JP2006017889A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無駄なトレイの移動を少なくすることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 複写機能及びプリンタ機能を備える複合機1に、画像を記録紙に形成する画像形成部100と、原稿押さえの開閉を検出する開閉検出スイッチ404と、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されているか否かを検出する原稿検出スイッチ306及び原稿検出センサー403と、複合機1が複写以外のジョブを受信したことを検出する印刷制御部10fと、開閉検出スイッチ404により原稿押さえが開いていることが検出された場合、又は、原稿検出スイッチ306又は原稿検出センサー403により原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されていることが検出された場合で、複写以外のジョブの受信が検出された場合には、このジョブの記録紙の排出を所定時間遅延させるプリンタジョブ遅延制御部10cとを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 複写機能及びプリンタ機能を備える複合機1に、画像を記録紙に形成する画像形成部100と、原稿押さえの開閉を検出する開閉検出スイッチ404と、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されているか否かを検出する原稿検出スイッチ306及び原稿検出センサー403と、複合機1が複写以外のジョブを受信したことを検出する印刷制御部10fと、開閉検出スイッチ404により原稿押さえが開いていることが検出された場合、又は、原稿検出スイッチ306又は原稿検出センサー403により原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されていることが検出された場合で、複写以外のジョブの受信が検出された場合には、このジョブの記録紙の排出を所定時間遅延させるプリンタジョブ遅延制御部10cとを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、プリンタ機能及びファクシミリ機能の少なくとも一方並びに複写機能を備える画像形成装置に関する。
従来、複写機又はプリンタ等、或いはこれらの機能を併せ持つ複合機等の画像形成装置には、記録紙を排出するためのトレイ(ビン)が複数備えられたものがある。これらの複数のトレイは、記録紙を振分(ソート)しないで排出するための(1つの)トレイ(ノンソートビン)と、記録紙を振分(ソート)して排出するための(複数の)トレイ(ソートビン)に分けられる。通常の画像形成ジョブ(コピージョブ、プリンタジョブ等)の場合には、記録紙はノンソートビンに排出され、ソートビンに排出されることが指定されている画像形成ジョブの場合には、記録紙は、その記録紙に応じたソートビン(の1つ)に排出される。具体的には例えばプリンタジョブにおいて出力元のPC(パーソナルコンピュータ)やそのPCへのログインした場合のユーザ名等を基に、ソートビンのうちのそれらに対応付けられたものに記録紙が排出される。
また、上記のように複数のトレイを備える画像形成装置には、各トレイの位置を移動させ、画像形成装置本体の記録紙排出位置に目的のトレイを位置付けることにより記録紙を目的のトレイに排出する方式のものと、画像形成装置本体の記録紙排出位置から各トレイへの記録紙搬送路を設け、トレイを移動させずに記録紙を目的のトレイに排出する方式のものとがある。前者の方式の記録紙排出トレイ(ビン)としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。
特開平10−291724号公報
しかしながら、上述したトレイを移動させる方式の画像形成装置においては、目的のトレイを記録紙排出位置に移動させるのに時間がかかり、トレイが移動する間、待ち時間が発生し、時間が無駄に消費される。特に、操作者が画像形成装置の前で複写を開始しようとしている(が、まだ開始していない)ときに、画像形成装置がプリンタジョブを受信した場合には、プリンタジョブのためのトレイを記録紙排出位置に移動させるようにトレイが移動する。このときに、複写ジョブを開始すると、今度は、(プリンタジョブの記録紙を排出していない段階でも)複写ジョブのためのトレイを記録紙排出位置に移動させるようにトレイが移動する。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたもので、無駄なトレイの移動を少なくすることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る画像形成装置は、記録紙の排出場所として複数のトレイを備え、前記トレイを移動することにより記録紙をジョブ毎の目的のトレイに排出する、プリンタ機能及びファクシミリ機能の少なくとも一方並びに複写機能を有する画像形成装置であって、画像を記録紙に形成する画像形成手段と、原稿押さえの開閉を検出する開閉検出手段と、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されているか否かを検出する原稿検出手段と、複写以外の画像形成ジョブであって、このジョブの実行中に複写ジョブが割り込んだ場合には複写ジョブを優先させる画像形成ジョブを当該画像形成装置が受信したことを検出するジョブ検出手段と、前記開閉検出手段により原稿押さえが開いていることが検出された場合、又は、前記原稿検出手段により原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されていることが検出され、前記ジョブ検出手段により複写以外のジョブの受信が検出された場合には、前記画像形成手段により画像の形成された、このジョブによる記録紙の排出を所定時間遅延させる遅延制御手段とを備えるものである。
この構成によれば、原稿押さえが開いているか、又は、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されている場合で、当該画像形成装置に複写以外のジョブが受信された場合には、このジョブによる記録紙の排出が所定時間遅延されるので、複写を行おうとしているとき(原稿押さえが開いているか、又は、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されているとき)に、複写以外のジョブを受信したことで、このジョブ用のトレイが記録紙排出位置に直ちに位置付けされてしまうことがない。このため、複写以外のジョブが受信された直後に複写を開始した場合に、複写以外のジョブ用のトレイを記録紙排出位置に位置付けるように移動した後、このトレイへ記録紙を排出せずに(或いは少量の記録紙が排出された後に)複写用のトレイを記録紙排出位置に移動するという、無駄なトレイの移動を回避することができる。
請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記遅延手段は、前記所定時間より前に、前記開閉検出手段により原稿押さえが閉じていることが検出され、且つ、前記原稿検出手段により原稿載置面及び原稿送り装置のいずれにも原稿が載置されていないことが検出された場合には、前記ジョブによる記録紙の排出の遅延を解除するものである。
この構成によれば、前記所定時間の経過前であっても、原稿押さえが閉じられ、且つ、原稿載置面及び原稿送り装置のいずれにも原稿が載置されていない状態になれば、前記ジョブによる記録紙の排出の遅延が解除されるので、複写以外のジョブが遅延されている場合に複写が終了した場合には速やかにこの(複写以外の)ジョブが実行される。
請求項3に係る画像形成装置は、記録紙の排出場所として複数のトレイを備え、前記トレイを移動することにより記録紙をジョブ毎の目的のトレイに排出する、プリンタ機能及びファクシミリ機能の少なくとも一方並びに複写機能を有する画像形成装置であって、画像を記録紙に形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像の形成された記録紙を排出するトレイを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたトレイを、装置本体の記録紙排出位置に移動させる移動手段と、原稿押さえの開閉を検出する開閉検出手段と、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されていることを検出する原稿検出手段と、複写以外の画像形成ジョブであって、このジョブの実行中に複写ジョブが割り込んだ場合には複写ジョブを優先させる画像形成ジョブを当該画像形成装置が受信したことを検出するジョブ検出手段と、前記開閉検出手段により原稿押さえが開いていることが検出された場合、又は、前記原稿検出手段により原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されていることが検出され、前記ジョブ検出手段により複写以外のジョブの受信が検出された場合には、前記トレイの移動を行わないように前記移動手段を制御し、前記複写以外のジョブを実行させる制御手段とを備えるものである。
この構成によれば、原稿押さえが開いているか、又は、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されている場合で、当該画像形成装置に複写以外のジョブが受信された場合には、トレイが移動されずにこのジョブが実行されるので、複写を行おうとしているとき(原稿押さえが開いているか、又は、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されているとき)に、複写以外のジョブを受信したことでこのジョブのトレイが原稿載置位置に位置付けされてしまうことがない。このため、複写以外のジョブが受信された直後に複写を開始した場合に、複写以外のジョブ用のトレイを記録紙排出位置に位置付けるように移動した後、このトレイに記録紙を排出せずに(或いは少量の記録紙が排出された後に)複写用のトレイを記録紙排出位置に移動するという、無駄なトレイの移動を回避することができ。
請求項1に記載の発明によれば、原稿押さえが開いているか、又は、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されている場合で、当該画像形成装置に複写以外のジョブが受信された場合には、このジョブによる記録紙の排出が所定時間遅延されるので、複写を行おうとしているとき(原稿押さえが開いているか、又は、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されているとき)に、複写以外のジョブを受信したことで、このジョブ用のトレイが記録紙排出位置に直ちに位置付けされてしまうことがない。このため、複写以外のジョブが受信された直後に複写を開始した場合に、複写以外のジョブ用のトレイを記録紙排出位置に位置付けるように移動した後、このトレイへ記録紙を排出せずに(或いは少量の記録紙が排出された後に)複写用のトレイを記録紙排出位置に移動するという、無駄なトレイの移動を回避することができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記所定時間の経過前であっても、原稿押さえが閉じられ、且つ、原稿載置面及び原稿送り装置のいずれにも原稿が載置されていない状態になれば、前記ジョブによる記録紙の排出の遅延が解除されるので、複写以外のジョブが遅延されている場合に複写が終了した場合には速やかにこの(複写以外の)ジョブが実行される。
請求項3に記載の発明によれば、原稿押さえが開いているか、又は、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されている場合で、当該画像形成装置に複写以外のジョブが受信された場合には、トレイが移動されずにこのジョブが実行されるので、複写を行おうとしているとき(原稿押さえが開いているか、又は、原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されているとき)に、複写以外のジョブを受信したことでこのジョブのトレイが原稿載置位置に位置付けされてしまうことがない。このため、複写以外のジョブが受信された直後に複写を開始した場合に、複写以外のジョブ用のトレイを記録紙排出位置に位置付けるように移動した後、このトレイに記録紙を排出せずに(或いは少量の記録紙が排出された後に)複写用のトレイを記録紙排出位置に移動するという、無駄なトレイの移動を回避することができる。
以下、本発明の一実施形態における画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。複合機1は、コピー(複写)機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。複合機1は、画像形成部100を備えた本体部2と、この本体部2の上部に設置された原稿押えを兼用する原稿搬送機構3及び原稿読取部4と、本体部2の下部に設置された給紙部5と、本体部2の一側辺部に設置されたビン部6とからなる。
原稿搬送機構(原稿送り装置)3は、原稿載置部301と、搬送ローラ対等を備えた搬入駆動部302と、搬送ローラ対303と、排出ローラ対304と、排紙台305と、原稿の有無を検出する原稿検出スイッチ306とを備え、原稿載置部301に載置された原稿を自動的に一枚ずつコンタクトガラス402に接触させつつ搬送し、原稿の露光走査後に排紙台305に排出するものである。原稿搬送機構3は、コンタクトガラス(原稿載置面)401に載置された原稿を押さえる原稿押さえの役割も兼ねている。
原稿読取部4は、光学的に取得した原稿の画像から画像データを生成するスキャナ部(図略)等からなり、その上面にコンタクトガラス401とコンタクトガラス402とを備える。そして、原稿読取部4は、コンタクトガラス401上に載置された原稿、あるいは原稿搬送機構3によってコンタクトガラス402に接するようにして搬送される原稿から得られた画像データをスキャナ部で読み取って、後述する画像記憶部12(図2)に出力する。コンタクトガラス401の下部には、コンタクトガラス401上に原稿が載置されているか否かを検出する原稿検出センサー403が備えられる。また、コンタクトガラス401の横で、原稿搬送機構3が閉じられたときに原稿搬送機構3の下になる場所には、原稿搬送機構3が閉じた場合に押下され、原稿搬送機構3の開閉状態を検出する開閉検出スイッチ404が備えられる。
給紙部5は、サイズ、縦横向きの種類毎の用紙が収納される給紙カセット501,502および手差し給紙部503を備える。また、給紙部5は、給紙カセット501,502から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送路504と、手差し給紙部503から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送路505とを備える。各給紙カセット501,502および手差し給紙部503は、収納されている用紙(記録紙)を取り出すためのピックアップローラ506,507,508と、用紙を1枚ずつ搬送路に送り出す給紙ローラ対509,510,511とを備える。
搬送路504は、用紙を搬送する搬送ローラ対512,513と、画像形成部100の手前で搬送されてくる用紙を所定位置に待機させるためのレジストローラ対514とを備える。また、搬送路505は、レジストローラ対514の上流側で搬送路504と合流している。
画像形成部100は、回転可能に支持されたドラム状の感光体101と、この感光体101の周囲に配設された帯電部102と、現像部103と、クリーニング部104と、レーザ走査ユニット105と、転写ローラ106と、定着ローラ対107とを備えている。帯電部102は、感光体101の表面を所定電位に均一に帯電させるものである。レーザ走査ユニット105は、制御部10(図2)から送信された画像データに基づきレーザービームを感光体101の表面に照射し、感光体101表面に静電潜像を形成するものである。
また、現像部103は、静電潜像にトナーを付着させて画像を顕在化させるものであり、転写ローラ106は、顕在化したトナー像を用紙に転写するものであり、定着ローラ対107は、用紙に転写されたトナー像を定着させるものである。また、クリーニング部104は、画像転写後に感光体101の表面に残留しているトナーを清掃するものである。
また、本体部2の上部には、用紙排出部108が設けられ、定着ローラ対107から搬送されてきた用紙が、排出ローラ対109により搬送され、用紙排出部108に排出される。また、排出ローラ対110は、定着ローラ対107から搬送されてきた用紙をビン部6に排出するもので、制御部10からの制御信号に応じて駆動される排出分岐ガイド111により、用紙の排出方向を排出ローラ対109側と排出ローラ対110側とに切り換え可能になっている。
また、記録紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部100で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出ローラ対109にニップされた状態とする。この状態で排出ローラ対109を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って画像形成部100の上流域に再度搬送し、画像形成部100により他方の面に画像を形成した後、記録紙を用紙排出部108に排出、又はビン部6に搬送する。
ビン部6は、複数のビンからなるソートビン622、単一のビンからなるノンソートビン623、及び昇降機構605を備え、上記本体部2の排出ローラ対110から搬入されてきた記録紙を、ノンソートビン623又はソートビン622のうちの適切なビンに排出する。本実施形態においては、複写機能を用いた際の記録紙の排出はノンソートビン623へ、プリンタ機能を用いた際の記録紙の排出はソートビンのうちのプリント依頼元から指定されたいずれかへ排出されることとする。このソートビンの指定は、プリント指示元の例えばPC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理装置、又は/及びそのログインユーザ名等に応じて決定され、上記の情報処理装置から複合機1に送信されるプリント指示のデータの1つとして複合機1に渡されるものとする。昇降機構605は、制御部10からの制御信号に応じて、指示されたビンが本体の記録紙排出口(排出ローラ対110の位置)に位置するように、ノンソートビン623及びソートビン622の位置を昇降するものである。ノンソートビン623及びソートビン622は一体となって昇降するものとする。
図2は、複合機1の本発明に係る機能構成を主に示すブロック図である。ここでは、特に複写機能とプリンタ機能とに限定して複合機1の機能構成について説明する。複合機1は、操作部11、原稿読取部4、画像記憶部12、通信部13、画像形成部100、ビン部6、及び制御部10を備える。操作部11は、複合機1に対する指示を操作者が入力するためのもので、複合機1のユーザインターフェースである。操作部11は、本発明に関しては特に複写開始指示の入力に用いられる。複写開始指示は、複写を開始する指示で、操作部が備えるスタートキーを押下することにより入力される。
画像記憶部12は、原稿読取部4により読み取られた画像データ、及び通信部13により受信した画像データを記憶するもので、RAM(ランダムアクセスメモリ)等からなる。通信部13は、ネットワーク等の通信回線に接続され、複合機1と他の情報処理装置との間で通信を行うためのものである。通信部13は、本実施形態においては、ネットワークを介して複合機1に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)等からの複合機1に対するプリント要求(複合機1のプリンタ機能の使用要求)を受信するために使用される。通信部13は、プリント要求として受信した画像データを画像記憶部12に書き込む。また、通信部13は、プリント要求として受信した画像データ以外のデータ(例えば記録紙を排出するビンの番号、出力部数等)及び画像データの格納アドレスをプリンタジョブデータとしてプリンタ制御部10bに送信する。
制御部10は、複合機1全体を制御するためのもので、CPU(中央処理装置)、CPUで実行されるプログラム等を格納するROM(リードオンリーメモリ)、及びCPUで実行されるプログラムのワークエリア等に使用されるRAM(ランダムアクセスメモリ)等からなる。制御部10は、複写制御部10a、プリンタ制御部10b、プリンタジョブ遅延制御部10c、複写ジョブ記憶部10d、プリンタジョブリスト記憶部10e、印刷制御部10f、及びビン昇降制御部10gを備える。
複写制御部10aは、複合機1における複写機能を制御するものである。操作部11は、スタートボタンの押下を受け付けた場合に、複写開始指示を複写制御部10aに送信する。複写制御部10aは、複写開始指示を受信した場合には、原稿読取部4に原稿の読み取りを指示する。原稿読取部4は複写制御部10aから原稿読取指示を受けた場合には、原稿を読み取り、画像データを画像記憶部12に書き込む。原稿読取部4は、原稿を読み取ったら、読み取った画像の画像データが記憶されている画像記憶部12内のアドレス等を複写制御部10aに送信する。複写制御部10aは、画像データアドレス等を受信したら、これを複写ジョブデータとして、複写ジョブ記憶部10dに書き込む。
プリンタ制御部10bは、複合機1におけるプリンタ機能を制御するものである。プリンタ制御部10bは、通信回線に接続されたPC等から受信したプリント要求に関するプリンタジョブデータを通信部13から受信する。プリンタジョブデータには、当該プリンタジョブの画像データが記憶されている画像記憶部12内のアドレス、及び記録紙を排出するソートビンのビン番号等が含まれる。プリンタ制御部10bは、プリンタジョブデータを受信した場合には、プリンタジョブリスト記憶部10eに記憶されているプリンタジョブリストの末尾(リストのデータがない場合には先頭)に、受信したプリンタジョブデータを書き込む。
複写ジョブ記憶部10dは、複写ジョブデータを記憶するもので、例えばRAMからなる。本実施形態においては、複写ジョブはリアルタイムに処理されるものとして、複写ジョブデータは1つのみ記憶されることとする。プリンタジョブリスト記憶部10eは、プリンタジョブデータのリストを記憶するもので、例えばRAMからなる。プリンタジョブデータは書き込まれた順にリストに並べられ、リストの先頭から順に実行される。実行の終了したプリンタジョブデータは消去される。
プリンタジョブ遅延制御部10cは、本発明に係るプリンタジョブの遅延を制御するものである。プリンタジョブ遅延制御部10cは、後述する印刷制御部10fからプリンタジョブを実行してよいか否かの問い合わせを受けた場合に、開閉検出スイッチ404と原稿検出スイッチ306及び原稿検出センサー403からの信号をチェックし、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が閉じていて、且つ、原稿が載置されていない場合には、プリンタジョブを実行してよい旨を印刷制御部10fに返信する。原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いているか、原稿が載置されている場合には、プリンタジョブの実行を遅延する旨を印刷制御部10fに返信して、プリンタジョブ遅延制御部10cの有する計時手段、例えばタイマーにより所定の遅延時間、例えば2分の計時を開始する。プリンタジョブ遅延制御部10cは、遅延時間の計時を開始した後、遅延時間が経過したとき、又は、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が閉じられ、且つ、原稿が載置されていない状態になったときのいずれか早いときに印刷制御部10fにプリンタジョブの遅延解除を指示する。
印刷制御部10fは、印刷(記録紙への画像形成、及びその記録紙の排出)を制御するものである。印刷制御部10fは、複写ジョブ記憶部10dとプリンタジョブリスト記憶部10eをチェックして、ジョブが記憶されている場合に、そのジョブの画像データを画像記憶部12から読み出して記録紙に形成し、記録紙をビンに排出させる。印刷制御部10fは、複写ジョブをプリンタジョブに優先させて実行する。プリンタジョブの実行中に複写ジョブが入ってきた場合にも、プリンタジョブを中断して複写ジョブを実行する。印刷制御部10fは、複写ジョブを実行する場合には、ノンソートビン623を記録紙排出口に位置付けるようにビン昇降制御部10gに指示する。印刷制御部10fは、プリンタジョブを実行する場合には、プリンタジョブリスト記憶部10eに記憶されているそのプリンタジョブのプリンタジョブデータで指定されているソートビン622(のいずれか)を記録紙排出口に位置付けるようにビン昇降制御部10gに指示する。
印刷制御部10fは、プリンタジョブを実行する場合には、プリンタジョブ遅延制御部10cに、プリンタジョブを実行してよいか否かを問い合わせる。印刷制御部10fは、プリンタジョブを実行してよい旨を受信した場合には、プリンタジョブを実行し、プリンタジョブの実行を遅延させる旨を受信した場合には、遅延解除の旨を受信してからプリンタジョブを実行する。
ビン昇降制御部10gは、ビン部6のビンの昇降を制御するものである。ビン昇降制御部10gは、印刷制御部10fからビンの移動の指示を受けた場合に、指示を受けたビンを記録紙排出口に位置付けるように昇降機後部605を制御する。
図3は、複合機1の本発明に係るプリンタジョブの実行の制御の流れを示すフローチャートである。ステップS1からステップS5において、新たなプリンタジョブを受信し開始する場合と、実行中のジョブが終了して次の待機ジョブを開始する場合とが選別され、この2ケースの場合にステップS6へ進む。ステップS11からステップS14はプリンタジョブの遅延中に複写ジョブ又はプリンタジョブを受け付けた場合の処理である。遅延時間が経過した場合、及び、原稿押さえが閉じていて、且つ原稿が載置されていない場合に、ステップS11からステップS17までのループから出てステップS9においてプリンタジョブが実行される。
ステップS1では、通信部13は、プリンタジョブを受信したか否かをチェックし、受信しなかった場合には(ステップS1でNO)、ステップS8へ進む。ステップS8では、印刷制御部10fは、実行中のジョブがあるか否かをチェックし、実行中のジョブがない場合には(ステップS8でNO)、ステップS1へ戻りステップS1からの処理を繰り返す。ステップS1の分岐において、プリンタジョブを受信した場合には(ステップS1でYES)、ステップS2へ進む。ステップS2では、通信部13は、受信したプリンタジョブデータをプリンタ制御部10bに送信し、これを受けてプリンタ制御部10bは、プリンタジョブデータをプリンタジョブリスト記憶部10eのプリンタジョブリストの末尾に書き込む。ステップS3では、印刷制御部10fは、実行中のジョブがあるか(印刷中か)否かをチェックする。ステップS3において、実行中のジョブがある場合(ステップS3でYES)、及び、ステップS8の分岐において、実行中のジョブがある場合(ステップS8でYES)には、ステップS4へ進む。ステップS4では、印刷制御部10fは、実行中のジョブが終了したか否かをチェックし、終了していない場合には(ステップS4でNO)、ステップS1へ戻りステップS1からの処理を繰り返す。
ステップS4の分岐において、実行中のジョブが終了した場合には(ステップS4でYES)、ステップS5へ進む。ステップS5では、印刷制御部10fは、プリンタジョブリスト記憶部10eに次の待機ジョブがあるか否かをチェックし、次の待機ジョブがない場合には(ステップS5でNO)、ステップS1に戻りステップS1からの処理を繰り返す。ステップS5の分岐において、次の待機ジョブがある場合(ステップS5でYES)、及び、ステップS3の分岐において、実行中のジョブがない場合(ステップS3でNO)には、ステップS6へ進む。
ステップS6では、プリンタジョブ遅延制御部10cは、開閉検出スイッチ404からの信号をチェックすることで、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いているか否かをチェックし、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が閉じている場合には(ステップS6でNO)、ステップS7へ進む。ステップS7では、プリンタジョブ遅延制御部10cは、原稿検出スイッチ306及び原稿検出センサー403からの信号をチェックすることで、原稿が載置されているか否かをチェックし、原稿が載置されていない場合には(ステップS7でNO)、ステップS9へ進む。ステップS9では、印刷制御部10fは、プリンタジョブリスト記憶部10eに記憶されたジョブリストの先頭のプリンタジョブを実行する。
ステップS6の分岐において、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いている場合(ステップS6でYES)、及び、ステップS7の分岐において、原稿が載置されている場合(ステップS7でYES)には、ステップS10へ進む。ステップS10では、プリンタジョブ遅延制御部10cは、所定の遅延時間、例えば2分の計時を開始する。ステップS11では、操作部11は、操作部11のスタートボタンが押下されたか否かをチェックし、押下された場合には(ステップS11でYES)、複写ジョブを受け付けたということなのでステップS12へ進む。ステップS12では、操作部11は、複写制御部10aに複写開始指示を送信し、複写制御部10aは、原稿読取部4に原稿読取指示を送信する。原稿読取部4は、原稿から読み取った画像のデータを画像記憶部12に書き込み、画像データの格納アドレス等の複写ジョブデータを複写制御部10aに送信する。複写制御部10aは、この複写ジョブデータを複写ジョブ記憶部10dに書き込む。
ステップS11の分岐において、スタートボタンが押下されていない場合(ステップS11でNO)、及び、ステップS12の処理が終了した場合には、ステップS13へ進む。ステップS13では、通信部13は、プリンタジョブを受信したか否かをチェックし、受信した場合には(ステップS13でYES)、プリンタジョブを受け付けたということなのでステップS14へ進む。ステップS14では、通信部13は、プリンタジョブデータをプリンタ制御部10bに送信し、プリンタ制御部10bは、このプリンタジョブデータをプリンタジョブリスト記憶部10eのジョブリストの末尾に書き込む。ステップS13の分岐において、プリンタジョブを受信しなかった場合(ステップS13でNO)、及び、ステップS14の処理が終了した場合には、ステップS15へ進む。
ステップS15では、プリンタジョブ遅延制御部10cは、遅延時間が経過したか否かをチェックし、経過していない場合には(ステップS15でNO)、ステップS16へ進む。ステップS16では、プリンタジョブ遅延制御部10cは、開閉検出スイッチ404からの信号をチェックすることで、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いているか否かをチェックし、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が閉じている場合には(ステップS16でNO)、ステップS17へ進む。ステップS17では、プリンタジョブ遅延制御部10cは、原稿検出スイッチ306及び原稿検出センサー403からの信号をチェックすることで、原稿が載置されているか否かをチェックする。ステップS17において、原稿が載置されていない場合(ステップS17でNO)、及び、ステップS15の分岐において、遅延時間が経過した場合(ステップS15でYES)には、ステップS9へ進む。ステップS16の分岐において、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いている場合(ステップS16でYES)、及び、ステップS17の分岐において、原稿が載置されている場合(ステップS17でYES)には、ステップS11へ戻りステップS11からの処理を繰り返す。
このように本実施形態によれば、プリンタジョブを受信した場合(或いは、待機していたプリンタジョブが実行状態になった場合)に、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いているか、或いは、コンタクトガラス401と原稿搬送機構3のいずれかに原稿が載置されているならば、このプリンタジョブは所定時間遅延されてから実行される。ただし、この遅延中に原稿搬送機構(原稿押さえ)3が閉じて、且つ、コンタクトガラス401と原稿搬送機構3のいずれにも原稿が載置されていない状態になったならば、このときをもって、前記のプリンタジョブは実行される。したがって、複写を行おうとしている(が、まだ開始していない)ときに、つまり、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いているか、或いは、コンタクトガラス401と原稿搬送機構3のいずれかに原稿が載置されているときに、プリンタジョブが実行されようとした場合には、そのプリンタジョブの実行が遅延されるので、プリンタジョブ用にビンの移動が開始されてしまうことがなく、一旦、プリンタジョブ用のビンが位置付けられてから複写ジョブ用のビンが位置付けられるという、無駄な動作を行うことを回避できる。複合機1においてプリンタジョブを受信した場合(或いは、待機していたプリンタジョブが実行状態になった場合)に、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が閉じていて、コンタクトガラス401と原稿搬送機構3のいずれにも原稿が載置されていないならば、通常通り、当該プリンタジョブで指定されたソートビンを原稿排出口に移動し、そのソートビンに記録紙を排出するように当該プリンタジョブが実行される。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態でプリンタジョブを遅延させたことの代わりに、ビンの移動を行わないようにするものである。つまり、第1の実施形態においては、プリンタジョブを受信した場合(或いは、待機していたプリンタジョブが実行状態になった場合)に、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いているか、或いは、コンタクトガラス401と原稿搬送機構3のいずれかに原稿が載置されているならば、このプリンタジョブは所定時間遅延されてから実行されたが、本実施形態においては、プリンタジョブを受信した場合(或いは、待機していたプリンタジョブが実行状態になった場合)に、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いているか、或いは、コンタクトガラス401と原稿搬送機構3のいずれかに原稿が載置されているならば、ビンの移動を行わずにこのプリンタジョブが実行される。
図4は、本実施形態における複合機1の機能構成を示すブロック図である。第1の実施形態のもの(図2)と比較して、プリンタジョブ遅延制御部10cが排除される。開閉検出スイッチ404と原稿検出スイッチ306及び原稿検出センサー403とからの信号は印刷制御部10f’に入力される。
第1の実施形態においては、印刷制御部10f’は、プリンタジョブを実行する場合に、プリンタジョブ遅延制御部10cに、プリンタジョブを実行してよいか否かを問い合わせていたが、本実施形態においては、これは行わず、プリンタジョブを実行する場合には、開閉検出スイッチ404と原稿検出スイッチ306及び原稿検出センサー403からの信号をチェックし、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いているか、又は、原稿が載置されている場合には、ビンの移動指示をビン昇降制御部10gに送信しないようにする。
図5は、本実施形態における複合機1のプリンタジョブの実行の制御の流れを示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同じ番号が付されたステップは、図3の場合と同じものである。以下に、図3と異なる部分のみについて説明を行う。ステップS7の分岐において、原稿が載置されていない場合には(ステップS7でNO)、ステップS21へ進む。ステップS21では、印刷制御部10f’は、プリンタジョブリスト記憶部10eに記憶されているプリンタジョブリストの(当該プリンタジョブの)プリンタジョブデータから、当該プリンタジョブに対して指定されているビンの番号を取得し、ビン昇降制御部10gにそのビン番号を送信してそのビンを記録紙排出口に位置付けるように指示する。ステップS7の分岐において、原稿が載置されている場合(ステップS7でYES)、及び、ステップS21が終了した場合には、ステップS9へ進む。
このように本実施形態によれば、複合機1においてプリンタジョブを受信した場合(或いは、待機していたプリンタジョブが実行状態になった場合)に、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が閉じていて、コンタクトガラス401と原稿搬送機構3のいずれにも原稿が載置されていないならば、通常通り、当該プリンタジョブで指定されたソートビンを原稿排出口に移動し、そのソートビンに記録紙を排出するように当該プリンタジョブが実行される。しかし、プリンタジョブを受信した場合(或いは、待機していたプリンタジョブが実行状態になった場合)に、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いているか、或いは、コンタクトガラス401と原稿搬送機構3のいずれかに原稿が載置されているならば、ビンの移動を行わず、現在原稿排出口に位置付けられているビンに記録紙を排出する。したがって、複写を行おうとしている(が、まだ開始していない)ときに、つまり、原稿搬送機構(原稿押さえ)3が開いているか、或いは、コンタクトガラス401と原稿搬送機構3のいずれかに原稿が載置されているときに、プリンタジョブが実行されようとした場合には、ビンの移動が行われないので、プリンタジョブ用にビンの移動が開始されてしまうことがなく、一旦、プリンタジョブ用のビンが位置付けられてから複写ジョブ用のビンが位置付けられるという、無駄な動作を行うことを回避できる。
なお、本発明は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、以下に述べる態様を採用することができる。上記の実施形態においては、複合機における複写機能とプリンタ機能のみを対象に説明したが、ファクシミリ機能が加わった場合でも本実施形態と略同様に対処することができる。この場合、ファクシミリ機能をプリンタ機能と同様に扱えばよい。また、本実施形態においては、複写機能の場合には記録紙をノンソートビンに、プリンタ機能の場合にはソートビンに排出したが、プリンタ機能の場合で特にビンの指定がない場合にはノンソートビンに排出するようにしてもよいし、複写機能で特に指定がある場合にはソートビンに排出するようにしてもよい。
1 複合機(画像形成装置)
100 画像形成部(画像形成手段)
10c プリンタジョブ遅延制御部(遅延手段)
10f 印刷制御部(ジョブ検出手段、選択手段、制御手段)
3 原稿搬送機構(原稿押さえ、原稿送り装置)
306 原稿検出スイッチ(原稿検出手段)
401 コンタクトガラス(原稿載置面)
403 原稿検出センサー(原稿検出手段)
404 開閉検出スイッチ
605 昇降機後部(移動手段)
622 ソートビン(トレイ)
623 ノンソートビン(トレイ)
100 画像形成部(画像形成手段)
10c プリンタジョブ遅延制御部(遅延手段)
10f 印刷制御部(ジョブ検出手段、選択手段、制御手段)
3 原稿搬送機構(原稿押さえ、原稿送り装置)
306 原稿検出スイッチ(原稿検出手段)
401 コンタクトガラス(原稿載置面)
403 原稿検出センサー(原稿検出手段)
404 開閉検出スイッチ
605 昇降機後部(移動手段)
622 ソートビン(トレイ)
623 ノンソートビン(トレイ)
Claims (3)
- 記録紙の排出場所として複数のトレイを備え、前記トレイを移動することにより記録紙をジョブ毎の目的のトレイに排出する、プリンタ機能及びファクシミリ機能の少なくとも一方並びに複写機能を有する画像形成装置であって、
画像を記録紙に形成する画像形成手段と、
原稿押さえの開閉を検出する開閉検出手段と、
原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されているか否かを検出する原稿検出手段と、
複写以外の画像形成ジョブであって、このジョブの実行中に複写ジョブが割り込んだ場合には複写ジョブを優先させる画像形成ジョブを当該画像形成装置が受信したことを検出するジョブ検出手段と、
前記開閉検出手段により原稿押さえが開いていることが検出された場合、又は、前記原稿検出手段により原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されていることが検出され、前記ジョブ検出手段により複写以外のジョブの受信が検出された場合には、このジョブによる記録紙の排出を所定時間遅延させる遅延制御手段とを備える画像形成装置。 - 前記遅延手段は、前記所定時間より前に、前記開閉検出手段により原稿押さえが閉じていることが検出され、且つ、前記原稿検出手段により原稿載置面及び原稿送り装置のいずれにも原稿が載置されていないことが検出された場合には、前記ジョブによる記録紙の排出の遅延を解除する請求項1に記載の画像形成装置。
- 記録紙の排出場所として複数のトレイを備え、前記トレイを移動することにより記録紙をジョブ毎の目的のトレイに排出する、プリンタ機能及びファクシミリ機能の少なくとも一方並びに複写機能を有する画像形成装置であって、
画像を記録紙に形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により画像の形成された記録紙を排出するトレイを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたトレイを、装置本体の記録紙排出位置に移動させる移動手段と、
原稿押さえの開閉を検出する開閉検出手段と、
複写以外の画像形成ジョブであって、このジョブの実行中に複写ジョブが割り込んだ場合には複写ジョブを優先させる画像形成ジョブを当該画像形成装置が受信したことを検出するジョブ検出手段と、
当該画像形成装置が複写以外のジョブを受信したことを検出するジョブ検出手段と、
前記開閉検出手段により原稿押さえが開いていることが検出された場合、又は、前記原稿検出手段により原稿載置面及び原稿送り装置の少なくともいずれか一方に原稿が載置されていることが検出され、前記ジョブ検出手段により複写以外のジョブの受信が検出された場合には、前記トレイの移動を行わないように前記移動手段を制御し、前記複写以外のジョブを実行させる制御手段とを備える画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004193929A JP2006017889A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004193929A JP2006017889A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2004193929A Pending JP2006017889A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2006017889A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009256101A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-11-05 | Kyocera Mita Corp | シートの搬出方向切換装置および画像形成装置 |
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2004
- 2004-06-30 JP JP2004193929A patent/JP2006017889A/ja active Pending
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