JP2006020180A - 情報処理システム、携帯端末およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、携帯端末およびプログラム Download PDF

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俊介 松田
Kensaku Matsuda
健作 松田
Satoru Mimuro
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Abstract

【課題】従来の情報端末の位置特定方法では、機器構成が複雑である。
【解決手段】2以上の位置情報送信装置と、携帯端末を有する情報処理システムであって、位置情報送信装置は、当該位置情報送信装置の位置を示す情報である位置情報を保持している位置情報保持部と、位置情報を送信する位置情報送信部を具備し、2以上の位置情報送信装置の位置情報送信部は、異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し位置情報を送信し、携帯端末は、1以上の位置情報送信装置から、順次、1以上の位置情報を受信する位置情報受信部と、位置情報受信部が受信した1以上の位置情報に基づいて、当該携帯端末が存在する領域を決定する領域決定部と、領域に基づいて情報を出力する情報出力部を具備する情報処理システムであり、かかる構成により、簡易な構成で、ユーザが居る領域に適した情報を、ユーザは得ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末が存在する領域を特定して、各種サービスを行い得る情報処理システム等に関するものである。
従来の情報端末の位置特定方法は、信号を識別する情報である信号識別子を含み、かつ概ね各々一定距離以下の距離しか伝送ができず、かつ各々伝送距離が異なる1以上の信号を外部から受信し、当該1以上の信号のうちで受信した信号が有する信号識別子に基づいて情報処理端末の位置を特定する位置特定方法であり、当該方法により、精度良い位置特定を実現している。なお、信号は、ブルートゥースなどの短距離の無線通信手段を利用している。また、従来の情報端末において、当該特定した位置に応じた情報を出力している。
特開2003−203134(第1頁、第1図等)
しかしながら、上述した従来技術では、複雑な機器構成となる。つまり、伝送距離が異なる、通常、複数の信号発信装置が必要である。
本第一の発明の情報処理システムは、2以上の位置情報送信装置と、携帯端末を有する情報処理システムであって、前記位置情報送信装置は、当該位置情報送信装置の位置を示す情報である位置情報を保持している位置情報保持部と、前記位置情報を送信する位置情報送信部を具備し、前記2以上の位置情報送信装置の位置情報送信部は、異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し位置情報を送信し、前記携帯端末は、1以上の位置情報送信装置から、順次、1以上の位置情報を受信する位置情報受信部と、前記位置情報受信部が受信した1以上の位置情報に基づいて、当該携帯端末が存在する領域を決定する領域決定部と、前記領域に基づいて情報を出力する情報出力部を具備する情報処理システムである。
かかる構成により、簡易な構成で、ユーザが居る領域に適した情報を、ユーザは得ることができる。
また、本第二の発明の情報処理システムは、第一の発明の情報処理システムにおける携帯端末は、当該携帯端末の方角を検出する方角検出部をさらに具備し、前記情報出力部は、前記領域と前記方角検出部が検出した方角に基づいて情報を出力する情報処理システムである。
かかる構成により、簡易な構成で、ユーザが居る領域と、ユーザが向いている方角に適した情報を、ユーザは得ることができる。
また、本第三の発明の情報処理システムは、第一の発明の情報処理システム、第二の発明の情報処理システムに対して、領域決定部が決定した領域に関する情報である領域情報を1以上蓄積する領域情報蓄積部と、領域情報蓄積部が蓄積した1以上の領域情報に基づいてポイントを算出するポイント算出部と、ポイント算出部が算出したポイントを出力するポイント出力部をさらに具備する情報処理システムである。
かかる構成により、携帯端末を保持して移動するユーザが、ゲーム等を楽しめる。
また、本第四の発明の情報処理システムは、第一の発明の情報処理システム、第二の発明の情報処理システムに対して、情報出力部は、アプリケーションを保持しているアプリケーション保持手段と、領域または、領域および方角に基づいて、アプリケーションに与える命令または/およびデータを決定する命令決定手段と、命令決定手段が決定した命令または/およびデータをアプリケーションに与えて、アプリケーションを動作させるアプリケーション実行手段を具備する情報処理システムである。
かかる構成により、携帯端末を保持して移動するユーザが、ゲーム等を楽しめる。
本発明によれば、簡易な構成で情報端末が存在する領域が特定できる。
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における情報処理システムの概念図である。情報処理システムは、1以上の送信指示装置11、2以上の位置情報送信装置12、携帯端末13を具備する。1以上の送信指示装置11、2以上の位置情報送信装置12は、例えば、博物館や美術館などの天井に設置されている。携帯端末13は、位置情報受信機131、情報出力機132を具備する。本情報処理システムは、例えば、博物館で利用される。ユーザが持っている携帯端末13と、例えば、博物館内に設置された送信指示装置11、位置情報送信装置12が連携することにより、携帯端末13は、携帯端末13の位置(領域)を判断し、当該位置に対応した情報を出力する。
一の送信指示装置11は、1組(N個(Nは2以上の整数))の位置情報送信装置12に対して、タイミングを計って、位置情報の送信を指示する。一の送信指示装置11は、N個の位置情報送信装置12に対して、異なるタイミングで、かつ順次に、位置情報を送信するように指示する。
位置情報送信装置12は、送信指示装置11の指示に従ったタイミングで、位置情報を送信する。
携帯端末13は、ここでは、受信した1以上の位置情報に基づいて、自身が存在する領域を決定し、当該領域に基づいて情報を出力する。位置情報受信機131と情報出力機132は、例えば、有線で接続されている。
図2は、本実施の形態における情報処理システムのブロック図である。送信指示装置11は、送信指示送信部1101を具備する。
位置情報送信装置12は、位置情報取得部1201、位置情報蓄積部1202、送信指示受信部1203、位置情報保持部1204、位置情報送信部1205を具備する。
携帯端末13は、位置情報受信機131、情報出力機132を具備する。位置情報受信機131は、位置情報受信部1301、位置情報転送部1302を具備する。情報出力機132は、位置情報被転送部1303、領域決定部1304、方角検出部1305、情報出力部1306を具備する。
情報出力部1306は、コンテンツ保持手段13061、コンテンツ選択手段13062、コンテンツ出力手段13063を具備する。
送信指示送信部1101は、1組の位置情報送信装置12の中の各位置情報送信装置12に対して、順次、送信指示を送信する。送信指示とは、位置情報の送信を指示である。送信指示のデータ構造は問わない。送信指示送信部1101は、タイミングを計るために、無線または有線の通信手段で実現され得る。
位置情報取得部1201は、位置情報を取得する。位置情報とは、通常、位置情報送信装置12が存在する位置または領域を示す情報である。ただし、携帯端末13の動作を終了させるため(電源をオフさせるため)の情報等として利用する情報であっても良い。位置情報取得部1201が位置情報を取得する手段は、無線または有線の通信手段であっても良いし、放送を受信する手段(チューナー等)であっても良い。また、位置情報取得部1201は、入力デバイスのドライバーソフト等であっても良い。
位置情報蓄積部1202は、位置情報取得部1201が取得した位置情報を前記位置情報保持部に蓄積する。位置情報蓄積部1202は、一時的にメモリに蓄積してもよい。位置情報蓄積部1202は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。位置情報蓄積部1202の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
送信指示受信部1203は、送信指示装置11から送信指示を受信する。送信指示受信部1203は、無線または有線の通信手段等で実現され得る。
位置情報保持部1204は、位置情報送信装置12の位置を示す情報である位置情報を保持している。ここでの位置とは、領域も含む概念である。位置情報保持部1204は、一時的に位置情報を保持するメモリでも良い。位置情報保持部1204は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
位置情報送信部1205は、位置情報保持部1204の位置情報を送信する。位置情報送信部1205は、送信指示受信部1203が受信した送信指示に基づいて、位置情報を送信する。位置情報送信部1205は、少なくとも最初に位置情報を送信する場合に、送信指示受信部1203が受信した送信指示に基づいて位置情報を送信する。位置情報は、赤外線信号により送信されることが好適である。ただし、位置情報は、可視光線により送信されても良い。位置情報送信部1205は、例えば、赤外線発光手段により実現され得る。なお、2以上の位置情報送信装置12の位置情報送信部1205は、通常、異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し位置情報を送信する。
位置情報受信部1301は、1以上の位置情報送信装置12から、順次、1以上の位置情報を受信する。位置情報受信部1301は、例えば、赤外線受光手段から実現され得る。
領域決定部1304は、位置情報受信部1301が受信した1以上の位置情報に基づいて、携帯端末13が存在する領域を決定する。領域決定部1304が領域を決定するアルゴリズムの例は後述する。領域決定部1304は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。領域決定部1304の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
方角検出部1305は、携帯端末の向きを検出する。方角検出部1305は、例えば、電子コンパスで実現され得る。電子コンパスとは、半導体を用いた地磁気センサー(方位センサー)で、地球が生じている南北の地磁気を検出して、方角を算出する機能を有する。
情報出力部1306は、領域決定部1304が決定した領域または、領域決定部1304が決定した領域および方角検出部1305が検出した方角に基づいて情報を出力する。情報出力部1306は、領域、または領域および方角に基づいて、情報を検索して出力しても良いし、領域、または領域および方角の情報を出力しても良い。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信等を含む概念である。情報出力部1306は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。情報出力部1306は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
コンテンツ保持手段13061は、2以上のコンテンツを保持している。かかるコンテンツは、外部から取得しても良いし、予め格納していても良い。外部からコンテンツを取得するとは、例えば、外部装置からコンテンツを受信したり、外部の記録媒体からコンテンツを読み出したりすることである。コンテンツ保持手段13061は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
コンテンツ選択手段13062は、領域または、領域および方角に基づいて、コンテンツ保持手段13061から1以上のコンテンツを選択する。コンテンツ選択手段13062は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。コンテンツ選択手段13062の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
コンテンツ出力手段13063は、コンテンツ選択手段13062が選択したコンテンツを出力する。出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信等を含む概念である。コンテンツ出力手段13063は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。コンテンツ出力手段13063は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
以下、本情報処理システムの動作について説明する。まず、送信指示装置11の動作について説明する。送信指示装置11は、位置情報送信装置12に、位置情報の送信を指示する。その際、2以上の位置情報送信装置である1組の位置情報送信装置に対応して、異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し、位置情報の送信を指示する。
次に、位置情報送信装置12の動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)送信指示受信部1203は、送信指示装置11から送信指示を受信したか否かを判断する。送信指示を受信すればステップS302に行き、送信指示を受信しなければステップS304に飛ぶ。
(ステップS302)位置情報送信部1205は、位置情報保持部1204で保持されている位置情報を取得する。
(ステップS303)位置情報送信部1205は、ステップS302で取得した位置情報を送信する。送信は、通常、相手を特定せずに行う。
(ステップS304)位置情報取得部1201は、位置情報を取得したか否かを判断する。位置情報を取得すればステップS305に行き、位置情報を取得しなければステップS301に戻る。
(ステップS305)位置情報蓄積部1202は、ステップS304で取得した位置情報を位置情報保持部1204に蓄積する。ステップS301に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、携帯端末13の位置情報受信機131の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)位置情報受信部1301は、位置情報を受信したか否かを判断する。位置情報を受信すればステップS402に行き、位置情報を受信しなければステップS401に戻る。
(ステップS402)位置情報転送部1302は、ステップS401で取得した位置情報を情報出力機132に転送する。ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、携帯端末13の情報出力機132の動作について図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)位置情報被転送部1303は、位置情報受信機131から位置情報を受け付けたか否かを判断する。位置情報を受け付ければステップS502に行き、位置情報を受け付けなければステップS501に戻る。
(ステップS502)位置情報被転送部1303は、ステップS501で受け付けた位置情報を所定のバッファに一時蓄積する。
(ステップS503)領域決定部1304は、バッファに一時蓄積されている位置情報に基づいて、携帯端末13が存在する領域を決定する。かかる領域決定ルーチンの動作の詳細は、後述する。
(ステップS504)領域決定部1304は、ステップS503において、領域が決定されたか否かを判断する。領域決定部1304は、例えば、領域を識別する情報である領域情報が「−1」である場合には領域が決定されていないと判断し、領域情報が「−1」以外の値である場合には領域が決定されていると判断する。
(ステップS505)方角検出部1305は、方角(向き)を検出する。
(ステップS506)コンテンツ選択手段13062は、領域情報と方角に基づいて、コンテンツ保持手段13061からコンテンツを選択する。
(ステップS507)コンテンツ出力手段13063は、ステップS506で選択したコンテンツを出力する。
なお、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、領域決定ルーチンの動作の詳細について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)領域決定部1304は、バッファの位置情報をすべて読み出す。
(ステップS602)領域決定部1304は、ステップS601で読み出した位置情報の中に、同一の位置情報が含まれるか否かを判断する。同一の位置情報が含まれればステップS603に行き、同一の位置情報が含まれなければステップS605に飛ぶ。なお、同一の位置情報が含まれるということは、その領域で取得できる位置情報をすべて取得済みである、と考えられる。
(ステップS603)領域決定部1304は、ステップS601で読み出した位置情報の中の重複しない一連の位置情報(1つ以上の位置情報)を取得する。
(ステップS604)領域決定部1304は、一連の位置情報を全て含み、かつ他の位置情報を含まない位置情報群と対になる領域情報を領域情報管理表から取得する。領域情報管理表は、領域決定部1304が保持している表であり、1以上の位置情報(位置情報群)と領域情報を有するレコードを1以上保持している表である。領域情報管理表の具体例は後述する。
(ステップS605)領域決定部1304は、領域情報に「−1」を代入する。
なお、領域決定ルーチンは、領域情報を上位の処理関数(図5において説明済み)にリターンする。
以下、本実施の形態における情報処理システムの具体的な動作について説明する。情報処理システムの概念図は図1である。ユーザは博物館に居り、携帯端末13を保持している。携帯端末13は、携帯端末13が存在する位置(領域)と方角(向き)に応じた情報を出力する。
図7は、博物館の天井の様子を示す図である。博物館の天井には、1以上の送信指示装置11と2以上の位置情報送信装置12が設置されている。1の送信指示装置11は、4つの位置情報送信装置12を制御する。つまり、1の送信指示装置11は、4つの位置情報送信装置12のそれぞれに対して、異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し位置情報を送信するように指示する。位置情報送信装置12は、送信指示装置11から送信指示を受信した場合に、格納している位置情報を送信する。
図7において、位置情報送信装置12に、「1」から「4」の番号が付されている。この番号は、それぞれのタイミングで、順次、位置情報を送信することを示す番号であり、同じ番号の位置情報送信装置12は、同じタイミングで位置情報を送信する。また、図7において、X座標、Y座標の値が、位置情報送信装置12に振られている。例えば、図7の左下隅の「1」の番号が付された位置情報送信装置12は、位置情報(1,1)を保持している。また、その位置情報送信装置12と組になる(同じ送信指示装置11により制御される)「2」の番号が付された位置情報送信装置12は、位置情報(2,3)を保持している。また、その位置情報送信装置12と組になる「3」の番号が付された位置情報送信装置12は、位置情報(4,3)を保持している。さらにその位置情報送信装置12と組になる「4」の番号が付された位置情報送信装置12は、位置情報(3,1)を保持している。
図8は、「1」から「4」の番号が付されている位置情報送信装置12が、位置情報を送信するタイミングを示すタイミングチャートである。「1」の番号が付された位置情報送信装置12が、第一番目に位置情報(1,1)を送信し、続いて、「2」の番号が付された位置情報送信装置12が位置情報(2,3)を送信する。さらに、「3」の番号が付された位置情報送信装置12が位置情報(4,3)を送信する。さらに次に、「4」の番号が付された位置情報送信装置12が位置情報(3,1)を送信する。また、これらの送信処理が繰り返される。かかる繰り返しは、図8に示す通りである。
また、ここでは、位置情報送信装置12は、赤外線信号により、位置情報を送信する。赤外線信号の例を、図9に示す。なお、図9の信号は12bitの信号であるが、14bit等の他のデータ長の信号でも良いことはいうまでもない。ただし、赤外線信号は、位置情報受信機131が赤外線信号を確実に受信でき、かつ識別する領域の数を所定数以上確保できることが必要である。図9の信号の12bitの信号のうち、最初の1bitは、位置情報の送信の開始を示す情報であり、次の5bitはX座標値を示す情報であり、次の5bitはY座標値を示す情報である。さらに、最後の1bitは、位置情報の終了の開始を示す情報である。
次に、携帯端末13が存在する領域の決定方法について説明する。図10は、各位置情報送信装置12から送信された位置情報を、位置情報受信機131が受信できる領域を示した図である。天井に設置されている各位置情報送信装置12から送信される位置情報は、各位置情報送信装置12の位置を中心とする円形の領域に存在する位置情報受信機131が受信できる。図10において、例えば、位置情報(4,3)の位置情報送信装置12(「3」の番号が付されている装置)は、「A」「B」・・・「M」の各領域に存在する位置情報受信機131に対して、位置情報を送信できる。なお、領域「A」内に存在する位置情報受信機131は、位置情報(4,3)の位置情報送信装置12と、位置情報(2,3)の位置情報送信装置12(「2」の番号が付されている装置)から位置情報を受信できる。
図11は、領域情報管理表である。領域情報管理表は、「位置情報群」「領域情報」を対に有するレコードを1以上保持している。「位置情報群」は、1以上の位置情報を有する。「領域情報」の属性値の領域に存在する位置情報受信機131は、「位置情報群」の属性値である全ての位置情報を受信できることを示す。つまり、例えば、領域情報「D」の領域に存在する位置情報受信機131は、位置情報(3,5)、(4,3)、(5,5)を受信できる。
図12は、コンテンツ保持手段13061が保持しているコンテンツ管理表である。コンテンツ管理表は、「領域情報」「方角」「コンテンツ」を有するレコードを1以上保持している。「方角」は、「N」「E」「S」「W」の値を取り得る。「N」は北、「E」は東、「S」は南、「W」は西を示す情報である。「コンテンツ」の属性値は、動画、音声(楽音等も含む)、テキスト等、種々のタイプのデータで構成され、かつ1つ以上のデータで構成される。
また、博物館に入場したユーザは、位置情報受信機131を耳に設置し、情報出力機132を手に持っている。図13は、ユーザが、位置情報受信機131と情報出力機132を有する携帯端末13を保持している姿を示す外観図である。なお、ここでは、位置情報受信機131と情報出力機132は、有線で接続されている。位置情報受信機131が受信した位置情報は、情報出力機132に、そのまま転送される。なお、位置情報受信機131から情報出力機132に、無線通信により位置情報を送信しても良い。
かかる状況において、ユーザは、領域情報「A」で示される領域に入って、東側を向いている、とする。領域情報「A」で示される領域で東側に向いている場合に、ユーザは恐竜1の骨格の展示物を見ることができる、とする。
そして、領域情報「L」の左側あたりの天井に設置されている送信指示装置11は、正確な時計を保持しており、位置情報(1,1)、(2,3)、(4,3)、(3,1)で示される天井の場所に設置されている位置情報送信装置12に、図8に示すように、タイミングをずらしながら、位置情報の送信指示を送信する。位置情報(1,1)、(2,3)、(4,3)、(3,1)で示される場所に設置されている各位置情報送信装置12は、送信指示を受信し、ただちに保持している位置情報を赤外線信号で発信する。また、各位置情報送信装置12は、位置情報の発信を、タイミングをずらしながら、連続的に行う。
次に、ユーザが耳に設置している位置情報受信機131は、領域情報「A」で識別される領域(以下、適宜、領域「A」)という)に存在するので、位置情報(2,3)と(4,3)を連続して、繰り返し受信する。
次に、位置情報受信機131は、受信した位置情報を情報出力機132に転送する。図14は、情報出力機132がバッファに蓄えた位置情報群を示す。バッファには、位置情報(4,3)と(2,3)が、連続して格納されている。
次に、位置情報受信機131の領域決定部1304は、位置情報(4,3)と(2,3)を取得する。つまり、領域決定部1304は、バッファ内の重複している位置情報を除いた位置情報を取得する。
次に、領域決定部1304は、位置情報(4,3)と(2,3)を全て含んで、それ以外の位置情報を含まないレコードを、図11の領域情報管理表から検索し、当該レコードが有する領域情報「A」を取得する。つまり、領域決定部1304は、ユーザが存在する位置(領域)を、領域「A」であると決定した。
次に、方角検出部1305は、携帯端末の向き「W」を取得する。なお、方角検出部1305が、電子コンパス等を用いて、いかに方角を取得するかは問わない。ここでは、方角検出部1305は、取得した方角の情報を「N」「E」「S」「W」のいずれかに変換する、とする。なお、上記は方角を4方向に区別するものであるが、8方向(北、北東、東、南東、南、南西、西、北西)等、さらに細かく区別するものでも良い。
次に、コンテンツ選択手段13062は、領域情報「A」、および方角「W」に基づいて、コンテンツを、コンテンツ管理表から選択する。ここでは、コンテンツ選択手段13062は、領域情報「A」、および方角「W」と対になるコンテンツ「恐竜2説明.txt」と「音楽2.wav」を取得する。「恐竜2説明.txt」は、博物館に展示されている恐竜2について説明する文章からなるテキストデータである。「音楽2.wav」は、恐竜2の泣き声が格納されている音データである。「恐竜2説明.txt」、「音楽2.wav」の実体データは、別途、管理されている、とする。
次に、コンテンツ出力手段13063は、コンテンツ選択手段13062が選択したコンテンツ「恐竜1説明.txt」をディスプレイに出力する。また、コンテンツ出力手段13063は、「音楽2.wav」をスピーカーから音出力する。図15は、情報出力機132における、コンテンツの出力例を示す図である。
次に、博物館の閉館の時間になった場合の処理について説明する。博物館の閉館の時間になった場合に、すべての位置情報送信装置12の位置情報取得部1201は、例えば、(−1、−1)の位置情報を取得する、とする。かかる取得方法は種々ある。例えば、図示しない手段により、位置情報(−1、−1)をブロードキャストする。そして、位置情報取得部1201は、ブロードキャストされた位置情報(−1、−1)を受信する。次に、位置情報蓄積部1202は、位置情報(−1、−1)を位置情報保持部1204に蓄積する。さらに、位置情報送信部1205は、位置情報(−1、−1)を赤外線信号により発信する。
次に、位置情報受信機131は、位置情報(−1、−1)を受信し、情報出力機132に転送する。次に、情報出力機132は、位置情報(−1、−1)を受け付ける。そして、領域決定部1304は、位置情報(−1、−1)に基づいて、コンテンツの出力の終了を決定する。そして、情報出力部1306は、情報(コンテンツ)の出力を停止する。なお、情報出力部1306は、電源をオフにしても良い。情報の出力を停止する処理、電源をオフにする処理は、公知技術により可能であるので、詳細な説明は省略する。
以上、本実施の形態において、赤外線通信手段を用いた簡易な構成で、ユーザが存在する領域、およびユーザが向いている方角を決定できる。また、ユーザが存在する領域、および向いている方角に応じたコンテンツをユーザに提示できる。したがって、ユーザが、現在欲しい情報を入手できる。かかる仕組みは、博物館や美術館や店舗などで極めて有効である。店舗においては、店舗に展示されている商品について、自動的にユーザに説明してくれる。
なお、本実施の形態によれば、領域と方角に基づいて、コンテンツを選択して出力したが、領域のみに基づいてコンテンツを選択して出力しても良い。かかることは、他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態によれば、領域と方角に基づいて行なう処理がコンテンツの出力であったが、領域と方角に基づいて、他の処理を行っても良い。他の処理とは、例えば、領域と方角に基づいて、起動するアプリケーション(ソフトウェア)が変わっても良い。かかることも、他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態によれば、異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し位置情報を送信する位置情報送信装置の1組が、4個の位置情報送信装置であり、当該4個の位置情報装置は、矩形を形成する位置に配置され、位置情報受信部は、最大4つの位置情報送信装置から、順次、4つの位置情報を受信した。しかし、位置情報装置の1組が、例えば、3個の位置情報送信装置であり、当該3個の位置情報装置は、三角形を形成する位置に配置され、位置情報受信部は、最大3つの位置情報送信装置から、順次、3つの位置情報を受信しても良い。位置情報送信装置の1組の個数を問わない(2以上のN個である)ことは、他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態によれば、位置情報の送受信は、赤外線通信手段により行なわれたが、可視光線の通信手段、レーザー等、他の通信手段でも良い。ただし、2以上の位置情報送信装置から送信される位置情報の受信が、タイミングをずらして、順次なされなければならない。かかることは、他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態によれば、例えば、博物館の閉館の際に、位置情報送信装置は、所定の位置情報(たとえば、(−1,−1))を送信した。しかし、かかる処理は行わなくても良い。また、所定の位置情報(たとえば、(−1,−1))を送信するために、位置情報保持部の位置情報を書き換えた場合には、次の博物館の営業日には、以前の位置情報に戻す必要があるのは言うまでもない。かかる以前の位置情報に戻す処理方法は、問わない。
また、本実施の形態によれば、送信指示装置11がタイミングを計って、2以上の位置情報送信装置12に送信指示を繰り返し送信していた。しかし、送信指示装置11が、最初だけ2以上の位置情報送信装置12に送信指示を送信しても良い。かかる場合、位置情報送信装置12は、送信指示に基づいて1回目の位置情報を送信し、2回目以降の位置情報の送信は、所定の時間経過後、独自に、タイミングを計って行なう。この場合の所定の時間を示す情報は、通常、各位置情報送信装置12が保持しており、各位置情報送信装置12に共通である。なお、所定の時間を示す情報を、送信指示装置11が2以上の位置情報送信装置12に送信しても良い。かかることも、他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態によれば、送信指示装置11がタイミングを計って、2以上の位置情報送信装置12に送信指示を送信した。しかし、各位置情報送信装置12は、独自にタイミングを計って、位置情報を送信しても良い。かかる場合、情報処理システムは、送信指示装置11を具備しない。かかることも、他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態によれば、携帯端末13は、位置情報受信機131、情報出力機132を具備する構成であったが、位置情報受信機131と情報出力機132が一体になった以下の構成でも良い。つまり、携帯端末13は、1以上の位置情報送信装置から、順次、1以上の位置情報を受信する位置情報受信部と、前記位置情報受信部が受信した1以上の位置情報に基づいて、当該携帯端末が存在する領域を決定する領域決定部と、前記領域に基づいて情報を出力する情報出力部を具備する、構成である。
また、本実施の形態によれば、図11の領域情報管理表を用いて、位置情報群から領域情報を取得した。しかし、他の方法により領域情報を取得しても良い。例えば、領域決定部1304は、3つの位置情報(例えば、「2」「3」「4」)を得た場合に、「2」「3」「4」の平均値「3」の領域情報を取得することとしても良い。なお、ここでの位置情報は(X,Y)の座標系ではなく、位置識別子「ID」である。かかる場合、情報出力機132は、領域情報管理表を保持せず、取得した位置情報群に基づいて、計算により領域を決定できる。かかることも、他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態によれば、携帯端末13がコンテンツを保持していたが、携帯端末13は、領域と方角に基づいて、例えば、サーバ装置(図示しない)からコンテンツを取得しても良い。かかる場合、例えば、携帯端末13は、領域と方角をキーとして、サーバ装置にアクセスし、サーバ装置が保持しているコンテンツ管理表(コンテンツ管理DB)からコンテンツを検索し、携帯端末13に送信する。携帯端末13は、コンテンツをサーバ装置から受信し、当該コンテンツを出力する。かかる場合、各携帯端末13に、コンテンツを格納している必要はなく、一つの大規模容量を持つサーバ装置があれば、ユーザはコンテンツを楽しめる。かかることも、他の実施の形態においても同様である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における位置情報送信装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、位置情報送信装置の位置を示す情報である位置情報を保持しており、前記位置情報を送信する位置情報送信ステップを実行させるためのプログラムであり、2以上の位置情報送信装置の位置情報送信ステップにおいて、異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し位置情報を送信することを特徴とするプログラム。
また、携帯端末を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、1以上の位置情報送信装置から、順次、1以上の位置情報を受信する位置情報受信ステップと、前記位置情報受信ステップで受信した1以上の位置情報に基づいて、当該携帯端末が存在する領域を決定する領域決定ステップと、前記領域に基づいて情報を出力する情報出力ステップを実行させるためのプログラムである。
また、携帯端末を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、上記プログラムにおいて、コンピュータに、当該携帯端末の方角を検出する方角検出ステップをさらに実行させ、前記情報出力ステップは、前記領域と前記方角検出ステップで検出した方角に基づいて情報を出力する上記プログラムである。
(実施の形態2)
本実施の形態において、ユーザが通過した(居た)領域の履歴を蓄積し、かかる履歴からポイントを算出し、出力する実施態様について説明する。
図16は、本実施の形態における情報処理システムのブロック図である。本情報処理システムは、位置情報送信装置162、携帯端末163を具備する。位置情報送信装置162は、位置情報保持部1204、位置情報送信部16205を具備する。
携帯端末163は、位置情報受信部1301、領域決定部1304、方角検出部1305、情報出力部1306、領域情報蓄積部16301、ポイント算出部16302、ポイント出力部16303を具備する。
位置情報送信部16205は、位置情報保持部1204の位置情報を送信する。位置情報送信部16205は、所定の時間間隔で、タイミングを計って、位置情報を送信する。複数の位置情報送信装置162の位置情報送信部16205は、それぞれ異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し位置情報を送信する。位置情報は、赤外線信号により送信されることが好適である。ただし、位置情報は、可視光線により送信されても良い。位置情報送信部16205は、例えば、赤外線発光手段により実現され得る。
領域情報蓄積部16301は、領域決定部1304が決定した領域に関する情報である領域情報を1以上蓄積する。領域情報蓄積部16301は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。領域情報蓄積部16301の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
ポイント算出部16302は、領域情報蓄積部16301が蓄積した1以上の領域情報に基づいてポイントを算出する。ポイント算出のアルゴリズムは問わない。蓄積されている領域情報の数に基づいてポイントを算出しても良いし、予め登録されている領域情報と一致する領域情報の数に基づいてポイントを算出しても良いし、予め決められた順序で領域を通過した場合(予め登録されている領域情報群と一致する順序で、領域情報が蓄積されている場合)のみ、所定のポイントを算出しても良い。所定のポイントとは、数字だけであるとは限らず、「合格/不合格」を示す情報等であっても良い。ポイント算出部16302は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。ポイント算出部16302の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
ポイント出力部16303は、ポイント算出部16302が算出したポイントを出力する。ポイントを出力する態様は問わない。出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信等を含む概念である。ポイント出力部16303は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。ポイント出力部16303は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
以下、本情報処理システムの動作について説明する。
まず、位置情報送信装置162の動作について図17のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1701)位置情報送信部16205は、位置情報保持部1204から位置情報を取得する。
(ステップS1702)位置情報送信部16205は、位置情報を送信するタイミングであるか否かを判断する。位置情報を送信するタイミングであればステップS1703に行き、位置情報を送信するタイミングでなければステップS1702に戻る。なお、通常、位置情報送信装置162は、時計を保持しており、時計が示す時刻を所定の数(例えば、「4」)で割った余りが、「自分の番号(図7の「1」から「4」の番号)−1」であるタイミングが、位置情報を送信するタイミングであると決定する。なお、所定の数の「4」とは、1組を構成する位置情報送信装置162の数である。
(ステップS1703)位置情報送信部16205は、ステップS1701で取得した位置情報を送信する。ステップS1702に戻る。
なお、図17のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、携帯端末163の動作について図18のフローチャートを用いて説明する。なお、図18のフローチャートにおいて、図5のフローチャートと異なるステップのみについて説明する。
(ステップS1801)位置情報受信部1301は、位置情報を受信したか否かを判断する。位置情報を受信すればステップS502に行き、位置情報を受信しなければステップS1801に戻る。
(ステップS1802)領域情報蓄積部16301は、領域決定部1304が決定した領域に関する情報である領域情報を蓄積する。
(ステップS1803)ポイント算出部16302は、領域情報蓄積部16301が蓄積した1以上の領域情報に基づいてポイントを算出する。なお、ポイント算出のアルゴリズムの具体例については後述する。また、ポイント算出は、領域情報蓄積部16301が蓄積する領域に変化があった場合(ユーザが移動した場合)のみであっても良い。
(ステップS1804)ポイント出力部16303は、ステップS1803で算出したポイントを出力する。ステップS1801に戻る。
なお、図18のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報処理システムの具体的な動作について説明する。情報処理システムの概念図は図19である。図19において、送信指示装置は存在しない。各位置情報送信装置162が、自らタイミングを計りながら、位置情報を送信する。また、携帯端末163は、位置情報受信機と情報出力機132が分離しておらず、一体型である。
つまり、携帯端末163は、位置情報送信装置162から直接、位置情報を受信し、携帯端末163のユーザが居る領域、ユーザが向いている方角に適したコンテンツを、携帯端末163は出力する。なお、領域、方角に基づいてコンテンツを出力する処理については、実施の形態1における処理と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
図20は、ポイント管理表である。ポイント管理表は、「領域情報」と「ポイント」を有するレコードを1以上保持している。ポイント管理表において、「領域情報」が示す領域をユーザが通過した場合に、「ポイント」が示すポイントが加算されることを示す。
また、図21は、携帯端末163が保持しているコンテンツ管理表である。ここでは、携帯端末163は、領域に基づいてコンテンツを選択して、出力する。このコンテンツは、獲得または失ったポイントを示すコンテンツである。図21において、領域「B」に対応するコンテンツ(キャラクタ)は、天使キャラであり、かかる天使キャラが携帯端末163のディスプレイに表示された場合に、ユーザはポイントを沢山、取得したと判断できる。また、一方、図21において、領域「B」に対応するコンテンツ(キャラクタ)は、悪魔キャラであり、かかる悪魔キャラが携帯端末163のディスプレイに表示された場合に、ユーザはポイントを失ったと判断できる。
なお、携帯端末163は、図12に示すようなコンテンツ管理表も保持していても良い。かかる場合、携帯端末163は、領域と方角に基づいてコンテンツ(博物館の展示物を説明するコンテンツ等)を選択して、出力する。
今、ユーザは、博物館内で携帯端末163を保持して、移動している、とする。そして、位置情報送信装置162は、赤外線信号で位置情報を送信している。各位置情報送信装置162は、図8に示すように、それぞれタイミングをずらしながら、位置情報を送信する。そして、携帯端末163は、存在する領域で受信できる1以上の位置情報を受信する。そして、携帯端末163は、実施の形態1で述べたようなアルゴリズムで、自身が存在する領域を決定し、当該領域に応じたコンテンツを出力する。
例えば、携帯端末163を保持しているユーザは、領域「A」、領域「B」、領域「C」と順に移動した、とする。かかる場合、携帯端末163の領域決定部1304は、定期的に領域を決定する。そして、領域情報蓄積部16301は、領域決定部1304が決定した領域を示す情報である領域情報を蓄積する。領域情報蓄積部16301は、所定のバッファに領域情報を蓄積する、とする。図22は、領域情報が蓄積されているバッファである領域情報バッファである。
また、ポイント算出部16302は、ポイントを格納するバッファであるポイントバッファを保持している、とする。ポイントバッファの初期値は「0」である。今、ユーザは最初に領域「A」に行き、領域情報蓄積部16301は、領域情報バッファに領域情報「A」を蓄積した、とする。次に、ポイント算出部16302は、領域情報バッファから「A」を取得し、ポイント管理表から領域情報「A」に対応するポイント「1」を取得する。次に、ポイント算出部16302は、ポイントバッファに「1」を加える。そして、ポイント出力部16303は、ポイントバッファに記録されているポイント「1」を出力する。また、情報出力部1306は、領域情報「A」に対応するコンテンツを、図21のコンテンツ管理表から選択し、出力する。かかる携帯端末163における出力例を、図23に示す。なお、情報出力部1306は、図12に示すコンテンツ管理表も検索して、領域「A」と、取得した方角に基づいて、コンテンツを出力しても良い。かかる携帯端末163における出力例を、図24に示す。図24において、「恐竜1説明.txt」と図21のコンテンツ(キャラクタ)とポイントが、出力されている。
次に、ユーザは領域「A」内で移動し、領域情報蓄積部16301は、領域情報「A」を蓄積した、とする。次に、ポイント算出部16302は、領域情報バッファから、さらに「A」を取得する。そして、ポイント算出部16302は、先に領域情報バッファに領域情報「A」が格納されていたので、今回の「A」はポイントに換算しない。つまり、ポイント算出部16302は、領域が移った場合に、ポイントを加算する。
そして、ユーザは領域「A」から領域「B」に移動したとする。次に、領域決定部1304は、領域「B」を決定する。そして、領域情報蓄積部16301は、領域情報「B」を領域情報バッファに蓄積する。次に、ポイント算出部16302は、領域情報バッファから「B」を取得する。そして、ポイント算出部16302は、先に領域情報バッファに領域情報「B」とは異なる「A」が格納されているので、領域情報「B」に基づいてポイントを取得する。つまり、ポイント算出部16302は、ポイント管理表から領域情報「B」に対応するポイント「5」を取得する。次に、ポイント算出部16302は、ポイントバッファの値「1」に「5」を加え、「6」を得る。そして、ポイント出力部16303は、ポイントバッファに記録されているポイント「6」を出力する。
次に、上記と同様に、ユーザが領域「B」内を移動している間は、ポイントバッファの値は変化しない。
次に、ユーザは領域「B」から領域「C」に移動したとする。次に、領域決定部1304は、領域「C」を決定する。そして、領域情報蓄積部16301は、領域情報「C」を領域情報バッファに蓄積する。次に、ポイント算出部16302は、領域情報バッファから「C」を取得する。そして、ポイント算出部16302は、先に領域情報バッファに領域情報「C」とは異なる「B」が格納されている(図22参照)ので、領域情報「C」に基づいてポイントを取得する。つまり、ポイント算出部16302は、ポイント管理表から領域情報「C」に対応するポイント「−2」を取得する。次に、ポイント算出部16302は、ポイントバッファの値「6」に「−2」を加え(「2」を引き)、「4」を得る。そして、ポイント出力部16303は、ポイントバッファに記録されているポイント「4」を出力する。
そして、ユーザは、以上のように、博物館内を移動して出口に向かう。そして、その間、携帯端末163は、ポイントの加算または減算を繰り返す。そして、出口において、携帯端末163には、最終的なポイントが表示されている、とする。そして、博物館では、出口時点でのポイントに応じて、景品を入場者(ユーザ)に渡す、とする。
以上、本実施の形態において、赤外線通信手段を用いた簡易な構成で、ユーザが存在する領域、およびユーザが向いている方角を決定できる。また、ユーザが存在する領域、および向いている方角に応じたコンテンツをユーザに提示できる。また、ユーザが通過した領域に応じてポイントが算出され、出力される。したがって、携帯端末163を保持して移動するユーザが、移動しながらゲームが楽しめたり、例えば、博物館内の移動に応じた景品がもらえたりして、博物館を楽しむことができる。
(実施の形態3)
本実施の形態において、領域または、領域および方角により、コマンドを決定し、アプリケーションにコマンドを入力する実施態様について説明する。
図25は、本実施の形態における情報処理システムのブロック図である。情報処理システムは、1以上の送信指示装置11、2以上の位置情報送信装置12、携帯端末253を具備する。携帯端末253は、位置情報受信機131、情報出力機2532を具備する。情報出力機2532は、位置情報被転送部1303、領域決定部1304、方角検出部1305、情報出力部25306を具備する。情報出力部25306は、アプリケーション保持手段253061、命令決定手段253062、アプリケーション実行手段253063を具備する。
アプリケーション保持手段253061は、アプリケーションを保持している。アプリケーションとは、ソフトウェアで、その種類、内容は問わない。アプリケーションとは、例えば、ゲームのソフトウェアである。アプリケーション保持手段253061は、不揮発性の記録媒体が好適である。
命令決定手段253062は、領域決定部1304が決定した領域または、領域決定部1304が決定した領域および方角検出部1305が検出した方角に基づいて、アプリケーションに与える命令または/およびデータを決定する。命令決定手段253062は、例えば、「領域情報と方角」と「命令」を対に有するレコードを1以上保持している命令管理表を保持している。命令決定手段253062は、領域決定部1304が決定した領域または、領域決定部1304が決定した領域および方角検出部1305が検出した方角をキーとして、かかる情報と対になる「命令」を命令管理表から取得する。命令決定手段253062は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。命令決定手段253062の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
アプリケーション実行手段253063は、命令決定手段253062が決定した命令または/およびデータを、アプリケーション保持手段253061に格納されているアプリケーションに与えて、当該アプリケーションを動作させる。アプリケーション実行手段253063は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。アプリケーション実行手段253063の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
以下、本情報処理システムの動作について説明する。送信指示装置11、位置情報送信装置12、位置情報受信機131の動作については、説明済みである。
情報出力機2532の動作について図26のフローチャートを用いて説明する。図26のフローチャートにおいて、図5のフローチャートと異なるステップのみについて説明する。
(ステップS2601)アプリケーション実行手段253063は、アプリケーションを実行中であるか否かを判断する。アプリケーションを実行中であればステップS2602に行き、アプリケーションを実行中でなければステップS2604に行く。
(ステップS2602)命令決定手段253062は、領域決定部1304が決定した領域または、領域決定部1304が決定した領域および方角検出部1305が検出した方角に基づいて、アプリケーションに与える命令または/およびデータを決定する。
(ステップS2603)アプリケーション実行手段253063は、ステップS2602で決定した命令または/およびデータを、アプリケーションに与えて、当該アプリケーションを動作させる。
(ステップS2604)アプリケーション実行手段253063は、アプリケーション保持手段253061に格納されているアプリケーションを起動する。
なお、図26のフローチャートにおいて、領域の移動がなければ、ステップS2601以下の動作を実行しなくても良い。かかる場合、同一の領域にユーザが留まっている限りは、2回以上、ステップS2601以下の動作は実行されない。また、図26のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報処理システムの具体的な動作について説明する。情報処理システムの概念図は図1である。図1の概念図が示す会場は、ゲーム会場である。また、情報出力機2532のアプリケーション保持手段253061は、対戦型のゲームのアプリケーションを保持している。対戦型のゲームは、例えば、主人公が怪獣と戦うゲームである。ユーザは、ゲーム会場を移動し、いろいろな向きを変えることにより、情報出力機2532内のゲームが進行していく。会場の状況を、ゲームと合わせば、仮想と現実が一体となったゲームが楽しめる。
今、命令決定手段253062は、図27に示す命令管理表を保持している。命令管理表は、「領域情報」「方角」「命令」を有するレコードを1以上保持している。また、情報出力機2532は、図11の領域情報管理表を保持している。
命令管理表において、「領域情報」「方角」が決まれば、アプリケーションに与える命令または、命令とデータは決まる。命令「add_power 5」は、ゲームの主人公に「5」のパワーを与える命令である。命令「dec_power 2」は、ゲームの主人公のパワーを「2」減らす命令である。命令「show char_10」は、ゲームの主人公を助けるキャラクタ「char_10」を登場させる命令である。命令「end_game」は、ゲームを終了させる命令である。なお、命令管理表において、領域情報「B」の場合は、「方角」に関わらず、アプリケーションに与える命令または、命令とデータは決まる。
今、ユーザは、ゲーム会場の入り口に居る、とする。そして、情報出力機2532は、入り口の領域に入ったことを検知して、アプリケーション「ゲーム」を起動する。情報出力機2532は、領域「入り口」に対応する命令「起動 ゲーム」(図27には示していない)を命令管理表から取得し、命令「起動 ゲーム」を実行する。その結果、情報出力機2532は、図28に示す画面を表示する。図28において、主人公と怪獣との戦いが開始される画面を示している。その際、初期のパワー「power」を棒グラフで示している。
次に、ユーザは、領域「A」に入ったとする。そして、ユーザ(情報出力機2532)は、方角「N」を向いている、とする。かかる場合、領域決定部1304は領域情報「A」を取得する。また、方角検出部1305は、方角「N」を検出する。次に、アプリケーション実行手段253063は、アプリケーションが起動されていると判断する。そして、命令決定手段253062は、領域情報「A」、方角「N」をキーとして、命令「add_power 5」を取得する。そして、アプリケーション実行手段253063は、アプリケーションに対して、命令「add_power 5」を与える。そして、アプリケーションは、主人公にパワー「5」を付与する命令を実行する。その結果、図28の画面が、図29の画面のように変わる。そして、例えば、戦いにおいて、主人公は、相手の怪獣を倒すことができるようなパワーを得ることとなる。
以上、本実施の形態において、赤外線通信手段を用いた簡易な構成で、ユーザが存在する領域、およびユーザが向いている方角を決定できる。また、ユーザが存在する領域、および向いている方角に応じて、アプリケーションに命令やデータを与えることができる。したがって、携帯端末253を保持して移動するユーザが、移動しながらゲームが楽しめる。
なお、本実施の形態によれば、携帯端末253が移動する会場はゲーム会場であったが、博物館等の他の会場でもいいことは言うまでもない。携帯端末が移動する会場を問わないことは、他の実施の形態においても同様である。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(情報送信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる情報処理システムは、簡易な構成で情報端末が存在する領域が特定できるという効果を有し、例えば、博物館等の会場で、ユーザに情報提供するシステム等として有用である。
実施の形態1における情報処理システムの概念図 同情報処理システムのブロック図 同位置情報送信装置の動作について説明するフローチャート 同位置情報受信機の動作について説明するフローチャート 同情報出力機の動作について説明するフローチャート 同領域決定ルーチンの動作について説明するフローチャート 同博物館の天井の様子を示す図 同位置情報送信装置が位置情報を送信するタイミングを示すタイミングチャート 同赤外線信号のデータ構造を示す図 同各位置情報送信装置から送信された位置情報を位置情報受信機が受信できる領域を示した図 同領域情報管理表を示す図 同コンテンツ管理表を示す図 同ユーザが携帯端末を保持している姿を示す外観図 同バッファに蓄えた位置情報群を示す図 同情報出力機におけるコンテンツの出力例を示す図 実施の形態2における情報処理システムのブロック図 同位置情報送信装置の動作について説明するフローチャート 同携帯端末の動作について説明するフローチャート 同情報処理システムの概念図 同ポイント管理表を示す図 同コンテンツ管理表を示す図 同領域情報バッファを示す図 同携帯端末における出力例を示す図 同携帯端末における出力例を示す図 同実施の形態3における情報処理システムのブロック図 同情報出力機の動作について説明するフローチャート 同命令管理表を示す図 同情報出力機の画面表示例を示す図 同情報出力機の画面表示例を示す図
符号の説明
11 送信指示装置
12、162 位置情報送信装置
13、163、253 携帯端末
131 位置情報受信機
132、2532 情報出力機
1101 送信指示送信部
1201 位置情報取得部
1202 位置情報蓄積部
1203 送信指示受信部
1204 位置情報保持部
1205、16205 位置情報送信部
1301 位置情報受信部
1302 位置情報転送部
1303 位置情報被転送部
1304 領域決定部
1305 方角検出部
1306、25306 情報出力部
13061 コンテンツ保持手段
13062 コンテンツ選択手段
13063 コンテンツ出力手段
16301 領域情報蓄積部
16302 ポイント算出部
16303 ポイント出力部
253061 アプリケーション保持手段
253062 命令決定手段
253063 アプリケーション実行手段

Claims (21)

  1. 2以上の位置情報送信装置と、携帯端末を有する情報処理システムであって、
    前記位置情報送信装置は、
    当該位置情報送信装置の位置を示す情報である位置情報を保持している位置情報保持部と、
    前記位置情報を送信する位置情報送信部を具備し、
    前記2以上の位置情報送信装置の位置情報送信部は、異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し位置情報を送信し、
    前記携帯端末は、
    1以上の位置情報送信装置から、順次、1以上の位置情報を受信する位置情報受信部と、
    前記位置情報受信部が受信した1以上の位置情報に基づいて、当該携帯端末が存在する領域を決定する領域決定部と、
    前記領域に基づいて情報を出力する情報出力部を具備する情報処理システム。
  2. 前記携帯端末は、
    当該携帯端末の方角を検出する方角検出部をさらに具備し、
    前記情報出力部は、前記領域と前記方角検出部が検出した方角に基づいて情報を出力する請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記情報出力部は、
    2以上のコンテンツを保持しているコンテンツ保持手段と、
    前記領域または、前記領域および前記方角に基づいて、前記コンテンツ保持手段から1以上のコンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、
    前記コンテンツ選択手段が選択したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段を具備する請求項1または請求項2いずれか記載の情報処理システム。
  4. 前記領域決定部が決定した領域に関する情報である領域情報を1以上蓄積する領域情報蓄積部と、
    前記領域情報蓄積部が蓄積した1以上の領域情報に基づいてポイントを算出するポイント算出部と、
    前記ポイント算出部が算出したポイントを出力するポイント出力部をさらに具備する請求項1から請求項3いずれか記載の情報処理システム。
  5. 前記情報出力部は、
    アプリケーションを保持しているアプリケーション保持手段と、
    前記領域または、前記領域および前記方角に基づいて、アプリケーションに与える命令または/およびデータを決定する命令決定手段と、
    前記命令決定手段が決定した命令または/およびデータを前記アプリケーションに与えて、アプリケーションを動作させるアプリケーション実行手段を具備する請求項1から請求項4いずれか記載の情報処理システム。
  6. 異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し位置情報を送信する位置情報送信装置の1組が、4個の位置情報送信装置であり、当該4個の位置情報装置は、矩形を形成する位置に配置され、
    前記位置情報受信部は、最大4つの位置情報送信装置から、順次、4つの位置情報を受信する請求項1から請求項5いずれか記載の情報処理システム。
  7. 異なるタイミングで、順次、かつ繰り返し位置情報を送信する位置情報送信装置の1組が、3個の位置情報送信装置であり、当該3個の位置情報装置は、三角形を形成する位置に配置され、
    前記位置情報受信部は、最大3つの位置情報送信装置から、順次、3つの位置情報を受信する請求項1から請求項5いずれか記載の情報処理システム。
  8. 前記位置情報送信装置に、位置情報の送信を指示する送信指示装置をさらに具備する情報処理システムであって、
    2以上の位置情報送信装置である1組の位置情報送信装置に対応して、一の送信指示装置を具備し、
    前記位置情報送信装置は、
    前記送信指示装置から送信指示を受信する送信指示受信部をさらに具備し、
    前記位置情報送信部は、少なくとも最初に位置情報を送信する場合に、前記送信指示受信部が受信した送信指示に基づいて位置情報を送信し、
    前記送信指示装置は、
    1組の位置情報送信装置の中の各位置情報送信装置に対して、順次、送信指示を送信する送信指示送信部を具備する請求項1から請求項7いずれか記載の情報処理システム。
  9. 前記位置情報送信装置は、
    位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部が取得した位置情報を前記位置情報保持部に蓄積する位置情報蓄積部
    をさらに具備し、
    前記位置情報送信部が送信する位置情報が動的に変化する請求項1から請求項8いずれか記載の情報処理システム。
  10. 前記携帯端末の前記位置情報受信部が、所定の位置情報を受信した場合に、情報出力部が情報の出力を停止する、または、電源をオフにする請求項9記載の情報処理システム。
  11. 前記位置情報送信部は、前記位置情報を赤外線通信手段により送信する請求項1から請求項10いずれか記載の情報処理システム。
  12. 請求項1から請求項11いずれか記載の情報処理システムを構成する位置情報送信装置。
  13. 請求項1から請求項11いずれか記載の情報処理システムを構成する携帯端末。
  14. 請求項8記載の情報処理システムを構成する送信指示装置。
  15. コンピュータに、
    1以上の位置情報送信装置から、順次、1以上の位置情報を受信する位置情報受信ステップと、
    前記位置情報受信ステップで受信した1以上の位置情報に基づいて、領域を決定する領域決定ステップと、
    前記領域に基づいて情報を出力する情報出力ステップを実行させるためのプログラム。
  16. コンピュータに、
    当該携帯端末の方角を検出する方角検出ステップをさらに実行させ、
    前記情報出力ステップは、前記領域と前記方角検出ステップで検出した方角に基づいて情報を出力する請求項15記載のプログラム。
  17. 位置情報受信ステップにおいて、赤外線信号により送信される位置情報を、順次、1以上受信する請求項14または請求項15いずれか記載のプログラム。
  18. 1以上の位置情報送信装置から、順次、1以上の位置情報を受信する位置情報受信ステップと、
    前記位置情報受信ステップで受信した1以上の位置情報に基づいて領域を決定する領域決定ステップを具備する領域決定方法。
  19. 前記領域決定ステップで決定した領域に基づいて情報を出力する情報出力ステップをさらに具備する領域決定方法。
  20. 当該携帯端末の方角を検出する方角検出ステップをさらに実行させ、
    前記情報出力ステップは、前記領域と前記方角検出ステップで検出した方角に基づいて情報を出力する請求項19記載の領域決定方法。
  21. 位置情報受信ステップにおいて、赤外線信号により送信される位置情報を、順次、1以上受信する請求項18から請求項20いずれか記載の領域決定方法。


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