JP2006012114A - 適応評価器、遺伝的アルゴリズムマシン及び適応度計算方法 - Google Patents

適応評価器、遺伝的アルゴリズムマシン及び適応度計算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 半導体回路のモデルパラメータの最適化抽出方法を提供する。
【解決手段】 遺伝的アルゴリズムマシン900の適応評価器15において、子モデルパラメータファイル44から子モデルパラメータを入力して、入力した子モデルパラメータに基づいてk個のモデル評価値を求めて記憶部17の評価値ファイル32に記憶する評価値計算部21を備えている。また、評価値計算部21が評価値ファイル32記憶したk個のモデル評価値を読み込み、読み込んだk個のモデル評価値が形成するエリアの大きさを算出して記憶部17のエリア値ファイル33に記憶するエリア算出部22を備えている。また、エリア算出部22がエリア値ファイル33に記憶したエリアの大きさを読み込み、読み込んだエリアの大きさに基づいて子モデルパラメータの適応度を計算し、記憶部17の適応度ファイル34に記憶する適応度計算部23を備えている。
【選択図】 図3

Description

この発明は、遺伝的アルゴリズムマシンの適応評価に関するものである。例えば、適応度の評価手法として2つの関数の面積を比較する方法をもつ最適化手法に関するものである。より具体的には、主に回路設計に用いる回路シミュレータのモデルパラメータの最適化に使用する半導体回路パラメータ抽出装置に関するものである。
大規模集積回路の回路設計段階では、回路シミュレータを用いた回路シミュレーションが行われる。一般に回路シミュレータは、実際の電気的特性を再現する半導体素子モデルf(P)により構成される。高精度な回路シミュレーションを行うためには、半導体素子モデルf(P)が、計測された素子の電気的特性を高精度に再現することが必要である。ここで、素子モデルf(P)は、n個の要素を持つモデルパラメータP={p1,p2,…,pn}より構成されるため、f(P)が計測された素子の電気的特性を高精度に再現するモデルパラメータ{p1,p2,…,pn}を決定する事が必要となる。
モデルパラメータ{p1,p2,…,pn}を計測データより高精度に抽出する手法としては、非特許文献1と非特許文献2にあげる文献で述べるように、遺伝的アルゴリズムを用いる方法がある。
従来の適応度計算の方法を下記に示す。
Figure 2006012114
ここで、xは素子への印加電圧、f(P,x)はモデルパラメータP={p,p,…,p}とxより計算されるモデル評価値で、Iは計測された素子の電気的特性値を表す。これを全ての評価点で計算し、適応度gを算出する。
V. Melikian, V. Mnatsakanian, and N. Uzunoglou, "Optimization of SPICE System LEVEL3 MOSFET Transistor Models Based on DC Measurements," Microelectronics Journal 29 (1998), pp. 151−156. Josef Watts, Calvin Bittner, Douglas Heaberlin, and James Hoffmann,"Extraction of Compact Model Parameters for ULSI MOSFETs Using a Genetic Algorithm",Technical Proceedings of the 1999 International Conference on Modeling and Simulation of Microsystems, pp.697
従来の遺伝的アルゴリズムの手法では、一番高い適応度を示すパラメータ選択を誤って見積もる場合が生じる。
この発明は、遺伝的アルゴリズムで計算を行う適応度の計算手法を改善するもので、例えば、実測データを表現するモデル関数のパラメータを最適化する場合に、実測値に高い精度で合うモデルパラメータを抽出することを可能とする方式を提案するものである。
この発明に係る適応評価器は、遺伝的アルゴリズムに用いられ、モデルパラメータを入力してモデル評価値を求めて特定の問題に対する適応度を出力する適応評価器において、
モデルパラメータを入力して、入力したモデルパラメータに基づいてモデル評価値を求めて記憶部に記憶する評価値計算部と、
評価値計算部が記憶部に記憶したモデル評価値を読み込み、読み込んだモデル評価値が形成するエリアの大きさを算出して記憶部に記憶するエリア算出部と、
エリア算出部が記憶部に記憶したエリアの大きさを読み込み、読み込んだエリアの大きさに基づいてモデルパラメータの適応度を計算して記憶部に記憶する適応度計算部と
を備えたことを特徴とする。
上記エリア算出部は、エリアとして面積を用い、真値から得られる面積とモデル評価値から得られる面積とを計算して記憶部に記憶し、
上記適応度計算部は、真値から得られる面積とモデル評価値から得られる面積との差を適応度とすることを特徴とする。
上記評価値計算部は、
Pを、n個の要素を持つモデルパラメータ{p1,p2,…,pn}とし、
xを、変数とし、xiを、変数値とし、
fを、モデルパラメータPと変数値xiとを変数とする関数とし、
f(P、xi)を、モデル評価値として、
モデルパラメータPと変数値xiよりモデル評価値f(P、xi)を計算し、
上記エリア算出部は、
d(xi)を変数値xiに対する真値とし、
gを、適応度とし、
i=1,2,…,k−1として、
各iについて、変数値xiと変数値xi+1と真値Id(xi)と真値Id(xi+1)とに基づく第1の面積と、変数値xiと変数値xi+1とモデル評価値f(P、xi)とモデル評価値f(P、xi+1)とに基づく第2の面積とを算出し、
上記適応度計算部は、
第1の面積と第2の面積との差を算出し、算出した面積の差の全てのiに対する和を算出し、算出した和を適応度gとすることを特徴とする。
上記エリア算出部は、エリアとして面積を用い、真値とモデル評価値とに囲まれた面積を計算して記憶部に記憶し、
上記適応度計算部は、真値とモデル評価値とに囲まれた面積を適応度とすることを特徴とする。
上記評価値計算部は、
Pを、n個の要素を持つモデルパラメータ{p1,p2,…,pn}とし、
xを、変数とし、xiを、変数値とし、
fを、モデルパラメータPと変数値xiとを変数とする関数とし、
f(P、xi)を、モデル評価値として、
モデルパラメータPと変数値xiよりモデル評価値f(P、xi)を計算し、
上記エリア算出部は、
d(xi)を変数値xiに対する真値とし、
gを、適応度とし、
i=1,2,…,k−1として、
各iについて、変数値xiと変数値xi+1と真値Id(xi)と真値Id(xi+1)とに基づく第1の面積と、変数値xiと変数値xi+1とモデル評価値f(P、xi)とモデル評価値f(P、xi+1)とに基づく第2の面積とを算出し、
上記適応度計算部は、
第1の面積と第2の面積との差を算出し、算出した面積の差の絶対値の全てのiに対する和を算出し、算出した和を適応度gとすることを特徴とする。
この発明に係る遺伝的アルゴリズムマシンは、モデルパラメータを用いて遺伝的アルゴリズムを実行する遺伝的アルゴリズムマシンにおいて、
適応度を伴ったモデルパラメータの集団を記憶する集団メモリと、
集団メモリに記憶されたモデルパラメータの集団の中から親モデルパラメータを選択する選択部と、
選択部により選択された親モデルパラメータに交配処理を行い、子モデルパラメータを生成する交配器と、
交配器により交配処理が行われた子モデルパラメータの特定の問題に対する適応度を評価する適応評価器と
を備え、
上記適応評価器は、
子モデルパラメータを入力して、入力した子モデルパラメータに基づいてk個のモデル評価値を求めて記憶部に記憶する評価値計算部と、
評価値計算部が記憶部に記憶したモデル評価値を読み込み、読み込んだモデル評価値が形成するエリアの大きさを算出して記憶部に記憶するエリア算出部と、
エリア算出部が記憶部に記憶したエリアの大きさを読み込み、読み込んだエリアの大きさに基づいて子モデルパラメータの適応度を計算して記憶部に記憶する適応度計算部と
を備えたことを特徴とする。
この発明に係る適応度計算方法は、遺伝的アルゴリズムマシンの適応評価器に用いられる適応度計算方法において、
変数値列と、変数値列に対応した実測データ列を記憶部から読み出して、変数値列と実測データ列とから実測データによるエリアの大きさを計算し、計算した実測データによるエリアの大きさを記憶部に記憶し、
変数値列とモデルパラメータとを記憶部から読み出して、変数値列とモデルパラメータとからモデル評価値列を計算し、変数値列とモデル評価値列とからモデルパラメータによるエリアの大きさを計算し、計算したモデルパラメータによるエリアの大きさを記憶部に記憶し、
記憶部から実測データによるエリアの大きさとモデルパラメータによるエリアの大きさを読み出して、それらの差によりそのモデルパラメータの適応度を計算して記憶部に記憶することを特徴とする適応度計算方法。
上記適応度計算方法は、変数値列をX軸にとり、実測データ列をY軸にとった2次元座標のグラフにおいて、変数値列の最小値と変数値列の最大値と実測データ列とX軸とにより形成されるエリアの面積を実測データによるエリアの大きさとして計算し、
変数値列をX軸にとり、モデル評価値列をY軸にとった2次元座標のグラフにおいて、変数値列の最小値と変数値列の最大値とモデル評価値列とX軸とにより形成されるエリアの面積をモデルパラメータによるエリアの大きさとして計算して記憶部に記憶することを特徴とする。
この発明に係る適応度計算方法は、遺伝的アルゴリズムマシンの適応評価器に用いられる適応度計算方法において、
変数値列とモデルパラメータとを記憶部から読み出して、変数値列とモデルパラメータとからモデル評価値列を計算し、
変数値列に対応した実測データ列を記憶部から読み出して、
実測データ列とモデル評価値列の差の絶対値によりそのモデルパラメータの適応度を計算して記憶部に記憶することを特徴とする。
上記適応度計算方法は、実測データ列とモデル評価値列の差の絶対値を積分した値を適応度とすることを特徴とする。
この発明によれば、面積などのエリアのサイズにより適応度を評価するので、例えば、実測データからモデルパラメータを抽出する際に,抽出したパラメータで計算したモデルの値と測定データ(真値)との一致具合が,視覚的な一致度に近い様になり、パラメータの選択誤りをなくすことが可能になる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における遺伝的アルゴリズムマシンの外観の一例を示す図である。
図1において、遺伝的アルゴリズムマシン900は、システムユニット910、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置901、キーボード(K/B)902、マウス903、コンパクトディスク装置(CDD)905、プリンタ装置906、スキャナ装置907を備え、これらはケーブルで接続されている。
さらに、遺伝的アルゴリズムマシン900は、FAX機932、電話器931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワーク(LAN)942、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。
図2は、実施の形態1における遺伝的アルゴリズムマシンのハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、遺伝的アルゴリズムマシン900は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、CRT表示装置901、K/B902、マウス903、FDD(Flexible Disk Drive)904、磁気ディスク装置920、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915は、FAX機932、電話器931、LAN942等に接続されている。
例えば、通信ボード915、K/B902、FDD904、スキャナ装置907などは、入力部の一例である。
また、例えば、通信ボード915、CRT表示装置901などは、出力部の一例である。
ここで、通信ボード915は、LAN942に限らず、直接、インターネット940、或いはISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)に接続されていても構わない。直接、インターネット940、或いはISDN等のWANに接続されている場合、遺伝的アルゴリズムマシン900は、インターネット940、或いはISDN等のWANに接続され、ゲートウェイ941は不用となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム(OS)921、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」あるいは「〜器」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明するものが、「〜ファイル」として記憶されている。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」あるいは「〜器」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、ハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、以下に述べる実施の形態を実施するプログラムは、また、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体による記録装置を用いて記憶されても構わない。
図3は、遺伝的アルゴリズムマシン900の論理構成図である。
遺伝的アルゴリズムマシン900は、モデルパラメータPを用いて遺伝的アルゴリズムを実行するものである。ここでは1つのモデルパラメータPがn個の要素パラメータ{p1,p2,…,pn}から構成されているものとする。
遺伝的アルゴリズムマシン900は、以下に述べる各部を制御し、以下に述べる動作を実行する制御部10を備えている。この制御は、CPU911とファームウェアとプログラム群923により実現することができる。
また、遺伝的アルゴリズムマシン900は、適応度41を伴ったモデルパラメータ42の集団P1,P2,…,Pmを記憶する集団メモリ11を備えている。
また、遺伝的アルゴリズムマシン900は、各種ファイルを記憶する記憶部17を備えている。記憶部17には、変数値列(x1,x2,…,xk)が変数値列ファイル45に記憶されている。また、記憶部17には、変数値列に対応した実測データ列が真値列(Id(x1),…,Id(xk))として真値ファイル31に記憶されている。
集団メモリ11と記憶部17は、磁気ディスク装置920などの記憶装置で実現することができる。
遺伝的アルゴリズムマシン900は、集団メモリ11に記憶されたモデルパラメータ42の集団の中から親モデルパラメータを選択して記憶部17の親モデルパラメータファイル43に記憶する選択部12と、
選択部12により選択された親モデルパラメータに交配処理を行い、子モデルパラメータを生成して記憶部17の子モデルパラメータファイル44に記憶する交配器13を備えている。
また、遺伝的アルゴリズムマシン900は、子モデルパラメータファイル44に記憶された子モデルパラメータに対して、突然変異の処理をする突然変異器14を備えている。突然変異器14はなくてもよい。
また、遺伝的アルゴリズムマシン900は、突然変異器14により突然変異の処理をされた子モデルパラメータ、あるいは、交配器13により交配処理が行われた子モデルパラメータを子モデルパラメータファイル44から読み出し、子モデルパラメータの特定の問題に対する適応度を計算して記憶部17の適応度ファイル34に記憶する適応評価器15を備えている。
また、遺伝的アルゴリズムマシン900は、適応評価器15が計算し適応度ファイル34に記憶した適応度を読みだし、この適応度に基づいて、適応度の高い子モデルパラメータを選択して集団メモリ11を更新する集団更新部16を備えている。
以下、適応評価器15の構成について説明する。
上記適応評価器15は、子モデルパラメータファイル44から子モデルパラメータを入力して、入力した子モデルパラメータに基づいてk個のモデル評価値を求めて記憶部17の評価値ファイル32に記憶する評価値計算部21を備えている。
また、上記適応評価器15は、評価値計算部21が評価値ファイル32に記憶したk個のモデル評価値を読み込み、読み込んだk個のモデル評価値が形成するエリアの大きさを算出して記憶部17のエリア値ファイル33に記憶するエリア算出部22を備えている。
また、上記適応評価器15は、エリア算出部22がエリア値ファイル33に記憶したエリアの大きさを読み込み、読み込んだエリアの大きさに基づいて子モデルパラメータの適応度を計算し、記憶部17の適応度ファイル34に記憶する適応度計算部23を備えている。
図4は、遺伝的アルゴリズムマシン900の動作を示す図である。
遺伝的アルゴリズムを用いたモデルパラメータの抽出では、モデルパラメータPの要素を遺伝子に見立て、パラメータ要素組み合わせ最適化を行う。
その場合、次の手順を踏む。
S9:制御部10は、集団メモリ11に、例えば、1000セット(m=1000)のモデルパラメータPの母集団{p1,p2,…,pnmをランダムに形成する。また、制御部10は、遺伝的アルゴリズムを動作させる時間を設定する。時間の代わりに回数を設定してもよい。
S10:制御部10は、遺伝的アルゴリズムを動作させる時間または回数が経過するまで、以下のS11〜S18の動作を繰り返す。
S11:選択部12は、集団メモリ11のmセットのモデルパラメータPの母集団の中から例えば2個の親個体となる親モデルパラメータを選択して親モデルパラメータファイル43に記憶する。
S12:交配器13は、選択した2個の親個体を交配し、例えば、10個(j=1,2,…,10)の子モデルパラメータを新たなパラメータ集団{p1,p2,…,pnjとして生成して子モデルパラメータファイル44に記憶する。
S13:突然変異器14は、必要ならば、子モデルパラメータファイル44に記憶された子モデルパラメータのランダムな位置でパラメータ値の変更あるいはビット値の反転を行い突然変異を起こす。
S14〜S16:適応評価器15は、生成された10個の新たなパラメータ集団{p1,p2,…,pnjに基づいて目的とする電気的特性に対する適応度を計算して適応度ファイル34に記憶する。
S14では、評価値計算部21が、10個の新たなパラメータ集団の個々の子モデルパラメータPごとに、モデル評価値f(P,xi)を計算する。評価値計算部21は、子モデルパラメータを入力して、予め定められた関数fを用いて、入力した子モデルパラメータに基づくk個のモデル評価値f(P,xi)(但し、i=1,2,…,k)を求めてモデル評価値列として評価値ファイル32に記憶する。
S15では、エリア算出部22が、真値による面積と、モデル評価値による面積とを計算する。
まず、エリア算出部22は、変数値列x1,x2,…,xkを変数値列ファイル45から読み出し、変数値列に対応した実測データ列Id(x1),…,Id(xk)を真値ファイル31から読み出して、変数値列と実測データ列とから実測データによるエリアの面積を計算し、計算した実測データによる面積をエリア値ファイル33に記憶する。
また、エリア算出部22は、k個のモデル評価値f(P,xi)(i=1,2,…,k)を評価値ファイル32からから読み出して、変数値列と、モデル評価値列とから、モデルパラメータによる面積を計算し、計算したモデルパラメータによる面積をエリア値ファイル33に記憶する。
S16では、適応度計算部23が、真値による面積と、モデルパラメータによる面積との誤差から適応度を計算する。
適応度計算部23は、エリア値ファイル33に記憶した実測データによる面積とモデルパラメータによる面積を読み込み、読み込んだ面積の差を子モデルパラメータの適応度として計算し、適応度ファイル34に記憶する。
S17:集団更新部16は、10個の新たなパラメータ集団{p1,p2,…,pnjのなかで、一番高い適応度を示すパラメータセットと、乱数で選択したパラメータセットとを選択する。なお、この集団メモリ11の更新条件は種々考えられる。例えば、新たなパラメータ集団のなかで一番高い適応度が、集団メモリ11のモデルパラメータの最低の適応度よりも低い場合は、選択する必要はなく、S10に戻る。
S18:集団更新部16は、S17で選択したパラメータセットをパラメータの母集団{p1,p2,…,pnmに戻す。そして、S10に戻る。
S99:決められた計算時間または回数が経過したら、制御部10は、停止して最良のパラメータを出力する。計算されたパラメータの母集団{p1,p2,…,pnm中で、最も高い適応度を示す要素パラメータの組み合わせによって構成されるモデルパラメータPを最終解として出力する。
以下、この実施の形態の手法を手法3と呼ぶことにする。手法3は、実測データIdに対する最適化パラメータPを抽出する適応度評価器に用いられるものである。
ここで、実測データIdは変数xの関数で、等間隔または不等間隔にサンプリングされた変数xの組、x={x1,…,xk}に対応した値Id={Id(x1),…,Id(xk)}をもつものとする。
また、最適化されたモデルパラメータPは、P={p1,p2,…,pn}と定義し、n個の要素パラメータ{p1,p2,…,pn}より構成されるものとする。
ここで、適応度評価とは、パラメータPと変数xにより計算されるモデル評価値f(P,x)と、実測データIdの一致度を評価することで、{Id(x1),…,Id(xk)}と、{f(P,x1),…,f(P,xk)}の値の一致度を評価することとする。
ここで、本実施の形態の適応度計算は、以下の方法で計算を行う。
任意の評価点xiとその隣り合った評価点xi+1において(但しiは1〜k−1)、その点に対応した実測データId(xi)及びId(xi+1)を選び出し、次にモデル評価値f(P,xi)およびf(P,xi+1)を計算する。
次に台形公式に従い、図5に示すように、実測データを示す関数Idが囲む面積Sdとモデル関数fが囲む面積Sfとを計算する。図5の横軸は、評価点xを示す。図5の縦軸は実測データId(x)又はモデル評価値f(P,x)を示す。
ここで、
Sdi=(Id(xi+1)+Id(xi))*(xi+1−xi)/2
Sfi=(f(P,xi+1)+f(P,xi))*(xi+1−xi)/2
と計算される。
すなわち、エリア算出部22は、変数値列をX軸にとり、実測データ列をY軸にとった2次元座標のグラフにおいて、変数値列の小値と変数値列の大値と実測データ列とX軸とにより形成されるエリアの面積を実測データによるエリアの大きさSdiとして計算し、さらに、変数値列をX軸にとり、モデル評価値列をY軸にとった2次元座標のグラフにおいて、変数値列の小値と変数値列の大値とモデル評価値列とX軸とにより形成されるエリアの面積をモデルパラメータによるエリアの大きさSfiとして計算して記憶部に記憶する。
ここで、適応度評価値として、SdiとSfiの差をとり、それを全てのi(但しiは1〜k−1)に対して和をとり、その計算される値をパラメータPに対する適応度gと呼ぶ。式は以下のようになる。
Figure 2006012114
すなわち、適応度計算部23は、記憶部から実測データによるエリアの大きさSdiとモデルパラメータによるエリアの大きさSfiを読み出して、SdiとSfiの差を適応度として記憶部に記憶する。これは、変数値列をX軸にとり、実測データ列をY軸にとった2次元座標のグラフにおいて、変数値列の最小値と変数値列の最大値と実測データ列とX軸とにより形成されるエリアの面積を実測データによるエリアの大きさとして計算し、さらに、変数値列をX軸にとり、モデル評価値列をY軸にとった2次元座標のグラフにおいて、変数値列の最小値と変数値列の最大値とモデル評価値列とX軸とにより形成されるエリアの面積をモデルパラメータによるエリアの大きさとして計算して、それらの差をモデルパラメータの適応度として記憶部に記憶することに等しい。
以上のように、手法3は、等間隔または不等間隔にサンプリングされた変数値列に対応した値を持つ実測データ列に対するモデル評価値列であって、モデルパラメータと変数値列より計算されるモデル評価値列に基づく適応度評価計算において、変数値列とそれに対応した実測データ列により計算される面積と、変数値列とパラメータにより計算されるモデル評価値列により計算される面積の差をパラメータの適応度として用いる最適化手法である。
以下、従来の技術で示した手法1と手法2と、本実施の形態の手法3とを比較しながら説明する。
図6は、印加電圧(V(ボルト))と素子の電気的特性値(A(アンペア))との関係を示す図である。横軸は、印加電圧xを示す。縦軸は、素子の電気的特性値Id(x)及びf(P,x)を示す。丸印は、実測データ、すなわち、真値であるId(x)を示す。四角印は、評価値−1を示す。三角印は、評価値−2を示す。評価値−1と評価値−2はそれぞれに異なる要素パラメータを持つf(P,x)の値である。
図7は、図6に示した真値と評価値−1と評価値−2の数値を示す表である。
図7の各行の値は、各印加電圧xにおける真値と評価値−1と評価値−2である。
図8は、評価値−1を当てはめた時に手法1,2,3で求まる値の真値に対する誤差を示す表である。
図8の各行の値は、各印加電圧xにおける
Figure 2006012114
図9は、評価値−2を当てはめた時に手法1,2,3で求まる値の真値に対する誤差を示す表である。
図9の各行の値は、各印加電圧xにおける
Figure 2006012114
図6,図7,図8,図9では、xが等間隔の場合について示した。
図10,図11,図12,図13はxが不等間隔の場合を示し、それぞれ、図6,図7,図8,図9(xが等間隔の場合の図)に対応する図である。
ここで、説明を行うために、以下に述べる条件を仮定する。
最適化対象とする電気的特性は電圧xの関数で、計測された素子の電気的特性は図7の真値で示された値であるとする。これに対し、生成された新たなパラメータ集団として2個のパラメータセットが発生され、その適応度を評価する。適応度の高いパラメータセットで計算された評価値f(P,x)は図7の評価値−1として計算されたものと仮定し、適応度の低いパラメータセットで計算された評価値f(P,x)は図7の評価値−2として計算されたものと仮定する。
また、ここで、xの間隔を変化させた場合のf(P,x)は、図11の評価値−1と図11の評価値−2として計算されたものと仮定する。
図7〜図9の結果を用いて、従来手法である手法1と手法2と本実施の形態である手法3で計算した適応度gを、図14に示す。また、図11〜図13の結果を用いて、従来手法である手法1と手法2と本実施の形態である手法3で計算したて適応度gを、図15に示す。
計算された適応度を比較すると、図7に示す等間隔xの場合には、図14の適応度gの値は、
手法1では、 評価値―1を当てはめた値<評価値―2を当てはめた値
手法2では、 評価値―1を当てはめた値>評価値―2を当てはめた値
となる。
ここで、評価値−1が適応度の高いパラメータで計算された値であるため、適応度gは評価値−1を当てはめた時の値が評価値−2を当てはめた時の値より小さい値である場合に正しい結果を示すことになる。
つまり、上記の関係は、手法1が正しい結果を示し、手法2は誤った結果を示す。
しかし、図11に示す不等間隔xの場合には、図15の適応度gの値は、
手法1では、 評価値―1を当てはめた値>評価値―2を当てはめた値
手法2では、 評価値―1を当てはめた値>評価値―2を当てはめた値
となり、手法1、手法2とも誤った結果を示し、xの間隔に依存し結果が変化してしまう結果が発生する。
前記適応度計算結果のx依存を解決することを目的として、人間の感覚で合う・合わないは、グラフの目視により判断するとして、f(P,x)とIdとの面積の差で誤差評価を行うという手法3を用いて計算した適応度を比較すると、
図7に示す等間隔xの場合には、図14の適応度gの値は、
手法3では、 評価値―1を当てはめた値<評価値―2を当てはめた値
図11に示す不等間隔xの場合には、図15の適応度gの値は、
手法3では、 評価値―1を当てはめた値<評価値―2を当てはめた値
となり、本提案手法(手法3)を用いることで、いずれの場合においても正しい適応度を選択することができる。
実施の形態2.
この実施の形態2の構成は、実施の形態1と同じである。以下、主として異なる点について説明する。
実施の形態1の手法3および、従来の手法1と2では、真値と評価値のx依存性が、図16の真値と評価値―Bの関係のように、途中で交叉する場合に適応度gを誤って見積もる可能性がある。そこで、提案手法では評価値と真値の囲む面積により適応度gを計算する。すなわち、SdiとSfiを求めるところまでは、実施の形態1と同じだが、SdiとSfiの差の絶対値をとり、それを全てi(但し、iは1〜n)に対して和をとり、適応度gとする。式は以下のようになる。
Figure 2006012114
すなわち、適応度計算部23は、実測データ列とモデル評価値列の差の絶対値を積分した値を適応度とする。以下、この実施の形態の手法を手法4と呼ぶことにする。
図16は、印加電圧xと素子の電気的特性値Idとの関係を示す図である。横軸は、印加電圧xを示す。縦軸は、素子の電気的特性値Idを示す。丸印は、実測データ、すなわち、真値を示す。四角印は、適応度の高いパラメータセットで計算された評価値−Aを示す。三角印は、適応度の低いパラメータセットで計算された評価値−Bを示す。
図17は、図16に示した真値と評価値−Aと評価値−Bの数値を示す表である。
図18は、手法1に評価値−Aまたは評価値−Bを当てはめて求めた値の真値に対する誤差を示す表である。
図19は、手法3に評価値−Aまたは評価値−Bを当てはめて求めた値の真値に対する誤差を示す表である。
図20は、手法4に評価値−Aまたは評価値−Bを当てはめて求めた値の真値に対する誤差を示す表である。
図18と図19とに示すように、手法1と3ではマイナス値があらわれるが、図20に示すように、手法4では、プラス値しかない。
本提案手法4を用いた場合の効果を図21に示す。
手法1、3および4を用いて計算した適応度gの値は、
手法1、3では、 評価値―Aを当てはめた値>評価値―Bを当てはめた値
手法4 では、 評価値―Aを当てはめた値<評価値―Bを当てはめた値
となる。
ここで、評価値Aが適応度の高いパラメータで計算された値であるため、適応度gは評価値−Aを当てはめた時の値が評価値−Bを当てはめた時の値より小さい値である場合に正しい結果を示すことになる。
つまり、上記の関係は、本提案手法(手法4)を用いることで、真値と評価値の関係が途中で交叉する場合でも正しい適応度を選択できることを示している。
実施の形態3.
実施の形態1の手法3及び実施の形態2の手法4の計算式では、台形の面積を計算して関数の面積を近似していたが、以下の積分式を用いることにより、図22と図23に示す
ように面積を正確に求めることができる。
Figure 2006012114
実施の形態1における遺伝的アルゴリズムマシンの外観を示す図である。 実施の形態1における遺伝的アルゴリズムマシンのハードウェア構成図である。 遺伝的アルゴリズムマシン900の論理構成図である。 遺伝的アルゴリズムマシン900の動作を示す図である。 各々の関数値が囲む面積SdおよびSfを示す図である。 印加電圧xと素子の電気的特性値Idとの関係を示す図である。 図6に示した真値と評価値−1と評価値−2の数値を示す表である。 評価値−1を当てはめた時に手法1,2,3で求まる値の真値に対する誤差を示す表である。 評価値−2を当てはめた時に手法1,2,3で求まる値の真値に対する誤差を示す表である。 印加電圧xと素子の電気的特性値Idとの関係を示す図である。 図10に示した真値と評価値−1と評価値−2の数値を示す表である。 評価値−1を当てはめた時に手法1,2,3で求まる値の真値に対する誤差を示す表である。 評価値−2を当てはめた時に手法1,2,3で求まる値の真値に対する誤差を示す表である。 図7〜図9の結果を用いて、従来手法である手法1と手法2と本実施の形態である手法3で計算した適応度gを示す表である。 図11〜図13の結果を用いて、従来手法である手法1と手法2と本実施の形態である手法3で計算したて適応度gを示す表である。 印加電圧xと素子の電気的特性値Idとの関係を示す図である。 図16に示した真値と評価値−Aと評価値−Bの数値を示す表である。 手法1の場合の評価値−Aを当てはめた値と評価値−Bを当てはめた値の真値に対する誤差を示す表である。 手法3の場合の評価値−Aを当てはめた値と評価値−Bを当てはめた値の真値に対する誤差を示す表である。 手法4の場合の評価値−Aを当てはめた値と評価値−Bを当てはめた値の真値に対する誤差を示す表である。 本提案手法4を用いた場合の効果を示す図である。 積分式を用いた場合の真値Id(x)と評価値f(P,x)との面積差を示す図である。 積分式を用いた場合の真値Id(x)と評価値f(P,x)との面積差を示す図である。
符号の説明
10 制御部、11 集団メモリ、12 選択部、13 交配器、14 突然変異器、15 適応評価器、16 集団更新部、17 記憶部、21 評価値計算部、22 エリア算出部、23 適応度計算部、31 真値ファイル、32 評価値ファイル、33 エリア値ファイル、34 適応度ファイル、41 適応度、42 モデルパラメータ、43 親モデルパラメータファイル、44 子モデルパラメータファイル、45 変数値列ファイル、900 遺伝的アルゴリズムマシン、901 CRT表示装置、902 K/B、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、931 電話器、932 FAX機、940 インターネット、941 ゲートウェイ、942 LAN。

Claims (10)

  1. 遺伝的アルゴリズムに用いられ、モデルパラメータを入力してモデル評価値を求めて特定の問題に対する適応度を出力する適応評価器において、
    モデルパラメータを入力して、入力したモデルパラメータに基づいてモデル評価値を求めて記憶部に記憶する評価値計算部と、
    評価値計算部が記憶部に記憶したモデル評価値を読み込み、読み込んだモデル評価値が形成するエリアの大きさを算出して記憶部に記憶するエリア算出部と、
    エリア算出部が記憶部に記憶したエリアの大きさを読み込み、読み込んだエリアの大きさに基づいてモデルパラメータの適応度を計算して記憶部に記憶する適応度計算部と
    を備えたことを特徴とする適応評価器。
  2. 上記エリア算出部は、エリアとして面積を用い、真値から得られる面積とモデル評価値から得られる面積とを計算して記憶部に記憶し、
    上記適応度計算部は、真値から得られる面積とモデル評価値から得られる面積との差を適応度とすることを特徴とする請求項1記載の適応評価器。
  3. 上記評価値計算部は、
    Pを、n個の要素を持つモデルパラメータ{p1,p2,…,pn}とし、
    xを、変数とし、xiを、変数値とし、
    fを、モデルパラメータPと変数値xiとを変数とする関数とし、
    f(P、xi)を、モデル評価値として、
    モデルパラメータPと変数値xiよりモデル評価値f(P、xi)を計算し、
    上記エリア算出部は、
    d(xi)を変数値xiに対する真値とし、
    gを、適応度とし、
    i=1,2,…,k−1として、
    各iについて、変数値xiと変数値xi+1と真値Id(xi)と真値Id(xi+1)とに基づく第1の面積と、変数値xiと変数値xi+1とモデル評価値f(P、xi)とモデル評価値f(P、xi+1)とに基づく第2の面積とを算出し、
    上記適応度計算部は、
    第1の面積と第2の面積との差を算出し、算出した面積の差の全てのiに対する和を算出し、算出した和を適応度gとすることを特徴とする請求項1記載の適応評価器。
  4. 上記エリア算出部は、エリアとして面積を用い、真値とモデル評価値とに囲まれた面積を計算して記憶部に記憶し、
    上記適応度計算部は、真値とモデル評価値とに囲まれた面積を適応度とすることを特徴とする請求項1記載の適応評価器。
  5. 上記評価値計算部は、
    Pを、n個の要素を持つモデルパラメータ{p1,p2,…,pn}とし、
    xを、変数とし、xiを、変数値とし、
    fを、モデルパラメータPと変数値xiとを変数とする関数とし、
    f(P、xi)を、モデル評価値として、
    モデルパラメータPと変数値xiよりモデル評価値f(P、xi)を計算し、
    上記エリア算出部は、
    d(xi)を変数値xiに対する真値とし、
    gを、適応度とし、
    i=1,2,…,k−1として、
    各iについて、変数値xiと変数値xi+1と真値Id(xi)と真値Id(xi+1)とに基づく第1の面積と、変数値xiと変数値xi+1とモデル評価値f(P、xi)とモデル評価値f(P、xi+1)とに基づく第2の面積とを算出し、
    上記適応度計算部は、
    第1の面積と第2の面積との差を算出し、算出した面積の差の絶対値の全てのiに対する和を算出し、算出した和を適応度gとすることを特徴とする請求項1記載の適応評価器。
  6. モデルパラメータを用いて遺伝的アルゴリズムを実行する遺伝的アルゴリズムマシンにおいて、
    適応度を伴ったモデルパラメータの集団を記憶する集団メモリと、
    集団メモリに記憶されたモデルパラメータの集団の中から親モデルパラメータを選択する選択部と、
    選択部により選択された親モデルパラメータに交配処理を行い、子モデルパラメータを生成する交配器と、
    交配器により交配処理が行われた子モデルパラメータの特定の問題に対する適応度を評価する適応評価器と
    を備え、
    上記適応評価器は、
    子モデルパラメータを入力して、入力した子モデルパラメータに基づいてk個のモデル評価値を求めて記憶部に記憶する評価値計算部と、
    評価値計算部が記憶部に記憶したモデル評価値を読み込み、読み込んだモデル評価値が形成するエリアの大きさを算出して記憶部に記憶するエリア算出部と、
    エリア算出部が記憶部に記憶したエリアの大きさを読み込み、読み込んだエリアの大きさに基づいて子モデルパラメータの適応度を計算して記憶部に記憶する適応度計算部と
    を備えたことを特徴とする遺伝的アルゴリズムマシン。
  7. 遺伝的アルゴリズムマシンの適応評価器に用いられる適応度計算方法において、
    変数値列と、変数値列に対応した実測データ列を記憶部から読み出して、変数値列と実測データ列とから実測データによるエリアの大きさを計算し、計算した実測データによるエリアの大きさを記憶部に記憶し、
    変数値列とモデルパラメータとを記憶部から読み出して、変数値列とモデルパラメータとからモデル評価値列を計算し、変数値列とモデル評価値列とからモデルパラメータによるエリアの大きさを計算し、計算したモデルパラメータによるエリアの大きさを記憶部に記憶し、
    記憶部から実測データによるエリアの大きさとモデルパラメータによるエリアの大きさを読み出して、それらの差によりそのモデルパラメータの適応度を計算して記憶部に記憶することを特徴とする適応度計算方法。
  8. 上記適応度計算方法は、変数値列をX軸にとり、実測データ列をY軸にとった2次元座標のグラフにおいて、変数値列の最小値と変数値列の最大値と実測データ列とX軸とにより形成されるエリアの面積を実測データによるエリアの大きさとして計算し、
    変数値列をX軸にとり、モデル評価値列をY軸にとった2次元座標のグラフにおいて、変数値列の最小値と変数値列の最大値とモデル評価値列とX軸とにより形成されるエリアの面積をモデルパラメータによるエリアの大きさとして計算して記憶部に記憶することを特徴とする請求項7記載の適応度計算方法。
  9. 遺伝的アルゴリズムマシンの適応評価器に用いられる適応度計算方法において、
    変数値列とモデルパラメータとを記憶部から読み出して、変数値列とモデルパラメータとからモデル評価値列を計算し、
    変数値列に対応した実測データ列を記憶部から読み出して、
    実測データ列とモデル評価値列の差の絶対値によりそのモデルパラメータの適応を計算して記憶部に記憶することを特徴とする適応度計算方法。
  10. 上記適応度計算方法は、実測データ列とモデル評価値列の差の絶対値を積分した値を適応とすることを特徴とする請求項9記載の適応度計算方法。
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