JP2006019875A - 特定シーン開始時刻検索方法および装置、ならびにコンテンツ関連情報サーバ - Google Patents

特定シーン開始時刻検索方法および装置、ならびにコンテンツ関連情報サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】 蓄積コンテンツにおいて、利用者が特に注目する特定シーンの開始時刻を自動的に検索する。
【解決手段】 受信装置1aは、配信コンテンツに関連する複数の投稿文データにおいて、特定シーン検索条件に該当する投稿文データを検索投稿文データとして検索する検索部71と、検索された複数の検索投稿文データを、相互の関連性に応じてグループ化するグループ化部72と、各グループの検索投稿文データに含まれる時刻情報の第1の所定精度よりも配信コンテンツに関連付けられた時刻情報の第2の所定精度の方が細分化されているとき、第1の所定精度の時刻情報を第2の所定精度の時刻情報に変換する時間単位変換部73と、各グループの検索投稿文データの時刻情報からグループ毎の特定シーン開始時刻を算出する統計処理部74と、を備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、配信されたコンテンツ上の特定シーンを検索する際の検索技術に関する。なお、本明細書における「コンテンツ」とは、放送番組、動画、静止画、音声、文字等の情報が電気的に通信可能な形態に変換されたものを意味し、また、「シーン」とは、コンテンツ中の特定の区間内の情報を意味し、例えば動画コンテンツでは、ある区間の場面、また例えば音声コンテンツでは、ある区間のフレーズを表す。
DVDレコーダやハードディスクレコーダ等の大容量の記憶装置を備えた受信装置は、数十時間分の放送番組コンテンツや動画等の多数のコンテンツを受信して記憶装置内に記録蓄積することが可能であり、受信装置の利用者(視聴者)は、記録蓄積されたコンテンツを受信装置により再生し、再生コンテンツを視聴して楽しむことができる。なお、本明細書における「視聴」とは、視るだけの動作および聴くだけの動作を含む概念として定義する。
このように、蓄積されたコンテンツを受信装置により再生して視聴者が視聴する際に、そのコンテンツ再生動作に関連した様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、蓄積されたコンテンツを受信装置において再生する際に、再生されたコンテンツに同期して、そのコンテンツに関連するコンテンツ関連情報(例えば、そのコンテンツのタイトル、作者、出演者等の情報)を表示する技術が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、受信装置によりあるコンテンツが再生されている際に、予め受信装置側に設けられた入力手段を視聴者が操作することにより入力された再生コンテンツに対する興味の変化を表す情報を、電話回線等を利用してコンテンツ配信側にリアルタイムにフィードバックし、このフィードバック情報を用いてコンテンツに対する評価を実施する技術が開示されている。
特開平10−136312号公報 特開平2003−30105号公報
上述したように、受信装置に搭載される記憶装置の大容量化に伴い、蓄積されるコンテンツ自体の容量も増大している。
したがって、受信装置により蓄積されたコンテンツにおいて、受信装置の利用者が特に注目する特定のシーンを自動的に検索する技術があれば、利用者にとっては、自らコンテンツを例えば早送り等して検索する必要がなくなり、大変便利である。
この点、特許文献1および特許文献2の何れにおいても、上述した特定シーンの検索技術については、何ら開示されてはおらず、コンテンツ再生時において利用者自ら特定シーンを検索する必要があり、特定シーン検索の手間および検索時間がそれぞれ増大し、視聴者にとっては不便であった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、蓄積されたコンテンツにおいて、利用者が特に注目する特定シーンの開始時刻を自動的に検索することができる特定シーン開始時刻検索方法および装置、ならびにコンテンツ関連情報サーバを提供することをその目的とする。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、コンテンツ配信局からデータ配信されたコンテンツを受信し、視聴者によって再生され視聴可能な受信再生装置と、視聴者によって受信再生装置からアップロードされた前記配信コンテンツに関連する投稿文を含んで構成された投稿文データを、第1の所定単位の時刻情報を付加したコンテンツ関連情報として記憶すると共に、視聴者によって前記配信コンテンツに関連した特定シーンに関するコンテンツ関連情報のダウンロード要求が受信再生装置から出力された場合に、前記ダウンロード要求に基づき検索されたコンテンツ関連情報がダウンロードされるよう構成されたコンテンツ関連情報サーバとが、ネットワークを介してそれぞれ接続された特定シーン自動検索システムにおける特定シーン検索方法であって、前記配信コンテンツを受信し、受信した配信コンテンツを、第2の所定単位の時刻情報と関連付けて蓄積するステップと、前記蓄積した配信コンテンツに関連する前記コンテンツ関連情報を前記サーバから取得するステップと、前記取得したコンテンツ関連情報における前記複数の投稿文データにおいて、予め設定された特定シーン検索用キーワードを含む検索条件に該当する投稿文データを、検索投稿文データとして検索するステップと、前記検索ステップにより前記複数の投稿文データの中から複数の検索投稿文データが検索された場合、その検索された複数の検索投稿文データを、該複数の検索投稿文データ間の関連性に応じてグループ化するステップと、前記グループ化ステップによりグループ化された各グループの検索投稿文データに含まれる時刻情報の第1の所定精度よりも前記配信コンテンツに関連付けられた時刻情報の第2の所定精度の方が細分化されている場合において、該第1の所定精度の時刻情報を、該第2の所定精度の時刻情報に変換するステップと、前記各グループの検索投稿文データの時刻情報に基づいてグループ毎の特定シーン開始時刻を算出するステップと、を備えたことを要旨とする。
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、コンテンツ配信局からデータ配信されたコンテンツを受信し、視聴者によって再生され視聴可能な受信再生装置と、視聴者によって受信再生装置からアップロードされた前記配信コンテンツに関連する投稿文を含んで構成された投稿文データを、第1の所定単位の時刻情報を付加したコンテンツ関連情報として記憶すると共に、視聴者によって前記配信コンテンツに関連した特定シーンに関するコンテンツ関連情報のダウンロード要求が受信再生装置から出力された場合に、前記ダウンロード要求に基づき検索されたコンテンツ関連情報がダウンロードされるよう構成されたコンテンツ関連情報サーバとが、ネットワークを介してそれぞれ接続された特定シーン自動検索システムにおける特定シーン検索装置であって、前記配信コンテンツを受信し、受信した配信コンテンツを、第2の所定精度の時刻情報と関連付けて蓄積する配信コンテンツ蓄積手段と、前記蓄積した配信コンテンツに関連する前記コンテンツ関連情報を前記サーバから取得するコンテンツ関連情報取得手段と、前記取得したコンテンツ関連情報における前記複数の投稿文データにおいて、予め設定された特定シーン検索用キーワードを含む検索条件に該当する投稿文データを、検索投稿文データとして検索する検索手段と、前記検索手段により前記複数の投稿文データの中から複数の検索投稿文データが検索された場合、その検索された複数の検索投稿文データを、該複数の検索投稿文データ間の関連性に応じてグループ化するグループ化手段と、前記グループ化手段によりグループ化された各グループの検索投稿文データに含まれる時刻情報の第1の所定精度よりも前記配信コンテンツに関連付けられた時刻情報の第2の所定精度の方が細分化されている場合において、該第1の所定精度の時刻情報を、該第2の所定精度の時刻情報に変換する変換手段と、前記各グループの検索投稿文データの時刻情報に基づいてグループ毎の特定シーン開始時刻を算出する算出手段と、を備えたことを要旨とする。
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、コンテンツ配信局からデータ配信されたコンテンツを受信し、視聴者によって再生され視聴可能な受信再生装置とネットワークを介してそれぞれ接続し、視聴者によって受信再生装置からアップロードされた前記配信コンテンツに関連する投稿文を含んで構成された投稿文データを、第1の所定単位の時刻情報を付加したコンテンツ関連情報として記憶すると共に、視聴者によって前記配信コンテンツに関連した特定シーンに関するコンテンツ関連情報のダウンロード要求が受信再生装置から出力された場合に、前記ダウンロード要求に基づき検索されたコンテンツ関連情報がダウンロードされるよう構成されたコンテンツ関連情報サーバであって、前記配信コンテンツに関連するコンテンツ関連情報における前記複数の投稿文データにおいて、予め設定された特定シーン検索用キーワードを含む検索条件に該当する投稿文データを、検索投稿文データとして検索する検索手段と、前記検索手段により前記複数の投稿文データの中から複数の検索投稿文データが検索された場合、その検索された複数の検索投稿文データを、該複数の検索投稿文データ間の関連性に応じてグループ化するグループ化手段と、前記グループ化手段によりグループ化された各グループの検索投稿文データに含まれる時刻情報の第1の所定精度よりも前記配信コンテンツに関連付けられた時刻情報の第2の所定精度の方が細分化されている場合において、該第1の所定精度の時刻情報を、該第2の所定精度の時刻情報に変換する変換手段と、前記各グループの検索投稿文データの時刻情報に基づいてグループ毎の特定シーン開始時刻を算出する算出手段と、を備えたことを要旨とする。
請求項1乃至3に記載された特定シーン開始時刻検索方法および装置、ならびにコンテンツ関連情報サーバによれば、時系列的に配信された配信コンテンツに対して複数の視聴者からアップロードされたその配信コンテンツに関連する複数の投稿文データから、予め設定された特定シーン検索用の検索キーワードを含む検索条件に該当する検索投稿文データ、すなわち、検索キーワードを含む特定シーンが配信されたと推定されるタイミングにおいてアップロードされた検索投稿文データをピックアップしている。
このため、ピックアップされた検索投稿文データの時刻情報から、検索条件に対応する特定シーンの開始時刻を自動的に検索することが可能になる。この結果、利用者は、自らマニュアル動作で特定シーンの検索動作を行う必要がなくなり、たとえ大容量のコンテンツを蓄積した場合でも、その蓄積コンテンツに対する特定シーン検索動作にかかる手間および時間を低減することができる。
特に、請求項1乃至3に記載された特定シーン開始時刻検索方法および装置、ならびにコンテンツ関連情報サーバによれば、検索投稿文データに含まれる時刻情報の第1の所定精度よりも配信コンテンツに関連付けられた時刻情報の第2の所定精度の方が細分化されている場合において、その第1の所定精度の時刻情報を、第2の所定精度の時刻情報に変換することができる。
このため、特定シーン開始時刻の検索精度(特定シーン開始時刻検索結果と実際の特定シーン開始時刻との一致具合)を高めることができ、目的のシーンが現れるまでの待ち時間を減らし、視聴者の満足度をさらに向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態とする)について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施形態として、コンテンツ関連情報サーバによって構築される電子掲示板から、受信装置により蓄積記録されるコンテンツに関連するコンテンツ関連情報を取得し、取得したコンテンツ関連情報を受信装置において分析処理して、そのコンテンツ内の特定シーンの開始時刻を自動的に検索して検索結果をテレビ(TV)等の表示装置のスクリーン上に表示し、かつ検索結果に基づいてコンテンツ中の特定シーンを自動的に再生する特定シーン自動検索システムSSについて図1〜図15を用いて説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に係わる特定シーン自動検索システムSSは、受信装置1aと、コンテンツ関連情報サーバ2aと、複数の視聴者が利用する複数の通信端末3とを備えており、受信装置1aおよび通信端末3とコンテンツ関連情報サーバ2aとは、インターネット、LAN等のネットワーク4を介して通信状態を確立する機能を有している。なお、本実施形態における受信装置1aが本発明の特定シーン検索装置に相当する。
また、特定シーン自動検索システムSSは、受信装置1aに映像用および音声用通信ケーブルを介して映像信号および音声信号を通信可能に接続された表示装置7を備えている。
本実施形態においては、例えば複数のコンテンツ配信局(放送局等、以下、放送局として説明する)から、有線通信網、放送衛星(通信衛星)BS、および/または地上波放送送出用通信タワーCT等の配信メディアを介して、放送コンテンツ、動画コンテンツ等の複数のAV{映像・音声データ(Audio and Visual data)コンテンツ(アナログ方式およびデジタル方式の何れでもよい。以下、コンテンツと略記する)がチャネル(周波数帯域)毎に配信プログラムに従って時系列的に配信されている。
そして、受信装置1aは、配信されてきたコンテンツを受信して蓄積記録する機能を有している。なお、本発明の受信装置1aは、通信端末3の後述する通信機能を有していてもよい。
また、コンテンツは有料・無料を問わず、蓄積可能なものが対象となる。なお、蓄積行為が禁止されているコンテンツであっても、一時的なタイムシフト視聴が許可されたコンテンツ(一定の許容時間内においてのみコンテンツを蓄積して追いかけ再生可能なコンテンツ)であれば、受信装置のタイムシフト視聴機能実行時(コンテンツ蓄積時)において本発明を利用することが可能である。
受信装置1aは、例えば、配信コンテンツ受信機能およびデータ処理機能がそれぞれ搭載されたコンピュータ内蔵型受信装置であり、図2に示すように、再生制御部11と、AV変換部12と、操作情報受信部13と、映像出力部14と、音声出力部15とを備えている。
再生制御部11は、上述した配信メディアから時系列的に配信されたコンテンツを受信する機能を有している。
また、再生制御部11は、コンテンツ関連情報サーバ2aに対して通信状態を確立し、コンテンツ関連情報サーバ2aから、投稿文を含んで構成される投稿文データ(受信装置1a側においては、コンテンツ関連情報と称す)を取得し、取得した投稿文データに基づいて、蓄積されたコンテンツから、そのコンテンツ内の特定シーンを自動的に検索し、AV変換部12、映像出力部14、および音声出力部15を介してテレビ7に映像情報および音声情報として出力し、テレビ7を介して再生する機能を有している。なお、この再生制御部11の機能の詳細については後述する。
AV変換部12は、再生制御部11から供給されるコンテンツを基に、そのコンテンツ(AVデータ)に対応する映像信号および音声信号を生成する機能を有している。
操作情報受信部13は、予め受信装置1aに対してセットされた入力装置16から送信された無線の操作情報を受信する機能を有している。
入力装置16は、例えば操作部、操作画面および遠隔通信機能が一体化された公知のリモートコントローラ、およびキーボードおよびマウス等の入力デバイスの内の少なくとも一方を有している。
すなわち、受信装置1aの利用者(視聴者)が入力装置16を操作することにより、受信装置1aに対して操作コマンド(命令)等の操作情報を無線で受信装置1aの操作情報受信部13に送信する機能と、表示装置7のスクリーン上に表示された画面上のデータ入力可能領域(クリッカブル領域等)を、予めスクリーン上に表示されているポインタにより指定して操作情報を入力する機能とを備えている。なお、操作情報の一例としては、コンテンツの再生コマンドや、表示装置7のスクリーンに表示されたデータ入力可能領域内の項目指定コマンドおよびデータ入力可能領域内に入力されたデータ等がある。
映像出力部14は、AV変換部12により生成された映像信号を表示装置7へ出力する機能を有し、音声出力部15は、AV変換部12により生成された音声信号を表示装置7へ出力する機能を有している。
ここで、再生制御部11の機能の詳細を図3に示す。
図3に示すように、再生制御部11は、コンテンツ受信部21、コンテンツ蓄積部22、コンテンツ関連情報分析部23、コンテンツ関連情報蓄積部24、時間管理部25、および蓄積スケジューラ部26をそれぞれ備えている。
コンテンツ受信部21は、配信されてきた複数チャネルのコンテンツの中から、少なくとも1つの所望のチャネルのコンテンツを受信し、受信したコンテンツをAV変換部12に供給する機能と、利用者が入力装置16を操作することによって操作情報受信部13から供給された、所望のチャネルのコンテンツの受信命令を含む操作情報、および/または蓄積スケジューラ部26からの所定のチャネルのコンテンツ受信情報に基づいて、対応するチャネルのコンテンツを受信し、受信したコンテンツをコンテンツ蓄積部22に供給する機能とを有している。
なお、コンテンツは、上述したように、放送衛星、通信衛星等の放送メディアに加えて、有線通信メディアを介して配信されたコンテンツも含んでおり、コンテンツ受信部21は、放送メディアおよび通信メディアを介して配信されたコンテンツを受信可能になっている。
このとき、コンテンツの配信方式がアナログ方式であり、かつコンテンツ蓄積部22がデジタルコンテンツデータを受け付けて蓄積する構成である場合、コンテンツ受信部21は、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の圧縮符号化方式を用いてアナログコンテンツデータからデジタルコンテンツデータへの変換を行う機能を有している。なお、コンテンツ蓄積部22がアナログコンテンツデータを受け付けて蓄積する構成である場合には、アナログコンテンツデータからデジタルコンテンツデータへの変換は特に必要なく、コンテンツ蓄積部122は、アナログコンテンツデータを、アナログ形式の状態で蓄積し、AV変換部12、映像出力部14および音声出力部15を介して出力するようになっている。
一方、コンテンツの配信方式がデジタル方式の場合には、コンテンツ受信部21は、受信したコンテンツをデジタルフォーマットに変換する。
コンテンツ蓄積部22は、コンテンツ受信部21により受信処理されたコンテンツ(アナログフォーマット/デジタルフォーマット)を記録し、また記録されたコンテンツを読み出してAV変換部12に供給する機能を有する。なお、コンテンツ蓄積部22の機能の詳細については、後述する。
コンテンツ関連情報分析部23は、予め利用者から入力装置16を介して設定された検索キーワード(あるいは、予めデフォルト値として設定された検索キーワード)を保持しており、この検索キーワードを検索キーとして、コンテンツ関連情報蓄積部24に蓄積されたコンテンツ関連情報から、検索キーワードに対応する特定シーンの開始時刻等を検索し、この特定シーン検索結果を表す分析画面情報を作成する機能を有する。なお、コンテンツ関連情報分析部23の機能の詳細については後述する。
コンテンツ関連情報蓄積部24は、蓄積対象としているコンテンツに関連している投稿文データをコンテンツ関連情報サーバ2aの特定のスレッド(後述する)から取得し、その投稿文データ(コンテンツ関連情報)を保持する機能を有する。なお、コンテンツ関連情報サーバ2aの機能およびスレッドの意味については、後述する。
時間管理部25は、後述する再生時刻変換部33から送られたコンテンツ再生時間情報を記憶し、そのコンテンツ再生時間情報をコンテンツ関連情報分析部23およびコンテンツ関連情報蓄積部24へそれぞれ供給し、また座標時刻変換部43から送られたコンテンツ再生時間情報をコンテンツ蓄積部22およびコンテンツ関連情報蓄積部24へそれぞれ供給する機能を有している。
蓄積スケジューラ部26は、利用者の入力装置16操作により入力装置16から送信され、操作情報受信部13を介して供給されたコンテンツの記録予約情報を含む記録予約命令を受信してそのコンテンツ記録予約情報を記憶する機能を有している。
ここで、コンテンツ記録予約命令には、記録予約対象となるコンテンツをユニークに識別するための予約情報として、チャネル番号等の配信チャネル識別子、コンテンツ名、記録開始時刻および記録終了時刻等が含まれている。
また、蓄積スケジューラ部26は、記憶したコンテンツ記録予約情報に基づいて、コンテンツ受信部21に対して、対応する配信チャネル識別子に対応し、かつ記録開始時刻および記録終了時刻間において配信される予約対象コンテンツの受信情報を供給し、コンテンツ蓄積部22に対して、コンテンツ受信部21から供給される予約対象コンテンツの記録を指示するための予約対象コンテンツ記録情報を供給する機能を有している。
さらに、蓄積スケジューラ部26は、コンテンツ関連情報サーバ2aへネットワーク4を介してアクセスし、特定のスレッドからの投稿文データ(コンテンツ関連情報)の取得開始を指示するための制御情報であるコンテンツ関連情報取得制御情報と、蓄積対象コンテンツを識別するための蓄積対象コンテンツ識別情報とをコンテンツ関連情報蓄積部24へ供給する機能とを有している。
なお、蓄積対象コンテンツ識別情報は、配信チャネル識別子、配信開始時刻、配信コンテンツ時間長、および配信コンテンツ名等を含んでおり、上述した予約対象コンテンツ記録情報に加えて、利用者の入力装置16のマニュアル操作により操作情報受信部13を介して供給されるリアルタイムでの記録開始情報(リアルタイム記録情報:チャネル番号等の配信チャネル識別子および記録開始時刻)に基づいて生成される。
コンテンツ蓄積部22は、図4に示すように、書き込み処理部31と、読み出し処理部32と、再生時刻変換部33と、コンテンツ保存部34とを備えている。
書き込み処理部31は、利用者が入力装置16をマニュアル操作することによって操作情報受信部13から供給されるコンテンツの記録命令、または蓄積スケジューラ部26からのコンテンツの記録命令に基づいて、コンテンツ受信部21から供給されるコンテンツを、そのコンテンツに記録時刻(例えば第2の精度である秒精度)を付加しながらコンテンツ保存部34に記録する機能を有する。なお、コンテンツに付加される記録時刻は、付加受信装置1aの現在時刻計時機能により計時された秒精度の時刻、
又はそれより細分化された精度の時刻であり、この記録時刻付加処理は予めコンテンツ自体が配信時刻を表す時刻情報を有している場合には行わなくてもよい。なお、コンテンツ自体より取得可能な時刻情報が記録先頭からの相対時刻に相当する場合には、記録開始時刻を別に保有するか、記録開始時刻をコンテンツ自体に埋め込む操作を行う。
読み出し処理部32は、利用者の入力装置16操作により、操作情報受信部13を介して供給される操作情報としてのコンテンツ再生命令(再生対象となるコンテンツの識別情報を含む)、または後述する表示装置7の検索処理ウインドウを介して指定され再生時刻変換部33により変換された特定シーン再生時間情報に基づいて、コンテンツ受信部21から供給されるコンテンツまたはコンテンツ保存部34に保存されているコンテンツ再生命令に対応するコンテンツを読み出してAV変換部12に供給する機能を有している。
また、読み出し処理部32は、入力装置16から供給されたコンテンツ再生停止(あるいは中断)命令に応じてAV変換部12に対するコンテンツの供給を停止して再生処理を停止(あるいは中断)する機能を有している。
再生時刻変換部33は、後述する表示装置7の検索処理ウインドウ上におけるコンテンツ再生位置入力画面を介して指定された情報に基づいて再生位置に対応する時刻を表す再生位置時刻情報を生成する機能を有する。
コンテンツ保存部34は、ハードディスク装置等の記憶装置であり、書き込み処理部31の処理によりコンテンツ受信部21から供給されるコンテンツを記録する機能を有している。
コンテンツ関連情報分析部23は、図5に示すように、分析処理部41、分析画面作成部42、座標時刻変換部43、および分析結果保存部44をそれぞれ備えている。
分析処理部41は、コンテンツ関連情報蓄積部24に蓄積されたコンテンツ関連情報(投稿文データ)から、検索キーワードを含む検索条件に対応する特定シーンの開始時刻等を検索してその検索結果を分析結果情報として生成し、分析結果保存部44に保存する機能を有している。
すなわち、分析処理部41は、図6に示すように、検索部71、グループ化部72、時間単位変換部73、統計処理部74、中間処理保存部75、および特定シーン再生情報作成部76を備えている。
分析処理部41は、例えば、蓄積コンテンツにおける同一の特定シーン開始に関して投稿された多数の投稿文データに含まれる投稿時刻を利用して、対応する特定シーンの開始時刻を推定する処理を行うものであり、この特定シーンの開始時刻は次式(1)を用いて求める。
特定シーン開始推定時刻 = 平均投稿時刻 − 平均投稿遅延時間・・・(1)
ここで、平均投稿遅延時間は次式(2)で表される。
平均投稿遅延時間 = 定常遅延時間 + 遅延補正時間・・・(2)
ここで、平均投稿時刻は同一の特定シーン開始を示す複数の投稿文データの投稿時刻を算術平均して求める。また、平均投稿遅延時間は、上記(2)式が意味するように、定常遅延時間と遅延補正時間の合計値である。
このうち、定常遅延時間は固定成分で、特定シーン開始時刻と投稿時刻との差の平均的値であり、多数の実測値より予め導き出されている。なお、この実測条件としては、単位時間あたりの投稿量が少なく、ネットワーク4におけるサーバ2aおよび通信端末3間の通信回線容量が十分確保されており、しかも他の投稿文データに影響されて投稿されたのではなく、特定シーン開始に対する記述が最初である場合の投稿とする。
また、補正遅延時間は状態に応じて値が変化する変動成分である。遅延発生の原因は投稿数の増加に伴なって、ネットワーク4におけるサーバ2aおよび通信端末3間の通信回線が混雑することや、既に投稿されている投稿文データを見て、別の視聴者(投稿者)が同一内容の投稿文データを投稿する場合などである。この遅延発生分の時間特性は、いくつかのサンプルを計測し、計測したサンプルの平均的特性を遅延補正時間特性として、例えば数式あるいは特性データとして求められ、コンテンツ関連情報分析部23に保存されている。
なお、分析処理部41の各機能の詳細については、後述する。
分析画面作成部42は、分析処理部41により生成され分析結果保存部44に保存された分析結果情報を取得し、取得した分析結果情報に基づいて分析画面情報を生成する機能を有している。
座標時刻変換部43は、分析画面情報がグラフ形式で表示されるデータ、すなわち、座標データの場合、その座標データを時刻情報に変換する機能を有している。
分析結果保存部44は、分析処理部41により生成された分析結果情報を記憶する機能を有する。
なお、コンテンツ関連情報分析部23の機能の詳細については、後述する。
また、表示装置7は、映像出力用スクリーンおよび音声出力用スピーカをそれぞれ有している。特に、表示装置7は、図2に示すように、映像出力部14から出力された、再生コンテンツの映像部分に対応する映像信号を表示(再生)するためのエリアとしてスクリーンに設定された再生ウインドウ(図2中、符号(A)で示す)と、再生コンテンツに対応するコンテンツ関連情報を表示するためのエリアとしてスクリーンに設定されたコンテンツ関連情報ウインドウ(図2中、符号(B)で示す)と、利用者が入力装置16を介して例えば再生位置情報や特定シーン検索用の検索情報を操作情報として入力するためのエリアとしてスクリーンに設定された検索処理ウインドウ(図2中、符号(C)で示す)とを備えている。
なお、図2においては、スクリーンに向かって略左半分のエリアにコンテンツ関連情報ウインドウ(B)が設定され、スクリーンに向かって略右上側のエリアに再生ウインドウ(A)、向かって略右下のエリアに検索処理ウインドウ(C)がそれぞれ設定されている。この表示装置7の各ウインドウのレイアウトは一例であり、他のレイアウトであってもかまわない。
再生ウインドウ(A)は、受信装置1aのコンテンツ受信部21によりリアルタイムで受信され、AV変換部12等を介して表示装置7に供給されたコンテンツ自体(の映像部分)、あるいは受信装置1aのコンテンツ蓄積部22に蓄積されたコンテンツ自体(の映像部分)を再生表示するウインドウである。
すなわち、リアルタイム配信中のコンテンツを再生する場合には、コンテンツ受信部21、もしくはコンテンツ蓄積部22を経由して供給されたコンテンツの映像部分を再生ウインドウ(A)表示用として使用され、受信装置1aのコンテンツ蓄積部22に蓄積されているコンテンツを再生する場合には、コンテンツ蓄積部22に蓄積されたコンテンツの映像部分が生ウインドウ(A)表示用として使用される。
また、コンテンツ関連情報ウインドウ(B)は、再生ウインドウ(A)により再生中のコンテンツ(映像部分)に関連する情報をコンテンツ関連情報画像として表示するためのウインドウである。このコンテンツ関連情報には、再生ウインドウ(A)の再生シーンに対応する時刻近傍の時刻においてコンテンツ関連情報サーバ2aに収集され、コンテンツ関連情報蓄積部24に蓄積された投稿文データ、再生中コンテンツ名、配信チャネル名、再生中コンテンツに関連しているスレッドの名称等が含まれている。コンテンツ関連情報画像は、それぞれのコンテンツ関連情報を所定のフォーマットに基づいてコンテンツ関連情報蓄積部24によってレイアウトすることにより生成されている。
また、コンテンツ関連情報ウインドウ(B)には、利用者から入力装置16を介して予め指定された時刻に関するコンテンツ関連情報も表示される。なお、コンテンツ関連情報ウインドウ(B)の一方のエッジには、ウインドウ(B)に表示された画像の上下方向の移動が可能なスクロールバーが表示されており、利用者が入力装置16を介してスクロールバーを上下に操作することにより、ウインドウ(B)内のコンテンツ関連情報も上下にスクロールして、現在ウインドウ(B)内に表示されていないコンテンツ関連情報も表示できるようになっている。
一方、コンテンツ関連情報サーバ2aは、大容量メモリを有するコンピュータシステムであり、インターネット等のネットワーク4を経由したコミュニケーション手段として、ネットワーク4上に電子掲示板サイト(例えば、サーバ2aの大容量メモリの所定の蓄積領域)を構築しており、この電子掲示板サイトに対する複数の通信端末3からのアクセスにより様々な情報交換が可能になっている。
特に、本実施形態では、コンテンツ関連情報サーバ2aは、実際に各チャネルから配信されている配信コンテンツの内容についての感動を述べ合うことを目的とした電子掲示板サイトが構築されている。
具体的には、コンテンツ関連情報サーバ2aは、複数の視聴者からその複数の視聴者が利用可能な複数の通信端末3を介して投稿された投稿文データを、所定の通信・閲覧用アプリケーションソフトウェア(例えば、ネットワーク4がインターネットの場合、WWWブラウザ等)で閲覧可能なファイル形式(例えば、ネットワーク4がインターネットの場合、HTMLファイルやXMLファイル等)のデータファイルに変換する機能、変換された投稿文データファイルに対し、投稿された時刻、すなわち、サーバ2aにアップロードされた時刻を付加する機能を有している。
また、このコンテンツ関連情報サーバ2aの電子掲示板サイト(蓄積領域)は細分化され、特定の話題を中心に視聴者からの投稿文データが寄せられる細分化された蓄積領域、いわゆるスレッドがサーバ2a内に多数構築されている。例えば、サーバ2a内には、実際に配信されているチャネル毎のスレッドや、所定の配信コンテンツ自体のスレッド等が予め構築されている。
視聴者は、所望のチャネルの配信コンテンツを、例えば受信装置1aと同一の受信装置(もしくは配信コンテンツ受信・表示機能を有するテレビジョン等の受信装置、または通信端末3に配信コンテンツ受信・表示機能が搭載されている場合にはその通信端末3)を介して実際に視聴しながら、通信端末3を介して、その配信コンテンツに関する投稿文データを作成し、配信コンテンツに係わる少なくとも1つのスレッドに対して、作成した投稿文データを投稿(アップロード)するようになっている。
なお、本明細書における「スレッド」は、このサーバ2aの細分化された蓄積領域、またはこの蓄積領域を区別して指し示す情報を意味するものとする。
したがって、配信コンテンツに関する少なくとも1つのスレッドに対しては、視聴者が興味を引いたシーンを視聴した直後に、数多くの投稿文データがアップロードされる。
また、上述したように、投稿文データにはコンテンツ関連情報サーバ2aに投稿文データがアップロードされた(登録された)時刻が投稿時刻として付与される。この投稿時刻の付与はコンテンツ関連情報サーバ2aによって処理される。この投稿時刻の精度(第1の精度)は、コンテンツ関連情報サーバ2aにおいては、例えば分単位となっている。
そして、通信端末3は、コンピュータ端末であり、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボードおよび/またはマウス、リモートコントローラ等のデータ入力用入力装置、ネットワーク4に接続する通信装置等を備えている。
また、通信端末3(そのコンピュータ本体)には、上述したWWWブラウザ等の通信・閲覧機能を有するアプリケーションソフトウェアが搭載されており、視聴者が入力装置を介して投稿文データをコンピュータ本体に入力することにより、コンピュータ本体は、そのアプリケーションソフトウェアに基づく動作により、入力された投稿文データをコンテンツ関連情報サーバ2aの特定スレッドに対して投稿(アップロード)する機能を有している。
ところで、視聴者は、配信コンテンツのあるシーンを見てから、そのシーンに関して投稿しようと思い、入力装置を介して通信端末3のコンピュータ本体に対して文章データ(投稿文データ)を入力する。このため、シーンの開始時刻から投稿文データが実際にサーバ2aにアップロードされるまでの間(投稿が完了するまでの間)に、通常、数秒以上の遅延時間(投稿遅延時間)が生じている。この投稿遅延時間は一定ではなく、投稿の度に異なっている。しかしながら、数多くの投稿遅延時間を分析した結果、ある範囲内の時間に集中することが判明している。
なお、受信装置1a、コンテンツ関連情報サーバ2a、および通信端末3間の各種データの送受信は、予めネットワーク4の種類により定まる転送プロトコル(例えば、ネットワーク4がインターネットの場合、HTTPやFTP等のファイル転送プロトコル)の規約に基づいて行われており、各種データは、所定のファイル形式で、またはメッセージヘッダに挿入されて送受信される。しかしながら、本発明においては、特にこのデータ送受信方式に限定されるものではない。
以上、コンテンツ関連情報サーバ2aについては既存の電子掲示板システムを例として説明したが、複数の視聴者から、それぞれが利用可能な複数の通信端末を介して、現在配信されている配信コンテンツに関する投稿文データをリアルタイムでアップロード可能に構築されていればよく、例えば、受信装置1aと連動させることを目的として設置された専用のコンテンツ関連情報を提供するサーバや、小規模のグループ内のコミュニケーションを目的としたサーバであっても良い。
また、コンテンツ関連情報は、一般視聴者からの投稿文データに限定されるものではなく、コンテンツ配信側(配信チャネル側)の情報が含まれていても良い。
この点、受信装置1aと連携させることを目的として設置される専用のコンテンツ関連情報を提供するサーバの場合には、予め登録されるコンテンツ関連情報のデータ形式を統一することにより、一層、精度の高いコンテンツ関連情報の分析処理が実現できる。
次に、受信装置1aの全体動作について説明する。
本実施形態の特徴となる特定シーン検索動作を説明する前提として、最初に受信装置1aによる配信コンテンツの受信および蓄積動作について説明する。
(1)配信コンテンツ受信および蓄積動作
受信装置1aのコンテンツ受信部21は、予め利用者から入力装置16を介してマニュアル入力され操作情報受信部13を介して供給されたリアルタイム記録開始命令、または予め視聴者により入力装置16を介して事前に設定され蓄積スケジュール部26を介して供給されたコンテンツ記録予約情報に基づいて、その記録情報に対応するチャネルの配信コンテンツを、対応する記録開始時刻から受信してコンテンツ蓄積部22に供給する(図7;ステップS1)。
コンテンツ蓄積部22の書き込み処理部31は、コンテンツ受信部21から供給された上記リアルタイム記録開始命令またはコンテンツ記録予約情報に対応するコンテンツを、予め設定された時間間隔毎に記録時刻を付加しながらコンテンツ保存部34に記録する(ステップS2)。この書き込み処理部31のコンテンツ記録処理は、現在時刻がコンテンツ記録予約情報における記録終了時刻に到達した際に停止される。また、リアルタイム記録の場合には、入力装置16から記録終了命令が送信された際に停止される。
また、この配信コンテンツ記録処理において、リアルタイム記録の場合には、コンテンツ蓄積部22の書き込み処理部31は、タイムシフト視聴機能により、受信中のコンテンツをコンテンツ保存部34に保存しながら読み出し処理部32にコンテンツを供給し、読み出し処理部32は、供給されたコンテンツをそのままAV変換部12に供給するようになっている(後の(2)のコンテンツ再生処理で説明する)(ステップS3)。
一方、コンテンツ関連情報サーバ2aにおける上記コンテンツ蓄積部22に蓄積されている配信コンテンツに係わる少なくとも1つのスレッドには、その配信コンテンツを実際に視聴している複数の視聴者から複数の通信端末3を介して、その配信コンテンツの内容に関する多数の投稿文データがリアルタイムで投稿(アップロード)され、対応するスレッドに蓄積されている(ステップS4)。
このとき、コンテンツ受信部21およびコンテンツ蓄積部22による配信コンテンツの受信および蓄積処理に応じて、コンテンツ関連情報蓄積部24は、コンテンツ関連情報サーバ2aにアクセスし、サーバ2aと協調することにより、受信蓄積対象となる配信コンテンツに係わる少なくとも1つのスレッドから、その配信コンテンツに関連する投稿文データ(コンテンツ関連情報)を自動的に取得する(ステップS5およびステップS6)。
なお、ステップS5およびステップS6の投稿文データ取得処理においては、利用者の入力装置16を介したマニュアル操作により操作情報を受信装置1aに送信することにより、コンテンツ関連情報蓄積部24は、受信蓄積対象となる配信コンテンツの受信蓄積動作とは独立して、特定のスレッドをアクセスして配信コンテンツに係わる投稿文データを取得するようにしてもよい。
次いで、受信装置1aのコンテンツ関連情報蓄積部24は、ステップS5およびS6の処理により取得した受信蓄積対象コンテンツに関する投稿文データを、例えば対応する受信蓄積対象コンテンツのコンテンツIDに関連付けて蓄積する(ステップS7)。
この結果、コンテンツ蓄積部22に蓄積される全てのコンテンツそれぞれのコンテンツの内容に関して多くの視聴者からコンテンツ関連情報サーバ2aに対して投稿された投稿文データを、対応するコンテンツIDに関連付けられた状態でコンテンツ関連情報蓄積部24に蓄積することができる。
続いて、コンテンツ再生動作(特定シーン検索動作を含む)について説明する。
(2)コンテンツ再生動作(リアルタイム受信時/蓄積コンテンツ再生時)
タイムシフト視聴時におけるコンテンツ再生時においては、コンテンツ蓄積部22の読み出し処理部32は、書き込み処理部31から供給されたコンテンツをそのままAV変換部12に供給(タイムシフト視聴時)する(図8;ステップS10)。
一方、蓄積コンテンツ再生時においては、読み出し処理部32は、利用者から入力装置16を介して送信された、再生対象となるコンテンツのコンテンツIDを含むコンテンツ再生命令に応じて、そのコンテンツIDに対応する再生コンテンツ(映像・音声データ)を、蓄積スタート位置(蓄積開始時刻に対応)を起点としてコンテンツ保存部34から読み出し、読み出した再生コンテンツをAV変換部12へ供給する(ステップS11)。
なお、上記タイムシフト処理を行う観点から、コンテンツ保存部34は、記録型DVDやハードディスク等、ランダムアクセス可能な記録装置であることが望ましいが、タイムシフト視聴を行わない場合には、蓄積コンテンツの途中から再生が可能な記録装置、例えばVTR(ビデオテープレコーダ)等のシーケンシャルアクセスが可能な記録装置であってもよい。
読み出し処理部32のAV変換部12に対する再生コンテンツ供給処理に並行して、コンテンツ関連情報分析部23は、保持された検索キーワードを検索キーとして、コンテンツ関連情報蓄積部24に蓄積された投稿文データを用いて検索キーワードに対応する特定シーンの開始時刻および特定シーン再生時間長を含む特定シーン再生情報を推定し、推定した特定シーン再生情報を画面として表す分析画面情報を作成し、作成した分析画面情報を検索ウインドウ(C)に対する検索情報としてAV変換部12に送信する(ステップS12)。なお、ステップS12の処理については後で詳述する。
同様に、再生コンテンツ供給処理に並行して、コンテンツ関連情報蓄積部24は、コンテンツ蓄積時に蓄積した再生コンテンツのコンテンツ関連情報(投稿文データを含む)を上述した所定のフォーマットに基づいてレイアウトしてコンテンツ関連情報画像を作成し、作成したコンテンツ関連情報画像をAV変換部12に供給する(ステップS13)。
さらに、再生コンテンツ供給処理に並行して、再生時刻変換部33は、コンテンツ中の任意の位置(時刻)からの再生の開始の指定を利用者側から可能にするためのコンテンツ再生位置入力画面として、例えば再生コンテンツの現在の再生位置を表すマーカを、再生コンテンツ全体の割合(0〜100%)がグラフィカルに表された割合表示バー上において任意に(入力装置16を介して)設定可能な画面を表すコンテンツ再生入力画面情報を生成し、生成したコンテンツ再生位置入力画面情報を検索ウインドウ(C)に対する検索情報としてAV変換部12に供給する(ステップS14)。
AV変換部12は、供給された再生コンテンツ、この再生コンテンツに対応するコンテンツ関連情報画像、コンテンツ再生位置入力画面情報、および分析画面情報をそれぞれ映像信号および音声信号(映像のみ、音声のみの場合には、その一方のみ)に変換する。
そして、AV変換部12は、変換した映像信号を表示装置7のウインドウレイアウトに従って合成して映像出力部14を介して表示装置7に出力するとともに、変換した音声信号を、対応する映像信号に対して同期をとって音声出力部15を介して表示装置7に出力する(ステップS15)。
表示装置7は、出力されてきた映像信号を、スクリーンの対応するウインドウ(A)、(B)および(C)を介してそれぞれ表示し、その映像信号に同期した音声信号をスピーカを介して出力する。
この結果、スクリーンのウインドウ(A)には、再生コンテンツに対応する画像が表示され、ウインドウ(B)には、再生コンテンツに関連するコンテンツ関連情報画像が表示され、また、ウインドウ(C)には、コンテンツ再生位置入力画面および分析結果画面がそれぞれ表示される。
したがって、利用者は、コンテンツ蓄積部22に蓄積された複数のコンテンツの中から、自ら指定し、表示装置7を介して再生されたコンテンツを、対応する画像および音声として視聴することができる。
また、利用者は、表示装置7のウインドウ(A)および(B)を介してそれぞれ再生されているコンテンツおよびそのコンテンツ関連情報を見ながら、入力装置16を介してウインドウ(C)に表示されたコンテンツ再生位置入力画面上のマーカを、再生コンテンツの割合表示バー上における、自ら視聴したい所望の位置に移動させて新たな再生位置を指定した場合、コンテンツ蓄積部22の再生時刻変換部33は、再生コンテンツに付加された記録時刻の範囲に基づいて、指定された再生位置に対応する時刻を表す再生位置時刻情報を生成し、生成した再生位置時刻情報を読み出し処理部32および時間管理部25にそれぞれ供給する(ステップS16)。
コンテンツ蓄積部22の読み出し処理部32は、供給された再生位置時刻情報として指定された時刻(再生位置)をスタート位置として、再生コンテンツをコンテンツ保存部34から読み出してAV変換部12へ供給する(ステップS17)。
また、再生位置時刻情報を受け取った再生制御部11の時間管理部25は、受け取った再生位置時刻情報をコンテンツ関連情報分析部23およびコンテンツ関連情報蓄積部24へそれぞれ供給する(ステップS18)。
コンテンツ関連情報分析部23は、ステップS12の処理と同様に、保持された検索キーワードを検索キーとして、再生コンテンツにおける指定時刻(再生位置)以降の時間範囲(再生範囲)において、コンテンツ関連情報蓄積部24に蓄積された投稿文データを用いて検索キーワードに対応する特定シーンの開始時刻および特定シーン再生時間長を含む特定シーン再生情報を推定し、推定した特定シーン再生情報を表す分析画面情報を作成し、作成した分析画面情報を検索ウインドウ(C)に対する検索情報としてAV変換部12に送信する(ステップS19)。なお、ステップS19の処理については後で詳述する。
ステップS13の処理と同様に、コンテンツ関連情報蓄積部24は、再生コンテンツにおける現在の再生位置(再生時刻)、すなわち、指定時刻(再生位置)近傍の時間範囲におけるコンテンツ関連情報を所定のフォーマットに基づいてレイアウトしてコンテンツ関連情報画像を作成し、作成したコンテンツ関連情報画像をAV変換部12に供給する(ステップS20)。
AV変換部12は、ステップS14の処理と同様に、供給された再生コンテンツ、この再生コンテンツの再生位置に対応するコンテンツ関連情報画像、コンテンツ再生位置入力画面情報、および分析画面情報を映像出力部14および音声出力部15を介して表示装置7に出力し(ステップS21)、表示装置7のスクリーンにおける対応するウインドウ(A)、(B)および(C)を介してそれぞれ表示される。
なお、入力装置16からコンテンツ再生終了命令が送信された場合には、コンテンツ蓄積部22、コンテンツ関連情報分析部23、およびコンテンツ関連情報蓄積部24を介した再生コンテンツ、コンテンツ再生位置入力画面情報、分析画面情報、およびコンテンツ関連情報画像それぞれのAV変換部12への供給が停止され、表示装置7を介した再生が終了する。
続いて、ステップS12およびステップS19の特定シーン検索処理(分析画面生成処理)について詳細に説明する。
まず、上述したように、コンテンツ関連情報分析部23には、予め検索キーワードがデフォルト値として設定されている。このデフォルト値としては、シーンチェンジ発生時に高い頻度で投稿文中に用いられる少なくとも1つのキーワードを含むデータ(文字列)がセットされている。これをシーンチェンジ文字列とする。
この検索キーワードをデフォルト値から、利用者自身の関心の高いキーワードに変更したい場合には、利用者は、受信装置1aの駆動時において、例えば上述したコンテンツ蓄積時、コンテンツ再生時等、対象コンテンツが定まっている際に、入力装置16をマニュアル操作して検索キーワード登録画面の表示要求を、コンテンツ関連情報分析部23の分析処理部41における検索部71に送信する。
検索部71は、図9に示すステップS31の処理として、送信されてきた検索キーワード登録画面表示要求に応じて、図9に示すような登録画面I1を生成し、生成した登録画面I1をAV変換部12等を介して表示装置7のスクリーンにおけるウインドウ(C)に表示する。
登録画面I1の一例を図10に示す。図10に示すように、利用者は、入力装置16を介して複数のキーワード設定エリア(例えば3つのエリアAR1〜AR3)それぞれに対して検索キーワードを設定入力することができる。また、複数の検索キーワード相互間の論理関係を表す論理式{「否定(NOT、そのキーワードを含まない)、「論理積(AND、かつ)」、{「論理輪(OR、または)」等}を論理式設定エリアAR4およびAR5それぞれ設定入力することができる。この結果、利用者は、検索キーワードを様々に組み合わせてより絞り込んだ投稿文データの検索要求を受信装置1aに対して要求することが可能となる。
例えば、図10の例では、検索キーワード「A」(例えば、俳優名、女優名等)と「登場」と間に論理積が設定されており、この検索要求は、「キーワード「A」とキーワード「登場」とが共に含まれる投稿文データの検索要求が検索部71に要求されることになる。
ここで、本実施形態では、上述した検索キーワードおよび論理式で設定された検索条件に該当する投稿文は検索投稿文データとし、それ以外の投稿文は通常投稿文データと呼ぶ。
次いで、分析処理部41の検索部71は、登録画面I1を介して利用者により設定された検索条件(検索キーワードおよび/または論理式)に該当する複数の検索投稿文データをコンテンツ関連情報蓄積部24に蓄積された、対象コンテンツに関連する少なくとも1つのスレッドの全ての投稿文データの中から抽出(ピックアップ)する(ステップS32)。
グループ化部72は、渡された複数の検索投稿文データを、検索投稿文データ相互間の関連性に基づいて、複数のグループに分割し、各グループに相互に識別可能なユニークなシーン番号を付与する(ステップS33)。
このステップS33のグループ分け処理は、例えば、全ての検索投稿文データの中から、分布が互いに隣接している検索投稿文データは同の特定シーンに対して投稿された投稿文データとみなす判定処理等である。
具体的に言えば、グループ化部72は、全ての投稿文データをサーバ2aに対するアップロード(登録)時間順にソートし、ピックアップした複数の検索投稿文データにおける互いに隣り合う検索投稿文データ間に所定数以下の通常投稿文データが含まれるかどうかを判断し、この判断の結果YES(所定数以下)と判断した互いに隣り合う検索文投稿データを同一グループとみなし、NO(所定数を越える)と判断した互いに隣り合う検索文投稿データを別個のグループとみなす。
例えば、投稿文データの一例を図11に概念的に示す。
この複数の投稿文データP1、P2、・・・、P10、・・・には、それぞれ最低限、投稿時刻と投稿本文が含まれ、投稿時刻の精度は例えば分となっている。また、各投稿文データP1〜P10は、投稿時刻および投稿本文以外に付加情報として投稿者名、投稿者ID等を含んでいる。
例えば、図11に実際に示されている複数の投稿文データP1〜P10において、図10において設定した検索条件(検索キーワード「A」と「登場」との論理積)に該当する検索投稿文データはP4、P6、P8およびP10である(図11においてグレーに網がけされた投稿文データ)である。
検索キーワードを含む投稿文データが新たにコンテンツ関連情報サーバ2aにアップロード(登録)されるタイミングは、その検索キーワードに対応するシーンが配信コンテンツに新たに登場したとき、例えば、上記例の場合、配信コンテンツのシーンが切り換わり、検索キーワード「A」が登場したシーンとなったときである。なお、検索投稿文データ以外の投稿文データが通常塔構文データである。
このとき、隣り合う検索投稿文データ間の通常投稿文データの数(距離)を例えば3以下とした場合、例えば、P4、P6、P8の投稿文データはこの条件に一致し、同一グループと判定される。なお、上記ステップS33の処理として、隣り合う検索投稿文データの間隔が所定時間(例えば、1分間等)の以内の場合における隣り合う検索投稿文データを同一シーンとみなしてグループ化してもよい。また、スレッドが複数ある場合には、このグループ化はスレッド毎に行う。
さらに、グループ化部72は、ステップS33の処理として検索投稿文データ相互間のグループ分け結果を分析処理部41における中間処理保存部75へ保存する。
続いて、分析処理部41の時間単位変換部73は、各検索投稿文データのアップロード時刻の精度が通常の分であるか秒であるか判断し(ステップS34)、この判断の結果、通常の分である場合には、ステップS35に移行し、秒である場合には、ステップS36の処理に移行する。
ステップS35およびS36において、分析処理部71の時間単位変換部74および統計処理部74は、グループ毎の検索投稿文データの全ての投稿文データにおける分布を分析して平均投稿時刻を求める処理を行う。
以下、ステップS35およびS36における平均投稿時刻の算出方法ついて、前傾図11に示した投稿文データP1、・・・、P10、・・・、すなわち、グループ毎の検索投稿文データの投稿時刻の分解能が分であり、ゼロ秒を挟んで2つの時刻(20時00分と20時01分)にまたがって分布しているケース(図12参照)を例にとって説明する。
なお、2つの時刻間の検索投稿文データが含まれる全ての投稿文データにが、それぞれ、a,a,・・・,a,b,b,・・・,bと連番が割り当てられており、その中に、検索投稿文が、例えばap−3,ap−2,a,b,b,b,・・・,b12というように、離散的に含まれているとする。更に、この検索投稿文データの総数はnとする。
時間単位変換部73は、ステップS35の処理として、それぞれの検索投稿文データの投稿時刻を、分単位の投稿時刻から、秒単位の精度をもつ仮時刻tに変換する。
Figure 2006019875
このような変換により、グループ毎の検索投稿文データには、結果的にt,t,・・・,tの時刻情報が設定される。
なお、処理の順序として、予めグループ毎の検索投稿文データに対し、仮時刻tへの変換を行ったが(ステップS33→S35)、最初に全ての投稿文を仮時刻tへ変換し、次にグループ化を行う処理手順(ステップS35→S33)でもよい。
次にステップS36において、分析処理部41の統計処理部74は、検索投稿文データの平均投稿時刻T算出処理として、以下に述べる算術平均および時刻補正処理をそれぞれ実施する。
すなわち、統計処理部74は、各検索投稿文データの時刻情報t,t,・・・,tの算術平均を行い、算術平均値Tを求める。算術平均Tは、例えば次式(4)のような単純算術平均を用いる。
Figure 2006019875
なお、検索投稿文データの分布特性がある時刻を中心とし、前後に対称に分布しておらず、その分布特性が判明している場合、例えば、図12に概念的に示すように、検索文投稿データがシーン記述投稿文発生密度関数(k)に従って分布している場合には(シーン記述投稿分発生密度関数(k)において横軸は時間、縦軸は発生確率を示す)、算術平均Tは、次式(5)の加重算術平均を用いる。ここでw は重み係数である。
Figure 2006019875
以上のステップS33〜ステップS36の処理を、対象コンテンツに関連するスレッドが複数の場合、それぞれのスレッド毎の検索投稿文データに対して実行する。
次いで、分析処理部41の統計処理部74は、S33〜S36の処理、すなわち、スレッド毎の算術平均T算出処理が全てのスレッドにおいて完了したかどうか判断する(ステップS37)。
このステップS37の判断の結果NO(未完了スレッドあり)の場合には、分析処理部41は、ステップS33の処理に戻り、未完了スレッドの検索文投稿データに対してステップS33〜S36の処理を実行する。
一方、ステップS37の判断の結果YES(未完了スレッドなし)の場合には、分析処理部41の統計処理部74は、グループ毎に求められた各スレッドの算術平均値(T,T,・・・,Tとする)に対してさらに算術平均を行い、全体の平均投稿時刻Taveを求める(ステップS38)。この算術平均についても、例えば下式(6)に示すような単純算術平均値を用いる。
Figure 2006019875
なお、以上の演算処理により得られた平均投稿時刻Taveの精度は投稿数に依存する。すなわち、投稿数が多い方が精度は向上する。しかしながら、投稿数の増加と共にトラフィックの増大や、視聴者が投稿文を見て投稿するといった場合も発生し始め、遅延発生の要因となる。
上記点を考慮した平均投稿時刻Taveの補正については、後述する。
一方、時刻情報が最初から秒の精度を持つ場合、すなわち、ステップS34の判断がYESの場合について説明する。
ここで、投稿文データの一例を図13に概念的に示す。
この複数の投稿文データP1、P2、・・・、P10、・・・には、それぞれ最低限、投稿時刻と投稿本文が含まれ、投稿時刻の精度は秒となっており、投稿文データP1、P2、・・・、P10、・・・は、ゼロ秒を挟んで2つの時刻(20時00分45秒と20時01分30秒)にまたがって分布している(図12参照)。また、各投稿文データP1〜P10は、投稿時刻および投稿本文以外に付加情報として投稿者名、投稿者ID等を含んでいる。
例えば、図13に実際に示されている複数の投稿文データP1〜P10において、図10において設定した検索条件(検索キーワード「A」と「登場」との論理積)に該当する検索投稿文データはP4、P6、P8およびP10である(図13においてグレーに網がけされた投稿文データ)であり、シーンの切り換わりにおいて登録される。また、それ以外が通常塔構文データである。また、検索投稿文データが、例えばap−3,ap−2,a,b,b,b,・・・,b12というように、離散的に含まれているとする。また、この検索投稿文データの総数はnとし、それぞれの秒精度の時刻情報をt,t,・・・,tとする。
すなわち、統計処理部74は、ステップS36の処理として、各検索投稿文データの時刻情報t,t,・・・,tの算術平均をグループ毎に行い、算術平均値Tを求める。算術平均Tは、例えば次式(7)のような単純算術平均を用いる。
Figure 2006019875
なお、検索投稿文データの分布特性がある時刻を中心とし、前後に対称に分布しておらず、その分布特性が判明している場合、例えば、検索文投稿データがシーン記述投稿文発生密度関数(k)に従って分布している場合(図12参照)には(シーン記述投稿分発生密度関数(k)において横軸は時間、縦軸は発生確率を示す)、算術平均Tは、次式(8)の加重算術平均を用いる。ここでwは重み係数である。
Figure 2006019875
以上のステップS33〜ステップS36の処理を、対象コンテンツに関連するスレッドが複数の場合、それぞれのスレッド毎の検索投稿文データに対して実行する。
次いで、分析処理部41の統計処理部74は、S33〜S36の処理、すなわち、各グループのスレッド毎の算術平均T算出処理が全てのスレッドにおいて完了したかどうか判断する(ステップS37)。
このステップS37の判断の結果NO(未完了スレッドあり)の場合には、分析処理部41は、ステップS33の処理に戻り、未完了スレッドの検索文投稿データに対してステップS33〜S36の処理を実行する。
一方、ステップS37の判断の結果YES(未完了スレッドなし)の場合には、分析処理部41の統計処理部74は、各スレッドの算術平均値(T,T,・・・,Tとする)に対してさらに算術平均を行い、全体の平均投稿時刻Taveを求める(ステップS38)。この算術平均についても、例えば下式(9)に示すような単純算術平均値を用いる。
Figure 2006019875
なお、以上の演算処理により得られた平均投稿時刻Taveの精度は投稿数に依存する。すなわち、投稿数が多い方が精度は向上する。しかしながら、投稿数の増加と共にトラフィックの増大や、視聴者が投稿文を見て投稿するといった場合も発生し始め、遅延発生の要因となる。
上述したように、分単位および秒単位それぞれの投稿文データを用いて求められた平均投稿時刻Taveをそのまま特定シーン開始推定時刻とするのではなく、特定シーン再生情報作成部76は、求めた平均投稿時刻Taveから平均投稿遅延時間を減算し、補正を行う。
ここで平均投稿遅延時間における遅延補正時間は、上述したように、予め投稿数と遅延時間の関係を計測した結果を表す遅延補正時間特性(数式あるは特性データ)から求められる。
この遅延補正時間特性は例えば、図14に示すような特性となり、十数秒程度の定常的な遅延、及び投稿数の増加に伴なう遅延を含んだ特性となる。
すなわち、特定シーン再生情報作成部76は、図14に示す遅延補正時間特性から、平均投稿時刻Taveの投稿数や検索投稿文データ数に対応する遅延補正時間(秒)を求め、上記(1)および(2)式で示したように、求めた遅延補正時間と固定の定常遅延時間とを加算し、加算した平均投稿遅延時間を平均投稿時刻Taveから減算することにより、投稿遅延時間を考慮したグループ毎、言い換えれば複数の特定シーン毎の特定シーン開始時刻を推定することができる(ステップS39)。
このようにしてグループ毎(複数の特定シーン毎)の特定シーンの開始時刻の推定処理を終了した後、特定シーン再生情報作成部76は、再生した特定シーンの中止位置、すなわち、特定シーン再生時間長を、次ステップS40において求める。
この特定シーン再生時間長を求める処理において、理想的には特定シーンの終了時刻情報についても同様に投稿文データから検出することが望ましいが、特定シーンの終了時刻に関連した投稿文データは、通常、出現しにくい。
そこで、特定シーン再生情報作成部76は、ステップS39までの処理により、各グループ(各特定シーン)の特定シーン再生時間長を、対応する特定シーン開始時刻から次の特定シーン開始時刻までの時間長(特定シーン再生時間長)で代用する(ステップS40)。
すなわち、図12に示す例においては、推定された特定シーンA開始時刻から推定された特定シーンBの開始時刻までの時間を特定シーンA再生時間長(d)とする。また、次の特定シーンがないか、時間が大幅に離れている場合には、特定シーン再生時間長を一定時間長とするか、あるいは対象コンテンツの最後の時刻までの時間長とする。
続いて、特定シーン再生情報作成部76は、このようにして作成された複数の特定シーン開始時刻および対応する特定シーン再生時間長を特定シーン再生情報ファイルFとして分析結果保存部44に書き込む(ステップS41)。
この分析結果保存部44に書き込まれた(保存された)特定シーン再生情報ファイルFの保存形式を図15に示す。
すなわち、特定シーン再生情報ファイルFとして、検索条件(「A」*(ANDを表す)「登場」)、対象コンテンツの識別情報である例えばコンテンツID、各グループ(各特定シーン)に付加された識別用シーン番号、各グループの投稿文検索データの数を示す情報数、特定シーン開始時刻、特定シーン再生時間長等が互いに関連付けられた状態で分析結果情報として分析結果保存部44に保存される。
このとき、分析画面作成部42は、分析結果保存部44に保存された特定シーン再生情報ファイルFに基づいて、例えば検出された特定シーンの開始時刻に対する投稿文検索データ数(検索条件出現数)の対応関係をグラフ化して表す分析画面データや、シーン番号毎に対応する特定シーン開始時刻、再生時間長、および投稿文検索データ数を互いに対応付けてリスト化した分析画面データを作成する(ステップS42)。
なお、分析画面作成部42により作成される分析画面データにおいては、少なくとも特定シーン開始時刻を表すデータ領域が視聴者による入力装置16の操作によりクリッカブル(指定可能)なクリッカブル領域となっている。
次いで、分析画面作成部42は、作成した分析画面データをAV変換部12および映像出力部14等を介して表示装置7に送り、表示装置7を介してそのウインドウ(C)上に表示させる(ステップS43)。
表示装置7のウインドウ(C)に表示された分析画面として、例えば、図16には、再生時刻を時間軸(横軸)とした場合における検出された特定シーンの開始時刻とその特定シーン開始時刻に対応する投稿文検索データ数との関係を表すグラフと、対応する検索条件および特定シーン検索数とがレイアウトされた分析画面AI1が表示される。このグラフにおいて、棒グラフの高さは情報数を示し、幅は再生時間を示している。
一方、表示装置7のウインドウ(C)に表示された分析画面として、図17には、シーン番号毎に対応する特定シーン開始時刻、再生時間長、および投稿文検索データ数が互いにリストして対応付けられた画面が表示される。
なお、図16および図17の何れにおいても、特定シーン開始時刻に対応する投稿文検索データ数については、視聴者がそのデータ数値を直感的に認識することができるように、棒グラフや星印等(図16および図17では棒グラフ)等を使って、視聴者が容易に視認できる形態で表示される。
この結果、利用者は、表示装置7のスクリーンにおけるウインドウ(C)を視認することにより、自ら設定した、あるいはデフォルト値として設定された検索条件に対応する特定シーンが再生コンテンツのどの位置から開始するのかを、容易に認識することができる。
そして、利用者は、入力装置16を操作して、表示装置7のスクリーン上のポインタを、例えば図16または図17に示す分析画面AI1またはAI2における視聴したい特定シーンのクリッカブル領域まで移動させて、その特定シーンのクリッカブル領域を指定(クリック)する(ステップS44→YES)。
このとき、コンテンツ関連情報分析部23の座標時刻変換部43は、入力装置16から操作情報受信部13を介して送られたスクリーン上の指定位置(指定座標)に対応する特定シーン開始時刻および再生時間長等の特定シーン再生情報を分析結果保存部44から読み出し、読み出した特定シーン再生情報を時間管理部25へ供給する。
時間管理部25は、受け取った特定シーン再生情報をコンテンツ蓄積部22およびコンテンツ関連情報蓄積部24へそれぞれ供給する。
コンテンツ蓄積部22の読み出し処理部32は、供給された特定シーン再生情報における特定シーン開始時刻に対応する位置(シーン)をスタート位置として再生コンテンツをAV変換部12へ供給し、コンテンツ関連情報蓄積部24は、現在の再生位置(再生時刻)、すなわち、特定シーン開始時刻近傍のコンテンツ関連情報を所定のフォーマットに基づいてレイアウトしてコンテンツ関連情報画像を作成し、作成したコンテンツ関連情報画像をAV変換部12に供給する。
AV変換部12は、ステップS14の処理と同様に、供給された特定シーン開始時刻からの再生コンテンツおよびこの再生コンテンツの再生位置に対応するコンテンツ関連情報画像等を映像出力部14および音声出力部15を介して表示装置7に出力する(ステップS44)。
この結果、表示装置7のスクリーンにおける対応するウインドウ(A)には、利用者が予め設定した検索キーワードに基づく検索条件に適合した特定シーンが再生されることになり、利用者は、自ら特定シーンの検索・推定動作を行うことなく、自らの注目した検索条件に適合する特定シーンを非常に容易に視聴することができる。
また、利用者は、表示装置7のスクリーンにおける対応するウインドウ(B)に再生されたコンテンツ関連情報画像を再生コンテンツと合わせて視聴することができ、注目すべき特定シーンに関連するコンテンツ関連情報を容易に把握することができる。
特定シーンは、その再生時間長分だけ再生される。このとき、利用者は、何時でも入力装置16を操作して再生停止(あるいは中断)命令を受信装置1aに入力することにより、特定シーンの再生を停止(あるいは中断)することも可能である。
特定シーンの再生が停止(あるいは中断)された場合、コンテンツ蓄積部22の読み出し処理部32は、分析結果保存部44を検索して次の時間帯に設定された特定シーン開始時刻からの特定シーンの再生をAV変換部12等を介して行うことにより、特定シーンの再生を継続して行うようにすることもできる。
また、特定シーンの再生が停止(あるいは中断)された場合、コンテンツ蓄積部22の読み出し処理部32は、再度、利用者から入力装置16を介して指定された特定シーン開始時刻を含む特定シーン再生情報に基づいて、特定シーンの再生を行うことも可能である。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施形態として、コンテンツ関連情報サーバ2bによって構築される電子掲示板から、受信装置1bにより蓄積記録されるコンテンツに関連するコンテンツ関連情報を取得し、ネットワーク4を介して受信装置1bからの特定シーンの検索条件を含む検索要求が送信されてきた際に、この検索要求に基づいてコンテンツ関連サーバ2b側において取得したコンテンツ関連情報を分析処理してコンテンツ内の特定シーンの開始時刻を自動的に検索して結果を受信装置1bに返し、この検索結果に基づいて受信装置1b側においてコンテンツ中の特定シーンを自動的に再生する特定シーン自動検索システムSS1について図18〜図20を用いて説明する。
本実施形態によれば、受信装置1b、コンテンツ関連サーバ2b、通信端末3、ネットワーク4、および表示装置7間の通信接続構成は第1の実施形態と同様である。なお、本実施形態においては、受信装置1bが本発明の配信コンテンツ受信蓄積装置に相当する。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と比較して、受信装置1bにおいて、分析処理部41は不要となり、この分析処理部と略同一の機能をコンテンツ関連情報サーバ2b側に搭載するように構成されている。受信装置1bにおける分析処理部以外の構成については、第1実施形態の受信装置1aと略同一の構成となっている。
図19に示すように、コンテンツ関連情報サーバ2bは、コンテンツ関連情報分析保存部61、スレッド蓄積部62、および投稿文データ管理部63をそれぞれ備えている。
スレッド蓄積部62は、複数のスレッドが構築されている蓄積領域を有している。また、投稿文データ管理部63は、各スレッドに対する投稿文データとしてネットワーク4を介してアップロードされてきた投稿文データに投稿時(アップロード時)の時刻(投稿時刻、登録時刻)を付加し、登録時刻を付加した各投稿文データを対向するスレッド蓄積部62の対応するスレッドに対して蓄積する機能を有している。
また、投稿文データ管理部63は、図7のステップS6に示したように、受信装置1bのコンテンツ関連情報蓄積部24からのアクセスに応じて、受信蓄積対象となる配信コンテンツに係わる少なくとも1つのスレッドから、その配信コンテンツに関連する投稿文データをスレッド蓄積部62から読み出し、ネットワーク4を介して受信装置1bのコンテンツ関連情報蓄積部24に渡す機能を有している。
一方、コンテンツ関連情報分析保存部61は、分析結果保存部64と、分析処理部65とを備えている。
コンテンツ関連情報分析保存部61の分析処理部65は、ネットワーク4経由で受信装置1bから送信されてきた検索条件(第1の実施形態と同様)を含む特定シーン検索要求を受付処理し、スレッド蓄積部62に蓄積された投稿文データから、検索キーワードを含む検索条件に対応する特定シーンの開始時刻等を検索してその検索結果を分析結果情報として生成し、分析結果保存部65に保存する機能を有している。
次に、分析処理部65の構成について図20に示す。
分析処理部61は、検索部81、グループ化部82、時間単位変換部83、統計処理部84、中間処理保存部85、および特定シーン再生情報作成部86をそれぞれ備えている。
検索部81、グループ化部82、時間単位変換部83、統計処理部84、中間処理保存部85、および特定シーン再生情報作成部86は、それぞれ第1の実施形態における検索部71、グループ化部72、時間単位変換部73、統計処理部74、中間処理保存部75、および特定シーン再生情報作成部76と略同等の機能を有している。
すなわち、検索部81は、受信装置1bから特定シーン検索要求を受付処理し、スレッド蓄積領域62から対象となる少なくとも1つのスレッドの投稿文データを読み出し、検索部81は、読み出した投稿文データおよび検索条件に基づいて、スレッド蓄積部62から対応する検索投稿文データを読み出し(ステップS32参照)、グループ化部82は、読み出された検索投稿文データに基づいてグループ化を行う(ステップS33参照)。
続いて、時間単位変換部83は、投稿文データに付加された投稿時刻の精度を必要に応じて変換し(ステップS34およびステップS35参照)、統計処理部82は、変換された投稿文データの投稿時刻に基づいて算術平均を実行して平均投稿時刻を算出し(ステップS38参照)、算出した平均投稿時刻を補正し(ステップS39参照)、特定シーン再生情報作成部86は、補正した平均投稿時刻を時間補正し、時間補正された平均投稿時刻を用いて、特定シーン開始時刻および特定シーン再生時間長を含む特定シーン再生情報を作成する(ステップS40参照)。
次いで、特定シーン再生情報作成部86は、作成した特定シーン再生情報をネットワーク4経由で受信装置1bに返信する。受信装置1bでは、返信された特定シーン再生情報に基づいて、第1の実施形態と同様に、利用者が予め設定した検索キーワードに基づく検索条件に適合した特定シーンを再生することができる。この結果、利用者は、自ら特定シーンの検索・推定動作を行うことなく、自らの注目した検索条件に適合する特定シーンを非常に容易に視聴することができる。
本発明は、上述した実施の形態、実施例および変形例に限定されるものではなく、本発明に属する範囲内において、上記実施の形態、実施例および変形例を様々に変形して実施することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係わる特定シーン自動検索システムの全体構成を示す図である。 図1に示す受信装置の機能構成を概略的に示す図である。 図2に示す再生制御部の機能構成を示す図である。 図3に示すコンテンツ蓄積部の機能構成を示す図である。 図3に示すコンテンツ関連情報分析部の機能構成を示す図である。 図5に示す分析処理部の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係わる受信装置およびコンテンツ関連情報サーバの配信コンテンツ受信および蓄積処理の一例を示す概略フローチャートである。 第1の実施形態に係わる受信装置およびコンテンツ関連情報サーバの配信コンテンツ再生処理の一例を示す概略フローチャートである。 第1の実施形態に係わる受信装置の特定シーン開始時刻算出処理の一例を示す概略フローチャートである。 図1に示す表示装置に表示される登録画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係わる投稿文データの一例を概念的に示す図である。 第1の実施形態における特定シーン開始時刻算出処理を説明するためのタイミングチャートである。 第1の実施形態に係わる投稿文データの一例を概念的に示す図である。 第1の実施形態に係わる遅延補正時間特性の一例を示すグラフである。 図5に示す分析結果保存部に書き込まれた特定シーン再生情報ファイルの保存形式の一例を示す図である。 図1に示す表示装置に表示される分析画面の一例を示す図である。 図1に示す表示装置に表示される分析画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係わる特定シーン自動検索システムの全体構成を示す図である。 図18に示すコンテンツ関連情報サーバの機能構成を概略的に示す図である。 図18に示すコンテンツ関連情報サーバの分析処理部の機能構成を示す図である。
符号の説明
1a、b 受信装置
2a、b コンテンツ関連情報サーバ
3 通信端末
4 ネットワーク
7 表示装置
11 再生制御部
12 AV変換部
13 操作情報受信部
14 映像出力部
15 音声出力部
16 入力装置
21 コンテンツ受信部
22 コンテンツ蓄積部
23 コンテンツ関連情報分析部
24 コンテンツ関連情報蓄積部
25 時間管理部
26 蓄積スケジューラ部
31 書き込み処理部
32 読み出し処理部
33 再生時刻変換部
34 コンテンツ保存部
41 分析処理部
42 分析画面作成部
43 座標時刻変換部
44 分析結果保存部
60 座標時刻変換部
61 コンテンツ関連情報分析保存部
62 スレッド蓄積領域
63 投稿文管理部
64 分析結果保存部
65 分析処理部
71 検索部
72 グループ化部
73 時間単位変換部
74 統計処理部
75 中間処理保存部
76 特定シーン再生情報作成部
81 検索部
82 グループ化部
83 時間単位変換部
84 統計処理部
85 中間結果保存部
86 特定シーン再生情報作成部

Claims (3)

  1. コンテンツ配信局からデータ配信されたコンテンツを受信し、視聴者によって再生され視聴可能な受信再生装置と、視聴者によって受信再生装置からアップロードされた前記配信コンテンツに関連する投稿文を含んで構成された投稿文データを、第1の所定単位の時刻情報を付加したコンテンツ関連情報として記憶すると共に、視聴者によって前記配信コンテンツに関連した特定シーンに関するコンテンツ関連情報のダウンロード要求が受信再生装置から出力された場合に、前記ダウンロード要求に基づき検索されたコンテンツ関連情報がダウンロードされるよう構成されたコンテンツ関連情報サーバとが、ネットワークを介してそれぞれ接続された特定シーン自動検索システムにおける特定シーン検索方法であって、
    前記配信コンテンツを受信し、受信した配信コンテンツを、第2の所定単位の時刻情報と関連付けて蓄積するステップと、
    前記蓄積した配信コンテンツに関連する前記コンテンツ関連情報を前記サーバから取得するステップと、
    前記取得したコンテンツ関連情報における前記複数の投稿文データにおいて、予め設定された特定シーン検索用キーワードを含む検索条件に該当する投稿文データを、検索投稿文データとして検索するステップと、
    前記検索ステップにより前記複数の投稿文データの中から複数の検索投稿文データが検索された場合、その検索された複数の検索投稿文データを、該複数の検索投稿文データ間の関連性に応じてグループ化するステップと、
    前記グループ化ステップによりグループ化された各グループの検索投稿文データに含まれる時刻情報の第1の所定精度よりも前記配信コンテンツに関連付けられた時刻情報の第2の所定精度の方が細分化されている場合において、該第1の所定精度の時刻情報を、該第2の所定精度の時刻情報に変換するステップと、
    前記各グループの検索投稿文データの時刻情報に基づいてグループ毎の特定シーン開始時刻を算出するステップと、を備えたことを特徴とする特定シーン検索方法。
  2. コンテンツ配信局からデータ配信されたコンテンツを受信し、視聴者によって再生され視聴可能な受信再生装置と、視聴者によって受信再生装置からアップロードされた前記配信コンテンツに関連する投稿文を含んで構成された投稿文データを、第1の所定単位の時刻情報を付加したコンテンツ関連情報として記憶すると共に、視聴者によって前記配信コンテンツに関連した特定シーンに関するコンテンツ関連情報のダウンロード要求が受信再生装置から出力された場合に、前記ダウンロード要求に基づき検索されたコンテンツ関連情報がダウンロードされるよう構成されたコンテンツ関連情報サーバとが、ネットワークを介してそれぞれ接続された特定シーン自動検索システムにおける特定シーン検索装置であって、
    前記配信コンテンツを受信し、受信した配信コンテンツを、第2の所定精度の時刻情報と関連付けて蓄積する配信コンテンツ蓄積手段と、
    前記蓄積した配信コンテンツに関連する前記コンテンツ関連情報を前記サーバから取得するコンテンツ関連情報取得手段と、
    前記取得したコンテンツ関連情報における前記複数の投稿文データにおいて、予め設定された特定シーン検索用キーワードを含む検索条件に該当する投稿文データを、検索投稿文データとして検索する検索手段と、
    前記検索手段により前記複数の投稿文データの中から複数の検索投稿文データが検索された場合、その検索された複数の検索投稿文データを、該複数の検索投稿文データ間の関連性に応じてグループ化するグループ化手段と、
    前記グループ化手段によりグループ化された各グループの検索投稿文データに含まれる時刻情報の第1の所定精度よりも前記配信コンテンツに関連付けられた時刻情報の第2の所定精度の方が細分化されている場合において、該第1の所定精度の時刻情報を、該第2の所定精度の時刻情報に変換する変換手段と、
    前記各グループの検索投稿文データの時刻情報に基づいてグループ毎の特定シーン開始時刻を算出する算出手段と、
    を備えたことを特徴とする特定シーン検索装置。
  3. コンテンツ配信局からデータ配信されたコンテンツを受信し、視聴者によって再生され視聴可能な受信再生装置とネットワークを介してそれぞれ接続し、視聴者によって受信再生装置からアップロードされた前記配信コンテンツに関連する投稿文を含んで構成された投稿文データを、第1の所定単位の時刻情報を付加したコンテンツ関連情報として記憶すると共に、視聴者によって前記配信コンテンツに関連した特定シーンに関するコンテンツ関連情報のダウンロード要求が受信再生装置から出力された場合に、前記ダウンロード要求に基づき検索されたコンテンツ関連情報がダウンロードされるよう構成されたコンテンツ関連情報サーバであって、
    前記配信コンテンツに関連するコンテンツ関連情報における前記複数の投稿文データにおいて、予め設定された特定シーン検索用キーワードを含む検索条件に該当する投稿文データを、検索投稿文データとして検索する検索手段と、
    前記検索手段により前記複数の投稿文データの中から複数の検索投稿文データが検索された場合、その検索された複数の検索投稿文データを、該複数の検索投稿文データ間の関連性に応じてグループ化するグループ化手段と、
    前記グループ化手段によりグループ化された各グループの検索投稿文データに含まれる時刻情報の第1の所定精度よりも前記配信コンテンツに関連付けられた時刻情報の第2の所定精度の方が細分化されている場合において、該第1の所定精度の時刻情報を、該第2の所定精度の時刻情報に変換する変換手段と、
    前記各グループの検索投稿文データの時刻情報に基づいてグループ毎の特定シーン開始時刻を算出する算出手段と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ関連情報サーバ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014067275A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Nec Casio Mobile Communications Ltd 投稿解析サーバ、投稿端末、投稿解析方法およびプログラム

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