JP2006012707A - 同軸ケーブル - Google Patents

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雅載 大保
Yoshihiko Igarashi
嘉彦 五十嵐
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Abstract

【課題】二重編組構造の同軸ケーブルと同等の屈曲特性を有しながらケーブルの軽量化を実現する。
【解決手段】同軸ケーブル1は、内部導体3の外周に絶縁体5を設け、前記絶縁体5の外周に複数層からなる外部導体7,9を設け、前記複数層の外部導体の最外層の外周にシース11を設けている。また、前記複数層の外部導体のうちの少なくとも1層が、プラスチックテープの片面又は両面に金属層を固着させた複合テープ17を編み込みした構成である。
【選択図】図1

Description

この発明は、同軸ケーブルに関し、特にテレビジョン放送用などの様々な用途に使用できる同軸ケーブルの軽量化を実現することのできる同軸ケーブルに関する。
従来、同軸ケーブルとしては、外部導体の可撓性を良くするために金属線編組が用いられているが、金属線編組が1重のときは編組の隙間から電磁波が外部に漏洩する。これでは伝送損失(「減衰量」ともいう)が増加し、伝送特性の劣化(減衰量の増加)が生じる。電磁波が外部導体の隙間から外部へ漏洩することを防ぐために、換言すれば同軸ケーブルの遮蔽性能を向上させるために、二重編組構造又はFB構造の2種類の同軸ケーブルが使用されている。
図4を参照するに、第1の従来例の二重編組構造の同軸ケーブル101としては、例えば軟銅線からなる内部導体103と、この内部導体103の外周に設けられた発泡ポリエチレンからなる絶縁体105と、この絶縁体105の外周に設けられた軟銅線編組からなる第1外部導体107と、この第1外部導体107の外周に設けられた軟銅線編組からなる第2外部導体109と、この第2外部導体109の外周に被覆されたPVCからなるシース111と、から構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、図5を参照するに、第2の従来例のFB構造の同軸ケーブル113としては、図4の同軸ケーブル101と同じ部材は同一符号を付して説明すると、基本的には、1重の金属線編組のほかに、遮蔽効果をあげるためにプラスチックテープなどに金属層を固着させた複合テープ115がケーブルの長さ方向に縦添えされている。すなわち、同軸ケーブル113は、例えば軟銅線からなる内部導体103と、この内部導体103の外周に設けられた発泡ポリエチレンからなる絶縁体105と、この絶縁体105の外周に設けられたアルミ箔貼付けプラスチックテープの複合テープ115で縦添えした第1外部導体117と、この第1外部導体117の外周に設けられた錫メッキ軟銅線編組からなる第2外部導体119と、この第2外部導体119の外周に被覆されたPVCからなるシース111と、から構成されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−7145号公報 特開2003−257257号公報
ところで、前者の第1の従来例の同軸ケーブル101においては、後者の第2の従来例の同軸ケーブル113と比較して構造的に重量が重くなるという問題点があった。また、軟銅線編組からなる第1外部導体107と第2外部導体109は、金属線自体の線径が細いため、ケーブル全長にわたって編組するには時間がかかり、加工工数が増大してコストアップになるという問題点があった。
一方、後者の同軸ケーブル113の構造は、アルミ箔貼付けプラスチックテープからなる第1外部導体117を縦添えしているので加工速度が高まるのでコストダウンが可能であり、しかも前者の同軸ケーブル101に比べて軽量ではある。
しかし、このFB構造の同軸ケーブル113はその特徴の1つとして曲げ易いことから、例えば曲げ半径Rを小さくすると、アルミ箔貼付けプラスチックテープの第1外部導体117は、図6に示されているように曲げ平均半径Rより曲げ中心Oに近い内側部分では長さが余剰になるために皺(シワ)が寄る。一方、曲げ平均半径Rより外側の部分では引っ張られて伸びきってしまう。その結果として、伝送特性の劣化(減衰量の増加)を生じるという問題点があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の同軸ケーブルは、内部導体の外周に絶縁体を設け、この絶縁体の外周に複数層からなる外部導体を設け、この複数層の外部導体の最外層の外周にシースを設けた同軸ケーブルにおいて、
前記複数層の外部導体のうちの少なくとも1層が、プラスチックテープの片面又は両面に金属層を固着させた複合テープを編組して構成されていることを特徴とするものである。
また、この発明の同軸ケーブルは、前記同軸ケーブルにおいて、前記複合テープの金属層が、前記プラスチックテープの片面又は両面に貼り付けた金属箔であることが好ましい。
また、この発明の同軸ケーブルは、前記同軸ケーブルにおいて、前記複合テープの金属層が、前記プラスチックテープの片面又は両面に蒸着して固着させた金属層であることが好ましい。
また、この発明の同軸ケーブルは、前記同軸ケーブルにおいて、前記複数層の外部導体のうちの少なくとも1層が、金属線を編組して構成されていることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、複数層の外部導体のうちの少なくとも1層が複合テープを編組した構成であるので、多重編組構造の同軸ケーブルの屈曲特性を有しながらケーブルの軽量化を実現することができる。
また、複合テープで編み込みされた外部導体は小さな曲げ半径においても編上げられた各部分で互いに融通し合うので、大きな皺が寄ったり、伸びきったりすることを防止できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照するに、この実施の形態に係る同軸ケーブル1は、例えば軟銅線からなる内部導体3と、この内部導体3の外周に設けられた発泡ポリエチレンからなる絶縁体5と、この絶縁体5の外周に設けられた複合テープ編み込み構造からなる第1外部導体7と、この第1外部導体7の外周に設けられた軟銅線編組からなる第2外部導体9と、この第2外部導体9の外周に被覆されたPVCからなるシース11と、から構成されている。
上記の第1外部導体7について詳しく説明すると、第1外部導体7は、金属層としての例えば金属箔をプラスチックテープに貼り付けて固着した複合テープが編み込まれた複合テープ編み込み構造である。
なお、複合テープとしては、上記の金属箔がプラスチックテープの片面又は両面に接着剤層を介して貼着されたものであっても構わない。また、前記金属箔がアルミ箔あるいは銅箔であっても、あるいはその他の金属箔であっても構わない。
例えば、銅箔貼付けプラスチックテープからなる複合テープ17の構造は、図2(A)に示されているようにプラスチックテープ15の片面に接着剤層19を介して金属箔13としての銅箔が貼着されている。あるいは、図2(B)に示されているようにプラスチックテープ15の両面に接着剤層19を介して金属箔13としての銅箔が貼着されている。
また、上記の第1外部導体7を構成する複合テープ17の金属層としては、金属箔13をプラスチックテープ15の片面又は両面に貼着したものであるが、プラスチックテープ15の片面又は両面に蒸着して固着しても、あるいは他の方法で固着することもできる。
なお、この実施の形態では、第2外部導体9は軟銅線編組から構成されているが、例えば錫メッキ軟銅線や他の金属線による編組の構成であっても構わない。
したがって、この実施の形態の同軸ケーブル1は、前述した図4の第1の従来例の同軸ケーブル101と図5の第2の従来例の同軸ケーブル113の両者の特徴を兼ね備えたものとなる。
この発明の実施の形態の同軸ケーブル1と、前述した第1の従来例の同軸ケーブル101と、第2の従来例の同軸ケーブル113と、を比較する。なお、比較特性としては、各同軸ケーブル1,101,113の質量と減衰量である。
なお、各同軸ケーブル1,101,113において第1外部導体及び第2外部導体は異なる部分であるが、その他の内部導体、絶縁体、シースは外径及び材料が同一であり、各同軸ケーブル1,101,113の外径は約9mmで同一である。また、各同軸ケーブル1,101,113の材料及び外径は表1に示されている通りである。
Figure 2006012707
表1に示されているように、この実施の形態の同軸ケーブル1は二重編組構造であるが、第2の従来例のFB構造の同軸ケーブル113と同程度の質量となっており、第1の従来例の二重編組構造の同軸ケーブル101に対して軽量化が実現している。
また、図3を参照するに、各同軸ケーブル1,101,113の屈曲試験による屈曲回数に対する減衰量の変化量の結果がグラフで記載されている。このグラフでは、各同軸ケーブル1,101,113のそれぞれ2種類のケーブルが試験資料として試験されている。このグラフから分かるように、この実施の形態の同軸ケーブル1は第2の従来例のFB構造の同軸ケーブル113と比較して減衰量の変化量が抑えられており、しかも第1の従来例の二重編組構造の同軸ケーブル101と同程度の減衰量の変化量であることが確認されている。
以上説明したように、この実施の形態の同軸ケーブル1は、第1の従来例の二重編組構造の同軸ケーブル101と同等の屈曲特性を有しながらケーブルの軽量化を実現できる。
また、第2の従来例のFB構造の同軸ケーブル113では複合テープ17が縦添えされていることに起因する欠点があったが、この実施の形態の同軸ケーブル1では上記の複合テープ17を編み込みしていることにより、複合テープ17で編み込みされた第1外部導体7は、小さな曲げ半径においても編上げられた各部分で互いに融通し合うので、大きな皺が寄ったり、伸びきったりすることを防止できる。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るもので、他の形態の同軸ケーブル全てに適用可能である。前述した実施の形態の同軸ケーブル1では、複数層の外部導体の構造が第1外部導体7と第2外部導体9との二重編組構造で説明したが、複数層の外部導体のうちの少なくとも1層が前述したような複合テープを編み込みした構成でなる多重構造であっても適用が可能である。なお、この多重構造の場合は前記複数層の外部導体のうちの少なくとも1層が、金属線を編組した構成であることが望ましい。
また、この発明の同軸ケーブル1の用途としてはテレビジョン信号伝送用をはじめ、様々な用途に適用可能である。
この発明の実施の形態の同軸ケーブルの断面図である。 (A),(B)は、図1の第1の外部導体の複合テープの断面図である。 この発明の実施の形態の同軸ケーブル及び従来例の各同軸ケーブルの屈曲試験における減衰量の変化量を示すグラフである。 第1の従来例の同軸ケーブルの断面図である。 第2の従来例の同軸ケーブルの断面図である。 第2の従来例の同軸ケーブルにおける第1外部導体の曲げ状態の概略説明図である。
符号の説明
1 同軸ケーブル(この実施の形態の)
3 内部導体
5 絶縁体
7 第1外部導体(複合テープ編み込み)
9 第2外部導体(軟銅線編組)
11 シース
13 金属箔
15 プラスチックテープ
17 複合テープ
19 接着剤層
101 同軸ケーブル(第1の従来例の二重編組構造)
107 第1外部導体(軟銅線編組)
109 第2外部導体(軟銅線編組)
113 同軸ケーブル(第2の従来例のFB構造)
115 複合テープ
117 第1外部導体(アルミ箔貼付けプラスチックテープ)
119 第2外部導体(錫メッキ軟銅線編組)

Claims (4)

  1. 内部導体の外周に絶縁体を設け、この絶縁体の外周に複数層からなる外部導体を設け、前記複数層の外部導体の最外層の外周にシースを設けた同軸ケーブルにおいて、
    前記複数層の外部導体のうちの少なくとも1層が、プラスチックテープの片面又は両面に金属層を固着させた複合テープを編組して構成されていることを特徴とする同軸ケーブル。
  2. 前記複合テープの金属層が、前記プラスチックテープの片面又は両面に貼り付けた金属箔であることを特徴とする請求項1記載の同軸ケーブル。
  3. 前記複合テープの金属層が、前記プラスチックテープの片面又は両面に蒸着して固着させた金属層であることを特徴とする請求項1記載の同軸ケーブル。
  4. 前記複数層の外部導体のうちの少なくとも1層が、金属線を編組して構成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の同軸ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102708966A (zh) * 2012-06-15 2012-10-03 昆山翰辉电子科技有限公司 同轴电线
WO2014054495A1 (ja) * 2012-10-01 2014-04-10 矢崎総業株式会社 同軸ケーブル

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