JP2006015218A - 塗装用エアーブラシ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
エアーブラシ本体1の軸芯にニードル軸5を挿通し、このニードル軸5を、エアーブラシ本体1先端に対して着脱可能に螺嵌したヘッド部2中芯部に挿入すると共に、該ヘッド部2の中芯部に突設せしめたノズル体60に挿入し、且つ、ヘッド部2におけるノズル体60の周囲に円筒状の嵌合部20を周設し、該嵌合部20の外周面20aに平吹き用のノズルキャップ3の内周面3dを密接嵌合して同エアーキャップ3を回転摺動可能に装着し、この嵌合関係により、エアーキャップ3の中芯孔3aと上記ノズル先端部60との芯だしを行なうと共に、該エアーキャップ3の外周にリングナット4を嵌合して、ヘッド部2外周面24に螺合してノズルキャップ3を固定したものである。
【選択図】 図1
Description
当然のことながら、高圧力のコンプレッサーを用いる塗装用スプレーガンは強い圧力で広範囲の塗装を行なうことができるが、エアーブラシのような微細な噴霧では到底無理である。
即ち、上記したような、エアーブラシとエアーブラシとの間の使用範囲をカバーできる機能を具備した塗装用エアーブラシは現在存在してないのが実状である。
一方、塗布量の多い塗装用スプレーガンはエアーキャップとして平吹き式と丸吹き式とがあり、平吹き式のエアーギャップはノズルを挟む形で一対の空気噴出孔を開設した角部を突設してある。そしてノズルから出る主流を挟む形で両噴出孔からの吹き出しを当てることにより縦平状もしくは横平状の略楕円状をした吹き出しパターンを得る。
上記した如き塗装用スプレーガンはエアーキャップの内周面とノズルの外周に周設した嵌合部との嵌合によりノズル先端とエアーキャップの中芯孔との芯だしを行ない、同エアーキャップの外周にリングナットを前方から嵌合し、ノズル後部に周設した螺合部に螺嵌することによりエアーキャップを任意の回転角度(縦、横)にて固定していた。
第一の発明によれば、エアーブラシ本体に螺嵌したヘッド部の外周に形成した円筒形の嵌合部の外周面に対し、平吹き用エアーブラシのエアーキャップの内周面を密接嵌合することよりエアーキャップの中芯孔とノズル体先端との芯だしを極めて正確に行なうことができる。このように構成したノズルにあっては、0.05MPa〜0.1MPa即ち従来のエアーブラシと同様な使用圧力であってもエアーブラシ以上の量の塗料を噴霧し、且つエアーブラシと同様、微細な噴霧によりエアーブラシと同様の精密な吹き付け塗装が可能となる。また、エアーキャップを略90度づつ回動することにより縦平吹きと横平吹きとの使い分けできるので、比較的広い面積の塗装面をムラ無く塗装することができる。
図1は、本発明を実施したエアーブラシAを示している。このエアーブラシAは、ペンシル型のエアーブラシ本体1の先端にノズル6を設けたヘッド部2を着脱可能に螺合してある。このヘッド部2にはエアーキャップ3を嵌装し、さらにリングナット4を螺合することにより、同エアーキャップ3をヘッド部2に対して固定してある。エアーブラシ本体1中間の下部には接続筒9を接続して一体化してある。この接続筒9の下部には給気バルブ11aを内装した給気口体を螺合接続してある。接続筒9の下端にはネジ部12aを螺刻した給気口12を形成してある。この給気口12には低圧コンプレッサー等の給気手段に連絡する給気ホースの端部を螺嵌接続し、圧力0.05MPa〜0.1MPaの圧搾空気が供給される。
ヘッド部2の後部は上記嵌合孔21の形状と一致するように外径が多段状に形成され、その一段目には気密保持用のOリング22を嵌装する。また、ヘッド部2の後部外周にはネジ部23を螺刻してあり、ヘッド部2をエアーブラシ本体1の嵌合孔21内に嵌装する際に同嵌合孔21の内周面に形成した雌ネジ部24部と合して締め付け可能に構成してある。上記ヘッド部2の中間部外周にはナットの対角部28を形成してレンチ等によりヘッド部2を挟み、締め付けたり弛めたりできるようにしてある。
一方、上記嵌合部20に嵌装するエアーキャップ3は、所謂縦平吹き、及び横平吹きが可能な平吹き用のものである。エアーキャップ3の前面中芯部には中芯孔3aを穿設すると共に、この中芯孔3aを挟むようにキャップ角部3bを突出形成してある。両キャップ角部3bの内側の面には各々吹き出し孔3cを設け、ノズル体60先端からの延長線上を向くように構成してある。
ヘッド部2にエアーキャップ3を嵌装した状態からリングナット4を前方から螺嵌して、ヘッド部2外周のネジ部24に螺合することにより、エアーキャップ3の開口部外周に周設した段差部3eとリングナット4の段差部4aが当接して締め付けられ、ヘッド部2に対してエアーキャップ3が取付け固定される。
尚、図2にて示すように、エアーキャップには丸吹き専用のものもあり、上記した平吹き用のエアーキャップ3と丸吹き用のエアーキャップ3’とを交換することにより、エアーブラシを丸ふき専用のものとして使用でき、エアーブラシと同様な精密な丸吹き塗装を行なうことができる。
即ち、本発明の塗装用エアーブラシAは現在広く普及しているエアーブラシ用の低圧用コンプレッサーをそのまま利用することができる利点がある。
この比較試験は、リニア式のコンプレッサーを使用し、0.1MPa(1.0kgf/cm2)の圧力により同じ水性塗料を吹き付けしたパターンであるが、本願のエアーブラシは低圧ながらもかなり幅の広いパターンで噴霧でき、しかも噴霧の粒子も微細で非常に綺麗である。これに対して従来の平吹き用のエアーブラシは低圧なために噴霧パターンの幅が狭く、さらにパターンが粗くなってしまう部分があり、両者の差異は一目瞭然である。
1・・・エアーブラシ本体
2・・・ヘッド部
3・・・エアーキャップ
3a・・・中芯孔
3d・・・内嵌合部
4・・・リングナット
5・・・ニードル軸
6・・・ノズル
20・・・嵌合部
20a・・・外周面
61・・・管状部
60・・・ノズル体
Claims (2)
- エアーブラシ本体の軸芯部に沿ってニードル軸をスライド可能に挿通し、このニードル軸の先端部を、エアーブラシ本体の先端に着脱可能に螺合したヘッド部の中心部
に後方から挿入すると共に、同ヘッド部先端の中心取り付けたノズル体の中心孔に挿入してノズルを構成し、更に上記ヘッド部におけるノズル体の周囲に略円筒状の嵌合部を周設し、該嵌合部に平吹き用エアーキャップの内周面を密接嵌合してキャップの中心孔と上記ノズル体先端部との芯だしを行ないこの嵌合関係により、該キャップの外周にリングナットを前側から嵌合し、ヘッド部の外周に螺合してエアーキャップを固定して成る塗装用エアーブラシ。 - 上記エアーキャップは、丸吹き用のエアーキャップと交換可能に構成した請求項1記載の塗装用エアーブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004194468A JP2006015218A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 塗装用エアーブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004194468A JP2006015218A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 塗装用エアーブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006015218A true JP2006015218A (ja) | 2006-01-19 |
Family
ID=35789929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004194468A Pending JP2006015218A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 塗装用エアーブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006015218A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007301454A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Bb Rich Co Ltd | エアーブラシ |
JP2009504366A (ja) * | 2005-08-12 | 2009-02-05 | クリースマイアー ベルント | 着色液を噴霧するための装置 |
JP2009262152A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Tyco Healthcare Group Lp | 動的混合アプリケータ |
-
2004
- 2004-06-30 JP JP2004194468A patent/JP2006015218A/ja active Pending
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JP2007301454A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Bb Rich Co Ltd | エアーブラシ |
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