JP2006008093A

JP2006008093A - 全面ワイパー装置

Info

Publication number: JP2006008093A
Application number: JP2004217983A
Authority: JP
Inventors: Takashi Aoki; 敬青木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-06-29
Filing date: 2004-06-29
Publication date: 2006-01-12

Abstract

【課題】自動車、重機、電車、船舶等のウインドウパネルに使用される従来のワイパー機構は扇形の軌跡に動作するため窓面全体の１０％−２０％にふき残しが生じる。
【解決手段】ウインドウパネルの窓枠周辺部に動力に接続したワイヤーを装着し、そのワイヤーと伸縮可能なワイパーブレードを連動させてふき取り動作を行うようにした。これによりワイパーの動作の軌跡を左右への伸縮運動をしながら平行に移動するものとしウインドウパネルのほぼ全面をふき取れるようにした。また二つ以上のワイパーブレードあるいはそれを支えるものを直線方向にスライドするように組み合わせておたがいをスプリングで接続し、張力が加わることによりワイパーブレードがスライド伸縮できるようにした。
【選択図】図１

Description

この発明は、自動車、重機、電車、船舶等のウインドウパネルに使用されるワイパーに関する。

従来のワイパー装置は扇形の軌跡に動作するためウインドウパネルの１０％−２０％にふき残しが生じる。またこの問題を解決するために全面ふき取り型のワイパー装置のアイデアは、公開平５−２６２２０５、公開平７−１１２６５５、公開平１１−３１０１１２、公開２００２−２４０６８６、のように今までいくつか発案された。

しかしながら技術的な問題や信頼性の不足などの理由によりそれらのワイパー装置は実用化に至っていない。そこでこの発明は、ウインドウパネルの全面をふき取ることを可能とし、かつ機械構造の信頼性が高い新型のワイパー装置を提供することを課題とする。

以上の課題を解決するために、第一発明はウインドウパネルの窓枠周辺部に動力につなげたワイヤーをプーリーやベアリング等のガイドを経て窓枠周辺部で往復運動できるように装着し、そのワイヤーと伸縮するワイパーブレードを結合してワイヤーが動くことによりワイパーブレードがウインドウパネル上を平行移動しつつ、かつ左右方向にも伸縮することを特徴とするワイパー装置である。

また、第二発明は二つ以上のワイパーブレードあるいはそれを支持するものを直線方向にスライドするように組み合わせてスプリングで接続し、その接続されたワイパーブレードの左右に張力が加わることによりスライド伸縮することを特徴とするワイパーブレードである。

ウインドウパネルのほぼ全面をふき取ることができる。機械構造も今まで発明された全面型ワイパー装置に比べて単純ですむため装置の信頼性も高まる。

図１はこの発明の一実施例を示す図である。
動力５に接続した左右一体あるいは個別のワイヤー６を、ウインドウパネル２の両脇に装備したガイドプーリー１を経由してループ上に装着し、そのワイヤーに伸縮ワイパー４を取り付けて縦方向への往復運動と左右方向への伸縮運動を可能とした。また伸縮ワイパーの両脇に補助スライダー３を取り付けることにより、ワイパーゴムがウインドウパネルを押す圧力を一定に保ち、かつふき取り面に対して常に垂直の角度を維持するようにした。

また第二発明である伸縮ワイパーブレードの一実施例を、図５と図６に示す。
この形態は太めのワイパーブレード１１（両脇）の間に細めのワイパーブレード１２（中心）を組みこんでそれぞれがスライドできるようにしておたがいをスプリングで接続したものである。これにより横方向に張力が加わった際に引き戻す力が働く構造とした。

「実施形態の効果」
この実施形態によればウインドウパネルのほぼ全面をふき取ることができる。

「他の実施形態」
第一発明の特徴はウインドウパネルの窓枠周辺部にワイヤーを装着し、それと伸縮ワイパーブレードを連動させて動かす点にある。これによるワイヤーの接続方法や使用するワイヤーの本数、あるいはワイヤーの動力の数は図１の形態に限定されず無数に考えられる。またワイパーの動作方向もウインドウパネルに対して縦方向のみならず横方向への運動をするようにすることも可能である。図２、図３、図４はそれらの実施形態の一例である。

また第二発明である複数のワイパーブレードあるいはそれを支えるものをスプリングで接続し、直線方向にスライド伸縮することを特徴とするワイパーであるが、これも図７のように太枠、細枠の位置関係を組替えた形態も可能である。また図８に示すとおり、二つのワイパーブレードのみを組み合わせる形態も可能であり、また四つ以上のワイパーブレードを組み合わせる形態も同様にして可能である。

第一発明の一実施形態を示す図である。第一発明の他の実施形態の一例を示す図である。第一発明の他の実施形態の一例を示す図である。第一発明の他の実施形態の一例を示す図である。第二発明の一実施形態を示す図である。第二発明の一実施形態の断面を示す図である。第二発明の他の実施形態の一例を示す図である。第二発明の他の実施形態の一例を示す図である。

符号の説明

１ガイドプーリー２ウインドウパネル
３補助スライダー４伸縮ワイパーブレード
５ワイヤーの動力６ワイヤー
７スプリング８太−細−太形式のブレード
９細−太−細形式のブレード１０太−細形式のブレード
１１太めのブレード１２細めのブレード
１３ワイパーコム

Claims

自動車、重機、電車、船舶等のウインドウパネルの窓枠周辺部に動力につなげたワイヤーをプーリーやベアリング等のガイドを経て窓枠周辺部で往復運動できるように装着する。そのワイヤーと伸縮するワイパーブレードを結合し、ワイヤーが動くことによりワイパーブレードがウインドウパネル上を平行移動しつつ、かつその左右方向にも伸縮することを特徴とするワイパー装置。
二つ以上のワイパーブレードあるいはそれを支持するものを直線方向にスライドするように組み合わせてスプリングで接続し、その接続されたワイパーブレードに張力が加わることによりワイパーブレードが左右にスライド伸縮することを特徴とするワイパーブレード。