JP2006008127A - プルショックトラックシステムを有するリアサスペンションを備えた自動二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動二輪車において、背が低く、使用時に隠れるリアスイングアームを有するリアサスペンションを提供する。
【解決手段】 メインフレームと、リアスイングフレームと、およびメインフレームとリアスイングフレームとの間に機能的に配設されるプルショックアセンブリとを備える自動二輪車。スイングフレームは、メインフレームへ揺動自在に取付けられる。メインフレームは、プルショックアセンブリの摺動部材を収容する一対の摺動トラックを備える。リンクアームが、スイングフレームの前方部分と摺動部材との間に延びて、スイングフレームの揺動移動を摺動部材の縦方向摺動移動に変換する。摺動部材に付随するダンパが、摺動部材の摺動移動を、かくしてスイングフレームの揺動移動を制約する。そのリンクは、スイングフレームへ固定される前端部、および摺動部材へ固定される後端部を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 メインフレームと、リアスイングフレームと、およびメインフレームとリアスイングフレームとの間に機能的に配設されるプルショックアセンブリとを備える自動二輪車。スイングフレームは、メインフレームへ揺動自在に取付けられる。メインフレームは、プルショックアセンブリの摺動部材を収容する一対の摺動トラックを備える。リンクアームが、スイングフレームの前方部分と摺動部材との間に延びて、スイングフレームの揺動移動を摺動部材の縦方向摺動移動に変換する。摺動部材に付随するダンパが、摺動部材の摺動移動を、かくしてスイングフレームの揺動移動を制約する。そのリンクは、スイングフレームへ固定される前端部、および摺動部材へ固定される後端部を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、一般に、自動二輪車サスペンションシステムに関し、特に、リアスイングフレームを有する自動二輪車用のリアサスペンションシステムに関する。
リアスイングフレームを有する自動二輪車は、当該技術において知られている。さらに、リアスイングフレームを有する自動二輪車用のリアサスペンションシステムも、当該技術において知られている。そのようなサスペンションシステムは、標準的には、リアスイングフレームの前方部分からフロントフレームすなわちメインフレームの後方部分へと上方へ延びる1つ以上のショックアブソーバを備える。これらの公知のシステムにおいて、ショックアブソーバは、典型的に、リアスイングフレームの揺動方向と一致していてリアスイングフレームの揺動を減衰或いは緩衝する。
あいにく、従来のリアスイングフレーム構造、および特に、リアスイングフレームサスペンションは、かなりの開放空間を必要とする。一部の自動二輪車においては、そのような空間を簡単に利用できない。さらに従来のスイングフレームサスペンションは、好ましくない外観を呈する。したがって、背が低く、使用時に隠れるリアスイングフレームを有する自動二輪車用の改良されたリアサスペンションが当該技術において求められている。
本発明は、リアスイングフレームを有する自動二輪車用の改良されたリアサスペンションに関するもので、そのサスペンションは、一般に使用時には隠れ、背が低く、かつ限定された空間が利用できる自動二輪車に使用可能である。
本発明によれば、自動二輪車は、メインフレームおよびリアサスペンションアセンブリを備える。メインフレームは、前端部と後端部を有する。前輪は、メインフレームへ固定され、かつ第1の回転軸を形成する。リアサスペンションアセンブリは、リアスイングフレームとショックアセンブリを備える。リアスイングフレームは、メインフレームへ揺動自在に固定される。ショックアセンブリは、メインフレームに関してのリアスイングフレームの揺動移動を減衰するように作動自在である。
さらに本発明によれば、後輪は、リアスイングフレームへ固定され、かつそのフレームと共に垂直方向に移動自在である。後輪は第2の回転軸を形成する。リアスイングフレームは、リアサスペンションアセンブリが静止しているときに第1と第2の回転軸間に延びるラインの垂直方向上方の位置においてメインフレームへ揺動自在に固定される。
さらに本発明によれば、リアサスペンションアセンブリは、摺動部材とダンパをさらに備える。摺動部材は、メインフレームへ摺動自在に固定される一方、ダンパは、摺動部材とメインフレームへ装着される。摺動部材は、リアスイングフレームの揺動移動を摺動部材の縦方向移動へ変換するように、リアスイングフレームへ機能的に付随する。
本発明のこれらおよび別の特徴は、下記の説明と図面を参照すれば明らかになる。
最初に、本発明は、種々の自動二輪車構成部分の特定の配置と相対的位置を指向するのではなく、むしろリアスイングフレームを有する自動二輪車用の改良された自動二輪車フレームと改良されたリアサスペンションを指向することが分かる。したがって、本発明の多くの従来の特徴は、本明細書においては単に概略図示され、および以下に大まかな仕方で検討され、かつ必要に応じてだけ本発明のフレームとサスペンションを説明するように検討される。
本明細書においては詳細に検討されない、自動二輪車の他の態様に関する別の情報が望ましい場合、改良されたサーモスタット取付け部を有する自動二輪車(Rankin Hill整理番号HRA−15144)という名称で、共同で譲渡される同時係属出願の、2004年2月17日に出願された出願番号10/780.336、および2004年2月17日に出願された出願番号10/780.201を参照するものとし、それらの開示全体が、本明細書に明示的に組込まれる。
図1を参照すると、本発明に従う改良されたリアサスペンションアセンブリ12を組込む自動二輪車10が、ほぼ概略的に、またはほぼ単純化された仕方で図示される。自動二輪車10は、前輪14、後輪16、エンジン18、フロントフレームすなわちメインフレーム20、およびリアスイングフレーム22を備える。リアサスペンションアセンブリ12は、スイングフレーム22および後述されるプルショックアセンブリ24(図5)を備える。
前輪14は、メインフレーム20へ装着されるステアリングヘッドへ揺動自在に固定されるフロントフォーク26の下端部へ取付けられる。エンジン18は、ほぼ前方に配設され、かつメインフレーム20の上部レール28と下部レール30との間に取付けられる。後輪16は、リアスイングフレーム22の後端部へ回転自在に装着され、かつ従来のように、変速装置と、および駆動ベルト、駆動チェーンまたは駆動シャフトのような駆動手段とを経てエンジン18により回転自在に駆動される。
図2A、2Bおよび3を参照すると、フロントフレームすなわちメインフレーム20は、一対の上部レール28、一対の下部レール30、および一対の後部レール32を備える。上部レール28のそれぞれは、前方部分28aおよび後方部分28bを有する。下部レール30のそれぞれは、上部前端部30aおよび下部後端部30bを有する。後部レール32のそれぞれは、上端部32aおよび下端部32bを有する。
具体的には、下部レール30は、側面から見たときにほぼL形であるので、下部レールの上部前端部30aから下方に延びる部分であって、その箇所において下部レール30が上部レール28へ装着される第1の部分30a′、および第1の部分30a′の下端部から一体で後方へ延び、かつ下部後端部30bにおいて一対の摺動トラック30cにおいて終端する第2の部分30b′を形成し、これらは、図2C,2Dおよび4を参照してさらに検討される。好ましくは、摺動トラック30cのそれぞれは、エラストマー停止部材33を収容する。下部レール30は好ましくは、摺動トラック30c間に延び、かつ摺動トラックを相互接続する少なくとも1つの十字部材30dを備える。
十字部材30dは、低輪郭を有するので、以下の説明から明らかなように、摺動トラック30cにより形成される溝30c′の垂直方向下方に位置決めされ、それにより溝30c′と干渉しない。
後部レール32の下端部32bは、摺動トラック30cが後部レール32と下部レール30とのユニオンの後方に延びるように、下部レール30の後端部30bの丁度前方または前にある位置において下部レール30へ接合される。下部レール30は、メインフレームを補強しかつ一体化するように、下部レール30の第1の部分30a′のような下部レール30の他の部分間に延び、かつそれらの部分間を相互接続する別の十字部材(図示されない)を備えることもできる。
上部レールの前方部分28aは、上述したように、下部レール30の前端部30aへ固定される。上部レールの後方部分28bは、後部レール32の上端部32aへ固定される。上部レールの前端部28aは、下部レールの第2の部分30b′とほぼ平行である一方、上部レールの後方部分28bは、上部レールの前端部28aから下方へ湾曲する。当然ながら、前方と後方の部分28a、28bは、溶接などにより互いに装着される。
後部レール32は、側面から見たときにほぼ倒立L形状に形状が決められ、またそれぞれは、付随する上部レール28の後方部分28bへ接続される上端部32aにおいて終端する前方アーム32a′と、および対応する下部レール30の後端部の第2の部分30b′へ接続される下端部32bを有する下方脚部32b′とを備える。
下方脚部32b′のそれぞれは、以下に詳細に説明するように、軸受またはブッシング34(たとえば、スリーブ軸受)を収容する開口部32cを形成し、その開口部まで、かつ開口部を通してスタブ回転軸36が延びる。一連のネジ込み孔32c′が開口部32cを取込み、それにより軸受/ブッシング34および/またはスタブ回転軸36を下方脚部32b′へ装着できる。
後部レール32は、後部レール32を相互接続しかつそれらを一体化するために、前方と後方の十字部材32d、32eも備える。前方十字部材32dは、後部レールの前方アーム32a′の前端部間に延びる一方、後方十字部材は、後部レールの前方アーム32a′の後端部間に延びる。
リアスイングフレーム22は、一対のほぼ三角プレート状の前方部分38、一対の後方部分40、および内部ハーフフェンダー42を備える。
前方部分38は、上端部38aと下端部38bを備え、かつ軸受44を収容する開口部38cを形成する。軸受開口部38cは、後部レール32の下方脚部32b′内のネジ込み開口部32cを取囲むネジ込み孔32c′と整合するネジ込み開口部38c′により取囲まれる。したがって、以下の検討から明らかなように、リアスイングフレーム22がスタブ回転軸36の回りに揺動しながら、ネジ込み締付具が、軸受/ブッシング34、44および/または整合された軸受/ブッシング34、44を通して延びるスタブ回転軸36を装着する。
これに関して、揺動接続部がほぼ前方に配設され、そのために、スイングフレーム22の前方部分38がメインフレーム20の後部レール32間に配設されることが分かる。したがって、スタブ回転軸36により形成される揺動接続部は、以下に詳細に説明するように、摺動トラック30cの前方にある。当然ながら、スタブ回転軸36は、ボルトの形態にすることができ、そのために、その内端部すなわち末端部にネジ込まれるナットを有することができる。メインフレーム20とスイングフレーム22との間の揺動接続部は、本発明の範囲と精神から逸脱することなく、他の既知の構造部材、または以下で案出される構造部材により置換えることができるのがさらに分かる。たとえば、米国特許4,556,119号で教示される揺動スイングフレーム取付け構造部材を本明細書で使用でき、その特許の開示全体が、本明細書に明示的に組込まれる。
後方部分40のそれぞれは、上部アーム40aと下部アーム40bを備える。上部アーム40aの前端部すなわち基端部40a′は、前方部分38の上端部38aへ装着される一方、下部アーム40bの前端部すなわち基端部40b′は、スイングフレーム前方部分38の下端部38bへ装着される。上部と下部のアーム40a、40bの末端部すなわち後端部40a″、40b″は、互いに一体で装着され、かつ協働して取付け部を形成し、その取付け部へ後輪16が回転自在に固定される。
内部ハーフフェンダー42は、図示されるように、上部アーム40aと前方部分38との相互接続部と下部アーム40bと前方部分38との相互接続部との間に延び、かつ両方の相互接続部を一体化する。
プルショックアセンブリ24は、メインフレーム20へ装着され、かつ少なくとも1つの、好ましくは一対のショックアブソーバー、すなわちダンパ48、前方取付けバー50、摺動部材52、および一対のリンクアーム54を備える。前方取付けバー50は、摺動トラック30cのほぼ前にあるメインフレーム20の下部レール30bの第2の部分30b′間に、好ましくは溶接により装着される。これに関して、取付けバー50は、メインフレーム20の対向する側面を連結する十字部材として機能することが分かる。
ダンパ48は、固定された取付けバー50と摺動自在に移動可能な摺動部材52との間に延び、かつ両方を相互接続する。ダンパ48は、流体ピストンおよび/またはバネ減衰ピストンを収容する円筒形ハウジングのような従来構造のものであり、したがって、以下においてはさらに検討されない。
摺動部材52は、両端部から延びるスライドまたはローラ52bを有する本体部分52aを備える。スライドまたはローラ52bのそれぞれは、摺動トラック30cの溝30c′の関連する1つの溝内で摺動自在に収容される。
図示されるように、環状細幅部が、本体部分52aとローラ52bとの間に形成され、その細幅部において、リンクアーム54の後端部54aが収容される。リンクアーム54の前端部54bが、後述するように、スイングフレーム前方部分38の前方下端部38b′に設けられる取付け部38b″上に揺動自在に収容される。図から分かるように、リンクアーム54には、前端部と後端部54b、54aが固定される中実本体部分が備えられ、それらの端部54a、54bは、摺動部材52とスイングフレーム22の両方へのリンクアーム54の揺動接続ができるように軸受を有する。図から分かるように、リンクアーム54は、固定または調整不能の長さを有することができるか、または好ましくは、リンクアーム54の長さは、リンクアーム54の前方と後方の端部54a、54bを中実本体部分中にネジ込むことにより調整できる。この機能が維持される限り、種々のリンクアームとリンクアーム取付け方法を、本発明の範囲と精神から逸脱することなく、本発明と連係して使用できることも分かる。
メインフレーム20、スイングフレーム22、およびプルショックアセンブリ24が組立てられるときに、スイングフレーム22は、スタブ回転軸36を経て、かつ軸受/ブッシング34、44の協働を通してメインフレーム20へ揺動自在に固定される。スイングフレーム22の前端部38は、後部レール32の下方脚部32b′間に嵌められ、またスイングフレーム前方部分38により設けられる取付け部38b″は、メインフレーム下部レール30の摺動トラック30cの前方または前に配設される。リンクアーム54は、プルショックアセンブリ24とスイングフレーム22との間に延び、かつプルショックアセンブリをスイングフレームへ接続し、また水平に対して僅かに傾斜し、さらにまたメインフレーム20の下部レール30により視野からほぼ隠される。具体的には、リンクアーム54は、スイングフレーム22を摺動部材52へ接続し、その摺動部材のローラが、摺動トラック30c内で摺動自在に収容され、かつ移動自在である。かくして、スイングフレーム22は、その上に後輪16が回転自在に取付けられると、抑制または減衰される仕方でメインフレーム20に関して揺動できる。
図2Aを参照すると、本発明のサスペンションを組込む自動二輪車10が概略図示され、そこにおいて、明確にするために一部分が取外され、また静止または不動状態のサスペンションが示される。図示されるように、自動二輪車10の長さ方向に沿って延びる基準平面A−Aは、サスペンションが静止または不動状態にあるときに、前輪の回転軸と後輪の回転軸を通過する。後述の説明に使用されるように、基準平面A−Aは、地面に対して不変であり、かつ地面と下部レールの第2の端部30b′とに対してほぼ平行であり、および以下において、メインフレーム20に関してのリアスイングフレーム22の作動とプルショックアセンブリ24の関連する作動を明示かつ説明するために使用される。
スタブ回転軸36により形成されるスイングフレーム22の揺動軸は、サスペンションが不動状態にあるとき(図2A),およびサスペンションが作動状態にあるとき(図2B)、軸A−Aのほぼ上方に配設されることがさらに分かる。スイングフレーム揺動軸は、摺動トラック30cのほぼ前方と上方に配設されること、およびリンクアーム54は、下部レール30の第2の端部30b′によりほぼ隠されることがさらに分かる。
後輪が隆起部を乗り越えるときのように(図2B)、リアスイングフレームが不動状態(図2A)から作動状態に上方へ揺動されるとき、後輪16は、上方(基準平面A−Aの上方)へ移動するので、上部と下部のアーム40a、40bの後端部40a″、40b″が上方へ移動し、それにより、リアスイングフレーム22がスタブ回転軸36の回りを揺動する。スイングフレーム前方部分38の下部前端部38b′が下方かつ後方へ移動するので、前方部分38と摺動部材52との間の剛性接続部のために、摺動部材52が、エラストマー停止部材33へ向けて摺動トラック30c内で後方へ駆動される。停止部材33は、スライドまたはローラ52bが、関連する摺動トラック30cの端部と係合するのを防止する。
摺動部材52の摺動移動により、ダンパ48は、延び、それにより摺動部材52、かくしてリアスイングフレーム22を静止位置へ向けて後方へ押圧する。当該技術に有能な者にとり明らかなように、摺動部材52の不動状態が、摺動トラック30cの長さ方向に沿ってほぼ中間にある(すなわち、利用できる摺動部材の移動距離の約四分の一と四分の三との間である)と仮定すると、後輪16が穴に万一落ちた場合に、方向が反対であろうとも、ほぼ同一の移動順序が生じる。
上に説明と図示された仕方での本発明のリアサスペンションアセンブリ12の構造とプルショックアセンブリ24の位置決めは、幾つかの利点を提供する。たとえば、本発明のリアサスペンションアセンブリ12は、自動二輪車内では、広い空間を占めないし、かなりの空間がメインフレーム20の上部と下部のレール間に自由にされ、ここで、その空間を、エンジンとラジエータのような必須の自動二輪車構成部分に使用でき、それらの構成部分をここで、そうでない場合に可能であるよりも一層自由に位置決めできる。プルショックアセンブリ24は、垂直方向に低い輪郭を有し、かつ狭い空間、特にエンジン18と後輪16との間の狭い前後空間を占める。さらに、プルショックアセンブリは、視野からほぼ隠され、かつ自動二輪車へかなり綺麗な外観を提供する。
ここで本発明の現在好ましい実施態様を本明細書において具体的に説明してきたが、本発明は、その実施態様に限定されなく、本明細書に付属するクレームにおいて具体化されるように本発明の範囲と精神から逸脱することなく、むしろ、構成部分の多くの変更、再配置および置換を実施できることが分かる。たとえば、フロントフレームすなわちメインフレームを、本発明の範囲と精神から逸脱することなく、多くの種々の方法で形成できることは明らかである。さらに、プルショックアセンブリの特定の構造と配置は、多くの仕方で代表的なものとみなすことができる。たとえば、一対のダンパが現在好ましいが、単一のダンパを、ここで説明と図示した一対のダンパの代わりに使用できることは明らかである。さらに、ここで説明されたスイングフレームの特定の構造は、限定する仕方で解釈されない。むしろ、スイングフレームは、ここで説明されたスイングフレームの機能が保持される限り、多くの外観を呈することができるのは明らかである。最後に、スイングフレームをメインフレームへ揺動自在に固定または取付ける特定の仕方は、制約的なものではない。むしろ、当該技術に有能な者は、スイングフレームをメインフレームへ揺動自在に固定するために、任意の数の機能的に同等な方法を考案できる。
10 自動二輪車
12 リアサスペンションアセンブリ
14 前輪
16 後輪
18 エンジン
20 メインフレーム
22 リアスイングフレーム
24 プルショックアセンブリ
26 フロントフォーク
28 上部レール
30 下部レール
30c 摺動トラック
32 後部レール
33 エラストマー停止部材
34 軸受
36 スタブ回転軸
38 前方部分
40 後方部分
42 内部ハーフフェンダー
44 軸受
48 ダンパ
50 前方取付けバー
52 摺動部材
54 リンクアーム
12 リアサスペンションアセンブリ
14 前輪
16 後輪
18 エンジン
20 メインフレーム
22 リアスイングフレーム
24 プルショックアセンブリ
26 フロントフォーク
28 上部レール
30 下部レール
30c 摺動トラック
32 後部レール
33 エラストマー停止部材
34 軸受
36 スタブ回転軸
38 前方部分
40 後方部分
42 内部ハーフフェンダー
44 軸受
48 ダンパ
50 前方取付けバー
52 摺動部材
54 リンクアーム
Claims (22)
- 自動二輪車サブアセンブリであって、
前端部及び後端部を有するメインフレームと、
リアサスペンションアセンブリと、から成り、
前記リアサスペンションアセンブリは、
前記メインフレームに揺動自在に固定されたリアスイングフレームと、
前記メインフレームに摺動自在に固定されて前記リアスイングフレームと連動する摺動部材、及び、前記摺動部材と前記メインフレームに固定されたダンパを含むプルショックアセンブリと、から成り、
前記メインフレームに対する前記リアスイングフレームの揺動により、前記摺動部材が前記ダンパの付勢力に抗して前記メインフレームに対して滑動することを特徴とする自動二輪車サブアセンブリ。 - 前記プルショックアセンブリは、前記リアスイングフレームと前記摺動部材との間を延びるリンクを更に有し、前記リンクは、前記リアスイングフレームの前記メインフレームに対する揺動時に、前記摺動部材を前記メインフレームに対して強制的に滑動させる請求項1に記載の自動二輪車サブアセンブリ。
- 前記メインフレームは、前記摺動部材を収容する摺動トラックを有する請求項2に記載の自動二輪車サブアセンブリ。
- 前記メインフレームは、前記摺動部材を収容する摺動トラックを有する請求項1に記載の自動二輪車サブアセンブリ。
- 前記リンクは、前記リアスイングフレームに固定される前端部と、前記摺動部材に固定される後端部とを有する請求項2に記載の自動二輪車サブアセンブリ。
- 前記リンク前端部は前記リアスイングフレームに揺動自在に固定され、前記リンク後端部は前記摺動部材に揺動自在に固定される請求項5に記載の自動二輪車サブアセンブリ。
- 前記リンク前端部は、前記リアスイングフレームと前記メインフレームとの間の揺動接続部の前方に配設される請求項5に記載の自動二輪車サブアセンブリ。
- 前記リンク前端部は前記リアスイングフレームに揺動自在に固定され、前記リンク後端部は前記摺動部材に揺動自在に固定される請求項7に記載の自動二輪車サブアセンブリ。
- 前記メインフレームは、前記摺動部材を収容する摺動トラックを有する請求項6に記載の自動二輪車サブアセンブリ。
- 前記メインフレームは、前記摺動部材を収容する摺動トラックを有する請求項8に記載の自動二輪車サブアセンブリ。
- 自動二輪車アセンブリであって、
前端部と後端部とを有するメインフレームと、
前記メインフレームに作用可能に固定されて第1の回転軸を形成する前輪と、
リアサスペンションアセンブリと、
後輪と、から成り、
前記リアサスペンションアセンブリは、前記メインフレームに揺動自在に固定されたリアスイングフレームと、前記メインフレームに対する前記リアスイングフレームの揺動を緩衝するショックアセンブリと、から成り、
前記後輪は、前記リアスイングフレームに作用可能に固定されて前記リアスイングフレームと共に回転するとともに、第2の回転軸を形成し、
前記リアスイングフレームは、前記第1と第2の回転軸間を延びる線の垂直方向上方位置において前記メインフレームに揺動自在に固定されていることを特徴とする自動二輪車アセンブリ。 - 前記リアサスペンションアセンブリは、摺動部材及びダンパを備え、前記摺動部材は前記メインフレームに摺動自在に固定され、前記ダンパは前記摺動部材及び前記メインフレームに取着され、前記摺動部材は、前記リアスイングフレームの揺動運動を前記摺動部材の縦方向運動に変換するように前記リアスイングフレームと連動する請求項11に記載の自動二輪車アセンブリ。
- 前記メインフレームに対する前記リアスイングフレームの揺動により、前記摺動部材は前記ダンパの付勢力に抗して前記メインフレームに対して滑動する請求項12に記載の自動二輪車アセンブリ。
- 前記ショックアセンブリは、前記リアスイングフレームと前記摺動部材との間を延びるリンクを有し、前記リンクは、前記リアスイングフレームが前記メインフレームに対して揺動する際、前記摺動部材を前記メインフレームに対して強制的に滑動させる請求項13に記載の自動二輪車アセンブリ。
- 前記メインフレームは、前記摺動部材を収容する摺動トラックを有する請求項14に記載の自動二輪車アセンブリ。
- 前記メインフレームは、前記摺動部材を収容する摺動トラックを有する請求項12に記載の自動二輪車アセンブリ。
- 前記リンクは、前記リアスイングフレームに固定された前端部及び前記摺動部材に固定された後端部を有する請求項14に記載の自動二輪車アセンブリ。
- 前記リンク前端部は前記リアスイングフレームに揺動自在に固定され、前記リンク後端部は前記摺動部材に揺動自在に固定されている請求項17に記載の自動二輪車アセンブリ。
- 前記リンク前端部は、前記リアスイングフレームと前記メインフレームとの間の揺動接続部の前方に配設される請求項17に記載の自動二輪車アセンブリ。
- 前記リンク前端部は前記リアスイングフレームに揺動自在に固定され、前記リンク後端部は前記摺動部材に揺動自在に固定されている請求項19に記載の自動二輪車アセンブリ。
- 前記メインフレームは、前記摺動部材を収容する摺動トラックを有する請求項18に記載の自動二輪車アセンブリ。
- 前記メインフレームは、前記摺動部材を収容する摺動トラックを有する請求項20に記載の自動二輪車アセンブリ。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/875,430 US7131511B2 (en) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | Motorcycle with a rear suspension having a pull shock track system |
Related Child Applications (1)
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