JP2006013800A - A/d変換器の検査装置及びa/d変換器の検査方法 - Google Patents

A/d変換器の検査装置及びa/d変換器の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度の検査を短時間で実施する安価なA/D変換器の検査装置及び検査方法を提供する。
【解決手段】本発明のA/D変換器の検査装置は、第1のクロックでテストデータを発生する入力コード発生器と、テストデータをD/A変換し被測定A/D変換器に入力するD/A変換器と、被測定A/D変換器を駆動する、第1のクロックのn倍(nは2以上の正整数)の周波数の第2のクロックを発生する第2のクロック発生器と、被測定A/D変換器の出力データを第2のクロックで取り込み、n個の測定データの平均値を算出する平均値算出部と、第1のクロックで平均値算出部の出力データを入力し、被測定A/D変換器の良否を判断する判断部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、A/D変換器の検査装置及びA/D変換器の検査方法、特にA/D変換器の微分直線性誤差及び/又は積分直線性誤差の特性を検査するA/D変換器の検査装置及びA/D変換器の検査方法に関する。
従来、被測定A/D(Analog/Digital)変換器の出力の測定は、被測定A/D変換器の出力が1LSB変化する毎に被測定A/D変換器への入力の変化量を求め、被測定A/D変換器への入力変化量の理想値との差により被測定A/D変換器の微分直線性誤差の測定を行ってきた(例えば、特許文献1参照。)。また、一度の測定にて精度が出ない時には測定を繰り返し、演算により平均することにより雑音成分を除去し、測定精度を向上させるという方法がなされていた。
特開昭61−137429号公報に、従来例のA/D変換器の検査装置が開示されている。図9〜図12を用いて、従来例のA/D変換器の検査装置及び検査方法を説明する。図9は従来例の検査装置の構成を示す図である。図9において、101は入力コード発生器、102は入力コード発生器101の動作速度を決定するクロックAを出力するクロック発生器A、103は入力コード発生器101のコードの入力を受け、電位に変換するD/A変換器、104はD/A変換器103の出力波形、105は被測定A/D変換器、111は被測定A/D変換器105の出力コードを測定するデジタルキャプチャ、113は判断部である。従来例の検査装置は、入力コード発生器101、クロック発生器A102、D/A変換器103、デジタルキャプチャ111及び判断部113で構成される。入力コード発生器101、被測定A/D変換器105、及びデジタルキャプチャ111はクロックAに同期して動作する。
入力コード発生器101は、クロック発生器A102が出力するサンプリング周波数に同期して、デジタル値の入力コードを出力する。D/A変換器103は、入力コード発生器101の出力した入力コードを入力し、D/A変換して電位104を出力する。入力コード発生器101が発生する入力コードにより、D/A変換器103の出力は、被測定A/D変換器105の最小入力電位以下から最大入力電位以上まで変化する。被測定A/D変換器105は、D/A変換器103の出力電位を入力し、オール0の出力コードからオール1の出力コードまで順次出力する。
被測定A/D変換器105は、D/A変換器103の出力信号を入力し、出力コードを出力する。デジタルキャプチャ111は被測定A/D変換器105の出力コードを取り込む。判断部113は、デジタルキャプチャ111が取り込んだ出力データを下記の方法で複数回平均し、平均値に基づいて被測定A/D変換器105の良否を判断する。被測定A/D変換器105の良否を判断する基準は任意である。
被測定A/D変換器105の出力コード1LSBに相当する被測定A/D変換器105の入力電位変動をつくるD/A変換器103の出力変動は、複数の入力コードの変化にて生じている。例えば、被測定A/D変換器105の1LSBに相当する被測定A/D変換器105の入力電位変動をつくるためにD/A変換器103の入力コードは4LSBの変化が必要とすれば、D/A変換器103の入力ビット数は被測定A/D変換器105の出力ビット数より少なくとも2ビット多く必要となる。
図10に、D/A変換器の出力電位104(A/D変換器の入力ランプ波形)の拡大図を示す。D/A変換器103の入力ビット数が被測定A/D変換器105の出力ビット数より2ビット以上多く、被測定A/D変換器105の1コードあたり、D/A変換器103の入力コード数が4である場合を説明する。被測定A/D変換器105のコードを例えばAとすると、図10に示すようにコードAを発生させるD/A変換器103の出力であるランプ波形は4つの階段部分(A(1)〜A(4))に相当する。雑音の影響を受けなければ、コードAは4個発生することになる。
雑音の影響を受けて、コードAが2個しか発生しない場合、被測定A/D変換器105の1LSB当りD/A変換器103は4個のコードであるので、微分直線性誤差は(2−4)/4=−0.5LSBとなる。
このようにして被測定A/D変換器105のオール0からオール1までの全コードに亘り、微分直線性誤差を求めて、模式的に表示した図を図11に示す。図11(a)の縦軸は、雑音の影響を受け、本来発生すべきコードが発生しない場合の状態を含んだ場合の微分直線性誤差であり、横軸は被測定A/D変換器105の出力コードである。図11(a)の一部の拡大図を図11(b)に示す。
コードAの微分直線性誤差は前述の式から−0.5LSBである。コードBは発生しなかったとすると発生回数は0なので、微分直線性誤差は(0−4)/4=−1.0LSBとなる。コードCは8回発生したとすると、微分直線性誤差は(8−4)/4=1.0LSBとなる。
以上のような雑音の影響を除くため、デジタルキャプチャ111に被測定A/D変換器105の出力コードを複数回取り込み、各回における各コードの発生回数の平均を求める。コードAの平均値が4個、コードBの平均値が3個、コードCの平均値が5個となった場合の各々の微分直線性誤差は、コードAが(4−4)/4=0LSBとなり、コードBは(3−4)/4=−0.25LSBとなり、コードCは(5−4)/4=0.25LSBとなる。
この状態を模式的に図12に示す。図12(a)の縦軸は、デジタルキャプチャ111が被測定A/D変換器105の出力コードを複数回取り込んで、各回における発生回数の平均値を求めた場合の微分直線性誤差であり、横軸は被測定A/D変換器105の出力コードである。図12(a)の一部の拡大図を図12(b)に示している。図12に示すように、デジタルキャプチャ111が被測定A/D変換器105の出力コードを複数回取り込んで、各回における発生回数の平均値を求めた場合の微分直線性誤差は、図11と比較して小さくなる。
特開昭61−137429号公報
従来例のA/D変換器の検査装置及び検査方法では、被測定A/D変換器のビット数が上がるほど、被測定A/D変換器の精度に比べ、入力信号の雑音のレベルが相対的に大きくなる。従って、被測定A/D変換器の出力を平均し、雑音成分を除去するために要求される、被測定A/D変換器出力のデジタルキャプチャへの取り込み回数は増加する。従来例の検査装置及び検査方法は、測定時間及び演算時間が長くなり、検査コストを増大させるという問題点があった。
ビット数が大きいと共に動作最高クロック周波数が高い被測定A/D変換器の測定においては、A/D変換器の検査装置の動作クロック周波数を高くして測定時間及び演算時間を短くすることが考えられる。しかし、一般にD/A変換器のビット数が大きくなるほど、D/A変換器の動作最高クロック周波数を高くすることが困難になる。A/D変換器の検査装置が有するD/A変換器のビット数は被測定A/D変換器のビット数より大きい故に、そのD/A変換器の動作最高クロック周波数は被測定A/D変換器の動作最高クロック周波数より低い。A/D変換器の検査装置の動作クロック周波数を、被測定A/D変換器の動作最高クロック周波数にまで高くすることは困難であった。それ故に、従来のA/D変換器の検査装置においては、測定時間及び演算時間の短縮は困難であった。
又、もしA/D変換器の検査装置の動作クロック周波数を、被測定A/D変換器の動作最高クロック周波数にまで高くすることが可能であるとしても、被測定A/D変換器の性能が向上する毎に、A/D変換器の検査装置を新しいものに更新することは現実的に困難であった。高い設備更新費用が発生すること、設備を入れ替える作業がたいへんであること、及び更新時の調整作業等の時間に工程がストップする故、製造工程の稼働率が下がること等の理由による。
上記問題に鑑み、本発明はデジタルキャプチャへの取り込み前に被測定A/D変換器出力から雑音成分を除去し、被測定A/D変換器出力のデジタルキャプチャへの取り込み回数を減じることにより測定時間を短くし、また、演算時間を短くすることを可能とするA/D変換器の検査装置及びA/D変換器の検査方法を提供することを目的とする。
本発明は、従来の検査装置に簡単な回路を追加することにより、安価で高精度のA/D変換器の検査装置及びA/D変換器の検査方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は下記の構成を有する。請求項1に記載の発明は、第1のクロックでテストデータを発生する入力コード発生器と、前記テストデータをD/A変換し、被測定A/D変換器に入力するD/A変換器と、前記被測定A/D変換器を駆動する、前記第1のクロックのn倍(nは2以上の正整数)の周波数の第2のクロックを発生する第2のクロック発生器と、前記被測定A/D変換器の出力データを前記第2のクロックで取り込み、n個の測定データの平均値を算出する平均値算出部と、前記第1のクロックで前記平均値算出部の出力データを入力し、前記被測定A/D変換器の良否を判断する判断部と、を有することを特徴とするA/D変換器の検査装置である。
雑音のレベルに対し影響を受けるA/D変換器の下位ビットにおいては、1回の測定ではビット出力が1であるのか0であるのか定まらない。複数回測定し、平均することにより、本来1であるのか0であるのか定まってくる。本発明は、1つのテストデータに対するA/D変換器の出力データをn回測定して、平均することにより、出力データの正誤を判断するため、高精度の検査が可能な検査装置を実現できる。
本発明の検査装置によれば、ゼロスケール値からフルスケール値までの一通りの測定で、A/D変換器を高精度に検査できるため、従来と同じ精度の検査を短時間(1回テストデータを出力する期間)で実施できる。
本発明は、従来の検査装置に第2のクロック発生器と平均値算出部とを追加することにより、安価で高精度の検査装置を実現できる。
請求項2に記載の発明は、前記平均値算出部が、前記被測定A/D変換器の出力データをビット毎に前記第2のクロックで取り込み、各ビットについてn個の測定データの多数決で0又は1を各ビットの平均値として決定し、出力することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換器の検査装置である。
本発明の平均値算出部は、同一の出力データが期待される一定期間のクロック数に対する1(又は0)の出現回数を求め、1及び0の出現回数により、又は1(又は0)の出現回数と一定期間のクロック数との比により、各ビット出力が1であるのか0であるのか決定する。判断部は平均値算出部で決定された出力を入力するので、判断部には雑音成分が除去されたコードが読み込まれる。本発明の検査装置は、判断部の1回の取り込みで高精度な測定を可能とする。本発明は、高精度の検査を短時間で実施する安価な検査装置を実現できる。
請求項3に記載の発明は、前記平均値算出部は、前記被測定A/D変換器の出力データの少なくとも1ビットについて設けられた、ビットデータと、前記第2のクロックと同期したパルスと、を入力し、前記ビットデータが所定の値である場合にのみ前記パルスを出力するゲート回路と、n個の測定データ毎に、前記ゲート回路の出力パルスの数を計数するカウンタと、前記カウンタのカウント値が所定の閾値以上か否かを判断し、判断結果を1ビットデータで出力するカウント値判断部と、を有し、前記判断結果を前記被測定A/D変換器の前記出力データの各ビットの平均値とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のA/D変換器の検査装置である。
本発明の検査装置は、カウンタの値が所定の閾値以上か否かに基づいて、A/D変換器の出力データの各ビットを決定する。本発明は、高精度の検査を短時間で実施する安価な検査装置を実現できる。
請求項4に記載の発明は、前記平均値算出部は、前記被測定A/D変換器の出力データの少なくとも1ビットについて設けられた、ビットデータと、前記第2のクロックと同期したパルスと、を入力し、前記ビットデータが所定の値である場合にのみ前記パルスを出力するゲート回路と、n個の測定データ毎に、前記ゲート回路の出力パルスの数を計数するカウンタと、前記カウンタのカウント値をD/A変換するD/A変換器と、前記D/A変換器の出力電圧が所定の基準電位以上か否かを比較し、比較結果を1ビットデータで出力する比較器と、を有し、前記比較結果を前記被測定A/D変換器の前記出力データの各ビットの平均値とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のA/D変換器の検査装置である。
本発明の検査装置は、カウンタの全出力ビットの情報を利用できる。本発明は、高精度の検査を短時間で実施する安価な検査装置を実現できる。
請求項5に記載の発明は、第1のクロックでテストデータを発生する入力コード発生ステップと、前記テストデータをD/A変換し、被測定A/D変換器に入力するD/A変換ステップと、前記被測定A/D変換器を駆動する、前記第1のクロックのn倍(nは2以上の正整数)の周波数の第2のクロックを発生する第2のクロック発生ステップと、前記被測定A/D変換器の出力データを前記第2のクロックで取り込み、n個の測定データの平均値を算出する平均値算出ステップと、前記第1のクロックで前記平均値算出ステップの出力データを入力し、前記被測定A/D変換器の良否を判断する判断ステップと、を有することを特徴とするA/D変換器の検査方法である。
本発明は、1つのテストデータに対するA/D変換器の出力データをn回測定して、平均することにより、出力データの正誤を判断するため、高精度の検査方法を実現できる。
本発明の検査方法によれば、ゼロスケール値からフルスケール値までの一通りの測定で、A/D変換器を高精度に検査できるため、従来と同じ精度の検査を短時間で実施できる。
請求項6に記載の発明は、前記平均値算出ステップが、前記被測定A/D変換器の出力データをビット毎に前記第2のクロックで取り込み、各ビットについてn個の測定データの多数決で0又は1を各ビットの平均値として決定し、出力することを特徴とする請求項5に記載のA/D変換器の検査方法である。
本発明によれば、高精度の検査を短時間で実施する検査方法を実現できる。
請求項7に記載の発明は、前記平均値算出ステップは、前記被測定A/D変換器の出力データの少なくとも1ビットについて、ビットデータと、前記第2のクロックと同期したパルスと、を入力し、前記ビットデータが所定の値である場合にのみ前記パルスを出力するゲートステップと、n個の測定データ毎に、前記ゲートステップの出力パルスの数を計数する計数ステップと、前記計数ステップのカウント値が所定の閾値以上か否かを判断し、判断結果を1ビットデータで出力するカウント値判断ステップと、を有し、前記判断結果を前記被測定A/D変換器の前記出力データの各ビットの平均値とすることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のA/D変換器の検査方法である。
本発明によれば、高精度の検査を短時間で実施する検査方法を実現できる。
請求項8に記載の発明は、前記平均値算出ステップは、前記被測定A/D変換器の出力データの少なくとも1ビットについて、ビットデータと、前記第2のクロックと同期したパルスと、を入力し、前記ビットデータが所定の値である場合にのみ前記パルスを出力するゲートステップと、n個の測定データ毎に、前記ゲートステップの出力パルスの数を計数する計数ステップと、前記計数ステップのカウント値をD/A変換するD/A変換ステップと、前記D/A変換ステップの出力電圧が所定の基準電位以上か否かを比較し、比較結果を1ビットデータで出力する比較ステップと、を有し、前記比較結果を前記被測定A/D変換器の前記出力データの各ビットの平均値とすることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のA/D変換器の検査方法である。
本発明によれば、高精度の検査を短時間で実施する検査方法を実現できる。
本発明によれば、雑音成分を除去するために被測定A/D変換器出力のデジタルキャプチャへの取り込みを複数回行わなくても、デジタルキャプチャへの取り込み時にすでに雑音成分が除去されているので、高精度な測定を短時間で実施するA/D変換器の検査装置及びA/D変換器の検査方法を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、従来の検査装置を利用して、高精度な測定を短時間で実施する安価なA/D変換器の検査装置及びA/D変換器の検査方法を実現できるという有利な効果が得られる。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
《実施の形態1》
図1〜6を用いて、本発明の実施の形態1のA/D変換器の検査装置及び検査方法について説明する。図1は、本発明の実施の形態1の検査装置の構成を示す図である。図1において、従来例の図9と同一の構成要素には同一番号を付している。図1において、101は入力コードを出力して、D/A変換器へ入力する入力コード発生器、102は入力コード発生器101に入力されるクロックAを発生するクロック発生器A、103はD/A変換器、104はD/A変換器103の出力電位であるランプ波形、105は被測定A/D変換器、106はクロック発生器B、107はパルス発生器、108はAND回路(ゲート回路)、109はカウンタ、110はOR回路、111はデジタルキャプチャ、112はカウンタ109をリセットするクロックCを出力するクロック発生器C、113は判断部である。
本発明の実施の形態1の検査装置が従来例の検査装置と異なる点は、クロック発生器B106、パルス発生器107、AND回路108、カウンタ109、OR回路110、クロック発生器C112を有することである。
入力コード発生器101は、クロック発生器A102が出力するクロックAに同期して、デジタル値の入力コードを出力する。D/A変換器103は、入力コード発生器101の出力した入力コードを入力し、D/A変換して電位104を出力する。入力コード発生器101が発生する入力コードにより、D/A変換器103の出力は、被測定A/D変換器105の最小入力電位以下から最大入力電位以上まで変化する。被測定A/D変換器105は、D/A変換器103の出力電位を入力し、クロックBをサンプリングクロックとして入力し、オール0の出力コードからオール1の出力コードまで順次出力する。クロックBは、クロックAと同期し、クロックAのn倍(nは2以上の正整数)の周波数のクロックである。
パルス発生器107は、クロックBに同期してパルスを発生する。AND回路108(ゲート回路)は、少なくとも1ビットについて、被測定A/D変換器105のデジタル出力とパルス発生器107の出力パルスとの論理積を出力する。AND回路108(ゲート回路)は、被測定A/D変換器105が出力するビットデータが1である場合にのみ、パルス発生器107の出力パルスを通過させる。
複数のカウンタ109は、AND回路108の出力パルスを計数する。カウンタ109は、クロック発生器C112が出力するクロックCの立ち上がりエッジでリセットされる。複数のカウンタ109は、被測定A/D変換器105の出力データをクロックBで取り込む機能を有する。
OR回路110は、カウンタ109の上位の所定桁の出力データの論理和を出力する。OR回路110は、上位の所定桁の出力データが全て0である場合にのみ0を出力し、上位の所定桁の出力データのいずれかが1であれば1を出力する。例えばクロックBがクロックAの7倍の周波数のクロックであれば、OR回路110は、カウンタ109の下から3桁目〜最上位桁の出力データの論理和を出力する。OR回路110は、カウンタ109のカウント値が3以下である場合に0を出力し、カウンタ109のカウント値が4以上である場合に1を出力する。即ち、OR回路110は、n個の測定データの多数決で0又は1を各ビットの平均値として決定し、出力する機能を有する。
複数のカウンタ109とOR回路110とは、n個の測定データの平均値を算出する平均値算出部を構成する。
OR回路110は、カウンタ109のカウント値が所定の閾値以上か否かを判断するカウント値判断部の役割を果たす。少なくとも1ビットについて、OR回路110に代えて、カウンタ109のカウント値と所定の閾値との大きさを比較するマグニチュードコンパレータを用いても良い。
デジタルキャプチャ111は、被測定A/D変換器105のデジタル出力データ又はOR回路110の出力データをクロックAの立ち上がりエッジに同期してキャプチャする。デジタルキャプチャ111が入力するクロックAとカウンタ109をリセットするクロックCとは同期した同一周波数のクロックであって、クロックCがクロックAよりわずかに立ち上がりタイミングが遅れている。判断部113は、デジタルキャプチャ111が取り込んだ出力データを測定データの平均値として入力し、それに基づいて被測定A/D変換器105の良否を判断する。
図2は、D/A変換器103が出力する電位104(A/D変換器105が入力する電位)を示すグラフである。図2において、横軸はD/A変換器が入力する入力コードであり(右に進むほど入力コードの値は大きくなる。)、縦軸はD/A変換器が出力する電位である。
入力コード発生器101が発生するコードにより、D/A変換器103の出力は被測定A/D変換器105の最小入力電位以下から最大入力電位以上まで変化し、被測定A/D変換器105はオール0の出力コードからオール1の出力コードまで順次出力する。
このとき、被測定A/D変換器105の出力コード1LSBに相当する被測定A/D変換器105の入力電位変動をつくるD/A変換器103の出力変動は、D/A変換器103への複数の入力コードの変化にて生じている。例えば、被測定A/D変換器105の1LSBに相当する被測定A/D変換器105の入力電位変動をつくるために、D/A変換器103の入力コードは4LSBの変化が必要とすれば、D/A変換器103の入力ビット数は被測定A/D変換器105の出力ビット数より少なくとも2ビット多く必要となる。
図3に図2の入力ランプ波形104の一部の拡大図を示す。D/A変換器103の入力ビット数が被測定A/D変換器105の出力ビット数より2ビット以上多く、被測定A/D変換器105の1コードあたり、D/A変換器103の入力コード数が4である場合を説明する。被測定A/D変換器105のコードを例えばAとすると、図3に示すようにコードAを発生させるD/A変換器103の出力であるランプ波形は4つの階段部分が相当する。
従来は図10に示すように各階段に対し1回のサンプリングであったが、本発明は整数回サンプリングする。図3では7回のサンプリングを示す。入力コード発生器101はクロックAにより動作し、被測定A/D変換器105はクロックBにより動作する。図3の場合、クロックBはクロックAに比べ、7倍の周波数である。
入力ランプ波形104の階段波の一段を1回のサンプリングで被測定A/D変換器105がコードを発生するときに雑音の影響を受けても、複数回コードを発生させ、平均することにより、雑音の影響を除去できる。この平均処理を7回のサンプリングで行う。図6を参照しながら説明する。図6は、本発明の実施の形態1の検査装置の各部の出力波形のタイミングを示す図である。入力ランプ波形104の階段波の一段の期間IをクロックB106により7回サンプリングし、被測定A/D変換器105に7回コードを発生させる。AND回路108は、被測定A/D変換器105の各出力ビットの出力とパルス発生器107の出力の論理積を出力する。カウンタ109は、AND回路の出力をカウントする。
例えば被測定A/D変換器105の出力D0とパルス発生器107の出力の論理積をAND回路108によって出力し、カウンタ109によってカウントする場合、図6の例ではAND回路108の出力パルスが4個出たときに、カウンタ109のLSBから3ビット目のビット出力は0から1となる。
カウンタ109によってカウントされた値により、入力ランプ波形104の階段波の一段の期間の被測定A/D変換器105のD0が1であるのか0であるのか判別する。判断基準をたとえば7回のサンプリング時にはカウンタ109によってAND回路108の出力を4個以上カウントした場合をA/D変換器105のD0の出力が1であると判断する場合、カウンタ109のLSBから数えて3ビット以上の出力ビットの論理和を被測定A/D変換器105のD0の出力とすればよい。
すなわちカウンタ109のLSBから数えて3ビット以上の出力ビットをOR回路110の入力とし、OR回路110の出力を被測定A/D変換器105のD0の出力とする。図6の例では入力ランプ波形104の階段波の一段の期間Iの被測定A/D変換器105のD0の出力は1と判断される。
被測定A/D変換器105の出力D0だけでなく、D1からDNまでの間で雑音に対し影響を受けるビットに対し、D0と同様に被測定A/D変換器105の各ビット出力に設けられたAND回路108とカウンタ109によって処理する。AND回路108の出力をカウンタ109によってカウントする。カウントされた値により、入力ランプ波形104の階段波の一段の期間の被測定A/D変換器105の各出力ビットが1であるのか0であるのか判別する。
7回のサンプリングの後、OR回路110の出力をもって、入力ランプ波形104の階段波の一段の期間の被測定A/D変換器105の各出力ビットとし、クロックA102によりデジタルキャプチャ111に取り込む。図4にデジタルキャプチャ111に各ビットの出力を取り込むタイミングを示す。雑音に影響を受けない被測定A/D変換器105の出力ビットに対しては、従来通り、クロックA102により直接デジタルキャプチャ111に出力を取り込む。デジタルキャプチャ111に取り込んだ後はクロックC112によりカウンタ109をリセットする。
以上の動作により、入力ランプ波形104の階段波の一段の期間Iの被測定A/D変換器105の出力コードが平均処理されることにより雑音成分が除去できる。同様の動作を入力ランプ波形104のすべての階段波に対して行う。これにより、被測定A/D変換器105の全出力コードのデジタルキャプチャ111への一度の取り込みで、被測定A/D変換器105の高精度な検査が可能となる。
図5は、本発明の実施の形態1の検査装置の微分直線性誤差を示す図である。図5の縦軸は微分直線性誤差であり、横軸は被測定A/D変換器105の出力コードである。本発明によれば、図5に示すように被測定A/D変換器105の全出力コードのデジタルキャプチャ111への一度の取り込みで、全コードに亘り微分直線性誤差から雑音成分を小さくすることができる。
《実施の形態2》
図7及び図8を用いて、実施の形態2のA/D変換器の検査装置及び検査方法について説明する。図7は、本発明の実施の形態2の検査装置の構成を示す図である。図7において、実施の形態1の図1と同一の構成要素には同一番号を付し、詳細な説明を省略する。実施の形態2の検査装置は、実施の形態1のOR回路110に代えて、D/A変換器B713、基準電位714、及び比較器715を有する。
D/A変換器B713は、カウンタ109の出力コードをD/A変換して電位を出力する。比較器715は、D/A変換器B713の出力電位と基準電位714とを比較し、D/A変換器B713の出力が基準電位714以上のときは1を出力し、D/A変換器B713の出力が基準電位714よりも低いときには0を出力する。実施の形態2のデジタルキャプチャ111は、被測定A/D変換器105のデジタル出力、又は比較器715の出力をクロックA102に同期してキャプチャする。
入力コード発生器101が発生するコードによりD/A変換器103の出力は被測定A/D変換器105の最小入力電位以下から最大入力電位以上まで変化し、被測定A/D変換器105はオール0の出力コードからオール1の出力コードまで順次出力する。このとき、被測定A/D変換器105の出力コード1LSBに相当する被測定A/D変換器105の入力電位変動をつくるD/A変換器103の出力変動はD/A変換器103への複数の入力コードの変化にて生じている。
例えば、被測定A/D変換器105の1LSBに相当する被測定A/D変換器105の入力電位変動をつくるために、D/A変換器103の入力コードは4LSBの変化が必要とすれば、D/A変換器103の入力ビット数は、被測定A/D変換器105の出力ビット数より少なくとも2ビット多く必要となる。
D/A変換器103の入力ビット数が被測定A/D変換器105の出力ビット数より2ビット以上多く、被測定A/D変換器105の1コードあたり、D/A変換器103の入力コード数が4である場合、図3に示すように被測定A/D変換器105のコードを例えばAとすると、コードAを発生させるD/A変換器103の出力であるランプ波形は4つの階段部分が相当する。従来は各階段に対し1回のサンプリングであったが、本発明の場合は整数回サンプリングする。実施の形態1は7回のサンプリングであるが、実施の形態2の検査装置は、クロックB106による8回のサンプリングを行う。
図7において入力コード発生器101はクロック発生器A102の出力するクロックAにより動作し、被測定A/D変換器105はクロック発生器B106の出力するクロックBにより動作する。実施の形態2において、クロックBはクロックAと同期し、クロックAの8倍の周波数である。入力ランプ波形104の階段波の一段を1回のサンプリングで被測定A/D変換器105がコードを発生するときに雑音の影響を受けても、複数回コードを発生させ、平均することにより、雑音の影響を除去できる。この平均処理を8回のサンプリングで行う。図8を参照しながら説明する。
図8は、クロックB106による8回のサンプリング時を示すタイミングチャートである。入力ランプ波形104の階段波の一段の期間IをクロックB106により8回サンプリングし、被測定A/D変換器105に8回コードを発生させる。AND回路108は、被測定A/D変換器105の各出力ビットの出力とパルス発生器107の出力との論理積を出力する。カウンタ109は、AND回路108の出力をカウントする。
例えば被測定A/D変換器105の出力D0とパルス発生器107の出力の論理積をAND回路108によって出力し、カウンタ109によってカウントする場合、図8の例ではAND回路108の出力パルスが4個出たときにカウンタ109の3ビット目のビット出力は0から1となる。5個出たときに、カウンタ109のLSBのビット出力は0から1となる。
カウンタ109によってカウントされた値により、入力ランプ波形104の階段波の一段の期間の被測定A/D変換器105のD0が1であるのか0であるのか判別する。判断基準をたとえば8回のサンプリング時にはカウンタ109によってAND回路108の出力を5個以上カウントした場合をA/D変換器105のD0の出力が1であると判断する場合、すなわちカウンタ109のLSBを含む下位ビットも判断に必要とする場合はカウンタ109の出力コードをDA変換することにより、カウンタ109の全出力ビットの情報を利用できる。
カウンタ109の全出力ビットをD/A変換器B713の入力とし、D/A変換器B713の出力電位と基準電位714とを比較器715に入力して、比較器715の出力を被測定A/D変換器105のD0の出力とする。
実施の形態2の検査装置は、基準電位714の電位をカウンタ109がAND回路108の出力を4個カウントしたときに発生するD/A変換器B713の出力電位とカウンタ109がAND回路108の出力を5個カウントしたときに発生するD/A変換器B713の出力電位との間の値に設定する。これにより、カウンタ109がAND回路108の出力を5個以上カウントしたときに比較器715の出力が1となる。図8の例では入力ランプ波形104の階段波の一段の期間Iの被測定A/D変換器105のD0の出力は1と判断される。
被測定A/D変換器105の出力D0だけでなくD1からDNまでの間で雑音に対し影響を受けるビットに対し、D0と同様に被測定A/D変換器105の各ビット出力に設けられたAND回路108とカウンタ109とによって処理する。D/A変換器13の出力と基準電位714の比較結果を比較器715によって出力された値により、入力ランプ波形104の階段波の一段の期間の被測定A/D変換器105の各出力ビットが1であるのか0であるのか判別する。
8回のサンプリングの後、比較器715の出力をもって、入力ランプ波形104の階段波の一段の期間の被測定A/D変換器105の各出力ビットとし、クロックAによりデジタルキャプチャ111に取り込む。デジタルキャプチャ111に取り込んだ後はクロックC112によりカウンタ109をリセットする。
雑音に影響を受けない被測定A/D変換器105の出力ビットに対しては、従来通り、クロックA102により直接デジタルキャプチャ111に出力を取り込む。
以上の動作により、入力ランプ波形104の階段波の一段の期間Iの被測定A/D変換器105の出力コードが平均処理されることにより雑音成分が除去できる。同様の動作を入力ランプ波形104のすべての階段波に対して行うことにより、被測定A/D変換器105の全出力コードのデジタルキャプチャ111への一度の取り込みで高精度な被測定A/D変換器105の検査が可能となる。
本発明の検査装置及び検査方法は、A/D変換器を備えた半導体装置、特にA/D変換器の微分直線性誤差、積分直線性誤差の特性の検査等に有用である。
本発明の実施の形態1のA/D変換器の検査装置の構成を示す図 本発明のD/A変換器が出力する電位の波形図 本発明のA/D変換器の入力ランプ波形のクロックBによるサンプリングのタイミングを示す図 本発明のA/D変換器の入力ランプ波形のクロックAによるサンプリングのタイミングを示す図 本発明のA/D変換器の検査装置により求められた微分直線性誤差を示す模式図 本発明の実施の形態1のA/D変換器の検査装置の各部の出力波形のタイミングを示す図 本発明の実施の形態2のA/D変換器の検査装置の構成を示す図 本発明の実施の形態2のA/D変換器の検査装置の各部の出力波形のタイミングを示す図 従来例のA/D変換器の検査装置の構成を示す図 従来例のA/D変換器の入力ランプ波形のクロックAによるサンプリングのタイミングを示す図 従来例のA/D変換器の検査装置の1回の測定により求められた微分直線性誤差を模式的に示す図 従来例のA/D変換器の検査装置の複数回の測定及び平均化により求められた微分直線性誤差を模式的に示す図
符号の説明
101 入力コード発生器
102 クロック発生器A
103 D/A変換器
104 D/A変換器の出力波形
105 A/D変換器
106 クロック発生器B
107 パルス発生器
108 AND回路
109 カウンタ
110 OR回路
111 デジタルキャプチャ
112 クロック発生器C
113 判断部
713 D/A変換器B
714 基準電位
715 比較器

Claims (8)

  1. 第1のクロックでテストデータを発生する入力コード発生器と、
    前記テストデータをD/A変換し、被測定A/D変換器に入力するD/A変換器と、
    前記被測定A/D変換器を駆動する、前記第1のクロックのn倍(nは2以上の正整数)の周波数の第2のクロックを発生する第2のクロック発生器と、
    前記被測定A/D変換器の出力データを前記第2のクロックで取り込み、n個の測定データの平均値を算出する平均値算出部と、
    前記第1のクロックで前記平均値算出部の出力データを入力し、前記被測定A/D変換器の良否を判断する判断部と、
    を有することを特徴とするA/D変換器の検査装置。
  2. 前記平均値算出部が、前記被測定A/D変換器の出力データをビット毎に前記第2のクロックで取り込み、各ビットについてn個の測定データの多数決で0又は1を各ビットの平均値として決定し、出力することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換器の検査装置。
  3. 前記平均値算出部は、
    前記被測定A/D変換器の出力データの少なくとも1ビットについて設けられた、ビットデータと、前記第2のクロックと同期したパルスと、を入力し、前記ビットデータが所定の値である場合にのみ前記パルスを出力するゲート回路と、
    n個の測定データ毎に、前記ゲート回路の出力パルスの数を計数するカウンタと、
    前記カウンタのカウント値が所定の閾値以上か否かを判断し、判断結果を1ビットデータで出力するカウント値判断部と、
    を有し、
    前記判断結果を前記被測定A/D変換器の前記出力データの各ビットの平均値とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のA/D変換器の検査装置。
  4. 前記平均値算出部は、
    前記被測定A/D変換器の出力データの少なくとも1ビットについて設けられた、ビットデータと、前記第2のクロックと同期したパルスと、を入力し、前記ビットデータが所定の値である場合にのみ前記パルスを出力するゲート回路と、
    n個の測定データ毎に、前記ゲート回路の出力パルスの数を計数するカウンタと、
    前記カウンタのカウント値をD/A変換するD/A変換器と、
    前記D/A変換器の出力電圧が所定の基準電位以上か否かを比較し、比較結果を1ビットデータで出力する比較器と、
    を有し、
    前記比較結果を前記被測定A/D変換器の前記出力データの各ビットの平均値とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のA/D変換器の検査装置。
  5. 第1のクロックでテストデータを発生する入力コード発生ステップと、
    前記テストデータをD/A変換し、被測定A/D変換器に入力するD/A変換ステップと、
    前記被測定A/D変換器を駆動する、前記第1のクロックのn倍(nは2以上の正整数)の周波数の第2のクロックを発生する第2のクロック発生ステップと、
    前記被測定A/D変換器の出力データを前記第2のクロックで取り込み、n個の測定データの平均値を算出する平均値算出ステップと、
    前記第1のクロックで前記平均値算出ステップの出力データを入力し、前記被測定A/D変換器の良否を判断する判断ステップと、
    を有することを特徴とするA/D変換器の検査方法。
  6. 前記平均値算出ステップが、前記被測定A/D変換器の出力データをビット毎に前記第2のクロックで取り込み、各ビットについてn個の測定データの多数決で0又は1を各ビットの平均値として決定し、出力することを特徴とする請求項5に記載のA/D変換器の検査方法。
  7. 前記平均値算出ステップは、
    前記被測定A/D変換器の出力データの少なくとも1ビットについて、ビットデータと、前記第2のクロックと同期したパルスと、を入力し、前記ビットデータが所定の値である場合にのみ前記パルスを出力するゲートステップと、
    n個の測定データ毎に、前記ゲートステップの出力パルスの数を計数する計数ステップと、
    前記計数ステップのカウント値が所定の閾値以上か否かを判断し、判断結果を1ビットデータで出力するカウント値判断ステップと、
    を有し、
    前記判断結果を前記被測定A/D変換器の前記出力データの各ビットの平均値とすることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のA/D変換器の検査方法。
  8. 前記平均値算出ステップは、
    前記被測定A/D変換器の出力データの少なくとも1ビットについて、ビットデータと、前記第2のクロックと同期したパルスと、を入力し、前記ビットデータが所定の値である場合にのみ前記パルスを出力するゲートステップと、
    n個の測定データ毎に、前記ゲートステップの出力パルスの数を計数する計数ステップと、
    前記計数ステップのカウント値をD/A変換するD/A変換ステップと、
    前記D/A変換ステップの出力電圧が所定の基準電位以上か否かを比較し、比較結果を1ビットデータで出力する比較ステップと、
    を有し、
    前記比較結果を前記被測定A/D変換器の前記出力データの各ビットの平均値とすることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のA/D変換器の検査方法。
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