JP2006014757A - 遊技機、主制御装置及び副制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】始動入賞口への遊技球の入賞タイミング及び特別な抽選結果の出現時間間隔に基づき、副制御装置において、主制御装置における保留手段によって保留された特別な抽選結果を予測することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機の制御系200を、主制御装置22と、主制御装置22からの制御信号に応じて図柄制御装置24、音声制御装置25及びランプ制御装置26を制御して所定の演出処理を実行する演出制御装置23と、図柄表示装置4を制御する図柄制御装置24、スピーカからの音声出力を制御する音声制御装置25及びランプ8の点灯/消灯を制御するランプ制御装置26とを含んだ構成とし、演出制御装置23の副演出処理制御部23bにおいて、主制御装置22からの演出作動信号、始動入賞口5への遊技球の入賞時間間隔情報及び大当たりの出現時間間隔情報に基づき、保留中の抽選結果の大当たり予測を行うようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】パチンコ機の制御系200を、主制御装置22と、主制御装置22からの制御信号に応じて図柄制御装置24、音声制御装置25及びランプ制御装置26を制御して所定の演出処理を実行する演出制御装置23と、図柄表示装置4を制御する図柄制御装置24、スピーカからの音声出力を制御する音声制御装置25及びランプ8の点灯/消灯を制御するランプ制御装置26とを含んだ構成とし、演出制御装置23の副演出処理制御部23bにおいて、主制御装置22からの演出作動信号、始動入賞口5への遊技球の入賞時間間隔情報及び大当たりの出現時間間隔情報に基づき、保留中の抽選結果の大当たり予測を行うようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に抽選が行われると共に前記抽選結果を遊技者に報知し、前記抽選結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態を生起する遊技機に関する。
従来より、特別な入賞口への入賞を特別なゲームのトリガーとして扱い、その入賞に対してある確率を持って遊技者に有利な状態を生起させる遊技機がある。しかし、有利な状態の生起は入賞した直後に行われることはなく、遊技者にとって期待感のある興趣にとんだゲームとするために生起前に行う演出処理に対して様々な工夫がなされている。
例えば、パチンコ機の場合、いわゆる「風営法」に基づき定められた「遊技機の認定及び型式の検定に関する規則」による規制を受けており、現在、パチンコ台の制御基板のスーパー・インテリジェント化が義務づけられている。これは、遊技機におけるマイクロコンピュータを使用した制御装置のメイン基板から、液晶駆動装置、サブCPUなどのサブ基板側へのコマンド数を大幅に削減することであり、メイン基板のプログラムをわかりやすいものとし、上述した検定における試験期間を大幅に短縮する目的を持っている。
例えば、パチンコ機の場合、いわゆる「風営法」に基づき定められた「遊技機の認定及び型式の検定に関する規則」による規制を受けており、現在、パチンコ台の制御基板のスーパー・インテリジェント化が義務づけられている。これは、遊技機におけるマイクロコンピュータを使用した制御装置のメイン基板から、液晶駆動装置、サブCPUなどのサブ基板側へのコマンド数を大幅に削減することであり、メイン基板のプログラムをわかりやすいものとし、上述した検定における試験期間を大幅に短縮する目的を持っている。
また、上記のように、メイン基板からサブ基板へとコマンドを送信して、各周辺装置を制御する遊技機として、特許文献1に記載の遊技機がある。この遊技機は、主制御部(メイン基板側)から特別図柄表示装置(サブ基板側)に対して所定数個の表示制御用コマンドを所定のタイミングで送信し、特別図柄表示部は受け取ったコマンドに基づいて、主制御部に頼らずに自身内のCPUが細かな表示制御を行うようになっている。更に、図柄変動中に特別図柄始動口(特別な入賞口)に新たな入賞があった場合には最大累積数を限度として始動メモリ数を増加させその始動メモリ数をLEDの点灯で通知すると共に、大当たり判定用乱数カウントを含む各種の乱数カウント値を抽出してRAMに順次格納する。そして、先読み数と強制的に停止図柄(出目)を表示指定するための強制出目表示制御用コマンドとが関連付けて登録されたテーブルを有し、RAMに順次格納された乱数カウント値から始動メモリの何個目先に当たりが存在するか(先読み数)を調べ、先読み数に該当する強制出目表示制御用コマンドを特別図柄表示装置に送信して、特別図柄表示装置は、このコマンドに応じて先読み数に対応付けられた停止図柄を強制的に表示する。このような強制表示により、始動メモリに対して既に抽出されている大当たり判定用乱数カウント値に大当たりがあることを、遊技者に事前に出目で把握させると共に、当たり出目が近づいてくることを体感させることで遊技性を向上している。
特開2003−236112号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術においては、始動メモリに対する乱数カウント値から始動メモリの何個目先に当たりが存在するか(先読み数)を調べたり、上記した強制出目表示制御用コマンドを特別図柄表示装置に送信したりするために、主制御装置側に特別なプログラムやデータが必要となり、プログラムの増加によるメモリ量の圧迫に加え、コマンド数の増加により上記したスーパー・インテリジェント化に反することとなる。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、始動入賞口への遊技球の入賞タイミング及び特別な抽選結果の出現時間間隔
に基づき、副制御装置において、主制御装置における保留手段によって保留された特別な抽選結果を予測することが可能な遊技機を提供することを目的としている。
に基づき、副制御装置において、主制御装置における保留手段によって保留された特別な抽選結果を予測することが可能な遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の遊技機は、主制御装置及び副制御装置を備え、前記主制御装置は、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に所定数値範囲を初期値から順番に且つ一定周期でカウントするカウント手段からカウント値を取得して抽選処理を行うと共に、当該抽選結果に基づくコマンドを前記副制御装置に送信し、前記副制御装置は、前記主制御装置からのコマンドに応じて前記抽選結果を遊技者に報知する報知処理を制御し、前記抽選結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態を生起する遊技機であって、
前記主制御装置は、
前記始動入賞口への前記遊技球の入賞タイミングの情報を前記副制御装置に送信する入賞タイミング情報送信手段と、
前記始動入賞口への前記遊技球の入賞による前記取得したカウント値を記憶して保留する保留手段と、を備え、
前記副制御装置は、
前記所定数値範囲内に含まれる特定の前記抽選結果に対応付けられた複数の数値に対する出現時間間隔の情報を記憶する出現時間間隔情報記憶手段と、
前記主制御装置からの前記入賞タイミングの情報に基づき、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞時間間隔を計測する入賞時間間隔計測手段と、
前記主制御装置から取得した前記コマンドが前記特定の抽選結果に係るものであると判定されたときに、前記入賞時間間隔計測手段の計測結果と、前記出現時間間隔情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記保留手段に保留されたカウント値の抽選結果を予測する抽選結果予測手段と、
前記抽選結果予測手段の予測結果に基づき、前記保留されたカウント値に対する演出処理を行う演出処理手段と、を備えることを特徴としている。
前記主制御装置は、
前記始動入賞口への前記遊技球の入賞タイミングの情報を前記副制御装置に送信する入賞タイミング情報送信手段と、
前記始動入賞口への前記遊技球の入賞による前記取得したカウント値を記憶して保留する保留手段と、を備え、
前記副制御装置は、
前記所定数値範囲内に含まれる特定の前記抽選結果に対応付けられた複数の数値に対する出現時間間隔の情報を記憶する出現時間間隔情報記憶手段と、
前記主制御装置からの前記入賞タイミングの情報に基づき、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞時間間隔を計測する入賞時間間隔計測手段と、
前記主制御装置から取得した前記コマンドが前記特定の抽選結果に係るものであると判定されたときに、前記入賞時間間隔計測手段の計測結果と、前記出現時間間隔情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記保留手段に保留されたカウント値の抽選結果を予測する抽選結果予測手段と、
前記抽選結果予測手段の予測結果に基づき、前記保留されたカウント値に対する演出処理を行う演出処理手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、主制御装置は、入賞タイミング情報送信手段によって、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞タイミングの情報を前記副制御装置に送信することが可能であり、保留手段によって、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞による前記取得されたカウント値を記憶して保留することが可能である。
また、副制御装置は、出現時間間隔情報記憶手段によって、前記所定数値範囲内に含まれる特定の前記抽選結果に対応付けられた複数の数値に対する出現時間間隔の情報を記憶することが可能であり、入賞時間間隔計測手段によって、前記主制御装置からの前記入賞タイミングの情報に基づき、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞時間間隔を計測することが可能であり、抽選結果予測手段によって、前記主制御装置から取得した前記コマンドが前記特定の抽選結果に係るものであると判定されたときに、前記入賞時間間隔計測手段の計測結果と、前記出現時間間隔情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記保留手段に保留されたカウント値の抽選結果を予測することが可能であり、演出処理手段によって、前記抽選結果予測手段の予測結果に基づき、前記保留されたカウント値に対する演出処理を行うことが可能である。
また、副制御装置は、出現時間間隔情報記憶手段によって、前記所定数値範囲内に含まれる特定の前記抽選結果に対応付けられた複数の数値に対する出現時間間隔の情報を記憶することが可能であり、入賞時間間隔計測手段によって、前記主制御装置からの前記入賞タイミングの情報に基づき、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞時間間隔を計測することが可能であり、抽選結果予測手段によって、前記主制御装置から取得した前記コマンドが前記特定の抽選結果に係るものであると判定されたときに、前記入賞時間間隔計測手段の計測結果と、前記出現時間間隔情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記保留手段に保留されたカウント値の抽選結果を予測することが可能であり、演出処理手段によって、前記抽選結果予測手段の予測結果に基づき、前記保留されたカウント値に対する演出処理を行うことが可能である。
従って、主制御装置から、始動入賞口への遊技球の入賞タイミングの情報及び通常のコマンドを取得するだけで、副制御装置において、保留手段に保留されたカウント値の抽選結果を比較的高い確率で予測し、当該予測結果に基づき保留手段に保留されたカウント値に対する演出処理を行うようにしたので、主制御装置側への負担をほとんどかけずに通常の演出処理とは異なる特別な演出処理をタイミング良く行うことが可能となる。
ここで、カウント手段は、ソフトウェア又はハードウェアにより構成され、役物作動に
係る乱数を発生するものであり、例えば、大当たり決定用の乱数を発生するもの、大当たり決定用の乱数を発生するカウント手段の初期値を更新するためのもの、大当たり図柄決定用の乱数を発生するものなどがある。
また、入賞タイミングの情報は、遊技球が始動入賞口に入賞したときのタイミングを示す情報であり、例えば、始動入賞口への遊技球の入賞を検出する始動入賞口スイッチがON(検出状態)となったときに発生する信号そのものや、信号の発生時間を示す情報などである。
係る乱数を発生するものであり、例えば、大当たり決定用の乱数を発生するもの、大当たり決定用の乱数を発生するカウント手段の初期値を更新するためのもの、大当たり図柄決定用の乱数を発生するものなどがある。
また、入賞タイミングの情報は、遊技球が始動入賞口に入賞したときのタイミングを示す情報であり、例えば、始動入賞口への遊技球の入賞を検出する始動入賞口スイッチがON(検出状態)となったときに発生する信号そのものや、信号の発生時間を示す情報などである。
また、主制御装置から副制御装置に送信されるコマンドは、抽選結果に対応した変動パターン番号情報を含み、副制御装置側で、その番号情報から抽選結果が大当たり等であることが判別できる。
また、主制御装置及び副制御装置との関係は、例えば、主制御装置(メイン基板)においては、大当たり図柄制御のみを行い、光(ランプ)や音、画像演出、リーチなどの制御を、液晶基板、表示基板、発射制御基板、賞球制御(払出)基板、効果音基板及び中継基板等の副制御装置(サブ基板)において行うなど、主制御装置からのコマンドに従って、副制御装置が専門の機能を従属的な位置付けで担当するものである。
また、主制御装置及び副制御装置との関係は、例えば、主制御装置(メイン基板)においては、大当たり図柄制御のみを行い、光(ランプ)や音、画像演出、リーチなどの制御を、液晶基板、表示基板、発射制御基板、賞球制御(払出)基板、効果音基板及び中継基板等の副制御装置(サブ基板)において行うなど、主制御装置からのコマンドに従って、副制御装置が専門の機能を従属的な位置付けで担当するものである。
更に、請求項2に係る発明は、請求項1記載の遊技機において、前記特定の抽選結果は、大当たり及び特定の外れの少なくとも一方であることを特徴としている。
このような構成であれば、保留手段に保留されたカウント値の抽選結果が大当たりや特定の外れであることを予測し、その予測結果に基づき、保留されたカウント値に対する大当たりや特定の外れに対して特別な演出処理を行うことが可能である。また、抽選結果が大当たりや特定の外れの場合は、生起確率上これらに対応付けられる数値は少なく、これらの生起に係る始動入賞口への遊技球の入賞タイミングが解れば、容易に、保留された大当たりや特定の外れを予測することが可能である。
このような構成であれば、保留手段に保留されたカウント値の抽選結果が大当たりや特定の外れであることを予測し、その予測結果に基づき、保留されたカウント値に対する大当たりや特定の外れに対して特別な演出処理を行うことが可能である。また、抽選結果が大当たりや特定の外れの場合は、生起確率上これらに対応付けられる数値は少なく、これらの生起に係る始動入賞口への遊技球の入賞タイミングが解れば、容易に、保留された大当たりや特定の外れを予測することが可能である。
更に、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の遊技機において、前記出現時間間隔の情報は、前記所定の数値範囲内に複数含まれる、前記特定の抽選結果に対応付けられた各数値間の前記カウント手段のカウントに要する時間であることを特徴としている。
このような構成であれば、副制御装置側で、特定の抽選結果生起時の始動入賞口への入賞から次の始動入賞口への遊技球の入賞する時間間隔と、カウント手段のカウントに要する時間とを比較することで、簡易に抽選結果を予測することが可能である。
このような構成であれば、副制御装置側で、特定の抽選結果生起時の始動入賞口への入賞から次の始動入賞口への遊技球の入賞する時間間隔と、カウント手段のカウントに要する時間とを比較することで、簡易に抽選結果を予測することが可能である。
また、上記目的を達成するために、請求項4記載の主制御装置は、主制御装置及び副制御装置を備え、前記主制御装置は、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に所定数値範囲を初期値から順番に且つ一定周期でカウントするカウント手段からカウント値を取得して抽選処理を行うと共に、当該抽選結果に基づくコマンドを前記副制御装置に送信し、前記副制御装置は、前記主制御装置からのコマンドに応じて前記抽選結果を遊技者に報知する報知処理を制御し、前記抽選結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態を生起する遊技機に適用可能な前記主制御装置であって、
前記始動入賞口への前記遊技球の入賞タイミングの情報を前記副制御装置に送信する入賞タイミング情報送信手段と、
前記抽選結果の報知中における、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞による前記取得されたカウント値を記憶して保留する保留手段と、を備えることを特徴としている。
前記始動入賞口への前記遊技球の入賞タイミングの情報を前記副制御装置に送信する入賞タイミング情報送信手段と、
前記抽選結果の報知中における、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞による前記取得されたカウント値を記憶して保留する保留手段と、を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、請求項1記載の遊技機に適用可能な主制御装置であり、その作用効果は請求項1記載の主制御装置と同等である。
また、上記目的を達成するために、請求項5記載の副制御装置は、主制御装置及び副制御装置を備え、前記主制御装置は、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に所定数値範囲を
初期値から順番に且つ一定周期でカウントするカウント手段からカウント値を取得して抽選処理を行うと共に、当該抽選結果に基づくコマンドを前記副制御装置に送信し、前記副制御装置は、前記主制御装置からのコマンドに応じて前記抽選結果を遊技者に報知する報知処理を制御し、前記抽選結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態を生起する遊技機に適用可能な前記副制御装置であって、
前記所定数値範囲内に含まれる特定の前記抽選結果に対応付けられた複数の数値に対する出現時間間隔の情報を記憶する出現時間間隔情報記憶手段と、
前記主制御装置からの前記入賞タイミングの情報に基づき、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞時間間隔を計測する入賞時間間隔計測手段と、
前記主制御装置から取得した前記コマンドが前記特定の抽選結果に係るものであると判定されたときに、前記入賞時間間隔計測手段の計測結果と、前記出現時間間隔情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記保留手段に保留されたカウント値の抽選結果を予測する抽選結果予測手段と、
前記抽選結果予測手段の予測結果に基づき、前記保留されたカウント値に対する演出処理を行う演出処理手段と、を備えることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項5記載の副制御装置は、主制御装置及び副制御装置を備え、前記主制御装置は、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に所定数値範囲を
初期値から順番に且つ一定周期でカウントするカウント手段からカウント値を取得して抽選処理を行うと共に、当該抽選結果に基づくコマンドを前記副制御装置に送信し、前記副制御装置は、前記主制御装置からのコマンドに応じて前記抽選結果を遊技者に報知する報知処理を制御し、前記抽選結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態を生起する遊技機に適用可能な前記副制御装置であって、
前記所定数値範囲内に含まれる特定の前記抽選結果に対応付けられた複数の数値に対する出現時間間隔の情報を記憶する出現時間間隔情報記憶手段と、
前記主制御装置からの前記入賞タイミングの情報に基づき、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞時間間隔を計測する入賞時間間隔計測手段と、
前記主制御装置から取得した前記コマンドが前記特定の抽選結果に係るものであると判定されたときに、前記入賞時間間隔計測手段の計測結果と、前記出現時間間隔情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記保留手段に保留されたカウント値の抽選結果を予測する抽選結果予測手段と、
前記抽選結果予測手段の予測結果に基づき、前記保留されたカウント値に対する演出処理を行う演出処理手段と、を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、請求項1記載の遊技機に適用可能な副制御装置であり、その作用効果は請求項1記載の副制御装置と同等である。
更に、請求項6に係る発明は、請求項5記載の副制御装置において、前記特定の抽選結果は、大当たり及び特定の外れの少なくとも一方であることを特徴としている。
ここで、本発明は、請求項2記載の遊技機に適用可能な副制御装置であり、その作用効果は請求項2記載の副制御装置と同等である。
更に、請求項6に係る発明は、請求項5記載の副制御装置において、前記特定の抽選結果は、大当たり及び特定の外れの少なくとも一方であることを特徴としている。
ここで、本発明は、請求項2記載の遊技機に適用可能な副制御装置であり、その作用効果は請求項2記載の副制御装置と同等である。
更に、請求項7に係る発明は、請求項5又は請求項6記載の副制御装置において、前記出現時間間隔の情報は、前記所定の数値範囲内に複数含まれる、前記特定の抽選結果に対応付けられた数値間の前記カウント手段のカウントに要する時間であることを特徴としている。
ここで、本発明は、請求項3記載の遊技機に適用可能な副制御装置であり、その作用効果は請求項3記載の副制御装置と同等である。
ここで、本発明は、請求項3記載の遊技機に適用可能な副制御装置であり、その作用効果は請求項3記載の副制御装置と同等である。
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載の遊技機によれば、主制御装置から、始動入賞口への遊技球の入賞タイミングの情報及び通常のコマンドを取得するだけで、副制御装置において、保留手段に保留されたカウント値の抽選結果を比較的高い確率で予測し、当該予測結果に基づき保留手段に保留されたカウント値に対する演出処理を行うようにしたので、主制御装置側への負担をほとんどかけずに通常の演出処理とは異なる特別な演出処理をタイミング良く行うことができるという効果が得られる。
また、請求項2記載の遊技機によれば、請求項1の前記効果に加え、保留手段に保留されたカウント値の抽選結果が大当たりや特定の外れであることを予測し、その予測結果に基づき、保留されたカウント値に対する大当たりや特定の外れに対して特別な演出処理を行うことができるという効果が得られる。
また、請求項3記載の遊技機によれば、請求項1又は請求項2の前記効果に加え、副制御装置側で、特定の抽選結果生起時の始動入賞口への入賞から次の始動入賞口への遊技球の入賞する時間間隔と、カウント手段のカウントに要する時間とを比較することで、簡易に抽選結果を予測することができるという効果が得られる。
また、請求項3記載の遊技機によれば、請求項1又は請求項2の前記効果に加え、副制御装置側で、特定の抽選結果生起時の始動入賞口への入賞から次の始動入賞口への遊技球の入賞する時間間隔と、カウント手段のカウントに要する時間とを比較することで、簡易に抽選結果を予測することができるという効果が得られる。
ここで、請求項4記載の主制御装置によれば、請求項1記載の主制御装置と同等の効果が得られる。
また、請求項5記載の副制御装置によれば、請求項1記載の副制御装置と同等の効果が得られる。
また、請求項6記載の副制御装置によれば、請求項2記載の副制御装置と同等の効果が得られる。
また、請求項5記載の副制御装置によれば、請求項1記載の副制御装置と同等の効果が得られる。
また、請求項6記載の副制御装置によれば、請求項2記載の副制御装置と同等の効果が得られる。
また、請求項7記載の副制御装置によれば、請求項3記載の副制御装置と同等の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は、本発明に係る遊技機を適用したパチンコ機の実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係るパチンコ機の主要構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た平面図である。
遊技盤1には、図示しない発射ハンドルの操作により発射された遊技球を遊技盤1の上流側に導いたり、各入賞口に入賞せずに遊技盤1の上流側から下流側へと落下した遊技球をアウト口10に導いたりするレール2と、遊技盤1の中央に設けられたリーチ予告や大当たり予告等の演出表示を行うための図柄表示装置4と、当該図柄表示装置4の真下に設けられ且つ遊技球が入賞することで大当たり等の抽選や図柄の変動を生起するきっかけを生じさせる始動入賞口5と、当該始動入賞口5の下に設けられ且つ所定の条件に従って開閉動作を行う大入賞口6と、始動入賞口5を中心に遊技盤1の左右に1つずつ設けられ且つ所定数の賞球の払い出しに係る一般入賞口7と、遊技盤1の左右に1つずつ設けられたランプ8と、時間短縮機能の発動及び特別演出処理の発動に係る演出スイッチ9と、入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口10と、各入賞口の上部近傍に設けられた遊技釘11とを含んだ構成となっている。また、図柄表示装置4の上部には、現在の保留球数を示すための4個の保留球ランプL1〜L4が設けられている。
まず、本発明に係るパチンコ機の主要構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係るパチンコ機の遊技盤を正面から見た平面図である。
遊技盤1には、図示しない発射ハンドルの操作により発射された遊技球を遊技盤1の上流側に導いたり、各入賞口に入賞せずに遊技盤1の上流側から下流側へと落下した遊技球をアウト口10に導いたりするレール2と、遊技盤1の中央に設けられたリーチ予告や大当たり予告等の演出表示を行うための図柄表示装置4と、当該図柄表示装置4の真下に設けられ且つ遊技球が入賞することで大当たり等の抽選や図柄の変動を生起するきっかけを生じさせる始動入賞口5と、当該始動入賞口5の下に設けられ且つ所定の条件に従って開閉動作を行う大入賞口6と、始動入賞口5を中心に遊技盤1の左右に1つずつ設けられ且つ所定数の賞球の払い出しに係る一般入賞口7と、遊技盤1の左右に1つずつ設けられたランプ8と、時間短縮機能の発動及び特別演出処理の発動に係る演出スイッチ9と、入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口10と、各入賞口の上部近傍に設けられた遊技釘11とを含んだ構成となっている。また、図柄表示装置4の上部には、現在の保留球数を示すための4個の保留球ランプL1〜L4が設けられている。
図柄表示装置4は、その表示画面4aの表示領域が左図柄表示領域LA(以下、単に領域LAと称す)、真中図柄表示領域CA(以下、単に領域CAと称す)、右図柄表示領域RA(以下、単に領域RAと称す)の3つの領域に分かれており、領域LAには図柄Lが表示され、領域CAには図柄Cが表示され、領域RAには図柄Rが表示される。図柄L,C,Rは、それぞれ変動表示が可能となっている。
演出スイッチ9は、遊技者が任意に操作可能なスイッチであり、遊技盤1上に設けられた検出領域に「手の平」等の遊技者の体の一部をかざすことで作動し、所定の信号を発生するもので、例えば、発光素子により光を出力し、当該光の遊技者の体の一部において反射された反射光を受光素子により検出して作動する光電センサなどが用いられる。
更に、図2に基づき、本発明に係るパチンコ機の主要な制御系の構成を説明する。図2は、本発明に係るパチンコ機の主要な制御系200の構成を示すブロック図である。
更に、図2に基づき、本発明に係るパチンコ機の主要な制御系の構成を説明する。図2は、本発明に係るパチンコ機の主要な制御系200の構成を示すブロック図である。
制御系200は、各入賞口への遊技球の入賞を検出するための始動入賞球センサ21aを含む複数の入賞球センサ21と、各入賞球センサ21からの検出信号に基づき各装置に制御信号(コマンド)を出力する主制御装置22と、主制御装置22からの制御信号に応じて図柄制御装置24、音声制御装置25及びランプ制御装置26を制御して所定の演出処理を実行する演出制御装置23と、演出制御装置23からの制御信号に応じて図柄の変動表示や演出内容に応じたCGの表示処理を制御する図柄制御装置24と、演出制御装置23からの制御信号に応じたスピーカからの音声出力を制御する音声制御装置25と、演出制御装置23からの制御信号に応じてランプ8の点灯/消灯を制御するランプ制御装置26と、後述する主制御装置による抽選結果が大当たりの場合に主制御装置22からの制御信号に応じて大入賞口6を開放させる大入賞口作動ソレノイド27と、主制御装置22からの制御信号に応じて各種入賞口の入賞による賞球の払出を制御する賞球払出制御装置28とを含んだ構成となっている。また、大入賞口6は、他の入賞口と比較して大きい構造となっており、開放することで遊技者に有利な遊技状態になる。入賞球センサ21及び演出スイッチ9と、主制御装置22とは後述する入力ポート22aを介して接続されてお
り、演出制御装置23、大入賞口作動ソレノイド27及び賞球払出制御装置28と、主制御装置22とは後述する出力ポート22cを介して接続されている。
り、演出制御装置23、大入賞口作動ソレノイド27及び賞球払出制御装置28と、主制御装置22とは後述する出力ポート22cを介して接続されている。
ここで、各入賞球センサ21は、入賞球を検出するスイッチからなり、図1に示す遊技盤1に設けられた入賞口5〜7に一対一に対応して設けられている。このうち、21aは、始動入賞口5への入賞を検出する始動入賞球センサである。
主制御装置22は、主制御部22fと、時間短縮指令出力手段22gとを含んだ構成となっている。
主制御装置22は、主制御部22fと、時間短縮指令出力手段22gとを含んだ構成となっている。
主制御部22fは、各入賞球センサ21及び演出スイッチ9からの信号を取得するための入力ポート22aと、制御系200の各部を制御するパチンコ遊技用プログラムを実行するためのCPU22bと、演出制御装置23、大入賞口作動ソレノイド27及び賞球払出制御装置28に制御信号を出力するための出力ポート22cと、パチンコ遊技用プログラム本体及び当該プログラムの実行に必要なデータなどが記憶されたROM22dと、遊技用プログラムの実行に必要なデータを一次記憶するRAM22eとを含んだ構成となっている。ここで、主制御装置22から演出制御装置23に送信される制御信号としては、例えば、図柄変動開始信号S1、抽選結果に応じた図柄変動パターン信号S2、停止図柄の指定信号S3等がある。
ここで、パチンコ遊技用プログラムは、CPU22bにより実行されると、入力ポート22aを介した各種入賞球センサ21からの入力信号の種類に応じた処理を行い処理結果の制御信号を出力ポート22cを介して、該当する装置に出力する。特に、始動入賞球センサ21aからの信号に対しては、当たり/外れの抽選処理を行い当該抽選結果に応じた制御信号を演出制御装置23に出力すると共に、始動入賞口5への遊技球の入賞タイミングを示す信号(以下、始動入賞コマンド信号と言う)を演出制御装置23に出力する。抽選処理においては、0〜1230までの数値範囲を大当たり決定用乱数発生プログラムの実行により4ms毎に初期値からカウントアップさせ、始動入賞口5に遊技球が入賞したときにそのときのカウント値(乱数)を取得して、当該取得したカウント値に予め対応付けられた抽選結果に基づき当選/落選の判断を行う。大当たり決定用乱数発生プログラムによるカウントは、一番最初は初期値「0」から開始し、順番に「1」ずつカウントアップし、1230までカウントアップすると初期値決定用乱数発生プログラムの実行により発生した乱数を初期値として続けてカウントを行う。例えば、初期値決定用乱数発生用プログラムにより「512」が初期値として決定されると、大当たり決定用乱数発生プログラムは、512〜1230までカウントアップした後に、次のカウントで「0」に戻り、続けて0〜511までカウントアップを行う。カウントアップ中に、初期値決定用乱数発生プログラムの実行により初期値を決定し、0〜1230の数値範囲に対するカウントアップが終了する(カウントアップ1周)毎に、上記同様に更新された初期値からカウントアップを続行する。また、大当たりとなるカウント値は、通常時は0〜1230の数値の中に4個程含まれており(例えば、「7」、「163」、「283」、「467」)、高確率時は18個となる。
また、演出制御装置23において図柄変動や予告処理等の演出が行われている最中に遊技球が始動入賞口5に入賞したときに、その抽選結果を最大4つまでRAM22eに累積記憶して保留する保留処理を行うと共に、上記した保留球ランプL1〜L4の点灯により現在の保留数を表示する(例えば、L1〜L3が点灯していれば抽選結果3つが保留状態であることを示す)。保留された抽選結果の報知処理は、現在行われている報知処理の終了後に、RAM22eに記憶された順番に行われる。このとき、報知処理の行われた抽選結果をRAM22eから消去すると共に、点灯している保留球ランプの一番右側を消灯する。
また、始動入賞球センサ21aからの入力信号に応じて、始動入賞口5への遊技球の入賞タイミングを示す信号を出力ポート22cを介して演出制御装置23に送信する。
一方、時間短縮指令出力手段22gは、演出スイッチ9の操作(検出)に応じて、時間短縮指令信号を出力ポート22cを介して演出制御装置23に送信する。
更に、図3に基づき、演出制御装置23の詳細な構成を説明する。図3は、演出制御装置23の詳細構成を示す図である。
一方、時間短縮指令出力手段22gは、演出スイッチ9の操作(検出)に応じて、時間短縮指令信号を出力ポート22cを介して演出制御装置23に送信する。
更に、図3に基づき、演出制御装置23の詳細な構成を説明する。図3は、演出制御装置23の詳細構成を示す図である。
演出制御装置23は、主演出処理制御部23aと、副演出処理制御部23bと、信号制御部23cとを含んだ構成となっている。
主演出処理制御部23aは、主制御装置22からの制御信号に応じて、始動入賞口5への遊技球の入賞に応じた抽選結果の遊技者への報知処理を図柄制御装置24、音声制御装置25及びランプ制御装置26に実行させるための制御信号を信号制御部23cを介してそれぞれの装置に送信して各装置を制御する。本実施の形態において、報知処理としては、図柄CGによる外れの報知(同じ種類の図柄が3つ揃っていない状態で停止)、図柄CG及び特別なCGのアニメーション表示によるリーチ演出を伴う外れの報知(同じ種類の図柄が3つ揃っていない状態で停止)、図柄CG及び特別なCGのアニメーション表示によるリーチ演出を伴う当たりの報知(同じ種類の図柄が3つ揃っている状態で停止)などがある。
主演出処理制御部23aは、主制御装置22からの制御信号に応じて、始動入賞口5への遊技球の入賞に応じた抽選結果の遊技者への報知処理を図柄制御装置24、音声制御装置25及びランプ制御装置26に実行させるための制御信号を信号制御部23cを介してそれぞれの装置に送信して各装置を制御する。本実施の形態において、報知処理としては、図柄CGによる外れの報知(同じ種類の図柄が3つ揃っていない状態で停止)、図柄CG及び特別なCGのアニメーション表示によるリーチ演出を伴う外れの報知(同じ種類の図柄が3つ揃っていない状態で停止)、図柄CG及び特別なCGのアニメーション表示によるリーチ演出を伴う当たりの報知(同じ種類の図柄が3つ揃っている状態で停止)などがある。
副演出処理制御部23bは、主制御装置22からの時間短縮指令信号S4を受信すると、現在行われている図柄変動表示による抽選結果の報知において図柄変動時間を短縮する制御信号を信号制御部23cを介して各装置に送信する。これにより、変動中の図柄は通常より短い時間(例えば、0.8秒)で停止(抽選結果に応じた組み合わせで図柄L,C,Rを停止)し、遊技者に抽選結果を報知する。
更に、副演出処理制御部23bは、主制御装置22から始動入賞コマンド信号S5を受信すると受信順番に対応付けて保留メモリ数をカウントアップし最大数(例えば、4つ)まで蓄積記憶する処理を行う。記憶された保留メモリ数は、報知処理を行う毎に順番に1ずつ減らすと共にその受信順番を更新する。その一方で、主制御装置22から始動入賞コマンド信号S5を受信すると、図示しないタイマにより計測された始動入賞コマンド信号S5の前回の取得時間からの経過時間を取得して保留メモリの受信順番を示す番号と対応付けて記憶する。その後、主制御装置22から演出作動信号S1〜S3を受信すると、保留メモリ数を−1すると共に、受信した信号が、大当たり用の図柄変動パターン信号か否かを判定する。ここで、大当たり用の図柄変動パターン信号であると判定された場合は、この図柄変動パターン信号に係る始動入賞の次に入賞した受信番号に対応する経過時間を読み出し、当該経過時間と、後述するデータ記憶部23dに記憶された出現時間間隔情報とに基づき当該保留された抽選結果を予測する。
更に、副演出処理制御部23bは、上記予測結果に基づき、抽選結果が大当たりであると予測されると、該当する抽選結果に対する特別な予告演出処理を行い、大当たりと予測された抽選結果に対して大当たり演出処理が行われる可能性があることを予告する。具体的には、大当たりと予測された抽選結果の一つ前の演出処理中に、CGによるアニメーションなどによって更に特別な予告処理を追加する。
信号制御部23cは、主演出処理制御部23a及び副演出処理制御部23bからの制御信号を、図柄制御装置24等の該当する各装置に送信する処理を行う。
データ記憶部23dは、大当たり決定用乱数発生プログラムによる大当たりに対応するカウント値相互間の出現時間間隔情報が記憶されている。ここで、本実施の形態において、出現時間間隔情報とは、上記した通常時に大当たりとなるカウント値、「7」、「163」、「283」、「467」の4つに対して、カウント値「7」〜「163」までのカ
ウントアップに要する時間(624ms)、カウント値「164」〜「283」までのカウントアップに要する時間(476ms)、カウント値「284」〜「467」までのカウントアップに要する時間(732ms)、カウント値「468」〜「7」までのカウントアップに要する時間(3080ms)の他、高確率時の18個の各数値間のカウントアップに要する時間である。ここで、主制御装置22から演出制御装置23までの通信時間等を考慮して、上記カウントアップに要する時間を補正したものを出現時間間隔情報としても良い。
データ記憶部23dは、大当たり決定用乱数発生プログラムによる大当たりに対応するカウント値相互間の出現時間間隔情報が記憶されている。ここで、本実施の形態において、出現時間間隔情報とは、上記した通常時に大当たりとなるカウント値、「7」、「163」、「283」、「467」の4つに対して、カウント値「7」〜「163」までのカ
ウントアップに要する時間(624ms)、カウント値「164」〜「283」までのカウントアップに要する時間(476ms)、カウント値「284」〜「467」までのカウントアップに要する時間(732ms)、カウント値「468」〜「7」までのカウントアップに要する時間(3080ms)の他、高確率時の18個の各数値間のカウントアップに要する時間である。ここで、主制御装置22から演出制御装置23までの通信時間等を考慮して、上記カウントアップに要する時間を補正したものを出現時間間隔情報としても良い。
ここで、図4に基づき、大当たり決定用乱数発生プログラムによるカウントアップ及び出現時間間隔情報の概念を説明する。図4は、大当たり決定用乱数発生プログラムによるカウントアップの概念を示す図である。図4においては、乱数の数値範囲を円で示しており、大当たりの対応付けられた当たり乱数A〜Dは、円周上に異なる時間間隔で配置されるような値として決定されている。つまり、乱数A〜Dは、それぞれ上記した大当たり用のカウント値「7」、「163」、「283」、「467」に対応している。大当たり決定用乱数発生プログラムによるカウントは、この円周上における初期値決定用乱数発生プログラムにより決定された数値位置から開始され、上記したように「1」ずつカウントアップして、現在の初期値から円周上を1周するまで続行される。円周上を一周すると初期値決定用乱数発生プログラムよりカウントアップの初期値を更新し、更新された数値からカウントアップを続行する。また、出現時間間隔情報は、円周上における乱数Aから乱数Bまでのカウントアップに要する時間、乱数Bから乱数Cまでのカウントアップに要する時間、乱数Cから乱数Dまでのカウントアップに要する時間及び乱数Dから乱数Aまでのカウントアップに要する時間となる。
つまり、主制御装置22からの演出作動信号S1〜S3により、始動入賞口5への遊技球の入賞による報知処理を行う対象の抽選結果が解るので、このときにもし大当たりとなったときは、そのときの入賞タイミングと次に始動入賞口5に遊技球が入賞したときの入賞タイミングとから上記したタイマによりこれらの時間間隔を測定し、当該測定した時間間隔と、上記データ記憶部23dに記憶された出現時間間隔情報とを比較して、データ記憶部23dに記憶された出現時間間隔情報のいずれかと一致したときには、大当たりとなった入賞の次に入賞し且つ保留された乱数の抽選結果も大当たりである可能性が高いとして、該当する抽選結果を大当たりと予測する。
また、カウント値の連続する大当たり乱数間の出現時間間隔を加算したものと、上記測定した時間間隔との一致をチェックして抽選結果の予測をしても良い。例えば、カウント値「7」〜「163」までのカウントアップに要する時間(624ms)と、カウント値「164」〜「283」までのカウントアップに要する時間(476ms)とを加算した時間(1100ms)や、更に、この時間(1100ms)に、カウント値「284」〜「467」までのカウントアップに要する時間(732ms)を加算した時間など、カウント値が連続する出現時間間隔を加算した時間間隔と、上記測定した時間間隔との一致をチェックして、もし一致したときには、大当たりとなった入賞の次に入賞し且つ保留された乱数の抽選結果も大当たりである可能性が高いとして、該当する抽選結果を大当たりと予測する。
また、図柄制御装置24は、演出制御装置23からの制御信号に応じて、該当する図柄変動パターンを選択し、当該選択した変動パターンに基づき図柄表示装置4に図柄L,C,Rを変動表示(抽選結果に応じて、図柄L,C,Rに加えて特別なCGを表示しても良い)させたり、変動表示中の図柄L,C,Rの変動時間を短縮して抽選結果を示す図柄L,C,Rの組み合わせを図柄表示装置4に表示させたり、各抽選結果の報知において図柄L,C,Rと同じ表示画面上に特別演出処理用のCG(例えば、半透明の数字画像)を表示したりする。
なお、上記以外のパチンコ機の構成の説明は、特に本発明の説明に必要なく、また、周知のことであるので図示及び説明を省略する。
以下、図5及び図6に基づき、本発明に係るパチンコ機の具体的な動作を説明する。図5は、主制御装置22の動作処理を示すフローチャートであり、図6は、演出制御装置23における副演出処理制御部23bの動作処理を示すフローチャートである。
以下、図5及び図6に基づき、本発明に係るパチンコ機の具体的な動作を説明する。図5は、主制御装置22の動作処理を示すフローチャートであり、図6は、演出制御装置23における副演出処理制御部23bの動作処理を示すフローチャートである。
まず、図5に基づき、主制御装置22の動作処理の流れを説明する。
図5に示すように、プログラムが実行されるとステップS100に移行し、始動入賞口5への遊技球の入賞があったか否かを判定し、入賞があったと判定された場合(Yes)はステップS102に移行し、そうでない場合(No)はステップS108に移行する。
ステップS102に移行した場合は、大当たり決定用乱数発生プログラムにより発生した乱数を取得してステップS104に移行する。
図5に示すように、プログラムが実行されるとステップS100に移行し、始動入賞口5への遊技球の入賞があったか否かを判定し、入賞があったと判定された場合(Yes)はステップS102に移行し、そうでない場合(No)はステップS108に移行する。
ステップS102に移行した場合は、大当たり決定用乱数発生プログラムにより発生した乱数を取得してステップS104に移行する。
ステップS104では、出力ポート22cを介して始動入賞コマンド信号S5を演出制御装置23に送信してステップS106に移行する。
ステップS106では、RAM22eに記憶された抽選結果(乱数)の保留個数を+1してステップS108に移行する。ここで、保留数には上限があり(例えば、4つ)、上限を超えている場合には無効とする。
ステップS106では、RAM22eに記憶された抽選結果(乱数)の保留個数を+1してステップS108に移行する。ここで、保留数には上限があり(例えば、4つ)、上限を超えている場合には無効とする。
ステップS108では、現在、図柄変動表示処理が行われている最中か否かを判定し、図柄変動表示処理が行われている最中であると判定された場合(Yes)はステップS110に移行し、そうでない場合(No)ステップS114に移行する。
ステップS110に移行した場合は、規定変動時間が経過したか否かを判定し、経過したと判定された場合(Yes)はステップS112に移行し、そうでない場合(No)はステップS100に移行する。
ステップS110に移行した場合は、規定変動時間が経過したか否かを判定し、経過したと判定された場合(Yes)はステップS112に移行し、そうでない場合(No)はステップS100に移行する。
ステップS112に移行した場合は、出力ポート22cを介して演出制御装置23に図柄停止コマンド信号を送信してステップS100に移行する。
一方、ステップS108において、図柄変動表示処理中ではなくステップS114に移行した場合は、現在の保留個数が0か否かを判定し、0であると判定された場合(Yes)はステップS100に移行し、そうでない場合(No)はステップS116に移行する。
一方、ステップS108において、図柄変動表示処理中ではなくステップS114に移行した場合は、現在の保留個数が0か否かを判定し、0であると判定された場合(Yes)はステップS100に移行し、そうでない場合(No)はステップS116に移行する。
ステップS116に移行した場合は、RAM22eに記憶された抽選結果の保留個数を−1してステップS118に移行する。
ステップS118では、保留された乱数と大当たり乱数とを比較する抽選処理を行いステップS120に移行する
ステップS120では、抽選結果が当選したか否かを判定し、当選したと判定された場合(Yes)はステップS122に移行し、そうでない場合(No)はステップS124に移行する。
ステップS118では、保留された乱数と大当たり乱数とを比較する抽選処理を行いステップS120に移行する
ステップS120では、抽選結果が当選したか否かを判定し、当選したと判定された場合(Yes)はステップS122に移行し、そうでない場合(No)はステップS124に移行する。
ステップS122に移行した場合は、当たり演出用の作動信号S1〜S3を、出力ポート22cを介して演出制御装置23に送信してステップS110に移行する。
一方、ステップS124に移行した場合は、外れ演出作動信号S1〜S3を、出力ポート22cを介して演出制御装置23に送信してステップS110に移行する。
つまり、遊技者が図示しない遊技球打ち出し用の発射ハンドルを操作することによって遊技球が打ち出され、この遊技球が遊技盤1上を伝って始動入賞口5に入賞すると、始動入賞球センサ21aが入賞を検出して、検出信号を制御系200の主制御装置22に入力ポート22aを介して送信する。主制御装置22は、この信号を受け取ると(ステップS100)、CPU22bによって実行されたパチンコ遊技用プログラムにより、まず、大
当たり決定用乱数発生プログラムによるカウント値(乱数)を取得する(ステップS102)。そして、始動入賞コマンド信号S5を演出制御装置23に送信する(ステップS104)。一方、取得した乱数は、RAM22eに記憶され保留個数を+1する(ステップS106)。その後、現在図柄変動表示処理中か否かを判定し(ステップS108)、図柄変動表示処理中である場合は、規定変動時間が経過したか否かを判定して(ステップS110)、経過したと判定された場合は図柄停止コマンド信号を演出制御装置23に送信する(ステップS112)。
一方、ステップS124に移行した場合は、外れ演出作動信号S1〜S3を、出力ポート22cを介して演出制御装置23に送信してステップS110に移行する。
つまり、遊技者が図示しない遊技球打ち出し用の発射ハンドルを操作することによって遊技球が打ち出され、この遊技球が遊技盤1上を伝って始動入賞口5に入賞すると、始動入賞球センサ21aが入賞を検出して、検出信号を制御系200の主制御装置22に入力ポート22aを介して送信する。主制御装置22は、この信号を受け取ると(ステップS100)、CPU22bによって実行されたパチンコ遊技用プログラムにより、まず、大
当たり決定用乱数発生プログラムによるカウント値(乱数)を取得する(ステップS102)。そして、始動入賞コマンド信号S5を演出制御装置23に送信する(ステップS104)。一方、取得した乱数は、RAM22eに記憶され保留個数を+1する(ステップS106)。その後、現在図柄変動表示処理中か否かを判定し(ステップS108)、図柄変動表示処理中である場合は、規定変動時間が経過したか否かを判定して(ステップS110)、経過したと判定された場合は図柄停止コマンド信号を演出制御装置23に送信する(ステップS112)。
一方、図柄変動表示処理中で無い場合には、RAM22eの保留球記憶領域をチェックして現在の保留個数が0か否かを判定し(ステップS114)、保留個数が0で無い場合は、現在の保留個数から−1し(ステップS116)、更に、一番最初に保留された抽選結果の乱数と大当たり用の乱数とを比較する抽選処理を行う(ステップS118)。この比較結果により大当たりに当選しているか否かを判定し(ステップS120)、大当たりに当選していると判定された場合は、当たり演出作動信号である、図柄変動開始信号S1、大当たり用図柄変動パターン信号S2、大当たり用停止図柄の指定信号S3を演出制御装置23に送信する(ステップS122)。一方、大当たりに当選していないと判定された場合は、図柄変動開始信号S1、外れ用図柄変動パターン信号S2、外れ用停止図柄の指定信号S3を演出制御装置23に送信する(ステップS124)。
ここで、大当たり決定用乱数発生プログラムによるカウントにおける数値範囲0〜1230のうち、上記した4つの大当たり値の他にも、特定の外れ(外れリーチ演出を行う外れ)等の数値が予め設定されており、抽選処理においてこれらの数値を取得することで該当する数値専用の図柄変動パターン信号S2が演出制御装置23に送信される。
次に、図6に基づき、演出制御装置23における副演出処理制御部23bの動作処理の流れを説明する。
次に、図6に基づき、演出制御装置23における副演出処理制御部23bの動作処理の流れを説明する。
図6に示すように、プログラムが実行されると、変数nを初期化(値0を格納)してステップS200に移行し、主制御装置22からコマンド信号を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS202に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで待機する。
ステップS202に移行した場合は、受信したコマンド信号が始動入賞コマンド信号S5か否かを判定し、始動入賞コマンド信号S5であると判定された場合(Yes)はステップS204に移行し、そうでない場合(No)はステップS208に移行する。
ステップS202に移行した場合は、受信したコマンド信号が始動入賞コマンド信号S5か否かを判定し、始動入賞コマンド信号S5であると判定された場合(Yes)はステップS204に移行し、そうでない場合(No)はステップS208に移行する。
ステップS204に移行した場合は、前回の始動入賞コマンド信号S5の取得時からの経過時間をタイマから取得し、主制御装置22における保留数記憶位置に一対一に対応した保留メモリ番号(受信した順に0〜n)に対応付けて記憶しステップS206に移行する。
ステップS206では、変数nに格納された保留メモリ数に1を加算し、当該加算結果の値を変数nに格納しステップS200に移行する。
ステップS206では、変数nに格納された保留メモリ数に1を加算し、当該加算結果の値を変数nに格納しステップS200に移行する。
一方、ステップS202において受信したコマンド信号が始動入賞コマンド信号S5ではなくステップS208に移行した場合は、受信したコマンドが図柄変動パターンコマンド信号であるか否かを判定し、図柄変動パターンコマンド信号であると判定された場合(Yes)はステップS210に移行し、そうでない場合(No)はステップS200に移行する。
ステップS210に移行した場合は、変数nに格納された現在の保留メモリ数から1を減算し、当該減算結果を変数nに格納してステップS212に移行する。
ステップS210に移行した場合は、変数nに格納された現在の保留メモリ数から1を減算し、当該減算結果を変数nに格納してステップS212に移行する。
ステップS212では、受信した図柄変動パターン信号が当たり用の図柄変動パターンコマンド信号であるか否かを判定し、当たり用の図柄変動パターンコマンド信号であると
判定された場合(Yes)はステップS214に移行し、そうでない場合(No)はステップS200に移行する。
ステップS214に移行した場合は、ループカウンタ用変数cに変数nの値を格納してステップS216に移行する。
判定された場合(Yes)はステップS214に移行し、そうでない場合(No)はステップS200に移行する。
ステップS214に移行した場合は、ループカウンタ用変数cに変数nの値を格納してステップS216に移行する。
ステップS216では、変数mに値0を格納してステップS218に移行する。
ステップS218では、保留メモリ番号mに記憶されている経過時間情報を読み出し、当該経過時間を変数Xに格納してステップS220に移行する。
ステップS220では、データ記憶部23dに記憶されている出現時間間隔情報を読み出し、当該出現時間間隔情報を変数Xに格納してステップS222に移行する。
ステップS218では、保留メモリ番号mに記憶されている経過時間情報を読み出し、当該経過時間を変数Xに格納してステップS220に移行する。
ステップS220では、データ記憶部23dに記憶されている出現時間間隔情報を読み出し、当該出現時間間隔情報を変数Xに格納してステップS222に移行する。
ステップS222では、経過時間情報Mと出現時間間隔情報を比較して、両者が一致するか否かを判定し、一致すると判定された場合(Yes)は該当する抽選結果を大当たりであると予測してステップS224に移行し、そうでない場合(No)はステップS226に移行する。ここで、比較処理は、通常時にはデータ記憶部23dに記憶された上記4個の乱数値に対する上記4つの出現時間間隔全てとの比較を行い、高確率時(例えば、確率変動中)には18個の乱数値に対する出現時間間隔全てとの比較を行う。本実施の形態においては、一つでも一致するものがあれば大当たりであると予測する。
ステップS224に移行した場合は、保留メモリ番号mに対する抽選結果の予告演出処理を行いステップS226に移行する。
ステップS226では、変数mの値に1を加算して、当該加算結果を変数mに格納してステップS228に移行する。
ステップS228では、ループカウンタ用変数cの値から1減算して、当該減算結果を変数cに格納してステップS230に移行する。
ステップS226では、変数mの値に1を加算して、当該加算結果を変数mに格納してステップS228に移行する。
ステップS228では、ループカウンタ用変数cの値から1減算して、当該減算結果を変数cに格納してステップS230に移行する。
ステップS230では、ループカウンタ用変数cの値が0か否かを判定し、0であると判定された場合(Yes)はステップS200に移行し、そうでない場合(No)はステップS218に移行する。
つまり、演出制御装置23における副演出処理制御部23bは、主制御装置22からのコマンド信号を受信すると(ステップS200)、受信したコマンドが始動入賞コマンド信号S5か否かを判定し(ステップS202)、始動入賞コマンド信号S5であった場合は前回の始動入賞コマンド信号S5取得時からの経過時間をタイマから取得して受信順番に応じた保留メモリ番号に対応付けて記憶し(ステップS204)、更に、現在の保留メモリ数を+1する(ステップS206)。一方、受信したコマンドが図柄変動パターンコマンド信号であるか否かを判定し(ステップS208)、図柄変動パターンコマンド信号である場合は現在の保留メモリ数を−1して(ステップS210)、受信した図柄変動パターンコマンド信号が大当たり用の図柄変動パターンコマンド信号であるか否かを判定し(ステップs212)、大当たり用の図柄変動パターンコマンド信号であると判定された場合はループカウンタ用変数cに現在の保留メモリ数を格納し(ステップS214)、保留メモリ番号用変数mに0を格納する(ステップS216)。更に、保存メモリ番号mに対応付けられて記憶されている経過時間情報を読み出し、当該経過時間情報を変数Mに格納する(ステップS218)。そして、データ記憶部23dから出現時間間隔情報を読み出し、当該出現時間間隔情報を変数Xに格納して(ステップS220)、変数Mと変数Xとを比較して(ステップS222)、両者が一致した場合は保留メモリ番号mに対応する抽選結果を大当たりと予測し、これに対して予告演出処理を行う(ステップS224)。その後、保留メモリ番号用変数mの値を+1し(ステップS226)、ループカウンタ用変数cの値を−1する(ステップS228)。更に、1減算したループカウンタ用変数cが0か否かを判定して、0じゃない場合はステップS218〜ステップS230の処理を繰り返し行い、0である場合はステップS200に移行する。
つまり、演出制御装置23における副演出処理制御部23bは、主制御装置22からのコマンド信号を受信すると(ステップS200)、受信したコマンドが始動入賞コマンド信号S5か否かを判定し(ステップS202)、始動入賞コマンド信号S5であった場合は前回の始動入賞コマンド信号S5取得時からの経過時間をタイマから取得して受信順番に応じた保留メモリ番号に対応付けて記憶し(ステップS204)、更に、現在の保留メモリ数を+1する(ステップS206)。一方、受信したコマンドが図柄変動パターンコマンド信号であるか否かを判定し(ステップS208)、図柄変動パターンコマンド信号である場合は現在の保留メモリ数を−1して(ステップS210)、受信した図柄変動パターンコマンド信号が大当たり用の図柄変動パターンコマンド信号であるか否かを判定し(ステップs212)、大当たり用の図柄変動パターンコマンド信号であると判定された場合はループカウンタ用変数cに現在の保留メモリ数を格納し(ステップS214)、保留メモリ番号用変数mに0を格納する(ステップS216)。更に、保存メモリ番号mに対応付けられて記憶されている経過時間情報を読み出し、当該経過時間情報を変数Mに格納する(ステップS218)。そして、データ記憶部23dから出現時間間隔情報を読み出し、当該出現時間間隔情報を変数Xに格納して(ステップS220)、変数Mと変数Xとを比較して(ステップS222)、両者が一致した場合は保留メモリ番号mに対応する抽選結果を大当たりと予測し、これに対して予告演出処理を行う(ステップS224)。その後、保留メモリ番号用変数mの値を+1し(ステップS226)、ループカウンタ用変数cの値を−1する(ステップS228)。更に、1減算したループカウンタ用変数cが0か否かを判定して、0じゃない場合はステップS218〜ステップS230の処理を繰り返し行い、0である場合はステップS200に移行する。
以上、主制御装置22は、抽選結果に対応する通常の演出作動信号S1〜S3と、始動入賞口5への遊技球の入賞タイミングを示す始動入賞コマンド信号S5とを演出制御装置23に送信することが可能である。
一方、演出制御装置23における副演出処理制御部23bは、主制御装置22からの演出作動信号S1〜S3及び始動入賞コマンド信号S5とに基づき、演出作動信号から大当たりとなる始動入賞口5への入賞時点を検出し、その入賞時点から保留されている各抽選結果に対する始動入賞口5への入賞時点までの各経過時間を計測し、これらと、データ記憶部23dに記憶されている大当たりの出現時間間隔情報とに基づき保留中の抽選結果を予測することが可能である。そして、副演出処理制御部23bは、この抽選結果の予測結果に基づき、保留中の抽選結果に対する特別な予告演出処理を行うことが可能である。
一方、演出制御装置23における副演出処理制御部23bは、主制御装置22からの演出作動信号S1〜S3及び始動入賞コマンド信号S5とに基づき、演出作動信号から大当たりとなる始動入賞口5への入賞時点を検出し、その入賞時点から保留されている各抽選結果に対する始動入賞口5への入賞時点までの各経過時間を計測し、これらと、データ記憶部23dに記憶されている大当たりの出現時間間隔情報とに基づき保留中の抽選結果を予測することが可能である。そして、副演出処理制御部23bは、この抽選結果の予測結果に基づき、保留中の抽選結果に対する特別な予告演出処理を行うことが可能である。
上記実施の形態において、大当たり決定用乱数発生プログラム及び初期値決定用乱数発生プログラムによるカウント処理は、請求項1、3、4、5及び7のいずれか1項に記載のカウント手段に対応する。
また、上記実施の形態において、主制御装置22から副制御装置23に出力ポート22cを介して始動入賞コマンド信号S5を送信する処理は、請求項1又は4の入賞タイミング情報送信手段に対応する。
また、上記実施の形態において、主制御装置22から副制御装置23に出力ポート22cを介して始動入賞コマンド信号S5を送信する処理は、請求項1又は4の入賞タイミング情報送信手段に対応する。
また、上記実施の形態において、図柄変動中における始動入賞口5への遊技球の入賞による抽選結果をRAM22eへ保留記憶する処理は、請求項1、4及び5のいずれか1項に記載の保留手段に対応する。
また、上記実施の形態において、データ記憶部23dは、請求項1又は5記載の出現時間間隔情報記憶手段に対応する。
また、上記実施の形態において、データ記憶部23dは、請求項1又は5記載の出現時間間隔情報記憶手段に対応する。
また、上記実施の形態において、タイマによる経過時間の計測処理は、請求項1又は5記載の入賞時間間隔計測手段に対応する。
また、上記実施の形態において、副演出処理制御部23bによる保留中の抽選結果の予測処理は、請求項1又は5記載の抽選結果予測手段に対応する。
また、上記実施の形態において、副演出処理制御部23bによる保留中の抽選結果に対する予告演出処理は、請求項1又は5記載の演出処理手段に対応する。
また、上記実施の形態において、副演出処理制御部23bによる保留中の抽選結果の予測処理は、請求項1又は5記載の抽選結果予測手段に対応する。
また、上記実施の形態において、副演出処理制御部23bによる保留中の抽選結果に対する予告演出処理は、請求項1又は5記載の演出処理手段に対応する。
なお、上記実施の形態において、大当たり決定用乱数のカウント処理における数値範囲を0〜1230とし、大当たりに対応する4つの乱数を、これらの隣り合う数値間のカウントアップに要する時間がそれぞれ異なるような数値に設定したが、これに限らず、数値範囲を別のものに変更し、且つ、大当たりに対応する4つの乱数を、これらの隣り合う数値間のカウントアップに要する時間がそれぞれ等しくなるような数値に設定して良い。こうすることで、カウントアップの1周期において、4つある乱数のどれで大当たりが発生しても、その次の始動入賞までの経過時間が4つの乱数間のカウントアップに要する時間と一致していれば、保留中の次の抽選結果を高い確率で大当たりと予測することが可能である。
また、大当たりに対応する4つの乱数値も上記した「7」、「163」、「283」、「467」に限らず、任意の値として良い。
また、上記実施の形態においては、抽選結果が大当たりとなる乱数の出現時間間隔に基づき保留中の抽選結果を予測するようにしたが、大当たりに限らず、リーチ演出を伴う外れなどの特別な抽選結果となる乱数の出現時間間隔に基づいて保留中の抽選結果を予測するようにしても良い。
また、上記実施の形態においては、抽選結果が大当たりとなる乱数の出現時間間隔に基づき保留中の抽選結果を予測するようにしたが、大当たりに限らず、リーチ演出を伴う外れなどの特別な抽選結果となる乱数の出現時間間隔に基づいて保留中の抽選結果を予測するようにしても良い。
1 遊技盤
2 レール
4 図柄表示装置
5 始動入賞口
6 大入賞口
7 一般入賞口
9 演出スイッチ
10 アウト口
11 遊技釘
21 入賞球センサ
21a 始動入賞球センサ
22 主制御装置
22a 入力ポート
22b CPU
22c 出力ポート
22d ROM
22e RAM
22g 時間短縮指令出力手段
23 演出制御装置
23a 主演出処理制御部
23b 副演出処理制御部
23c 信号制御部
23d データ記憶部
24 図柄制御装置
25 音声制御装置
26 ランプ制御装置
27 大入賞口作動ソレノイド
28 賞球払出制御装置
L1〜L4 保留球ランプ
2 レール
4 図柄表示装置
5 始動入賞口
6 大入賞口
7 一般入賞口
9 演出スイッチ
10 アウト口
11 遊技釘
21 入賞球センサ
21a 始動入賞球センサ
22 主制御装置
22a 入力ポート
22b CPU
22c 出力ポート
22d ROM
22e RAM
22g 時間短縮指令出力手段
23 演出制御装置
23a 主演出処理制御部
23b 副演出処理制御部
23c 信号制御部
23d データ記憶部
24 図柄制御装置
25 音声制御装置
26 ランプ制御装置
27 大入賞口作動ソレノイド
28 賞球払出制御装置
L1〜L4 保留球ランプ
Claims (7)
- 主制御装置及び副制御装置を備え、前記主制御装置は、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に所定数値範囲を初期値から順番に且つ一定周期でカウントするカウント手段からカウント値を取得して抽選処理を行うと共に、当該抽選結果に基づくコマンドを前記副制御装置に送信し、前記副制御装置は、前記主制御装置からのコマンドに応じて前記抽選結果を遊技者に報知する報知処理を制御し、前記抽選結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態を生起する遊技機であって、
前記主制御装置は、
前記始動入賞口への前記遊技球の入賞タイミングの情報を前記副制御装置に送信する入賞タイミング情報送信手段と、
前記始動入賞口への前記遊技球の入賞による前記取得したカウント値を記憶して保留する保留手段と、を備え、
前記副制御装置は、
前記所定数値範囲内に含まれる特定の前記抽選結果に対応付けられた複数の数値に対する出現時間間隔の情報を記憶する出現時間間隔情報記憶手段と、
前記主制御装置からの前記入賞タイミングの情報に基づき、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞時間間隔を計測する入賞時間間隔計測手段と、
前記主制御装置から取得した前記コマンドが前記特定の抽選結果に係るものであると判定されたときに、前記入賞時間間隔計測手段の計測結果と、前記出現時間間隔情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記保留手段に保留されたカウント値の抽選結果を予測する抽選結果予測手段と、
前記抽選結果予測手段の予測結果に基づき、前記保留されたカウント値に対する演出処理を行う演出処理手段と、を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記特定の抽選結果は、大当たり及び特定の外れの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記出現時間間隔の情報は、前記所定の数値範囲内に複数含まれる、前記特定の抽選結果に対応付けられた各数値間の前記カウント手段のカウントに要する時間であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
- 主制御装置及び副制御装置を備え、前記主制御装置は、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に所定数値範囲を初期値から順番に且つ一定周期でカウントするカウント手段からカウント値を取得して抽選処理を行うと共に、当該抽選結果に基づくコマンドを前記副制御装置に送信し、前記副制御装置は、前記主制御装置からのコマンドに応じて前記抽選結果を遊技者に報知する報知処理を制御し、前記抽選結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態を生起する遊技機に適用可能な前記主制御装置であって、
前記始動入賞口への前記遊技球の入賞タイミングの情報を前記副制御装置に送信する入賞タイミング情報送信手段と、
前記抽選結果の報知中における、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞による前記取得されたカウント値を記憶して保留する保留手段と、を備えることを特徴とする主制御装置。 - 主制御装置及び副制御装置を備え、前記主制御装置は、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に所定数値範囲を初期値から順番に且つ一定周期でカウントするカウント手段からカウント値を取得して抽選処理を行うと共に、当該抽選結果に基づくコマンドを前記副制御装置に送信し、前記副制御装置は、前記主制御装置からのコマンドに応じて前記抽選結果を遊技者に報知する報知処理を制御し、前記抽選結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態を生起する遊技機に適用可能な前記副制御装置であって、
前記所定数値範囲内に含まれる特定の前記抽選結果に対応付けられた複数の数値に対する出現時間間隔の情報を記憶する出現時間間隔情報記憶手段と、
前記主制御装置からの前記入賞タイミングの情報に基づき、前記始動入賞口への前記遊技球の入賞時間間隔を計測する入賞時間間隔計測手段と、
前記主制御装置から取得した前記コマンドが前記特定の抽選結果に係るものであると判定されたときに、前記入賞時間間隔計測手段の計測結果と、前記出現時間間隔情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記保留手段に保留されたカウント値の抽選結果を予測する抽選結果予測手段と、
前記抽選結果予測手段の予測結果に基づき、前記保留されたカウント値に対する演出処理を行う演出処理手段と、を備えることを特徴とする副制御装置。 - 前記特定の抽選結果は、大当たり及び特定の外れの少なくとも一方であることを特徴とする請求項5記載の副制御装置。
- 前記出現時間間隔の情報は、前記所定の数値範囲内に複数含まれる、前記特定の抽選結果に対応付けられた数値間の前記カウント手段のカウントに要する時間であることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004192524A JP2006014757A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 遊技機、主制御装置及び副制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004192524A JP2006014757A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 遊技機、主制御装置及び副制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006014757A true JP2006014757A (ja) | 2006-01-19 |
Family
ID=35789530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004192524A Pending JP2006014757A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | 遊技機、主制御装置及び副制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006014757A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008104631A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ遊技機 |
JP2008136576A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ遊技機 |
JP2009261759A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ遊技機 |
-
2004
- 2004-06-30 JP JP2004192524A patent/JP2006014757A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008104631A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ遊技機 |
JP2008136576A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ遊技機 |
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