JP2006009076A - 焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物 - Google Patents

焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の各種焼結アルミニウム合金に適用可能で合金の強度をより一層向上させる方策を提供する。
【課題を解決するための手段】Alを主成分とする合金粉末または混合粉末に、Snを主成分とし、Snと他の元素との間、あるいはSnと他の元素との金属間化合物との間で共晶型合金を形成する組成の共晶型合金粉末の少なくとも1種、または、共晶反応を生じてSnの共晶液相を発生する組成の偏晶型合金粉末の少なくとも1種からなる焼結助剤粉末を0.01〜0.5質量%添加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯車、プーリー、コンプレッサー用べーン、コンロッド、ピストンなどの軽量で強度や耐摩耗性等が要求される部品の材料として好適な焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物に関するものである。
機械効率の向上や省エネルギーの必要性の観点から、機械要素の軽量化材料への置換が進んでいる。特に焼結アルミニウム合金は、鋳造合金では得られないような金属組織が得られることから、近年その適用が進んでいる。
例えば、Siを多量に含む鋳造合金では初晶Siが粗大化した金属組織の合金しか得られないのに対し、焼結アルミニウム合金では微細な初晶Siが均一に分散した金属組織を呈し、強度、耐摩耗性および加工性に優れた合金(特許文献1、2)や、この合金をさらに改良して、微細な初晶Siが分散するAl−Si系合金相と初晶Siを含まないAl固溶体相とを斑状に分散させた金属組織を呈し、強度と耐摩耗性をより一層向上させた合金(特許文献3〜6)等が実用化されている。
このような状況の下に、焼結Al合金に、Cu、Mg、Si、SnおよびZnのうちの1種以上を0.2〜20%含有させ、これらの成分の液相を焼結時に低温で発生させることにより焼結性を改善し素地のAlと合金化して素地を強化させた焼結Al合金(特許文献7)等が提案されている。
特開昭53−128512号公報 特開昭62−10237号公報 特開平4−365832号公報 特開平7−197168号公報 特開平7−197167号公報 特開平7−224341号公報 特開昭59−41432号公報
上記のアルミニウム−珪素系焼結合金に限らず、焼結アルミニウム合金は、その適用範囲を拡大しているが、より一層の軽量化を図るために、より一層の高強度化および薄肉化への要請が高まっており、そのため各種焼結アルミニウム合金のより一層の強度の向上が望まれている。ここで、各種焼結アルミニウム合金の強度を高める汎用性のある技術が開発されれば、その適用範囲をさらに拡大することが可能となる。このような観点から、この発明の目的は、従来の各種焼結アルミニウム合金に適用可能な、焼結アルミニウム合金の強度を向上させる方策を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の第1の焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物は、Alを主成分とする合金粉末または混合粉末に、Snを主成分とし、Snと他の元素との間、あるいはSnと他の元素との金属間化合物との間で共晶型合金を形成する組成の共晶型合金粉末の少なくとも1種からなる焼結助剤粉末を0.01〜0.5質量%添加したことを特徴とする。
本発明の第2の焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物は、Alを主成分とする合金粉末または混合粉末に、Snを主成分とし、Snと他の元素との間、あるいはSnと他の元素との金属間化合物との間で共晶反応を生じてSnの共晶液相を発生する組成の偏晶型合金粉末の少なくとも1種からなる焼結助剤粉末を0.01〜0.5質量%添加したことを特徴とする。
本発明の第3の焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物は、第1発明の焼結アルミニウム部材の原料粉末用の粉末混合物として、鉛フリーはんだを用いることを特徴とする。
本発明の第4の焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物は、Alを主成分とする合金粉末または混合粉末に、上記第1から3発明のいずれかの焼結助剤粉末を少なくとも2種以上用いるとともに、総量として焼結助剤粉末を0.01〜0.5質量%添加したことを特徴とする。
ここで、Alを主成分とする合金粉末または混合粉末は、従来の焼結アルミニウム部材を製造するための原料粉末であり、アルミニウム粉末や、アルミニウム−珪素系合金粉末、アルミニウム−マグネシウム系合金粉末、アルミニウム−マグネシウム−珪素系合金粉末、アルミニウム−銅合金粉末、アルミニウム−銅−珪素系合金粉末等のアルミニウム合金粉末の単味粉末や混合粉末、またはこれに強度等の特性向上のため、銅粉末、マグネシウム粉末、銅−マグネシウム合金粉末等の粉末を添加した混合粉末等の従来より用いられているものが使用可能である。
本発明の焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物は、従来の焼結アルミニウム合金の原料粉末となるAlを主成分とする合金粉末または混合粉末に、Snよりも低い融点を有する、(1)Snを主成分とし、Snと他の元素との間、あるいはSnと他の元素との金属間化合物との間で共晶型合金を形成する組成の共晶型合金粉末の少なくとも1種からなる焼結助剤粉末、あるいは、(2)Snを主成分とし、Snと他の元素との間、あるいはSnと他の元素との金属間化合物との間で共晶反応を生じてSnの共晶液相を発生する組成の偏晶型合金粉末、の少なくとも1種からなる焼結助剤粉末を0.01〜0.5質量%添加したものである。そして、これを金型内で圧粉成形した圧粉体を焼結すると、昇温過程においてSnよりも低い温度から液相を発生し、焼結による緻密化が促進されて、強度の高い焼結アルミニウム部材が得られるという汎用性の高いものとなる。このため、従来からある各種焼結アルミニウム部材の強度の向上が果たされ、適用範囲の拡大が果たせる。
上記特許文献7において、焼結時に液相を発生させることにより、焼結性を改善し基地の強化を図る技術が開示されているが、焼結性の改善のみを考慮する場合、より低い温度で液相を発生させ、より高い温度までその液相を保持させることが、液相の表面張力による緻密化の効果が長時間維持される点で好ましい。このため高温までAlと溶け合わない元素が好ましい。
また、このような低融点金属の液相はアルミニウム粉末またはアルミニウム合金粉末表面の酸化被膜を除去して焼結の進行を促進する作用を有する。特許文献7に記載のSnはこのような特性を有する元素で、特許文献7に記載されているようなAlと合金化して素地を強化するというもう一つの効果は実際には有しないものの焼結性改善の点で優れた効果を発揮する元素である。
そこでSnの添加に替えて、Snより一層低い温度から液相を発生させる低融点化合物を用いると、その効果がより一層長く維持され、より一層の焼結性の改善が果たせ、その結果得られる焼結アルミニウム部材の強度の向上が果たせることとなる。
本願はこの観点より、Snより低い温度で液相が発生するとともに長い間液相が維持される物質として、Snの共晶型合金およびSnの共晶反応液相が発生する偏晶型合金を用いることを骨子とする。
図1(a)は二元系の共晶型合金の状態図を簡略化した模式図である。成分A、Bの共晶液相は、Aの融点T、Bの融点Tよりも低い温度Tで発生する。よってAがSnとし、Bを他の元素とすると、Snの融点は232℃であるが、Snを主成分とし、Snと他の元素の間で共晶型合金を形成する組成の共晶型合金の共晶反応温度は232℃より低下することとなる。このような元素としてAg、Bi、Cd、In、Pb、Tl、Zn等があり、これらは全てSn−Alの共晶反応温度である229℃以下の共晶反応温度を有する。
また図1(b)のように、A、B間に溶解温度まで分解しない金属間化合物Aを生じ、これが各成分と共晶反応をなす場合、AとA、AとBがそれぞれ共晶反応を行っており、金属間化合物Aを一つの成分とみなせばA−A系およびA−B系の2個の二元系が集まったものと見なせる。この場合も、AをSnとし、他の元素をBとすると、Snを主成分とし、Snと、Snと他の元素との金属間化合物(Sn)との間で共晶型合金を形成する組成の共晶型合金の共晶反応温度はSn単体の融点232℃より低下することとなる。このような元素(金属間化合物)としてAu(AuSn)、Co(CoSn)、Cu(CuSn)、La(LaSn)、Li(LiSn)、Mg(MgSn)、Pt(PtSn)等があり、これらも全てSn−Alの共晶反応温度である229℃以下の共晶反応温度を有する。
さらに、図1(c)のように、一部で共晶反応を生ずる偏晶型合金の場合においても、AをSnとすると、Snと共晶反応を生ずる組成範囲内でSnの共晶液相が発生するため、Snを主成分とし、Snと他の元素との間、あるいはSnと他の元素との金属間化合物との間で共晶反応を生じてSnの共晶液相を発生する組成の偏晶型合金であっても同様の効果が得られる。
以上は、単純な二元系の場合の例であるが、三元系または四元系以上の場合であっても同様にSnを主成分とし、Snの共晶液相を発生する組成であれば、同様の効果が得られる。ただし、これらの元素のうち、Pb、CdについてもSnと共晶液相を発生するが、毒性の点から使用しないことが好ましい。
上記の観点を含めて、多元系のSnを主成分とする共晶合金としては、近年開発が進んでいる鉛フリーはんだを用いることが好ましい。鉛フリーはんだには、Sn−Zn系、Sn−Ag系、Sn−Bi系、Sn−Zn−Bi系、Sn−Ag−Bi系等があり、これらに少量のIn、Cu、Ni、Sb、Ga、Ge等の金属元素を添加したものが提案されており、その一部は実際に実用化されている。このような市販の鉛フリーはんだは、はんだペーストに分散させるはんだ粉末等を転用できるため、入手が容易で好ましい。
上記のようなSnを主成分とし、Snの共晶液相を発生させる合金の粉末を焼結助剤粉末として用いると、焼結時の昇温過程で早期にSnの共晶液相が発生し、アルミニウム粉末またはアルミニウム合金粉末表面の酸化被膜を除去して焼結の進行を促進するとともに、共晶液相の効果が長時間維持され、液相の表面張力による液相収縮の作用により緻密化が進行して、焼結アルミニウム部材の強度の向上に寄与する。
このような作用を有する焼結助剤粉末は、0.01質量%以上の添加でその効果が顕著となり、0.1〜0.2質量%でその効果が最大となる。一方、Snは通常のアルミニウム部材の焼結温度の範囲ではAlとほとんど溶け合わないため、多量に用いると粒界に析出し、強度低下の原因となる。このため上記のような焼結助剤粉末の添加量は多くとも0.5質量%に止めるべきである。0.5質量%を超える添加は、Snの粒界析出による強度低下が、上記の液相収縮による緻密化の効果を上回り、強度向上の目的が達成できなくなる。なお、より好ましい添加量は0.05〜0.2質量%である。
上記の焼結助剤粉末は、上記の作用をもたらすものであるから、上記のような焼結助剤粉末が未添加の従来の焼結アルミニウム部材の原料粉末用の粉末混合物に対し、上記の焼結助剤粉末を添加することで、上記の作用が得られ、得られる焼結体が緻密化することで、従来の焼結体よりも強度が向上する。また、焼結助剤粉末の主成分となるSnは、焼結体の主成分であるAlと反応しないので、元々の焼結アルミニウム部材の特性に影響を与えない。上記の焼結助剤粉末は、2種類以上併用しても、その作用は上記の説明のとおりであるので、所望により2種類以上併用しても差し支えない。
原料粉末として、純アルミニウム粉末、Al−20質量%Siの組成のアルミニウム−珪素合金粉末、Cu−4質量%Niの組成の銅−ニッケル合金粉末、Al−50質量%Mgの組成のアルミニウム−マグネシウム合金粉末、Al−12質量%Si−3質量%Cu−1質量%Mgの組成のアルミニウム−珪素−銅−マグネシウム合金粉末を用意した。また、焼結助剤粉末として、Sn−8質量%Zn−3質量%Biの組成の錫−亜鉛系合金粉末(共晶液相発生温度:190℃)、Sn−3.5質量%Agの組成の錫−銀合金粉末(共晶液相発生温度:221℃)、Sn−0.75質量%Cuの組成の錫−銅合金粉末(共晶液相発生温度:227℃)を用意した。これらの焼結助剤粉末は、鉛フリーはんだのペーストより濾過して準備した。これらの原料粉末および焼結助剤粉末を表1に示す割合で配合し、混合して焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物を作製した。
得られた各粉末混合物を金型内に充填し成形圧力200MPaで成形し、5×10×30mmの板状の成形体を作製し、試料番号01〜08については焼結温度545℃、試料番号09〜16については焼結温度550℃、試料番号17、18については焼結温度630℃で、各々60分間保持して焼結を行い、試料番号01〜18の試料を作製した。得られた各試料について三点曲げ試験を行い、その結果をそれぞれの焼結助剤粉末を添加しない原料粉末の値を100とする指数で表したものを表1に併せて示す。なお、試料番号17、18の純アルミニウム粉末のみを原料粉末として用いた試料については、焼結助剤粉末が未添加の試料番号17は、焼結がほとんど進行せず、三点曲げ試験が行えなかったため、上記の指数で表現できず、焼結助剤粉末を添加した試料番号18についてのみ実測値で記載した。
Figure 2006009076
表1の試料番号01〜08は、特開平7−224341号公報に記載のアルミニウム合金に焼結助剤粉末を適用した場合の実施例で、焼結助剤粉末が未添加の場合でも原料粉末の液相が多量に生じる合金の場合の例である。焼結助剤粉末を未添加の試料(試料番号01)に比して、錫−亜鉛系合金粉末を添加した試料番号02〜05の試料では、曲げ強さが向上し、焼結助剤粉末の強度向上の効果が確認された。
これは、未添加の場合でも生じる液相成分は、焼結過程でアルミニウム基地に拡散して焼結途上で消失するため、液相収縮の効果が焼結工程の一部にしか作用しないのに対し、焼結助剤粉末を添加した試料では、焼結助剤粉末による液相が焼結工程のほとんどの部分で存在することによって液相収縮の効果が焼結工程を通じてもたらされることによると考えられる。しかし、焼結助剤粉末の添加量が0.5質量%を超える試料番号06の試料では、焼結助剤粉末の添加量が多すぎてアルミニウム合金基地の粒界に焼結助剤成分が析出して強度の低下が生じることが確認された。また、試料番号04、07および08により、焼結助剤粉末の種類を替えても同様にその効果を有することが確認された。
表1の試料番号09〜16は、従来合金であるAl−12質量%Si−3質量%Cu−1質量%Mgの組成のアルミニウム−珪素−銅−マグネシウム合金に焼結助剤粉末を適用した場合の実施例で、原料の合金粉末より生じる液相量が上記の特開平7−224341号公報に記載のアルミニウム合金よりも少なく、焼結しにくいアルミニウム合金の場合の例である。このようなアルミニウム合金への焼結助剤粉末の添加は、上記の場合と同様の効果を示すが、元々の原料粉末より生じる液相が乏しいことにより、上記の場合よりも液相収縮による強度向上の効果が顕著に現れていることがわかる。また、焼結助剤粉末の種類を替えても同様にその効果が得られることもわかる。
表1の試料番号17、18は、焼結ができない純アルミニウムの場合の実施例である。焼結助剤粉末が未添加のものでは焼結がほとんど進行せず、三点曲げ試験が実施できなかったのに対し、焼結助剤粉末を添加すると、焼結助剤粉末の共晶液相が有するアルミニウム粉末表面の酸化被膜の除去作用、および液相収縮による緻密化の作用により、焼結が行えるようになることが確認された。
本発明の焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物は、従来の焼結アルミニウム合金の原料粉末となるAlを主成分とする合金粉末または混合粉末に、Snよりも低い融点を有するSnを主成分とする共晶液相を発生する焼結助剤粉末を添加するものである。これを金型内で圧粉成形した圧粉体を焼結すると、昇温過程においてSnよりも低い温度から液相を発生し、焼結による緻密化が促進されて、強度の高い焼結アルミニウム部材が得られるという汎用性の高いものであるから、従来よりある各種焼結アルミニウム部材に適用可能であるとともに、その強度の向上が果たされ、適用範囲の拡大が果たせる。
(a)〜(c)は、本発明に係る共晶合金を説明するための成分Aと成分Bの二元系状態図の模式図である。 図1(a)は二元系の共晶型合金の状態図を簡略化した模式図である。 図1(b)は成分A、B間に金属化合物Aを生じ、これが各成分と共晶反応をなす場合の状態図を簡略化した模式図である。 図1(c)は成分A、B間の一部で共晶反応を生じる偏晶型合金の状態図を簡略化した模式図である。

Claims (4)

  1. Alを主成分とする合金粉末または混合粉末に、Snを主成分とし、Snと他の元素との間、あるいはSnと他の元素との金属間化合物との間で共晶反応線を有する組成の共晶型合金粉末の少なくとも1種からなる焼結助剤粉末を0.01〜0.5質量%添加したことを特徴とする焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物。
  2. Alを主成分とする合金粉末または混合粉末に、Snを主成分とし、Snと他の元素との間、あるいはSnと他の元素との金属間化合物との間でSnの共晶液相を発生する組成の偏晶型合金粉末の少なくとも1種からなる焼結助剤粉末を0.01〜0.5質量%添加したことを特徴とする焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物。
  3. 請求項1に記載の焼結助剤が、鉛フリーはんだであることを特徴とする焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物。
  4. Alを主成分とする合金粉末または混合粉末に、請求項1から3のいずれかに記載の焼結助剤粉末を少なくとも2種以上用いるとともに、総量として焼結助剤粉末を0.01〜0.3質量%を添加したことを特徴とする焼結アルミニウム部材の原料用粉末混合物。
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