JP2006010271A - 燃料電池自動車用の熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フラックスの残渣を容易に取り除き、循環水へのイオン溶出を抑制して導電率の上昇を抑え得る安価な燃料電池自動車用の熱交換器を提供する。
【解決手段】 冷媒として循環水が導入されるチューブ11と冷却フィンとを交互に積層したコア部の両端に、当該両端に応じた嵌合部17aが穿設された座板17と、この座板17に取り付けられるタンクカバーとを有するタンク部をそれぞれ設けた燃料電池自動車用の熱交換器であって、チューブ11と嵌合部17aとの接合部20にCs系フラックスFを供給し、チューブ11と冷却フィンとの接合部にノコロックフラックスを供給して、それぞれろう付けするようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料電池自動車用の熱交換器に関し、より詳細には、燃料電池内を循環する循環水を冷却するための燃料電池用循環水へのイオン溶出の抑制技術に関する。
例えば、駆動源として燃料電池を搭載した燃料電池自動車であるFCEV車(fuel cell electric vehicle)用の燃料電池として、例えば、高分子電解膜型の燃料電池システムが開発されている。このシステムは、燃料電池スタック内の水素燃料を、高分子電解膜に担持したプロトン触媒の作用でプロトン化し、高分子電解膜を隔てて存在する酸素との共働により電位発生を行うように構成されている。
このようなシステムでは、電極等の導電性部材が燃料電池スタック内に多く存在するため、感電防止の観点より冷媒の導電性を低レベルにする必要がある。このため、極めて導電性の小さい純水が循環水として使用されているとともに、反応制御の必要性から、この循環水を熱交換器により冷却することが行われている。そして、このようなシステムでは、熱交換器を循環する循環水が、プロトン触媒に直接接触するため、触媒被毒の観点から、金属等のイオンの循環水中への混入を抑制することが要望されている。
ここで、ラジエータやエバポレータ等の熱交換器のコアは、波形状に成形されたアルミニウム材からなる複数個のアウターフインと、扁平状に成形されたアルミニウム材からなる複数個のチューブとを交互に積層配列して構成されている。このような熱交換器のコアは、先ず、噴射法により濃度の低いフラックス(例えば、非腐食性のノコロックフラックス)をコア全体に付着させ、次いで、浸漬法により濃度の高いフラックス(例えば、ノコロックフラックス)を部分的に付着させる。噴射法で濃度の低いフラックスを付着させる部位は、チューブとフィン間及びチューブと座板間とし、浸漬法で濃度の高いフラックスを付着させる部位は、チューブと座板間としている(例えば、特許文献1参照)。
特公平5−70542号(第2頁および第3頁、図1および図2)
ところが、フラックスは、通常、ろう付け処理後の洗浄処理時において洗い流されるが、フラックスとして前記ノコロックフラックスを使用した場合、ろう付け後に残渣が残り易く、この残渣を洗浄することが困難であった。
また、残渣は水中でイオンを生じるため、導電率の低い水溶液や純水を使用する熱交換器の製造においては、前記フラックスを十分に注意深く取り除く必要があった。さらに、この上に耐食性コーティングを施す必要もある。この場合、フラックスは、ブラシ等によって機械的に除去する手法や、レーザ光を照射して物理的に除去する手法、または特殊薬品を用いて取り除く手法等、各種の手法によって除去を容易にする方法が提案されているが、いずれも工業的に見て決定的な手法とは言い難かった。
一方、ろう付け法自体にフラックスを用いない真空ろう付け法(VB)や、洗浄自体が容易なノコロックフラックスのカリウム(K)をセシウム(Cs)に置換したCs系フラックスを用いる手法も考えられるものの、真空ろう付け法はノコロックフラックスに比べて、ろう付け管理条件も厳しく生産性も低いデメリットがある。これに加えて、Cs系フラックスはセシウムを用いるため、価格が高く全面的に使用するのがはばかれていた。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、フラックスの残渣を容易に取り除き、循環水へのイオン溶出を抑制して導電率の上昇を抑え得る安価な燃料電池自動車用の熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、冷媒として循環水が導入されるチューブと冷却フィンとを交互に積層したコア部の両端に、当該両端に応じた嵌合部が穿設された座板と、この座板に取り付けられるタンクカバーとを有するタンク部をそれぞれ設けた燃料電池自動車用の熱交換器であって、上記チューブと上記嵌合部との接合部にCs系フラックスを供給し、上記チューブと冷却フィンとの接合部にノコロックフラックスを供給して、それぞれろう付けしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の燃料電池自動車用の熱交換器であって、上記座板と上記タンクカバーとの接合部に、上記Cs系フラックスを供給してろう付けしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の燃料電池自動車用の熱交換器であって、上記チューブと上記嵌合部との接合部における上記タンク部の内側に上記Cs系フラックスを供給し、当該接合部における上記タンク部の外側に、このフラックスの余剰分が流れ出すようにしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の燃料電池自動車用の熱交換器であって、上記嵌合部が、上記チューブの挿入方向に対向する上記タンク部の外側に向けて突出形成されたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の燃料電池自動車用の熱交換器であって、上記嵌合部に供給される上記Cs系フラックスは、ろう材が混入されてなることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4に記載の燃料電池自動車用の熱交換器であって、上記嵌合部における上記タンク部の内側にろう材をクラッドし、このろう材側に上記Cs系フラックスを供給して、上記ろう材が上記タンク部の外側に流れ出すようにしたことを特徴とする。
請求項7の発明は、少なくとも請求項1から請求項6の何れか一つに記載の燃料電池自動車用の熱交換器であって、前記チューブは、押し出し成形又は溶接成形によるチューブからなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、チューブと嵌合部との接合部にはCs系フラックスを供給し、その他のチューブと冷却フィンとの接合部にはノコロックフラックスを供給して、それぞれろう付けしたことにより、循環水が直接触れるチューブと嵌合部との接合部におけるフラックスの残渣を容易に除去することが可能となり、且つ、ノコロックフラックスに比較して高価なCs系フラックスを局所的にのみ用いることによってコストも抑えることができる。
かくして、フラックスの残渣を容易に取り除き、循環水へのイオン溶出を抑制して導電率の上昇を抑え得る安価な燃料電池自動車用の熱交換器を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、座板とタンクカバーとの接合部に、Cs系フラックスを供給してろう付けしたことにより、循環水が直接触れる座板とタンクカバーとの接合部におけるフラックスの残渣を容易に除去することが可能となる。しかも、ノコロックフラックスに比較して高価なCs系フラックスを局所的にのみ用いることによってコストも抑えることができる。
従って、座板とタンクカバーとの接合にろう付け法を用いる場合においても、フラックスの残渣を容易に取り除き、循環水へのイオン溶出を抑制して導電率の上昇を抑えることが可能な燃料電池自動車用の熱交換器を安価に実現することができる。
請求項3に記載の発明によれば、チューブと嵌合部との接合部におけるタンク部の内側にCs系フラックスを供給し、当該接合部におけるタンク部の外側に、このCsフラックスの余剰分が流れ出すようにしたことにより、余剰分のCsフラックスがタンク部内における接合部に残留し難くなる分、フラックスの残渣除去を一段と容易にすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、嵌合部が、チューブの挿入方向に対向するタンク部の外側に向けて突出形成されたことにより、チューブと嵌合部との接合部におけるタンク部の内側にCsフラックスを残留させ難くすることができる。従って、フラックスの残渣除去を格段と容易にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、嵌合部に供給されるCs系フラックスは、ろう材が混入されてなることにより、ろう材をクラッドしておく手間を省くことができるとともに、ろう材をクラッドしておく場合に比較してろう材の使用料を減らすことができる分、フラックスの残渣を低減させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、嵌合部におけるタンク部の内側にろう材をクラッドし、このろう材側にCs系フラックスを供給して、ろう材がタンク部の外側に流れ出すようにしたことにより、余剰分のCsフラックスがタンク部内における嵌合部に残留し難くなる分、フラックスの残渣除去をより一層容易にすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、押し出し成形又は溶接形成によるチューブを使用しているので、機械的強度に優れる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本実施の形態の燃料電池自動車用の熱交換器について説明する前に、本発明の熱交換器が使用されるFCEV冷却系システムについて簡単に説明する。
「FCEV冷却システムの概略構成」
図1は、燃料電池を搭載した電気自動車の冷却系システム図である。燃料電池を駆動源とするいわゆる燃料電池自動車は、当該燃料電池を約80〔℃〕に加温保持することで水素と酸素による反応が行われて電気を最も効率よく生成するため、加温し過ぎないように冷媒を循環させて燃料電池を冷却している。
この冷却系システム1では、加温された燃料電池を冷却する冷媒は、燃料電池本体2に形成された流路を流れると、ポンプ3によって熱交換器4へ送られ、熱交換器4で暖められた冷媒が熱交換器4によって冷却される。そして、冷却された冷媒は、再び燃料電池本体2へと送られ、加温された燃料電池を所定温度に保つように冷却する。このような経路を循環する冷媒には、例えば導電性の低い純水または純水に凍結防止剤であるエチレングリコールを混合したものが使用される。これは、燃料電池本体2の内部には導電性材料からなる電極などが設けられているため、その内部を循環する冷媒が導電性を持っていると、水素と酸素の反応に悪影響を与えるためである。
「熱交換器の概略構成」
図2〜図6は本発明の一実施の形態を示し、図2は本発明に係る燃料電池自動車用の熱交換器の正面図、図3は図2の熱交換器における座板とチューブとの組み付け箇所を拡大して示す断面図、図4はろう付けしたコア部の洗浄の様子を示す概略図、図5はコア部とタンクカバーとの取り付けの説明に供する斜視図、図6は図2の熱交換器における座板とタンクカバーとの組み付け箇所を拡大して示す断面図である。
図2に示すように、燃料電池自動車に用いられる熱交換器4は、チューブ11
と冷却フィン12とが交互に積層され、これら積層体、すなわちコア部19の両端に一対のヘッダタンク部(タンク部)13、14が配置されるとともに、これらヘッダタンク部13、14に入口パイプ15、出口パイプ16が連通して設けられている。
このヘッダタンク部13、14は、それぞれ座板17と、この座板17に取り付けられるタンクカバー18とから構成され、内部にタンク室(図示省略する)が形成されている。また、座板17には、各チューブ11の端部に応じた嵌合部17aが穿設されており、各チューブ11の端部が嵌合部17aに挿入され、前記タンク室内に突出した状態で結合されている(図5参照)。
そして、入口パイプ15から流入する循環水(この場合、純水)を入口側のヘッダタンク部13において各チューブ11へと分配配給し、下方に位置する出口側のヘッダタンク14へと流通させる。純水は、このチューブ11を流通する過程において、冷却フィン12によって冷やされたチューブ11を介して冷却されるようになっている。
本実施の形態の場合、座板17における嵌合部17aは、図3に示すように
、チューブ11の挿入方向に対向してヘッダタンク部13、14(図2参照)の外側に向けて突出形成されている。そして、チューブ11と座板17の嵌合部17aとの接合部20には残渣の除去が容易なCs系フラックスFを供給し、チューブ11と冷却フィン12との接合部には、ノコロックフラックスを供給して、それぞれろう付け法によってろう付け処理を施す。
これにより、循環水が直接触れるチューブ11と嵌合部17aとの接合部20におけるフラックスFの残渣を容易に除去することが可能となり、且つ、ノコロックフラックスに比較して高価なCs系フラックスFを局所的にのみ用いることによってコストも抑えることができる。
しかも、嵌合部17aをヘッダタンク部13(他方のヘッダタンク部14においても同様)の外側に向けて突出形成されるとともに、チューブ11と座板17の嵌合部17aとの接合部20におけるタンク部13(14)の内側に残渣の除去が容易なCs系フラックスFを供給してろう付けするようにした。
これにより、接合部20におけるタンク部13の外側に、Cs系フラックスFの余剰分が流れ出すようになされているため、この接合部20におけるCsフラックスFの残渣を一段と減らすことが可能となる。
従って、ろう付け処置後の洗浄処理時に、例えば図4に示すような洗浄装置21によって洗浄する際、超音波発生器22による超音波でCsフラックスFの残渣を容易、且つ、十分に除去することが可能となる。
また、熱交換器4において、座板17とタンクカバー18とをろう付け法を用いて接合する場合、図5に示すように、タンクカバー18と座板17とを位置合わせして仮組みした後、図6に示すように、座板17の端部をタンクカバー18の端部に沿って折り曲げる。このとき、この折り曲げた座板17とタンクカバー18との接合部17bには、残渣の除去が容易なCs系フラックスを供給するようにする。
これにより、循環水が直接触れる座板17とタンクカバー18との接合部17bにおけるCsフラックスFの残渣を容易に除去することが可能となる。しかも、このように、ノコロックフラックスに比較して高価なCs系フラックスFを局所的(チューブ11と嵌合部17aとの接合部20や、座板17とタンクカバー18との接合部17b)にのみ用いることによってコストも抑えることができる。
これに加えて、嵌合部17aに供給されるCs系フラックスFに、ろう材を混入したものを用いることにより、ろう材をクラッドしておく手間を省くことができるとともに、ろう材をクラッドしておく場合に比較してろう材の使用料を減らすことができる。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、チューブ11と嵌合部17aとの接合部20には、残渣の除去が容易なCs系フラックスFを供給し、その他のチューブ11と冷却フィン12との接合部にはノコロックフラックスを供給して、それぞれろう付けしたことにより、循環水が直接触れるチューブ11と嵌合部17aとの接合部20におけるフラックスFの残渣を容易に除去することが可能となり、且つ、ノコロックフラックスに比較して高価なCs系フラックスFをチューブ11と嵌合部17aとの接合部20にのみ用いることによってコストも抑えることができる。
かくして、フラックスFの残渣を容易に取り除き、循環水へのイオン溶出を抑制して導電率の上昇を抑え得る安価な燃料電池自動車用の熱交換器4を実現することができる。
また、座板17とタンクカバー18とを、ろう付け法によって接合する場合、これら座板17とタンクカバー18との接合部17bに、Cs系フラックスFを供給してろう付けしたことにより、循環水が直接触れる座板17とタンクカバー18との接合部20におけるフラックスFの残渣を容易に除去することが可能となる。しかも、ノコロックフラックスに比較して高価なCs系フラックスFを前記接合部20に加えて、座板17とタンクカバー18との接合部17bにのみ用いることによってコストも抑えることができる。
従って、座板17とタンクカバー18との接合にろう付け法を用いる場合においても、フラックスFの残渣を容易に取り除き、循環水へのイオン溶出を抑制して導電率の上昇を抑えることが可能な燃料電池自動車用の熱交換器4を安価に実現することができる。
これに加えて、チューブ11と嵌合部17aとの接合部20におけるタンク部13(14)の内側にCs系フラックスFを供給し、当該接合部20におけるタンク部13(14)の外側に、このCsフラックスFの余剰分が流れ出すようにしたことにより、余剰分のCsフラックスFがタンク部13(14)内における接合部20に残留し難くなる分、フラックスFの残渣除去を一段と容易にすることができる。
さらに、嵌合部17aが、チューブ11の挿入方向に対向するタンク部13(14)の外側に向けて突出形成されたことにより、チューブ11と嵌合部17aとの接合部20におけるタンク部13(14)の内側にCsフラックスFを残留させ難くすることができる。従って、フラックスFの残渣除去を格段と容易にすることができる。
さらに、嵌合部17aに供給されるCs系フラックスFは、ろう材が混入されてなることにより、ろう材をクラッドしておく手間を省くことができるとともに、ろう材をクラッドしておく場合に比較してろう材の使用料を減らすことができる。
また、チューブ11は、押し出し成形や溶接成形によるチューブが望ましい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態の開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替の実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施の形態においては、嵌合部17aに供給されるCs系フラックスFに、ろう材を混入したものを用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、嵌合部17aにおけるタンク部13(14)の内側にろう材をクラッドし、このろう材側にCs系フラックスFを供給して、ろう材がタンク部13(14)の外側に流れ出すようにしてもよい。この場合、余剰分のフラックスFがタンク部13(14)内における嵌合部17aに残留し難くなる分、フラックスFの残渣除去をより一層容易にすることができる利点を得る。
燃料電池自動車における冷却系システムの概略構成図である。 本発明の一実施の形態を示し、燃料電池自動車用の熱交換器の正面図である。 図2の熱交換器における座板とチューブとの組み付け箇所を拡大して示す断面図である。 ろう付けしたコア部の洗浄の様子を示す概略図である。 コア部とタンクカバーとの取り付けの説明に供する斜視図である。 図2の熱交換器における座板とタンクカバーとの組み付け箇所を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1…冷却系システム
2…燃料電池本体
3…ポンプ
4…熱交換器
11…チューブ
12…冷却フィン
13、14…タンク部
17…座板
17a…嵌合部
18…タンクカバー
19…コア部
20…接合部

Claims (7)

  1. 冷媒として循環水が導入されるチューブ(11)と冷却フィン(12)とを交互に積層したコア部(19)の両端に、当該両端に応じた嵌合部(17a)が穿設された座板(17)と、この座板(17)に取り付けられるタンクカバー(18)とを有するタンク部(13)、(14)をそれぞれ設けた燃料電池自動車用の熱交換器(4)であって、
    上記チューブ(11)と上記嵌合部(17a)との接合部(20)にCs系フラックス(F)を供給し、
    上記チューブ(11)と冷却フィン(12)との接合部にノコロックフラックスを供給して、それぞれろう付けした
    ことを特徴とする燃料電池自動車用の熱交換器(4)。
  2. 請求項1に記載の燃料電池自動車用の熱交換器(4)であって、
    上記座板(17)と上記タンクカバー(18)との接合部(17b)に、上記Cs系フラックス(F)を供給してろう付けした
    ことを特徴とする燃料電池自動車用の熱交換器(4)。
  3. 請求項1に記載の燃料電池自動車用の熱交換器(4)であって、
    上記チューブ(11)と上記嵌合部(17a)との接合部(20)における上記タンク部(13)、(14)の内側に上記Cs系フラックス(F)を供給し、当該接合部(20)における上記タンク部(13)、(14)の外側に、このフラックス(F)の余剰分が流れ出すようにした
    ことを特徴とする燃料電池自動車用の熱交換器(4)。
  4. 請求項3に記載の燃料電池自動車用の熱交換器(4)であって、
    上記嵌合部(17a)が、上記チューブ(11)の挿入方向に対向する上記タンク部(13)、(14)の外側に向けて突出形成された
    ことを特徴とする燃料電池自動車用の熱交換器(4)。
  5. 請求項4に記載の燃料電池自動車用の熱交換器(4)であって、
    上記嵌合部(17a)に供給される上記Cs系フラックス(F)は、ろう材が混入されてなる
    ことを特徴とする燃料電池自動車用の熱交換器(4)。
  6. 請求項4に記載の燃料電池自動車用の熱交換器(4)であって、
    上記嵌合部(17a)における上記タンク部(13)、(14)の内側にろう材をクラッドし、このろう材側に上記Cs系フラックス(F)を供給して、上記ろう材が上記タンク部(13)、(14)の外側に流れ出すようにした
    ことを特徴とする燃料電池自動車用の熱交換器(4)。
  7. 少なくとも請求項1から請求項6の何れか一つに記載の燃料電池自動車用の熱交換器(4)であって、
    前記チューブ(11)は、押し出し成形又は溶接成形によるチューブ(11)からなる
    ことを特徴とする燃料電池自動車用の熱交換器(4)。
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