JP2006019602A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置 - Google Patents

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浩志 岡村
Nobuyuki Otsuka
信幸 大塚
Akira Furuya
晃 古谷
Shinichi Ogawa
真一 小川
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Abstract

【課題】 溝とビアを有する低誘電率絶縁膜上にバリアメタルを成膜する前のビア底の高抵抗層の除去手段として、プラズマによる絶縁膜ダメージのない半導体装置の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】 溝とビアを有する低誘電率絶縁膜102上にバリアメタルを成膜する前に、ビア底の高抵抗層104を、還元性のガスを用いた熱還元法にて除去し、真空保持のまま、バリアメタル105、めっきのシード層としての銅を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属膜配線に銅(Cu)などのLow−k膜を用いた半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置に関する。
低抵抗で高いエレクトロマイグレーション(EM)耐性を有するCu配線(金属膜配線)は、高集積化し微細化されたLSI配線用の高信頼性材料として期待されている。
微細加工の難しいCu配線を作製する有効な手法の一つに、あらかじめ溝・ビア加工を施した下地にCu膜の埋め込みを行うダマシン法がある。ダマシン法を用いてCu膜の埋め込みを行う手法として、現在実用化されている技術が、電解めっきである。
図3に電解めっきを用いたダマシンCu配線の形成プロセスの一例を示す。このプロセスでは、まず、あらかじめ溝・ビア加工を施した下地基板301(含む下地配線302)(図3(1))を、不活性雰囲気(ArもしくはN)にて200〜350℃のアニール処理を行い、加工面(溝・ビアの側壁ならびに底面)に吸着している水分等を除去する。
次に、前記下地基板301(含む下地配線102)の下層配線表面にできた高抵抗層303(主として酸化銅)を除去する目的で、イオン化させたArを基板バイアスで引き込んで物理的除去を行う(図3(2))。次にバリアメタル304(TaN,TiN、WN等)の成膜を行ってから、電解めっき用シード層305としてCuの成膜を行なう(図3(3))。
さらに、電解めっきによりCuの埋め込み成膜を行い、めっき層306を形成する(図3(4))。
最後に、CMPにより上部の余分なCu層およびバリアメタルを除去し、平坦化を行う(図3(5))。以上の工程で、Cu配線の形成を行う。
今後のデバイスにおいては、絶縁膜が低誘電率膜、特に誘電率を下げるために、空孔を有する低誘電率膜の使用が検討されている(特許文献1参照)。
例えば、上述に示した、特許文献の如く、低誘電率絶縁膜特に空孔を有する低誘電率絶縁膜上にバリアメタルを成膜する場合、下層配線表面にできた高抵抗層をArイオンで物理的に除去すると、あらかじめ溝・ビア加工を施した間口部分がArイオンによりたたかれて広がってしまい(図3(2))、隣り合う配線間がショートしてしまうという問題がある。また、ビア底の高抵抗層を除去する際に、ArイオンでたたかれたCu成分が、ビア側壁に付着し、後のプロセス温度において、Cuが、絶縁膜中を拡散し、配線間のリーク電流が増大し、配線の性能を悪化させる原因となる。
また、Arイオンにより、低誘電率膜にダメージが入り、配線間容量の増加、膜の収縮率の問題が生じる。
これを解決するために、水素もしくはアンモニアガスを含むガスをプラズマ励起させてCu表面の残渣物を還元除去する方法が考えられたが、特に、層間膜にLow−k材料を用いた場合においては、このプラズマ処理により、膜がダメージを受け、配線溝ならびにビア側壁の形状がボウイングするため、後のCu埋設が困難となり、配線ならびに配線同士を繋ぐビア内部にボイドを形成し、導通不良や配線の信頼性を劣化させてしまう。また、膜がダメージを受けることにより、Low−k膜が変質し、誘電率が上昇してしまう問題がある。
特開平11−16912号公報
以上説明したように、従来の方法では、配線ならびに配線同士を繋ぐビア内部にボイドを形成し、導通不良や配線の信頼性が乏しく、膜がダメージを受けることにより、Low−k膜が変質し、誘電率が上昇してしまうという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、空孔を有する低誘電率絶縁膜上にバリアメタルを成膜する前におけるビア底の高抵抗層の除去手段として、プラズマを用いない新規な半導体装置の製造方法及び製造装置を提供することにある。
本発明は、低誘電率絶縁膜上にバリアメタルを成膜する前に、ビア底の高抵抗層を除去してなる半導体装置の製造方法において、前記ビア底の高抵抗層を、還元性のガスを用いた熱還元法にて除去し、真空保持のまま、バリアメタル、めっきのシード層としての銅を形成することを特徴とする。
本発明の方法において、前記還元性のガスは、アンモニア、水素、CO、HS、HCl、SO、ヒドラジンの少なくとも1つのガスを含ませることが、望ましい。
また、本発明の方法において、前記ビア底の高抵抗層を除去するガスとして、前記還元性のガスと不活性ガスの混合ガスを用い、その不活性ガスはヘリウム、窒素、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンのうちのいずれかであった方が望ましい
さらに、本発明の金属膜配線を含む半導体装置の製造装置において、前記金属膜配線と層間膜の間に形成されるバリアメタルと、金属膜とを形成する装置であって、下層の金属膜配線との導電性を改善するために下層金属膜配線上の残渣物を除去する前処理チャンバーは、加熱機構を有するステージ上に半導体装置からなるウエハーを載置し、アンモニアガスを導入できる構造であることを特徴とする。
本発明において、プラズマを用いないでプレクリーン処理を行うことにより、特に層間膜にLow−k材料を用いた際においても、膜にダメージを与えることが無いために、誘電率上昇が抑えられる。
また、膜がエッチングされないため、配線溝やビアホールを加工した形状が保たれ、後のバリアメタル・シードCu・めっき成長においても、配線やビア内部にボイド無くCuを埋め込むことが可能となる。
本発明の実施形態につき、図1及び2を用いて詳細に説明する。
まず、PVD(Physical Vapor Deposition)装置を用いて、あらかじめ比誘電率の値が2.2のポーラスMSQ102上に溝・ビア加工を施した基板101を、350℃に加熱したヒーターステージ上に載置し、NHを導入してチャンバー内圧力を666.5Pa(5Torr)に保ち、下層配線103表面の高抵抗層104除去の目的で、120秒間の還元処理を行った。
次に、真空を保持したまま、バリアメタル105として、TaN(たとえば10nm)およびTa(たとえば15nm)をPVD法にて成膜した。
さらに、真空を保持したまま、電解めっき用シード層106として、Cu(たとえば100nm)をPVD法にて成膜を行った。
その後、電解めっきによりCuの埋め込み成膜を行い、めっき層107を形成した。最後に、CMP(Chemical Mechanical Polish)により上部の余分なCu層を除去し、平坦化を行なった。
以上から形成されたCuデュアルダマシン配線の形状を確認したところ、あらかじめ溝・ビア加工した間口の形状を変化させることなく、且つ、高抵抗層の除去が確認できた。
次に、ヒーターステージ温度200℃、250℃、300℃、400℃、450℃についても同様に実験した。形状は、全水準ともに変化が見られなかったものの、温度200℃の場合、処理時間を300秒に延長しても、完全に高抵抗層を除去することができなかったが、250℃では処理時間200秒で、400℃では60秒で、450℃では45秒で、それぞれ高抵抗層を完全に除去することができた。
従って、デュアルダマシン配線の形状を変えることなく、且つMSQ膜にダメージを与えることなく、ビア底の高抵抗層を除去するためのヒーターステージ温度としては、250℃≦ヒーターステージ温度≦450℃をもちいることが望ましい。
なお、本実施例に用いた熱還元処理チャンバーの構造を図2に示す。まず、チャンバー201には、抵抗加熱方式のステージ202で、温度は500℃までコントロールすることができ、ここにウエハーをおいて、処理を行う。チャンバー内へは、ArとNH3のガスライン203がつながっており、圧力はチャンバー301と排気ライン204の間に取り付けられたボールバルブ205の開閉度を制御することにより、13.33Pa(100mTorr)から2666Pa(20Torr)の範囲で制御が可能である。
なお、アイドル時に真空度を保つため、ターボ分子ポンプ206からも排気が可能であるが、処理時には、ゲートバルブ207を閉じて処理を行う。
上述した本実施形態によれば、高信頼なCu−lowK配線を作製することが可能となりULSIデバイスの高集積化に貢献することができる。
本発明の実施形態を説明するための工程図 本発明の実施形態に用いた熱還元処理チャンバーの構造を示す図 従来のダマシン法によるCu配線成膜方法を説明するための工程図
符号の説明
101 基板
102 ポーラスMSQ(低誘電率絶縁膜)
103 下層配線(金属膜配線)
104 高抵抗層
105 バリアメタル
106 電解めっき用シード層
107 めっき層
201 処理チャンバー
202 ステージ
203 ガスライン
204 排気ライン
205 ボールバルブ
206 ターボ分子ポンプ
207 ゲートバルブ

Claims (4)

  1. 低誘電率絶縁膜上にバリアメタルを成膜する前に、ビア底の高抵抗層を除去してなる半導体装置の製造方法において、前記ビア底の高抵抗層を、還元性のガスを用いた熱還元法にて除去し、真空保持のまま、バリアメタル、めっきのシード層としての銅を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記還元性のガスは、アンモニア、水素、CO、HS、HCl、SO、ヒドラジンの少なくとも1つのガスを含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ビア底の高抵抗層を除去するガスとして、前記還元性のガスと不活性ガスの混合ガスを用い、その不活性ガスはヘリウム、窒素、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンのうちのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 金属膜配線を含む半導体装置の製造装置において、前記金属膜配線と層間膜の間に形成されるバリアメタルと、金属膜とを形成する装置であって、下層の金属膜配線との導電性を改善するために下層金属膜配線上の残渣物を除去する前処理チャンバーは、加熱機構を有するステージ上に半導体装置からなるウエハーを載置し、アンモニアガスを導入できる構造であることを特徴とする半導体装置の製造装置。

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