JP2006016845A - 二輪車のロック開錠システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 駐輪錠で、有形の鍵を使用せずに、開錠を遠隔から行うことができ、鍵暗号の桁数も大きく設定できるロック解除システムを提供すること。
【解決手段】 携帯電話30から送信された識別ID及び制御データ信号を受信するICタグ11と、このICタグにより受信された前記識別IDが自己の識別IDに合致するとき前記制御データ信号を処理し解読する信号処理部12と、この信号処理部により解読された前記制御データ信号から開錠のための制御信号を出力する制御部13と、この制御部から出力された前記制御信号を受けて、二輪車40の車輪41あるいはハンドルの回転を阻止する施錠具24によるロックをはずす開錠手段21とを前記二輪車に有してなることを特徴とする二輪車のロック開錠システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自転車など二輪車の盗難防止のための施錠を、ICタグを用いて開錠する開錠システムに関する。
通勤や買い物などの近距離の移動に、燃料コストが不用で、駐輪にさほどの場所を要しないことから、自転車を用いることが多くなっており、手軽な移動手段として自転車が利用される。また、従来の移動、運搬の実用を目的とする実用自転車の他に、変速機を装備した快走仕様の自転車、軽量の競技用自転車、さらには電動モータを搭載した電動アシスト自転車など、種々の用途やデザインを異にする自転車が市中を行き来している。しかしながら、多数の自転車が市中に投入されるので、これらを駐輪中に、盗難や、悪戯の無断使用で乗り逃げなどの犯罪が多数発生していることが社会問題となっている。
盗難防止や無断使用防止の対策として、自転車に施錠することが一般的に行なわれている。この自転車などの所謂二輪車の施錠方法は、前後の車輪の何れか、あるいは両輪を拘束して、車輪が回転しないように施錠する方法が採られ、開錠には鍵が使用される形態のものが比較的多い。一方、鍵を使用しない3〜4桁の数字の組み合せによる回転ダイヤル式の錠による施錠も一部では使用されている。
また、盗難などを未然に防止するものでは無いが、通行中や、駐輪される二輪車が、盗難などによる不法な使用がされているものであるか否かを、二輪車に取り付けられたICタグの識別IDなどの情報を読み出して、その二輪車に関するデータを照会する(特許文献1参照。)、あるいはゲートを通過するときに警報を発する(特許文献2参照。)ことも知られている。
特開2003−306186号公報 特開2003−173461号公報
上に述べたように、二輪車に取り付けられた車輪の回転を拘束する従来の施錠方法の開錠には、鍵を使用するが、この鍵は多くは金属製であり嵩張る。また、同形状の他の鍵、例えば住宅の玄関錠、ロッカー錠、自動車セル錠などの鍵と共に携帯所持するので、その重量も嵩む。さらに、この鍵を紛失する場合も有り、携行あるいは保管の何れにおいても、有形の鍵を使用する錠前には多くの問題があった。
一方、鍵を使用しない回転ダイヤル式の開錠は、一般的には3桁または4桁であり、その組み合せは最大1,000あるいは10,000通りとなり、不可能な試行の回数ではないので、悪戯の無断使用の被害を受けることが多く、施錠方法として信頼性が低いことが大きな問題点として挙げられていた。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、携行や保管で問題となる有形の鍵を使用せずに、二輪車に多く使用される車輪あるいはハンドルの回転の拘束をする施錠方式の開錠を遠隔から行うことができ、鍵暗号の桁数も比較的大きく設定できる二輪車のロック開錠システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の二輪車のロック開錠システムは、携帯電話から送信された識別ID及び制御データ信号を受信するICタグと、このICタグにより受信された前記識別IDが自己の識別IDに合致するとき前記制御データ信号を処理し解読する信号処理部と、この信号処理部により解読された前記制御データ信号から開錠のための制御信号を出力する制御部と、この制御部から出力された前記制御信号を受けて、二輪車の車輪あるいはハンドルの回転を阻止する施錠具によるロックをはずす開錠手段とを前記二輪車に有してなることを特徴とするものである。
さらに、上記ロック開錠システムにおいては、制御信号は複数であり、制御信号の1つは、発光手段を点灯する発光制御信号、または音響報知手段を鳴らす鳴動制御信号であることを特徴とするものである。
さらに、上記ロック開錠システムにおいては、前記ICタグ、前記信号処理部、及び前記制御部を、前記二輪車のハンドルと前輪支持部とを連結するハンドルポスト部内に具備したことを特徴とするものである。
さらに、上記ロック開錠システムにおいては、前記ICタグ、前記信号処理部、前記制御部、及び電源部を、個別のボックスユニット内部に装填されて、前記二輪車にこのボックスユニットを具備したことを特徴とするものである。
さらに、上記ロック開錠システムにおいては、前記開錠手段は、前記車輪の隣り合うスポークの間を通過して回転を拘束する棒状あるいはワイヤ状の施錠具が、前記制御信号を受けた電磁スイッチの作動部により引き抜かれて施錠前の状態に戻って、前記車輪の拘束が開放される車輪拘束型であることを特徴とするものである。
さらに、上記ロック開錠システムにおいては、前記開錠手段は、二輪車の操作ハンドル軸の回転を拘束する拘束具が、前記制御信号を受けた電磁スイッチ作動部により施錠前の状態に戻って、前記操作ハンドル軸の拘束が開放されるハンドル拘束型であることを特徴とするものである。
本発明の二輪車のロック開錠システムは、携帯電話から送信されたICタグの識別ID及び制御データ信号により、離れた位置から対象の二輪車の施錠を開錠することができる。また、発光手段あるいは鳴動手段を制御データ信号の設定により作動させて、感知表示を行なうことができる。
以下、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示す構成図である。図1に示すように、ロック開錠鍵システム10は、携帯電話30から所定の数字列で発信された電波を識別感知するICタグ11、ICタグ11からの感知信号を処理する信号処理部12、信号処理部12で弁別された制御情報を車輪ロック部21や感知表示器14などの被制御機器に対する制御信号に変換する制御部13、変換された制御信号の開錠信号で開錠する車輪ロック部21、他の被制御機器である例えば発光ダイオードによる感知表示器14、およびこれ等に電力供給をする電源部により構成される。
また、車輪ロック部21は、手動で施錠押し棒23を押し込んで二輪車40の車輪41の回転を拘束して施錠が行なわれ、制御部13から出力される開錠信号28aにより電磁スイッチ22が作動し、開錠される形態の車輪回転阻止型錠である。この車輪ロック部21は、図1に示すように、例えば、開錠信号28aで作動する電磁スイッチ22にスイッチ爪部27を具備し、施錠時に手動で押し込む施錠押し棒23にアーム爪26を有するロックアーム24が連結されて、この連結体を押し戻すスプリング25を具備した構成である。
次に、図2に示す開錠のフロー図を用いて、本実施形態の作用、動作を説明する。
先ず、本実施形態のロック開錠システムを装備している自転車40の施錠は、自転車40の車輪41の横に装備してある車輪ロック部21の施錠押し棒23を、使用者がスプリング25に抗して押し込む。施錠押し棒23に連結しているロックアーム24の先端部が、車輪41のスポーク42a、42bの間に入る位置まで押し込まれると、アーム爪26がスイッチ爪27を通過してこれに引っ掛かり、スプリング25の収縮力が作用している状態で、ロックアーム24がその位置で留まり、車輪41はスポーク間隔以上の回転が規制され、施錠が完了する。
本実施形態の開錠は、図2に示すように先ずステップS21で、施錠をした自転車40の駐輪場附近まで来ると、使用者が、例えば電話番号として通常割り当てられている0から始まる11桁または10桁の数字列以外で、6桁〜10桁の数字列で構成されるICタグ11の識別ID、および制御情報を、携帯電話30でダイヤルする。なお、この識別IDは、個々のロック開錠システムのICタグに対し固有の数列が設定されており、開錠する鍵番号である。また、この鍵番号は、携帯電話の電話帳などのダイヤル番号記憶機能に電話番号と同様に記憶させて、開錠する時に呼び出しても良い。これにより、ステップS22で、携帯電話30から識別IDと制御情報の数字列が、電話呼信号として電波で発信される。
携帯電話から発信された電波を受信したICタグ11が、ステップS23で、ICタグ11の識別機能で、受信された数字列の識別IDが自身の識別IDの数字列と同じであるかを識別、判定する。一致した場合には、ステップS24で、ICタグ11は「識別した」ことを示す信号を出力する。さらに、ステップS25で、信号処理部12が同じく受信した制御に対する次段への制御指示を解析して、解析結果の制御指示信号をステップS26で出力する。
出力された制御指示信号は、ステップS27で、制御対象に対応した電気信号の制御信号へ変換、変調されて、制御部13がステップS28の開錠信号28aと感知信号28bを出力する。
この開錠信号28aは、ステップS29で、施錠状態の車輪ロック部21の電磁スイッチ22へ入力される。これにより、電磁スイッチ22が作動し、ステップS30で、車輪ロック部21のスイッチ爪27が引き下げられて、アーム爪26を開放する。このアーム爪26の開放により施錠時に押し込まれて圧縮しているスプリング25が、ロックアーム24をスポーク42a、42bの間から抜ける方向に引き戻し、車輪41の回転の拘束が開放され、車輪ロック部21が開錠される。
また、制御部13から出力されたもう1つ感知信号28bは、ステップS31で、例えば発光ダイオードなどを所定の時間点灯して、携帯電話30から送信した識別IDを識別するICタグが搭載された自転車がその識別を完了したことをこの点灯で示す。この発光により、ロック開錠システムの使用者に自車の位置を示すことができる。なお、この発光ダイオードに換えてブザーあるいは電子ベルなどのような報知音の鳴動手段を所定の時間作動させることも好適で、同様に使用者に開錠と位置を知らせることができる。
また、上記では、車輪ロック部21が車輪の回転を拘束する方法で施錠される形態で説明しているが、この施錠が操作ハンドル軸の回転を拘束具が手動で差し込まれて拘束し、開錠では、上述の電磁スイッチの作動によりこの拘束具が抜去、開放され、拘束を解く形態のハンドルロックタイプの錠でも、同様の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、所定の桁数の識別IDである開錠鍵番号を携帯電話からダイヤルすると、遠隔から二輪車の施錠を開錠できる。また、従来の施錠器のように嵩張る有形の鍵を持ち歩く必要がない利点があり、さらに、従来の回転ダイヤル数字式の施錠器では、構造的に鍵番号の桁数を大きくすることが困難であるのに対し、本ロック開錠システムのシステム設定により、従来に比べて桁数を倍以上大きくすることができるので、識別IDの解読が容易にできない安全な鍵となり、駐輪時の盗難や悪戯による無断使用などによるトラブルの防止ができる効果がある。
また、特有の有形の鍵を使用しないので、自転車を共用する使用者の間で所定の開錠鍵番号を共有して、それぞれが所持する携帯電話により共有自転車の開錠をそれぞれが行なうことができて、共有使用に従来必要であった合い鍵の製作あるいは所持が不要となる利点もある。
さらにまた、本実施形態では、携帯電話から送信する識別IDに付加した制御情報に、開錠の制御情報と共に他の被制御機器に対する制御情報を追加して、開錠の制御以外に、例えば発光手段や鳴動手段を作動させて、自車の位置を遠隔からも判り易く認知できる表示を行うこともできる。
図3は、本発明の第2の実施形態を示す模式図である。図3(a)は、自転車40に本実施形態を装備した状態を示す斜視模式図であり、同図(b)は、自転車40のハンドルポスト部44に車輪ロック部55以外の構成要素を収納した状態を示す模式断面図である。
本実施形態は、図3に示すように、車輪ロック部55をバックホーク46の後車輪リム47付近に取り付け、ハンドルバー43を支えるハンドルステム43aとフレーム前部のヘッドラッグ45の間のハンドルポスト部44の中空内部に、車輪ロック部55以外のICタグ52、信号処理部53、制御部54、及び感知表示器56の発光ダイオードからなる処理制御部51を格納して、自転車40に装備する。制御部54から出力される開錠制御信号は、配線59により車輪ロック部55に接続されて、入力される。
なお、この処理制御部51を格納するハンドルポスト部44は、高分子強化プラスチックにより、内部にICタグ52、信号処理部53、制御部54、及び感知表示器56を収納、モールドして、発光ダイオードの発光部分は外部に露出させて形成したものであっても良い。
この第2の実施形態の作用、動作は、先ず、車輪ロック部55が手動により施錠される。次に、開錠しようとする自転車40の使用者が、図2のフロー図に示すステップS21の携帯電話から開錠鍵番号の識別IDと制御情報の数字列をダイヤルする。その後は、図2に示すフロー図のステップに従って、開錠及び感知表示が行なわれる。
本実施形態では、処理制御部51がハンドルポスト部44の内部に、または一体にモールド形成して設置されるので、工場における自転車40の製造時に、ロック開錠システムを装備する場合に適する利点がある。また、処理制御部51がハンドルポスト部44の内部に収納されて突出物が無いので、自転車の使用者や他の通行者に対して障害となることがなく、外観上はロック開錠システムの搭載を使用者や他者が感じることのない、当初の自転車自体のデザインを維持する開錠システムの装備できる効果もある。
図4は、本発明の第3の実施形態を示す模式図である。図4(a)は、本実施形態のボックスユニット61を自転車40のハンドルステム43aに取り付けた状態を示す模式斜視図であり、同図(b)にハンドルステム43aに取り付けられたボックスユニット61の正面からの模式断面図、及び同図(c)に側方からの模式断面図をそれぞれ示す。
本実施形態は、ICタグ62、信号処理部63、制御部64、感知表示器66、及び電池の電源部68が、図4(b)及び(c)に示すように横に配列されてボックスユニット61の内部に収納されて、制御部64からの配線69が、図4には省略した図3(a)に示したと同様の自転車40の例えばバックホーク46の後車輪リム47付近に取り付けた車輪ロック部55に接続される。
このボックスユニット61の底部には、これを自転車40のハンドルステム43aの上部に引き上げボルト48により共締めする取り付け板体65を備えている。また、感知表示器66の発光ダーオードの発光部分が、ボックスユニット61の正面あるいは上面に取り付けられる。
本実施形態の作用、動作は、先ず、前述の他の実施形態と同様に携帯電話から送信するICタグ62の識別ID及び制御情報の開錠鍵番号の電波により、図2のフロー図に示すステップS21が行なわれる。その後、同図の各ステップが順次行われ、解錠信号が配線69により車輪ロック部に入力され開錠が行なわれ、さらに感知信号がボックスユニット61の正面あるいは上面の見良い位置に取り付けられた感知表示器66の発光ダイオードを点灯する。
本実施形態では、既に使用している自転車の何れの場所にも、取り付け板体52より簡単に装備することができる形態のロック開錠システムを提供できる。従って、本実施形態では、使用者が所望する感知表示器を認識し易い場所を自由に選択して、ボックスユニットを設置装備できる利点がある。例えば図4(a)で示したハンドルステムの上は高さがあり、視認には好適な設置装備とすることができる。
なお、上記車輪ロック部55に車輪回転センサを取り付け、車輪の回転(走行)を読み取り走行中にはハンドルがロックされないように制御することも可能である。このようにすれば、他人が不意に信号を発信して誤動作することにより、ハンドルがロックされ走行不能になることなどを防止できる利点がある。
上述の第1乃至第3の実施形態では、ロックアームの先端部が車輪41のスポーク42a、42bの間に直接入り、車輪41の回転を拘束する車輪ロック部による本発明のロック開錠鍵システムを示したが、以下図5を用いて、車輪ロック部の他の実施例による第4の実施形態を説明する。
図5は、第4の実施形態における車輪ロック部であるワイヤ車輪ロック装置の構成を示す図であり、同図(a)は、矢印Aの方向から見た背面断面を示し、同図(b)は側面からの断面を模式的に図示したものである。
図1に示すロック開錠鍵システム10の制御部13から車輪ロック部21に出力される配線が、本実施例を示す図5(b)に示す配線79であり、ワイヤ車輪ロック装置71の電磁スイッチ72に入力される。ワイヤ車輪ロック装置71は、車軸を支えるホーク、例えば後輪のバックホーク46に固定される。
ワイヤ車輪ロック装置71による施錠は、開錠時には巻取り部78に巻き取られているロックワイヤ76を引き出して、施錠ノブ73の反対側から後輪リムのスポーク42a、42bの間を通過させて、ロックワイヤ76の先端部のロック環部76aが、施錠ノブ73を備えるロックアーム74の端部まで達するように位置させる。この位置で、施錠ノブ73を移動して、このロック環部76に回転するロックアーム74の先端が入り込み、さらに電磁スイッチ72のロック爪77がロックアーム74のロック溝74aに嵌まり込む位置まで施錠ノブ73を操作する。これにより、ロックアーム74はバネ75により引き戻し力が作用しても、ロック爪77にロック溝74aが引っ掛り元の位置へ戻れないので、スポーク間をロックワイヤ76が通過して、車輪の回転を拘束する施錠がなされる。
開錠は、図1に示すように、携帯電話30から開錠番号をダイヤルすると、携帯電話から発信された開錠番号を、本発明のロック開錠鍵システムのICタグ11が識別、感知する。これによりICタグ11からの出力信号が、信号処理部12、制御部13を経て、開錠信号28aとなって、図5に示す配線79に出力される。
この開錠信号28aは、ワイヤ車輪ロック装置71の電磁スイッチ72に入力されて、ロック爪77が作動し、ロック溝74aから外れる。これにより、ロックアーム74はバネ75により引き戻されるので、ロックアーム74の先端部が貫通していたロックワイヤ76の先端部のロック環部76aも解放されて、ロックワイヤ76が巻取り部78に巻き取られ、車輪の回転の拘束が解かれて、ワイヤ車輪ロック装置71が開錠される。
本実施形態では、施錠状態において、バネあるいはスプリングによる応力に抗する爪により施錠が維持され、開錠時にのみ電気的開錠制御信号により作動する電磁スイッチを作動させて開錠し、前記バネあるいはスプリングによる応力で開錠を維持することができる。さらに、巻き取り部に巻き取られるロックワイヤは、その引き出し長さが長短自在となるので、自動二輪車やスクータなどの比較的タイヤ幅が大きい二輪車に適用できる利点がある。
本発明の第1の実施形態の構成を示す模式図。 本発明の実施形態の開錠のフロー図。 第2の実施形態を示す模式図。 第3の実施形態を示す模式図。 第4の実施形態を示す模式図。
符号の説明
10・・・ロック開錠鍵システム、
11、52、62・・・ICタグ、
12、53、63・・・信号処理部、
13、54、64・・・制御部、
14・・・感知表示機(発光ダイオード)、
15、58、68・・・電源部、
21・・・車輪ロック部(開錠手段)、
22、72・・・電磁スイッチ、
23・・・施錠押し棒、
24・・・ロックアーム(施錠具)、
25・・・スプリング、
26・・・アーム爪、
27・・・スイッチ爪、
28a・・・開錠信号出力、
28b・・・感知信号出力、
30・・・携帯電話、
40・・・自転車、二輪車、
41・・・車輪、
42a、42b・・・スポーク、
43・・・ハンドルバー、
43a・・・ハンドルステム、
44・・・ハンドルポスト部、
45・・・ヘッドラッグ、
46・・・ホーク、
47・・・リブ、
48・・・引き上げボルト、
51・・・ハンドルポスト組込み開錠制御部、
55・・・車輪ロック部、
56、66・・・発光ダイオード、
59、79・・・配線、
61・・・ボックスユニット、
65・・・取り付け板体、
71・・・引き上げボルト、
73・・・施錠ノブ、
74・・・ロックアーム、
74a・・・ロック溝、
75・・・バネ、
76・・・ロックワイヤ、
76a・・・ロック環部、
77・・・ロック爪、
78・・・巻取り部。

Claims (6)

  1. 携帯電話から送信された識別ID及び制御データ信号を受信するICタグと、
    このICタグにより受信された前記識別IDが自己の識別IDに合致するとき前記制御データ信号を処理し解読する信号処理部と、
    この信号処理部により解読された前記制御データ信号から開錠のための制御信号を出力する制御部と、
    この制御部から出力された前記制御信号を受けて、二輪車の車輪あるいはハンドルの回転を阻止する施錠具によるロックをはずす開錠手段とを、
    前記二輪車に有してなることを特徴とする二輪車のロック開錠システム。
  2. 制御信号は複数であり、制御信号の1つは、発光手段を点灯する発光制御信号、または音響報知手段を鳴らす鳴動制御信号であることを特徴とする請求項1記載の二輪車のロック開錠システム。
  3. 前記ICタグ、前記信号処理部、及び前記制御部を、前記二輪車のハンドルと前輪支持部とを連結するハンドルポスト部内に具備したことを特徴とする請求項1記載の二輪車のロック開錠システム。
  4. 前記ICタグ、前記信号処理部、前記制御部、及び電源部を、個別のボックスユニット内部に装填されて、前記二輪車にこのボックスユニットを具備したことを特徴とする請求項1記載の二輪車のロック開錠システム。
  5. 前記開錠手段は、前記車輪の隣り合うスポークの間を通過して回転を拘束する棒状あるいはワイヤ状の施錠具が、前記制御信号を受けた電磁スイッチの作動部により引き抜かれて施錠前の状態に戻って、前記車輪の拘束が開放される車輪拘束型であることを特徴とする請求項1記載の二輪車のロック開錠システム。
  6. 前記開錠手段は、二輪車の操作ハンドル軸の回転を拘束する拘束具が、前記制御信号を受けた電磁スイッチ作動部により施錠前の状態に戻って、前記操作ハンドル軸の拘束が開放されるハンドル拘束型であることを特徴とする請求項1記載の二輪車のロック開錠システム。
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