JP2006010834A - 光変調素子、ディスプレイ装置、カメラのファインダ内表示装置及び回折型光学装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 液晶を用いた光変調素子と比べて、製品コストを低下させた光変調素子を提供すること。
【解決手段】 一対のガラス基板11,18には、それぞれ透明電極12,17が設けられ、透明電極12は、所定形状のパターンで形成されているが、透明電極17は、パターンをもたない全面均一な電極である。透明電極12が設けられた表面には、透明な絶縁層13、親油性処理層14、油膜15が順次形成されている。油膜15と透明電極17との間隙には、電解液16が充填されている。このような構成の光変調素子10は、透明電極12,17に電圧を印加すると、油膜15と電解液16との界面が彎曲して、入射光を反射光としてまたは回折光として射出する。
【選択図】 図2
【解決手段】 一対のガラス基板11,18には、それぞれ透明電極12,17が設けられ、透明電極12は、所定形状のパターンで形成されているが、透明電極17は、パターンをもたない全面均一な電極である。透明電極12が設けられた表面には、透明な絶縁層13、親油性処理層14、油膜15が順次形成されている。油膜15と透明電極17との間隙には、電解液16が充填されている。このような構成の光変調素子10は、透明電極12,17に電圧を印加すると、油膜15と電解液16との界面が彎曲して、入射光を反射光としてまたは回折光として射出する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、光変調素子、その光変調素子を用いたディスプレイ装置、回折型光学装置およびそのディスプレイ装置を備えるカメラのファインダ内表示装置に関する。
カメラのファインダ内表示装置では、被写体像が形成されるスクリーンの近傍にファインダ表示パネルを配設してファインダ表示パネルの端面から光を入射させ、ファインダ視野内にフォーカスエリア、シャッタスピード、絞り値などの種々の情報を被写体像と重ね合わせて表示する。従来、このファインダ表示パネルとして、液晶中に高分子物質を分散させ、電圧が印加されていない時には透明状態であるが、電圧が印加された時には電極の部分だけ液晶の向きが変わって光散乱状態となる高分子分散型液晶を用いるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1の高分子分散型液晶セルは、高価な液晶を用いるので、製品コストが高くなるという問題がある。
(1)上記問題点を解決するために、請求項1に係る発明の光変調素子は、パターン形状をもつ第1の透明電極が形成された第1の透明基板と、第1の透明電極が形成された表面に親油性処理が施されて成る親油性処理層と、親油性処理層の表面に形成された油膜と、第2の透明電極が形成された第2の透明基板と、油膜と第2の透明電極が対向配置されて形成される間隙に充填された電解液とを有することを特徴とする。
(2)請求項2に係る発明の光変調素子は、請求項1または2の光変調素子において、第1の透明電極と親油性処理層との間に、さらに絶縁層を有することを特徴とする。
(2)請求項2に係る発明の光変調素子は、請求項1または2の光変調素子において、第1の透明電極と親油性処理層との間に、さらに絶縁層を有することを特徴とする。
(3)請求項3に係る発明のディスプレイ装置は、請求項1または2の光変調素子であって、パターン形状が図形や文字である光変調素子と、光変調素子の端面から光を入射させる光源と、パターン形状をもつ透明電極に印加される電界の向きおよび大きさを制御する電圧制御手段とを備え、端面から入射する光をパターン形状に応じて変形する油膜と電解液との界面で反射させることにより、反射光束として第1の透明基板から射出させることを特徴とする。
(4)請求項4に係る発明のカメラのファインダ内表示装置は、請求項3のディスプレイ装置を備え、パターン形状に基づく図形や文字の情報を被写体像と重畳させて表示することを特徴とする。
(5)請求項5に係る発明の回折型光学装置は、請求項1または2の光変調素子であって、パターン形状が縞状である光変調素子と、第2の透明基板を通して光を入射させる光源と、第2の透明基板を透過して入射する光をパターン形状に応じた回折光として第1の透明基板から射出させるために、パターン形状をもつ透明電極に印加される電界の向きおよび大きさを制御する電圧制御手段とを備えることを特徴とする。
(4)請求項4に係る発明のカメラのファインダ内表示装置は、請求項3のディスプレイ装置を備え、パターン形状に基づく図形や文字の情報を被写体像と重畳させて表示することを特徴とする。
(5)請求項5に係る発明の回折型光学装置は、請求項1または2の光変調素子であって、パターン形状が縞状である光変調素子と、第2の透明基板を通して光を入射させる光源と、第2の透明基板を透過して入射する光をパターン形状に応じた回折光として第1の透明基板から射出させるために、パターン形状をもつ透明電極に印加される電界の向きおよび大きさを制御する電圧制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の光変調素子によれば、安価な油膜と電解液を用いるので、製品コストを低く抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態による光変調素子、およびそれを用いたディスプレイ装置、回折型光学装置について、図1〜7を参照しながら説明する。
〈第1の実施の形態〉
図1は、本発明の第1の実施の形態による光変調素子を用いたディスプレイ装置が搭載される一眼レフカメラの構成を模式的に示す全体構成図である。一眼レフカメラ1は、カメラボディ2とカメラボディ2に交換可能に装着される交換レンズ3とを備える。カメラボディ2内には、クイックリターンミラー4、スクリーン5、光変調素子10、ペンタプリズム6、接眼レンズ7が設けられ、交換レンズ3内には、被写体光L1を撮像面8へ結像させる撮影レンズ3aが収納されている。
〈第1の実施の形態〉
図1は、本発明の第1の実施の形態による光変調素子を用いたディスプレイ装置が搭載される一眼レフカメラの構成を模式的に示す全体構成図である。一眼レフカメラ1は、カメラボディ2とカメラボディ2に交換可能に装着される交換レンズ3とを備える。カメラボディ2内には、クイックリターンミラー4、スクリーン5、光変調素子10、ペンタプリズム6、接眼レンズ7が設けられ、交換レンズ3内には、被写体光L1を撮像面8へ結像させる撮影レンズ3aが収納されている。
光変調素子10は、ファインダで観察される被写体像に重畳させて表示する各種撮影情報のパターンを生成する素子である。光変調素子10は、スクリーン5に隣接して配置され、光変調素子10の端面近傍には、LED光源9が配設されている。また、光変調素子10には、光変調素子10を電気的に制御するためのドライバ20が接続されている。ドライバ20は、光変調素子10に電圧を印加するための電源回路20aと電源回路20aを駆動制御する制御回路20bとを備えている。LED光源9、光変調素子10およびドライバ20は、ディスプレイ装置100を構成する。
被写体から発せられた被写体光L1は、撮影レンズ3aを介してクイックリターンミラー21へ入射する。クイックリターンミラー4で上方に反射された被写体光L1は、スクリーン5上で結像し、この被写体像は、ペンタプリズム6と接眼レンズ7により観察される。レリーズ操作によりクイックリターンミラー4が上方に跳ね上げられると、被写体光L1は、そのまま直進し、フィルムまたは撮像素子の撮像面8に結像する。
LED光源9からの照明光L2は、光変調素子10の端面に入射し、光変調素子10により変調され、所定のパターン像を形成する変調光L3として光変調素子10から上方へ射出する。この変調光L3は、被写体光L1と同じ光路を経由して接眼レンズ7に入射するので、所定のパターン像と上述の被写体像とが重畳されてファインダ視野内に表示(スーパーインポーズ表示)され、撮影者(観察者)は、被写体像とパターン像を同時に観察することができる。
次に、図2を参照して、本実施の形態の光変調素子10について詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態による光変調素子10の構造を模式的に示す断面図である。図2に示されるように、ガラス基板11,18には、それぞれ透明電極12,17が設けられ、一対のガラス基板11,18は、透明電極12,17が対向するように平行配置されている。一対のガラス基板11,18は、封止部材19の厚さにより所定間隔に保持され、この封止部材19により、後述する液状の油膜15と電解液16が外部に漏洩することを阻止している。透明電極12は、所定形状のパターンで形成されているが、透明電極17は、パターンをもたない全面均一な電極である。透明電極12,17は、例えばITO(Indium-Tin Oxide)膜で形成される。
ガラス基板11の透明電極12が設けられた表面には、透明な絶縁層13が設けられ、絶縁層13の表面には、親油性処理層14が形成されている。親油性処理層14は、無極性で油との親和性が強く、電気絶縁性の性質を有する。親油性処理層14の表面には、油膜15が形成されている。油膜15は、例えば常温で液状の油脂であり、親油性処理層14と相溶性に富むために安定した膜となる。油膜15と透明電極17との間隙には、電解液16が充填されている。油膜15と電解液16とは相溶しないので、その界面は、明瞭な境界面を形成する。また、油膜15の屈折率n1は、電解液16の屈折率n2よりも高い。なお、親油性処理層14は、電気絶縁性の性質を有するので、絶縁層13を省略してもよいが、絶縁層13を設けた方が絶縁性の確保の観点からはより一層望ましい。
図3(a)は、第1の実施の形態による光変調素子10を用いたディスプレイ装置100を模式的に示す構成図であり、図3(b)は、図3(a)の領域Aにおける電圧無印加時の状態を示す部分断面図、図3(c)は、図3(a)の領域Aにおける電圧印加時の状態を示す部分断面図である。図3(b),(c)に示されるように、透明電極12は、電源回路20aのプラス側に、透明電極17は、電源回路20aのマイナス側に接続されている。
図3(a)に示されるように、LED光源9からの照明光L2は、光変調素子10の端面から入射し、ガラス基板11,18の表面で全反射を繰り返しながら、右方に進行する。領域Aに注目すると、図3(b)の電圧無印加時では、油膜15と電解液16との界面Fは、平坦になっており、光変調素子10内を進行する照明光L2は、界面Fで屈折するだけでそのまま進行し、LED光源9と反対側の端面から射出する。一方、図3(c)の電圧印加時では、界面Fは、透明電極12のパターンピッチに従って繰り返し彎曲している。これは、透明電極12に移動したプラス電荷と、透明電極17から注入されて電解液16を経て界面Fまで到達したマイナス電荷とが電気的に引き合うために生じたものである。彎曲の度合い(彎曲面の高低差)は、印加電圧に応じて大きくなる。
図3(c)において、電解液16中から一旦油膜15に入って油膜15内を進行する照明光L2は、彎曲した界面Fに入射するときの入射角が全反射の生じる臨界角を越えた場合は、全反射して変調光L3として光変調素子10の外部へ射出する。従って、各彎曲部分において全反射条件を満たす狭い領域からのみ変調光L3が射出することになる。このような変調光L3は、界面Fの各彎曲部分で生成されるので、パターン形状に即した表示が可能となる。すなわち、パターン形状に応じて変形する油膜15と電解液16との界面Fで全反射させることにより、反射光束としてガラス基板11から外部に射出させることができる。
図4(a)は、第1の実施の形態による光変調素子10の平面図である。図4(b)は、図4(a)に示される透明電極12の左側のパターンを拡大した図である。光変調素子10は、図1に示されるように、被写体光L1に沿ってスクリーン5の直後に配置され、光変調素子10の寸法は、スクリーン5とほぼ同じである。光変調素子10の中央には、焦点検出エリアを示すパターンが透明電極12により形成されている。このパターンは、図4(b)に示されるように、細いストライプ12a,12b,12cから構成されている。従って、電圧印加時には、細いストライプ12a,12b,12cの各々から変調光L3が射出し、全体として焦点検出エリアのマークを形成する。このように、透明電極12のパターンを複数本の細いストライプに分割して形成するので、表示したい図形や文字がどのような形状であっても対応することができる。
上述のように、本実施の形態の光変調素子10では、パターン形状の透明電極12と全面均一の透明電極17に電圧を印加し、油膜15と電解液16との界面Fを彎曲させることにより、任意の図形や文字を表示することができる。光変調素子10を備えるディスプレイ装置100をカメラのファインダ内表示装置として応用する場合、電圧印加時には、これらの図形や文字は、パターン像として被写体像に重畳されるので、透明電極12が形成された領域の被写体像は部分的に歪んで観察される。しかし、一般に、ファインダ内に表示されるパターン像がファインダ全域に占める面積は小さいので、被写体像を確認する上では問題はない。もちろん、電圧無印加時には、界面Fは平坦であるので、被写体像が歪むことはない。
図5により、本実施の形態の光変調素子10の変形例を示す。図5(a)は、光変調素子10Aの電圧無印加の状態を示す部分断面図、図5(b)は、光変調素子10Aの電圧印加の状態を示す部分断面図である。図5(a),(b)に示されるように、透明電極12Aと12Bは、互いに絶縁を保って交互に形成されており、透明電極12Aは、電源回路20aのプラス側に、透明電極12Bは、電源回路20aのマイナス側に接続されている。また、透明電極17は、電源回路20aのマイナス側に接続され、透明電極12Bと同じ電位である。図5の変形例では、透明電極12Aの配列ピッチは、図3の透明電極12と同じであるが、透明電極12Aの幅寸法は、透明電極12よりも小さくし、透明電極12Bが交互に挿入された配置となっている。
図5(a)に示されるように、電圧無印加時では、油膜15と電解液16との界面Fは、平坦になっており、これは、図3の場合と同様である。一方、図5(b)に示されるように、電圧印加時では、界面Fは、透明電極12Aのパターンピッチに従って繰り返し彎曲している。しかし、図5(b)の光変調素子10Aでは、プラス電位の透明電極12Aとマイナス電位の透明電極12Bが交互に配列しているため、界面Fは、透明電極12Aによって引き付けられる部分と透明電極12Bによって排斥される部分が交互に生じる。
その結果、この変形例では、同じ印加電圧の場合、第1の実施の形態の光変調素子10よりも彎曲の度合い(彎曲面の高低差)が大きくなる。換言すれば、この変形例では、第1の実施の形態の光変調素子10の場合よりも小さい印加電圧で同様の彎曲面を形成することができる。特に、光変調素子10の透明電極12のパターンピッチを小さくした場合は、油膜15と電解液16の粘性が界面Fの彎曲に対して抵抗となるが、この変形例のように、プラス電位の透明電極12Aとマイナス電位の透明電極12Bとを交互に配列することにより、印加電圧を大きくすることなく所望の彎曲面を得ることができる。
〈第2の実施の形態〉
図6,7を参照しながら第2の実施の形態による光変調素子を用いた回折型光学装置を説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態による光変調素子を用いた回折型光学装置を模式的に示す構成図である。回折型光学装置200は、光変調素子30と、光変調素子30へ平行光L4を照射する平面光源31と、光変調素子30を電気的に制御するためのドライバ40とを備えている。
図6,7を参照しながら第2の実施の形態による光変調素子を用いた回折型光学装置を説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態による光変調素子を用いた回折型光学装置を模式的に示す構成図である。回折型光学装置200は、光変調素子30と、光変調素子30へ平行光L4を照射する平面光源31と、光変調素子30を電気的に制御するためのドライバ40とを備えている。
光変調素子30は、第1の実施の形態の光変調素子10と基本的には同じであり、透明電極32のパターン形状のみが透明電極12と異なっている。透明電極32のパターンは、縞状の繰り返しパターン、すなわちラインアンドスペースである。平面光源31は、光変調素子30のガラス基板18へ平行光L4を例えば入射角90°で照射する光源である。但し、平行光L4は、光源から直接に発せられたものである必要はなく、光学系を経由してきた光であってもよい。ドライバ40は、光変調素子30に電圧を印加するための電源回路40aと電源回路40aを駆動制御する制御回路40bを備えており、第1の実施の形態で説明したドライバ20と基本的には変わらない。
上述のように構成された回折型光学装置200の動作を説明する。図7(a)は、第2の実施の形態による光変調素子30における電圧無印加時の状態を示す部分断面図、図7(b)は、第2の実施の形態による光変調素子30における電圧印加時の状態を示す部分断面図である。図7(a),(b)に示されるように、透明電極32は、電源回路40aのプラス側に、透明電極17は、電源回路40aのマイナス側に接続されている。
図7(a)の電圧無印加時では、油膜15と電解液16との界面Fは、平坦になっており、光変調素子30内を進行する平行光L4は、そのまま進行し、ガラス基板11を透過して外部に射出する。一方、図7(b)の電圧印加時では、界面Fは、透明電極32のパターンピッチに従って繰り返し彎曲しているので、紙面左右方向では油膜15の屈折率n1と電解液16の屈折率n2が繰り返し存在し、紙面垂直方向では屈折率変化のない回折格子が形成される。この回折格子の格子間隔は、透明電極32のパターンピッチに相当する。
図7(b)において、電解液16に入射した平行光L4は、回折格子により回折光L5となってガラス基板11を透過して外部に射出する。平行光L4の波長、入射角および回折格子の格子間隔に基づく回折条件を満たす場合に回折光が発生する。なお、透明電極32のパターンピッチを変えることにより回折条件も変わるので、複数の高次の回折光を発生させることもできる。
以上説明したように、第1の実施の形態の光変調素子10および第2の実施の形態の光変調素子30を用いると、電圧を印加して油膜15と電解液16との界面Fを彎曲させることにより、任意の図形や文字を表示したり、入射光を回折させることができる。光変調素子10,30は、液晶と比べて、油膜15、電解液16という安価な材料を使用するので、素子全体の製造コストを低く抑えることができる。また、液晶を用いないので、偏光光に限らず通常光にも対応できる。
本発明は、油膜と電解液との界面を彎曲させることにより、入射光を変調することに特徴がある。本発明は、その特徴を損なわない限り、以上説明した実施の形態に何ら限定されない。
1:一眼レフカメラ
9:LED光源
10,10A,30:光変調素子
11,18:ガラス基板
12,17,32:透明電極
13:絶縁層
14:親油性処理層
15:油膜
16:電解液
19:封止部材
20,40:ドライバ
20a,40a:電源回路
20b,40b:制御回路
100:ディスプレイ装置
200:回折型光学装置
L1:被写体光
L2:照明光
L3:変調光
L4:平行光
L5:回折光
9:LED光源
10,10A,30:光変調素子
11,18:ガラス基板
12,17,32:透明電極
13:絶縁層
14:親油性処理層
15:油膜
16:電解液
19:封止部材
20,40:ドライバ
20a,40a:電源回路
20b,40b:制御回路
100:ディスプレイ装置
200:回折型光学装置
L1:被写体光
L2:照明光
L3:変調光
L4:平行光
L5:回折光
Claims (5)
- パターン形状をもつ第1の透明電極が形成された第1の透明基板と、
前記第1の透明電極が形成された表面に親油性処理が施されて成る親油性処理層と、
前記親油性処理層の表面に形成された油膜と、
第2の透明電極が形成された第2の透明基板と、
前記油膜と前記第2の透明電極が対向配置されて形成される間隙に充填された電解液とを有することを特徴とする光変調素子。 - 請求項1に記載の光変調素子において、
前記第1の透明電極と親油性処理層との間に、さらに絶縁層を有することを特徴とする光変調素子。 - 請求項1または2に記載の光変調素子であって、前記パターン形状が図形や文字である光変調素子と、
前記光変調素子の端面から光を入射させる光源と、
前記パターン形状をもつ透明電極に印加される電界の向きおよび大きさを制御する電圧制御手段とを備え、
前記端面から入射する光を前記パターン形状に応じて変形する前記油膜と電解液との界面で反射させることにより、反射光束として前記第1の透明基板から射出させることを特徴とするディスプレイ装置。 - 請求項3に記載のディスプレイ装置を備え、
前記パターン形状に基づく図形や文字の情報を被写体像と重畳させて表示することを特徴とするカメラのファインダ内表示装置。 - 請求項1または2に記載の光変調素子であって、前記パターン形状が縞状である光変調素子と、
前記第2の透明基板を通して光を入射させる光源と、
前記第2の透明基板を透過して入射する光を前記パターン形状に応じた回折光として前記第1の透明基板から射出させるために、前記パターン形状をもつ透明電極に印加される電界の向きおよび大きさを制御する電圧制御手段とを備えることを特徴とする回折型光学装置。
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