと、上記側板部24aの右側に形成された第3及び第4の突片24d,24eとから構成されている。そして、上記第1の突片24bは、上記側板部24aの左側の上端側中途部に形成され、上記第2の突片24cは、上記側板部24aの左側の下端側中途部に形成されてなるものであり、それぞれL字状に折曲されてなるものであって、タバコ包装箱本体22を構成する背面板部22bの内側面に貼付される部位である。なお、上記第1の突片24bと第2の突片24cとの間隔は、後述するライター収容部材23を構成する第1の挿通片23bの先端側に形成された長尺部23eの縦方向の長さよりも短いものとされている。また、上記第3の突片24dは、上記側板部24aの右側の上端側中途部に形成され、上記第4の突片24eは、上記側板部24aの右側の下端側中途部に形成されてなるものであり、それぞれL字状に折曲されてなるものであって、タバコ包装箱本体22を構成する正面板部22aの内側面に貼付される部位である。なお、上記第3の突片24dと第4の突片24eとの間隔は、後述するライター収容部材23を構成する第2の挿通片23cの先端側に形成された長尺部23fの縦方向の長さよりも短いものとされている。また、上記第1の突片24bの下端から第2の突片24cの上端までの範囲と、上記第3の突片24dの下端から第4の突片24eの上端までの範囲における上記側板部24aの幅は、上記開口部22eの幅よりもやや短いものとされている。したがって、上記側板部材24がタバコ包装箱本体22に貼付されることにより、該側板部材24を構成する側板部24aの左右両側にはそれぞれスリットが形成される。なお、この側板部材24は、後述するライター収容部材23を構成する第1及び第2の挿通片23b,23c及び第3の挿通片23dがタバコ包装箱本体22内に挿入された後に貼付されるものである。
また、上記ライター収容部材23は、上記側板部材24を構成する側板部24aに対向する側板部23aと、この側板部23aと連続してなる第1ないし第3の挿通片23b,23c,23dとから構成されている。上記側板部23aは、長方形状に成形され上端は傾斜してなり左側が右側よりも長尺とされている。また、上記第1の挿通片23bは、側板部23aの左側上部に形成されL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記側板部材24がタバコ包装箱本体22に貼付されることにより該側板部材24を構成する側板部24aの左側に形成されたスリットに挿通される部位である。また、上記第2の挿通片23cは、上記側板部23aの右側上部に形成されL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記側板部材24がタバコ包装箱本体22に貼付されることにより該側板部材24を構成する側板部24aの右側に形成されたスリットに挿通される部位である。そして、これら第1及び第2の挿通片23b,23cの先端側には、基端側(側板部23a側)の縦方向の長さよりも長尺に成形された長尺部23e,23fが形成されている。また、上記第3の挿通片23dは、上記側板部23aの下端に連続してなりL字状に折曲されてなるものであり、上記タバコ包装箱本体22に形成されたスリット22fに挿通される部位である。
そして、上記タバコ包装箱本体22とライター収容部材23と側板部材24とは、それぞれ別個に成形されてなるものであり、それぞれを成形した後に組み付けることにより包装箱21とする。以下、この組付け方法を簡単に説明すると、先ず、上記ライター収容部材23を構成する第1の挿通片23bと、第2の挿通片23cとを上記タバコ包装箱本体22に形成された開口部22e内に挿入するとともに第3の挿通片23dをスリット22f内に挿通し、次いで、上記側板部材24を該タバコ包装箱本体22に貼付する。こうした方法により、上記ライター収容部材23は、タバコ包装箱本体22に組み付けられ、側板部材24を構成する側板部24aから該ライター収容部材23を構成する側板部23aが接近する方向及び離間する方向に、該ライター収容部材23をスライドさせることができるとともに、所定の長さ(ライターを収容することができる長さ)スライドすると、図9に示すように、上記第1の挿通片23b及び第2の挿通片23cの先端側に形成された長尺部23e,23fが側板部材24に当接することとなり、それ以上のスライドが規制される。
したがって、上述した構成に係る包装箱21による場合であっても、喫煙時に、タバコ包装箱本体22とは別個に携帯したライターRを探すという不便さを解消することができるとともに、タバコ(が包装された包装箱)を購入する以前において、そのタバコ包装箱本体22とは別個に特定のケースを携帯する必要性がないことから、極めて使い勝手が良い。また、この包装箱21による場合であっても、タバコ包装箱本体22の側方からライター収容部材23を平行移動させることにより、開口部22e内に上記第1の挿通片23b及び第2の挿通片23cを挿入することができることから、タバコ包装箱本体22に対するライター収容部材23の組付けを機械化・自動化することができる。
なお、上記第3の実施の形態に係る側板部材24では、側板部24aの左右両側にそれぞれ2つの突片24b,24c,24d,24eを形成する一方、ライター収容部材23の左右にはそれぞれ1つの挿通片23b,23cを形成したものであるが、本発明は、上述した例に限定されることなく、図10に示す包装箱31のように、側板部材34の左右両側に後述するそれぞれ3つの突片33b・・・33gを形成するとともに、ライター収容部材33の左右両側には後述するそれぞれ2つの挿通片33b・・・33eを形成したものであっても良い。
この包装箱31は、図10に示すように、タバコ包装箱本体32と、ライター収容部材33と、側板部材34とから構成され、上記タバコ包装箱本体32は、上記第3の実施の形態に係る包装箱21を構成するタバコ包装箱本体22と略同様の構成からなり、左側板部32dには、開口部32fが形成されている。この開口部32fは、左側板部32dの側のみを上端残し、略全面が開放されている。また、上記側板部材34は、上記開口部32fを閉塞するとともにタバコ包装箱本体32左側面を形成する側板部34aと、この側板部34aの左側に形成された第1,第2及び第3の突片34b,34c,34dと、上記側板部34aの右側に形成された第4,第5及び第6の突片34e,34f,34gと、上記側板部34aの下端に形成された第7の突片34hとから構成されている。そして、上記第1の突片34bは、上記側板部34aの左側の上端に形成され、上記第2の突片34cは、上記側板部34aの左側の上端側中途部に形成され、さらに上記第3の突片34dは、上記側板部34aの左側の下端側中途部に形成されている。そして、上記第1,第2及び第3の突片34b,34c,34dは、それぞれL字状に折曲されてなるものであって、タバコ包装箱本体32を構成する背面板部32bの内側面に貼付される部位である。なお、上記第1の突片34bと第2の突片34cとの間隔は、後述するライター収容部材33を構成する第1の挿通片33bの先端側に形成された長尺部33gの縦方向の長さよりも短いものとされ、また、上記第2の突片34cと第3の突片34dとの間隔は、後述するライター収容部材33を構成する第2の挿通片33cの先端側に形成された長尺部33hの縦方向の長さよりも短いものとされている。また、上記第4の突片34eは、上記側板部34aの右側の上端に形成され、上記第5の突片34fは、上記側板部34aの右側の上端側中途部に形成されて、さらに上記第6の突片34gは、上記側板部34aの右側の下端側中途部に形成されている。そして、上記第4,第5及び第6の突片34e,34f,34gは、それぞれL字状に折曲されてなるものであって、タバコ包装箱本体32を構成する正面板部32aの内側面に貼付される部位である。なお、上記第4の突片34eと第5の突片34fとの間隔は、後述するライター収容部材33を構成する第3の挿通片33dの先端側に形成された長尺部33iの縦方向の長さよりも短いものとされ、上記第5の突片34fと第6の突片34gとの間隔は、後述するライター収容部材33を構成する第4の挿通片33eの先端側に形成された長尺部33jの縦方向の長さよりも短いものとされている。また、上記第1の突片34bの下端から第2の突片34cの上端までの範囲と、上記第4の突片34eの下端から第5の突片34fの上端までの範囲における上記側板部34aの幅と、上記第2の突片34cの下端から第3の突片34dの上端までの範囲と、上記第5の突片34fの下端から第6の突片34gの上端までの範囲における上記側板部34aの幅は、それぞれ上記開口部32fの幅よりもやや短いものとされている。したがって、上記側板部材34がタバコ包装箱32に貼付されることにより、該側板部材34を構成する側板部34aの左右両側にはそれぞれ2つのスリットが形成される。なお、この側板部材34は、後述するライター収容部材33を構成する第1ないし第4の挿通片33b・・・33e及び第5の挿通片33fがタバコ包装箱32内に挿入された後に貼付されるものである。
また、上記ライター収容部材33は、上記側板部材34を構成する側板部34aに対向する側板部33aと、この側板部33aと連続してなる第1ないし第4の挿通片33b・・・33eとから構成されている。上記側板部33aは、長方形状に成形され上端は傾斜してなり左側が右側よりも長尺とされている。また、上記第1の挿通片33bは、側板部33aの左側の上端側中途部に形成されL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記側板部材34がタバコ包装箱本体32に貼付されることにより該側板部材34を構成する側板部34aの左側(第1の突片34bと第2の突片34cとの間)に形成されたスリットに挿通される部位である。また、上記第2の挿通片33cは、側板部33aの左側の下端側中途部に形成されL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記側板部材34がタバコ包装箱本体32に貼付されることにより該側板部材34を構成する側板部34aの左側(第2の突片34cと第3の突片34dとの間)に形成されたスリットに挿通される部位である。また、上記第3の挿通片33dは、側板部33aの右側の上端側中途部に形成されL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記側板部材34がタバコ包装箱本体32に貼付されることにより該側板部材34を構成する側板部34aの右側(第4の突片34eと第5の突片34fとの間)に形成されたスリットに挿通される部位である。また、上記第4の挿通片33eは、側板部33aの右側の下端側中途部に形成されL字状に折曲されてなるものであるとともに、上記側板部材34がタバコ包装箱本体32に貼付されることにより該側板部材34を構成する側板部34aの右側(第5の突片34fと第6の突片34gとの間)に形成されたスリットに挿通される部位である。そして、これら第1ないし第4の挿通片33b・・・33eの先端側には、基端側(側板部33a側)の縦方向の長さよりも長尺に成形された長尺部33g・・・33jが形成されている。また、上記第5の挿通片33fは、上記側板部33aの下端に連続してなりL字状に折曲されてなるものであり、上記第7の突片34hとタバコ包装箱本体32に形成された底板部32cとの間に挿入される部位である。
そして、上記タバコ包装箱本体32とライター収容部材33と側板部材34とは、それぞれ別個に成形されてなるものであり、それぞれを成形した後に組み付けることにより包装箱31とする。以下、この組付け方法を簡単に説明すると、先ず、上記ライター収容部材33を構成する第1ないし第4の挿通片33b・・・33eを上記タバコ包装箱本体32に形成された開口部32f内に挿入するとともに、第5の挿通片33fを第7の突片34hとタバコ包装箱本体32に形成された底板部32cとの間に挿入し、次いで、上記側板部材34を該タバコ包装箱本体32に貼付する。こうした方法により、上記ライター収容部材33は、タバコ包装箱本体32に組み付けられ、側板部材34を構成する側板部34aから該ライター収容部材33を構成する側板部33aが接近する方向及び離間する方向に、該ライター収容部材33をスライドさせることができるとともに、所定の長さ(ライターを収容することができる長さ)スライドすると、上記第1ないし第2の挿通片33b・・・33eの先端側に形成された長尺部33g・・・33jが側板部材34に当接することとなり、それ以上のスライドが規制される。
したがって、上述した構成に係る包装箱31による場合であっても、喫煙時に、タバコ包装箱本体32とは別個に携帯したライターRを探すという不便さを解消することができるとともに、タバコ(が包装された包装箱)を購入する以前において、そのタバコ包装箱本体32とは別個に特定のケースを携帯する必要性がないことから、極めて使い勝手が良い。また、この包装箱31による場合であっても、タバコ包装箱本体32の側方から側板部材34及びライター収容部材33をそれぞれ平行移動させることにより、開口部32f内に上記第1ないし第4の挿通片33b・・・33eを挿入することができ、また、側板部34を構成する第1ないし第7の突片34b・・・34hを挿入し貼付することができることから、タバコ包装箱本体32に対するライター収容部材33の組付け及び側板部材34の貼付を機械化・自動化することができる。
なお、上記各実施の形態に係る包装箱1,11,21,31では、タバコ包装箱本体2,12,22,32の左側板部(符号は省略する。)にライター収容部材3,13,23,33が取り付けられているが、本発明は、このように左側板部側であると右側板部側であるとを問わず、何れか一方にライター収容部材が取り付けられているのであれば良い。
本発明の第1の実施の形態に係るライター収容機能付きタバコ包装箱を示す分解斜視図である。 ライター収容部材の展開図である。 ライター収容部材がタバコ包装箱本体からスライドされる前の状態を示す斜視図である。 ライター収容部材がタバコ包装箱本体からスライドされ、内部にライターが収容された状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るライター収容機能付きタバコ包装箱を示す分解斜視図である。 ライター収容部材がタバコ包装箱本体からスライドされる前の状態を示す斜視図である。 ライター収容部材がタバコ包装箱本体からスライドされた後の状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るライター収容機能付きタバコ包装箱を示す分解斜視図である。 ライター収容部材がタバコ包装箱本体からスライドされた後の状態を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係るライター収容機能付きタバコ包装箱を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 ライター収容機能付きタバコ包装箱
2 タバコ包装箱本体
2a 正面板部
2b 背面板部
2c 底板部
2d 左側板部
2e 右側板部
2h 第1のスリット
2i 第2のスリット
2j 第3のスリット
3 ライター収容部材
3a 側板部
3b 第1の挿通片
3c 第2の挿通片
3d 第3の挿通片
3e,3f 長尺部
11 ライター収容機能付きタバコ包装箱
12 タバコ包装箱本体
12a 正面板部
12b 背面板部
12c 底板部
12d 左側板部
12e 右側板部
12h 第1のスリット
12i 第2のスリット
13 ライター収容部材
13a 側板部
13b 第1の挿通片
13c 第2の挿通片
13d 第3の挿通片
14 内張り部材
21 ライター収容機能付きタバコ包装箱
22 タバコ包装箱本体
22a 正面板部
22b 背面板部
22d 左側板部
22e 開口部
23 ライター収容部材
23a 側板部
23b 第1の挿通片
23c 第2の挿通片
23d 第3の挿通片
23e,23f 長尺部
24 側板部材
24a 側板部
24b・・・24e 第1ないし第4の突片
31 ライター収容機能付きタバコ包装箱
32 タバコ包装箱本体
32f 開口部
33 ライター収容部材
33a 側板部
33b・・・33e 第1ないし第4の挿通片
33g・・・33j 長尺部
34 側板部材
34a 側板部
34b・・・34g 第1ないし第6の突片
R ライター

Claims (7)

  1. 正面板部,背面板部,底板部,左右の側板部を有し、内部に紙巻タバコが包装されたタバコ包装箱本体と、このタバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方に着脱自在に取り付けられ内部にライターが収容されるライター収容部材とを備え、
    上記タバコ包装箱本体を構成する左右の側板部の何れか一方には、該タバコ包装箱本体の高さ方向に長さを有し互いに平行となされた第1及び第2のスリットと、これら第1及び第2のスリットの下端側に形成された第3のスリットとが形成され、
    上記ライター収容部材は、上記左右の側板部の何れか一方と対向する側板部と、この側板部の一側から折曲されてなるとともに上記第1のスリットに挿通された第1の挿通片と、上記側板部の他側から折曲されてなるとともに上記第2のスリットに挿通された第2の挿通片と、上記側板部の下端から折曲されてなるとともに上記第3のスリットに挿通される第3の挿通片と、を備え、
    上記側板部が、上記タバコ包装箱本体を構成する側板部に接近する方向及び離間する方向にスライド自在とされてなるとともに、該側板部が上記タバコ包装箱本体を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制するスライド規制機構を有してなることを特徴とするライター収容機能付きタバコ包装箱。
  2. 前記スライド規制機構は、前記第1のスリットと、先端側の高さが該第1のスリットの長さよりも長尺とされた第1の挿通片と、前記第2のスリットと、先端側の高さが該第2のスリットの長さよりも長尺とされた第2の挿通片と、とからなることを特徴とする請求項1記載のライター収容機能付きタバコ包装箱。
  3. 前記ライター収容部材を構成する第1及び第2の挿通片の先端側の高さは、基端側の高さよりも長尺となされ、前記タバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方には、前記第1の挿通片の先端側の高さよりも長尺となされた第1のスリットと、前記第2の挿通片の先端側の高さよりも長尺となされた第2のスリットとが形成されてなるとともに、該タバコ包装箱本体の内側には、ライター収容部材が所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制する1又は複数の内張り片が貼付されてなることを特徴とする請求項1記載のライター収容機能付きタバコ包装箱。
  4. 正面板部,背面板部,底板部,左右の側板部を有し、内部にタバコが収容され又はタバコが包装された包装箱が収容されるタバコ包装箱本体と、このタバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方に着脱自在に取り付けられ内部にライターが収容されるライター収容部材とを備え、
    上記タバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方は、該タバコ包装箱本体とは別個に成形されてなる側板部材が貼付され、この側板部材は、該タバコ包装箱本体の側面を形成するとともに下端は底板部の上面よりも僅か上方に位置してなる側板部と、この側板部の一側に形成されそれぞれ該タバコ包装箱本体を構成する正面板部の内側面に貼付された第1及び第2の突片と、上記側板部の他側に形成されそれぞれ該タバコ包装箱本体を構成する背面板部の内側面に貼付された第3及び第4の突片と、を備え、
    上記ライター収容部材は、上記側板部材を構成する側板部と対向する側板部と、この側板部の一側から折曲されてなるとともに上記第1の突片と第2の突片との間に挿通された第1の挿通片と、上記側板部の他側から折曲されてなるとともに上記第3の突片と第4の突片との間に挿通された第2の挿通片と、側板部材を構成する側板部の下端とタバコ包装箱本体を構成する底板部との間に挿通された第3の挿通片と、を備えてなるとともに、
    上記ライター収容部材を構成する側板部が、上記側板部材を構成する側板部に接近する方向及び離間する方向にスライド自在とされてなるとともに、該ライター収容部材を構成する側板部が上記側板部材を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制するスライド規制機構を有してなることを特徴とするライター収容機能付きタバコ包装箱。
  5. 前記スライド規制機構は、前記第1の突片と第2の突片と、先端側の高さが該第1の突片と第2の突片との長さよりも長尺とされた第1の挿通片と、前記第3の突片と第4の突片と、先端側の高さが該第3の突片と第4の突片との長さよりも長尺とされた第2の挿通片と、からなることを特徴とする請求項4記載のライター収容機能付きタバコ包装箱。
  6. 正面板部,背面板部,底板部,左右の側板部を有し、内部にタバコが収容され又はタバコが包装された包装箱が収容されるタバコ包装箱本体と、このタバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方に着脱自在に取り付けられ内部にライターが収容されるライター収容部材とを備え、
    上記タバコ包装箱本体を構成する上記左右の側板部の何れか一方は、該タバコ包装箱本体とは別個に成形されてなる側板部材からなり、この側板部材は、該タバコ包装箱本体の側面を形成するとともに下端は底板部の上面よりも僅か上方に位置してなる側板部と、この側板部の一側に形成されたそれぞれ該タバコ包装箱本体を構成する正面板部の内側面に貼付された第1ないし第3の突片と、上記側板部の他側に形成されたそれぞれ該タバコ包装箱本体を構成する背面板部の内側面に貼付された第4ないし第6の突片と、を有し、
    上記ライター収容部材は、上記側板部材を構成する側板部と対向する側板部と、この側板部の一側から折曲されてなるとともに上記第1の突片と第2の突片との間に挿通された第1の挿通片と、上記側板部の一側から折曲されてなるとともに上記第2の突片と第3の突片との間に挿通された第2の挿通片と、上記側板部の他側から折曲されてなるとともに上記第4の突片と第5の突片との間に挿通された第3の挿通片と、上記側板部の他側から折曲されてなるとともに上記第5の突片と第6の突片との間に挿通された第4の挿通片と、上記側板部材を構成する側板部の下端とタバコ包装箱本体を構成する底板部との間に挿通される第7の挿通片とを備えてなるとともに、
    上記ライター収容部材を構成する側板部が、上記側板部材を構成する側板部に接近する方向及び離間する方向にスライド自在とされてなるとともに、該ライター収容部材を構成する側板部が上記側板部材を構成する側板部から離間する方向に所定長さスライドされた際にそれ以上スライドされないようライター収容部材のスライドを規制するスライド規制機構を有してなることを特徴とするライター収容機能付きタバコ包装箱。
  7. 前記スライド規制機構は、前記第1の突片と第2の突片と、先端側の高さが該第1の突片と第2の突片との長さよりも長尺とされた第1の挿通片と、前記第2の突片と第3の突片と、先端側の高さが該第2の突片と第3の突片との長さよりも長尺とされた第2の挿通片と、前記第4の突片と第5の突片と、先端側の高さが該第4の突片と第5の突片との長さよりも長尺とされた第3の挿通片と、前記第5の突片と第6の突片と、先端側の高さが該第5の突片と第6の突片との長さよりも長尺とされた第4の挿通片と、からなることを特徴とする請求項6記載のライター収容機能付きタバコ包装箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ITUB20153917A1 (it) * 2015-09-25 2017-03-25 Gd Spa Pacchetto di articoli da fumo rigido con coperchio incernierato.

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