JP2006005470A - アクティブフィルタの周波数調整回路及びその半導体集積回路 - Google Patents

アクティブフィルタの周波数調整回路及びその半導体集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2006005470A
JP2006005470A JP2004177271A JP2004177271A JP2006005470A JP 2006005470 A JP2006005470 A JP 2006005470A JP 2004177271 A JP2004177271 A JP 2004177271A JP 2004177271 A JP2004177271 A JP 2004177271A JP 2006005470 A JP2006005470 A JP 2006005470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
filter
frequency
active filter
variable capacitance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004177271A
Other languages
English (en)
Inventor
Yujiro Morishita
雄二郎 森下
Kazuji Yamazaki
和次 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2004177271A priority Critical patent/JP2006005470A/ja
Publication of JP2006005470A publication Critical patent/JP2006005470A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Networks Using Active Elements (AREA)

Abstract

【課題】回路の消費電力を減らし、かつ回路規模の小さいアクティブフィルタの周波数調整回路を提供する。
【解決手段】積分回路13は、周波数調整回路11の制御対象のgmCフィルタの相互コンダクタンス増幅器21とバイアス回路22及び可変容量回路23と同一の回路で構成されている。デジタル制御回路16は、積分回路13の入力信号と出力信号から得られる直流電圧を比較して、電圧差に応じたデジタルデータを可変容量回路23に出力して容量値Cを変化させる。これにより、積分回路13のカットオフ周波数が基準周波数と一致、もしくは比例するように調整される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アクティブフィルタのカットオフ周波数を調整する回路及びその周波数調整回路を搭載した半導体集積回路に関する。
アクティブフィルタを半導体集積回路上に形成する場合、プロセス条件の変化、温度、電源電圧の変動、トランジスタの特性値のバラツキ等によりフィルタの周波数特性にバラツキが生じる。フィルタの周波数特性を特徴付けるものとしてカットオフ周波数があり、所望の特性のフィルタを実現するためには、カットオフ周波数が目的の周波数となるように調整する必要がある。
図3は、gmCフィルタのカットオフ周波数を自動調整する周波数調整回路31の一例を示している。相互コンダクタンス増幅器32は、gmCフィルタ33に使用されている複数の相互コンダクタンス増幅器gm1〜gmnと同じ回路である。基準周波数frefの基準周波数信号V1は、相互コンダクタンス増幅器32の同相入力端子とピーク検出回路(PD)34に入力している。なお、図3のgmCフィルタ33はコンデンサを省略して示してある。
相互コンダクタンス増幅器32の出力はコンデンサCuが接続されると共にピーク検出回路35に接続している。この相互コンダクタンス増幅器32とコンデンサCuで積分回路を構成しており、基準周波数信号V1を積分した信号V2をピーク検出回路35に出力している。この積分回路の出力信号である信号V2は、相互コンダクタンス増幅器32の相互コンダクタンスをgm、基準周波数の角速度をωrefとすると、V2=V1×gm/(jωref・Cu)、で表せる。
増幅器36は、ピーク検出回路34とピーク検出回路35の出力電圧の電圧差に応じた電流をバッファ回路37及びコンデンサCFに出力する。
増幅器36の出力電流によりコンデンサCFが充電され、その電圧VFがバッファ回路37に出力される。バッファ回路37は、入力と同じ出力電圧VFを、相互コンダクタンス増幅器32のgm制御端子と、gmCフィルタ33の相互コンダクタンス増幅器gm1〜gmnのgm制御端子に出力する。
上記の周波数調整回路31では、相互コンダクタンス増幅器32の入力電圧V1と出力電圧V2が一致するようにフィードバックがかかるので、フィードバックが安定した状態では、|V1|=|V2|、すなわち、gm/|jωref・Cu|=1となる。これはgm/Cu=ωrefであり、相互コンダクタンス増幅器32とコンデンサCuからなる積分回路のカットオフ周波数gm/Cuが基準周波数frefと一致することになる。このときのバッファ回路37の出力電圧VFを、gmCフィルタ33の各相互コンダクタンス増幅器gm1〜gmnに供給することで、gmCフィルタ33のカットオフ周波数が基準周波数frefと一致、もしくは比例するように自動調整することができる。
上記の回路はフィードバックループをアナログ回路で構成した場合であるが、特許文献1には、デジタル回路によりフィードバックを行う例が開示されている。
特許文献1の図1には、発振器で生成される信号に基づいてデジタル調整値を出力するデジタル制御回路と、gmアンプのgm値を調整するためのデジタル調整値をアナログ値に変換してバイアス電流として供給するD/Aコンバータとを備える周波数調整回路が開示されている。
特開2002−43894号公報(図1、段落00014〜0017)
図3に示した周波数調整回路31は、アナログ回路によりフィードバックループが構成されているので、常時相互コンダクタンス増幅器のgmを一定に制御するための回路を動作させる必要があり、周波数調整回路31の消費電力を減らすことが難しい。さらに、ピーク検出回路34及び35はコンデンサを有しているので一定の収束時間がかかるが、アナログ回路で構成されているために収束中にもフィードバック制御がかかるためにフィードバック系の動作が不安定になるという問題点があった。
さらに、gmの調整によりカットオフ周波数の自動調整を実施する場合、電源電圧の変動やトランジスタの特性のバラツキ等により、相互コンダクタンス増幅器32、gm1〜gmnのドレイン電流が変化し、ドレイン電流が小さくなると信号の歪みが増大するという問題点もあった。
他方、特許文献1のフィードバックループをデジタル回路で構成したものは、回路の消費電力を減らすことができるが、デジタルの調整値をアナログ電圧に変換するためにD/A変換器が必要となる。D/A変換器は半導体集積回路基板上の占有面積が大きいので、アクティブフィルタを含めた回路を搭載した半導体集積回路のチップサイズが大きくなるという問題点があった。
本発明の課題は、回路の消費電力を減らし、かつ回路規模の小さいアクティブフィルタの周波数調整回路を提供することである。
本発明のアクティブフィルタの周波数調整回路は、少なくとも基準周波数信号が入力する相互コンダクタンス増幅器と可変容量回路とからなり、制御対象のアクティブフィルタと同じ周波数特性を有するフィルタ回路と、前記基準周波数信号を検出する第1の検出回路と、前記フィルタ回路の出力信号を検出する第2の検出回路と、前記第1及び第2の検出回路の出力電圧差に応じたデジタルデータを、前記フィルタ回路の可変容量回路及び前記アクティブフィルタの可変容量回路に出力して容量値を変化させ、前記フィルタ回路のカットオフ周波数と前記アクティブフィルタのカットオフ周波数とが前記基準周波数と一致、もしくは比例するように調整するデジタル制御回路とを備える。
この発明によれば、カットオフ周波数の調整が終了した後は、フィードバックループ内のアナログ回路を動作させておく必要がなくなるので周波数調整回路の消費電力を減らすことができる。また、D/A変換器を必要としないので回路規模を小さくすることができる。また、検出回路の出力が収束した後にデジタルデータに変換して出力することができるのでフィードバック系の動作を安定化できる。
例えば、フィルタ回路は、図1の積分回路13に対応し、第1及び第2の検出回路は、図1の検波回路14及び15に対応し、デジタル制御回路は、図1のデジタル制御回路16に対応する。
本発明の他のアクティブフィルタの周波数調整回路は、少なくとも基準周波数信号が入力する相互コンダクタンス増幅器と可変容量回路とから成り、制御対象のアクティブフィルタと同じ周波数特性を有するフィルタ回路と、前記フィルタ回路の出力信号と前記基準周波数信号との位相差に応じたデジタルデータを前記フィルタ回路の可変容量回路及び前記アクティブフィルタの可変容量回路に出力して容量値を変化させ、前記フィルタ回路のカットオフ周波数と前記アクティブフィルタのカットオフ周波数とが前記基準周波数と一致、もしくは比例するように調整するデジタル制御回路とを備える。
この発明によれば、カットオフ周波数の調整が終了した後は、フィードバックループ内のアナログ回路を動作させておく必要がなくなるので、周波数調整回路の消費電力を減らすことができる。また、D/A変換器を必要としないので回路規模が小さくなり、例えば、半導体集積回路基板上のデジタル回路の占める面積を小さくできる。
本発明の周波数調整回路の他の態様は、前記デジタル制御回路は、前記第1及び第2の検出回路の収束時間より長い周期で、前記第1及び第2の検出回路の出力電圧差に応じたデジタルデータに変換する。
本発明の周波数調整回路の他の態様は、前記第1の検出回路は、前記基準周波数信号を検波して直流電圧に変換する第1の検波回路からなり、前記第2の検出回路は、前記フィルタ回路の出力信号を検波して直流電圧に変換する第2の検波回路からなり、前記デジタル制御回路は、前記第1及び第2の検波回路の収束時間より長い周期で、前記第1の検波回路と第2の検波回路の出力電圧差に応じたデジタルデータに変換して出力する。
このように構成することで、第1及び第2の検出回路または第1及び第2の検波回路の出力電圧が収束した後に、周波数調整が行われるのでフィードバック系の動作が安定になる。
例えば、第1の検波回路は、図1の検波回路14に対応し、第2の検波回路は、図1の検波回路15に対応する。
本発明の周波数調整回路の他の態様は、前記可変容量回路は、半導体回路基板上に形成した複数のコンデンサと該複数のコンデンサの接続を切り換える複数のスイッチ素子とからなる。
このように構成することで、デジタルデータに基づいてスイッチ素子をオン、オフ制御して可変容量回路の容量値を所望の値にすることができる。
本発明の周波数調整回路の他の態様は、基地局との間で一定周期毎に通信を行ってパケットデータを受信する通信装置に用いられるアクティブフィルタの周波数調整回路であって、前記デジタル制御回路は、無線基地局との間で通信を行っている期間は前記カットオフ周波数の調整を行わず、前記無線基地局との間で通信を行わない期間にカットオフ周波数の調整を行う。
このように構成することで、データを受信中にカットオフ周波数の調整が行われてデータ受信できなくなる等の問題を回避できる。
本発明の周波数調整回路の他の態様は、前記基準周波数信号を生成する発振回路を有し、該発振回路は無線基地局との間で通信を行っている期間は発振動作を停止する。
このように構成することで、基準周波数信号を生成することにより回路内部で発生するノイズを減らすことができる。
本発明によれば、カットオフ周波数の調整が終了した後は、フィードバックループ内のアナログ回路を動作させておく必要がなくなるので周波数調整回路の消費電力を減らすことができる。また、D/A変換器が不要となるので回路規模を小さくできる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態のアクティブフィルタの周波数調整回路11の回路ブロック図である。
実施の形態のアクティブフィルタ及びその周波数調整回路は、例えば、無線基地局との間で一定周期毎に通信を行いパケットデータを受信する無線LANシステムの通信装置に使用される半導体集積回路基板上に形成される。
図1の信号変換回路12は、基準周波数frefの基準周波数信号V1を差動信号V1p、V1nに変換し、信号レベルを変換し、さらに一次フィルタを通して波形成形する。
積分回路13は、相互コンダクタンス増幅器21と、相互コンダクタンス増幅器21にバイアス電圧を供給するバイアス回路22と、相互コンダクタンス増幅器21の出力に接続された可変容量回路23とからなる。
積分回路13は、周波数調整回路11の制御対象であるアクティブフィルタ(例えば、gmCフィルタ)の相互コンダクタンス増幅器21とバイアス回路22及び可変容量回路23と同一の回路で構成されており、同じカットオフ周波数、もしくはそれに比例したカットオフ周波数のフィルタ回路を構成している。gmCフィルタの構成は、図3のフィルタ33と同じである。
可変容量回路23は、図2に示すようにn個のスイッチ素子SW1,SW2・・・SWnと、それぞれのスイッチ素子SW1〜SWnと直列に接続されたn個のコンデンサCn、2Cn・・・2nCnとからなる。スイッチ素子SW1〜SWnの制御端子には、後述するデジタル制御回路16から出力されるデジタルデータ(control bit)が与えられており、デジタルデータに応じてスイッチ素子SW1〜SWnの中の該当するスイッチ素子がオンして容量値Cが変化する。スイッチ素子SW1〜SWnは、例えば、並列に接続されたpチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタからなる。
バイアス(Bias)回路22は、電源電圧が変動した場合に、相互コンダクタンス増幅器21のgmの変動を抑制するようなバイアス電圧Vgmを相互コンダクタンス増幅器21に供給する回路である。例えば、電源電圧が低下して相互コンダクタンス増幅器21のドレイン電流が減少した場合には、バイアス電圧Vgmが増加して相互コンダクタンス増幅器21のドレイン電流を一定値に保つようにする。これにより、相互コンダクタンス増幅器21のドレイン電流が小さくなり信号の歪みが増大するのを防止している。なお、バイアス回路22は、相互コンダクタンス増幅器21の内部に設けても良い。
検波回路14は、信号変換回路12から出力される基準周波数信号V1の差動信号V1p、V1nのピーク値を平滑して直流電圧に変換しデジタル制御回路16に出力する。
検波回路15は、積分回路13から出力される差動信号V2p、V2nのピーク値を平滑して直流電圧に変換してデジタル制御回路16に出力する。
デジタル制御回路16は、検波回路14の直流出力電圧v1と検波回路15の直流出力電圧v2を比較し、両者の電圧差に応じたデジタルデータを積分回路13及びgmCフィルタに出力する。
デジタル制御回路16は、コンパレータと逐次近似レジスタ(SAR:successive approximation register)とからなる。デジタル制御回路16は、例えば、コンパレータの一方の入力電圧を基準として、他方の入力電圧と順次比較し、比較結果に基づいて逐次近似レジスタの上位ビットから順に1または0を設定する。レジスタのビットは他方の入力電圧を変動させる回路(ここでは可変容量回路23)に接続されており、ビットの変化に応じて2nの重みで他方の入力電圧は変化する。順次比較を繰り返すことにより上位ビットから1,0が定まり、他方の入力電圧は一方の入力電圧に近づいていく。
デジタル制御回路16は、逐次近似レジスタに設定したデジタルデータを可変容量回路23のスイッチ素子SW1〜SWnの制御端子に供給してスイッチSW1〜SWnをオン、オフさせ、検波回路14及び15の直流出力電圧v1,v2が等しくなるように容量値を制御する。
なお、本実施の形態では、デジタル制御回路16の逐次近似レジスタの各ビットの値を決定する際の基準となるクロック信号の周波数fSARにより定まる周期Tを、検波回路14及び15の出力電圧が収束するまでの時間(時定数τで決まる時間)より長く設定している。これにより、検波回路14及び15の出力電圧が確定した後、その出力電圧差に応じたデジタルデータが逐次近似レジスタに保持され、そのデジタルデータに基づいて可変容量回路23の容量値が調整されるので可変容量回路23の容量値が常に変動してフィードバック系が不安定になるのを防止できる。
信号変換回路12,積分回路13、検波回路14及び15、デジタル制御回路16内のコンパレータは、図示しない電源制御回路により電源電圧の供給が制御される。例えば、無線基地局と通信を行っている期間は、電源制御回路が信号変換回路12、積分回路13、検波回路14及び15、デジタル制御回路16内のコンパレータへの電源電圧の供給を停止して周波数調整回路11の消費電力を減らす。また、無線基地局と通信を行っている期間は、基準周波数信号を生成する発振回路(図示せず)の動作を停止させて、基準周波数信号により発生するノイズが無線基地局からの受信信号に影響しないようにしている。
ここで、上記の周波数調整回路11の調整動作を説明する。
積分回路13の出力信号である信号V2(V2p、V2n)は、従来技術でも説明したように、積分回路13の入力信号である信号V1(V1p、V1n)、相互コンダクタンス増幅器21の相互コンダクタンスをgm、可変容量回路23の容量値をCとしたときに、
|V2|=|V1|gm/(ωref・C)
で表せる(ただし、ωref:基準周波数の角速度)
デジタル制御回路16からは、検波回路14の直流出力電圧v1と、検波回路15の直流出力電圧v2の電圧差に応じたデジタルデータが積分回路13の可変容量回路23に出力され、検波回路14と検波回路15の出力電圧差が小さくなる方向に容量値Cが調整される。
容量値Cの調整の結果、積分回路13の入力信号V1p、V1nと出力信号V2p、V2nが等しくなると、gm/C=ωref、となる。gm/Cは、相互コンダクタンス増幅器21と可変容量回路23の容量値CのコンデンサとからなるgmCフィルタのカットオフ周波数を示しており、同じ相互コンダクタンス増幅器と容量から構成されたフィルタであれば、そのカットオフ周波数はgm/Cに比例する。
従って、デジタル制御回路16から出力されるデジタルデータに基づいて可変容量回路23の容量値Cを調整することで、積分回路13のカットオフ周波数を基準周波数と一致、もしくは比例するように制御することができる。そして、積分回路13は、図示しないフィルタ回路の相互コンダクタンス増幅器21、バイアス回路22及び可変容量回路23と同じ回路構成を有しているので、積分回路13のカットオフ周波数を調整するデジタルデータをgmCフィルタに渡すことで、gmCフィルタのカットオフ周波数が目的とする基準周波数と一致、もしくは比例するように自動調整される。
上述した実施の形態によれば、フィードバックループをデジタル回路で構成することで、周波数調整を行う時以外は積分回路13、検波回路14、15及びデジタル制御回路16内のコンパレータ等の動作を停止させることができるので周波数調整回路11の消費電力を減らすことができる。
また、バイアス回路22を設け、電源電圧の変動等による相互コンダクタンス増幅器21のドレイン電流の変動を抑制するようにしたので、信号の歪みが増加するのを防止できる。また、このバイアス回路22により相互コンダクタンス増幅器21の相互コンダクタンスgmは変化するが、その変動分は可変容量回路23の容量値Cを変化させることで補い、gm/Cを一定にして、それに比例するカットオフ周波数を一定に保つよう調整することができる。また、D/A変換器を使用しないので半導体集積回路上の周波数変換回路11の占める面積を小さくできる。
さらに、無線基地局と通信中は周波数調整が行われないのでパケットデータの受信途中で周波数調整が行われて受信エラーとなるのを防止できる。また、無線基地局との通信中は、基準周波数信号を生成しないようにすることで回路内部で発生するノイズを低減することができる。
本発明は上述した実施の形態に限らず、例えば、以下のように構成しても良い。
(1)本発明は、無線基地局から送信されるパケットデータを受信する受信装置に限らず他の通信システムにも適用できる。
(2)上述した実施の形態では、検波回路14及び15により積分回路13の入力信号と出力信号を検波しているが、例えば、積分回路13の出力信号と基準周波数信号との位相差を検出する回路を設け、位相差に応じたデジタルデータを積分回路13とアクティブフィルタの可変容量回路23に出力して容量値を調整するようにしても良い。
(3)本発明は、gmCフィルタに限らず他のアクティブフィルタにも適用できる。
(4)デジタル制御回路16は、コンパレータと逐次近似レジスタを用いる回路に限らず、基準周波数信号と積分回路13の出力信号の電圧差、あるいは基準周波数信号と積分回路(フィルタ回路)13の位相差に応じたデジタルデータを出力する回路であればどうような構成の回路でも良い。
実施の形態の周波数調整回路の回路ブロック図である。 可変容量回路の回路図である。 従来の周波数調整回路の回路図である。
符号の説明
11,31 周波数調整回路
12 信号変換回路
13 積分回路
14、15 検波回路
16 デジタル制御回路
21 相互コンダクタンス増幅器
22 バイアス回路
23 可変容量回路

Claims (8)

  1. 少なくとも基準周波数信号が入力する相互コンダクタンス増幅器と可変容量回路とからなり、制御対象のアクティブフィルタと同じ周波数特性を有するフィルタ回路と、
    前記基準周波数信号を検出する第1の検出回路と、
    前記フィルタ回路の出力信号を検出する第2の検出回路と、
    前記第1及び第2の検出回路で検出される信号の電圧差に応じたデジタルデータを、前記フィルタ回路の可変容量回路及び前記アクティブフィルタの可変容量回路に出力して容量値を変化させ、前記フィルタ回路のカットオフ周波数と前記アクティブフィルタのカットオフ周波数とが前記基準周波数と一致、もしくは比例するように調整するデジタル制御回路とを備えるアクティブフィルタの周波数調整回路。
  2. 少なくとも基準周波数信号が入力する相互コンダクタンス増幅器と可変容量回路とからなり、制御対象のアクティブフィルタと同じ周波数特性を有するフィルタ回路と、
    前記フィルタ回路の出力信号と前記基準周波数信号の位相差に応じたデジタルデータを前記フィルタ回路の可変容量回路及び前記アクティブフィルタの可変容量回路に出力して容量値を変化させ、前記フィルタ回路のカットオフ周波数と前記アクティブフィルタのカットオフ周波数とが前記基準周波数と一致、もしくは比例するように調整するデジタル制御回路とを備えるアクティブフィルタの周波数調整回路。
  3. 前記デジタル制御回路は、前記第1及び第2の検出回路の収束時間より長い周期で、前記第1及び第2の検出回路の出力電圧差に応じたデジタルデータに変換して出力する請求項1記載のアクティブフィルタの周波数調整回路。
  4. 前記第1の検出回路は、前記基準周波数信号を検波して直流電圧に変換する第1の検波回路からなり、
    前記第2の検出回路は、前記フィルタ回路の出力信号を検波して直流電圧に変換する第2の検波回路からなり、
    前記デジタル制御回路は、前記第1及び第2の検波回路の収束時間より長い周期で、前記第1の検波回路と第2の検波回路の出力電圧差に応じたデジタルデータに変換する請求項1載のアクティブフィルタの周波数調整回路。
  5. 前記可変容量回路は、半導体回路基板上に形成した複数のコンデンサと該複数のコンデンサの接続を切り換える複数のスイッチ素子とからなる請求項1,2または3記載のアクティブフィルタの周波数調整回路。
  6. 基地局との間で一定周期毎に通信を行ってパケットデータを受信する通信装置に用いられるアクティブフィルタの周波数調整回路であって、
    前記デジタル制御回路は、前記基地局と通信を行っている期間はカットオフ周波数の調整を行わず、前記基地局と通信を行わない期間にカットオフ周波数の調整を行う請求項1乃至5の何れか1項に記載のアクティブフィルタの周波数調整回路。
  7. 前記基準周波数信号を生成する発振回路を有し、前記発振回路は、基地局と通信を行っている期間は発振動作を停止する請求項6記載のアクティブフィルタの周波数調整回路。
  8. 少なくとも基準周波数信号が入力する相互コンダクタンス増幅器と可変容量回路とからなり、制御対象のアクティブフィルタと同じ周波数特性を有するフィルタ回路と、
    前記基準周波数信号を検出する第1の検出回路と、
    前記フィルタ回路の出力信号を検出する第2の検出回路と、
    前記第1及び第2の検出回路で検出される信号の電圧差に応じたデジタルデータを、前記フィルタ回路の可変容量回路及び前記アクティブフィルタの可変容量回路に出力して容量値を変化させ、前記フィルタ回路のカットオフ周波数と前記アクティブフィルタのカットオフ周波数とが前記基準周波数と一致、もしくは比例するように調整するデジタル制御回路とを有するアクティブフィルタの周波数調整回路を搭載した半導体集積回路。

JP2004177271A 2004-06-15 2004-06-15 アクティブフィルタの周波数調整回路及びその半導体集積回路 Withdrawn JP2006005470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004177271A JP2006005470A (ja) 2004-06-15 2004-06-15 アクティブフィルタの周波数調整回路及びその半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004177271A JP2006005470A (ja) 2004-06-15 2004-06-15 アクティブフィルタの周波数調整回路及びその半導体集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006005470A true JP2006005470A (ja) 2006-01-05

Family

ID=35773508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004177271A Withdrawn JP2006005470A (ja) 2004-06-15 2004-06-15 アクティブフィルタの周波数調整回路及びその半導体集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006005470A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008085454A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Nec Electronics Corp 半導体集積回路装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008085454A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Nec Electronics Corp 半導体集積回路装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7266349B2 (en) Multi-mode crystal oscillator
JP3070758B2 (ja) フィルタ時定数制御機能を備えたフィルタ回路
US6967514B2 (en) Method and apparatus for digital duty cycle adjustment
US6909336B1 (en) Discrete-time amplitude control of voltage-controlled oscillator
JP2003087115A (ja) チャージポンプ電流補正回路
EP1181767B1 (en) Crystal oscillator
US8373502B1 (en) Gm-C filter tuning circuit based on relaxation oscillator
US20020094792A1 (en) Signal processing semiconductor integrated circuit device and wireless communication system
KR100403106B1 (ko) Dll 회로
JP6872434B2 (ja) 無線信号処理装置、半導体装置、及び発振周波数変動補正方法
JP2005197975A (ja) フィルタ自動調整装置及び通信機
US8364108B2 (en) Signal processing device and method for operating a signal processing device
US7184729B2 (en) Digital automatic gain control for transceiver devices
US6922474B2 (en) Shock sound prevention circuit
US20100093303A1 (en) Circuit current generation apparatus and method thereof, and signal processing apparatus
US20090237036A1 (en) Frequency synthesizer and loop filter used therein
US6940985B2 (en) Shock sound prevention circuit
US8107574B2 (en) Filter tuning circuit for wireless communication system
US6396354B1 (en) PLL detection circuit with lock judgement circuit
JP2006005470A (ja) アクティブフィルタの周波数調整回路及びその半導体集積回路
US20130301753A1 (en) Circuit device and electronic apparatus
US7075372B2 (en) Programmable automatic signal amplitude control circuit
JP2006020255A (ja) ダイレクトコンバージョン受信装置及び携帯電話
US7057466B2 (en) Varactor-based ring oscillator
US20070057743A1 (en) Analog varactor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060623

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090310