JP2006004497A - 光ディスク、光ディスク再生方法および光ディスク再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】PLLがロックした安定した再生動作により光ディスクが正規品か海賊版かを確実に判定することができる光ディスク、光ディスク再生方法および光ディスク再生装置を提供する。
【解決手段】光ディスクの複数の分割区間のそれぞれに低速および高速のいずれかの線速度でデータを記録し、複数の分割区間のそれぞれの線速度の変化の状態(低速Aまたは高速B)から、光ディスクの固有の符号ABAABABBを埋め込む。高速および低速の線速度は、光ディスクの再生装置によりデータが読み出し可能な許容範囲内に設定されている。
【選択図】 図1
【解決手段】光ディスクの複数の分割区間のそれぞれに低速および高速のいずれかの線速度でデータを記録し、複数の分割区間のそれぞれの線速度の変化の状態(低速Aまたは高速B)から、光ディスクの固有の符号ABAABABBを埋め込む。高速および低速の線速度は、光ディスクの再生装置によりデータが読み出し可能な許容範囲内に設定されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば、不正コピーを防止するために、いわゆる正規品か海賊版かが判定可能な光ディスク、光ディスク再生方法および光ディスク再生装置に関する。
従来、CDやDVD等の光ディスクの不正コピーを有効に防止するために、あらかじめマスターディスクの判定情報を標準規格と異なる独自規格に従って光ディスクに記録しておく技術が提案されている。しかしながら、このような技術にあっては、マスターディスクの判定情報を検出する光ディスク再生装置が複雑かつ大掛かりなものとなってしまうという欠点を有していた。
この欠点を克服するため、一部のトラックの記録転送レートが通常のトラックの記録転送レートより低い光ディスクを用意し、通常の記録転送レートおよび通常より低い記録転送レートのそれぞれに対応するアドレスの光ディスクの回転周期を検出し、両者を比較することにより、比較的簡単な構成により光ディスクが正規品か海賊版かを判定するものが提供されている(例えば特許文献1参照)。
特許第3203985号公報
しかしながら、上記のような従来の技術にあっては、一部のトラックおよび通常のトラックの回転周期を検出するとき、光ディスクの線速度(記録密度)が急激に変化するため、光ディスク再生装置のPLL(Phase Locked Loop)が追従できず、安定した再生が困難となる問題を残していた。また、転送記録レートが通常より低い一部のトラックは、一箇所にしか設けられていないため、この箇所の再生動作になんらかのエラーが生じたときには、光ディスクが正規品か海賊版かが判定できない場合が想定される。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、PLLがロックした安定した再生動作により光ディスクが正規品か海賊版か確実に判定することができる光ディスク、光ディスク再生方法および光ディスク再生装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の光ディスクは、ピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録される光ディスクであって、トラック位置により区別される複数の分割区間毎に、前記光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させてデータを記録することにより、前記複数の区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれたことを特徴とする。
また、本発明の光ディスク再生方法は、ピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録される光ディスクであって、トラック位置により区別される複数の区間毎に、前記光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させて、前記複数の区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれた光ディスクの前記固有の符号を復号する光ディスク再生方法であって、あらかじめ前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度のしきい値を記憶する記憶ステップと、前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出する検出ステップと、前記検出ステップにより検出されたトラックの線速度と、前記記憶ステップにより記憶された対応する区間の線速度のしきい値とを比較する比較ステップと、前記比較ステップにより比較された比較情報に基づいて前記固有の符号を復号する復号ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の光ディスク再生装置は、ピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録される光ディスクであって、トラック位置により区別される複数の区間毎に、前記光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させて、前記複数の区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれた光ディスクの前記固有の符号を復号する光ディスク再生装置であって、あらかじめ前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度のしきい値を記憶する記憶手段と、前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出されたトラックの線速度と、前記記憶手段に記憶された対応する区間の線速度のしきい値とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較情報に基づいて前記固有の符号を復号する復号手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の光ディスク再生方法は、ピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録される光ディスクであって、トラック位置により区別される複数の区間毎に、前記光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させて、前記複数の区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれた光ディスクの前記固有の符号を復号する光ディスク再生方法であって、前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出する検出ステップと、前記検出ステップにより検出された前後のトラックの線速度を比較する比較ステップと、前記比較ステップにより比較された比較情報に基づいて前記固有の符号を復号する復号ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の光ディスク再生装置は、ピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録される光ディスクであって、トラック位置により区別される複数の区間毎に、前記光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させて、前記複数の区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれた光ディスクの前記固有の符号を復号する光ディスク再生装置であって、前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前後のトラックの線速度を比較する比較手段と、前記比較手段により比較された比較情報に基づいて前記固有の符号を復号する復号手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の光ディスクによれば、複数の分割区間毎に、光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させてデータを記録し、前記複数の分割区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれる。このため、光ディスク再生装置のPLLがロックした安定した再生動作により光ディスクに埋め込まれた固有の符号を読み出す上で有利となる。なお、常にPLLはロックする事が出来る為、通常の記録データの再生動作に影響を与える事はない。また、分割区間の数に応じたデータ数の符号を構成することができるので、信頼性の高い符号を構成することができる。したがって、光ディスクが正規品か海賊版かを判定する上で有利となる。例えば、一部の符号にエラーが生じた場合でも、残り部分の符号から判定を行なうことが可能となる。
本発明の光ディスク再生方法によれば、あらかじめ前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度のしきい値を記憶ステップで記憶しておき、前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出ステップで検出し、前記検出ステップにより検出されたトラックの線速度と、前記記憶ステップにより記憶された対応する区間の線速度のしきい値とを比較ステップで比較し、前記比較ステップにより比較された比較情報に基づいて前記固有の符号を復号ステップで復号する。このため、簡単な方法により光ディスク固有の符号を復号することができる。
本発明の光ディスク再生装置によれば、あらかじめ前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度のしきい値を記憶手段により記憶し、前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出手段により検出し、前記検出手段により検出されたトラックの線速度と、前記記憶手段に記憶された対応する区間の線速度のしきい値とを比較手段により比較し、前記比較手段の比較情報に基づいて前記固有の符号を復号手段により復号する。このため、簡単な構成により光ディスク再生装置を構成することができる。
本発明の光ディスク再生方法によれば、前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出ステップで検出し、前記検出ステップにより検出された前後のトラックの線速度を比較ステップで比較し、前記比較ステップにより比較された比較情報に基づいて前記固有の符号を復号ステップで復号する。このため、簡単な方法により光ディスク固有の符号を復号することができる。
本発明の光ディスク再生装置によれば、前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出手段により検出し、前記検出手段により検出された前後のトラックの線速度を比較手段により比較し、前記比較手段により比較された比較情報に基づいて前記固有の符号を復号手段により復号する。このため、簡単な構成により光ディスク再生装置を構成することができる。
PLLがロックした安定した再生動作により光ディスクが正規品か海賊版かを確実に判定するという目的を、光ディスクのトラック位置により区別される複数の区間毎に、光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させてデータを記録することにより、複数の区間のそれぞれの線速度の変化の状態を光ディスクに固有の符号として埋め込むことで実現する。
以下、本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
CD、DVD等の光ディスクには、それぞれの規格に従うピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録されている。ピットの長さおよびピット間の長さは、1Tを基準に、CDの場合には3Tから11Tまで、DVDの場合には、3Tから14Tまでの整数倍の値をとるように規定されている。CDの場合、1Tの長さは、4.3218(MHz)で読み出されるように規定されているが、実際のピットの長さは、CDにデータを記録するときの線速度により異なる。光ディスクの偏心は、±70μmの許容範囲内になるように規定されていることから、線速度は、1.2〜1.4(m/sec)の許容範囲内で一定になるように規定されている。光ディスク再生装置は、光ディスクの偏心の影響による線速度の微小な変動に追従してデータを読み出し可能なように構成されている。なお、線速度が速いときには、1Tの長さが長くなるため、データの記録密度が低くなる。線速度が遅いときには、1Tの長さが短くなるため、データの記録密度が高くなる。
CD、DVD等の光ディスクには、それぞれの規格に従うピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録されている。ピットの長さおよびピット間の長さは、1Tを基準に、CDの場合には3Tから11Tまで、DVDの場合には、3Tから14Tまでの整数倍の値をとるように規定されている。CDの場合、1Tの長さは、4.3218(MHz)で読み出されるように規定されているが、実際のピットの長さは、CDにデータを記録するときの線速度により異なる。光ディスクの偏心は、±70μmの許容範囲内になるように規定されていることから、線速度は、1.2〜1.4(m/sec)の許容範囲内で一定になるように規定されている。光ディスク再生装置は、光ディスクの偏心の影響による線速度の微小な変動に追従してデータを読み出し可能なように構成されている。なお、線速度が速いときには、1Tの長さが長くなるため、データの記録密度が低くなる。線速度が遅いときには、1Tの長さが短くなるため、データの記録密度が高くなる。
図1は、実施例1の光ディスクの記録面を示す図である。
図1に示されるように、実施例1の光ディスクの記録面は、t個のトラック毎に分割された複数の分割区間から構成されている。光ディスクは、この分割区間毎に規格で定められた許容範囲内に線速度が変化されてデータが記憶されており、複数の分割区間のそれぞれの線速度の変化の状態が、この光ディスクの固有の符号として埋め込まれている。
図1に示されるように、実施例1の光ディスクの記録面は、t個のトラック毎に分割された複数の分割区間から構成されている。光ディスクは、この分割区間毎に規格で定められた許容範囲内に線速度が変化されてデータが記憶されており、複数の分割区間のそれぞれの線速度の変化の状態が、この光ディスクの固有の符号として埋め込まれている。
具体的には、複数の分割区間は、低速および高速のいずれかの線速度でデータが記録されている。線速度が低速であることは、データ記録密度が密であることに相当し、線速度が高速であることは、データ記録密度が疎であることに相当する。そして、複数の分割区間のデータ記録密度の粗密の状態を内周から外周にかけて並べ、ABAABABBの2値の符号が構成されている。この光ディスクを例えばCDにより構成する場合、線速度の変化が可能な範囲は、CD規格の許容範囲である1.2〜1.4(m/sec)となる。
図2は、光ディスクに記録されたデータの記録密度の変化を示す図である。
図2に示されるように、この光ディスクの記録面は、t個のトラック毎に分割された複数の分割区間から構成されている。1つの分割区間は、r個のトラックから構成される有効区間と、s個のトラックから構成される遷移区間とから構成される。有効区間は、データ記録密度の粗密に対応する高速および低速のいずれかの線速度でデータが記録される区間である。遷移区間は、線速度をゆるやかに変化させるために設けられた区間である。この遷移区間を設けることにより、線速度が急激に変化する区間がなくなるので、光ディスク再生装置のPLLがロックした安定した動作により、光ディスクが正規品か海賊版かを判定することができる。
図2に示されるように、この光ディスクの記録面は、t個のトラック毎に分割された複数の分割区間から構成されている。1つの分割区間は、r個のトラックから構成される有効区間と、s個のトラックから構成される遷移区間とから構成される。有効区間は、データ記録密度の粗密に対応する高速および低速のいずれかの線速度でデータが記録される区間である。遷移区間は、線速度をゆるやかに変化させるために設けられた区間である。この遷移区間を設けることにより、線速度が急激に変化する区間がなくなるので、光ディスク再生装置のPLLがロックした安定した動作により、光ディスクが正規品か海賊版かを判定することができる。
トラックの長さは光ディスクの半径に比例するため、従来のように一定の線速度でデータが記録された場合には、図2中、点線で示されるように、トラック番号とデータ数との関係は、一定の傾きを有する直線となる。これに対し、実施例1の光ディスクは、図2中、太線で示されるように、線速度が低速のときには、データの記録密度が高くなり(Aの区間)、線速度が高速のときには、データの記録密度が低くなる(Bの区間)。
このような符号は、例えば、線速度を低速に維持する低速維持モード、線速度を低速から高速にゆるやかに変化させる高速変化モード、線速度を高速に維持する高速維持モード、および線速度を高速から低速にゆるやかに変化させる低速変化モードの4つのモードを選択的に切り換えてデータを記録することにより埋め込むことができる。
光ディスクの符号を復号する方法には、幾つかの方法が考えられるが、ここでは、2つの方法を説明する。
第1の方法は、複数の分割区間(正確には有効区間)のそれぞれを代表するトラックの一周のデータ数のしきい値をあらかじめ記憶しておき、符号を読み出す際には、複数の分割区間(正確には有効区間)のそれぞれを代表するトラックの一周のデータ数を検出し、検出されたデータ数をあらかじめ記憶された対応するしきい値と比較し、この比較情報に基づいて符号を復号する。検出されたデータ数がしきい値より大きい場合には、記録密度が密であり、検出されたデータ数がしきい値より小さい場合には、記録密度が疎であると判断される。このように、簡単な方法により、光ディスクに埋め込まれた固有の符号を復号することができる。
第1の方法は、複数の分割区間(正確には有効区間)のそれぞれを代表するトラックの一周のデータ数のしきい値をあらかじめ記憶しておき、符号を読み出す際には、複数の分割区間(正確には有効区間)のそれぞれを代表するトラックの一周のデータ数を検出し、検出されたデータ数をあらかじめ記憶された対応するしきい値と比較し、この比較情報に基づいて符号を復号する。検出されたデータ数がしきい値より大きい場合には、記録密度が密であり、検出されたデータ数がしきい値より小さい場合には、記録密度が疎であると判断される。このように、簡単な方法により、光ディスクに埋め込まれた固有の符号を復号することができる。
第2の方法は、検出された線速度をしきい値と比較する代わりに、線速度の変化の傾きを相対的に比較することにより、光ディスクに埋め込まれた固有の符号を復号する。第2の方法は、複数の分割区間(正確には有効区間)のそれぞれを代表するトラックの一周のデータ数を検出し、検出された前後の分割区間のデータ数を比較し、図2に太線で示される、各分割区間の線速度の変化の状態を再現する。
図3は、線速度の変化の傾きを求める方法を示す図である。
図3に示されるように、線速度の変化の傾きは、2つの分割区間のそれぞれのトラック(T0およびT1)間のスパンdに対し、2つの分割区間のそれぞれのトラックの1トラック内のデータ数または1トラック内のデータの読出時間(n0およびn1)を検出し、これらの変化量(n1−n0)をトラック間のスパンdで除算する((n1−n0)/d)ことにより得られる。なお、複数の分割区間のスパンdが一定の場合には、スパンdの除算を省略することができる。
図3に示されるように、線速度の変化の傾きは、2つの分割区間のそれぞれのトラック(T0およびT1)間のスパンdに対し、2つの分割区間のそれぞれのトラックの1トラック内のデータ数または1トラック内のデータの読出時間(n0およびn1)を検出し、これらの変化量(n1−n0)をトラック間のスパンdで除算する((n1−n0)/d)ことにより得られる。なお、複数の分割区間のスパンdが一定の場合には、スパンdの除算を省略することができる。
次に、第2の方法の光ディスク再生方法を具体的に説明する。
図4は、ディスクの判別方法を示すフローチャートである。図5は、図4に示される符号データの読込処理を示すフローチャートである。図6は、図5に示される1トラックの読出時間計測処理を示すフローチャートである。
光ディスクが正規品か海賊版かの判定は、以下のように行なわれる。
図4に示されるように、まず、光ディスクに埋め込まれた符号(データ)の読込処理が行なわれ(ステップS1)、読み出された符号とその光ディスクの固有の番号とが比較される(ステップS2)。ステップS2で、読み出された符号とその光ディスクの固有の番号とが一致したときには、正規ディスクと判定され(ステップS3)、光ディスクの再生が行なわれる。一方、ステップS2で、読み出された符号とその光ディスクの固有の番号とが一致しないときには、不正ディスクと判定され(ステップS4)、光ディスクの再生が停止される。
図4は、ディスクの判別方法を示すフローチャートである。図5は、図4に示される符号データの読込処理を示すフローチャートである。図6は、図5に示される1トラックの読出時間計測処理を示すフローチャートである。
光ディスクが正規品か海賊版かの判定は、以下のように行なわれる。
図4に示されるように、まず、光ディスクに埋め込まれた符号(データ)の読込処理が行なわれ(ステップS1)、読み出された符号とその光ディスクの固有の番号とが比較される(ステップS2)。ステップS2で、読み出された符号とその光ディスクの固有の番号とが一致したときには、正規ディスクと判定され(ステップS3)、光ディスクの再生が行なわれる。一方、ステップS2で、読み出された符号とその光ディスクの固有の番号とが一致しないときには、不正ディスクと判定され(ステップS4)、光ディスクの再生が停止される。
図4におけるステップS1の光ディスクの符号データの読込処理は、以下のように行なわれる。
図5に示されるように、まず、最初のトラックTにジャンプし(ステップS11)、このトラックTの1トラックの読出時間計測処理(Ts)が行なわれ(ステップS12)、このトラックTが最終トラックかどうかが判定される(ステップS13)。最終トラックでないと判定された場合には、rトラック分ジャンプし(ステップS14)、1トラックの読出時間計測処理(Tr)が行なわれ(ステップS15)、有効区間の傾き(Tr−Ts)/rが算出されてRAMに記憶される(ステップS16)。次いで、sトラック分ジャンプし(ステップS17)、1トラックの読出時間計測処理(Ts)が行なわれ(ステップS18)、遷移区間の傾き(Ts−Tr)/sが算出されてRAMに記憶される(ステップS19)。以降、ステップS13〜S19が繰り返され、ステップS3で最終トラックであると判定された場合には、RAMに記憶された一連の分割区間(有効区間および遷移区間)の傾きに基づいて図2に示されるようなグラフが再現されて、光ディスクの符号が決定(復号)される(ステップS20)。
図5に示されるように、まず、最初のトラックTにジャンプし(ステップS11)、このトラックTの1トラックの読出時間計測処理(Ts)が行なわれ(ステップS12)、このトラックTが最終トラックかどうかが判定される(ステップS13)。最終トラックでないと判定された場合には、rトラック分ジャンプし(ステップS14)、1トラックの読出時間計測処理(Tr)が行なわれ(ステップS15)、有効区間の傾き(Tr−Ts)/rが算出されてRAMに記憶される(ステップS16)。次いで、sトラック分ジャンプし(ステップS17)、1トラックの読出時間計測処理(Ts)が行なわれ(ステップS18)、遷移区間の傾き(Ts−Tr)/sが算出されてRAMに記憶される(ステップS19)。以降、ステップS13〜S19が繰り返され、ステップS3で最終トラックであると判定された場合には、RAMに記憶された一連の分割区間(有効区間および遷移区間)の傾きに基づいて図2に示されるようなグラフが再現されて、光ディスクの符号が決定(復号)される(ステップS20)。
図5におけるステップS12、ステップS15およびS18の1トラックの読出時間計測処理は、以下のように行なわれる。
図6に示されるように、まず、トラック上にあるサブコード(Sub Code)が読み出され、タイマーにより計測が開始され(ステップS21)、1トラック分内周側のトラックにリバースジャンプする(ステップS22)。そして、ステップS21で読み出されたサブコードが再び検出されると、タイマーによる計測が停止され、タイマーにより計測された時間が読み出される(ステップS23)。
図6に示されるように、まず、トラック上にあるサブコード(Sub Code)が読み出され、タイマーにより計測が開始され(ステップS21)、1トラック分内周側のトラックにリバースジャンプする(ステップS22)。そして、ステップS21で読み出されたサブコードが再び検出されると、タイマーによる計測が停止され、タイマーにより計測された時間が読み出される(ステップS23)。
図7は、実施例1の光ディスク再生装置の概略構成を示す図である。
図7に示されるように、光ディスク再生装置は、光ディスク11を回転駆動するメカ12と、光ディスクの信号を読み出して増幅するRF増幅回路13と、増幅回路13により増幅された信号に従来良く知られる種々の信号処理を施す信号処理回路14と、メカ12増幅回路13および信号処理回路14と相互に接続され、これらの動作を制御するマイクロコンピュータ15と、図4〜図6に示される光ディスクが正規品か海賊版か判定するプログラムを記憶するROM16とを備える。マイクロコンピュータ15は、CPU21、RAM22およびタイマー23を有する。光ディスク11が本装置にセットされたとき、ROM16に記憶された判定プログラムがCPU21により読み出され、RAM22に記憶されて実行される。
図7に示されるように、光ディスク再生装置は、光ディスク11を回転駆動するメカ12と、光ディスクの信号を読み出して増幅するRF増幅回路13と、増幅回路13により増幅された信号に従来良く知られる種々の信号処理を施す信号処理回路14と、メカ12増幅回路13および信号処理回路14と相互に接続され、これらの動作を制御するマイクロコンピュータ15と、図4〜図6に示される光ディスクが正規品か海賊版か判定するプログラムを記憶するROM16とを備える。マイクロコンピュータ15は、CPU21、RAM22およびタイマー23を有する。光ディスク11が本装置にセットされたとき、ROM16に記憶された判定プログラムがCPU21により読み出され、RAM22に記憶されて実行される。
このように、実施例1によれば、規格で定められた許容範囲内に線速度を変化させて光ディスクに符号を埋め込むので、PLLがロックした安定した再生動作により光ディスクの成否判定を行なうことができる。また、分割区間の数に応じたデータ数の符号を構成することができるので、信頼性の高い符号を構成することができる。したがって、光ディスクが正規品か海賊版かを判定する上で有利となる。例えば、一部の符号にエラーが生じた場合でも、残り部分の符号から、成否判定を行なうことも可能となる。さらに、ディスク判別方法を実行するプログラムをあらかじめ記憶しておき、このプログラムを読み出し実行することにより、光ディスクが正規品か海賊版かを判定しているので、ハードウェアの負担がなく、コスト上有利である。
以下、本発明の実施例2について図面を参照して説明する。
実施例1の光ディスクは、線速度の高低(記録密度の粗密)により2値の符号を構成している。これに対し、実施例2の光ディスクは、例えば、線速度が低速から高速に変化する状態、線速度の高速から低速に変化する状態をパラメータに加え、3値の符号を構成する。
実施例1の光ディスクは、線速度の高低(記録密度の粗密)により2値の符号を構成している。これに対し、実施例2の光ディスクは、例えば、線速度が低速から高速に変化する状態、線速度の高速から低速に変化する状態をパラメータに加え、3値の符号を構成する。
図8は、実施例2の光ディスクの記録面を示す図である。
図8に示されるように、実施例2の光ディスクの記録面には、X、Y、Zの3つの状態のいずれかの状態が、複数の分割区間に割り当てられ、XYZZYYXYの3値データからなる符号が構成されている。Xは、記録密度が密から疎(線速度が低速から高速)にゆるやかに変化する状態を意味し、Yは、記録密度が維持される(線速度が低速および高速のいずれかの状態にある)ことを意味し、Zは、記録密度が疎から密(線速度が高速から低速)にゆるやかに変化する状態を意味している。
図8に示されるように、実施例2の光ディスクの記録面には、X、Y、Zの3つの状態のいずれかの状態が、複数の分割区間に割り当てられ、XYZZYYXYの3値データからなる符号が構成されている。Xは、記録密度が密から疎(線速度が低速から高速)にゆるやかに変化する状態を意味し、Yは、記録密度が維持される(線速度が低速および高速のいずれかの状態にある)ことを意味し、Zは、記録密度が疎から密(線速度が高速から低速)にゆるやかに変化する状態を意味している。
図9は、光ディスクに記録されたデータの記録密度の変化を示す図である。
図2における説明と同様に、トラックの長さは光ディスクの半径に比例するため、従来のように一定の線速度でデータが記録された場合には、図9中、点線で示されるように、トラック番号とデータ数との関係は、一定の傾きを有する直線となる。これに対し、図9中、太線で示されるように、Xの区間では、傾きが小さくなり、Yの区間では、一定の線速度で読み込んだ場合と同じ傾きとなり、Zの区間では、傾きが大きくなる。このような符号は、実施例1と同様に、低速維持モード、高速変化モード、高速維持モードおよび低速変化モードの4つのモードを選択的に切り換えてデータを記録することにより埋め込むことができる。
図2における説明と同様に、トラックの長さは光ディスクの半径に比例するため、従来のように一定の線速度でデータが記録された場合には、図9中、点線で示されるように、トラック番号とデータ数との関係は、一定の傾きを有する直線となる。これに対し、図9中、太線で示されるように、Xの区間では、傾きが小さくなり、Yの区間では、一定の線速度で読み込んだ場合と同じ傾きとなり、Zの区間では、傾きが大きくなる。このような符号は、実施例1と同様に、低速維持モード、高速変化モード、高速維持モードおよび低速変化モードの4つのモードを選択的に切り換えてデータを記録することにより埋め込むことができる。
光ディスク再生方法は、幾つか考えられるが、実施例1の第2の方法と同様の方法により行なうことができる。光ディスクが正規品か海賊版かを判定する方法は、実施例1(図4)と同様であり、その説明を省略する。
図10は、符号データの読込処理を示すフローチャートである。
まず、最初のトラックTにジャンプし(ステップS31)、このトラックTの1トラックの読出時間計測処理(Tp)が行なわれ(ステップS32)、このトラックTが最終トラックかどうかが判定される(ステップS33)。最終トラックでないと判定された場合には、tトラック分ジャンプし(ステップS34)、1トラックの読出時間計測処理(Tc)が行なわれ(ステップS35)、分割区間の傾き(Tc−Tp)/tが算出されてRAMに記憶され(ステップS36)、Tpの値をTcの値で置き換える(ステップS37)。以降、ステップS33〜S37が繰り返され、ステップS33で最終トラックであると判定された場合には、RAMに記憶された一連の分割区間の傾きに基づいて図9に示されるようなグラフが再現されて、光ディスクの符号が決定(復号)される(ステップS38)。なお、ステップS33およびS35の1トラックの読出時間計測処理は、実施例1(図6)と同様であり、その説明を省略する。
図10は、符号データの読込処理を示すフローチャートである。
まず、最初のトラックTにジャンプし(ステップS31)、このトラックTの1トラックの読出時間計測処理(Tp)が行なわれ(ステップS32)、このトラックTが最終トラックかどうかが判定される(ステップS33)。最終トラックでないと判定された場合には、tトラック分ジャンプし(ステップS34)、1トラックの読出時間計測処理(Tc)が行なわれ(ステップS35)、分割区間の傾き(Tc−Tp)/tが算出されてRAMに記憶され(ステップS36)、Tpの値をTcの値で置き換える(ステップS37)。以降、ステップS33〜S37が繰り返され、ステップS33で最終トラックであると判定された場合には、RAMに記憶された一連の分割区間の傾きに基づいて図9に示されるようなグラフが再現されて、光ディスクの符号が決定(復号)される(ステップS38)。なお、ステップS33およびS35の1トラックの読出時間計測処理は、実施例1(図6)と同様であり、その説明を省略する。
実施例2の光ディスク再生装置は、実施例1の光ディスク再生装置のROM16に記憶された光ディスクが正規品か海賊版かを判定するプログラムの一部を、図10に示される方法を実行するプログラムに置き換えることにより実現することができる。
このように、実施例2によれば、分割区間の全体にわたり線速度がゆるやかに変化する状態(低速から高速または高速から低速)を与え、この変化の状態をパラメータに加え、3値の符号を構成している。このため、実施例1に比べ、よりゆるやかに線速度を変化させることができる。したがって、ディスク再生装置のPLLのロック状態をいっそう確実に保持した安定な動作により、光ディスクが正規品か海賊版かを判定することができる。
また、光ディスクをCDにより構成する場合、前述のように、光ディスクの偏心の許容範囲が±70μmであることから、線速度の許容範囲は、1.2〜1.4(m/sec)となるように規定されている。PLLがロックしたまま、この許容範囲内で線速度をゆるやかに変化させるには、余裕を見ても100トラック程度あればよい。実施例2は、実施例1よりも多い分割区間を設けることができる。CDの場合、20000程度のトラックを有するので、200個程度の分割区間を設け、200ビットの符号を構成することができる。
なお、実施例2では、X、Y、Zにより3値の符号を構成しているが、符号は3値に限るものではない。実施例2の光ディスク再生方法では、図9に示されるグラフを容易に再現することができるので、例えば、光ディスクにデータを記録する際に選択された4つのモードに対応する4値の符号とすることができる。また、XおよびZを1状態に包含し、線速度が変化する/しないの2値の符号とすることもできる。
また、実施例1および2では、1トラックの読出時間を計測するようにしているが、光ディスクの偏心やディフェクトの影響により、1トラックの計測だけでは正確なトラックの読出時間を検出することが難しい場合が考えられる。このような場合には、1トラックの読出時間を複数回計測し、これらの平均値を求める、あるいは、数本のトラックの読出時間を計測し、これらの平均値を求めることにより、より正確な1トラックの読出時間を求めることができる。
11……光ディスク、12……メカ、13……RF増幅器、14……信号処理回路、15……マイクロコンピュータ、16……ROM、21……CPU、22……RAM、23……タイマ。
Claims (11)
- ピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録された光ディスクであって、
トラック位置により区別される複数の分割区間毎に、前記光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させてデータを記録することにより、前記複数の分割区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれたことを特徴とする光ディスク。 - 前記分割区間は、
高速および低速のいずれかの一定の線速度でデータが記録された有効区間と、
前の分割区間の有効区間および次の分割区間の有効期間との線速度が一致するときには、前の分割区間の有効区間の線速度でデータが記録され、前の分割区間の有効区間および次の分割区間の有効期間の線速度が異なるときには、前の分割区間の有効区間の線速度から次の分割区間の有効期間の線速度に線速度がゆるやかに変化してデータが記録された遷移区間とを有し、
前記固有の符号は、前記複数の分割区間のそれぞれの有効区間で設定された高速および低速のいずれかの線速度を示す2値データにより構成されることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。 - 前記複数の分割区間には、線速度を低速に維持する低速維持モードと、線速度を低速から高速にゆるやかに変化させる高速変化モードと、線速度を高速に維持する高速維持モードと、線速度を高速から低速にゆるやかに変化させる低速変化モードとが選択的に切り換えられてデータが記録されていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
- 前記固有の符号は、前記低速維持モード、前記高速変化モード、前記高速維持モードおよび前記低速変化モードの4つモードのそれぞれに対応する4値のデータにより構成されることを特徴とする請求項3記載の光ディスク。
- 前記固有の符号は、前記低速維持モードおよび前記高速維持モードを包含する速度維持モードと、前記高速変化モードと、前記低速変化モードとの3つのモードのそれぞれに対応する3値のデータにより構成されることを特徴とする請求項3記載の光ディスク。
- 前記固有の符号は、前記低速維持モードおよび前記高速維持モードを包含する速度維持モードと、前記高速変化モードおよび前記低速変化モードを包含する速度変化モードとの2つのモードのそれぞれに対応する2値のデータにより構成されることを特徴とする請求項3記載の光ディスク。
- 前記データが読み出し可能な許容範囲は、前記再生装置のPLL(Phase Locked Loop)がロックした状態でデータが読み出し可能な許容範囲であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
- ピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録された光ディスクであって、トラック位置により区別される複数の区間毎に、前記光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させて、前記複数の区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれた光ディスクの前記固有の符号を復号する光ディスク再生方法であって、
あらかじめ前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度のしきい値を記憶する記憶ステップと、
前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出する検出ステップと、
前記検出ステップにより検出されたトラックの線速度と、前記記憶ステップにより記憶された対応する区間の線速度のしきい値とを比較する比較ステップと、
前記比較ステップにより比較された比較情報に基づいて前記固有の符号を復号する復号ステップとを含むことを特徴とする光ディスク再生方法。 - ピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録される光ディスクであって、トラック位置により区別される複数の区間毎に、前記光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させて、前記複数の区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれた光ディスクの前記固有の符号を復号する光ディスク再生装置であって、
あらかじめ前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度のしきい値を記憶する記憶手段と、
前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されたトラックの線速度と、前記記憶手段に記憶された対応する区間の線速度のしきい値とを比較する比較手段と、
前記比較手段の比較情報に基づいて前記固有の符号を復号する復号手段とを備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。 - ピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録される光ディスクであって、トラック位置により区別される複数の区間毎に、前記光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させて、前記複数の区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれた光ディスクの前記固有の符号を復号する光ディスク再生方法であって、
前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出する検出ステップと、
前記検出ステップにより検出された前後のトラックの線速度を比較する比較ステップと、
前記比較ステップにより比較された比較情報に基づいて前記固有の符号を復号する復号ステップとを含むことを特徴とする光ディスク再生方法。 - ピット列からなるデータが渦巻状または同心円状に記録される光ディスクであって、トラック位置により区別される複数の区間毎に、前記光ディスクの再生装置により前記データが読み出し可能な許容範囲内に線速度を変化させて、前記複数の区間のそれぞれの線速度の変化の状態が固有の符号として埋め込まれた光ディスクの前記固有の符号を復号する光ディスク再生装置であって、
前記複数の区間のそれぞれを代表するトラックの線速度を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前後のトラックの線速度を比較する比較手段と、
前記比較手段により比較された比較情報に基づいて前記固有の符号を復号する復号手段とを備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
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JP2004178515A JP2006004497A (ja) | 2004-06-16 | 2004-06-16 | 光ディスク、光ディスク再生方法および光ディスク再生装置 |
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