JP2006014199A - エンタテイメントシステムおよび使用機器の組み合わせの設定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リモコン等に付された刻印を確認したり面倒な手動設定をしたりしなくても、自分の座席のAVソースを正しく操作して視聴することが可能な「エンタテイメントシステムおよび使用機器の組み合わせの設定方法」を提供する。
【解決手段】 複数のヘッドホン4a,4aを互いに識別可能に成された形式の微弱電流をヘッドホンからリモコンに人体経由で流し、この微弱電流を受け取ったリモコンが、自分に対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別する。そして、その組み合わせに係る識別情報をモニタ経由でセンターユニット1に送信し、識別したヘッドホンとリモコンとモニタとの組み合わせで使用するように設定変更を行うようにすることにより、ユーザが所望のヘッドホンと所望のリモコンに触れて座席の前のモニタに識別情報を送信するだけで、その組み合わせで使用可能なように設定が自動的に変更されるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数のヘッドホン4a,4aを互いに識別可能に成された形式の微弱電流をヘッドホンからリモコンに人体経由で流し、この微弱電流を受け取ったリモコンが、自分に対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別する。そして、その組み合わせに係る識別情報をモニタ経由でセンターユニット1に送信し、識別したヘッドホンとリモコンとモニタとの組み合わせで使用するように設定変更を行うようにすることにより、ユーザが所望のヘッドホンと所望のリモコンに触れて座席の前のモニタに識別情報を送信するだけで、その組み合わせで使用可能なように設定が自動的に変更されるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、エンタテイメントシステムおよび使用機器の組み合わせの設定方法に関し、特に、リモコンあるいはタッチパネルなどの操作子とモニタとヘッドホンとを使用して、複数のユーザが異なる音響・映像ソースの視聴を行うことができるように成されたシステムに用いて好適なものである。
従来、モニタとヘッドホンを車両の後部座席に設置し、テレビやDVD(Digital Versatile Disk)等のAVソースを再生して後部座席の搭乗者が楽しめるようにしたリアエンタテイメントシステムが提供されている。このシステムにおいて、モニタにはリモコン信号受信用の赤外線受光部が搭載されており、ユーザがモニタに向けてリモコンを操作することによって、所望のAVソースを選択してモニタおよびヘッドホンで視聴することができるようになっている。
リアエンタテイメントシステムの中には、複数のモニタを備えたものも存在する。例えば、後部座席の左右に2つのモニタを備えたシステムである。この種のリアエンタテイメントシステムでは、それぞれのモニタが赤外線受光部を1つずつ備え、左右の後部座席に座っているユーザがそれぞれのモニタに向けてリモコンを操作することによって、それぞれにおいて異なるAVソースを選択して再生することができるようになっている。
一般に、このようにモニタを複数備えたリアエンタテイメントシステムでは、モニタとヘッドホンとリモコンは、それぞれの座席毎に専用のものが用意されている。すなわち、各座席のモニタは、特定の座席用のリモコンから出力されるリモコン信号のみに対応し、他の座席用の異なったリモコンからのリモコン信号には応答しないようになっている。また、ヘッドホンも、特定の座席のモニタから出力される音声信号のみに対応し、他の座席用の異なったモニタからの音声信号には対応しないようになっている。
ところが、モニタは各座席に固定されているのに対し、リモコンとヘッドホンは自由に移動が可能である。各座席用のリモコンとヘッドホンは外観がほぼ同じであるため、どのリモコンとヘッドホンがどの座席用のものであるかは一見して識別できない。そのため、車室内において他の座席用のリモコンやヘッドホンが混在してしまうと、どれが自分の座席用のものであるかが非常に分かりにくく、紛らわしい。
そして、他の座席用のリモコンを間違って操作してしまうと、いくらリモコンを操作しても、自分の座席のモニタは一向に反応してくれない。また、他の座席用のヘッドホンを間違って使ってしまうと、音声は全く聞こえてこない。また、他の座席用のリモコンを間違って操作してしまった場合には、リモコンの操作位置や向きによっては、そのリモコンで制御されるべき他の座席のモニタやヘッドホンが間違って反応してしまい、他の座席で視聴している人に対して不快感を与えてしまうといった不都合も発生する。
こういった誤操作を防止するために、現状では、リモコンやヘッドホンに刻印や張り物をして互いに識別できるようにしている。しかしながら、これではユーザが刻印などを一々確認しなければならず、非常に面倒である。また、車室内が暗くなる夜間では、刻印等が見づらく、識別が困難になる。
なお、受光素子の受光量の差に応じてリモコンの操作者の位置を識別し、運転者の操作と判断したときは操作の受付を禁止するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術をリアエンタテイメントシステムに応用すれば、他の座席から操作された場合の操作の受付を禁止することができるので、他の座席のAVソースを間違って操作してしまうという不都合は解消することが可能となる。
特開平11−248466号公報
しかしながら、この特許文献1に記載の技術を用いたとしても、間違ったリモコンを用いている以上、自分の座席のAVソースは一切操作することができない(他の座席のAVソースに対する操作を禁止できるのみである)。また、間違ったヘッドホンを用いている以上、再生音声を聞くことも一切できない。そのため、やはりユーザはリモコンやヘッドホンに付された刻印などを一々確認して、自分の座席用の正しいものを用いなければならず、非常に面倒である。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、リモコンやヘッドホンに付された刻印などを一々確認しなくても、他の座席のAVソースに対する誤操作を起こすことなく、自分の座席のAVソースを正しく操作して視聴することができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、複数のヘッドホンを互いに識別可能に成された微弱電流を、ヘッドホンからリモコンに人体経由で流す。そして、この微弱電流を受け取ったリモコンが、自分に対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別し、その組み合わせに係る識別情報をモニタに送信する。さらに、その識別情報を受け取ったモニタが、当該識別情報により示されるヘッドホンとリモコン、および自分のモニタの組み合わせで使用するように設定変更を行うための制御情報を生成して電子機器に送信し、電子機器において設定変更を実行するようにしている。
また、リモコンの代わりにモニタのタッチパネルを用いて良い。この場合は、ヘッドホンからタッチパネルに人体経由で微弱電流を流す。そして、この微弱電流をタッチパネルで受け取ったモニタが、自分に対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別し、識別したヘッドホンおよび自分のモニタの組み合わせで使用するように設定変更を行うための制御情報を生成して電子機器に送信する。
上記のように構成した本発明によれば、例えば、複数のヘッドホンの中から任意のヘッドホンを選択するとともに、複数のリモコンの中から任意のリモコンを選択して触れると、その触れたヘッドホンに特有の形式の微弱電流がヘッドホンからリモコンに人体経由で流れ、ヘッドホンとリモコンとの組み合わせが識別される。さらに、その識別情報がモニタに送信されることにより、ヘッドホンとリモコンとモニタとの組み合わせが特定される。このとき、モニタは特定の場所に固定されているので、どの場所のモニタに対してどのヘッドホンとどのリモコンが組み合わせとして使用されるかが特定される。そして、この組み合わせで使用するように電子機器において設定変更が実行される。
これにより、固定位置のモニタの前でユーザが所望のヘッドホンと所望のリモコンに触れることにより、その組み合わせで使用可能なように電子機器の設定が自動的に変更されることとなる。そのため、ユーザはヘッドホンやリモコンに付された刻印などを一々確認しなくても良く、任意のヘッドホンと任意のリモコンとを自分の場所における音響・映像ソースの視聴用として使うことができる。したがって、どのヘッドホンやどのリモコンを用いても、他の場所における音響・映像ソースに対する誤操作を起こすことなく、自分の場所における音響・映像ソースを正しく操作して視聴することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるエンタテイメントシステムの構成例を示すブロック図である。ここで例示するエンタテイメントシステムは、車両の左右の後部座席に1つずつモニタを有するリアエンタテイメントシステムである。
図1に示すエンタテイメントシステムは、当該システムの全体を制御する電子機器であるセンターユニット1と、車両の左右の後部座席に設置された2つのモニタ2a,2bと、センターユニット1を遠隔から制御するためのリモコン信号を生成して送信する2つのリモコン3a,3bと、音声信号を無線で受信して出力する2つのヘッドホン4a,4bと、センターユニット1の制御により再生される音声データをD/A変換してヘッドホン4a,4bに無線送信する2つのトランスミッタ5a,5bとを備えて構成されている。そして、2つのモニタ2a,2bおよび2つのヘッドホン4a,4bで互いに異なる音響・映像ソースの視聴を可能としている。
2つのヘッドホン4a,4bは、互いに識別可能な情報を含んだ形式での微弱電流を出力する微弱電流出力手段を備えている。具体的には、各ヘッドホン4a,4bは、それぞれに特有の周期、タイミング、デューティ比などで500μA程度の微弱電流を発生する回路と、この回路で発生した微弱電流をヘッドホン4a,4bの外部に出力するための電極とを備えている。電極は、ヘッドホン4a,4bの外面の所定箇所に設けられており、人体が直接触れることが可能となっている。例えば、ヘッドホン4a,4bを装着したときに耳が接触する部分に電極が設けられる。また、ヘッドホン4a,4bを手で持ったときに自然に触れられると予想される位置に電極を設けても良い。
微弱電流発生回路は、例えば、微弱電流を常に発生し続けるように構成することが可能である。この場合は、人体が電極に触れた瞬間に、微弱電流発生回路で発生されている微弱電流が電極を介して人体に自動的に流れ込むようになる。また、ヘッドホン4a,4bにスイッチを設け、ユーザがそのスイッチを操作したときにのみ微弱電流を発生するようにしても良い。前者の方法によれば、ユーザが何の操作を行わなくても微弱電流を人体に流すことができるというメリットを有する。一方、後者の方法によれば、消費電流の増大を抑制することができるというメリットを有する。
また、2つのリモコン3a,3bは、ヘッドホン4a,4bの微弱電流発生回路から人体に流し込まれた微弱電流を入力するための電極を、外面の所定箇所に備えている。これにより、ヘッドホン4a,4bの電極およびリモコン3a,3bの電極の双方に人体が触れると、ヘッドホン4a,4bの微弱電流発生回路で発生された微弱電流が人体を介してリモコン3a,3bに入力される。ここで、図1に示すように、どのヘッドホンとどのリモコンに触れるかはユーザの自由であり、触れたヘッドホンとリモコンとの組み合わせで微弱電流が流れる。
リモコン3a,3bは、ヘッドホン4a,4bから入力した微弱電流に基づいて、自分のリモコンに対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別する手段も備えている。すなわち、上述したように、微弱電流の発生する周期、タイミング、デューティ比などはヘッドホン毎に異なっているので、入力した微弱電流の形式をもとに、その微弱電流がどのヘッドホンから送られてきたものなのかを識別する。この識別手段は、ハードウェア的なロジック回路として構成することも可能であるし、A/D変換器や演算処理装置、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などを用いてソフトウェア的に構成することも可能である。
さらに、リモコン3a,3bは、識別したヘッドホンの識別情報と自分の識別情報とを赤外線信号などによってモニタ2a,2bに送信する通信手段を備えている。この識別情報の送信は、例えば、ユーザがリモコン3a,3bを手に持ち、そのリモコン3a,3bをモニタ2a,2bに向けた状態で送信ボタンを押すことによって行う。ここで、図1に示すように、どのリモコンからどのモニタに識別情報を送信するかはユーザの自由であるが、通常は座席の目の前に設置されているモニタ2a,2b(自分が映像を見るときに使用するモニタ)に向けてリモコン3a,3bを操作する。
なお、リモコン3a,3bは、指向性の強いものを使用するのが好ましい。指向性の強さは、ユーザがモニタ2a,2bのうち自分の座席に設置されているモニタに向けてリモコン3a,3bを普通に操作したときに、そのリモコン信号が自分の座席のモニタにのみ届き、他の座席のモニタは届かない程度の強さが好ましい。
モニタ2a,2bは、リモコン3a,3bから送られてきた識別情報により示されるヘッドホンとリモコン、および自分のモニタの組み合わせで使用するように設定変更を行うための制御情報を生成して、その制御情報をセンターユニット1に送信する手段を備えている。モニタ2a,2bとセンターユニット1との間はバスケーブルまたはGVIF(Gigabit Video Interface)ケーブルで接続されており、このケーブルを介して制御情報が送信される。この制御情報を受けたセンターユニット1は、その制御情報に従って実際に設定変更を行う。
ここで、モニタ2a,2bが出力する設定変更のための制御情報は、自分のモニタに表示される映像に対応する音声信号が、識別情報により示されるヘッドホンに対して出力されるように、トランスミッタ5a,5bに対して情報の送信先を設定するための情報を含む。さらに、この制御情報は、識別情報により示されるリモコンからのリモコン信号だけを自分のモニタで受け付けるように、リモコン信号の受付対象とするリモコン3a,3bをモニタ2a,2bに対して設定するための情報を含む。
なお、モニタ2a,2bは、センターユニット1による設定変更が完了する前までの初期状態では、全てのリモコン3a,3bからのリモコン信号を受け付ける。そして、センターユニット1による設定によって、識別情報により示されるリモコンからのリモコン信号だけを自分のモニタで受け付けるように変更する。すなわち、リモコン3a,3bから出力されるリモコン信号の中には、それぞれ異なった識別コードが埋め込まれている。このリモコン信号を受信するモニタ2a,2bは、自分宛てのリモコン信号か否かを識別して、自分宛てのものだけを受け付け、自分宛てのもの以外は受け付けを禁止する。
次に、上記のように構成した本実施形態によるエンタテイメントシステムにおける使用機器の組み合わせの設定動作について説明する。図2は、使用機器の組み合わせの設定動作を示すフローチャートである。図3は、使用機器の組み合わせの設定動作時における処理の流れを示す図である。以下、これらの図2および図3に基づいて動作を説明する。
まず、ヘッドホン4a,4bの中の何れかおよびリモコン3a,3bの中の何れかをユーザが持ち、それらの電極に人体が触れると、その人体が触れられたヘッドホンからリモコンに向けて、人体を介して微弱電流が流される(ステップS1)。このとき流れる微弱電流は、図3に示したように、周期、タイミング、デューティ比などの少なくとも1つがヘッドホン毎に固有のものであり、互いに識別可能な形式となっている。
リモコン3a,3bの何れか(図3の例では第1のリモコン3a)が微弱電流を受け取ると、その微弱電流を受け取ったリモコンは、その微弱電流に基づいて、人体に触れられているリモコンに対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別する(ステップS2)。そして、微弱電流を受け取ったリモコンは、操作ボタンの操作に応答して、識別したヘッドホンの識別情報と、自分の識別情報とをモニタ2a,2bの何れか(座席の前にあるもので、図3の例では第2のモニタ2b)に送信する(ステップS3)。
この識別情報を受け取ったモニタは、その識別情報により示されるヘッドホンとリモコン、および自分のモニタの組み合わせで使用するように設定変更を行うための制御情報を生成して、センターユニット1に送信する(ステップS4)。この制御情報を受け取ったセンターユニット1は、当該制御情報に従って、モニタ2a,2bおよびトランスミッタ5a,5bに対する設定変更を実行する(ステップS5)。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、ヘッドホン4a,4aの何れかとリモコン3a,3bの何れかにユーザが触れると、触れたヘッドホンとリモコンの識別情報が、モニタ2a,2bのうちユーザが座っている位置のモニタを経由してセンターユニット1に送られる。そして、センターユニット1において、以上の手順で特定されたヘッドホンとリモコンとモニタとの組み合わせで使用するように設定が変更されることとなる。
すなわち、ユーザが所望のヘッドホンと所望のリモコンに触れて座席の前のモニタに識別情報を送信するだけで、その組み合わせで使用可能なように設定が自動的に変更される。したがって、ユーザはヘッドホンやリモコンに付された刻印などを一々確認したり面倒な手動設定をしたりしなくても良く、どのヘッドホンやどのリモコンを用いても、他の座席における音響・映像ソースに対する誤操作を起こすことなく、自分の座席における音響・映像ソースを正しく操作して視聴することが可能となる。
また、本実施形態では、ヘッドホン4a,4aとリモコン3a,3bとの間の信号のやり取りは人体を介して行うようにしているので、ユーザが触れたヘッドホンとリモコンとの組み合わせを1対1に特定することができる。また、本実施形態では、リモコン3a,3bとして指向性の強いものを用いているので、ユーザが意図的に異なる方向に向けて操作しない限り、操作したリモコンと座席のモニタとの組み合わせも1対1に特定することができる。したがって、ヘッドホンとリモコンとモニタとの組み合わせを一意に決めることができる。
なお、各モニタ2a,2bにおけるリモコン信号の受信感度(受光素子における受光量)を検出し、受光量の差に応じてリモコンが操作された位置を識別し、他の座席からの操作と判断したときは操作の受付を禁止するようにしても良い。このようにすれば、モニタ2a,2bが万が一にも他の座席からのリモコン信号を受信した場合でも、そのリモコン信号は受け付けないようにすることができ、ヘッドホンとリモコンとモニタとの組み合わせを常に正しく一意に決めることができる。
別の例では、ユーザがリモコン3a,3bの送信ボタンを操作したときに、識別したヘッドホンの識別情報および自分のリモコンの識別情報をリモコン3a,3bから主動的にモニタ2a,2bに無線送信するのではなく、例えば、モニタ2a,2bから主動的に要求信号を無線送信し、リモコン3a,3bのうちこの要求信号を受け取ったリモコンがヘッドホンと自分の識別情報をモニタ2a,2bに返信するようにしても良い。
モニタ2a,2bは後部座席に固定されているので、どの方向に向けて操作されるか分からないリモコン3a,3bと異なり、要求信号が送信される向きは常に一定である。したがって、この要求信号を無線送信するときの指向性を強くしておけば、要求信号を送ったモニタから見て一定の範囲内に存在するリモコン3a,3bでしかその要求信号を受け取ることができず、識別情報を返信することができない仕組みとなる。
この場合において、例えば、要求信号の中にモニタ2a,2bの識別情報などユニークなコードを含ませておき、返信するヘッドホンとリモコンの識別情報の中にそのユニークなコードを含ませるようにする。そうすれば、そのコードによって、リモコン3a,3bから送られてきた識別情報が、要求を行ったモニタの設置場所に対応する位置のリモコンから送られてきたかどうかを識別することができ、リモコンとモニタとの関係を常に1対1に対応させることができる。
なお、上記実施形態では、ヘッドホン4a,4aからリモコン3a,3bに向けて人体経由で微弱電流を流す例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、逆にリモコン3a,3bからヘッドホン4a,4aに向けて人体経由で微弱電流を流し、ヘッドホン4a,4aからモニタ2a,2bに識別情報を無線送信するようにしても良い。この場合、ヘッドホン4a,4aには無線送信のための仕組みを設けることが必要になる。
別の例では、ヘッドホン4a,4aとモニタ2a,2bとを同時に触れることによって、ヘッドホン4a,4aからモニタ2a,2bに対して直接的に人体経由で微弱電流を流すとともに、リモコン3a,3bとモニタ2a,2bとを同時に触れることによって、リモコン3a,3bからモニタ2a,2bに対して人体経由で微弱電流を流すようにしても良い。この場合、モニタ2a,2bは、ヘッドホン4a,4aから送られてくる微弱電流に基づいて、自分との組み合わせで使用されているヘッドホンを識別する。また、リモコン3a,3bから送られてくる微弱電流に基づいて、自分との組み合わせで使用されているリモコンを識別する。
また、上記実施形態では、操作子としてリモコン3a,3bを用いる例について説明したが、モニタ2a,2b上のタッチパネルであっても良い。この場合、ヘッドホン4a,4aから出力された微弱電流は、人体経由でモニタ2a,2bのタッチパネルに流される。モニタ2a,2bは、タッチパネルに流されてくる微弱電流に基づいて、自分のモニタに対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別する。そして、識別したヘッドホンおよび自分のモニタの組み合わせで使用するように設定変更を行うための制御情報を生成してセンターユニット1に送信する。
また、上記実施形態では、ヘッドホン4a,4aとしてワイヤレス形式のものを使用し、音声信号を無線送信するためにトランスミッタ5a,5bを用いる例について説明したが、ヘッドホン4a,4aはワイヤ形式のものであっても良い。この場合、トランスミッタ5a,5bは不要である。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、リモコンあるいはタッチパネルなどの操作子とモニタとヘッドホンとを使用して、複数のユーザが異なる音響・映像ソースの視聴を行うことができるように成されたエンタテイメントシステムに有用である。
1 センターユニット
2a,2b モニタ
3a,3b リモコン
4a,4a ヘッドホン
5a,5a トランスミッタ
2a,2b モニタ
3a,3b リモコン
4a,4a ヘッドホン
5a,5a トランスミッタ
Claims (5)
- システムの全体を制御する電子機器と、特定の場所に設置された複数のモニタと、上記電子機器を遠隔から制御するためのリモコン信号を生成して送信する複数のリモコンと、上記電子機器の制御により再生される音声信号を受け取って出力する複数のヘッドホンとを備え、上記複数のモニタおよび上記複数のヘッドホンで互いに異なる音響・映像ソースの視聴を可能としたエンタテイメントシステムであって、
上記複数のヘッドホンは、互いに識別可能な情報を含んだ形式での微弱電流を出力する微弱電流出力手段を備え、
上記複数のリモコンは、上記ヘッドホンおよび上記リモコンに人体が触れたときに上記ヘッドホンの上記微弱電流出力手段から出力され上記人体を介して上記リモコンに流れてくる微弱電流に基づいて、上記人体に触れられている上記リモコンに対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別するヘッドホン識別手段と、
上記ヘッドホン識別手段により識別されたヘッドホンの識別情報と上記リモコンである自分の識別情報とを上記モニタに送信する識別情報送信手段とを備え、
上記複数のモニタは、上記識別情報送信手段から送られてきた識別情報により示されるヘッドホン、リモコン、および自分のモニタの組み合わせで使用するように設定変更を行うための制御情報を生成して上記電子機器に送信する制御情報送信手段を備えたことを特徴とするエンタテイメントシステム。 - 上記制御情報送信手段は、自分のモニタに表示される映像に対応する音声信号が上記識別情報送信手段から送られてきた識別情報により示されるヘッドホンに対して出力され、上記識別情報送信手段から送られてきた識別情報により示されるリモコンからのリモコン信号を上記自分のモニタで受け付けるように設定変更を行うための制御情報を生成して上記電子機器に送信することを特徴とする請求項1に記載のエンタテイメントシステム。
- システムの全体を制御する電子機器と、特定の場所に設置されたタッチパネル付きの複数のモニタと、上記電子機器の制御により再生される音声信号を受け取って出力する複数のヘッドホンとを備え、上記複数のモニタおよび上記複数のヘッドホンで互いに異なる音響・映像ソースの視聴を可能としたエンタテイメントシステムであって、
上記複数のヘッドホンは、互いに識別可能な情報を含んだ形式での微弱電流を出力する微弱電流出力手段を備え、
上記複数のモニタは、上記ヘッドホンおよび上記タッチパネルに人体が触れたときに上記ヘッドホンの上記微弱電流出力手段から出力され上記人体を介して上記タッチパネルに流れてくる微弱電流に基づいて、上記タッチパネルが触れられている上記モニタに対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別するヘッドホン識別手段と、
上記ヘッドホン識別手段により識別されたヘッドホン、および自分のモニタの組み合わせで使用するように設定変更を行うための制御情報を生成して上記電子機器に送信する制御情報送信手段を備えたことを特徴とするエンタテイメントシステム。 - システムの全体を制御する電子機器と、特定の場所に設置された複数のモニタと、上記電子機器を遠隔から制御するためのリモコン信号を生成して送信する複数のリモコンと、上記電子機器の制御により再生される音声信号を受け取って出力する複数のヘッドホンとを備え、上記複数のモニタおよび上記複数のヘッドホンで互いに異なる音響・映像ソースの視聴を可能としたエンタテイメントシステムにおける使用機器の組み合わせの設定方法であって、
上記ヘッドホンと上記リモコンに人体が触れたときに、上記人体の触れられているヘッドホンが、他のヘッドホンと識別可能な情報を含んだ形式での微弱電流を出力し、上記人体の触れられているリモコンが、上記ヘッドホンから出力され上記人体を介して流れてくる微弱電流を受け取る第1のステップと、
上記リモコンが、上記第1のステップで受け取った微弱電流に基づいて、自分のリモコンに対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別する第2のステップと、
上記リモコンが、上記第2のステップで識別されたヘッドホンの識別情報と自分の識別情報とを上記モニタに送信する第3のステップと、
上記第3のステップで送信された識別情報を受け取ったモニタが、上記識別情報により示されるヘッドホン、リモコン、および自分のモニタの組み合わせで使用するように設定変更を行うための制御情報を生成して上記電子機器に送信する第4のステップと、
上記電子機器が、上記第4のステップで送信された制御情報に従って上記設定変更を行う第5のステップとを有することを特徴とする使用機器の組み合わせの設定方法。 - システムの全体を制御する電子機器と、特定の場所に設置されたタッチパネル付きの複数のモニタと、上記電子機器の制御により再生される音声信号を受け取って出力する複数のヘッドホンとを備え、上記複数のモニタおよび上記複数のヘッドホンで互いに異なる音響・映像ソースの視聴を可能としたエンタテイメントシステムにおける使用機器の組み合わせの設定方法であって、
上記ヘッドホンと上記タッチパネルとに人体が触れたときに、上記人体の触れられているヘッドホンが、他のヘッドホンと識別可能な情報を含んだ形式での微弱電流を出力し、上記人体の触れられているタッチパネルが、上記ヘッドホンから出力され上記人体を介して流れてくる微弱電流を受け取る第1のステップと、
上記モニタが、上記第1のステップで上記タッチパネルにて受け取った微弱電流に基づいて、自分のモニタに対してどのヘッドホンが組み合わせとして使用されているかを識別する第2のステップと、
上記モニタが、上記第2のステップで識別されたヘッドホン、および自分のモニタの組み合わせで使用するように設定変更を行うための制御情報を生成して上記電子機器に送信する第3のステップと、
上記電子機器が、上記第3のステップで送信された制御情報に従って上記設定変更を行う第4のステップとを有することを特徴とする使用機器の組み合わせの設定方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |