JP2006004387A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006004387A
JP2006004387A JP2004183055A JP2004183055A JP2006004387A JP 2006004387 A JP2006004387 A JP 2006004387A JP 2004183055 A JP2004183055 A JP 2004183055A JP 2004183055 A JP2004183055 A JP 2004183055A JP 2006004387 A JP2006004387 A JP 2006004387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
storage means
internal storage
sector
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004183055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4664011B2 (ja
Inventor
Tomohiro Shima
智広 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004183055A priority Critical patent/JP4664011B2/ja
Publication of JP2006004387A publication Critical patent/JP2006004387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4664011B2 publication Critical patent/JP4664011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

【課題】セクタ単位でアクセスされる外部記憶手段をもつ情報処理装置において、複雑な制御回路を用いずにアクセスの高速化を図ること。
【解決手段】CPU101の2次キャッシュに外部記憶部104の単位セクタと同じ容量をもつSRAM103を配す。CPU101の要求データがSRAM103内にある場合は、SRAM103からCPU101へ直接データを送り、ない場合は、外部記憶部104へリードアクセスし、読み取ったデータでSRAM103を上書き・更新し、CPU101へ要求データを送る。以上のような動作により使用頻度の高いデータをSRAM103内に格納し外部記憶部104へのアクセス回数を減らしアクセスの高速化を実現する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、データへのアクセス速度を高速化し、情報処理回路の処理効率を向上させるための情報処理装置及び情報処理方法に関する。
従来、情報処理回路の動作において、制御部から外部記憶手段へのアクセス速度は、制御部のクロック速度に比べかなり遅い。しかも、制御部からのリード要求が発生した場合、逐一対象の外部記憶手段にリードアクセスをおこなうようになっている。このため、両者の速度の違いから制御部に非効率的な待ち時間が生じている。
この問題の対策として、制御部の外部に高速にアクセス可能な2次キャッシュを配し、外部記憶手段内のデータのうち、使用頻度の高いデータを2次キャッシュに格納することで、アクセス時間を短縮し制御部の処理効率を上げる試みが広くおこなわれている。
実際の情報処理回路においては、大容量の2次キャッシュを実装することは困難であり、外部記憶手段に比べて2次キャッシュの容量は遥かに少ない。そのため、外部記憶手段のなかの特定領域データに限り、上記の方法が用いられている。制御部からの要求データが2次キャッシュに存在する場合、2次キャッシュから制御部にデータを供給する。存在しない場合は、外部記憶手段にリードアクセスをおこない、そのデータを2次キャッシュに格納するとともに制御部へ供給する。このようにして、データへのアクセスの高速化をおこなう情報処理回路が提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開2000−10861号公報
しかしながら、従来の技術では、セクタ単位でアクセスをおこなう外部記憶手段の場合、セクタ内の不要なデータも併せて読み取りをおこなうことになる。また、命令プログラムと対象のデータが異なるセクタに格納されている場合、一つの命令を実行するためにはそれぞれのセクタにリードアクセスをおこなう必要がある。このように外部記憶手段へのアクセスが何度も生じ、読み取り動作に多大な時間を要するという問題があった。
また、特許文献1に記載の技術では、アクセスの高速化が特定領域に限られていた。さらに、その領域のデータを2次キャッシュに格納し、調整し、保存する必要がある。そのためには、2次キャッシュ内のデータのアドレス及びサイズ管理をおこなう機能、読み取った特定領域のデータに対しての上書き命令が発生した際に上書きを防ぐ機能及びこれらの機能を制御する回路が必要となる。また、2次キャッシュとしてDRAMを用いているため、記憶保持のためのリフレッシュ電流の定期的な供給が必要となる。
この発明は、外部記憶手段へセクタ単位でアクセスをおこない、制御部に対する2次キャッシュを装備した情報処理装置において、上述した従来技術による問題点を解消するため、簡易な制御回路のみでおこなえる、特定領域に限定されないアクセスの高速化を実現することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1にかかる情報処理装置は、データにもとづき制御処理をおこなう制御手段と、前記制御手段からのデータ要求に対しセクタ単位でアクセスがおこなわれる外部記憶手段と、前記外部記憶手段の単位セクタと同じ容量のデータを記憶する内部記憶手段と、前記制御手段の要求するデータが前記内部記憶手段に存在する場合、前記内部記憶手段から前記制御手段に直接データ供給し、前記制御手段の要求するデータが前記外部記憶手段に存在する場合、前記外部記憶手段から前記制御手段へデータ供給するとともに、同じデータを前記内部記憶手段に格納するアクセス仲介手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、同一セクタへのアクセス時に、非効率的で時間のかかるセクタリードアクセスが逐一発生することを防ぐことができる。
また、請求項2にかかる情報処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記内部記憶手段を複数備え、前記アクセス仲介手段は、前記制御手段が制御処理をおこなうための命令コードと前記命令コードの対象データを前記内部記憶手段にそれぞれ格納することを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、命令読み出しの際には前記内部記憶手段に格納されている対象となるデータの上書きを防ぎ、対象データ読み出しの際には前記内部記憶手段に格納されている命令への上書きを防ぐことができる。
また、請求項3にかかる情報処理装置は、請求項2に記載の発明において、前記アクセス仲介手段は、複数の前記内部記憶手段のうち記憶されている内容の古い前記内部記憶手段から順にデータを上書き・更新することを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、複数の内部記憶手段のうち、記憶されている内容の古いものから順番に上書き・更新がおこなわれるので、頻繁にアクセスがおこなわれる内部記憶手段は上書きされる可能性が低くなる。
また、請求項4にかかる情報処理装置は、請求項2または3に記載の発明において、前記アクセス仲介手段は、複数の前記内部記憶手段を先読み専用部と、汎用部とにグループ分けをおこない、前記制御手段の要求する命令コードが格納されているセクタを前記外部記憶手段から読み出し、当該読み出し時に前記命令コードのセクタと、この命令コードのセクタに連続するセクタを、つぎに供給すべき命令コードとして前記先読み専用部に格納することを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、前記制御手段が命令領域の命令を順次実行していく特性を生かし、前記制御手段の待ち時間を利用してセクタの先読みをおこなえる。
また、請求項5にかかる情報処理方法は、外部記憶手段から読み出したデータを内部記憶手段に格納し、制御手段によって制御処理をおこなう情報処理方法において、データにもとづき制御処理をおこなう制御工程と、前記制御工程が要求するデータを前記外部記憶手段からセクタ単位で取得する外部記憶取得工程と、前記外部記憶取得工程が取得したデータを前記内部記憶手段にセクタ単位で保持する内部記憶工程と、前記制御工程によって要求されたデータが前記内部記憶手段に保持されている場合、前記内部記憶手段にセクタ単位で保持されているデータを前記制御手段に供給し、前記制御手段によって要求されたデータが前記内部記憶手段に保持されていない場合、前記外部記憶取得工程によって前記外部記憶手段からデータを取得し、前記制御工程にデータを供給するアクセス仲介工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項5に記載の発明によれば、同一セクタへのアクセス時に、非効率的で時間のかかるセクタリードアクセスが逐一発生することを防ぐことができる。
また、請求項6にかかる情報処理方法は、請求項5に記載の発明において、前記アクセス仲介工程は、命令コードと前記命令コードの対象データを前記内部記憶手段の異なるセクタにそれぞれ格納することを特徴とする。
この請求項6に記載の発明によれば、命令読み出しの際には前記内部記憶手段に格納されている対象となるデータの上書きを防ぎ、対象データ読み出しの際には前記内部記憶手段に格納されている命令への上書きを防ぐことができる。
また、請求項7にかかる情報処理方法は、請求項6に記載の発明において、前記アクセス仲介工程は、前記内部記憶手段に記憶されたデータを、内容の古い順に上書き・更新することを特徴とする。
この請求項7に記載の発明によれば、複数の前記内部記憶手段に記憶されている内容の古いものから順番に上書き・更新がおこなわれるので、命令を含むセクタのデータは上書きされる可能性が低くなる。
また、請求項8にかかる情報処理方法は、請求項6または7に記載の発明において、前記アクセス仲介工程は、前記内部記憶手段のセクタを先読み専用部と、汎用部とにグループ分けをおこない、前記制御工程によって要求された命令コードが格納されているセクタを前記外部記憶手段から読み出し、当該読み出し時に前記命令コードのセクタと、この命令コードのセクタに連続するセクタを、つぎに供給すべき命令コードとして前記先読み専用部に格納することを特徴とする。
この請求項8に記載の発明によれば、制御工程が命令領域の命令を順次実行していく特性を生かし、制御部の待ち時間を利用してセクタの先読みをおこなえる。
本発明にかかる情報処理装置及び情報処理方法によれば、簡易な制御のみで2次キャッシュに使用頻度の高いデータを格納するため、外部記憶手段に対する同じデータの読み取りを何度も生じることがないため、外部記憶手段に記憶されているデータへのアクセスの効率化、及び高速化を図ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置及び情報処理方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1にかかる情報処理装置の構成について図1を参照して説明する。図1は、情報処理装置100の構成を示すブロック図である。図中、制御部(CPU)101は呼び出したプログラムの実行や、データの加工、計算などをおこない、情報処理装置100全体を制御する。集積回路(ASIC)102は、装置の用途・目的に合わせて素子の配置が設計されている。ASIC102には、外部記憶手段であるSRAM103と、I/F回路105が内蔵され、外部記憶媒体としてSDメモリカード(以下、「SDカード」という)104が接続されている。SRAM103は、SDカード104の単位セクタと同じ容量をもち、CPU101の2次キャッシュとして用いる。I/F回路105はCPU101からの要求データがSRAM103に存在するかの判断、及び各記憶媒体からのCPU101へのデータ供給をおこなう。SDカード104には実行したい作業の命令プログラムやその命令に対応するデータが記録されている。
なお、SRAM103は2次キャッシュに用いる高速アクセス可能な内部記憶手段の一例であり、SRAMの代わりとしてMRAMやFeRAM等を用いることも可能である。また、SDカード104は外部記憶手段の一例であり、SDカードの代わりにスマートメディア、メモリスティック等を用いることも可能である。ただし、使用する外部記憶手段の単位セクタの容量と内部記憶手段の容量を同一にする必要がある。
つぎに実施の形態1の動作について図2を用いて説明する。図2は情報処理装置100の動作の流れを表すフローチャートである。まず、図1中のCPU101は、ASIC102に対してリード要求と要求データのアドレスを渡す(ステップS201)。ASIC102のI/F回路105は、SRAM103のなかに要求データのアドレスを含むセクタが存在しているかを判断する(ステップS202)。
要求データのアドレスを含むセクタが存在する場合(ステップS202:Yes)、ASIC102内のI/F回路105は、SDカード104へリードアクセスすることなく、SRAM103からCPU101へ所望のデータを供給し(ステップS205)、処理を終了する。
要求データのアドレスを含むセクタが存在しない場合(ステップS202:No)、ASIC102のI/F回路105はSDカード104の要求データのアドレスへリードアクセスをおこなう(ステップS203)。リードデータはセクタ単位でSRAM103に格納される(ステップS204)。同時にSRAM103からCPU101へ所望のデータが供給され(ステップS205)、処理を終了する。
この実施の形態1によれば、データへのアクセスがセクタ単位でおこなわれる外部記憶手段において、制御部が要求するデータが2次キャッシュに存在すれば、非効率的で時間のかかる外部記憶手段へのアクセスを省くことができる。2次キャッシュから直接制御部へ所望のデータを供給することにより、データへのアクセスを高速化することができ、制御部の待ち時間も解消することができる。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2にかかる情報処理装置の構成について図3を参照して説明する。図3は情報処理装置300の構成を示すブロック図である。実施の形態2は、CPU101の2次キャッシュとしてSDカード104の単位セクタサイズと同じ容量のSRAMを複数装備したSRAM群301をもつ。I/F回路105は実施の形態1における機能に加え2次キャッシュの内容の新旧の管理及び先読み用と汎用とのグループ分けの機能をもつ。その他、図1の構成と重複した部分については、実施の形態1と同様の機能であるため説明を省略する。
実施の形態2も実施の形態1同様、CPU101の所望のデータがSRAM群301に存在する場合は、SDカード104にリードアクセスすることなくSRAM群301から直接データを供給する。以下図4〜6を参照して、実施の形態2においてSRAM群301にCPU101の所望のデータが存在しない場合の動作について述べる。
図4はSRAM群301へデータの格納処理を示すブロック図である。図中401はSDカードのメモリ領域を示し、401aはブートプログラムの命令領域、401bはブートプログラムのデータ領域をそれぞれ示す。CPU101からのリード要求により、要求アドレスを含むセクタがメモリ領域401のうちの命令領域401aから読み出される。CPU101所望のデータがSRAM群301のうちの一つ(SRAM0)へ格納され、同時にCPU101へ供給される。つぎに、メモリ領域401のうちのデータ領域401bからその命令の対象データを含むセクタが読み取られ、同様にSRAM群301の一つ(SRAM1)へ格納され、CPU101への供給がおこなわれる。
図5はSRAM群301のなかのSRAM0上でジャンプ命令や、コール命令が生じた場合のデータの格納処理を示すブロック図である。ジャンプ命令やコール命令のアクセス先が、メモリ領域401であった場合、リードアクセスによって読み取られたデータをSRAM群301のうちデータ供給及び更新履歴の最も古いデータ(SRAM2)に上書きすることで、呼出命令を含むセクタのデータが必ずキャッシュ上に残るようにする。
図6は先読み機能を実現するためのデータの格納方法を示すブロック図である。図中SRAM群301は2つにグループ分けされている。SRAM群601(図中斜線部分)は、先読み専用の2次キャッシュ、SRAM群602(図中斜線なし部分)は、汎用の2次キャッシュである。
一般にCPU101からのリードアクセスが命令領域401aに対しておこなわれているのか、データ領域401bに対しておこなわれているのかは判断できない。しかし、ブート時は、必ず最初に命令領域401aへのリードアクセスと、命令領域401aから読み取った命令コードのCPU101内レジスタへの転送作業(以後フェッチと呼ぶ)がおこなわれる。
そこで、初動フェッチのアドレスを含むセクタをSRAM0に格納し、CPU101へ所望のデータを供給する。同時に、読み取ったセクタに連続したつぎのセクタもリードアクセスをおこない、いずれ読み出される命令群としてSRAM1に格納する。命令は格納されている順に実行されるので、命令フェッチがSRAM1に移行すると、つぎの連続したセクタをSRAM0に格納する。以上のようにしてSRAM0、SRAM1を先読み専用の2次キャッシュとして利用する。
また、SRAM2、SRAM3に関しては、メインの命令シーケンスで呼び出されるジャンプ命令や、コール命令、データ領域のアクセスなどの汎用2次キャッシュとして利用する。
以上説明したように、この実施の形態2にかかる情報処理装置によれば、命令に対するリードアクセスがおこなわれた際に、直前に読み取られたデータを格納しているSRAMが上書き・更新されることを防ぐ。同様に、データにリードアクセスおこなう際、命令を含むSRAMが上書き・更新されることも防ぐ。プログラムはジャンプ命令などの命令を除き、連続したセクタに配置されているので、新たにSDカード104に命令を読みに行かなくてもSRAM群301から命令をフェッチできる。
また、ジャンプ命令やコール命令が発生した場合、命令のアクセス先がSDカード104のときは、読み取りデータは記憶されている内容の最も古いSRAMを上書きすることにより格納する。そうすれば、命令実行後に元の処理に戻る際にも、直前の命令を含むセクタはSRAM内に格納されており、引き続きSRAMからフェッチを再開できる。このように、CPU101が必要とする作業に応じてSRAM更新をおこなうので、情報処理装置300はSDカード104の特定領域での用途に限られない。
以上のような図4、5で説明したCPU101からのリード要求に対してのSRAM上での動作頻度を上げるための機能と、図6で説明した命令プログラムの先読み機能は、それぞれ単独でもブート動作の高速化をもたらすが、これらを併せておこなうことによってさらなるブート動作の高速化を図ることができる。
また、実施の形態2の情報処理装置の外部記憶手段から2次キャッシュへのデータの格納動作の特性を利用し、外部記憶手段(SDカード104)内のデータの配置を工夫することで、2次キャッシュの使用頻度の向上を図ることができる。例えばブートプログラム内のループ命令を同一セクタに納め、その他の命令も同一セクタに格納するか、もしくは隣接したセクタに格納する。こうすることにより、ブート動作が開始し、完了する迄にCPU101から要求される命令は、大部分がSRAM群301からの供給となる。SDカード104からの読み取りは、最初の命令のリードアクセス先のセクタと、先読み用の隣接したセクタの読み取りのみか、もしくはそれに準ずる最も少ない回数の読み取りで済む。命令以外のデータも頻繁に読み出す可能性の高い演算プログラムなどは、同一セクタにまとめて格納する。
このようにしてSDカード104から1度のリードアクセスで命令等をSRAM群301に格納すると、動作が終了するまでSRAM群301に残されている可能性が高い。これらのデータはSRAM群(汎用キャッシュ)602に格納されているので先に述べた命令群の格納されているSRAM群(先読み専用キャッシュ)601と上書き・更新し合うことはない。ブート動作を完了させるために必要な命令及びその他のデータはあらかじめ判っているか、予測がついている。したがって、本実施の形態下で使用するSDカード104にブートプログラムの書き込みをおこなう際は、以上のことを考慮すれば、ブートをおこなうにあたりSDカード104へのリードアクセス回数が最も少なく済む最適なデータ配置が可能となる。このように、外部記憶手段(SDカード104)内におけるデータの配置にもとづいてブートの高速化をおこなうことができる。
なお、実施の形態2においては、外部記憶手段に記憶されているブートプログラムに関してのアクセスに主眼を置き、ブート動作の高速化をもたらした。しかし、この効果はブート動作に限られたものではなく、制御部へのデータ供給時に外部記憶手段へのアクセスが必要となる全ての動作に関して高速化をおこなうことができる。
実施の形態1、2ともにI/F回路に要求される機能は特許文献1の従来技術に比べ簡易なものである。また、2次キャッシュにSRAMを用いているためDRAM使用時のようにリフレッシュ電流を必要とせず省電力の面でも優れている。
なお、本実施の形態で説明した情報処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置及び情報処理方法は、外部記憶媒体に対するデータへのアクセス速度を高速化し、情報処理の処理効率の向上に有効であり、特に、外部記憶媒体との間でデジタル情報の記録、再生を頻繁におこなうPC(パーソナル・コンピュータ)や、デジタルカメラ、携帯型音楽再生装置等に適している。
情報処理装置100の構成を示すブロック図である。 情報処理装置100の動作の流れを表すフローチャートである。 情報処理装置300の構成を示すブロック図である。 SRAM群301へデータの格納処理を示すブロック図である。 SRAM0上でジャンプ命令や、コール命令が生じた場合のデータの格納処理を示すブロック図である。 先読み機能を実現するためのデータの格納方法を示すブロック図である。
符号の説明
100,300 情報処理装置
101 制御部(CPU)
102 集積回路(ASIC)
103 キャッシュメモリ(SRAM)
104 外部記憶部(SDカード)
105 I/F回路
301 SRAM群
401 SDカードのメモリ領域
401a ブートプログラムの命令領域
401b ブートプログラムのデータ領域
601 SRAM群(先読み専用キャッシュ)
602 SRAM群(汎用キャッシュ)

Claims (8)

  1. データにもとづき制御処理をおこなう制御手段と、
    前記制御手段からのデータ要求に対しセクタ単位でアクセスがおこなわれる外部記憶手段と、
    前記外部記憶手段の単位セクタと同じ容量のデータを記憶する内部記憶手段と、
    前記制御手段の要求するデータが前記内部記憶手段に存在する場合、前記内部記憶手段から前記制御手段に直接データ供給し、前記制御手段の要求するデータが前記外部記憶手段に存在する場合、前記外部記憶手段から前記制御手段へデータ供給するとともに、同じデータを前記内部記憶手段に格納するアクセス仲介手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記内部記憶手段を複数備え、前記アクセス仲介手段は、前記制御手段が制御処理をおこなうための命令コードと前記命令コードの対象データを前記内部記憶手段にそれぞれ格納することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記アクセス仲介手段は、複数の前記内部記憶手段のうち記憶されている内容の古い前記内部記憶手段から順にデータを上書き・更新することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記アクセス仲介手段は、複数の前記内部記憶手段を先読み専用部と、汎用部とにグループ分けをおこない、前記制御手段の要求する命令コードが格納されているセクタを前記外部記憶手段から読み出し、当該読み出し時に前記命令コードのセクタと、この命令コードのセクタに連続するセクタを、つぎに供給すべき命令コードとして前記先読み専用部に格納することを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 外部記憶手段から読み出したデータを内部記憶手段に格納し、制御手段によって制御処理をおこなう情報処理方法において、
    データにもとづき制御処理をおこなう制御工程と、
    前記制御工程が要求するデータを前記外部記憶手段からセクタ単位で取得する外部記憶取得工程と、
    前記外部記憶取得工程が取得したデータを前記内部記憶手段にセクタ単位で保持する内部記憶工程と、
    前記制御工程によって要求されたデータが前記内部記憶手段に保持されている場合、前記内部記憶手段にセクタ単位で保持されているデータを前記制御手段に供給し、前記制御手段によって要求されたデータが前記内部記憶手段に保持されていない場合、前記外部記憶取得工程によって前記外部記憶手段からデータを取得し、前記制御工程にデータを供給するアクセス仲介工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 前記アクセス仲介工程は、命令コードと前記命令コードの対象データを前記内部記憶手段の異なるセクタにそれぞれ格納することを特徴とする請求項5に記載の情報処理方法。
  7. 前記アクセス仲介工程は、前記内部記憶手段に記憶されたデータを、内容の古い順に上書き・更新することを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記アクセス仲介工程は、前記内部記憶手段のセクタを先読み専用部と、汎用部とにグループ分けをおこない、前記制御工程によって要求された命令コードが格納されているセクタを前記外部記憶手段から読み出し、当該読み出し時に前記命令コードのセクタと、この命令コードのセクタに連続するセクタを、つぎに供給すべき命令コードとして前記先読み専用部に格納することを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理方法。


JP2004183055A 2004-06-21 2004-06-21 情報処理装置及び情報処理方法 Expired - Fee Related JP4664011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004183055A JP4664011B2 (ja) 2004-06-21 2004-06-21 情報処理装置及び情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004183055A JP4664011B2 (ja) 2004-06-21 2004-06-21 情報処理装置及び情報処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006004387A true JP2006004387A (ja) 2006-01-05
JP4664011B2 JP4664011B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=35772708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004183055A Expired - Fee Related JP4664011B2 (ja) 2004-06-21 2004-06-21 情報処理装置及び情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4664011B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014048751A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法
JP2014220011A (ja) * 2006-01-17 2014-11-20 メモリー テクノロジーズ リミティド ライアビリティ カンパニー Mmc/sdデバイスからホストデバイスをブートする方法,mmc/sdデバイスからブート可能なホストデバイス及びホストデバイスをブートできるmmc/sdデバイス

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0192855A (ja) * 1987-10-02 1989-04-12 Fujitsu Ltd ディスクキャッシュ制御方式
JPH06110786A (ja) * 1992-09-29 1994-04-22 Nec Corp 光磁気ディスクブートキャッシュシステム
JPH0736784A (ja) * 1993-07-23 1995-02-07 Ricoh Co Ltd 外部記憶装置
JPH09212661A (ja) * 1996-02-06 1997-08-15 Sony Computer Entertainment:Kk 画像生成装置
JPH10154101A (ja) * 1996-11-26 1998-06-09 Toshiba Corp データ記憶システム及び同システムに適用するキャッシュ制御方法
JPH11316709A (ja) * 1998-05-01 1999-11-16 Nec Corp ディスク制御装置及び方法
JP2001101076A (ja) * 1999-10-04 2001-04-13 Alps Electric Co Ltd ディスク制御装置
JP2001134488A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Hitachi Ltd ディスク記憶装置用キャッシュ制御方法
JP2001154983A (ja) * 1999-12-01 2001-06-08 Nec Corp コンテンツ提供装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体
JP2001290705A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Nintendo Co Ltd オンチップキャッシュのソフトウェア管理方法および装置
JP2003196155A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Toshiba Corp ディスク装置及び同装置のキャッシュ制御方法
JP2004506256A (ja) * 2000-06-23 2004-02-26 インテル・コーポレーション 不揮発性キャッシュ

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0192855A (ja) * 1987-10-02 1989-04-12 Fujitsu Ltd ディスクキャッシュ制御方式
JPH06110786A (ja) * 1992-09-29 1994-04-22 Nec Corp 光磁気ディスクブートキャッシュシステム
JPH0736784A (ja) * 1993-07-23 1995-02-07 Ricoh Co Ltd 外部記憶装置
JPH09212661A (ja) * 1996-02-06 1997-08-15 Sony Computer Entertainment:Kk 画像生成装置
JPH10154101A (ja) * 1996-11-26 1998-06-09 Toshiba Corp データ記憶システム及び同システムに適用するキャッシュ制御方法
JPH11316709A (ja) * 1998-05-01 1999-11-16 Nec Corp ディスク制御装置及び方法
JP2001101076A (ja) * 1999-10-04 2001-04-13 Alps Electric Co Ltd ディスク制御装置
JP2001134488A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Hitachi Ltd ディスク記憶装置用キャッシュ制御方法
JP2001154983A (ja) * 1999-12-01 2001-06-08 Nec Corp コンテンツ提供装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体
JP2001290705A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Nintendo Co Ltd オンチップキャッシュのソフトウェア管理方法および装置
JP2004506256A (ja) * 2000-06-23 2004-02-26 インテル・コーポレーション 不揮発性キャッシュ
JP2003196155A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Toshiba Corp ディスク装置及び同装置のキャッシュ制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014220011A (ja) * 2006-01-17 2014-11-20 メモリー テクノロジーズ リミティド ライアビリティ カンパニー Mmc/sdデバイスからホストデバイスをブートする方法,mmc/sdデバイスからブート可能なホストデバイス及びホストデバイスをブートできるmmc/sdデバイス
JP2014048751A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4664011B2 (ja) 2011-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7055000B1 (en) Disk drive employing enhanced instruction cache management to facilitate non-sequential immediate operands
US6782454B1 (en) System and method for pre-fetching for pointer linked data structures
US20050268046A1 (en) Compressed cache lines incorporating embedded prefetch history data
US11416256B2 (en) Selectively performing ahead branch prediction based on types of branch instructions
JP2007011523A (ja) データの先読み方法及び計算機システム
US10489296B2 (en) Quality of cache management in a computer
JP2010198610A (ja) データ処理装置および方法
RU2390855C2 (ru) Индикатор изменений для уменьшения потребления энергии при неудачных обращениях к кэш-памяти
JP7096840B2 (ja) 能力メタデータを管理するための装置及び方法
US8966186B2 (en) Cache memory prefetching
JP2019521447A (ja) キャッシュエントリ転送のためにキャッシュ位置情報を記憶するシステム及び方法
JP4666511B2 (ja) データ処理におけるメモリキャッシング
WO2010024071A1 (ja) キャッシュメモリ、そのシステム、その利用方法及びその利用プログラム
US7437504B2 (en) Reading a storage medium
JP2006309734A (ja) 演算処理装置および演算処理装置を用いた電子機器
CN104516827B (zh) 一种读缓存的方法及装置
JP4664011B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
US11226819B2 (en) Selective prefetching in multithreaded processing units
US7805572B2 (en) Cache pollution avoidance
US8214597B2 (en) Cache tentative read buffer
JP3974131B2 (ja) キャッシュメモリを制御するための方法と装置
JP2002108705A (ja) キャッシュ汚染減少方法および装置
JP2010026969A (ja) データ処理装置
US9760488B2 (en) Cache controlling method for memory system and cache system thereof
JP2000047942A (ja) キャッシュメモリ制御装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060726

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees